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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-14
(54)【発明の名称】天然の抗菌性組成物
(51)【国際特許分類】
   A01N 65/00 20090101AFI20250206BHJP
   A01P 3/00 20060101ALI20250206BHJP
   A01N 37/36 20060101ALI20250206BHJP
   A01N 65/08 20090101ALI20250206BHJP
   A01N 43/18 20060101ALI20250206BHJP
   A61K 31/7028 20060101ALI20250206BHJP
   A61K 8/9789 20170101ALI20250206BHJP
   A61Q 19/10 20060101ALI20250206BHJP
   A61Q 5/00 20060101ALI20250206BHJP
   A61Q 11/00 20060101ALI20250206BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20250206BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20250206BHJP
   A61P 31/12 20060101ALI20250206BHJP
   A61P 33/00 20060101ALI20250206BHJP
   A61P 31/00 20060101ALI20250206BHJP
   A61P 31/04 20060101ALI20250206BHJP
   A61K 31/351 20060101ALI20250206BHJP
   A61K 36/575 20060101ALI20250206BHJP
   A61K 36/48 20060101ALI20250206BHJP
   A61K 47/26 20060101ALI20250206BHJP
   A61K 47/28 20060101ALI20250206BHJP
【FI】
A01N65/00 A
A01P3/00
A01N37/36
A01N65/08
A01N43/18 B
A61K31/7028
A61K8/9789
A61Q19/10
A61Q5/00
A61Q11/00
A61Q19/00
A61P43/00 121
A61P31/12
A61P33/00
A61P31/00
A61P31/04
A61K31/351
A61K36/575
A61K36/48
A61K47/26
A61K47/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024539792
(86)(22)【出願日】2022-01-27
(85)【翻訳文提出日】2024-08-20
(86)【国際出願番号】 IL2022050124
(87)【国際公開番号】W WO2023144809
(87)【国際公開日】2023-08-03
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518373863
【氏名又は名称】バイオ-アクティブス シナージオ リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Bio-Actives Synergio Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】シルバースタイン,トヴァ
(72)【発明者】
【氏名】ベソノフ,アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】ルッツ,レイチェル
(72)【発明者】
【氏名】バルチチャット,サブリナ
(72)【発明者】
【氏名】シャレフ,タル
(72)【発明者】
【氏名】ドヴァッシュ,タマル
(72)【発明者】
【氏名】アフェック,アリエ
(72)【発明者】
【氏名】カガン,アリエ シャロム
(72)【発明者】
【氏名】シガウィ,エヤル
【テーマコード(参考)】
4C076
4C083
4C086
4C088
4H011
【Fターム(参考)】
4C076AA99
4C076EE58R
4C076FF39
4C083AA111
4C083AA112
4C083AD391
4C083AD392
4C083AD491
4C083AD492
4C083AD531
4C083AD532
4C083BB48
4C083CC02
4C083CC05
4C083CC22
4C083CC31
4C083CC41
4C083DD31
4C083FF01
4C086AA01
4C086AA02
4C086BA07
4C086EA04
4C086EA19
4C086MA03
4C086MA04
4C086NA05
4C086ZB32
4C086ZB33
4C086ZB35
4C086ZB37
4C086ZC75
4C088AB12
4C088AB59
4C088BA08
4C088MA08
4C088NA14
4C088ZB32
4C088ZB33
4C088ZB35
4C088ZB37
4C088ZC75
4H011AA01
4H011AA03
4H011BA06
4H011BB06
4H011BB08
4H011BB22
4H011DA13
(57)【要約】
本開示は、一般的に、抽出物、例えば植物抽出物の組み合わせに基づく天然の抗菌性組成物に関する。より具体的には、本開示は、少なくとも1つのサポニン抽出物と、エゴノキ属(エゴノキ属抽出物)、バルサムノキ属(バルサムノキ属(Miroxylon)抽出物)、ミロカルパス属(ミロカルパス属抽出物)およびそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物とを含む抗菌性組成物であって、サポニン抽出物が、エゴノキ属、バルサムノキ属、またはミロカルパス属の前記植物種、および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である、抗菌性組成物を提供する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのサポニン抽出物と、エゴノキ属(エゴノキ属抽出物)、バルサムノキ属(バルサムノキ属(Miroxylon)抽出物)、ミロカルパス属(ミロカルパス属抽出物)およびそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物とを含む抗菌性組成物であって、前記サポニン抽出物が、エゴノキ属、バルサムノキ属、またはミロカルパス属の前記植物種、および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である、抗菌性組成物。
【請求項2】
前記少なくとも1つの追加の植物抽出物が、ニッケイ属抽出物、ボタン属抽出物、アキギリ属抽出物、モクレン属抽出物、コミフォラ属抽出物、ボスウェリア属抽出物、フタバガキ属抽出物、コパイバ属抽出物、ヒイラギトラノオ属抽出物、イブキジャコウソウ属抽出物、ハナハッカ属抽出物、オガルカヤ属抽出物、イノンド属抽出物、フトモモ属抽出物、クロタネソウ属抽出物、ピメンタ属抽出物、および植物源から抽出されたマルトール、ならびにそれらの混合物から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記少なくとも1つの追加の植物源が、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、パエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)抽出物、サルビア・オフィキナリス(Salvia officinalis)抽出物、マグノリア・オフィシナリス(Magnolia officinalis)抽出物、コンミフォラ・ミルラ(Commiphora myrrha)抽出物、ボスウェリア・セラータ(Boswellia serrata)抽出物、ディプテロカルパス・ツルビナトゥス(Dipterocarpus turbinatus)抽出物、コパイバ・ラングスドルフィ(Copaiba langsdorffii)抽出物、マルピギア・グラブラ(Malpighia glabra)またはマルピギア・エマルギナタ(Malpighia emarginata)抽出物、ティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris)抽出物、オリガヌム・ブルガレ(Origanum vulgare)抽出物、キンボポゴン・キトラトゥス(Cymbopogon citratus)抽出物、アネサム・グラベオレンス(Anethum graveolens)抽出物、シジギウム・アロマティクム(Syzygium aromaticum)抽出物、ニゲラ・サティバ(Nigella sativa)抽出物、ピメンタ・ディオイカ(Pimenta dioica)抽出物、およびそれらの混合物から選択される、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
前記追加の植物抽出物が、植物源から抽出されたマルトールである、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項5】
前記追加の植物源の前記抽出物と、前記少なくとも1つの植物抽出物との間の重量比が、約1:400~400:1、約1:200~200:1、約1:100~100:1、約1:50~50:1、約1:20~20:1、または約1:10~10:1である、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
前記サポニン抽出物と、前記少なくとも1つの植物抽出物との間の重量比が、約1:50~約50:1である、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
前記サポニン抽出物と、前記追加の植物源の前記抽出物との間の重量比が、約1:200~200:1、約1:100~100:1、約1:50~50:1、約1:20~20:1、または約1:10~10:1である、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
前記少なくとも1つの植物抽出物が、桂皮酸、桂皮酸誘導体および/または安息香酸誘導体の少なくとも1つを含有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
前記少なくとも1つの植物抽出物における桂皮酸、桂皮酸誘導体および安息香酸誘導体の総量が、約0.001~80wt%である、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記桂皮酸誘導体が、桂皮酸P-クマリル、桂皮酸コニフェリル、桂皮酸シンナミル、桂皮酸ベンジル、桂皮酸(cinammic acid)エステル、およびそれらの組み合わせから選択される、請求項8または9に記載の組成物。
【請求項11】
前記安息香酸誘導体が、安息香酸コニフェリル、安息香酸シンナミル、安息香酸P-クマリル、ピノレシノール、安息香酸エステルおよびそれらの組み合わせから選択される、請求項8から10のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項12】
前記少なくとも1つの植物抽出物が、エゴノキ属抽出物である、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】
前記エゴノキ属抽出物が、スティラックス・パラレロネウルス(Styrax paralleloneurus)(スマトラベンゾイン)、スティラックス・トンキネンシス(Styrax tonkinensis)(シャムベンゾイン)、スティラックス・フォルモサヌス(Styrax formosanus)、スティラックス・ペルウィアナム(Styrax peruvianum)、スティラックス・トルー(Styrax tolu)およびそれらの混合物の抽出物である、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
前記エゴノキ属抽出物が、前記エゴノキ属の前記少なくとも1つの植物種の樹皮または樹脂から得られる、請求項12または13に記載の組成物。
【請求項15】
少なくとも1つの添加物をさらに含む、請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項16】
前記少なくとも1つの添加物が、シキミ酸およびクエン酸から選択される、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
前記サポニン抽出物が、シカカイ、ダイズ、インゲンマメ、エンドウマメ(ピースム・サティウム(Pisum sativum))、ムラサキウマゴヤシ、茶、ホウレンソウ、テンサイ、キノア、リコリス、ヒマワリ、セイヨウトチノキ、チョウセンニンジン、エンバク、トウガラシ属トウガラシ、ナス、トマト種子、ネギ属、アスパラガス、ヤムイモ、フェヌグリーク、ユッカおよびチョウセンニンジン、ムラサキウマゴヤシ、リョクトウ、ブプレウルム・ファルカタム(Bupleurum falcatum)、カメリア・オレイフェラ(Camellia oleifera)、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)、デスモジウム・アドセンデス(Desmodium adscendens)、カスミソウ、パナックス・クインケフォリウス(Panax quinqufolius)、パナックス・ジャポニクス(Panax japonicas)、キラヤ・サポナリア(Quillaja saponaria)、サピンドゥス・デラバイ(Sapindus delavayi)、サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)、サピンドゥス・マルギナツス(Sapindus marginatus)、サピンドゥス・サポナリア(Sapindus saponaria)、サピンダス・トリフォリアトゥス(Sapindus trifoliatus)、サポナリア・オフィシナリス(Saponaria officinalis)、およびユッカ・シジゲラ(Yucca schidigera)またはそれらの任意の混合物から選択される植物源から得られる、請求項1から16のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項18】
前記サポニン抽出物が、カメリア・オレイフェラ(Camellia oleifera)、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)、キラヤ・サポナリア(Quillaja saponaria)、サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)、サピンドゥス・サポナリア(Sapindus saponaria)、およびサポナリア・オフィシナリス(Saponaria officinalis)またはそれらの任意の混合物から選択される植物源から得られる、請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
前記サポニン抽出物が、前記組成物の少なくとも0.001wt%の含有量である、請求項1から18のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項20】
約0.001~2wt%の含有量でサポニン抽出物を含む、請求項1から19のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項21】
抗菌有効量の薬剤の混合物を含む抗菌性組成物であって、前記薬剤の混合物が、少なくとも1つのサポニン抽出物、エゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の少なくとも1つの植物抽出物、ならびに追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物からなり、前記サポニン抽出物が、前記少なくとも1つの植物種および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である、抗菌性組成物。
【請求項22】
抗菌有効量の薬剤の混合物を含む抗菌性組成物であって、前記薬剤の混合物が:
カメリア・オレイフェラ(Camellia oleifera)抽出物、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)抽出物、キラヤ・サポナリア(Quillaja saponaria)抽出物、サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)抽出物、サピンドゥス・サポナリア(Sapindus saponaria)抽出物、およびサポナリア・オフィシナリス(Saponaria officinalis)抽出物、ならびにそれらの任意の混合物から選択されるサポニン抽出物、
スティラックス・パラレロネウルス(Styrax paralleloneurus)(スマトラベンゾイン)、スティラックス・トンキネンシス(Styrax tonkinensis)(シャムベンゾイン)、スティラックス・フォルモサヌス(Styrax formosanus)、スティラックス・ペルウィアナム(Styrax peruvianum)、スティラックス・トルー(Styrax tolu)およびそれらの混合物由来のエゴノキ属抽出物、ならびに
ニッケイ属抽出物、ボタン属抽出物、アキギリ属抽出物、モクレン属抽出物、コミフォラ属抽出物、ボスウェリア属抽出物、フタバガキ属抽出物、コパイバ属抽出物、ヒイラギトラノオ属またはイブキジャコウソウ属抽出物、ハナハッカ属抽出物、オガルカヤ属抽出物、イノンド属抽出物、フトモモ属抽出物、クロタネソウ属抽出物、ピメンタ属抽出物、およびそれらの混合物から選択される追加の植物源由来の少なくとも1つの植物抽出物;
ならびに場合によっては少なくとも1つの添加物
からなる、抗菌性組成物。
【請求項23】
少なくとも1つのサポニン抽出物と、エゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の少なくとも1つの植物抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物との組み合わせからなる追加の抗菌性組成物であって、前記サポニン抽出物が、前記少なくとも1つの植物種および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である、追加の抗菌性組成物。
【請求項24】
抗菌活性が、細菌、真菌、酵母、カビ、古細菌、原生生物、ウイルスおよび藻類から選択される微生物に対するものである、請求項1から23のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項25】
防腐剤製剤、抗菌製剤、医薬組成物、殺菌製剤および化粧品製剤として配合される、請求項1から24のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項26】
抗菌性組成物であって、
(a)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物およびマルトールを含む組成物;
(b)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、マルトール、およびクエン酸を含む組成物;
(c)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物およびキンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物を含む組成物;
(d)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物およびマルトールを含む組成物;
(e)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびマグノリア・オフィシナリス(Magnolia officinalis)抽出物を含む組成物;
(f)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびパエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)抽出物を含む組成物;
(g)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、クエン酸およびマルトールを含む組成物;
(h)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、およびクエン酸を含む組成物;
(i)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、パエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)抽出物、クエン酸およびマルトールを含む組成物;
(j)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、およびサルビア・オフィキナリス(Salvia officinalis)抽出物を含む組成物;
(k)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、およびシキミ酸を含む組成物;
(l)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびニゲラ・サティバ(Nigella sativa)抽出物を含む組成物;
(m)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびピメンタ・ディオイカ(Pimenta dioica)抽出物を含む組成物;
(n)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびキンボポゴン・キトラトゥス(Cymbopogon citrus)抽出物を含む組成物;
(o)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびサルビア・オフィキナリス(Salvia officinalis)葉抽出物を含む組成物;
(p)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびマルピギア・エマルギナタ(Malpighia emarginata)抽出物を含む組成物
(q)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris)抽出物を含む組成物;
(r)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびオリガヌム・ブルガレ(Origanum vulgare)抽出物を含む組成物;ならびに
(s)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびシジギウム・アロマティクム(Syzygium aromaticum)抽出物を含む組成物
から選択される抗菌性組成物。
【請求項27】
抗菌活性の遅延がある、請求項1から26のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項28】
前記組成物に対する微生物の連続曝露の少なくとも5時間から観察可能な抗菌活性を示す、請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
請求項1から28のいずれか一項において定義された通りの前記組成物を含む、防腐剤製剤。
【請求項30】
製品中の病原体集団を抑制するか、低減するか、阻害するか、または完全に排除する、請求項29に記載の防腐剤製剤。
【請求項31】
請求項1から28のいずれか一項において定義された通りの前記組成物および薬学的に許容される担体または希釈剤を含む、医薬組成物。
【請求項32】
請求項1から28のいずれか一項において定義された通りの前記組成物を含む、消毒剤。
【請求項33】
請求項1から28のいずれか一項において定義された通りの前記組成物を含む、化粧品。
【請求項34】
石鹸、ヘアケア製品、オーラルケア製品およびスキンケア製品から選択される、請求項33に記載の化粧品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般的に、抽出物、例えば植物抽出物の組み合わせに基づく天然の抗菌性組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧品や食品で使用される合成防腐剤の安全性について、特にそれらの蓄積とそれに続く健康への影響についての社会的関心によって、保健当局は、合成防腐剤の適用濃度を下げるか、さらには禁止に追い込まれている。植物抗菌性物質などの代替物は、多くの研究の焦点であるが、効果が弱く、範囲が狭く、価格が高いため、合成防腐剤の代わりに使用されることは稀である。
【0003】
参考文献
現在開示されている主題の背景として関連があると考えられる参考文献を以下に列記する。
[1]"The saponins - polar isoprenoids with important and diverse biological activities" A. Osbourn, et al., Nat. Prod. Rep., 2011, 28, 1261
[2]国際公開第2000/072861号パンフレット
[3]国際公開第1998/048768号パンフレット
[4]米国特許出願公開第2006/0018867号明細書
[5]国際公開第2009/153800号パンフレット
[6]国際公開第2012/07719号パンフレット
[7]国際公開第2012/077120号パンフレット
[8]中国特許出願公開第101085222号明細書
[9]国際公開第2001/47481号パンフレット
[10]国際公開第2017/191629号パンフレット
【発明の概要】
【0004】
サポニンは保存特性を示すが、多くの微生物学的汚染物質に対しては不十分であると判明することが多い。本明細書で開示される本発明の発明者らは、驚いたことに、少なくとも1つのサポニン材料および種々の植物種の抽出物の組成物が、生理活性、例えば抗菌活性を示し、この活性が、各成分について個々に示される活性よりも優れており、同じ用途について既知の化学的(すなわち非天然の)代替物に少なくとも匹敵し、時にはさらに優れていることを見出した。
【0005】
したがって、その態様の1つにおいて、本開示は、少なくとも1つのサポニン抽出物と、エゴノキ属(エゴノキ属抽出物)、バルサムノキ属(バルサムノキ属(Miroxylon)抽出物)、ミロカルパス属(ミロカルパス属抽出物)およびそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物を含む抗菌性組成物であって、サポニン抽出物が、エゴノキ属、バルサムノキ属、またはミロカルパス属の前記植物種、および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である抗菌性組成物を提供する。
【0006】
その別の態様において、本開示は、少なくとも1つのサポニン抽出物と、エゴノキ属の少なくとも1つの植物種から得られる少なくとも1つの植物抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物とを含む抗菌性組成物であって、サポニン抽出物が、エゴノキ属の前記植物種および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である抗菌性組成物を提供する。
【0007】
別の態様において、本開示は、サポニン抽出物と、エゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の少なくとも1つの植物抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物とを含む組成物であって、サポニン抽出物が、エゴノキ属、バルサムノキ属およびミロカルパス属の前記植物種ならびに前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来であり、エゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属抽出物が、桂皮酸、桂皮酸誘導体および/または安息香酸誘導体の少なくとも1つを含有する組成物を提供する。
【0008】
本開示の別の態様は、抗菌有効量の薬剤の混合物を含む抗菌性組成物であって、薬剤の混合物が、少なくとも1つのサポニン抽出物と、エゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の少なくとも1つの植物抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物とからなり、サポニン抽出物が、前記少なくとも1つの植物種および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である抗菌性組成物を提供する。
【0009】
また、さらなる態様は、少なくとも1つのサポニン抽出物と、エゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の少なくとも1つの植物抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物との組み合わせからなる追加の組成物であって、サポニン抽出物が、前記少なくとも1つの植物種および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である追加の組成物を提供する。
【0010】
その別の態様において、本開示は、本明細書における種々の実施形態において定義された通りの本開示の組成物を含む化粧用製剤またはクレンジング製剤を提供する。
【0011】
さらに別の態様において、本開示は、本明細書に記載の本開示の組成物を含む防腐剤製剤を提供する。
【0012】
本明細書で使用されるように、抽出物という用語は、植物から単離された有効成分または画分を指し、典型的には溶媒抽出によるが、それ自体既知である他の抽出技術もまた、考えられる。本開示にしたがって使用されるあらゆる植物抽出物を得るための抽出方法は、特に指示がない限り、一般的に使用されるあらゆる技術および当技術分野で既知のバリエーションで実行することが可能である。
【0013】
本開示の組成物を調製するために使用される植物種の抽出物は、配合よりも前、配合の前に調製されてもよく、市販されているものであってもよい。抽出物は、さらなる精製なしで使用されてもよい。
【0014】
本明細書で使用されるサポニン材料は、当技術分野で既知の少なくとも1つの天然に得られるサポニン化合物である。天然源から単離される場合、サポニン材料は、その実質的に純粋な形(すなわち少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも92%、少なくとも95%、または少なくとも98%の純度)で使用されてもよく、当技術分野で既知の方法により単離されるサポニン含有抽出物(本明細書では簡潔にするために「サポニン抽出物」とも呼ばれる)として使用されてもよい。
