IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 21 エンタテインメント エルエルシーの特許一覧

特表2025-505051電子パブリッシングプラットフォーム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-19
(54)【発明の名称】電子パブリッシングプラットフォーム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20250212BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024565893
(86)(22)【出願日】2022-10-06
(85)【翻訳文提出日】2024-08-30
(86)【国際出願番号】 US2022077706
(87)【国際公開番号】W WO2023146685
(87)【国際公開日】2023-08-03
(31)【優先権主張番号】17/584,305
(32)【優先日】2022-01-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.YouTube
2.ANDROID
3.PYTHON
4.JAVA
5.SWIFT
6.iOS
7.ETHEREUM
(71)【出願人】
【識別番号】524279135
【氏名又は名称】21 エンタテインメント エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000062
【氏名又は名称】弁理士法人第一国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スミス, マリオ, シー
【テーマコード(参考)】
5L050
【Fターム(参考)】
5L050CC11
(57)【要約】
本明細書では、デジタル雑誌のWebユーザエクスペリエンスの改善が開示されている。デジタル雑誌閲覧プラットフォームは、閲覧習慣と下書きのデジタル雑誌ドキュメントに挿入可能な切り取られたコンテンツとに基づくユーザインターフェースの配置を含む統合を活用する機能を含むデジタル雑誌パブリッシングプラットフォームに統合されている。一部の実施形態では、機械学習モデルが、特定のユーザが閲覧または購読した雑誌に基づいて、雑誌のスタイルとパブリッシングの特徴を分類する。
【選択図】図25
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のテンプレートおよびアートコントロールを含むデジタル雑誌ドキュメントのデジタルレイアウトをユーザがデザインすることを可能にするデジタル雑誌レイアウトプラットフォームの第1のユーザインターフェースを、第1のユーザに表示するステップであって、前記デジタル雑誌ドキュメントが、コンテンツを含む複数のめくり可能なページを含む、ステップ、
分散アプリケーションに、前記ユーザによってデザインされた前記デジタル雑誌ドキュメントの前記デジタルレイアウトを暗号化トークンにアタッチさせるコントロールを含む、デジタル雑誌パブリッシャプラットフォームの第2のユーザインターフェースを、前記第1のユーザに表示するステップであって、前記暗号化トークンが、第2のユーザに転送可能である、ステップ、そして、
前記暗号化トークンの前記第2のユーザへの転送に応答して、前記デジタル雑誌ドキュメントの前記デジタルレイアウトを、前記第1のユーザがアクセスすることが可能な前記第2のユーザインターフェースから、前記第2のユーザの第2のユーザインターフェースにシフトするステップ
を備える方法。
【請求項2】
前記第1のユーザインターフェースが、前記ユーザが、デジタル雑誌ビューワプラットフォームで閲覧された第1のデジタル雑誌ドキュメントのページのコピーを作成し、この後、このページを前記デジタル雑誌パブリッシングプラットフォームを介して下書きのデジタル雑誌ドキュメントに挿入することを可能にする切り取りコントロール、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のユーザインターフェースが、前記ユーザが、前記デジタル雑誌ビューワプラットフォームで閲覧された第1のデジタル雑誌ドキュメントの第1のページに配置されたコンテンツアイテムのコピーを作成し、この後、このコンテンツアイテムを前記デジタル雑誌パブリッシングプラットフォームを介して下書きのデジタル雑誌ドキュメントに挿入することを可能にする切り取りコントロール、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記デジタルレイアウトが暗号化トークンにアタッチされた後に、前記第1のユーザインターフェースが、前記デジタル雑誌の前記デジタルレイアウトの変更を可能にする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記デジタルレイアウトが暗号化トークンにアタッチされた後に、前記第1のユーザインターフェースが、前記デジタル雑誌の前記デジタルレイアウトの外観をロックする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のユーザインターフェースが、前記デジタルレイアウトの選択されたページの雑誌めくりアニメーションを自動的に生成するアニメーション生成コントロール、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記デジタル雑誌ビューワプラットフォームが、第1のデジタル雑誌ドキュメントの前記めくり可能なページ間で、部分的なカーソルドラッグによって部分的なシフトを発生させるインターフェースコントロール、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに以下の操作:
