(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-12
(54)【発明の名称】前立腺マッサージ機
(51)【国際特許分類】
A61H 15/00 20060101AFI20250204BHJP
A61H 19/00 20060101ALI20250204BHJP
【FI】
A61H15/00 350A
A61H19/00
A61H15/00 390D
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024545163
(86)(22)【出願日】2023-01-18
(85)【翻訳文提出日】2024-07-26
(86)【国際出願番号】 KR2023000842
(87)【国際公開番号】W WO2023146201
(87)【国際公開日】2023-08-03
(31)【優先権主張番号】10-2022-0011217
(32)【優先日】2022-01-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0026665
(32)【優先日】2022-03-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524282984
【氏名又は名称】ユン、ジュン ヒョン
【氏名又は名称原語表記】YUN,Jun Hyeong
【住所又は居所原語表記】(Songjeong-dong)9-20,Sinsi-ro 22-gil,Gumi-si,Gyeongsangbuk-do 39283,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】ユン、ジュン ヒョン
【テーマコード(参考)】
4C074
4C100
【Fターム(参考)】
4C074AA01
4C074BB05
4C074CC01
4C074CC11
4C074DD01
4C074EE02
4C074FF01
4C074GG03
4C074HH02
4C100AE05
4C100AF02
4C100AF03
4C100AF04
4C100AF12
4C100BA02
4C100BB03
4C100CA03
4C100DA12
4C100DA20
4C100EA09
(57)【要約】
本発明は簡単な構造で圧迫強度を可変しながらマッサージを具現できる前立腺マッサージ機を提供することを目的とする。本発明の前立腺マッサージ機(200)は、ベース体(210)と、前記ベース体に構成されるレール支持部(230)と、固定軸(231)を介在して前記レール支持部に一端が回動可能であるように傾いて配置されて支持されるレール(220)と、前記固定軸に結合されて前記レールの他端を持ち上げるように前記レールの一端に弾性支持されるテンションスプリング(233)と、前記レールに沿って移動するマッサージ固まり(240)と、前記マッサージ固まりに一端がリンクされるアーム(250)と、前記アームの他端にリンクされて前記アームを前後進させるアーム駆動モータ(260)と、前記マッサージ固まりの一部が露出されるように直線状の溝(271)が構成される上板カバー(270)からなり、前記マッサージ固まり(240)は前記アームの一端がリンクされる移動固まり(241)と、前記移動固まりに立設される衝撃吸収棒(242)と、前記衝撃吸収棒の上端に結合されて回動自在に構成されるマッサージローラ(243)からなり、前記マッサージローラ(243)の円周面の一部が前記上板カバー(270)に構成される直線状の溝(271)の外側に突出して露出されるように構成される。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース体と、前記ベース体に構成されるレール支持部と、固定軸を介在して前記レール支持部に一端が回動可能であるように傾いて配置されて支持されるレールと、前記レールに沿って移動するマッサージ固まりと、前記マッサージ固まりに一端がリンクされるアームと、前記アームの他端にリンクされて前記アームを前後進させるアーム駆動部材と、前記マッサージ固まりの一部が露出されるように直線状の溝が構成される上板カバーからなり、
前記マッサージ固まりは前記アームの一端がリンクされる移動固まりと、前記移動固まりに立設される衝撃吸収棒と、前記衝撃吸収棒の上端に結合されて回動自在に構成されるマッサージローラからなり、前記マッサージローラの円周面の一部が前記上板カバーに構成される直線状の溝の外側に露出されることを特徴とする、前立腺マッサージ機。
【請求項2】
前記アームと前記アーム駆動部材の間には偏心カムが介在されることを特徴とする、請求項1に記載の前立腺マッサージ機。
【請求項3】
前記衝撃吸収棒にはスプリングが追加で構成されることを特徴とする、請求項1に記載の前立腺マッサージ機。