【0015】
本開示によれば、サポニン含有抽出物は、抽出物の乾性内容物の総重量のうち少なくとも0.2%~95wt%のサポニンを含有する。いくらかの実施形態において、本開示にしたがって使用される抽出物は、抽出物の乾性内容物の総重量のうち0.2%~99wt%のサポニンを含む。
【0016】
いくらかの実施形態において、この組成物に使用されるサポニン抽出物は、抽出物の乾性内容物の総重量のうち約10%~約80wt%のサポニンを含む可能性がある。他の実施形態において、サポニン抽出物は、抽出物の乾性内容物の総重量のうち約10%~約60wt%のサポニン、約10%~約50wt%のサポニン、約10%~約40wt%のサポニン、約10%~約30wt%のサポニン、さらには約10%~約20wt%のサポニンを含む可能性がある。いくらかの実施形態において、サポニン抽出物は、抽出物の乾性内容物の総重量のうち約0.2%~約10wt%のサポニンを含む。
【0017】
天然源から単離される場合、サポニン抽出物は、その実質的に純粋な形(すなわち少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも92%、少なくとも95%、または少なくとも98%の純度)で使用される可能性がある。
【0018】
サポニン含有抽出物は、サポニンを含むことが既知であるあらゆる天然源から得られる可能性がある。そのような天然源は、植物源である可能性があり、その一部は以下に詳述されているが、動物源や、ヒトデおよびナマコなどの海洋生物などの非植物源由来であってもよい。本開示のいくらかの実施形態において、サポニンは、自然に生育したか、サポニン含有量が高くなるように遺伝子組換えされた植物源から抽出物される。いくらかの実施形態において、サポニン材料は、溶媒、水、アルコールまたは水/アルコール溶液を使用することによる、植物源からの抽出により得られる。いくらかの実施形態において、アルコールは、エタノールまたはメタノールである。
【0019】
サポニン材料は、植物源から得られる可能性がある。植物源は、シカカイ、ダイズ、インゲンマメ、エンドウマメ(ピースム・サティウム(Pisum sativum))、ムラサキウマゴヤシ、茶、ホウレンソウ、テンサイ、キノア、リコリス、ヒマワリ、セイヨウトチノキ、チョウセンニンジン、エンバク、トウガラシ属トウガラシ、ナス、トマト種子、ネギ属、アスパラガス、ヤムイモ、フェヌグリーク、ユッカおよびチョウセンニンジン、ムラサキウマゴヤシ、リョクトウ、ブプレウルム・ファルカタム(Bupleurum falcatum)、カメリア・オレイフェラ(Camellia oleifera)、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)、デスモジウム・アドセンデス(Desmodium adscendens)、カスミソウ、パナックス・クインケフォリウス(Panax quinqufolius)、パナックス・ジャポニクス(Panax japonicas)、キラヤ・サポナリア(Quillaja saponaria)、サピンドゥス・デラバイ(Sapindus delavayi)、サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)、サピンドゥス・マルギナツス(Sapindus marginatus)、サピンドゥス・サポナリア(Sapindus saponaria)、サピンダス・トリフォリアトゥス(Sapindus trifoliatus)、サポナリア・オフィシナリス(Saponaria officinalis)、およびユッカ・シジゲラ(Yucca schidigera)またはそれらの任意の混合物から選択され得る。
【0020】
いくらかの実施形態において、サポニン抽出物は、カメリア・オレイフェラ(Camellia oleifera)、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)、キラヤ・サポナリア(Quillaja saponaria)、サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)、サピンドゥス・サポナリア(Sapindus saponaria)、およびサポナリア・オフィシナリス(Saponaria officinalis)またはそれらの任意の混合物から選択される植物源から得られる。他の実施形態において、サポニン抽出物は、カメリア・オレイフェラ(Camellia oleifera)、キラヤ・サポナリア(Quillaja saponaria)および/またはサピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)から得られる。サポニン含有材料は、濾過、遠心分離、再結晶化、蒸留、吸着、クロマトグラフ法、分画などを含む、当技術分野で既知の任意の手段により精製され得る。
【0021】
サポニン抽出物は、葉、幹、根、球根、花および果実(果実の皮、果肉および種子を含む)を含む、植物の任意の部分から得られる可能性がある。いくらかの実施形態において、抽出物は、サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)の子嚢果皮、またはカメリア・オレイフェラ(Camellia oleifera)の種子粕から得られる。
【0022】
本開示の組成物は、いくらかの実施形態では、少なくとも0.001wt%のサポニンを含む可能性がある。いくらかの実施形態において、組成物は、約0.01~2wt%、約0.01~1.5wt%、さらには約0.01~1wt%のサポニンを含む。
【0023】
上で述べたように、サポニン抽出物に加えて、組成物は、エゴノキ属(エゴノキ属抽出物)、バルサムノキ属(バルサムノキ属(Miroxylon)抽出物)、ミロカルパス属(ミロカルパス属抽出物)およびそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物とを含む。サポニンが植物抽出物から得られる場合、サポニン抽出物が、エゴノキ属の前記植物種および前記追加の植物源とは異なるサポニン源に由来することに注意するべきである。
【0024】
エゴノキ属は、エゴノキ科の小径木または灌木の群を含み、これらは多くの場合、少なくとも安息香酸、安息香酸コニフェリルおよび他の化合物を含有するガム様樹脂を分泌する。ガム様樹脂または樹皮は、「ベンゾイン樹脂」と呼ばれることが多い。抽出物が、その属内で選択される1つ以上の植物の抽出物であり得ることを認識するべきである。
【0025】
いくらかの実施形態において、エゴノキ属の植物は、スティラックス・アグレスティス(Styrax agrestis)、スティラックス・アメリカヌス(Styrax americanus)、スティラックス・アルゲンテウス(Styrax argenteus)、スティラックス・アルゲンティフォリウス(Styrax argentifolius)、スティラックス・アルギロフィラス(Styrax argyrophyllus)、スティラックス・バシャネンシス(Styrax bashanensis)、スティラックス・ベンゾイデス(Styrax benzoides)、スティラックス・ベンゾイン(Styrax benzoin)、スティラックス・カルベセンス(Styrax calvescens)、スティラックス・カムポルム(Styrax camporum)、スティラックス・キネンシス(Styrax chinensis)、スティラックス・クリソカルプス(Styrax chrysocarpus)、スティラックス・コンヒューゼス(Styrax confuses)、スティラックス・クロトノイデス(Styrax crotonoides)、スティラックス・ダシャンザス(Styrax dasyanthus)、スティラックス・ファベリ(Styrax faberi)、スティラックス・フェラックス(Styrax ferax)、スティラックス・フェルギネウス(Styrax ferrugineus)、スティラックス・フォルモサヌス(Styrax formosanus)、スティラックス・フォベロラリア(Styrax foveolaria)、スティラックス・フラセレンシス(Styrax fraserensis)、スティラックス・グランディフロールス(Styrax grandiflorus)、スティラックス・グランディフォリウス(Styrax grandifolius)、スティラックス・ハイナネンシス(Styrax hainanensis)、スティラックス・ヘムスレイアヌス(Styrax hemsleyanus)、スティラックス・フーケリー(Styrax hookeri)、スティラックス・フアヌス(Styrax huanus)、スティラックス・ヤリスカナ(Styrax jaliscana)、スティラックス・ヤポニカス(Styrax japonicas)、スティラックス・リムプリッチ(Styrax limpritchii)、スティラックス・リッセオイデス(Styrax litseoides)、スティラックス・ロキセンシス(Styrax loxensis)、スティラックス・マクランザス(Styrax macranthus)、スティラックス・マコロカルプス(Styrax macrocarpus)、スティラックス・マルティ(Styrax martii)、スティラックス・マセウシィ(Styrax mathewsii)、スティラックス・オバッシア(Styrax obassia)、スティラックス・オドラティスシムス(Styrax odoratissimus)、スティラックス・オフィシナリス(Styrax officinalis)、スティラックス・パラレロネウルス(Styrax paralleloneurus)(スマトラベンゾイン)、スティラックス・パルビフォリウム(Styrax parvifolium)、スティラックス・ペルキンシアエ(Styrax perkinsiae)、スティラックス・ペルウィアナム(Styrax peruvianum)、スティラックス・フィラデルフォイレス(Styrax philadelphoides)、スティラックス・プラタニフォリウス(Styrax platanifolius)、スティラックス・ポーリイ(Styrax pohlii)、スティラックス・ポルトリセンシス(Styrax portoricensis)、スティラックス・レディビブス(Styrax redivivus)、スティラックス・ロゼウス(Styrax roseus)、スティラックス・ルゴサス(Styrax rugosus)、スティラックス・シュベリエンス(Styrax schweliense)、スティラックス・セルルラタス(Styrax serrulatus)、スティラックス・シライアヌム(Styrax shiraianum)、スティラックス・ソシアリス(Styrax socialis)、スティラックス・スベリフォリウス(Styrax suberifolius)、スティラックス・スパイイ(Styrax supaii)、スティラックス・タフェルベルゲニス(Styrax tafelbergensis)、スティラックス・トルー(Styrax tolu)、スティラックス・トンキネンシス(Styrax tonkinensis)(シャムベンゾイン)、スティラックス・フェイトチオルム(Styrax veitchiorum)、スティラックス・ビルカバンバエ(Styrax vilcabambae)、スティラックス・ウイルソニィ(Styrax wilsonii)、スティラックス・ブユアネンシス(Styrax wuyuanensis)、スティラックス・チェジアンゲニス(Styrax zhejiangensis)およびそれらの混合物から選択され得る。
【0026】
いくらかの実施形態において、エゴノキ属の植物は、スティラックス・パラレロネウルス(Styrax paralleloneurus)(スマトラベンゾイン)、スティラックス・トンキネンシス(Styrax tonkinensis)(シャムベンゾイン)、スティラックス・フォルモサヌス(Styrax formosanus)、スティラックス・ペルウィアナム(Styrax peruvianum)、スティラックス・トルー(Styrax tolu)およびそれらの混合物から選択される。
【0027】
いくらかの他の実施形態において、エゴノキ属の植物は、スティラックス・パラレロネウルス(Styrax paralleloneurus)(スマトラベンゾイン)である。
【0028】
他の実施形態において、エゴノキ属の植物は、スティラックス・トンキネンシス(Styrax tonkinensis)(シャムベンゾイン)である。
【0029】
さらなる実施形態において、エゴノキ属の植物は、スティラックス・フォルモサヌス(Styrax formosanus)である。
【0030】
いくらかのさらなる実施形態において、エゴノキ属の植物は、スティラックス・ペルウィアナム(Styrax peruvianum)である。
【0031】
またさらなる実施形態において、エゴノキ属の植物は、選択されたスティラックス・トルー(Styrax tolu)である。
【0032】
いくらかの実施形態によれば、エゴノキ属抽出物は、樹脂および/または樹皮を、適切な溶媒、典型的に疎水性の溶媒、例えば少なくとも1つの油(例えばパラフィン油、トリグリセリド、非トリグリセリド油など)、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オクタン、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルムなどと混合することにより得られる。
【0033】
他の実施形態において、各植物抽出物(すなわちサポニンおよびエゴノキ属抽出物のいずれかまたは両方)は、市販されている。
【0034】
バルサムノキ属は、マメ科の小径木の群を含み、これらは多くの場合、少なくとも安息香酸、安息香酸コニフェリルおよび他の化合物を含有するガム様樹脂を分泌する。
【0035】
いくらかの実施形態において、少なくとも1つの植物抽出物は、ミロキシロン・バルサム(Myroxylon balsamum)およびミロキシロン・ペルイフェルム(Myroxylon peruiferum)から選択されるバルサムノキ属の植物から得られるバルサムノキ属抽出物である。バルサムノキ属抽出物は、植物の樹脂または樹皮から得ることができる。
【0036】
ミロカルパス属は、マメ科の小径木の群を含み、そのガム様樹脂は、少なくとも安息香酸、安息香酸コニフェリルおよび他の化合物を含む。
【0037】
いくらかの実施形態において、少なくとも1つの植物抽出物は、ミロカルパス・ファスチギアツス(Myrocarpus fastigiatus)、ミロカルパス・フロンドサス(Myrocarpus frondosus)、ミロカルパス・レプロサス(Myrocarpus leprosus)およびミロカルパス・ベネズエレンシス(Myrocarpus venezuelensis)から選択されるミロカルパス属の植物から得られるミロカルパス属抽出物である。いくらかの実施形態によれば、ミロカルパス属(Myrocarus)抽出物は、ミロカルパス・ファスチギアツス(Myrocarpus fastigiatus)抽出物である。ミロカルパス属抽出物は、植物の樹脂または樹皮から得ることができる。
【0038】
本開示の組成物は、いくらかの実施形態では、少なくとも0.001wt%のエゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属由来の植物抽出物を含む可能性がある。いくらかの実施形態において、組成物は、約0.001~5wt%の植物抽出物を含む。いくらかの実施形態において、組成物は、約0.001~4wt%、約0.001~3wt%、さらには約0.001~2wt%の植物抽出物を含む。他の実施形態において、組成物は、約0.005~5wt%、約0.01~5wt%、約0.03~5wt%、さらには約0.05~5wt%の植物抽出物を含む。いくらかの他の実施形態において、組成物は、約0.005~4wt%、約0.01~3wt%、約0.03~2.5wt%、さらには約0.05~2wt%の植物抽出物を含む。
【0039】
発明者らは、エゴノキ属(バルサムノキ属およびミロカルパス属と同様に)の天然抽出物が種々の化合物を含有し、サポニン含有抽出物と配合されると、化学的(すなわち非天然の)代替物と比較して匹敵するか、さらには優れた保存特性が得られることを与えることを見出した。
【0040】
したがって、本開示は、サポニン抽出物と、エゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物とを含む組成物であって、サポニン抽出物が、エゴノキ属、バルサムノキ属およびミロカルパス属の前記植物種ならびに前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来であり、エゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属抽出物が、桂皮酸、桂皮酸誘導体および/または安息香酸誘導体の少なくとも1つを含有する組成物を提供する。
【0041】
いくらかの実施形態において、少なくとも1つの植物抽出物における桂皮酸、桂皮酸誘導体および安息香酸誘導体の総量は、少なくとも0.001wt%、少なくとも0.01wt%、さらには少なくとも0.1wt%である。他の実施形態において、少なくとも1つの植物抽出物における桂皮酸、桂皮酸誘導体および安息香酸誘導体の総量は、最大で10wt%であり得る。いくらかの他の実施形態において、少なくとも1つの植物抽出物における桂皮酸、桂皮酸誘導体および安息香酸誘導体の総量は、約0.001~10wt%、約0.01~10wt%、約0.1~10wt%、さらには約1~10wt%であり得る。
【0042】
誘導体という用語は、本明細書で定義されるように、誘導体が、親化合物と同様または類似の特性/活性を有するように、1つまたは複数の元素、置換基および/または官能基によって親化合物とは異なる親化合物(例えば桂皮酸または安息香酸)から誘導される化学修飾化合物を指す。
【0043】
いくらかの実施形態において、桂皮酸誘導体は、桂皮酸P-クマリル、桂皮酸コニフェリル、桂皮酸シンナミル、桂皮酸ベンジル、桂皮酸エステルなど、およびそれらの組み合わせから選択される。
【0044】
他の実施形態において、安息香酸誘導体は、安息香酸コニフェリル、安息香酸シンナミル、安息香酸P-クマリル、安息香酸エステルなど、およびそれらの組み合わせから選択される。
【0045】
エゴノキ属抽出物は、種々のテルペンおよびテルペノイド、ならびにピノレシノールなどの他のフェノール誘導体をさらに含む可能性がある。
【0046】
さらに、誘導体が天然源から得られてもよく、人工的に合成されてもよいことに注意するべきである。したがって、その態様の別の1つにおいて、本開示は、サポニン抽出物と、桂皮酸、桂皮酸誘導体および/または安息香酸誘導体の少なくとも1つを含む製剤とを含む組成物を提供する。
【0047】
いくらかの実施形態において、桂皮酸、桂皮酸誘導体および/または安息香酸誘導体は、エゴノキ属の少なくとも1つの植物種の樹脂もしくは樹皮由来のエゴノキ属抽出物の成分(そのため組成物のサポニン抽出物がエゴノキ属の前記植物種とは異なるサポニン源に由来する)、またはバルサムノキ属の少なくとも1つの植物種の樹脂もしくは樹皮由来のバルサムノキ属抽出物の成分、および/またはミロカルパス属の少なくとも1つの植物種の樹脂もしくは樹皮由来のミロカルパス属抽出物の成分であり得る。
【0048】
一般的に、本開示の組成物において、サポニン抽出物と、少なくとも1つの植物抽出物との間の重量対重量比(wt/wt)は、1:50~50:1(サポニン材料:植物抽出物)の範囲であり得る。いくらかの実施形態において、サポニン抽出物と、少なくとも1つの植物抽出物との間の重量対重量比は、約1:50、約1:45、約1:30、約1:25、約1:20、約1:15、約1:10、約1:8、約1:7、約1:6、約1:5、約1:4、約1:3、約1:2、約1:1、約2:1、約3:1、約4:1、約5:1、約6:1、約7:1;約8:1、約10:1、約15:1、約20:1、約25:1、約30:1、約35:1、約40:1、約45:1、または約50:1である。
【0049】
他の実施形態において、サポニン抽出物と、少なくとも1つの植物抽出物との間の重量比は、1:20~20:1であり得る。他の実施形態において、サポニン抽出物と、少なくとも1つの植物抽出物との間の重量比は、1:10~10:1であり得る。いくらかの他の実施形態において、重量比は1:5~5:1である。
【0050】
いくらかの実施形態では、追加の植物抽出物と、少なくとも1つの植物(すなわちエゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属)抽出物との間の重量対重量比(wt/wt)は、約1:400~400:1、約200:1~1:200、さらには約1:100~100:1の範囲であり得る。いくらかの実施形態において、追加の植物抽出物と、少なくとも1つの植物抽出物との間の重量対重量比は、約1:100、約1:90、約1:80、約1:70、約1:60、約1:50、約1:40、約1:30、約1:20、約1:19、約1:18、約1:17、約1:16、約1:15、約1:14、約1:13、約1:12、約1:11、約1:10、約1:9、約1:8、約1:7、約1:6、約1:5、約1:4、約1:3、約1:2、約1:1、約2:1、約3:1、約4:1、約5:1、約6:1、約7:1;約8:1、約9:1、約10:1、約11:1、約12:1、約13:1、約14:1、約15:1、約16:1、約17:1、約18:1、約19:1、約20:1、約30:1、約40:1、約50:1、約60:1、約70:1、約80:1、約90:1または約100:1である。
【0051】
他の実施形態において、追加の植物抽出物と、少なくとも1つの植物抽出物との間の重量比は、1:25~25:1であり得る。いくらかの他の実施形態において、重量比は1:20~20:1である。
【0052】
組成物における追加の植物抽出物の含有量は、いくらかの実施形態では、少なくとも0.001wt%であり得る。いくらかの実施形態において、組成物における追加の植物抽出物の含有量は、約0.005~2wt%、約0.01~1.5wt%、さらには約0.02~1wt%であり得る。
【0053】
本開示の組成物において、サポニン抽出物と、追加の植物抽出物との間の重量対重量比(wt/wt)は、1:200~200:1(サポニン材料:追加の植物抽出物)の範囲であり得る。いくらかの実施形態において、サポニン抽出物と、追加の植物抽出物との間の重量対重量比は、約1:200、約1:175、約1:150、約1:125、約1:100、約1:75、約1:50、約1:45、約1:30、約1:25、約1:20、約1:15、約1:10、約1:8、約1:7、約1:6、約1:5、約1:4、約1:3、約1:2、約1:1、約2:1、約3:1、約4:1、約5:1、約6:1、約7:1;約8:1、約10:1、約15:1、約20:1、約25:1、約30:1、約35:1、約40:1、約45:1、約50:1、約75:1、約100:1、約125:1、約150:1、約175:1、さらには200:1の間である。
【0054】
他の実施形態において、サポニン抽出物と、追加の植物抽出物との間の重量比は、100:1~1:100であり得る。いくらかの他の実施形態において、重量比は50:1~1:50である。さらに他の実施形態において、重量比は20:1~1:20である。いくらかのさらなる実施形態において、重量比は10:1~1:10である。
【0055】
いくらかの実施形態によれば、追加の植物抽出物は、ニッケイ属、ボタン属、アキギリ属、モクレン属、コミフォラ属、ボスウェリア属、フタバガキ属、コパイバ属、ヒイラギトラノオ属、イブキジャコウソウ属、ハナハッカ属、オガルカヤ属、イノンド属、フトモモ属、クロタネソウ属、ピメンタ属の少なくとも1つの植物種の抽出物、および植物源から抽出されたマルトール、ならびにそれらの混合物から選択され得る。
【0056】
いくらかの実施形態では、追加の植物抽出物は、ニッケイ属、ボタン属、モクレン属、ピメンタ属、およびオガルカヤ属、ならびにそれらの混合物の少なくとも1つの植物種の抽出物から選択される。
【0057】
いくらかの他の実施形態では、追加の植物抽出物は、アキギリ属、コミフォラ属、ボスウェリア属、フタバガキ属、コパイバ属、ヒイラギトラノオ属、イブキジャコウソウ属、ハナハッカ属、イノンド属、およびフトモモ属、ならびに植物源から抽出されるマルトール、ならびにそれらの混合物から選択され得る。
【0058】
追加の抽出物が、ニッケイ属、ボタン属、アキギリ属、モクレン属、コミフォラ属、ボスウェリア属、フタバガキ属、コパイバ属、ヒイラギトラノオ属、イブキジャコウソウ属、ハナハッカ属、オガルカヤ属、イノンド属、フトモモ属、クロタネソウ属、ピメンタ属から、または異なる属から選択される1つ以上の植物の抽出物であり得ることが理解されるべきである。個々に調製および配合されたものであっても、植物源(植物部分)の混合物からワンポットで調製されたものであっても、本開示が、そのような抽出物の混合物を含む組成物もさらに考えられることにさらに注意するべきである。
【0059】
ニッケイ属は、クスノキ科に属する常緑の香木および灌木の属であり、とりわけ、キンナモムム・アキュミナチフォリウム(Cinnamomum acuminatifolium)、キンナモムム・アクミナティッシムム(Cinnamomum acuminatissimum)、キンナモムム・アクタツム(Cinnamomum acutatum)、キンナモムム・アフリカヌム(Cinnamomum africanum)、キンナモムム・アグレガツム(Cinnamomum aggregatum)、キンナモムム・アライニー(Cinnamomum alainii)、キンナモムム・アラツム(Cinnamomum alatum)、キンナモムム・アルビフロラム(Cinnamomum albiflorum)、キンナモムム・アルシニー(Cinnamomum alcinii)、キンナモムム・アレクセイ(Cinnamomum alexei)、キンナモムム・アリベルティー(Cinnamomum alibertii)、キンナモムム・アルテルニフォリウム(Cinnamomum alternifolium)、キンナモムム・アルティッシムム(Cinnamomum altissimum)、キンナモムム・アッマンニー(Cinnamomum ammannii)、キンナモムム・アモエヌム(Cinnamomum amoenum)、キンナモムム・アムプレキシカウレ(Cinnamomum amplexicaule)、キンナモムム・アムプリフォリウム(Cinnamomum amplifolium)、キンナモムム・アナカルディウム(Cinnamomum anacardium)、キンナモムム・アンデルソニー(Cinnamomum andersonii)、キンナモムム・アングスチフォリウム(Cinnamomum angustifolium)、キンナモムム・アングスティテパルム(Cinnamomum angustitepalum)、キンナモムム・アンティラルム(Cinnamomum antillarum)、キンナモムム・アペリアヌム(Cinnamomum appelianum)、キンナモムム・アルブスキュルム(Cinnamomum arbusculum)、キンナモムム・アルクボルディアヌム(Cinnamomum archboldianum)、キンナモムム・アレオラトコスタエ(Cinnamomm areolatocostae)、キンナモムム・アレオラツム(Cinnamomum areolatum)、キンナモムム・アルファケンス(Cinnamomum arfakense)、キンナモムム・アルゲンテウム(Cinnamomum argenteum)、キンナモムム・アルセネイ(Cinnamomum arsenei)、キンナモムム・アサグレイイ(Cinnamomum asa-grayi)、キンナモムム・アッサミクム(Cinnamomum assamicum)、キンナモムム・アウブレティー(Cinnamomum aubletii)、キンナモムム・アウレオフルブム(Cinnamomum aureo-fulvum)、キンナモムム・オーストラル(Cinnamomum austral)、キンナモムム・アウストロシネンス(Cinnamomum austro-sinense)、キンナモムム・アウストロユンナンエンス(Cinnamomum austro-yunnanense)、キンナモムム・バヒアヌム(Cinnamomum bahianum)、キンナモムム・バヒエンス(Cinnamomum bahiense)、キンナモムム・バイレヤヌム(Cinnamomum baileyanum)、キンナモムム・バイロニイ(Cinnamomum baillonii)、キンナモムム・バランサエ(Cinnamomum balansae)、キンナモムム・バモエンス(Cinnamomum bamoense)、キンナモムム・バルバトアキシラツム(Cinnamomum barbato-axillatum)、キンナモムム・バーベイアナム(Cinnamomum barbeyanum)、キンナモムム・バーロウイイ(Cinnamomum barlowii)、キンナモムム・バルセイフォリウム(Cinnamomum bartheifolium)、キンナモムム・バーシー(Cinnamomum barthii)、キンナモムム・バザニア(Cinnamomum bazania)、キンナモムム・ベッカリー(Cinnamomum beccarii)、キンナモムム・ベジョルゴータ(Cinnamomum bejolghota)、キンナモムム・ベンガレンス(Cinnamomum bengalense)、キンナモムム・ビアフラヌム(Cinnamomum biafranum)、キンナモムム・ビンチュレンス(Cinnamomum bintulense)、キンナモムム・ビルマニクム(Cinnamomum birmanicum)、キンナモムム・ブルメイ(Cinnamomum blumei)、キンナモムム・ボディニエリ(Cinnamomum bodinieri)、キンナモムム・ボニー(Cinnamomum bonii)、キンナモムム・ボンプランディイ(Cinnamomum bonplandii)、キンナモムム・ボルネエンス(Cinnamomum borneense)、キンナモムム・ボウルゲアウヴィアヌム(Cinnamomum bourgeauvianum)、キンナモムム・ボウトニイ(Cinnamomum boutonii)、キンナモムム・ブラチティルスム(Cinnamomum brachythyrsum)、キンナモムム・ブラクテフォリアセウム(Cinnamomum bractefoliaceum)、キンナモムム・ブルマンニイ(Cinnamomum burmannii)、キンナモムム・カンボジアヌム(Cinnamomum cambodianum)、キンナモムム・カンフォーラ(Cinnamomum camphora)、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)、キンナモムム・カウジフェルム(Cinnamomum caudiferum)、キンナモムム・セブエンス(Cinnamomum cebuense)、キンナモムム・カルトフィルム(Cinnamomum chartophyllum)、キンナモムム・キトゥリオドルム(Cinnamomum citriodorum)、キンナモムム・コントラクツム(Cinnamomum contractum)、キンナモムム・クリラワン(Cinnamomum culilawan)、キンナモムム・ドゥビウム(Cinnamomum dubium)、キンナモムム・エレガンス(Cinnamomum elegans)、キンナモムム・フィリペス(Cinnamomum filipes)、キンナモムム・グランデュリフェルム(Cinnamomum glanduliferum)、キンナモムム・グラウケスケンス(Cinnamomum glaucescens)、キンナモムム・イリシオイデス(Cinnamomum ilicioides)、キンナモムム・インプレッシネビウム(Cinnamomum impressinervium)、キンナモムム・イネルス(Cinnamomum iners)、キンナモムム・ジャポニクム(Cinnamomum japonicum)、キンナモムム・ジャバニカム(Cinnamomum javanicum)、キンナモムム・ジェンセニアヌム(Cinnamomum jensenianum)、キンナモムム・カネヒラエ(Cinnamomum kanehirae)、キンナモムム・コトエンス(Cinnamomum kotoense)、キンナモムム・カントンエンス(Cinnamomum kwangtungense)、キンナモムム・リアングイイ(Cinnamomum liangii)、キンナモムム・ロンギパニクラツム(Cinnamomum longepaniculatum)、キンナモムム・ロンギペティオラツム(Cinnamomum longipetiolatum)、キンナモムム・ローレイロイ(Cinnamomum loureiroi)、キンナモムム・マイレイ(Cinnamomum mairei)、キンナモムム・マラバトラム(Cinnamomum malabatrum)、キンナモムム・メルカド(Cinnamomum mercadoi)、キンナモムム・ミクランサム(Cinnamomum micranthum)、キンナモムム・ミガオ(Cinnamomum migao)、キンナモムム・モリフォリウム(Cinnamomum mollifolium)、キンナモムム・オリベリ(Cinnamomum oliveri)、キンナモムム・オスモフロエム(Cinnamomum osmophloeum)、キンナモムム・オヴァリフォリウム(Cinnamomum ovalifolium)、キンナモムム・パルテノキシロン(Cinnamomum parthenoxylon)、キンナモムム・パウシフロルム(Cinnamomum pauciflorum)、キンナモムム・ペドゥンクラーツム(Cinnamomum pedunculatum)、キンナモムム・フィリピネンセ(Cinnamomum philippinense)、キンナモムム・ピングビエネンス(Cinnamomum pingbienense)、キンナモムム・ピットスポロイデス(Cinnamomum pittosporoides)、キンナモムム・プラチフィルルム(Cinnamomum platyphyllum)、キンナモムム・ポルフィリウム(Cinnamomum porphyrium)、キンナモムム・ポルレクツム(Cinnamomum porrectum)、キンナモムム・レティキュラツム(Cinnamomum reticulatum)、キンナモムム・リギディシムス(Cinnamomum rigidissimum)、キンナモムム・サクサタイル(Cinnamomum saxatile)、キンナモムム・セプテントリオナーレ(Cinnamomum septentrionale)、キンナモムム・シンハラジャエンス(Cinnamomum sinharajaense)、キンナモムム・シントク(Cinnamomum sintoc)、キンナモムム・スバウェニウム(Cinnamomum subavenium)、キンナモムム・タマラ(Cinnamomum tamala)、キンナモムム・テヌイピラム(Cinnamomum tenuipilum)、キンナモムム・トンキネンス(Cinnamomum tonkinense)、キンナモムム・トリプリネルベ(Cinnamomum triplinerve)、キンナモムム・サンギ(Cinnamomum tsangii)、キンナモムム・バリディネルベ(Cinnamomum validinerve)、キンナモムム・ヴェルム(Cinnamomum verum)、キンナモムム・ビレンス(Cinnamomum virens)、キンナモムム・ワライワレンス(Cinnamomum walaiwarense)、およびキンナモムム・ウィルソニイ(Cinnamomum wilsonii)の種が含まれる。