複数のテンプレートとアートコントロールを含むデジタル雑誌ドキュメントのデジタルレイアウトをユーザがデザインすることを可能にするデジタル雑誌レイアウトプラットフォームの第1のユーザインターフェースを、第1のユーザに表示する操作であって、前記デジタル雑誌ドキュメントが、コンテンツを含む複数のめくり可能なページを含む、操作;
分散アプリケーションに、前記ユーザによってデザインされた前記デジタル雑誌ドキュメントの前記デジタルレイアウトを暗号化トークンにアタッチさせるコントロールを含む、デジタル雑誌パブリッシャプラットフォームの第2のユーザインターフェースを、前記第1のユーザに表示する操作であって、前記暗号化トークンが、第2のユーザに転送可能である、操作;そして
前記暗号化トークンの前記第2のユーザへの転送に応答して、前記デジタル雑誌ドキュメントの前記デジタルレイアウトを、前記第1のユーザがアクセスすることが可能な前記第2のユーザインターフェースから、前記第2のユーザの第2のユーザインターフェースにシフトする操作、
を実行させる命令が、格納された非一時的コンピュータ読取可能媒体と
を備えるシステム。
【請求項9】
前記第1のユーザインターフェースが、前記ユーザが、デジタル雑誌ビューワプラットフォームで閲覧された第1のデジタル雑誌ドキュメントのページのコピーを作成し、この後、このページを前記デジタル雑誌パブリッシングプラットフォームを介して下書きのデジタル雑誌ドキュメントに挿入することを可能にする切り取りコントロール、を含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記第1のユーザインターフェースが、前記ユーザが、前記デジタル雑誌ビューワプラットフォームで閲覧された第1のデジタル雑誌ドキュメントの第1のページに配置されたコンテンツアイテムのコピーを作成し、この後、このコンテンツアイテムを前記デジタル雑誌パブリッシングプラットフォームを介して下書きのデジタル雑誌ドキュメントに挿入することを可能にする切り取りコントロールを、含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項11】
前記デジタルレイアウトが暗号トークンにアタッチされた後に、前記第1のユーザインターフェースが、前記デジタル雑誌の前記デジタルレイアウトの変更を可能にする、請求項8に記載のシステム。
【請求項12】
前記デジタルレイアウトが暗号トークンにアタッチされた後に、前記第1のユーザインターフェースが、前記デジタル雑誌の前記デジタルレイアウトの外観をロックする、請求項8に記載のシステム。
【請求項13】
前記第2のユーザインターフェースが、前記デジタルレイアウトの選択されたページの雑誌めくりアニメーションを自動的に生成するアニメーション生成コントロール、を含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項14】
前記デジタル雑誌ビューワプラットフォームが、第1のデジタル雑誌ドキュメントの前記めくり可能なページ間で、部分的なカーソルのドラッグによって部分的なシフトを発生させるインターフェースコントロール、を含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項15】
複数のテンプレートとアートコントロールを含むデジタル雑誌ドキュメントのデジタルレイアウトをユーザがデザインすることを可能にするデジタル雑誌レイアウトプラットフォームの第1のユーザインターフェースを、第1のユーザに表示するステップであって、前記デジタル雑誌ドキュメントが、コンテンツを含む複数のめくり可能なページを含む、ステップ、
ユーザが、デジタルページをめくることにより前記デジタル雑誌ドキュメントをブラウズすることを可能にするデジタル雑誌ビューワプラットフォームの第2のユーザインターフェースを、前記ユーザに表示するステップ、
前記デジタル雑誌パブリッシングプラットフォームが、現在のデジタル雑誌の下書きをパブリッシュさせそして前記デジタル雑誌ビューワプラットフォームで閲覧することができるようにするユーザ入力を、受取るステップ、
前記デジタルレイアウトの選択されたページの雑誌めくりアニメーションを生成するステップ
を備える方法。
【請求項16】
分散アプリケーションに、前記第1のユーザによってデザインされた前記デジタル雑誌ドキュメントの前記デジタルレイアウトを暗号化トークンにアタッチさせるコントロールを、前記第1のユーザインターフェースの前記第1のユーザに表示するステップであって、前記暗号化トークンが、第2のユーザに転送可能である、ステップ;そして
前記暗号化トークンの前記第2のユーザへの転送に応答して、前記デジタル雑誌ドキュメントの前記デジタルレイアウトを、前記第1のユーザがアクセスすることが可能な前記第2のユーザインターフェースから、前記第2のユーザの第2のユーザインターフェースにシフトするステップ