【請求項4】
前記ベース体上に前記レールの他端部を選択的に弾性支持したり選択的に支持できるように構成されるレール支持固まりが構成されることを特徴とする、請求項1に記載の前立腺マッサージ機。
【請求項5】
前記固定軸に結合されて前記レールの他端を持ち上げるように前記レールの一端に弾性支持される第1弾性部材が構成されることを特徴とする、請求項1に記載の前立腺マッサージ機。
【請求項6】
前記レール支持固まりは前記レールの他端部を選択的に支持する筒状のチャンバと、前記筒状のチャンバの内側に装着されて前記レールの他端部を選択的に弾性支持する第2弾性部材と、前記チャンバの下端に構成されるスリット型溝と、前記スリット型溝に駆動モータを介在して進退可能であるように構成されるスライド板を含み、前記スライド板の進退によって前記第2弾性部材の上端が前記筒状のチャンバの上側に突出したり前記筒状のチャンバの内側に後退するように構成されることを特徴とする、請求項4に記載の前立腺マッサージ機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は前立腺マッサージ機に関し、さらに詳細には、人体の肛門と生殖器の間の血流を促進できるようにマッサージ効率を改善して、男性には前立腺疾患を予防し女性には尿失禁疾患を予防できるマッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
人体の前立腺および尿路は肛門と生殖器の中間位置である会陰部にあるが、その会陰部に適当な振動や圧迫を加えてマッサージをする場合、前立腺および尿路の機能低下や疾患の発生を予防できると知られている。
一般的な前立腺マッサージ機の一例は大韓民国特許登録番号第10-1525585号に記載されている。
【0003】
従来前立腺マッサージ機100は
図1および
図2のように、室内の底面に支持されるように両側に底フレーム50と中間フレーム60が構成され、上部の丸棒取っ手70まで垂直軸40、41で連結されて一体をなすように構成される。
【0004】
中間フレーム60の間には直径20~30cm範囲の自転回転体10の円形ホイール12の一部の部分が椅子板材30の水平面の外側に突出し、突出されたホイール部が体重によって回転され得る構造で構成される。
【0005】
また、両側の中間フレーム60の上端部はレール61が構成され、前記中間フレーム60と上部丸棒取っ手70の間に水平に設置される椅子板材30は中央部に15~30cm範囲の長軸ホール状の孔31が形成される。孔31には中間フレーム60に支持される自転回転体10のホイール突出部が椅子板材30の水平面を基準として1~3cm上部で突出する形態で構成される。椅子板材30の両側の底部にはレールホルダ32が固定され、両側のレールホルダ32は中間フレーム60の上端に形成されたレール61を包み込む構造で構成される。
【0006】
前記構造は、利用者が椅子板材30に座って上部の丸棒取っ手70を把持して椅子板材30を前後に往復移動させることによって、自転回転体10のホイール突出部が人体の肛門と生殖器の間の会陰部を圧迫してマッサージできるように作用する。
【0007】
また、中間フレーム60は上部中央部にレール61が設置されて椅子板材30のレールホルダ32がレール61を包み込んでレールホルダ32がレール(61)から外れないように構成される。椅子板材30の底面の両側には底部のレールホルダ32が椅子板材30に固定されるための凹溝形態のねじ結合具33が構成される。
【0008】
一方、自転回転体10は底面固定板23に連結される固定軸22と固定軸22を収容する収容溝21aが形成された∪字状支持具21に連係されて衝撃緩衝部が構成される。底面固定板23に連結されている固定軸22に弾性スプリング24が内蔵されて∪字状支持具21の下端部によって圧迫を受ける構造をなし、固定軸の上端部22aが∪字状支持具21の中央部に形成された収容溝21aの内側にシリンダーの形態で位置するようにして、利用者が椅子板材30に座って自転回転体10の突出部を圧迫しながら前後に往復移動する時に前記自転回転体10が下部に約2~10mm範囲で押されてから再び弾性によって元の位置に戻る構造を有するように作用する。
【0009】
前記自転回転体10は円形ホイール12を熱伝導率が高い銅などの金属材質で構成することができ、円形ホイール12の一側に温水注入口14およびゴムキャップ(15)を構成することができる。
【0010】
前記のように構成される従来前立腺マッサージ機100は、利用者が椅子板材30に座ってレールに沿って自らが椅子板材30を往復移動させなければならないため、使用が不便な短所がある。
【0011】