【0060】
いくらかの実施形態において、ニッケイ属抽出物は、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)の抽出物である。他の実施形態において、ニッケイ属抽出物は、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)樹皮または小枝の抽出物である。
【0061】
ボタン属は、ボタン科の顕花植物の群、とりわけ、パエオニア・アルジェリエンシス(Paeonia algeriensis)、パエオニア・アノマラ(Paeonia anomala)、パエオニア・アリエティナ(Paeonia arietina)、パエオニア・ブロテリ(Paeonia broteri)、パエオニア・ブロウニイ(Paeonia brownii)、パエオニア・カリフォルニカ(Paeonia californica)、パエオニア・カンベッセデシイ(Paeonia cambessedesii)、パエオニア・クルシイ(Paeonia clusii)、パエオニア・コリアセア(Paeonia coriacea)、パエオニア・コルシカ(Paeonia corsica)、パエオニア・ダウリカ(Paeonia daurica)、パエオニア・エモディ(Paeonia emodi)、パエオニア・インターメディア(Paeonia intermedia)、パエオニア・ケスロウアネンシス(Paeonia kesrouanensis)、パエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)、パエオニア・マイレイ(Paeonia mairei)、パエオニア・マスクラ(Paeonia mascula)、パエオニア・オボバーテ(Paeonia obovate)、パエオニア・オフィキナリス(Paeonia officinalis)、パエオニア・パルナッシカ(Paeonia parnassica)、パエオニア・ペレグリナ(Paeonia peregrina)、パエオニア・ステルニアナ(Paeonia sterniana)、パエオニア・テヌイフォリア(Paeonia tenuifolia)、パエオニア・ベイチイ(Paeonia veitchii)、パエオニア・デコンポシタ(Paeonia decomposita)、パエオニア・デラバイ(Paeonia delavayi)、パエオニア・ジジャネンシス(Paeonia jishanensis)、パエオニア・ルドォロウィイ(Paeonia ludlowii)、パエオニア・オスティア(Paeonia ostia)、パエオニア・キウイ(Paeonia qiui)、およびパエオニア・ロッキイ(Paeonia rockii)の種が含まれる。
【0062】
いくらかの実施形態において、ボタン属抽出物は、パエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)の抽出物である。他の実施形態において、ボタン属抽出物は、パエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)根の抽出物である。
【0063】
アキギリ属は、シソ科の顕花植物の群であり、とりわけ、サルビア・アブスコンディティフロラ(Salvia absconditiflora)、サルビア・アキュミナタ(Salvia acuminata)、サルビア・アデノカウロン(Salvia adenocaulon)、サルビア・アデノフォラ(Salvia Adenophora)、サルビア・アデノフィラ(Salvia adenophylla)、サルビア・アディアンティフォリア(Salvia adiantifolia)、サルビア・アドキソイデス(Salvia adoxoides)、サルビア・アエジプティアカ(Salvia aegyptiaca)、サルビア・アエキデンス(Salvia aequidens)、サルビア・アエキディスタンス(Salvia aequidistans)、サルビア・アエレア(Salvia aerea)、サルビア・エチオピス(Salvia aethiopis)、サルビア・アフリカーナ(Salvia Africana)、サルビア・アフリカーナルテア(Salvia africana-lutea)、サルビア・アラモサナ(Salvia alamosana)、サルビア・アラリフォルミス(Salvia alariformis)、サルビア・アラタ(Salvia alata)、サルビア・アラティペティオラータ(Salvia alatipetiolata)、サルビア・アルバ(Salvia alba)、サルビア・アルビカリクス(Salvia albicalyx)、サルビア・アルビカウリス(Salvia albicaulis)、サルビア・アルビフロラ(Salvia albiflora)、サルビア・アルビマクラタ(Salvia albimaculata)、サルビア・アルボカエルレア(Salvia albocaerulea)、サルビア・アルボロセア(Salvia alborosea)、サルビア・アレクセエンコイ(Salvia alexeenkoi)、サルビア・アルジェリエンシス(Salvia algeriensis)、サルビア・アリシアエ(Salvia aliciae)、サルビア・アルティッシマ(Salvia altissima)、サルビア・アルバジャカ(Salvia alvajaca)、サルビア・アメチスティン(Salvia amethystine)、サルビア・アミッサ(Salvia amissa)、サルビア・アンプレキシコーリス(Salvia amplexicaulis)、サルビア・アンプリカリクス(Salvia amplicalyx)、サルビア・アンプリフロンス(Salvia amplifrons)、サルビア・アナストモサンス(Salvia anastomosans)、サルビア・アナトリカ(Salvia anatolica)、サルビア・アンドレジ(Salvia andreji)、サルビア・アングイコーマ(Salvia anguicoma)、サルビア・アングラテ(Salvia angulate)、サルビア・アングスティアルム(Salvia angustiarum)、サルビア・アピアナ(Salvia apiana)、サルビア・アッパリチイ(Salvia apparicii)、サルビア・アペンディキュラーテ(Salvia appendiculate)、サルビア・アラビカ(Salvia arabica)、サルビア・アラミエンシス(Salvia aramiensis)、サルビア・アルボレスセンス(Salvia arborescens)、サルビア・アルブスキュラ(Salvia arbuscula)、サルビア・アルデュイネルビス(Salvia arduinervis)、サルビア・アレナリア(Salvia arenaria)、サルビア・アレオラーテ(Salvia areolate)、サルビア・アルゲンテア(Salvia argentea)、サルビア・アリアナ(Salvia Ariana)、サルビア・アリディコラ(Salvia aridicola)、サルビア・アリスターテ(Salvia aristate)、サルビア・アリゾニカ(Salvia arizonica)、サルビア・アルトロコマ(Salvia arthrocoma)、サルビア・アルティキュラータ(Salvia articulata)、サルビア・アスペラ(Salvia aspera)、サルビア・アスペラータ(Salvia asperata)、サルビア・アスペリフォリア(Salvia asperifolia)、サルビア・アシュルゲンス(Salvia assurgens)、サルビア・アトロカリクス(Salvia atrocalyx)、サルビア・アトロシアネア(Salvia atrocyanea)、サルビア・アトロパエヌラータ(Salvia atropaenulata)、サルビア・アトロパターナ(Salvia atropatana)、サルビア・アトロプルプレア(Salvia atropurpurea)、サルビア・アトロルブラ(Salvia atrorubra)、サルビア・アウケリ(Salvia aucheri)、サルビア・アウリタ(Salvia aurita)、サルビア・アウストリアカ(Salvia austriaca)、サルビア・アウストロメリッソドラ(Salvia austromelissodora)、サルビア・アクシラリス(Salvia axillaris)、サルビア・アクシリフロラ(Salvia axilliflora)、サルビア・アヤバセンシス(Salvia ayavacensis)、サルビア・アヤヤセンシス(Salvia ayayacensis)、サルビア・アヤタチイ(Salvia aytachii)、サルビア・アズレア(Salvia azurea)、サルビア・バホルコナ(Salvia bahorucona)、サルビア・バイマエンシス(Salvia baimaensis)、サルビア・バランサエ(Salvia balansae)、サルビア・バラウスティナ(Salvia balaustina)、サルビア・バルドシュアニカ(Salvia baldshuanica)、サルビア・バルロティフロラ(Salvia ballotiflora)、サルビア・バルシアナ(Salvia ballsiana)、サルビア・バリエンシス(Salvia bariensis)、サルビア・バレリエリ(Salvia barrelieri)、サルビア・バズマニカ(Salvia bazmanica)、サルビア・ベケリ(Salvia beckeri)、サルビア・ベンサミアナ(Salvia benthamiana)、サルビア・ベツリフォリア(Salvia betulifolia)、サルビア・ビフィドカリクス(Salvia bifidocalyx)、サルビア・ビセラテ(Salvia biserrate)、サルビア・ブランコアナ(Salvia blancoana)、サルビア・ブレファロフィラ(Salvia blepharophylla)、サルビア・ボエゲイ(Salvia boegei)、サルビア・ボゴテンシス(Salvia bogotensis)、サルビア・ブーレアナ(Salvia booleana)、サルビア・ボルジェンシス(Salvia borjensis)、サルビア・ボウレヤナ(Salvia bowleyana)、サルビア・ブラキアンサ(Salvia brachyantha)、サルビア・ブラキロバ(Salvia brachyloba)、サルビア・ブラキロマ(Salvia brachyloma)、サルビア・ブランキオドン(Salvia brachyodon)、サルビア・ブランキオドンタ(Salvia brachyodonta)、サルビア・ブランキフィラ(Salvia brachyphylla)、サルビア・ブラクテアテ(Salvia bracteate)、サルビア・ブランデゲエイ(Salvia brandegeei)、サルビア・ブレビコンネクチバータ(Salvia breviconnectivata)、サルビア・ブレビフロラ(Salvia breviflora)、サルビア・ブレビラブラ(Salvia brevilabra)、サルビア・ブレビペス(Salvia brevipes)、サルビア・ブロウソネティ(Salvia broussonetii)、サルビア・ブキャナニイ(Salvia buchananii)、サルビア・ブチャリカ(Salvia bucharica)、サルビア・ブチイ(Salvia buchii)、サルビア・ブレヤナ(Salvia bulleyana)、サルビア・ブルラータ(Salvia bullulata)、サルビア・カアグアズエンシス(Salvia caaguazuensis)、サルビア・カルボニイ(Salvia cabonii)、サルビア・カブリカ(Salvia cabulica)、サルビア・カカリフォリア(Salvia cacaliifolia)、サルビア・カドミカ(Salvia cadmica)、サルビア・カエスピトサ(Salvia caespitosa)、サルビア・カラミンティフォリア(Salvia calaminthifolia)、サルビア・カルシコーレ(Salvia calcicole)、サルビア・カリフォルニカ(Salvia californica)、サルビア・カロロフォス(Salvia calolophos)、サルビア・カマリフォリア(Salvia camarifolia)、サルビア・カンパニュラーテ(Salvia campanulate)、サルビア・カンピコラ(Salvia campicola)、サルビア・カンポルム(Salvia camporum)、サルビア・カンピロドンタ(Salvia campylodonta)、サルビア・カナリエンシス(Salvia canariensis)、サルビア・カンデラブルム(Salvia candelabrum)、サルビア・カンディカンス(Salvia candicans)、サルビア・カンディディッシマ(Salvia candidissima)、サルビア・カネセンス(Salvia canescens)、サルビア・カピルローサ(Salvia capillosa)、サルビア・カルボノイ(Salvia carbonoi)、サルビア・カルデナシイ(Salvia cardenasii)、サルビア・カルディオフィラ(Salvia cardiophylla)、サルビア・カルドゥアセア(Salvia carduacea)、サルビア・カルネア(Salvia carnea)、サルビア・カッシア(Salvia cassia)、サルビア・カスタネア(Salvia castanea)、サルビア・カタラクタルム(Salvia cataractarum)、サルビア・カウダータ(Salvia caudata)、サルビア・カバレリエイ(Salvia cavaleriei)、サルビア・カイマネンシス(Salvia caymanensis)、サルビア・セドロネルラ(Salvia cedronella)、サルビア・セドローゼンシス(Salvia cedrosensis)、サルビア・セラトフィラ(Salvia ceratophylla)、サルビア・セルラディコーラ(Salvia cerradicola)、サルビア・カラロチルサ(Salvia chalarothyrsa)、サルビア・カマエドリオイデス(Salvia chamaedryoides)、サルビア・カメレアグネア(Salvia chamelaeagnea)、サルビア・カンリョエニカ(Salvia chanryoenica)、サルビア・チャパデンシス(Salvia chapadensis)、サルビア・チャパレンシス(Salvia chapalensis)、サルビア・チアペンシス(Salvia chiapensis)、サルビア・チカモカエ(Salvia chicamochae)、サルビア・チエニー(Salvia chienii)、サルビア・チネンシス(Salvia chinensis)、サルビア・チオナンサ(Salvia chionantha)、サルビア・チオノペプリカ(Salvia chionopeplica)、サルビア・キオノフィラ(Salvia chionophylla)、サルビア・クロロレウカ(Salvia chloroleuca)、サルビア・コラッサニカ(Salvia chorassanica)、サルビア・クリソフィラ(Salvia chrysophylla)、サルビア・チュダエイ(Salvia chudaei)、サルビア・チュンガネンシス(Salvia chunganensis)、サルビア・シリシカ(Salvia cilicica)、サルビア・シニカ(Salvia cinica)、サルビア・シンナバリナ(Salvia cinnabarina)、サルビア・シルシンナータ(Salvia circinnata)、サルビア・クラレンドネンシス(Salvia clarendonensis)、サルビア・クラウサ(Salvia clausa)、サルビア・クレベランディイ(Salvia clevelandii)、サルビア・クリノポディオイデス(Salvia clinopodioides)、サルビア・コアウイレンシス(Salvia coahuilensis)、サルビア・コクシネア(Salvia coccinea)、サルビア・コクヤナ(Salvia cocuyana)、サルビア・コダッジアーナ(Salvia codazziana)、サルビア・コエルレア(Salvia coerulea)、サルビア・コグナータ(Salvia cognata)、サルビア・コロニカ(Salvia colonica)、サルビア・コルンバリアエ(Salvia columbariae)、サルビア・コマヤグアナ(Salvia comayaguana)、サルビア・コンパル(Salvia 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cylindriflora)、サルビア・シニカ(Salvia cynica)、サルビア・ダビエシャネンシス(Salvia dabieshanensis)、サルビア・ダルシー(Salvia darcyi)、サルビア・ダシアンサ(Salvia dasyantha)、サルビア・デキュンベンス(Salvia decumbens)、サルビア・デキュレンス(Salvia decurrens)、サルビア・デンシフロラ(Salvia densiflora)、サルビア・デンタータ(Salvia dentata)、サルビア・デセルタ(Salvia deserta)、サルビア・デセルティ(Salvia deserti)、サルビア・デソレアナ(Salvia desoleana)、サルビア・ディアマンティア(Salvia diamantina)、サルビア・ジクラミス(Salvia dichlamys)、サルビア・ジクロアンサ(Salvia dichroantha)、サルビア・ディギタロイデス(Salvia digitaloides)、サルビア・ディスコロール(Salvia discolor)、サルビア・ディセルマス(Salvia disermas)、サルビア・ディスジュンクタ(Salvia disjuncta)、サルビア・ディバリカテ(Salvia divaricate)、サルビア・ディビノラム(Salvia divinorum)、サルビア・ドリカンタ(Salvia dolichantha)、サルビア・ドロミティカ(Salvia dolomitica)、サルビア・ドンベイ(Salvia dombeyi)、サルビア・ドミニカ(Salvia dominica)、サルビア・ドリシアナ(Salvia dorisiana)、サルビア・ドリイ(Salvia dorrii)、サルビア・ドロボヴィイ(Salvia drobovii)、サルビア・ドルシカ(Salvia drusica)、サルビア・ドリモカリス(Salvia drymocharis)、サルビア・ドリオフィラ(Salvia dryophila)、サルビア・デュゲシアーナ(Salvia dugesiana)、サルビア・デュメトルム(Salvia dumetorum)、サルビア・デュランティフロラ(Salvia 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speirematoides)、サルビア・スファセリフォリア(Salvia sphacelifolia)、サルビア・スファセリオイデス(Salvia sphacelioides)、サルビア・スピノサ(Salvia spinosa)、サルビア・スプレンデス(Salvia splendens)、サルビア・スプルーセイ(Salvia sprucei)、サルビア・スクアレンス(Salvia squalens)、サルビア・スタキディフォリア(Salvia stachydifolia)、サルビア・スタキオイデス(Salvia stachyoides)、サルビア・スタミネア(Salvia staminea)、サルビア・ステノフィラ(Salvia stenophylla)、サルビア・スチバリイ(Salvia stibalii)、サルビア・ストロニフェラ(Salvia stolonifera)、サルビア・ストリアタ(Salvia striata)、サルビア・ストロビラントイデア(Salvia strobilanthoidea)、サルビア・スティフェロス(Salvia styphelos)、サルビア・スバエクアリス(Salvia subaequalis)、サルビア・サブグラブラ(Salvia subglabra)、サルビア・スブハスタータ(Salvia subhastata)、サルビア・サブインチサ(Salvia subincisa)、サルビア・スブムティカ(Salvia submutica)、サルビア・スボブスキュラ(Salvia subobscura)、サルビア・サブパルマチネルビス(Salvia subpalmatinervis)、サルビア・スブパテンス(Salvia subpatens)、サルビア・スブロツンダ(Salvia subrotunda)、サルビア・スブルベンス(Salvia subrubens)、サルビア・スブスカンデンス(Salvia subscandens)、サルビア・スブストロニフェラ(Salvia substolonifera)、サルビア・スクレンシス(Salvia sucrensis)、サルビア・スフルティコサ(Salvia suffruticosa)、サルビア・スマ(Salvia summa)、サルビア・スペルバ(Salvia superba)、サルビア・シノドンタ(Salvia synodonta)、サルビア・シリアカ(Salvia syriaca)、サルビア・タファラエ(Salvia tafallae)、サルビア・タラクサシフォリア(Salvia taraxacifolia)、サルビア・トチハッチェフィイ(Salvia tchihatcheffii)、サルビア・テベサナ(Salvia tebesana)、サルビア・テッディイ(Salvia teddii)、サルビア・テワカナ(Salvia Tehuacana)、サルビア・テネラ(Salvia tenella)、サルビア・テヌイフロラ(Salvia tenuiflora)、サルビア・テピセンシス(Salvia tepicensis)、サルビア・テレサ(Salvia teresae)、サルビア・テスキコーラ(Salvia tesquicola)、サルビア・テトロドンタ(Salvia tetrodonta)、サルビア・テキサナ(Salvia texana)、サルビア・テルマルム(Salvia thermarum)、サルビア・ソマシアーナ(Salvia thomasiana)、サルビア・ソルマンニイ(Salvia thormannii)、サルビア・ティモイデス(Salvia thymoides)、サルビア・シルシフロラ(Salvia thyrsiflora)、サルビア・ティアンスチャニカ(Salvia tianschanica)、サルビア・ティグリネ(Salvia tigrine)、サルビア・ティリフォリア(Salvia tiliifolia)、サルビア・ティンギタナ(Salvia tingitana)、サルビア・トベイ(Salvia tobeyi)、サルビア・トリメンシス(Salvia tolimensis)、サルビア・トメンテラ(Salvia tomentella)、サルビア・トメントーサ(Salvia tomentosa)、サルビア・トナレンシス(Salvia tonalensis)、サルビア・トピエンシス(Salvia topiensis)、サルビア・トルトゥエンシス(Salvia tortuensis)、サルビア・トルトゥオサ(Salvia tortuosa)、サルビア・トウンセンディイ(Salvia townsendii)、サルビア・トラキフィラ(Salvia trachyphylla)、サルビア・トランシマライカ(Salvia transhimalaica)、サルビア・トランシルバニカ(Salvia transsylvanica)、サルビア・トラウトヴェッテリ(Salvia trautvetteri)、サルビア・トリアングラリス(Salvia triangularis)、サルビア・トリコカリシナ(Salvia trichocalycina)、サルビア・トリコクラーダ(Salvia trichoclada)、サルビア・トリコペス(Salvia trichopes)、サルビア・トリコステファナ(Salvia trichostephana)、サルビア・トリキュスピダーテ(Salvia tricuspidate)、サルビア・トリキュスピス(Salvia tricuspis)、サルビア・トリフィリス(Salvia trifilis)、サルビア・トリジュガ(Salvia trijuga)、サルビア・トゥビフェラ(Salvia tubifera)、サルビア・ツビフロラ(Salvia tubiflora)、サルビア・ツブロサ(Salvia tubulosa)、サルビア・トゥルーカイミイ(Salvia tuerckheimii)、サルビア・ツルコマニカ(Salvia turcomanica)、サルビア・トゥルディ(Salvia turdi)、サルビア・トゥルネリ(Salvia turneri)、サルビア・トゥクストレンシス(Salvia tuxtlensis)、サルビア・チソニイ(Salvia tysonii)、サルビア・ウリギノーサ(Salvia uliginosa)、サルビア・ウムブラティカル(Salvia umbratical)、サルビア・ウムブラティコラ(Salvia umbraticola)、サルビア・ウムブラティリス(Salvia umbratilis)、サルビア・ウンシナーテ(Salvia uncinate)、サルビア・ウングエラ(Salvia unguella)、サルビア・ウニコスターテ(Salvia unicostate)、サルビア・ウニベルティシラータ(Salvia univerticillata)、サルビア・ウリベイ(Salvia uribei)、サルビア ウリカ(Salvia urica)、サルビア・ウルミエンシス(Salvia urmiensis)、サルビア・ウロレピス(Salvia urolepis)、サルビア・ウルティシフォリア(Salvia ur
ticifolia)、サルビア・ウルアパナ(Salvia uruapana)、サルビア・バレンティナ(Salvia valentina)、サルビア・バガシイ(Salvia vargasii)、サルビア・バセイ(Salvia vaseyi)、サルビア・ヴァスタ(Salvia vasta)、サルビア・ベネリス(Salvia veneris)、サルビア・ベヌロサ(Salvia venulosa)、サルビア・ベラパザナ(Salvia verapazana)、サルビア・ベルバスシフォリア(Salvia verbascifolia)、サルビア・ベルベナカ(Salvia verbenaca)、サルビア・ベレキュンダ(Salvia verecunda)、サルビア・ベルゲデュジカ(Salvia vergeduzica)、サルビア・ベルミフォリア(Salvia vermifolia)、サルビア・ベロニシフォリア(Salvia veronicifolia)、サルビア・ベルティシラーテ(Salvia verticillate)、サルビア・ベスティタ(Salvia vestita)、サルビア・ビアリス(Salvia vialis)、サルビア・ビローサ(Salvia villosa)、サルビア・ビルガタ(Salvia virgata)、サルビア・ビリディス(Salvia viridis)、サルビア・ビスシダ(Salvia viscida)、サルビア・ビスシディフォリア(Salvia viscidifolia)、サルビア・ビスコサ(Salvia viscosa)、サルビア・ビティフォリア(Salvia vitifolia)、サルビア・ヴヴェデンスキイ(Salvia vvedenskii)、サルビア・ワグネリアーナ(Salvia wagneriana)、サルビア・ワルディイ(Salvia wardii)、サルビア・ワルスケウィクシアナ(Salvia warszewicziana)、サルビア・ウェベルバウエリ(Salvia weberbaueri)、サルビア・ウェイハイエンシス(Salvia weihaiensis)、サルビア・ウェンデェルボイ(Salvia wendelboi)、サルビア・ホワイテフォールジアエ(Salvia whitefoordiae)、サルビア・ホワイテホウセイ(Salvia whitehousei)、サルビア・ウィデマンニイ(Salvia wiedemannii)、サルビア・ウィレアナ(Salvia willeana)、サルビア・キサラペンシス(Salvia xalapensis)、サルビア・サントケリア(Salvia xanthocheila)、サルビア・サンソフィラ(Salvia xanthophylla)、サルビア・サントトリチャ(Salvia xanthotricha)、サルビア・ゼロパピローサ(Salvia xeropapillosa)、サルビア・ヨスガデンシス(Salvia yosgadensis)、サルビア・ユコユクパルム(Salvia yukoyukparum)、サルビア・ユンナネンシス(Salvia yunnanensis)、およびサルビア・ザクアルパネンシス(Salvia zacualpanensis)の種が含まれる。
【0064】
いくらかの実施形態において、アキギリ属抽出物は、サルビア・オフィキナリス(Salvia officinalis)の抽出物である。他の実施形態において、アキギリ属抽出物は、サルビア・オフィキナリス(Salvia officinalis)葉の抽出物である。
【0065】
モクレン属は、モクレン科の顕花植物の群であり、とりわけ、マグノリア・アクミナータ(Magnolia acuminata)、マグノリア・アルバ(Magnolia alba)、マグノリア・アルボセリセア(Magnolia albosericea)、マグノリア・アレニイ(Magnolia allenii)、マグノリア・アマゾニカ(Magnolia amazonica)、マグノリア・アモエナ(Magnolia amoena)、マグノリア・アンガテンシス(Magnolia angatensis)、マグノリア・アングスティオブロンガ(Magnolia angustioblonga)、マグノリア・アンナメンシス(Magnolia annamensis)、マグノリア・アルカブコアナ(Magnolia arcabucoana)、マグノリア・アルギロセリカ(Magnolia argyrothricha)、マグノリア・アロマティカ(Magnolia aromatica)、マグノリア・アシュトニイ(Magnolia ashtonii)、マグノリア・バイロニイ(Magnolia baillonii)、マグノリア・バランサエ(Magnolia balansae)、マグノリア・バンガミイ(Magnolia banghamii)、マグノリア・バンカルディオルム(Magnolia bankardiorum)、マグノリア・バワンゲンシス(Magnolia bawangensis)、マグノリア・ベトンゲンシス(Magnolia betongensis)、マグノリア・ビンツルエンシス(Magnolia bintuluensis)、マグノリア・ビオンディ(Magnolia biondii)、マグノリア・ブラオエンシス(Magnolia blaoensis)、マグノリア・ブルネイ(Magnolia blumei)、マグノリア・ボリビアナ(Magnolia boliviana)、マグノリア・ボルネエンシス(Magnolia borneensis)、マグノリア・ブライアネンシス(Magnolia braianensis)、マグノリア・カリマエンシス(Magnolia calimaensis)、マグノリア・カロフィラ(Magnolia calophylla)、マグノリア・カロフィルロイデス(Magnolia calophylloides)、マグノリア・キャンベリー(Magnolia campbellii)、マグノリア・カラレンシス(Magnolia cararensis)、マグノリア・カルシフラグランス(Magnolia caricifragrans)、マグノリア・カルソニイ(Magnolia carsonii)、マグノリア・カテカルティイ(Magnolia cathcartii)、マグノリア・カバレリエイ(Magnolia cavaleriei)、マグノリア・カベアナ(Magnolia caveana)、マグノリア・セスペデシイ(Magnolia cespedesii)、マグノリア・チャンパカ(Magnolia champaca)、マグノリア・チャンピオニイ(Magnolia championii)、マグノリア・チャングフンタナ(Magnolia changhuntana)、マグノリア・チャペンシス(Magnolia chapensis)、マグノリア・チェバリエリ(Magnolia chevalieri)、マグノリア・チマンテンシス(Magnolia chimantensis)、マグノリア・チョコエンシス(Magnolia chocoensis)、マグノリア・シトラータ(Magnolia citrata)、マグノリア・クレメンシオラム(Magnolia clemensiorum)、マグノリア・ココ(Magnolia coco)、マグノリア・コロンビアナ(Magnolia colombiana)、マグノリア・コンプレッサ(Magnolia compressa)、マグノリア・コンフィレラ(Magnolia conifera)、マグノリア・コリアセア(Magnolia coriacea)、マグノリア・コロナータ(Magnolia coronata)、マグノリア・クラシペス(Magnolia crassipes)、マグノリア・クリスタレンシス(Magnolia cristalensis)、マグノリア・キューブンシス(Magnolia cubensis)、マグノリア・シリンドリカ(Magnolia cylindrica)、マグノリア・ダンジイ(Magnolia dandyi)、マグノリア・ダウソニアナ(Magnolia dawsoniana)、マグノリア・デシデュア(Magnolia decidua)、マグノリア・デラヴァイ(Magnolia delavayi)、マグノリア・デニュデート(Magnolia denudate)、マグノリア・ディクソニイ(Magnolia dixonii)、マグノリア・ドデカペターラ(Magnolia dodecapetala)、マグノリア・ドルトソパ(Magnolia doltsopa)、マグノリア・ドミンゲンシス(Magnolia domingensis)、マグノリア・デュクロウクシイ(Magnolia duclouxii)、マグノリア・デュペルレアナ(Magnolia duperreana)、マグノリア・エクマンニイ(Magnolia ekmannii)、マグノリア・エレガンス(Magnolia elegans)、マグノリア・エレガンティフォリア(Magnolia elegantifolia)、マグノリア・エマルギナータ(Magnolia emarginata)、マグノリア・エルネスティイ(Magnolia ernestii)、マグノリア・エスピナリイ(Magnolia espinalii)、マグノリア・フィグラリイ(Magnolia figlarii)、マグノリア・フィゴ(Magnolia figo)、マグノリア・フィスツロサ(Magnolia fistulosa)、マグノリア・フラビフロラ(Magnolia flaviflora)、マグノリア・フロリバンダ(Magnolia floribunda)、マグノリア・フォーディアナ(Magnolia fordiana)、マグノリア・フォベオラーテ(Magnolia foveolate)、マグノリア・フラセリ(Magnolia fraseri)、マグノリア・フジアネンシス(Magnolia fujianensis)、マグノリア・フルバ(Magnolia fulva)、マグノリア・ガッレッティイ(Magnolia garrettii)、マグノリア・ゲオルギイ(Magnolia georgii)、マグノリア・ギガンティフォリア(Magnolia gigantifolia)、マグノリア・ギベルトイ(Magnolia gilbertoi)、マグノリア・ギオイ(Magnolia gioi)、マグノリア・グロボサ(Magnolia globosa)、マグノリア・グロリエンシス(Magnolia gloriensis)、マグノリア・グランディフローラ(Magnolia grandiflora)、マグノリア・グランディス(Magnolia grandis)、マグノリア・グリッフィチイ(Magnolia griffithii)、マグノリア・グアングドンゲンシス(Magnolia guangdongensis)、マグノリア・グアングシエンシス(Magnolia guangxiensis)、マグノリア・グアタペンシス(Magnolia guatapensis)、マグノリア・グアテマレンシス(Magnolia guatemalensis)、マグノリア・グアテマレンシス(Magnolia guatemalensis)、マグノリア・ゲレレンシス(Magnolia guerrerensis)、マグノリア・グスタビイ(Magnolia gustavii)、マグノリア・ハモリイ(Magnolia hamorii)、マグノリア・ヘナオイ(Magnolia henaoi)、マグノリア・ヘンリイ(Magnolia henryi)、マグノリア・ヘルナンデジイ(Magnolia hernandezii)、マグノリア・ホジソニ(Magnolia hodgsonii)、マグノリア・ホンヒーンシス(Magnolia hongheensis)、マグノリア・フーケリー(Magnolia hookeri)、マグノリア・ヒポランプラ(Magnolia hypolampra)、マグノリア・イルティシアナ(Magnolia iltisiana)、マグノリア・インシグニス(Magnolia insignis)、マグノリア・イルウィニアナ(Magnolia irwiniana)、マグノリア・イテオフィラ(Magnolia iteophylla)、マグノリア・ジャエネンシス(Magnolia jaenensis)、マグノリア・ジャルディネンシス(Magnolia jardinensis)、マグノリア・カチラチライ(Magnolia kachirachirai)、マグノリア・カチオルム(Magnolia katiorum)、マグノリア・キンジイ(Magnolia kingii)、マグノリア・キソパ(Magnolia kisopa)、マグノリア・コブス(Magnolia kobus)、マグノリア・コオルデルシアナ(Magnolia koordersiana)、マグノリア・クルセイ(Magnolia krusei)、マグノリア・クワングシエンシス(Magnolia kwangsiensis)、マグノリア・クワングツンゲンシス(Magnolia kwangtungensis)、マグノリア・ラカンドニカ(Magnolia lacandonica)、マグノリア・ラセイ(Magnolia lacei)、マグノリア・ラエビフォリア(Magnolia laevifolia)、マグノリア・ラヌギノソイデス(Magnolia lanuginosoides)、マグノリア・ラシア(Magnolia lasia)、マグノリア・ラヌギノーサ(Magnolia lanuginosa)、マグノリア・レンチセルラータ(Magnolia lenticellata)、マグノリア・レベイルレアナ(Magnolia leveilleana)、マグノリア・リリイフェラ(Magnolia liliifera)、マグノリア・リリイフロラ(Magnolia liliiflora)、マグノリア・ロエブネリ(Magnolia loebneri)、マグノリア・ロンギペデュンキュラータ(Magnolia longipedunculata)、マグノリア・ロチュンゲンシス(Magnolia lotungensis)、マグノリア・ルシーダ(Magnolia lucida)、マグノリア・マックルレイ(Magnolia macclurei)、マグノリア・マックロッティイ(Magnolia macklottii)、マグノリア・マクロフィラ(Magnolia macrophylla)、マグノリア・マグニフォリア(Magnolia magnifolia)、マグノリア・マヘチャエ(Magnolia mahechae)、マグノリア・マングイルロ(Magnolia manguillo)、マグノリア・マンニイ(Magnolia mannii)、マグノリア・マリウスジャコブシア(Magnolia mariusjacobsia)、マグノリア・マティーニ(Magnolia martini)、マグノリア・マスティカータ(Magnolia masticata)、マグノリア・マウディ(Magnolia maudiae)、マグノリア・メディオクリス(Magnolia mediocris)、マグノリア・メキシカーナ(Magnolia Mexicana)、マグノリア・ミクロカルパ(Magnolia microcarpa)、マグノリア・ミクロトリチャ(Magnolia microtricha)、マグノリア・ミノール(Magnolia minor)、マグノリア・モンタナ(Magnolia montana)、マグノリア・モリイ(Magnolia morii)、マグノリア・ナナ(Magnolia nana)、マグノリア・ナリネンシス(Magnolia narinensis)、マグノリア・ネイルリイ(Magnolia neillii)、マグノリア・ニラジリカ(Magnolia nilagirica)、マグノリア・ニティダ(Magnolia nitida)、マグノリア・オブロンガ(Magnolia oblonga)、マグノリア・オボバリフォリア(Magnolia obovalifolia)、マグノリア・オボヴァタ(Magnolia obovata)、マグノリア・オドラ(Magnolia odora)、マグノリア・オドラティシマ(Magnolia odoratissima)、マグノリア・オフィシナリス(Magnolia officinalis)、マグノリア・オメイエンシス(Magnolia omeiensis)、マグノリア・オピパラ(Magnolia opipara)、マグノリア・オヴァタ(Magnolia ovata)、マグノリア・オボイデア(Magnolia ovoidea)、マグノリア・パシフィカ(Magnolia pacifica)、マグノリア・パハンゲンシス(Magnolia pahangensis)、マグノリア・パレスセンス(Magnolia pallescens)、マグノリア・パナメンシス(Magnolia panamensis)、マグノリア・パチュンゲンシス(Magnolia patungensis)、マグノリア・ペルスアヴェオレンス(Magnolia persuaveolens)、マグノリア・フィリピネンシス(Magnolia philippinensis)、マグノリア・ペアリアナ(Magnolia pealiana)、マグノリア・プラチフィラ(Magnolia platyphylla)、マグノリア・プレイオカルパ(Magnolia pleiocarpa)、マグノリア・ポアサナ(Magnolia poasana)、マグノリア・ポリヒプソフィラ(Magnolia polyhypsophylla)、マグノリア・ポルトリセンシス(Magnolia portoricensis)、マグノリア・プラエカルバ(Magnolia praecalva)、マグノリア・プタリテプイアナ(Magnolia ptaritepuiana)、マグノリア・プテロカルパン(Magnolia pterocarpan)、マグノリア・プベスセンス(Magnolia pubescens)、マグノリア・プンデュアナ(Magnolia punduana)、マグノリア・ケルツザル(Magnolia quetzal)、マグノリア・ラバニアナ(Magnolia rabaniana)、マグノリア・ラジャニアナ(Magnolia rajaniana)、マグノリア・リマチイ(Magnolia rimachii)、マグノリア・ロストラータ(Magnolia rostrata)、マグノリア・ルフィバルバータ(Magnolia rufibarbata)、マグノリア・サバヘンシス(Magnolia sabahensis)、マグノリア・サリシフォリア(Magnolia salicifolia)、マグノリア・サパエンシス(Magnolia sapaensis)、マグノリア・サラワケンシス(Magnolia sarawakensis)、マグノリア・サンブエンシス(Magnolia sambuensis)、マグノリア・サンタンデリアナ(Magnolia santanderiana)、マグノリア・サルゲンチアナ(Magnolia sargentiana)、マグノリア・シーデアナ(Magnolia schiedeana)、マグノリア・スコルテチニイ(Magnolia scortechinii)、マグノリア・セロウィアナ(Magnolia sellowiana)、マグノリア・シャルピー(Magnolia sharpie)、マグノリア・シルエンシス(Magnolia shiluensis)、マグノリア・シエボルディイ(Magnolia sieboldii)、マグノリア・シルビオイ(Magnolia silvioi)、マグノリア・シンガプレンシス(Magnolia singapurensis)、マグノリア・シニカ(Magnol
ia sinica)、マグノリア・シリンドホルニアエ(Magnolia sirindhorniae)、マグノリア・ソロラム(Magnolia sororum)、マグノリア・ソウランゲアナ(Magnolia soulangeana)、マグノリア・スファエランサ(Magnolia sphaerantha)、マグノリア・スプレンデンス(Magnolia splendens)、マグノリア・スプレンゲリ(Magnolia sprengeri)、マグノリア・ステラータ(Magnolia stellata)、マグノリア・ストリアティフォリア(Magnolia striatifolia)、マグノリア・スブリフェラ(Magnolia subulifera)、マグノリア・スラウェシアーナ(Magnolia sulawesiana)、マグノリア・スマトラエ(Magnolia sumatrae)、マグノリア・タマウリパナ(Magnolia tamaulipana)、マグノリア・タイランディカ(Magnolia thailandica)、マグノリア・トリペタラ(Magnolia tripetala)、マグノリア・シアンパッカ(Magnolia tsiampacca)、マグノリア・ウラオエンス(Magnolia urraoense)、マグノリア・ウティリス(Magnolia utilis)、マグノリア・バスケジー(Magnolia vazquezii)、マグノリア・ベネズエレンシス(Magnolia venezuelensis)、マグノリア・ベンティイ(Magnolia ventii)、マグノリア・ビロサ(Magnolia villosa)、マグノリア・バージニアナ(Magnolia virginiana)、マグノリア・ビロリネンシス(Magnolia virolinensis)、マグノリア・ブリエセアナ(Magnolia vrieseana)、マグノリア・ウィルソニー(Magnolia wilsonii)、マグノリア・ウォルフィイ(Magnolia wolfii)、マグノリア・キサンタンサ(Magnolia xanthantha)、マグノリア・キシアナ(Magnolia xiana)、マグノリア・キシンガネンシス(Magnolia xinganensis)、マグノリア・ヤルマレンス(Magnolia yarumalense)、マグノリア・ヨロコンテ(Magnolia yoroconte)、マグノリア・ユンナネンシス(Magnolia yunnanensis)、マグノリア・ユユアネンシス(Magnolia yuyuanensis)、マグノリア・ゼニイ(Magnolia zenii)、およびマグノリア・ゼンギアナ(Magnolia zhengyiana)の種が含まれる。
【0066】
いくらかの実施形態において、モクレン属抽出物は、マグノリア・オフィシナリス(Magnolia officinalis)の抽出物である。他の実施形態において、モクレン属抽出物は、マグノリア・オフィシナリス(Magnolia officinalis)樹皮の抽出物である。
【0067】
コミフォラ属は、カンラン科の顕花植物の属であり、とりわけ、コミフォラ・アフリカーナ(Commiphora africana)、コミフォラ・アラティカウリス(Commiphora alaticaulis)、コミフォラ・アンゴレンシス(Commiphora angolensis)、コミフォラ・ボラネンシス(Commiphora boranensis)、コミフォラ・カウダータ(Commiphora caudata)、コミフォラ・シリアータ(Commiphora ciliata)、コミフォラ・コンフザ(Commiphora confusa)、コミフォラ・コルガータ(Commiphora corrugata)、コミフォラ・エローザ(Commiphora erosa)、コンミフォラ・ギレアデンシス(Commiphora gileadensis)、コミフォラ・グランドゥローサ(Commiphora glandulosa)、コミフォラ・グイドッティ(Commiphora guidottii)、コミフォラ・ギラウミニー(Commiphora guillauminii)、コミフォラ・アビシニカ(Commiphora habessinica)、コミフォラ・ハーヴェイ(Commiphora harveyi)、コミフォラ・フンベルティ(Commiphora humbertii)、コミフォラ・カタフ(Commiphora kataf)、コミフォラ・クア(Commiphora kua)、コミフォラ・マダガスカリエンシス(Commiphora madagascariensis)、コミフォラ・モノイカ(Commiphora monoica)、コミフォラ・モサンビセンシス(Commiphora mossambicensis)、コンミフォラ・ミルラ(Commiphora myrrha)、コミフォラ・サクシコーラ(Commiphora saxicola)、コミフォラ・シンペリ(Commiphora schimperi)、コミフォラ・シンプリキフォリア(Commiphora simplicifolia)、コミフォラ・スファエロカルパ(Commiphora sphaerocarpa)、コミフォラ・ストックシアナ(Commiphora stocksiana)、コミフォラ・ウニロバータ(Commiphora unilobata)、およびコミフォラ・ワイティ(Commiphora wightii)の種が含まれる。
【0068】
いくらかの実施形態において、コミフォラ属抽出物は、コンミフォラ・ミルラ(Commiphora myrrha)の抽出物である。他の実施形態において、コミフォラ属抽出物は、コンミフォラ・ミルラ(Commiphora myrrha)樹脂の抽出物である。
【0069】
ボスウェリア属は、カンラン科の顕花植物の別の属であり、とりわけ、ボスウェリア・アメーロ(Boswellia ameero)、ボスウェリア・ボラネンシス(Boswellia boranensis)、ボスウェリア・ブリケッティ(Boswellia bricchettii)、ボスウェリア・ブラータ(Boswellia bullata)、ボスウェリア・キャリエンシス(Boswellia chariensis)、ボスウェリア・ダルジエリ(Boswellia dalzielii)、ボスウェリア・ディオスコリディス(Boswellia dioscoridis)、ボスウェリア・エレガンス(Boswellia elegans)、ボスウェリア・エロンゲート(Boswellia elongate)、ボスウェリア・フレレアナ(Boswellia frereana)、ボスウェリア・グロボーサ(Boswellia globosa)、ボスウェリア・ヒルデブランドティー(Boswellia hildebrandtii)、ボスウェリア・ホルスティー(Boswellia holstii)、ボスウェリア・マダガスカリエンシス(Boswellia madagascariensis)、ボスウェリア・ミクロフィラ(Boswellia microphylla)、ボスウェリア・マルチフォリオレート(Boswellia multifoliolate)、ボスウェリア・ナナ(Boswellia nana)、ボスウェリア・ネグレクタ(Boswellia neglecta)、ボスウェリア・オドラータ(Boswellia odorata)、ボスウェリア・オガデンシス(Boswellia ogadensis)、ボスウェリア・オバリフォリオラータ(Boswellia ovalifoliolata)、ボスウェリア・パピリフェラ(Boswellia papyrifera)、ボスウェリア・ピロッタエ(Boswellia pirottae)、ボスウェリア・ポポビアナ(Boswellia popoviana)、ボスウェリア・リヴァエ(Boswellia rivae)、ボスウェリア・ルスポリアーナ(Boswellia ruspoliana)、ボスウェリア・サクラ(Boswellia sacra)、ボスウェリア・セラータ(Boswellia serrata)、およびボスウェリア・ソコトラナ(Boswellia socotrana)の種が含まれる。
【0070】
いくらかの実施形態において、ボスウェリア属抽出物は、ボスウェリア・セラータ(Boswellia serrata)の抽出物である。他の実施形態において、ボスウェリア属抽出物は、ボスウェリア・セラータ(Boswellia serrata)樹脂の抽出物である。
【0071】
フタバガキ属は、フタバガキ科の植物の別の属であり、とりわけ、ディプテロカルプス・アクタングルス(Dipterocarpus acutangulus)、ディプテロカルプス・アラトゥス(Dipterocarpus alatus)、ディプテロカルプス・アプラナトゥス(Dipterocarpus applanatus)、ディプテロカルプス・バウディイ(Dipterocarpus baudii)、ディプテロカルプス・ボルネエンシス(Dipterocarpus borneensis)、ディプテロカルプス・ボウルディロニ(Dipterocarpus bourdilloni)、ディプテロカルプス・カウダトゥス(Dipterocarpus caudatus)、ディプテロカルプス・カウディフェルス(Dipterocarpus caudiferus)、ディプテロカルプス・チャルタセウス(Dipterocarpus chartaceus)、ディプテロカルプス・シネレウス(Dipterocarpus cinereus)、ディプテロカルプス・コンカブス(Dipterocarpus concavus)、ディプテロカルプス・コンドレンシス(Dipterocarpus condorensis)、ディプテロカルプス・コンフェルトゥス(Dipterocarpus confertus)、ディプテロカルプス・コンフォルミス(Dipterocarpus conformis)、ディプテロカルプス・コリアセウス(Dipterocarpus coriaceus)、ディプテロカルプス・コルヌトゥス(Dipterocarpus cornutus)、ディプテロカルプス・コスタトゥス(Dipterocarpus costatus)、ディプテロカルプス・コスツラツス(Dipterocarpus costulatus)、ディプテロカルプス・クリニトゥス(Dipterocarpus crinitus)、ディプテロカルプス・クスピダトゥス(Dipterocarpus cuspidatus)、ディプテロカルプス・ダイエリ(Dipterocarpus dyeri)、ディプテロカルプス・エロンガトゥス(Dipterocarpus elongatus)、ディプテロカルプス・エウリンクス(Dipterocarpus eurynchus)、ディプテロカルプス・ファジネウス(Dipterocarpus fagineus)、ディプテロカルプス・フジフォルミス(Dipterocarpus fusiformis)、ディプテロカルプス・ゲニキュラトゥス(Dipterocarpus geniculatus)、ディプテロカルプス・グラブリゲンマトゥス(Dipterocarpus glabrigemmatus)、ディプテロカルプス・グランデュロサス(Dipterocarpus glandulosus)、ディプテロカルプス・グロボサス(Dipterocarpus globosus)、ディプテロカルプス・グラシリス(Dipterocarpus gracilis)、ディプテロカルプス・グランディフロルス(Dipterocarpus grandiflorus)、ディプテロカルプス・ハッセルティイ(Dipterocarpus hasseltii)、ディプテロカルプス・ヒスピデュス(Dipterocarpus hispidus)、ディプテロカルプス・ヒュメラトゥス(Dipterocarpus humeratus)、ディプテロカルプス・インディクス(Dipterocarpus indicus)、ディプテロカルプス・インシグニス(Dipterocarpus insignis)、ディプテロカルプス・イントリカトゥス(Dipterocarpus intricatus)、ディプテロカルプス・ケリイ(Dipterocarpus kerrii)、ディプテロカルプス・クンストレリ(Dipterocarpus kunstleri)、ディプテロカルプス・ラメラトゥス(Dipterocarpus lamellatus)、ディプテロカルプス・リットラリス(Dipterocarpus littoralis)、ディプテロカルプス・ロヴィイ(Dipterocarpus lowii)、ディプテロカルプス・メガカルプス(Dipterocarpus megacarpus)、ディプテロカルプス・ムンデュス(Dipterocarpus mundus)、ディプテロカルプス・ヌデュス(Dipterocarpus nudus)、ディプテロカルプス・オブロンギフォリウス(Dipterocarpus oblongifolius)、ディプテロカルプス・ オブツシフォリウス(Dipterocarpus obtusifolius)、ディプテロカルプス・オクラセウス(Dipterocarpus ochraceus)、ディプテロカルプス・オルビキュラリス(Dipterocarpus orbicularis)、ディプテロカルプス・パキフィルルス(Dipterocarpus pachyphyllus)、ディプテロカルプス・パレンバニクス(Dipterocarpus palembanicus)、ディプテロカルプス・ペラケンシス(Dipterocarpus perakensis)、ディプテロカルプス・シュードコルヌトゥス(Dipterocarpud pseudocornutus)、ディプテロカルプス・レトゥサス(Dipterocarpus retusus)、ディプテロカルプス・リジデュス(Dipterocarpus rigidus)、ディプテロカルプス・ロツンディフォリウス(Dipterocarpus rotundifolius)、ディプテロカルプス・サラワケンシス(Dipterocarpus sarawakensis)、ディプテロカルプス・セミヴェスティス(Dipterocarpus semivestitus)、ディプテロカルプス・ステラトゥス(Dipterocarpus stellatus)、ディプテロカルプス・サブラメラトゥス(Dipterocarpus sublamellatus)、ディプテロカルプス・テンペヘス(Dipterocarpus tempehes)、ディプテロカルプス・ツベルクラトゥス(Dipterocarpus tuberculatus)、ディプテロカルパス・ツルビナトゥス(Dipterocarpus turbinatus)、ディプテロカルプス・バリデュス(Dipterocarpus Validus)、ディプテロカルプス・ベルコサス(Dipterocarpus verrucosus)、およびディプテロカルプス・ゼイラニクス(Dipterocarpus zeylanicus)の種が含まれる