また、マッサージ作用をする自転回転体10の弾性荷重が弾性スプリング24の作用のみでなされるため、椅子板材30の位置にかかわらずマッサージの圧迫強度が一定であるため、マッサージの触感および効率が劣る構造的な問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】大韓民国特許登録番号第10-1525585号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は前記のような問題点を改善するために案出されたもので、簡単な構造で圧迫強度を可変しながらマッサージを具現できる前立腺マッサージ機を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、マッサージ圧迫強度を利用者が調節して使用できる前立腺マッサージ機を提供することにある。
本発明の他の目的は、マッサージローラ接触部の触感品質が改善された前立腺マッサージ機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記目的達成のために本発明の前立腺マッサージ機はベース体と、前記ベース体に構成されるレール支持部と、固定軸を介在して前記レール支持部に一端が回動可能であるように傾いて配置されて支持されるレールと、前記レールに沿って移動するマッサージ固まりと、前記マッサージ固まりに一端がリンクされるアームと、前記アームの他端にリンクされて前記アームを前後進させるアーム駆動部材と、前記マッサージ固まりの一部が露出されるように直線状の溝が構成される上板カバーからなり、
【0015】
前記マッサージ固まりは前記アームの一端がリンクされる移動固まりと、前記移動固まりに立設される衝撃吸収棒と、前記衝撃吸収棒の上端に結合されて回動自在に構成されるマッサージローラからなり、前記マッサージローラの円周面の一部が前記上板カバーに構成される直線状の溝の外側に露出されることを特徴とする。
また、前記固定軸に結合されて前記レールの他端を持ち上げるように前記レールの一端に弾性支持される第1弾性部材が構成されることを特徴とする。
また、前記ベース体上に前記レールの他端部を選択的に弾性支持したり選択的に支持できるように構成されるレール支持固まりを具備する。
【0016】
また、前記レール支持固まりは前記レールの他端部を選択的に支持する筒状のチャンバと、前記筒状のチャンバの内側に装着されて前記レールの他端部を選択的に弾性支持する第2弾性部材と、前記チャンバの下端に構成されるスリット型溝と、前記スリット型溝に駆動モータを介在して進退可能であるように構成されるスライド板と、前記スライド板の進退によって前記第2弾性部材の上端が前記筒状のチャンバの上側に突出したり前記筒状のチャンバの内側に後退するように構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明はベース体と、前記ベース体に構成されるレール支持部と、固定軸を介在して前記レール支持部に一端が回動可能であるように傾いて配置されて支持されるレールと、前記固定軸に結合されて前記レールの他端を持ち上げるように前記レールの一端に弾性支持される第1弾性部材と、前記レールに沿って移動するマッサージ固まりと、前記マッサージ固まりに一端がリンクされるアームと、前記アームの他端にリンクされて前記アームを前後進させるアーム駆動部材と、前記マッサージ固まりの一部が露出されるように直線状の溝が構成される上板カバーと、前記ベース体上に前記レールの他端部を選択的に弾性支持したり選択的に支持できるように構成されるレール支持固まりからなり、
【0018】
前記マッサージ固まりは前記アームの一端がリンクされる移動固まりと、前記移動固まりに立設される衝撃吸収棒と、前記衝撃吸収棒の上端に結合されて回動自在に構成されるマッサージローラからなり、前記マッサージローラの円周面の一部が前記上板カバーに構成される直線状の溝の外側に露出される構造を有する前立腺マッサージ機を構成することによって、マッサージローラの位置により圧迫強度を可変しながらマッサージがなされるようにする効果を得ることができる。
【0019】
また、レール支持固まりを利用してレールを選択的に弾性支持するように構成することによって利用者がマッサージの圧迫強度を適切に調整して使用できる効果を得ることができる。
【0020】
また、テンションスプリングからなる弾性部材がレールの一端を傾くように弾性支持している状態でそのレールに沿ってマッサージ固まりが移動するので、レールの位置によりマッサージローラの圧迫強度が変わる効果を得ることができる。
【0021】
すなわち、テンションスプリングと衝撃吸収棒に構成されたスプリングの弾発力が相互作用しても、てこの原理によりレールの上側でマッサージローラの圧迫強度が相対的に小さく作用し、レールの下部側でマッサージローラの圧迫強度が相対的に大きく作用するので、マッサージローラの身体接触部の触感の強度と品質を改善する効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図2】従来前立腺マッサージ機の自転回転体の断面図である。