【0072】
いくらかの実施形態において、フタバガキ属抽出物は、ディプテロカルパス・ツルビナトゥス(Dipterocarpus turbinatus)の抽出物である。他の実施形態において、フタバガキ属抽出物は、ディプテロカルパス・ツルビナトゥス(Dipterocarpus turbinatus)樹脂の抽出物である。
【0073】
いくらかの実施形態において、コパイバ属抽出物は、コパイバ・ラングスドルフィ(Copaiba langsdorffii)の抽出物である。他の実施形態において、フタバガキ属抽出物は、コパイバ・ラングスドルフィ(Copaiba langsdorffii)樹脂または樹皮の抽出物である。
【0074】
ヒイラギトラノオ属は、キントラノオ科の顕花植物の属であり、とりわけ、マルピギア・アクイフォリア(Malpighia aquifolia)、マルピギア・カウリフロラ(Malpighia cauliflora)、マルピギア・コクシゲラ(Malpighia coccigera)、マルピギア・キュベンシス(Malpighia cubensis)、マルピギア・エマルギナタ(Malpighia emarginata)、マルピギア・フカータ(Malpighia fucata)、マルピギア・グラブラ(Malpighia glabra)、マルピギア・ハリシイ(Malpighia harrisii)、マルピギア・メキシカーナ(Malpighia mexicana)、マルピギア・オブツシフォリア(Malpighia obtusifolia)、マルピギア・ポリトリチャ(Malpighia polytricha)、マルピギア・プロクトリイ(Malpighia proctorii)、マルピギア・セトサ(Malpighia setosa)、マルピギア・スベロサ(Malpighia suberosa)、マルピギア・ウレンス(Malpighia urens)の種が含まれる。
【0075】
いくらかの実施形態において、ヒイラギトラノオ属抽出物は、マルピギア・グラブラ(Malpighia glabra)またはマルピギア・エマルギナタ(Malpighia emarginata)の抽出物である。他の実施形態において、ヒイラギトラノオ属抽出物は、マルピギア・グラブラ(Malpighia glabra)またはマルピギア・エマルギナタ(Malpighia emarginata)果実の抽出物である。
【0076】
イブキジャコウソウ属は、シソ科の植物の群であり、とりわけ、ティムス・アダモビシイ(Thymus adamovicii)、ティムス・アルタイクス(Thymus altaicus)、ティムス・アミュレンシス(Thymus amurensis)、ティムス・ボイッシエリ(Thymus boissieri)、ティムス・ブラクテオスス(Thymus bracteosus)、ティムス・ブロウソネティ(Thymus broussonetii)、ティムス・カエスピティティウス(Thymus caespititius)、ティムス・カムフォラトゥス(Thymus camphoratus)、ティムス・カピタツス(Thymus capitatus)、ティムス・カピテラツス(Thymus capitellatus)、ティムス・カムフォラトゥス(Thymus camphoratus)、ティムス・カルノスス(Thymus carnosus)、ティムス・セファロツス(Thymus cephalotus)、ティムス・チェルレリオイデス(Thymus cherlerioides)、ティムス・シリアツス(Thymus ciliatus)、ティムス・シリシクス(Thymus cilicicus)、ティムス・シミシヌス(Thymus cimicinus)、ティムス・シトリオドルス(Thymus citriodorus)、ティムス・コモスス(Thymus comosus)、ティムス・コムプツス(Thymus comptus)、ティムス・クルツス(Thymus curtus)、ティムス・デクッサツス(Thymus decussatus)、ティムス・ディスジュンクツス(Thymus disjunctus)、ティムス・デルフレリ(Thymus doerfleri)、ティムス・グラブレスセンス(Thymus glabrescens)、キャラウェイタイム(Thymus herba-barona)、ティムス・ヒルスツス(Thymus hirsutus)、ティムス・ヒエマリス(Thymus hyemalis)、ティムス・イナエクアリス(Thymus inaequalis)、ティムス・インテゲル(Thymus integer)、ティムス・ラヌギノサス(Thymus lanuginosus)、ティムス・ロイコスペルムス(Thymus leucospermus)、ティムス・ロイコトリクス(Thymus leucotrichus)、ティムス・ロンギカウリス(Thymus longicaulis)、ティムス・ロンギフローラス(Thymus longiflorus)、ティムス・マンドシュリクス(Thymus mandschuricus)、ティムス・マルシャリアヌス(Thymus marschallianus)、ティムス・マストキナ(Thymus mastichina)、ティムス・メムブラナセウス(Thymus membranaceus)、ティムス・モンゴリクス(Thymus mongolicus)、ティムス・モロデリ(Thymus moroderi)、ティムス・ネルブロスス(Thymus nervulosus)、ティムス・ヌムラリス(Thymus nummularis)、ティムス・オドラティッシムス(Thymus odoratissimus)、ティムス・パラシアヌス(Thymus pallasianus)、ティムス・パリドゥス(Thymus pallidus)、ティムス・パンノニクス(Thymus pannonicus)、ティムス・プラエコクス(Thymus praecox)、ティムス・プロキシムス(Thymus proximus)、ティムス・シュードラヌギノサス(Thymus pseudolanuginosus)、ティムス・プレギオイデス(Thymus pulegioides)、ティムス・クインクエコスタータス(Thymus quinquecostatus)、ティムス・リカルディイ(Thymus richardii)、ティムス・サツレオイデス(Thymus satureioides)、ティムス・セルピルム(Thymus serpyllum)、ティムス・シブトルピイ(Thymus sibthorpii)、ティムス・ストリアトゥス(Thymus striatus)、ティムス・トゥラキクス(Thymus thracicus)、ティムス・ビロスス(Thymus villosus)、ティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris)およびティムス・ジギス(Thymus zygis)の種が含まれる。
【0077】
いくらかの実施形態において、イブキジャコウソウ属抽出物は、ティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris)の抽出物である。他の実施形態において、イブキジャコウソウ属抽出物は、ティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris)葉の抽出物である。
【0078】
ハナハッカ属は、シソ科の植物の別の多年生草本類群であり、とりわけ、オリガヌム・アクチデンス(Origanum acutidens)、オリガヌム・アダネンス(Origanum adanense)、オリガヌム・アドニディス(Origanum adonidis)、オリガヌム・アクダレンス(Origanum akhdarense)、オリガヌム・アマヌム(Origanum amanum)、オリガヌム・バルバラエ(Origanum barbarae)、オリガヌム・バルギリ(Origanum bargyli)、オリガヌム・ビルゲリ(Origanum bilgeri)、オリガヌム・ボイッシエリ(Origanum boissieri)、オリガヌム・カルカラツム(Origanum calcaratum)、オリガヌム・コンパクツム(Origanum compactum)、オリガヌム・コルディフォリウム(Origanum cordifolium)、オリガヌム・シレナイクム(Origanum cyrenaicum)、オリガヌム・ダイ(Origanum dayi)、オリガヌム・ディクタムナス(Origanum Dictamnus)、オリガヌム・ドリコシフォン(Origanum dolichosiphon)、オリガヌム・エーレンベルギイ(Origanum ehrenbergii)、オリガヌム・エロンガツム(Origanum elongatum)、オリガヌム・フロリブンデュム(Origanum floribundum)、オリガヌム・ハラジャニイ(Origanum haradjanii)、オリガヌム・ハウスクネクチイ(Origanum haussknechtii)、オリガヌム・フスヌカンバセリ(Origanum husnucan-baseri)、オリガヌム・ヒペリシフォリウム(Origanum hypericifolium)、オリガヌム・インテルセデンス(Origanum intercedens)、オリガヌム・インテルメディウム(Origanum intermedium)、オリガヌム・イスミクム(Origanum isthmicum)、オリガヌム・ジョルダニクム(Origanum jordanicum)、オリガヌム・ラエヴィガツム(Origanum laevigatum)、オリガヌム・レプトクラデュム(Origanum leptocladum)、オリガヌム・リバノティカム(Origanum libanoticum)、オリガヌム・マジョラーナ(Origanum majorana)、オリガヌム・リリウム(Origanum lirium)、オリガヌム・マジョリクム(Origanum majoricum)、オリガヌム・ミクロフィルム(Origanum microphyllum)、オリガヌム・ミノアヌム(Origanum minoanum)、オリガヌム・ミヌチフロラム(Origanum minutiflorum)、オリガヌム・ムンズレンス(Origanum munzurense)、オリガヌム・ネブロデンス(Origanum nebrodense)、オリガヌム・オニテス(Origanum onites)、オリガヌム・パボティイ(Origanum pabotii)、オリガヌム・パムパニニイ(Origanum pampaninii)、オリガヌム・ペトラエウム(Origanum petraeum)、オリガヌム・プノネンス(Origanum punonense)、オリガヌム・ラモネンス(Origanum ramonense)、オリガヌム・ロツンデフォリウム(Origanum rotundifolium)、オリガヌム・サッカツム(Origanum saccatum)、オリガヌム・スカブルム(Origanum scabrum)、オリガヌム・シピレウム(Origanum sipyleum)、オリガヌム・ソリミクム(Origanum solymicum)、オリガヌム・シメス(Origanum symes)、オリガヌム・シリアクム(Origanum syriacum)、オリガヌム・ベッテリ(Origanum vetteri)、オリガヌム・ボゲリイ(Origanum vogelii)、およびオリガヌム・ブルガレ(Origanum vulgare)の種が含まれる。
【0079】
いくらかの実施形態において、ハナハッカ属抽出物は、オリガヌム・ブルガレ(Origanum vulgare)の抽出物である。他の実施形態において、ハナハッカ属抽出物は、オリガヌム・ブルガレ(Origanum vulgare)葉の抽出物である。
【0080】
オガルカヤ属は、イネ科の植物の群であり、とりわけ、キンボポゴン・アンビグオウス(Cymbopogon ambiguous)、キンボポゴン・アンナメンシス(Cymbopogon annamensis)、キンボポゴン・ブータニクス(Cymbopogon bhutanicus)、キンボポゴン・ボンビキヌス(Cymbopogon bombycinus)、キンボポゴン・カエシウス(Cymbopogon caesius)、キンボポゴン・カルシコーレ(Cymbopogon calcicole)、キンボポゴン・カルシフィルス(Cymbopogon calciphilus)、キンボポゴン・カンボジエンシス(Cymbopogon cambogiensis)、キンボポゴン・キトラトゥス(Cymbopogon citratus)、キンボポゴン・クランデスティヌス(Cymbopogon clandestinus)、キンボポコン・コロラトゥス(Cymbopogon coloratus)、キンボポゴン・コンムタトゥス(Cymbopogon commutatus)、キンボポコン・デンシフロルス(Cymbopogon densiflorus)、キンボポゴン・デペンデンス(Cymbopogon dependens)、キンボポゴン・ジエテルレニイ(Cymbopogon dieterlenii)、キンボポコン・ディスタンス(Cymbopogon distans)、キンボポゴン・エクスセルトゥス(Cymbopogon exsertus)、キンボポゴン・フレクスオスス(Cymbopogon flexuosus)、キンボポゴン・ギダルバ(Cymbopogon gidarba)、キンボポゴン・ギガンテウス(Cymbopogon giganteus)、キンボポゴン・グロボサス(Cymbopogon globosus)、キンボポゴン・ゴエリンギー(Cymbopogon goeringii)、キンボポゴン・グラトゥス(Cymbopogon gratus)、キンボポゴン・イワランクサ(Cymbopogon jwarancusa)、キンボポゴン・カシアナス(Cymbopogon khasianus)、キンボポゴン・リアングシャネンシス(Cymbopogon liangshanensis)、キンボポゴン・マンダライアエンシス(Cymbopogon mandalaiaensis)、キンボポゴン・マルギナトゥス(Cymbopogon marginatus)、キンボポゴン・マルティニ(Cymbopogon martini)、キンボポゴン・メコンゲンシス(Cymbopogon mekongensis)、キンボポゴン・ミクロスタキス(Cymbopogon microstachys)、キンボポゴン・ミクロセクス(Cymbopogon microthecus)、キンボポゴン・ミノール(Cymbopogon minor)、キンボポゴン・ミニュティフロラス(Cymbopogon minutiflorus)、キンボポゴン・ナルダス(Cymbopogon nardus)、キンボポゴン・ネルウァトゥス(Cymbopogon nervatus)、キンボポゴン・オブテクトゥス(Cymbopogon obtectus)、キンボポゴン・オスマストニイ(Cymbopogon osmastonii)、キンボポゴン・ペンデュラス(Cymbopogon pendulus)、キンボポゴン・ポリネウロス(Cymbopogon polyneuros)、キンボポゴン・ポスピスキリイ(Cymbopogon pospischilii)、キンボポゴン・プロセルス(Cymbopogon procerus)、キンボポゴン・プルイノサス(Cymbopogon pruinosus)、キンボポゴン・クィーンズランディクス(Cymbopogon queenslandicus)、キンボポゴン・キンホネンシス(Cymbopogon quinhonensis)、キンボポゴン・レクタス(Cymbopogon rectus)、キンボポゴン・リフラクトゥス(Cymbopogon refractus)、キンボポゴン・スコエナントゥス(Cymbopogon schoenanthus)、キンボポゴン・トルティリス(Cymbopogon tortilis)、キンボポゴン・タングマイエンシス(Cymbopogon tungmaiensis)、キンボポゴン・ウィンテリアヌス(Cymbopogon winterianus)、およびキンボポゴン・クシチャンゲンシス(Cymbopogon xichangensis)の種が含まれる。
【0081】
いくらかの実施形態において、オガルカヤ属抽出物は、キンボポゴン・キトラトゥス(Cymbopogon citratus)の抽出物である。他の実施形態において、イノンド属抽出物は、キンボポゴン・キトラトゥス(Cymbopogon citratus)葉の抽出物である。
【0082】
いくらかの実施形態において、イノンド属抽出物は、アネサム・グラベオレンス(Anethum graveolens)の抽出物である。他の実施形態において、イノンド属抽出物は、アネサム・グラベオレンス(Anethum graveolens)種子の抽出物である。
【0083】
フトモモ属は、フトモモ科の顕花植物の群であり、とりわけ、シジギウム・アリイリグネウム(Syzygium alliiligneum)、シジギウム・アムプリフォリウム(Syzygium amplifolium)、シジギウム・アンダマニクム(Syzygium andamanicum)、シジギウム・アニサツム(Syzygium anisatum)、シジギウム・アニソセパルム(Syzygium anisosepalum)、シジギウム・アンゴフォロイデス(Syzygium angophoroides)、シジギウム・アンティセパティクム(Syzygium antisepticum)、シジギウム・アクエウム(Syzygium aqueum)、シジギウム・アロマティクム(Syzygium aromaticum)、シジギウム・アウストラル(Syzygium austral)、シジギウム・ベッドメイ(Syzygium beddomei)、シジギウム・ボウルディロニイ(Syzygium bourdillonii)、シジギウム・カニコルテックス(Syzygium canicortex)、シジギウム・カリオフィラツム(Syzygium caryophyllatum)、シジギウム・チャンロス(Syzygium chanlos)、シジギウム・チャバラン(Syzygium chavaran)、シジギウム・シネレウム(Syzygium cinereum)、シジギウム・コングロメラツム(Syzygium conglomeratum)、シジギウム・コントラクツム(Syzygium contractum)、シジギウム・コルダツム(Syzygium cordatum)、シジギウム・コルディフォリウム(Syzygium cordifolium)、シジギウム・コルミフロルム(Syzygium cormiflorum)、シジギウム・コリナンスム(Syzygium corynanthum)、シジギウム・コリノカルパ(Syzygium corynocarpa)、シジギウム・コウルタレンス(Syzygium courtallense)、シジギウム・クレブリネルベ(Syzygium crebrinerve)、シジギウム・クミニ(Syzygium cumini)、シジギウム・クラニイ(Syzygium curranii)、シジギウム・デンシフロルム(Syzygium densiflorum)、シジギウム・ディフスム(Syzygium diffusum)、シジギウム・ディスコフォルム(Syzygium discophorum)、シジギウム・デュチエアヌム(Syzygium duthieanum)、シジギウム・ディエリアヌム(Syzygium dyerianum)、シジギウム・エレガンス(Syzygium elegans)、シジギウム・エリスロカリクス(Syzygium erythrocalyx)、シジギウム・エウカリプトイデス(Syzygium eucalyptoides)、シジギウム・フェルグソニイ(Syzygium fergusonii)、シジギウム・フィブロスム(Syzygium fibrosum)、シジギウム・フィジエンス(Syzygium fijiense)、シジギウム・フロスキュリフェルム(Syzygium flosculiferum)、シジギウム・フォルテ(Syzygium forte)、シジギウム・フォルモサヌス(Syzygium formosanum)、シジギウム・フランシシイ(Syzygium francisii)、シジギウム・フラガリイ(Syzygium fullagarii)、シジギウム・グラウクム(Syzygium glaucum)、シジギウム・グラシリペス(Syzygium gracilipes)、シジギウム・グレアメアンデルソニアエ(Syzygium graeme-andersoniae)、シジギウム・グランデ(Syzygium grande)、シジギウム・グエホイ(Syzygium guehoi)、シジギウム・グスタビオイデス(Syzygium gustavioides)、シジギウム・グイネエンス(Syzygium guineense)、シジギウム・ホッジキンソニアエ(Syzygium hodgkinsoniae)、シジギウム・ジャンボズ(Syzygium jambos)、シジギウム・ジャスミニフォリウム(Syzygium jasminifolium)、シジギウム・ケママネンス(Syzygium kemamanense)、シジギウム・キアヒイ(Syzygium kiahii)、シジギウム・コオルデルシアヌム(Syzygium koordersianum)、シジギウム・クランダ(Syzygium kuranda)、シジギウム・ロイコキシロン(Syzygium leucoxylon)、シジギウム・ルエマニイ(Syzygium luehmannii)、シジギウム・マイレ(Syzygium maire)、シジギウム・マクル(Syzygium makul)、シジギウム・マラクセンス(Syzygium malaccense)、シジギウム・マニイ(Syzygium manii)、シジギウム・マインガイ(Syzygium maingayi)、シジギウム・メガカルプム(Syzygium megacarpum)、シジギウム・ミクランスム(Syzygium micranthum)、シジギウム・ミクロフィルム(Syzygium microphyllum)、シジギウム・ミヌス(Syzygium minus)、シジギウム・モニミオイデス(Syzygium monimioides)、シジギウム・モオレイ(Syzygium moorei)、シジギウム・ミヘンドラエ(Syzygium myhendrae)、シジギウム・ネエシアヌム(Syzygium neesianum)、シジギウム・ネメストリヌム(Syzygium nemestrinum)、シジギウム・ネルボスム(Syzygium nervosum)、シジギウム・オブラツム(Syzygium oblatum)、シジギウム・オッシデンターレ(Syzygium occidentale)、シジギウム・オレオスム(Syzygium oleosum)、シジギウム・オリガンスム(Syzygium oliganthum)、シジギウム・オレオフィルム(Syzygium oreophilum)、シジギウム・パルガテンス(Syzygium palghatense)、シジギウム・パニキュラツム(Syzygium paniculatum)、シジギウム・パラメスワラニイ(Syzygium parameswaranii)、シジギウム・パテンティネルベ(Syzygium patentinerve)、シジギウム・パピラセウム(Syzygium papyraceum)、シジギウム・パウペル(Syzygium pauper)、シジギウム・ペンデンス(Syzygium pendens)、シジギウム・パラケンス(Syzygium perakense)、シジギウム・ペルガメンタセウム(Syzygium pergamentaceum)、シジギウム・ファエオフィルム(Syzygium phaeophyllum)、シジギウム・ポリツム(Syzygium politum)、シジギウム・ポリアントゥム(Syzygium polyanthum)、シジギウム・ポンドエンス(Syzygium pondoense)、シジギウム・プライネアヌム(Syzygium praineanum)、シジギウム・シュードファスティギアツム(Syzygium pseudofastigiatum)、シジギウム・プルプレウム(Syzygium purpureum)、シジギウム・クアドラングラツム(Syzygium quadrangulatum)、シジギウム・クアドリブラクテアツム(Syzygium quadribracteatum)、シジギウム・ラマバルマエ(Syzygium ramavarmae)、シジギウム・レボルツム(Syzygium revolutum)、シジギウム・リチイ(Syzygium richii)、シジギウム・サマランゲンセ(Syzygium samarangense)、シジギウム・サンドウィセンシス(Syzygium sandwicensis)、シジギウム・スミティイ(Syzygium smithii)、シジギウム・スボルビキュラレ(Syzygium suborbiculare)、シジギウム・シジギオイデス(Syzygium syzygioides)、およびシジギウム・トラバンコリクム(Syzygium travancoricum)の種が含まれる。
【0084】
いくらかの実施形態において、フトモモ属抽出物は、シジギウム・アロマティクム(Syzygium aromaticum)の抽出物である。他の実施形態において、フトモモ属抽出物は、シジギウム・アロマティクム(Syzygium aromaticum)花または蕾の抽出物である。
【0085】
クロタネソウ属は、キンポウゲ科の一年生植物の属であり、とりわけ、ニゲラ・アルベンシス(Nigella arvensis)、ニゲラ・カルパサ(Nigella carpatha)、ニゲラ・ダマスケナ(Nigella damascena)、ニゲラ・デジェニイ(Nigella degenii)、ニゲラ・デセルチ(Nigella deserti)、ニゲラ・ドエルフレリ(Nigella doerfleri)、ニゲラ・エラータ(Nigella elata)、ニゲラ・フマリーフォリア(Nigella fumariifola)、ニゲラ・ヒスパニカ(Nigella hispanica)、ニゲラ・ラティセクタ(Nigella latisecta)、ニゲラ・ニゲラスツルム(Nigella nigellastrum)、ニゲラ・オリエンタリス(Nigella orientalis)、ニゲラ・オキシペタラ(Nigella oxypetala)、ニゲラ・パピロサ(Nigella papillosa)、ニゲラ・サティバ(Nigella sativa)、ニゲラ・セゲタリス(Nigella segetalis)、ニゲラ・ストリクタ(Nigella stricta)およびニゲラ・ウングイクラリス(Nigella unguicularis)の種が含まれる。
【0086】
いくらかの実施形態において、クロタネソウ属抽出物は、ニゲラ・サティバ(Nigella sativa)の抽出物である。他の実施形態において、クロタネソウ属抽出物は、ニゲラ・サティバ(Nigella sativa)種子の抽出物である。
【0087】
ピメンタ属は、フトモモ科の顕花植物の群であり、とりわけ、ピメンタ・アデノクラダ(Pimenta adenoclada)、ピメンタ・ベルシリアエ(Pimenta berciliae)、ピメンタ・カイニトイデス(Pimenta cainitoides)、ピメンタ・ディオイカ(Pimenta dioica)(オールスパイス)、ピメンタ・フェルギネア(Pimenta ferruginea)、ピメンタ・フィリペス(Pimenta filipes)、ピメンタ・ガテマレンシス(Pimenta guatemalensis)、ピメンタ・ハイチエンシス(Pimenta haitiensis)、ピメンタ・インテルメディア(Pimenta intermedia)、ピメンタ・ジャマイセンシス(Pimenta jamaicensis)、ピメンタ・オブスキュラ(Pimenta obscura)、ピメンタ・オディオレンス(Pimenta odiolens)、ピメンタ・オリガンサ(Pimenta oligantha)、ピメンタ・ポドカルポイデス(Pimenta podocarpoides)、ピメンタ・シュードカリオフィルルス(Pimenta pseudocaryophyllus)、ピメンタ・ラセモサ(Pimenta racemosa)、ピメンタ・サマネンシス(Pimenta samanensis)、ピメンタ・リチャルディイ(Pimenta richardii)、およびピメンタ・ユマナ(Pimenta yumana)の種が含まれる。
【0088】
いくらかの実施形態において、ピメンタ属抽出物は、ピメンタ・ディオイカ(Pimenta dioica)の抽出物である。他の実施形態において、ピメンタ属抽出物は、ピメンタ・ディオイカ(Pimenta dioica)果実の抽出物である。
【0089】
いくらかの実施形態によれば、追加の植物抽出物は、少なくとも1つの追加の植物源から選択され得、前記少なくとも1つの追加の植物源は、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、パエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)抽出物、サルビア・オフィキナリス(Salvia officinalis)抽出物、マグノリア・オフィシナリス(Magnolia officinalis)抽出物、コンミフォラ・ミルラ(Commiphora myrrha)抽出物、ボスウェリア・セラータ(Boswellia serrata)抽出物、ディプテロカルパス・ツルビナトゥス(Dipterocarpus turbinatus)抽出物、コパイバ・ラングスドルフィ(Copaiba langsdorffii)抽出物、マルピギア・エマルギナタ(Malpighia emarginata)抽出物、マルピギア・グラブラ(Malpighia glabra)抽出物、ティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris)抽出物、オリガヌム・ブルガレ(Origanum vulgare)抽出物、キンボポゴン・キトラトゥス(Cymbopogon citratus)抽出物、アネサム・グラベオレンス(Anethum graveolens)抽出物、シジギウム・アロマティクム(Syzygium aromaticum)抽出物、ニゲラ・サティバ(Nigella sativa)抽出物、ピメンタ・ディオイカ(Pimenta dioica)抽出物、植物源から抽出されたマルトールおよびそれらの混合物から選択される。
【0090】
いくらかの他の実施形態によれば、追加の植物抽出物は、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)樹皮もしくは小枝抽出物、パエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)根抽出物、サルビア・オフィキナリス(Salvia officinalis)葉抽出物、マグノリア・オフィシナリス(Magnolia officinalis)樹皮抽出物、コンミフォラ・ミルラ(Commiphora myrrha)樹脂抽出物、ボスウェリア・セラータ(Boswellia serrata)樹脂抽出物、ディプテロカルパス・ツルビナトゥス(Dipterocarpus turbinatus)樹脂抽出物、コパイバ・ラングスドルフィ(Copaiba langsdorffii)樹脂もしくは樹皮抽出物、マルピギア・グラブラ(Malpighia glabra)またはマルピギア・エマルギナタ(Malpighia emarginata)果実抽出物、ティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris)葉抽出物、オリガヌム・ブルガレ(Origanum vulgare)葉抽出物、キンボポゴン・キトラトゥス(Cymbopogon citratus)葉抽出物、アネサム・グラベオレンス(Anethum graveolens)種子抽出物、シジギウム・アロマティクム(Syzygium aromaticum)花もしくは蕾抽出物、ニゲラ・サティバ(Nigella sativa)種子抽出物、ピメンタ・ディオイカ(Pimenta dioica)果実抽出物、マルトールおよびそれらの混合物から選択することができる。
【0091】
本開示の別の態様は、抗菌有効量の薬剤の混合物を含む抗菌性組成物であって、薬剤の混合物が、少なくとも1つのサポニン抽出物と、エゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の少なくとも1つの植物抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物とからなり、サポニン抽出物が、前記少なくとも1つの植物種および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である抗菌性組成物を提供する。
【0092】
別の態様において、抗菌有効量の薬剤の混合物を含む抗菌性組成物であって、薬剤の混合物が、カメリア・オレイフェラ(Camellia oleifera)抽出物、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)抽出物、キラヤ・サポナリア(Quillaja saponaria)抽出物、サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)抽出物、サピンドゥス・サポナリア(Sapindus saponaria)抽出物、およびサポナリア・オフィシナリス(Saponaria officinalis)抽出物、ならびにそれらの任意の混合物から選択されるサポニン抽出物;スティラックス・パラレロネウルス(Styrax paralleloneurus)(スマトラベンゾイン)、スティラックス・トンキネンシス(Styrax tonkinensis)(シャムベンゾイン)、スティラックス・フォルモサヌス(Styrax formosanus)、スティラックス・ペルウィアナム(Styrax peruvianum)、スティラックス・トルー(Styrax tolu)およびそれらの混合物由来のエゴノキ属抽出物;ならびにキンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)、パエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)、サルビア・オフィキナリス(Salvia officinalis)、マグノリア・オフィシナリス(Magnolia officinalis)、コンミフォラ・ミルラ(Commiphora myrrha)、ボスウェリア・セラータ(Boswellia serrata)、ディプテロカルパス・ツルビナトゥス(Dipterocarpus turbinatus)、コパイバ・ラングスドルフィ(Copaiba langsdorffii)、マルピギア・エマルギナタ(Malpighia emarginata)、マルピギア・グラブラ(Malpighia glabra)、ティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris)、オリガヌム・ブルガレ(Origanum vulgare)、キンボポゴン・キトラトゥス(Cymbopogon citratus)、アネサム・グラベオレンス(Anethum graveolens)、シジギウム・アロマティクム(Syzygium aromaticum)、ニゲラ・サティバ(Nigella sativa)、ピメンタ・ディオイカ(Pimenta dioica)、および植物源から抽出されたマルトールから選択される追加の植物源由来の少なくとも1つの植物抽出物;ならびに場合によっては少なくとも1つの添加物からなる抗菌性組成物が提供される。
【0093】
また、さらなる態様は、少なくとも1つのサポニン抽出物と、エゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の少なくとも1つの植物抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物との組み合わせからなる追加の組成物であって、サポニン抽出物が、前記少なくとも1つの植物種および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である追加の組成物を提供する。
【0094】
追加の組成物(または追加の製剤)という用語は、別の、すでに調製された組成物に添加される組成物を指すことを意味する。例えば、追加の組成物は、多種多様の他の製品、例えばシャンプー、石鹸、クリーム、ローションなどに添加されて、所望の特性を有するこれらの製品を提供する可能性がある。そのような特性は、抗菌活性、起泡、粘度の変更、改善された吸光度などであり得る。追加の製剤が、製品の組成物とは別に配合され、その後、製品に添加され得ることに注意するべきである。しかし、追加の製剤の構成要素のそれぞれが、任意の望ましい添加の順序で製品の組成物に個々に添加され得ることが理解されるべきである。
【0095】
本開示の組成物は、一般的に使用される材料の組成物を調製するための方法のいずれによっても調製することができる。例えば、組成物の構成要素は、固体として添加され、一緒に混合され得るか、または構成要素の1つは、溶液の形で他方に添加され得、必要があれば、均質な溶液を得るために混合後に蒸発または凍結乾燥され得る。
【0096】
別の態様において、
(a)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物およびマルトールを含む組成物;
(b)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、マルトール、およびクエン酸を含む組成物;
(c)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物およびニッケイ属抽出物を含む組成物;
(d)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、ニッケイ属抽出物およびマルトールを含む組成物;
(e)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびモクレン属抽出物を含む組成物;
(f)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびボタン属抽出物を含む組成物;
(g)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、ニッケイ属抽出物、クエン酸およびマルトールを含む組成物;
(h)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、ニッケイ属抽出物、およびクエン酸を含む組成物;
(i)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、ニッケイ属抽出物、ボタン属抽出物、クエン酸およびマルトールを含む組成物;
(j)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、ニッケイ属抽出物、およびアキギリ属抽出物を含む組成物;
(k)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、およびシキミ酸を含む組成物;
(l)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびニゲラ・サティバ(Nigella sativa)抽出物を含む組成物;
(m)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびピメンタ・ディオイカ(Pimenta dioica)抽出物を含む組成物;
(n)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびキンボポゴン・キトラトゥス(Cymbopogon citrus)抽出物を含む組成物;
(o)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびサルビア・オフィキナリス(Salvia officinalis)葉抽出物を含む組成物;
(p)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびマルピギア・エマルギナタ(Malpighia emarginata)抽出物を含む組成物
(q)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris)抽出物を含む組成物;
(r)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびオリガヌム・ブルガレ(Origanum vulgare)抽出物を含む組成物;ならびに
(s)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびシジギウム・アロマティクム(Syzygium aromaticum)抽出物を含む組成物
から選択される抗菌性組成物が提供される。
【0097】
別の態様では
(a)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物およびマルトールを含む組成物;
(b)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、マルトール、およびクエン酸を含む組成物;
(c)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物およびキンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物を含む組成物;
(d)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物およびマルトールを含む組成物;
(e)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびマグノリア・オフィシナリス(Magnolia officinalis)抽出物を含む組成物;
(f)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびパエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)抽出物を含む組成物;
(g)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、クエン酸およびマルトールを含む組成物;
(h)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、およびクエン酸を含む組成物;
(i)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、パエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)抽出物、クエン酸およびマルトールを含む組成物;
(j)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、およびサルビア・オフィキナリス(Salvia officinalis)抽出物を含む組成物;ならびに
(k)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、およびシキミ酸を含む組成物
から選択される抗菌性組成物が提供される。
【0098】
いくらかの実施形態によれば、組成物は、少なくとも0.04wt%のマルトール、少なくとも0.075wt%のサピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)抽出物、および0.025wt%のエゴノキ属抽出物を含む。
【0099】
他の実施形態によれば、組成物は、少なくとも0.04wt%のマルトール、少なくとも0.075wt%のサピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)抽出物、および少なくとも0.003wt%のクエン酸を含む。
【0100】
いくらかの他の実施形態によれば、組成物は、少なくとも0.02wt%のマルトール、少なくとも0.0375wt%のサピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)抽出物、0.0125wt%のエゴノキ属抽出物、および少なくとも0.0015wt%のクエン酸を含む。
【0101】
以下でさらに説明されるように、本開示の組成物は、抗菌特性を示し、組成物を、例えば、化粧品、治療剤、食品、および材料保存の分野における多種多様の用途に適したものにする。
【0102】
したがって、本開示の組成物は、多種多様の製剤、例えば化粧品製剤、治療用製剤、抗菌製剤、食品添加物製剤および防腐剤製剤に配合され得る。各前述の製剤は、本明細書で開示されるような少なくとも1つの追加の添加物と一緒に、特定の用途に適した賦形剤、希釈剤、または担体さらに含み得る。
【0103】
その別の態様において、本開示は、上の種々の実施形態において定義された通りの本開示の組成物を含む化粧用製剤またはクレンジング製剤を提供する。
【0104】
化粧用製剤/クレンジング製剤は、化粧品的にまたは皮膚科学的に許容される媒体、すなわち対象(ヒトまたは非ヒト)の皮膚への用途に適している媒体を含む局所適用に適した形で典型的に配合される。媒体は、水性もしくは水性アルコール溶液、水中油型もしくは油中水型の乳剤、マイクロエマルジョン、水性もしくは無水物のゲル、セラム、そうでなければ小胞の分散体、パッチ、クリーム、スプレー、膏薬、軟膏、ローション、ゲル、液剤、懸濁剤の形、または任意の他の既知の化粧品的に許容される形であり得る。あるいは、製剤は、ヒトの皮膚、毛髪、まつ毛、眉毛、または爪への用途で配合され得る。
【0105】
さらに、製剤は、他の標準添加物、例えば以下に記載のものなどの軟化薬、保湿剤、増粘剤、乳化剤、中和剤、着色剤、香料、吸収剤もしくはフィルター、防腐剤および/もしくはゲル化剤、ナイロンなどのフィラー、日焼け防止剤、電解質、タンパク質、抗酸化剤およびキレート剤を含有する可能性がある。
【0106】
さらに、製剤はまた、ペプチド有効成分、野菜抽出物、老化防止剤、抗シワ剤、無痛化剤、ラジカルスカベンジャー、UV吸収剤、真皮巨大分子の合成またはエネルギー代謝を刺激する薬剤、水和剤、抗菌剤、抗真菌剤、抗炎症剤、麻酔剤、皮膚分化、色素沈着または脱色素を調節する薬剤、爪または毛髪の成長を刺激する薬剤などの少なくとも1つの有効成分も含む可能性がある。
【0107】
いくらかの実施形態において、各前述の添加物/有効成分は、一般的に製剤の総重量の約0.1~30wt%の量で存在する。
【0108】
化粧用製剤/クレンジング製剤で使用するための適切な軟化薬には、例えば、場合によってはヒドロキシ置換されたC~C50不飽和脂肪酸およびそのエステル、C~C30飽和脂肪酸のC~C24エステル、例えばミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチルおよびミリスチン酸オクチルドデシル(Wickenol142)、蜜蝋、飽和および不飽和脂肪アルコール、例えばベヘニルアルコールおよびセチルアルコール、炭化水素、例えば鉱油、ペトロラタム、スクアラン、脂肪ソルビタンエステル、ラノリンおよびラノリン誘導体、例えばラノリンアルコール、エトキシル化、ヒドロキシル化およびアセチル化ラノリン、コレステロールおよびその誘導体、動物性および植物性トリグリセリド、例えばアーモンド油、落花生油、小麦胚芽油、アマニ油、ホホバ油、アプリコットピット、クルミ、パームナッツ、ピスタチオナッツ、セサミシードの油、菜種油、杜松油、トウモロコシ油、ピーチピット油、ケシ種子油、松油、ひまし油、大豆油、アボカド油、紅花油、ヤシ油、ヘーゼルナッツ油、オリーブ油、グレープシード油、およびヒマワリ種子油ならびにダイマー酸およびトリマー酸のC~C24エステル、例えばダイマー酸ジイソプロピル、リンゴ酸ジイソステアリル、ダイマー酸ジイソステアリルおよびトリマー酸トリイソステアリルが含まれる。
【0109】
いくらかの実施形態において、製剤で使用される軟化薬には、イソセチルアルコール、パルミチン酸オクチル、ネオペンタン酸イソステアリルおよびステアリルステアリン酸イソセチル、鉱油、植物油、動物油、脂肪およびワックスから選択される天然油または合成油、脂肪酸エステル、脂肪アルコール、アルキレングリコールおよびポリアルキレングリコールエーテルならびにそれらのエステル、脂肪酸および混合物が含まれる。
【0110】
軟化薬は、独立してまたは混合物中で使用され得、本開示の組成物中、約1~約98重量%の量で存在し得、いくらかの実施形態において、製剤全体の約5重量%~約15重量%の量で存在する。
【0111】
本開示による化粧用製剤/クレンジング製剤で使用するための適切な乳化剤には、ステアリン酸グリセリルおよびラウレス23、ステアリン酸PEG20、およびミンク-アミドプロピルジメチル2-ヒドロキシエチルアンモニウムクロリドが含まれる。
【0112】
典型的な保湿剤は、グリセリン、ペトロラタムおよびマレイン化植物油である。
【0113】
製剤はまた、親水性ゲル化剤を含有してもよく、親水性ゲル化剤は、セルロースエーテル(例えばヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、ポリビニルアルコール、ポリクオタニウム-10、グアーガム、ヒドロキシプロピルグアーガム、キサンタンガム、アロエベラゲル、アムラ、カラギーナン、エンバク粉、でんぷん(トウモロコシ、コメまたは他の植物由来)、ゼラチン(ブタ皮膚)、ガッティゴム、アラビアガム、イヌリン(チコリー由来)、コンニャクガム、ローカストビーンガム、マシュマロルート、ペクチン、キノアエキス、紅藻、ソラガムおよびトラガカントガム(TG)などの水溶性ポリマーまたはコロイド状水溶性ポリマーから選択され得る。
【0114】
さらなる実施形態において、親水性ゲル化剤は、アクリル酸/アクリル酸エチルコポリマーおよびカーボポール樹脂の商標でB.F.グッドリッチ社により販売されているカルボキシビニルポリマーから選択される。これらの樹脂は、本質的に0.75%~2.00%のポリアリルスクロースまたはポリアリルペンタエリトリトールなどの架橋剤を用いて架橋されたアクリル酸のコロイド状水溶性ポリアルケニルポリエーテル架橋ポリマーからなる。例には、カーボポール934、カーボポール940、カーボポール950、カーボポール980、カーボポール951およびカーボポール981が含まれる。カーボポール934は、各スクロース分子あたり平均で約5.8個のアリル基を有するスクロースのポリアリルエーテル約1個で架橋されたアクリル酸の水溶性ポリマーである。また、本明細書において使用に適したものは、両親媒性の特性を有するアクリル酸の疎水的に修飾された架橋ポリマーであり、カーボポール1382、カーボポール1342およびペミュレンTR-1の商標名で入手可能である。ポリアルケニルポリエーテル架橋アクリル酸ポリマーと、疎水的に修飾された架橋アクリル酸ポリマーとの組み合わせはまた、本明細書での使用に適している。
【0115】
本明細書において使用に適した他の適切なゲル化剤は、トリヒドロキシステアリンおよびヒドロキシステアリン酸アルミニウムマグネシウムなどのオレオゲルである。
【0116】
いくらかの実施形態において、ゲル化剤は、製剤の総重量の約0.01%~約10%の量で化粧用製剤/クレンジング製剤中に存在する。いくらかの実施形態において、製剤は、約0.02%~約2%の量で親水性ゲル化剤を含む。他の実施形態において、ゲル化剤の量は、約0.02%~約0.5%である。
【0117】
化粧用製剤/クレンジング製剤はまた、スタビリーゼQM(International Specialty Products(ISP))として市販されている架橋無水マレイン酸-アルキルメチルビニルエーテルおよびコポリマー、カルボマー、天然ガム、細孔径が約0.01~約0.05μmであり、表面積が200~300m/gである架橋疎水性ポリマーの一般的に球状粒子の形態をとるMicrospongess5647などの高度に架橋したポリメタクリル酸コポリマーなどの増粘剤も含む可能性がある。
【0118】
化粧用製剤/クレンジング製剤における使用に適した中和剤には、本明細書で列記されるような酸性基含有親水性ゲル化剤を中和するもので、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミンおよびアミノメチルプロパノールが含まれる。
【0119】
いくらかの実施形態において、化粧用製剤/クレンジング製剤は、1つまたは複数の紫外線吸収剤を含む。日焼け防止剤と説明されることも多い紫外線吸収剤は、組成物の総重量に基づいて約1重量%~約25重量%の濃度で存在し得る。いくらかの実施形態によれば、UV吸収剤は、約2重量%~15重量%を占める。他の実施形態によれば、UV吸収剤は、約4重量%~約10重量%を占める。紫外線吸収剤の非限定例には、ベンゾフェノン-3、ベンゾフェノン-4、ジメチルPABAオクチル(パディメート0)、メトキシ桂皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、オクトクリレン、p-メチルベンジリデンカンファ、ブチルメトキシジベンゾイルメタン(パルソール1789)、二酸化チタン、酸化亜鉛およびそれらの混合物が含まれる。
【0120】
さらなる態様において、本開示は、本明細書で開示される組成物を含む抗菌製剤を提供する。
【0121】
抗菌製剤は、微生物個体群またはそのような微生物のバイオフィルムを減少または排除するのに有効である。本明細書で示されるように、製剤は、広範囲の微生物に対する抗菌活性、具体的には広範囲の細菌に対する抗菌活性を与える。微生物という用語は、本明細書では、細菌、真菌、酵母、カビ、古細菌、原生生物、ウイルスおよび藻類などの単細胞(single cell)(単細胞(unicellular))、細胞塊、または細胞がない(無細胞)生物に関する。
【0122】
いくらかの実施形態において、微生物は、いくらかの実施形態において、アシネトバクター・バウマニ(Acinetobacter baumannii)、アナエロコッカス属の種(Anaerococcus sp)、アナエロコッカス・プレボティイ(Anaerococcus prevotii)、百日咳菌(Bordetella pertussis)、ボレリア・ブルグドルフェリ(Borrelia burgdorferi)、ブルセラ・アボルタス(Brucella abortus)、ブルセラ・カニス(Brucella canis)、ブルセラ・メリテンシス(Brucella melitensis)、ブルセラ・スイス(Brucella suis)、バークホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)、カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)、クラミジア・ニューモニア(Chlamydia pneumonia)、クラミジア・プシタシ(Chlamydia psittaci)、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)、クロストリジウム・ボツリヌム(Clostridium botulinum)、クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)、クロストリジウム・パーフリンジェンス(Clostridium perfringens)、クロストリジウム・テタニ(Clostridium tetani)、コリネバクテリウム・ジフテリア(Corynebacterium diphtheria)、キューティバクテリウム・アクネス(Cutibacterium acnes)、エンテロバクター・クロアカ(Enterobacter cloacae)、エンテロバクター・クロアカ(Enterobacter cloacae)、エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)、エシェリヒア・コリ(Escherichia coli)(E. coli)、毒素原性大腸菌(Enterotoxigenic Escherichia coli)(ETEC)、腸管病原性大腸菌(Enteropathogenic E. coli)、フランシセラ・ツラレンシス(Francisella tularensis)、ガードネレラ・バジナリス(Gardnerella vaginalis)、ヘモフィルス・インフルエンザ(Haemophilus influenza)、ハロモナス・エロンガタ(Halomonas elongate)、ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)、クレブシエラ・オキシトカ(Klebsiella oxytoca)、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)、レプトスピラ・インターロガンス(Leptospira interrogans)、リステリア・モノサイトゲネス(Listeria monocytogenes)、マイコバクテリウム・レプラエ(Mycobacterium leprae)、マイコバクテリウム・ツベルクローシス(Mycobacterium tuberculosis)、マイコプラズマ・ニューモニア(Mycoplasma pneumonia)、ナイセリア・ゴノレエ(Neisseria gonorrhoeae)、ナイセリア・メニンギティディス(Neisseria meningitidis)、シュードモナス・エルギノーザ(Pseudomonas aeruginosa)、リケッチア・リケッチイ(Rickettsia rickettsii)、サルモネラ・チフス(Salmonella typhi)、サルモネラ・ティフィムリウム(Salmonella typhimurium)、シゲラ・ソンネイ(Shigella sonnei)、スタフィロコッカス・カピティス(Staphylococcus capitis)、スタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis)、スタフィロコッカス・サプロフィティカス(Staphylococcus saprophyticus)、ストレプトコッカス・アガラクティエ(Streptococcus agalactiae)、ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)ストレプトコッカス・ニューモニエ(Streptococcus pneumonia)、ストレプトコッカス・ピオゲネス(Streptococcus pyogenes)、トレポネーマ・パリダム(Treponema pallidum)、ビブリオ・コレレ(Vibrio cholera)、ビブリオ・ハーベイ(Vibrio harveyi)およびエルシニア・ペスティス(Yersinia pestis)から選択される細菌である。
【0123】