【
図3】本発明の前立腺マッサージ機の要部立体図である。
【
図4】本発明の前立腺マッサージ機の平面図である。
【
図5】本発明の前立腺マッサージ機の正面図である。
【
図6】本発明の前立腺マッサージ機の側面図である。
【
図7】本発明の前立腺マッサージ機のレールの一端部を透視して示す要部透視図である。
【
図8】本発明の前立腺マッサージ機のマッサージ固まりとレールの結合状態を透視して示す要部透視図である。
【
図9】本発明の前立腺マッサージ機のレール支持固まりが駆動される前の状態を示す図面である。
【
図10】本発明の前立腺マッサージ機のレール支持固まりが駆動された後の状態を示す図面である。
【
図11】本発明の前立腺マッサージ機のマッサージ固まりが下側に移動された状態を示す要部立体図である。
【
図12】本発明の前立腺マッサージ機のマッサージ固まりが下側に移動された状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の前立腺マッサージ機200は、ベース体210と、前記ベース体に構成されるレール支持部230と、固定軸231を介在して前記レール支持部に一端が回動可能であるように傾いて配置されて支持されるレール220と、前記レールに沿って移動するマッサージ固まり240と、前記マッサージ固まりに一端がリンクされるアーム250と、前記アームの他端にリンクされて前記アームを前後進させるアーム駆動モータ260と、前記マッサージ固まりの一部が露出されるように直線状の溝271が構成される上板カバー270からなり、前記マッサージ固まり240は前記アームの一端がリンクされる移動固まり241と、前記移動固まりに立設される衝撃吸収棒242と、前記衝撃吸収棒の上端に結合されて回動自在に構成されるマッサージローラ243からなり、前記マッサージローラ243の円周面の一部が前記上板カバー270に構成される直線状の溝271の外側に突出して露出されるように構成される。
発明の実施のための形態
以下、本発明の前立腺マッサージ機200は、
図3~
図12を参照してその技術構成および作用効果について具体的に説明する。
【0024】
本発明の前立腺マッサージ機200は
図3および
図6のようにベース体210と、レール220と、レール支持部230と、マッサージ固まり240と、アーム250と、アーム駆動部材を構成するアーム駆動モータ260と、上板カバー270と、レール支持固まり280を具備する。
【0025】
本発明の前立腺マッサージ機200は一例として、横400mm、縦300mm、高さ100mmサイズの六面体状で構成され、側部がすべてカバーによって遮蔽されるように構成されるが、説明の便宜のために側部が開放された構造の図面を参照して説明する。
【0026】
レール支持部230はベース体210の底の両側に固定され、前記各レール支持部230には固定軸231を介在してレール220の一端が傾斜するように配置される状態で固定される。前記固定軸231には
図7のように、前記レール220の他端を持ち上げるように前記レールの一端と弾性支持される弾性部材(テンションスプリング:233)が結合される。前記テンションスプリング233の作用によってレール220は固定軸231を基準として他端が上側に回動する弾性力が形成される。
【0027】
マッサージ固まり240は
図6のように、移動固まり241と、移動固まりに立設される衝撃吸収棒242と、衝撃吸収棒の上端に結合されて回動自在に構成されるマッサージローラ243と、衝撃吸収棒と移動固まり241の間に挟まれる第1弾性部材245で構成される。衝撃吸収棒242はマッサージローラの安定した駆動のために上端が30~40度程度折り曲げられた形態で構成される。また、衝撃吸収棒242は公知のショックアブソーバーを利用して構成することができ、マッサージローラ243はシリコン材を含む材質で構成することができる。
【0028】
前記マッサージ固まり240を構成する移動固まり241は
図8のようにレール220に沿って移動するものであり、レール220に配置されたベアリング221によって摩擦なしに滑らかに移動することができる。
【0029】
また、移動固まり241はアーム250の一端にリンクされて固定され、アーム250の他端は偏心カム255に固定される。偏心カム255はアームの駆動モータ260によって回転可能であるように構成され、その偏心カム255の回転によってアーム250を前後進移動させることができる。前記偏心カム255とアームの駆動モータ260の間には図示されていないギヤなどを介在して偏心カム255を回転可能に構成することができる。