いくらかの実施形態において、微生物は、いくらかの実施形態において、アブシディア・コリムビフェラ(Absidia corymbifera)、アジェロミセス・カプスラツス(Ajellomyces capsulatus)、アジェロミセス・デルマチチジス(Ajellomyces dermatitidis)、アルスロデルマ・ベンハミア(Arthroderma benhamiae)、アルスロデルマ・フルバム(Arthroderma fulvum)、アルスロデルマ・ジプセウム(Arthroderma gypseum)、アルスロデルマ・インカルバタム(Arthroderma incurvatum)、アルスロデルマ・オタエ(Arthroderma otae)、アルスロデルマ・バンブレウセゲミ(Arthroderma vanbreuseghemii)、アスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigates)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)(アスペルギルス・ブラジリエンシス(Aspergillus brasiliensis))、アスペルギルス・テレウス(Aspergillus terreus)、ブラストミセス・デルマティティジス(Blastomyces dermatitidis)、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・アルビカンスvar.ステラトイデア(Candida albicans var. stellatoidea)、カンジダ・デュブリニエンシス(Candida dublinensis)、カンジダ・グラブラータ(Candida glabrata)、カンジダ・ギリエルモンディ(Candida guilliermondii)、カンジダ・クルセイ(Candida krusei)、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)、カンジダ・ペリクロサ(Candida pelliculosa)、カンジダ・トロピカリス(Candida tropicalis)、クラドフィアロフォラ・カリオニ(Cladophialophora carrionii)、コクシジオイデス・イミティス(Coccidioides immitis)、クリプトコックス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)、クスダマカビ属の種(Cunninghamella sp.)、エピデルモフィトン・フロッコーサム(Epidermophyton floccosum)、エクソフィアラ・デルマチチヂス(Exophiala dermatitidis)、フィロバジエラ・ネオフォルマンス(Filobasidiella neoformans)、フォンセカエ・ペドロソイ(Fonsecaea pedrosoi)、ゲオトリクム・カンディダム(Geotrichum candidum)、ヒストプラズマ・カプスラツム(Histoplasma capsulatum)、ホルテア・ウェルネッキ(Hortaea werneckii)、イサチェンキア・オリエンタリス(Issatschenkia orientalis)、マズレラ・グリサエ(Madurella grisae)、マラセチア・ファーファー(Malassezia furfur)、マラセチア・ファーファー・コンプレックス(Malassezia furfur complex)、マラセチア・グロボーサ(Malassezia globosa)、マラセチア・オブチューズ(Malassezia obtuse)、マラセチア・パチデルマティス(Malassezia pachydermatis)、マラセチア・レストリクタ(Malassezia restricta)、マラセチア・スローフィイ(Malassezia slooffiae)、マラセチア・シンポジアーリス(Malassezia sympodialis)、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、ミクロスポルム・フルブム(Microsporum fulvum)、ミクロスポルム・ギプセウム(Microsporum gypseum)、ミクロスポルム・ギプセウム・コンプレックス(Microsporum gypseum complex)、ミクロスポルム・ギプセウム(Microsporum gypseum)、ムーコル・シルシネロイデス(Mucor circinelloides)、ネクトリア・ヘマトコッカ(Nectria haematococca)、パエシロマイセス・バリオチイ(Paecilomyces variotii)、パラコクシジオイデス・ブラジリエンシス(Paracoccidioides brasiliensis)、ペニシリウム・マルネッフェイ(Penicillium marneffei)、フィアロフォラ・ベルッコサ(Phialophora verrucosa)、ピキア・アノマラ(Pichia anomala)、ピキア・グイリエルモンディ(Pichia guilliermondii)、ニューモシスチス・イロベチィ(Pneumocystis jirovecii)、シュードアレシェリア・ボイジイ(Pseudallescheria boydii)、リゾプス・オリゼ(Rhizopus oryzae)、ロドトルラ・ルブラ(Rodotorula rubra)、サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、セドスポリウム・アピオスペルマム(Scedosporium apiospermum)、シゾフィラム・コムーネ(Schizophyllum commune)、スポロトリックス・シェンキイ(Sporothrix schenckii)、スタキボトリス・チャータルム(Stachybotrys chartarum)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・メンタグロフィテス・コンプレックス(Trichophyton mentagrophytes complex)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、トリコフィトン・トンスランス(Trichophyton tonsurans)、トリコフィトン・ベルコーズム(Trichophyton verrucosum)、トリコフィトン・ビオラセウム(Trichophyton violaceum)、トリコスポロン・アサヒイ(Trichosporon asahii)、トリコスポロン・クタネウム(Trichosporon cutaneum)、トリコスポロン・クタネウム・コンプレックス(Trichosporon cutaneum complex)、トリコスポロン・インキン(Trichosporon inkin)、トリコスポロン・ムコイデス(Trichosporon mucoides)およびウィカハモマイセス・アノマルス(Wickerhamomyces anomalus)から選択される真菌である。
【0124】
いくらかの実施形態において、微生物は、いくらかの実施形態において、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・アルビカンスvar.ステラトイデア(Candida albicans var. stellatoidea)、カンジダ・デュブリニエンシス(Candida dublinensis)、カンジダ・グラブラータ(Candida glabrata)、カンジダ・ギリエルモンディ(Candida guilliermondii)、カンジダ・クルセイ(Candida krusei)、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)、カンジダ・ペリクロサ(Candida pelliculosa)、カンジダ・トロピカリス(Candida tropicalis)、クリプトコックス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)、フィロバジエラ・ネオフォルマンス(Filobasidiella neoformans)、ゲオトリクム・カンディダム(Geotrichum candidum)、イサチェンキア・オリエンタリス(Issatschenkia orientalis)、マラセチア・ファーファー(Malassezia furfur)、マラセチア・パチデルマティス(Malassezia pachydermatis)、ピキア・アノマラ(Pichia anomala)、ピキア・グイリエルモンディ(Pichia guilliermondii)、ピチロスポルム・オヴァレ(Pityrosporum ovale)、ニューモシスチス・イロベチィ(Pneumocystis jirovecii)、ロドトルラ・ルブラ(Rodotorula rubra)、トリコスポロン・アサヒイ(Trichosporon asahii)、トリコスポロン・クタネウム(Trichosporon cutaneum)、トリコスポロン・インキン(Trichosporon inkin)およびトリコスポロン・ムコイデス(Trichosporon mucoides)から選択される酵母である。
【0125】
いくらかの実施形態において、微生物は、いくらかの実施形態において、アブシディア・コリムビフェラ(Absidia corymbifera)、アルスロデルマ・ベンハミア(Arthroderma benhamiae)、アルスロデルマ・フルバム(Arthroderma fulvum)、アルスロデルマ・ジプセウム(Arthroderma gypseum)、アルスロデルマ・インカルバタム(Arthroderma incurvatum)、アルスロデルマ・オタエ(Arthroderma otae)、アルスロデルマ・バンブレウセゲミ(Arthroderma vanbreuseghemii)、アスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigates)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、クラドフィアロフォラ・カリオニ(Cladophialophora carrionii)、コクシジオイデス・イミティス(Coccidioides immitis)、エピデルモフィトン・フロッコーサム(Epidermophyton floccosum)、エクソフィアラ・デルマチチヂス(Exophiala dermatitidis)、フォンセカエ・ペドロソイ(Fonsecaea pedrosoi)、ホルテア・ウェルネッキ(Hortaea werneckii)、マズレラ・グリサエ(Madurella grisae)、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、ミクロスポルム・フルブム(Microsporum fulvum)、ミクロスポルム・ギプセウム(Microsporum gypseum)、ミクロスポルム・ギプセウム(Microsporum gypseum)、ミクロスポルム・ギプセウム(Microsporum gypseum)、ムーコル・シルシネロイデス(Mucor circinelloides)、ネクトリア・ヘマトコッカ(Nectria haematococca)、パエシロマイセス・バリオチイ(Paecilomyces variotii)、パラコクシジオイデス・ブラジリエンシス(Paracoccidioides brasiliensis)、ペニシリウム・マルネッフェイ(Penicillium marneffei)、シュードアレシェリア・ボイジイ(Pseudallescheria boydii)、リゾプス・オリゼ(Rhizopus oryzae)、セドスポリウム・アピオスペルマム(Scedosporium apiospermum)、シゾフィラム・コムーネ(Schizophyllum commune)、スポロトリックス・シェンキイ(Sporothrix schenckii)、スタキボトリス・チャータルム(Stachybotrys chartarum)、トリコフィトン・メンタグロフィテス・コンプレックス(Trichophyton mentagrophytes complex)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、トリコフィトン・トンスランス(Trichophyton tonsurans)、トリコフィトン・ベルコーズム(Trichophyton verrucosum)およびトリコフィトン・ビオラセウム(Trichophyton violaceum)から選択されるカビである。
【0126】
本開示のいくらかの実施形態によれば、本明細書で開示される抗菌製剤は、エシェリヒア・コリ(Escherichia coli)(E. Coli)、サルモネラ属、ブドウ球菌属、サッカロミセス属(Saccharomyces)、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)、シュードモナス・エルギノーザ(Pseudomonas aeruginosa)、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、A.ニガー(A. niger)、L.アシドフィルス(L. acidophilus)、アスペルギルス・テレウス(Aspergillus terreus)、クレブシエラ・オキシトカ(Klebsiella oxytoca)、ペニシリウム・マルネッフェイ(Penicillium marneffei)、アシネトバクター・バウマニ(Acinetobacter baumannii)、ピチロスポルム・オヴァレ(Pityrosporum ovale)、スタフィロコッカス・カピティス(Staphylococcus capitis)、ウィカハモマイセス・アノマルス(Wickerhamomyces anomalus)、スタフィロコッカス・サプロフィティカス(Staphylococcus saprophyticus)、アナエロコッカス・プレボティイ(Anaerococcus prevotii)、スタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis)、ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)、キューティバクテリウム・アクネス(Cutibacterium acnes)、ハロモナス・エロンガタ(Halomonas elongate)、および/またはガードネレラ・バジナリス(Gardnerella vaginalis)などの細菌に対して有効である。
【0127】
本開示のいくらかの実施形態によれば、本明細書で開示される抗菌製剤は、エシェリヒア・コリ(Escherichia coli)(E. Coli)、サルモネラ属、ブドウ球菌属、サッカロミセス属(Saccharomyces)、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)、シュードモナス・エルギノーザ(Pseudomonas aeruginosa)、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、A.ニガー(A. niger)などの細菌に対して有効である。
【0128】
いくらかの実施形態では、本開示の組成物は、抗菌活性の遅延を示す。換言すると、組成物は、長期間(例えば、曝露から数日後)不要な微生物を排除するように設計されるが、微生物を組成物に短期間曝露する場合には効果がないか、効果が大幅に低下する。組成物は、短期間の曝露では顕著な抗菌効果がなく、組成物の皮膚への適用に適した期間、組成物を皮膚微生物叢に友好的にするが、例えば組成物が組み合わせられる化粧品(例えばクリーム、ローション、ゲルなど)の保管条件においてより長い曝露後に抗菌効果を示す。そのような遅延抗菌効果は、微生物が組成物に連続的に曝露される場合、不要な微生物学的汚染物質(例えば大腸菌(Escherichia coli)(E. Coli)、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)、シュードモナス・エルギノーザ(Pseudomonas aeruginosa)、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、A.ニガー(A. niger))の増殖に対して化粧品製剤を長期間保存するために使用し、一方で、化粧品製剤がその上に適用される場合、皮膚の望ましく有益な微生物叢(例えばS.カピティス(S. capitis)、S.エピデルミディス(S. epidermis)またはS.ホミニス(S. hominis))を維持することができる組成物を提供することを可能にする。
【0129】
そのため、本開示の別の態様によれば、抗菌活性の遅延がある組成物が提供され、その組成物は、少なくとも1つのサポニン抽出物と、エゴノキ属(エゴノキ属抽出物)、バルサムノキ属(バルサムノキ属(Miroxylon)抽出物)、ミロカルパス属(ミロカルパス属抽出物)およびそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物とを含み、サポニン抽出物は、エゴノキ属、バルサムノキ属、またはミロカルパス属の前記植物種、および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である。
【0130】
いくらかの実施形態では、組成物は、微生物の組成物への連続曝露の少なくとも5時間から観察可能な抗菌活性を示す。他の実施形態では、組成物は、微生物の組成物への連続曝露の少なくとも8時間、少なくとも12時間、少なくとも24時間、少なくとも2日、少なくとも3日、少なくとも4日、さらには少なくとも5日から抗菌活性を示す。
【0131】
いくらかの実施形態では、追加の植物抽出物は、ニッケイ属抽出物、ボタン属抽出物、アキギリ属抽出物、モクレン属抽出物、コミフォラ属抽出物、ボスウェリア属抽出物、フタバガキ属抽出物、コパイバ属抽出物、ヒイラギトラノオ属抽出物、イブキジャコウソウ属抽出物、ハナハッカ属抽出物、オガルカヤ属抽出物、イノンド属抽出物、フトモモ属抽出物、クロタネソウ属抽出物、ピメンタ属抽出物、および植物源から抽出されたマルトール、ならびにそれらの混合物から選択される。
【0132】
さらなる態様において、本開示は、本明細書に記載の本開示の組成物を含む治療用製剤(医薬組成物)を提供する。
【0133】
本開示の医薬製剤は、多種多様の疾患および障害の処置および/または予防に有効であり得る。以下の本明細書で示されるように、製剤は、本明細書において定義された通り、広範囲の微生物に対する抗菌活性を与える。いくらかの実施形態において、処置される疾患または障害は、細菌性感染症、真菌感染症またはウイルス感染症に関連する。
【0134】
細菌性感染症に関連する疾患または障害の非限定例には、ライム病、ブルセラ症、急性腸炎、オウム病、非淋菌性尿道炎(NGU)、トラコーマ、新生児封入体結膜炎(ICN)、性病性リンパ肉芽腫(LGV)、ボツリヌス症、偽膜性大腸炎、ガス壊疽、急性食中毒、嫌気性蜂巣炎、破傷風、ジフテリア、院内感染症、尿路感染症(UTI)、下痢、髄膜炎、乳児髄膜炎、出血性大腸炎、溶血性尿毒症症候群、野兎病、上気道感染症、肺炎、マイコプラズマ肺炎、続発性肺炎、気管支炎、消化性潰瘍、レジオネラ病、胃B細胞リンパ腫、ポンティアック熱、レプトスピラ症、リステリア症、レプロシー(ハンセン病)、結核、淋菌感染症、新生児眼炎、髄膜炎菌感染症、ウォーターハウス・フリードリヒセン症、限局性感染症(眼、耳、皮膚、尿道、呼吸器の)、齲蝕、消化管感染症、中枢神経系感染症、菌血症を伴う全身感染症、骨・関節感染症、心内膜炎、腸チフス型サルモネラ症、赤痢、大腸炎、胃腸炎および腸炎を伴うサルモネラ症、細菌性赤痢(bacillary dysentery)/細菌性赤痢(shigellosis)、溶血性レンサ球菌咽頭炎、猩紅熱、リウマチ熱、膿痂疹および丹毒、産褥熱、壊疽性筋膜炎、梅毒、先天梅毒ならびにコレラが含まれる。
【0135】
いくらかの実施形態において、細菌性の疾患または障害は、ブドウ球菌感染症または大腸菌(E. coli)感染症またはサルモネラ感染症に関連しており、その疾患または障害は、以下から選択される。
【0136】
ブドウ球菌属:限局性皮膚感染症、びまん性皮膚感染症(膿痂疹)、深部および限局性感染症、急性感染性心内膜炎、敗血症、壊死性肺炎、中毒症、毒素性ショック症候群、ブドウ球菌食中毒、移植されたプロステーシス、例えば心臓弁およびカテーテルの感染症、ならびに女性の膀胱炎などのコアグラーゼ陽性ブドウ球菌感染症;
【0137】
大腸菌(E. coli):尿路感染症(UTI)、下痢、乳児髄膜炎、旅行者下痢症、出血性大腸炎および溶血性尿毒症症候群;
【0138】
サルモネラ属:腸チフス型サルモネラ症、赤痢、大腸炎、例えば、胃腸炎および腸炎を伴うサルモネラ症。
【0139】
いくらかの実施形態において、医薬組成物は、真菌感染症に関連する疾患または障害の処置または予防において使用される。いくらかの実施形態において、病原体は、酵母である。いくらかの他の実施形態において、病原体は、カビである。
【0140】
医薬組成物は、局所、経口、直腸、膣、経皮、皮下、静脈内、筋肉内、点眼および鼻腔内を含む、多種多様の経路による投与に適合され得る。そのような医薬組成物は、製薬の分野において周知の方法で調製される。医薬組成物の製造において、前述の構成要素は、通常、賦形剤と混合されるか、賦形剤により希釈されるか、望ましい形に操作することができる担体内に封入される。特定の投与方法に基づいて、医薬組成物は、錠剤、丸薬、カプセル剤、サシェ、顆粒剤、散剤、チューインガム、懸濁剤、乳剤および液剤に配合され得る。
【0141】
薬学的に許容される担体、例えば、溶媒、アジュバント、賦形剤、または希釈剤は、当業者に周知であり、一般に容易に入手できる。薬学的に許容される担体が、活性製剤およびその各構成要素に対して化学的に不活性なもの、ならびに使用の条件下で有害な副作用または毒性がないものであることが好ましい。
【0142】
担体の選択は、部分的には、組成物の投与に使用される特定の方法と同様に特定の製剤により決定される。したがって、医薬組成物の適切な製剤は多種多様である。
【0143】
経口投与に適した製剤は、(a)液体溶液、例えば希釈剤、例えば水、生理食塩水、またはジュース(例えばオレンジジュース)に溶解された有効量の化合物、またはその化合物を含む組成物;(b)固体または顆粒剤としてそれぞれ所定量の有効成分を含有するカプセル剤、サシェ、錠剤、トローチ剤(lozenges)、およびトローチ剤(troches);(c)散剤;(d)適切な液体中の懸濁剤;ならびに(e)適切な乳剤からなり得る。液体製剤は、水およびアルコール、例えば、エタノール、ベンジルアルコール、およびポリエチレンアルコールなどの希釈剤を含む場合があり、薬学的に許容される界面活性剤、懸濁剤、または乳化剤の添加があってもなくてもよい。カプセル剤の形は、例えば、界面活性剤、滑沢剤、および不活性充填剤、例えばラクトース、スクロース、リン酸カルシウム、およびコーンスターチを含有する通常のハードシェルまたはソフトシェルゼラチン型のものであり得る。錠剤の形では、ラクトース、スクロース、マンニトール、コーンスターチ、馬鈴薯澱粉、アルギン酸、微結晶セルロース、アカシア、ゼラチン、グアーガム、コロイド状二酸化ケイ素、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸、ならびに他の賦形剤、着色剤、希釈剤、緩衝剤、崩壊剤、湿潤剤、防腐剤、着香剤、および薬理学的に適合性のある担体の1つまたは複数を含むことができる。トローチ剤の形では、フレーバー、通常はスクロースおよびアカシアまたはトラガカントに、また不活性基剤、例えばゼラチンおよびグリセリン、またはスクロースおよびアカシアに活性製剤を含む香錠、活性製剤に加えて、当技術分野で既知であるような担体を含有する乳剤、ゲルなどに有効成分を含むことができる。
【0144】
本開示の製剤は、単独でまたは他の適切な構成要素、例えば、活性もしくは非活性の添加物/成分と組み合わせて、吸入により投与されるエアゾール製剤に製造することができる。これらのエアゾール製剤は、加圧可能な推進剤、例えばジクロロジフルオロメタン、プロパン、窒素などに配置され得る。エアゾール製剤はまた、非加圧調製のための医薬品として、例えばネブライザーまたは噴霧器内で配合され得る。
【0145】
非経口投与に適した製剤には、水性および非水性の等張性無菌注射液が含まれ、抗酸化剤、緩衝液、静菌剤、および製剤を、意図するレシピエントの血液と等張にする溶質、ならびに懸濁剤、可溶化剤、増粘剤、安定剤、および防腐剤を含む水性および非水性の無菌懸濁液を含むことができる。製剤は、石鹸もしくは洗浄剤などの薬学的に許容される界面活性剤、ペクチン、カルボマー、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、もしくはカルボキシメチルセルロースなどの懸濁剤、または乳化剤および他の医薬品添加物を添加しても添加しなくても、水、生理食塩水、水性デキストロースおよび関連する糖液、エタノール、イソプロパノール、もしくはヘキサデシルアルコールなどのアルコール、プロピレングリコールもしくはポリエチレングリコールなどのグリコール、2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-メタノールなどのグリセロールケタール、ポリ(エチレングリコール)400、油、脂肪酸、脂肪酸エステルもしくはグリセリド、もしくはアセチル化脂肪酸グリセリドなどのエーテルを含む無菌の液体または液体の混合物などの薬学的担体中の生理学的に許容可能な希釈剤中で投与することができる。
【0146】
非経口製剤で使用することができる油には、石油、動物油、植物油、または合成油が含まれる。油の特定の例には、落花生油、大豆油、ゴマ油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ油、ペトロラタム、および鉱油が含まれる。非経口製剤で使用するための適切な脂肪酸には、オレイン酸、ステアリン酸、およびイソステアリン酸が含まれる。オレイン酸エチルおよびミリスチン酸イソプロピルは、適切な脂肪酸エステルの例である。非経口製剤で使用するための適切な石鹸には、脂肪族アルカリ金属、アンモニウム、およびトリエタノールアミン塩が含まれ、適切な洗浄剤には、(a)例えば、ジメチルジアルキルアンモニウムハロゲン化物、およびアルキルピリジニウムハロゲン化物などの陽イオン性洗浄剤、(b)例えば、アルキル、アリール、およびオレフィンスルホネート、アルキル、オレフィン、エーテル、およびモノグリセリド硫酸塩、ならびにスルホサクシネートなどの陰イオン性洗浄剤、(c)例えば、脂肪族アミン酸化物、脂肪酸アルカノールアミド、およびポリオキシ-エチレンポリプロピレンコポリマーなどの非イオン性洗浄剤、(d)例えば、アルキル-β-アミノプリオピオネート、および2-アルキル-イミダゾリン第四級アンモニウム塩などの両性洗浄剤、ならびに(3)それらの混合物が含まれる。
【0147】
注射の部位での刺激を最小化する、または排除するため、そのような組成物は、親水性疎水性バランス(HLB)が約12~約17の1つまたは複数の非イオン性界面活性剤を含有する場合がある。そのような製剤内での界面活性剤の量は、約5~約15重量%の範囲である。適切な界面活性剤には、ソルビタンモノオレエートなどのポリエチレンソルビタン脂肪酸エステルおよびプロピレンオキシドのプロピレングリコールとの縮合により形成されるエチレンオキシドと疎水性塩基との高分子量付加物が含まれる。非経口製剤は、アンプルおよびバイアルなどの単回用量または複数回用量の密封容器で提供することができ、使用直前に注射用の無菌の液体担体、例えば、水の添加のみを必要とするフリーズドライ(凍結乾燥)状態で保存することができる。即時の注射液および懸濁剤は、前述の種類の無菌の散剤、顆粒剤、および錠剤から調製することができる。
【0148】
活性製剤は、幅広い投与量範囲にわたって有効であり、一般的に薬学的有効量で投与され得る。しかし、投与される製剤またはその各構成要素の量は、処置される状態、選択された投与経路、実際の製剤、個々の患者の年齢、体重、および反応、患者の症状の重症度などを含む関連する状況に照らして医師により決定されることが理解されるべきである。
【0149】
本開示の別の態様において、哺乳動物(ヒトまたは非ヒト)における疾患または障害を処置または予防するための医薬組成物の調製のための、本明細書において定義された通りの本開示の製剤の使用が提供される。
【0150】
本開示の別の態様において、哺乳動物(ヒトまたは非ヒト)における疾患または障害を処置または予防するための医薬組成物の調製のための、本明細書で定義された通りの本開示の局所製剤の使用が提供される。
【0151】
いくらかの実施形態において、疾患または障害は、細菌、ウイルス、真菌、酵母またはカビに関連する。
【0152】
本明細書で使用されるように、処置という用語またはその任意の言語的変化は、疾患に関連する望ましくない症状を緩和すること、そのような症状が生じる前に、症状の発現を予防すること、その疾患の進行を遅らせること、症状の悪化を遅らせること、寛解期間の開始を促進すること、疾患の進行性慢性期において引き起こされる不可逆的損傷を遅らせること、前記進行性段階の開始を遅延させること、疾患の重症度を軽減するか、治癒すること、生存率またはより急速な回復を改善すること、もしくは病型の発生を防止すること、または上記の2つまたはそれ以上の組み合わせに有効である組成物の治療的量を投与することを指す。本明細書で開示される目的に対する有効量は、当技術分野で既知であり得るような考察により決定される。その量は、とりわけ、処置される疾患の種類および重症度、ならびに治療計画に応じて、上述したような所望の治療効果を達成するのに有効でなければならない。有効量は、典型的に、適切に設計された臨床試験(用量範囲試験)において決定され、当業者であれば、その有効量を決定するためにそのような試験を適切に実施する方法を知っているであろう。一般的に知られているように、有効量は、リガンドの受容体への親和性、体内でのその分布プロファイル、体内での半減期などの多種多様の薬理学的パラメータを含む多種多様の要因、望ましくない副作用があればその副作用、年齢および性別などの要因などに依存する。
【0153】
さらに別の態様において、本開示は、本明細書に記載の本開示の組成物を含む防腐剤製剤を提供する。
【0154】
本開示の防腐剤製剤は、多種多様の消費者向け製品、例えばパーソナルケア製品、工業製品、食品製品、治療剤などにおける病原体集団を低減するか、阻害するか、完全に排除するために使用され得る。本明細書で示されるように、製剤は、一部がヒトおよび動物に対して有毒であると知られている防腐剤として使用される現在入手可能な化学物質を置き換えるため、またはヒトまたは動物の使用のためのそのような製品におけるそれらの濃度を下げるために使用され得る。防腐剤製剤は、水性または水性アルコール溶液、水中油型または油中水型乳剤、水性または無水のゲル、クリーム、軟膏、ローション、ゲル、液剤および懸濁剤の化粧品および洗面用品;治療剤および医師の処方箋不要の医薬品、水性塗料、切削油、ラテックス溶液や、飲料、冷凍食品、キャンディおよび製缶品などの食品製品などの任意のそのような製品に添加され得る。
【0155】
いくらかの実施形態において、本開示の製剤は抗菌防腐剤であり、微生物増殖を抑制、微生物の侵入を低減、製品または表面を処理して微生物の侵入に対する製品の耐性を改善、バイオフィルムを低減、バイオフィルムを除去、細菌のバイオフィルムへの変換を防止、微生物感染を防止または阻止、腐敗を防止、クオラムセンシングを遅延または最小化または防止、また微生物繁殖を遅延する製剤の能力を証明する。典型的に、本開示による防腐剤製剤は、腐敗または微生物の増殖を防止するのに十分であり、それによって製品の貯蔵寿命または有効寿命を延長する濃度で、サポニンと植物抽出物とを含む。
【0156】
本開示の製剤は、消毒剤または殺菌薬としても使用され得る。本開示の製剤は、洗浄、吹付け、拭き取りなどによることを含む種々の手段により、ヒトまたは動物の皮膚を含む消毒される表面に適用され得る。
【0157】
本明細書で使用されるように、約(about)という用語は、パラメータ、例えば温度、圧力、濃度などの具体的に述べられた値から±10%の誤差を包含することを意味する。
【0158】
数値範囲が本明細書で示される場合は常に、表示範囲内の任意の引用された数字(分数または整数)を含むことを意味する。第1の指定数と第2の指定数との「間の変動/範囲」および第1の指定数「から」第2の指定数「までの」「変動/範囲」という成句は、本明細書では交換可能に使用され、第1の指定数および第2の指定数ならびにその間の分数および整数の数字すべて含むことを意味する。
【0159】
疑念を回避するため、本開示における成分の濃度はすべて、明示的におよび/または具体的に言及されない限り、重量あたりの重量(すなわち重量パーセントまたはwt%)として与えられる。
【0160】
本明細書で開示される主題をより良く理解するため、また、実際にどのように実行され得るかを例示するため、非限定例としてのみ、添付の図面を参照して実施形態をここで説明する。
【図面の簡単な説明】
【0161】
図1A-D】図1A図1Dは、皮膚微生物叢由来の代表的な微生物の混合物とのインキュベーションの3~4時間後に撮影されたボディローション試料を含む寒天プレートの写真である。各寒天プレートの上側パネルには、代表的な微生物の混合物がプレーティングされ、各実験に対する対照を与えた。各寒天プレートの下側パネルは、同量の微生物の混合物が接種されたクリーム(防腐剤ありまたは防腐剤なし)を示し、図1Aでは、プレートの下側部分は防腐剤なしのクリームであり、図1Bでは、プレートの下側部分は市販の合成防腐剤の使用を示し、図1Cでは、プレートの下側部分は、実施例5による組成物5Aの使用を示し、図1Dでは、プレートの下側部分は、実施例5による組成物5Bの使用を示す。
【発明を実施するための形態】
【0162】
実施形態の詳細な説明
実施例1:クリーム製剤中のサポニン抽出物、エゴノキ属抽出物およびマルトールの組成物
サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)から得られたサポニン抽出物、エゴノキ属抽出物(スマトラベンゾイン)およびマルトール(発酵小麦から得られた)の種々の組み合わせについて、それらの間の相乗的抗菌効果を評価するために防腐剤効力試験(PET)を実行した。現在のISO11930要求事項にしたがって抗微生物効果を試験した。この試験は、適切な微生物の規定の接種物を用いて基準のクリームローションに接触させることからなる。PETのために使用された試験微生物を表1に詳述する。
【0163】
【表1】
【0164】
各試料を時間「0」で接種し、製品に対して1%の接種物(試料20gに200μlの接種物)に等しい割合を使用して微生物懸濁剤の1つと混合した。クリームに添加された試験微生物の濃度は、接種直後のクリームでの濃度が、細菌については1×10~1×10CFU/g、カビについては1×10~1×10CFU/gとなるようにした。
【0165】
試料を20~25℃で保存した。7日、14日および28日の間隔で試料を採取した。各時間間隔で、試料0.5gを、TAT(中和剤緩衝液)で1:10に希釈した。混釈平板法を使用して、各希釈試料100μlを、細菌についてはTSAプレートに、真菌についてはSDAプレートに播種した。各プレーティングは、二連で行った。A.ブラシリエンシス(A. brasiliensis)については7日目のみ、1:10の第2の希釈を、播種前にTATで調製した(全体で1:100希釈)。
【0166】
各試験間隔での混合物1gあたりの生存微生物数を、混釈平板計数法により決定した。より短い時間で信頼できるカウントが得られない限り、TSAプレートを30~35℃で3~5日間インキュベートした。信頼できるカウントが得られるプロンプターであった場合、SDAプレートを20~25℃で5~7日間またはそれより短い期間インキュベートした。
【0167】
すべての計数可能な希釈物で得られたカウントを使用して、製品1g/接触微生物/時間間隔あたりのCFUの平均値を算出した。ベースラインとして存在する初回接種材料1gあたりの微生物の算出された濃度を使用して、CFU/gの濃度のlog10値での変化を、各時間間隔で算出し、その変化を対数減少で表した。
【0168】
【数1】
【0169】
対数減少結果を表2に与える。以下の表において、AB、CA、PA、ECおよびSAは、それぞれA.ブラシリエンシス(A. brasilliensis)、C.アルビカンス(C. albicans)、緑膿菌(P. aeruginosa)、大腸菌(E. coli)および黄色ブドウ球菌(S. aureus)を指す。
【0170】
【表2】
【0171】
緑膿菌(P. aeruginosa)については、SN/BZ/MLの組み合わせの相乗効果は、0.75wt%のサポニン抽出物および0.25wt%のエゴノキ属抽出物と組み合わせた0.2wt%のマルトールで確認された。A.ブラシリエンシス(A. brasilliensis)については、この組み合わせの相乗効果は、0.15wt%のサポニン抽出物および0.05wt%のエゴノキ属抽出物と組み合わせた0.04wt%のマルトールで確認された。C.アルビカンス(C. albicans)については、相乗効果は、0.15wt%のサポニン抽出物および0.05wt%のエゴノキ属抽出物と組み合わせた0.04wt%のマルトールで確認された。
【0172】
実施例2:クリーム製剤におけるサポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、マルトールおよびクエン酸の組成物
サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)由来のサポニン抽出物、エゴノキ属抽出物(スマトラベンゾイン)、マルトール(発酵小麦から得られた)および添加物としてのクエン酸の種々の組み合わせについて、防腐剤効力試験(PET)を実行した。試験を実施例1と同様に実行した。対数減少の結果を表3に与える。
【0173】
【表3】
【0174】
C.アルビカンス(C. albicans)については、組み合わせの相乗効果は、0.075wt%のサポニン抽出物、0.025wt%のエゴノキ属抽出物および0.003wt%のクエン酸と組み合わせた0.04wt%のマルトールで確認された。黄色ブドウ球菌(S. aureus)については、組み合わせの相乗効果は、0.0375wt%のサポニン抽出物、0.0125wt%のエゴノキ属抽出物および0.0015wt%のクエン酸と組み合わせた0.02wt%のマルトールで確認された。
【0175】
実施例3:クエン酸ありおよびなしでの寒天希釈試験における追加の植物抽出物としてのマルトールを有するサポニンおよびエゴノキ属抽出物の組成物
追加の植物抽出物として小麦から抽出されたマルトールを有するサポニン抽出物(サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi))およびエゴノキ属抽出物(スマトラベンゾイン)の種々の組み合わせについて、それらの間の相乗的抗菌効果を評価するために寒天希釈試験を実行した。
【0176】
寒天希釈試験を以下のように実行した:TSA(トリプティックソイ寒天)またはSDA(サブローデキストロース寒天)培地を99±2℃で溶かし、播種まで温めたままにした(43±2℃)。規定量の増殖培地に、マルトールおよび抽出物を加えて撹拌した。混合物5mlを各試験プレートに注ぎ、冷却固化させた。その後、規定された量の試験微生物をプレートに接種した(大腸菌(E. coli)、黄色ブドウ球菌(S. aureus)および緑膿菌(P. aeruginosa)は、TSAプレートを使用し、C.アルビカンス(C. albicans)およびA.ブラシリエンシス(A. brasilliensis)は、SDAプレートを使用した)。プレートを25~35℃で24~48時間インキュベートし、その後、微生物の増殖について評価した。寒天希釈試験から、組成物が組み込まれる製剤(例えば化粧品製剤)に依存しない、したがって組成物の活性を比較するための良好な基礎として使用することができる試験結果が与えられた。
【0177】
マルトールを有するサポニンおよびエゴノキ属抽出物の組み合わせについての試験結果については表4に詳述するが、マルトールおよびクエン酸を有するサポニンおよびエゴノキ属抽出物の組成物の結果については表5に示す。(+)は、増殖を示し、(+/-)は、部分的な増殖を示すが、(-)は増殖がないことを示す。市販の防腐剤を使用することにより、陽性対照を得た。
【0178】
【表4】
【0179】
見てわかるように、0.2wt%のマルトール、0.025%のベンゾインおよび0.075%のサポニン抽出物の組成物は、全試験微生物に対する抗菌活性を示した。大腸菌(E. coli)については、0.15wt%のマルトール、0.05wt%のベンゾインおよび0.15wt%のサポニン抽出物の組成物について明瞭な相乗効果を観察することができ、A.ブラシリエンシス(A. brasiliensis)については、0.15wt%のマルトール、0.025wt%のベンゾインおよび0.08wt%のサポニン抽出物の組成物について相乗効果を観察することができるが、C.アルビカンス(C. albicans)および黄色ブドウ球菌(S. aureus)の両方については、明瞭な相乗効果が、0.04wt%のマルトール、0.025wt%のベンゾインおよび0.075wt%のサポニンの組成物ですでに示されている。
【0180】
【表5】
【0181】
見てわかるように、0.2wt%のマルトール、0.125%のベンゾイン、0.375%のサポニン抽出物および0.015wt%のクエン酸の組成物は、試験微生物すべてに対する抗菌活性を示した。緑膿菌(P. aeruginosa)については、0.08wt%のマルトール、0.025wt%のベンゾイン、0.075wt%サポニン抽出物、および0.015wt%のクエン酸の組成物について明瞭な相乗効果を観察することができるが、黄色ブドウ球菌(S. aureus)については、0.075wt%のマルトール、0.05wt%のベンゾイン、0.15wt%のサポニン抽出物および0.015wt%のクエン酸の組成物について相乗効果が示される。
【0182】
実施例4:寒天希釈試験におけるサポニン抽出物、エゴノキ属抽出物(ベンゾイン抽出物)、および追加の植物抽出物の組成物
種々の追加の植物抽出物を有するサポニン抽出物(サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi))およびエゴノキ属抽出物(スマトラベンゾイン)の種々の組み合わせについて、それらの間の相乗的抗菌効果を評価するために寒天希釈試験を実行した。試験プロトコルは、実施例3の通りであった。
【0183】
試験抽出物は、マルピギア・エマルギナタ(Malpighia emarginata)(アセロラ)果実抽出物、ティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris)(タイム)葉抽出物、オリガヌム・ブルガレ(Origanum vulgare)葉(オレガノ)抽出物、シジギウム・アロマティクム(Syzygium aromaticum)(クローブ)蕾油、ニゲラ・サティバ(Nigella sativa)種子抽出物、ピメンタ・ディオイカ(Pimenta dioica)果実(オールスパイス)抽出物、マグノリア・オフィシナリス(Magnolia officinalis)樹皮抽出物、キンボポゴン・キトラトゥス(Cymbopogon citratus)(レモングラス)葉抽出物、およびパエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)抽出物であった。
【0184】
試験結果を表6で詳述する。(+)は、増殖を示し、(+/-)は、部分的な増殖を示すが、(-)は増殖がないことを示す。市販の防腐剤を使用することにより、陽性対照を得た。
【0185】
【表6】
【0186】
見てわかるように、オールスパイス抽出物0.2wt%を有する0.075wt%のサポニンおよびエゴノキ属0.025wt%の組成物は、大腸菌(E. coli)に対する抗菌活性において相乗作用を示し、A.ブラシリエンシス(A. brasiliensis)には部分的に相乗作用を示した。0.2wt%のモクレン属抽出物を含む組成物については、A.ブラシリエンシス(A. brasiliensis)に対して相乗作用が観察された。 0.2wt%のレモングラス抽出物を含む組成物については、C.アルビカンス(C. albicans)、黄色ブドウ球菌(S. aureus)およびA.ブラシリエンシス(A. brasiliensis)に対して相乗作用が確認された。 0.2wt%のボタン属抽出物を含む場合、C.アルビカンス(C. albicans)およびA.ブラシリエンシス(A. brasiliensis)に対する抗菌活性において相乗作用が観察された。
【0187】
実施例5:抗菌活性の遅延
2つの組成物:0.2wt%のマルトール、0.05wt%のエゴノキ属抽出物(スマトラベンゾイン)および0.15wt%のサポニン抽出物(サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi))を含有する組成物5A、ならびに0.2wt%のマルトール、0.125wt%のエゴノキ属抽出物(スマトラベンゾイン)、0.375wt%のサポニン抽出物(サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi))、および0.015wt%のクエン酸を含有する組成物5Bについて防腐剤効力試験(PET)を実行した。実施例1のプロトコルにしたがって試験を実行したが、黄色ブドウ球菌(S. aureus)(SA)の5×10CFU/ml、S.エピデルミディス(S. epidermis)(SE)の5×10CFU/mlおよび6.3×10CFU/mlの双方の混合物を接種した。これらの微生物は、皮膚に自然に存在する微生物を示し、皮膚の望ましい微生物叢の一部である。表7に示すように、種々の試験ポイントで対数減少が記録された。
【0188】
【表7】
【0189】
見てわかるように、組成物5Aおよび5Bを含有するクリームでは、最初の48時間は微生物集団の減少は観察されず、48時間後にのみ、皮膚の天然の微生物叢が影響を受けると予想されることを示唆した。しかし、合成防腐剤ありのクリームの場合、微生物叢の除去は曝露後数時間から開始して明らかに観察可能である。したがって、マルトール/サポニン/エゴノキ属組成物(クエン酸ありおよびなしの)は、合成防腐剤とは異なり、製剤が通常皮膚上に残る期間(数時間)、天然の微生物叢を妨げないと予想されるが、上記実施例1~3で示すように、クリーム内の望ましくない微生物に対する抗菌活性を与える。
【0190】
この遅延効果は、インキュベーションの7時間後に撮影された、黄色ブドウ球菌(S. aureus)、S.カピティス(S. capitis)、S.エピデルミディス(S. epidermis)およびS.ホミニス(S. hominis)の混合物で接種された寒天プレートの写真である図1A図1Dでも示される。微生物の混合物は、天然の皮膚微生物叢を表す。図1Aは、どのような防腐剤も用いていないクリームの試料を示す。図1Bは、クリームの試料を示し、試料の下側半分は、市販の合成防腐剤(エチルヘキシルグリセリン1%)を含有し、上側半分は、防腐剤を含有しておらず、保存領域での微生物叢のほぼ完全な除去を示した。比較において、図1Cおよび図1Dは、クリームの試料を示し、試料の下側半分はそれぞれ組成物5Aおよび5Bを含有し、上側半分は防腐剤を含まない。市販の防腐剤とは逆に、組成物5Aおよび5Bでは、天然の微生物叢に対する害は観察されず、本開示の組成物の抗菌遅延効果を示唆することを確認することができる。
図1A
図1B
図1C
図1D
【手続補正書】
【提出日】2025-01-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのサポニン抽出物と、エゴノキ属(エゴノキ属抽出物)、バルサムノキ属(バルサムノキ属(Miroxylon)抽出物)、ミロカルパス属(ミロカルパス属抽出物)およびそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物とを含む抗菌性組成物であって、前記サポニン抽出物が、エゴノキ属、バルサムノキ属、またはミロカルパス属の前記植物種、および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である、抗菌性組成物。
【請求項2】
前記少なくとも1つの追加の植物抽出物が、ニッケイ属抽出物、ボタン属抽出物、アキギリ属抽出物、モクレン属抽出物、コミフォラ属抽出物、ボスウェリア属抽出物、フタバガキ属抽出物、コパイバ属抽出物、ヒイラギトラノオ属抽出物、イブキジャコウソウ属抽出物、ハナハッカ属抽出物、オガルカヤ属抽出物、イノンド属抽出物、フトモモ属抽出物、クロタネソウ属抽出物、ピメンタ属抽出物、および植物源から抽出されたマルトール、ならびにそれらの混合物から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記少なくとも1つの追加の植物源が、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、パエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)抽出物、サルビア・オフィキナリス(Salvia officinalis)抽出物、マグノリア・オフィシナリス(Magnolia officinalis)抽出物、コンミフォラ・ミルラ(Commiphora myrrha)抽出物、ボスウェリア・セラータ(Boswellia serrata)抽出物、ディプテロカルパス・ツルビナトゥス(Dipterocarpus turbinatus)抽出物、コパイバ・ラングスドルフィ(Copaiba langsdorffii)抽出物、マルピギア・グラブラ(Malpighia glabra)またはマルピギア・エマルギナタ(Malpighia emarginata)抽出物、ティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris)抽出物、オリガヌム・ブルガレ(Origanum vulgare)抽出物、キンボポゴン・キトラトゥス(Cymbopogon citratus)抽出物、アネサム・グラベオレンス(Anethum graveolens)抽出物、シジギウム・アロマティクム(Syzygium aromaticum)抽出物、ニゲラ・サティバ(Nigella sativa)抽出物、ピメンタ・ディオイカ(Pimenta dioica)抽出物、およびそれらの混合物から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記追加の植物抽出物が、植物源から抽出されたマルトールである、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記追加の植物源の前記抽出物と、前記少なくとも1つの植物抽出物との間の重量比が、約1:400~400:1、約1:200~200:1、約1:100~100:1、約1:50~50:1、約1:20~20:1、または約1:10~10:1である、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記サポニン抽出物と、前記少なくとも1つの植物抽出物との間の重量比が、約1:50~約50:1である、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
前記サポニン抽出物と、前記追加の植物源の前記抽出物との間の重量比が、約1:200~200:1、約1:100~100:1、約1:50~50:1、約1:20~20:1、または約1:10~10:1である、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
前記少なくとも1つの植物抽出物が、桂皮酸、桂皮酸誘導体および/または安息香酸誘導体の少なくとも1つを含有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記少なくとも1つの植物抽出物における桂皮酸、桂皮酸誘導体および安息香酸誘導体の総量が、約0.001~80wt%である、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記桂皮酸誘導体が、桂皮酸P-クマリル、桂皮酸コニフェリル、桂皮酸シンナミル、桂皮酸ベンジル、桂皮酸(cinammic acid)エステル、およびそれらの組み合わせから選択される、請求項8に記載の組成物。
【請求項11】
前記安息香酸誘導体が、安息香酸コニフェリル、安息香酸シンナミル、安息香酸P-クマリル、ピノレシノール、安息香酸エステルおよびそれらの組み合わせから選択される、請求項8に記載の組成物。
【請求項12】
前記少なくとも1つの植物抽出物が、エゴノキ属抽出物である、請求項1に記載の組成物。
【請求項13】
前記エゴノキ属抽出物が、スティラックス・パラレロネウルス(Styrax paralleloneurus)(スマトラベンゾイン)、スティラックス・トンキネンシス(Styrax tonkinensis)(シャムベンゾイン)、スティラックス・フォルモサヌス(Styrax formosanus)、スティラックス・ペルウィアナム(Styrax peruvianum)、スティラックス・トルー(Styrax tolu)およびそれらの混合物の抽出物である、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
前記エゴノキ属抽出物が、前記エゴノキ属の前記少なくとも1つの植物種の樹皮または樹脂から得られる、請求項12に記載の組成物。
【請求項15】
少なくとも1つの添加物をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項16】
前記少なくとも1つの添加物が、シキミ酸およびクエン酸から選択される、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
前記サポニン抽出物が、シカカイ、ダイズ、インゲンマメ、エンドウマメ(ピースム・サティウム(Pisum sativum))、ムラサキウマゴヤシ、茶、ホウレンソウ、テンサイ、キノア、リコリス、ヒマワリ、セイヨウトチノキ、チョウセンニンジン、エンバク、トウガラシ属トウガラシ、ナス、トマト種子、ネギ属、アスパラガス、ヤムイモ、フェヌグリーク、ユッカおよびチョウセンニンジン、ムラサキウマゴヤシ、リョクトウ、ブプレウルム・ファルカタム(Bupleurum falcatum)、カメリア・オレイフェラ(Camellia oleifera)、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)、デスモジウム・アドセンデス(Desmodium adscendens)、カスミソウ、パナックス・クインケフォリウス(Panax quinqufolius)、パナックス・ジャポニクス(Panax japonicas)、キラヤ・サポナリア(Quillaja saponaria)、サピンドゥス・デラバイ(Sapindus delavayi)、サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)、サピンドゥス・マルギナツス(Sapindus marginatus)、サピンドゥス・サポナリア(Sapindus saponaria)、サピンダス・トリフォリアトゥス(Sapindus trifoliatus)、サポナリア・オフィシナリス(Saponaria officinalis)、およびユッカ・シジゲラ(Yucca schidigera)またはそれらの任意の混合物から選択される植物源から得られる、請求項1に記載の組成物。
【請求項18】
前記サポニン抽出物が、カメリア・オレイフェラ(Camellia oleifera)、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)、キラヤ・サポナリア(Quillaja saponaria)、サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)、サピンドゥス・サポナリア(Sapindus saponaria)、およびサポナリア・オフィシナリス(Saponaria officinalis)またはそれらの任意の混合物から選択される植物源から得られる、請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
前記サポニン抽出物が、前記組成物の少なくとも0.001wt%の含有量である、請求項1に記載の組成物。
【請求項20】
約0.001~2wt%の含有量でサポニン抽出物を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項21】
抗菌有効量の薬剤の混合物を含む抗菌性組成物であって、前記薬剤の混合物が、少なくとも1つのサポニン抽出物、エゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の少なくとも1つの植物抽出物、ならびに追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物からなり、前記サポニン抽出物が、前記少なくとも1つの植物種および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である、抗菌性組成物。
【請求項22】
抗菌有効量の薬剤の混合物を含む抗菌性組成物であって、前記薬剤の混合物が:
カメリア・オレイフェラ(Camellia oleifera)抽出物、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)抽出物、キラヤ・サポナリア(Quillaja saponaria)抽出物、サピンドゥス・ムコロシ(Sapindus mukorossi)抽出物、サピンドゥス・サポナリア(Sapindus saponaria)抽出物、およびサポナリア・オフィシナリス(Saponaria officinalis)抽出物、ならびにそれらの任意の混合物から選択されるサポニン抽出物、
スティラックス・パラレロネウルス(Styrax paralleloneurus)(スマトラベンゾイン)、スティラックス・トンキネンシス(Styrax tonkinensis)(シャムベンゾイン)、スティラックス・フォルモサヌス(Styrax formosanus)、スティラックス・ペルウィアナム(Styrax peruvianum)、スティラックス・トルー(Styrax tolu)およびそれらの混合物由来のエゴノキ属抽出物、ならびに
ニッケイ属抽出物、ボタン属抽出物、アキギリ属抽出物、モクレン属抽出物、コミフォラ属抽出物、ボスウェリア属抽出物、フタバガキ属抽出物、コパイバ属抽出物、ヒイラギトラノオ属またはイブキジャコウソウ属抽出物、ハナハッカ属抽出物、オガルカヤ属抽出物、イノンド属抽出物、フトモモ属抽出物、クロタネソウ属抽出物、ピメンタ属抽出物、およびそれらの混合物から選択される追加の植物源由来の少なくとも1つの植物抽出物;
ならびに場合によっては少なくとも1つの添加物
からなる、抗菌性組成物。
【請求項23】
少なくとも1つのサポニン抽出物と、エゴノキ属、バルサムノキ属および/またはミロカルパス属ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの植物種由来の少なくとも1つの植物抽出物と、追加の植物源由来の少なくとも1つの追加の植物抽出物との組み合わせからなる追加の抗菌性組成物であって、前記サポニン抽出物が、前記少なくとも1つの植物種および前記追加の植物源とは異なるサポニン源由来である、追加の抗菌性組成物。
【請求項24】
抗菌活性が、細菌、真菌、酵母、カビ、古細菌、原生生物、ウイルスおよび藻類から選択される微生物に対するものである、請求項1に記載の組成物。
【請求項25】
防腐剤製剤、抗菌製剤、医薬組成物、殺菌製剤および化粧品製剤として配合される、請求項1に記載の組成物。
【請求項26】
抗菌性組成物であって、
(a)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物およびマルトールを含む組成物;
(b)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、マルトール、およびクエン酸を含む組成物;
(c)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物およびキンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物を含む組成物;
(d)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物およびマルトールを含む組成物;
(e)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびマグノリア・オフィシナリス(Magnolia officinalis)抽出物を含む組成物;
(f)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびパエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)抽出物を含む組成物;
(g)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、クエン酸およびマルトールを含む組成物;
(h)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、およびクエン酸を含む組成物;
(i)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、パエオニア・ラクティフローラ(Paeonia lactiflora)抽出物、クエン酸およびマルトールを含む組成物;
(j)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、およびサルビア・オフィキナリス(Salvia officinalis)抽出物を含む組成物;
(k)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、キンナモムム・カシア(Cinnamomum cassia)抽出物、およびシキミ酸を含む組成物;
(l)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびニゲラ・サティバ(Nigella sativa)抽出物を含む組成物;
(m)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびピメンタ・ディオイカ(Pimenta dioica)抽出物を含む組成物;
(n)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびキンボポゴン・キトラトゥス(Cymbopogon citrus)抽出物を含む組成物;
(o)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびサルビア・オフィキナリス(Salvia officinalis)葉抽出物を含む組成物;
(p)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびマルピギア・エマルギナタ(Malpighia emarginata)抽出物を含む組成物
(q)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris)抽出物を含む組成物;
(r)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびオリガヌム・ブルガレ(Origanum vulgare)抽出物を含む組成物;ならびに
(s)サポニン抽出物、エゴノキ属抽出物、およびシジギウム・アロマティクム(Syzygium aromaticum)抽出物を含む組成物
から選択される抗菌性組成物。
【請求項27】
抗菌活性の遅延があ前記組成物に対する微生物の連続曝露の少なくとも5時間から観察可能な抗菌活性を示す、請求項1から26のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項28】
請求項1から26のいずれか一項において定義された通りの前記組成物を含む、防腐剤製剤。
【請求項29】
製品中の病原体集団を抑制するか、低減するか、阻害するか、または完全に排除する、請求項28に記載の防腐剤製剤。
【請求項30】
請求項1から26のいずれか一項において定義された通りの前記組成物および薬学的に許容される担体または希釈剤を含む、医薬組成物。
【請求項31】
請求項1から26のいずれか一項において定義された通りの前記組成物を含む、消毒剤。
【請求項32】
請求項1から26のいずれか一項において定義された通りの前記組成物を含む、化粧品。
【請求項33】
石鹸、ヘアケア製品、オーラルケア製品およびスキンケア製品から選択される、請求項32に記載の化粧品。
【国際調査報告】