【0030】
一方、ベース体210上には
図1、
図6、
図9、
図10、
図11のように、レール220の他端部を選択的に弾性支持したり選択的に支持できるように構成されるレール支持固まり280が構成される。前記レール支持固まり280はレールの他端部を選択的に支持する筒状のチャンバ281と、前記筒状のチャンバの内側に装着されて前記レールの他端部を選択的に弾性支持する第2弾性部材291と、前記チャンバの下端に構成されるスリット型溝282を具備する。前記第2弾性部材291はチャンバ内に装着される。したがって第2弾性部材291は
図9のように、スリット型溝282側に進退するように傾斜して構成されるスライド板290に押されてチャンバ内からチャンバ281の上側に上昇でき、
図10のようにスライド板290をスリット型溝282から取り出すと第2弾性部材291がチャンバ281内に後退することになる。
【0031】
前記スライド板290はモータ286によって駆動されるカム287と、前記カムに偏心するように固定されたアーム288を利用してチャンバ281に構成されたスリット型溝282側に進退する。
【0032】
前記のようにレール支持固まり280を構成することによって、利用者がマッサージ固まり240の圧迫強度を強くしたい時には
図1、
図9のように第2弾性部材291を突出させてレール220を下側で弾性支持するようにする。
【0033】
その反対に、マッサージ固まり240の圧迫強度を弱くしたい時には
図10、
図11のように第2弾性部材291をチャンバ281内に後退させてレール220と第2弾性部材が291が接触しないようにする。第2弾性部材291がチャンバ281内に後退された状態でマッサージ固まり240の圧迫強度は相対的に弱いが、レール220は筒状のチャンバ281と接触してストッパーされる位置までのみ下降する。
【0034】
一方、上板カバー270には前記マッサージ固まりを構成するマッサージローラ243の円周面の一部が突出して露出される直線状の溝271が構成される。前記直線状の溝271に突出して露出されるマッサージローラ243の円周面部分が、利用者の身体と接触過程で回動して利用者の会陰部を刺激できるようにする。前記直線状の溝271に突出して露出されるマッサージローラ243の高さは、上板カバー270または上板カバー270の下面に構成される別途のストッパー(図示されず)を利用して適切に規制することができる。
【0035】
前記のように構成される本発明の前立腺マッサージ機200は利用者が上板カバー270に着座すると、
図3、
図4のようにマッサージローラ243が上側に位置した状態で上板カバー270の直線状の溝271を通じて露出されるマッサージローラ243が、アームの駆動モータ260の駆動により下側に移動を繰り返しながら利用者の会陰部部分を圧迫移動しながらマッサージがなされる。
【0036】
特に、本発明はテンションスプリング233と衝撃吸収棒242に構成された第1弾性部材245の弾発力が相互作用しても、テンションスプリング233がレール220の一端を傾くように弾性支持している状態でそのレールに沿ってマッサージ固まり240が移動するので、てこの原理によりレール220の上側でマッサージローラ243の圧迫強度が相対的に小さく作用し、レール220の下部側でマッサージローラ243の圧迫強度が相対的に大きく作用して、ローラの移動および回転過程でローラの身体接触部の触感の強度と品質を改善する長所がある。
【0037】
また、レール支持固まり280を利用してレール220を選択的に弾性支持できるため、マッサージ過程で利用者の好みによりマッサージの圧迫強度を適切に調整できる長所がある。
また、マッサージ機能をさらに向上させるために移動固まり241に振動装置(図示されず)を追加で構成してもよい。
【0038】
以上で説明した本発明の前立腺マッサージ機200は前記に例示された図面構造および説明内容に限定されるものではなく、本発明の請求の範囲と発明の目的の範疇内で多様に変形して実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
簡単な構造で圧迫強度を可変しながらマッサージを実行できるマッサージ機を提供する。
【符号の説明】
【0040】
200:前立腺マッサージ機
210:ベース体
220:レール
221:ベアリング
230:レール支持部
231:固定軸
233、245、291:スプリング
240:マッサージ固まり
241:移動固まり
242:衝撃吸収棒
243:マッサージローラ
250、288:アーム
255:偏心カム
260:アーム駆動モータ
270:上板カバー
280:レール支持固まり
281:筒状のチャンバ
282:スリット型溝
286:モータ
287:カム
290:スライド板
【国際調査報告】