を、さらに、備える、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第2のユーザインターフェースが、前記ユーザが、デジタル雑誌ビューワプラットフォームで閲覧された第1のデジタル雑誌ドキュメントのページのコピーを作成し、この後、このページを前記デジタル雑誌パブリッシングプラットフォームを介して下書きのデジタル雑誌ドキュメントに挿入することを可能にする切り取りコントロール、を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記第2のユーザインターフェースが、前記ユーザが、前記デジタル雑誌ビューワプラットフォームで閲覧された第1のデジタル雑誌ドキュメントの第1のページに配置されたコンテンツアイテムのコピーを作成し、この後、このコンテンツアイテムを前記デジタル雑誌パブリッシングプラットフォームを介して下書きのデジタル雑誌ドキュメントに挿入することを可能にする切り取りコントロールを、含む、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記デジタルレイアウトが暗号トークンにアタッチされた後に、前記第1のユーザインターフェースが、前記デジタル雑誌の前記デジタルレイアウトの変更を可能にする、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記デジタルレイアウトが暗号トークンにアタッチされた後に、前記第1のユーザインターフェースが、前記デジタル雑誌の前記デジタルレイアウトの外観をロックする、請求項16に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本出願は、2022年1月25日に出願された米国特許出願第17/584,305号の継続出願であり、この出願は、2021年2月12日に出願された米国特許出願第17/175,458号の一部継続出願であり、この出願は、2020年4月30日に出願された米国仮出願第63/018,283号の利益を主張するものであり、これらの全体が、参照により本明細書に組み込まれている。
【0002】
ここで開示される様々な実施形態は、ページベースメディアの電子パブリッシングプラットフォームに関する。
【背景技術】
【0003】
オンラインコンテンツは、容易に入手することができる。例えば、デジタル雑誌パブリッシングアプリケーション(例、Issuu)が、存在し、そしていくつかの基本機能を備えた電子パブリッシングプラットフォームを提供する。さらに、デジタル雑誌に対し、幾つかの基本的なマルチプラットフォーム配信サービスを提供する基本的なデジタル雑誌ビューワ(例、Zinio)も存在する。これらのサービス等は、いくつかの基本的な機能を単独で提供するが、既存のプラットフォームは改善が必要である。
【0004】
本開示の1つ以上の実施形態は、同様の参照が同様の要素を示す添付された図面に、例としてしかし限定するものでは無いものとして示されている。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】ユーザがプラットフォームセッションを開始した後のフローを示すアクティビティ図である。
図2】サーバおよびクライアント内のプラットフォームの構成、通信プロトコル、ならびにエンティティがどのように対話するのかを示す展開図である。
図3】本発明の実施形態に組み込まれるテクノロジおよびバージョンを示すブロック図である。
図4】プラットフォームのプログラミングクラスを示すブロック図である。
図5】プラットフォームのコンポーネントを示すブロック図である。
図6】プラットフォームの通信を示すブロック図である。
図7】プラットフォームのシーケンスを示すブロック図である。
図8】メイン・ランディング・ページ用に作成された第1のデザインを示す。
図9】メイン・ランディング・ページの第2のユーザインターフェースおよびユーザエクスペリエンスのデザインを示す。
図10】メイン・ランディング・ページの第3のユーザインターフェースおよびユーザエクスペリエンスのバージョンを示す。
図11】モバイルアプリケーションでユーザが実行する各ステップの全てのユーザエクスペリエンスおよびデザインを示す。
図12】イージービルダ(Easy Builder)で実装されたデザインを示す。
図13】雑誌をカスタマイズするためにより多くのリソースおよびツールを備えた第2のエディタであるアドバンスドビルダ(Advanced Builder)のスクリーンショットを示す。
図14】プラットフォームに関連するユーザエクスペリエンスを定義する第1のブロック図を示すスクリーンショットである。
図15】プラットフォームに関連するユーザエクスペリエンスを定義する第1のブロック図を示すスクリーンショットである。
図16】プラットフォームに関連するユーザエクスペリエンスを定義する第1のブロック図を示すスクリーンショットである。
図17】プラットフォームに関連するユーザエクスペリエンスを定義する第1のブロック図を示すスクリーンショットである。
図18】プラットフォームに関連するユーザエクスペリエンスを定義する第1のブロック図を示すスクリーンショットである。
図19】プラットフォームに関連するユーザエクスペリエンスを定義する第1のブロック図を示すスクリーンショットである。
図20】プラットフォームに関連するユーザエクスペリエンスを定義する第1のブロック図を示すスクリーンショットである。
図21】部分的なドラッグによってデジタル雑誌ドキュメントのページめくりを可能にする閲覧(viewing)プラットフォームコントロールのスクリーンショットである。
図22】切り取りコントロールの実装のスクリーンショットである。
図23】切り取りコントロールの実装のスクリーンショットである。
図24】スマートコントラクトのデータ構造を示すブロック図である。
図25】特定のデジタル雑誌を暗号化トークンにマイニングするフローチャートである。
図26】デジタル雑誌ムービーのスクリーンショットである。
図27】本明細書で説明した方法論の1つ以上をマシンに実行させるための一連の命令を実行することができるコンピュータシステムの例の形式でのマシンの図式表現を示す。
【発明を実施するための形態】
【0006】
ここで、様々な実施形態の例について説明する。以下の説明では、これらの例を完全に理解しそして説明することができるようにするために、特定の詳細が示される。しかしながら、関連技術の当業者は、これらの開示された実施形態のいくつかが、これらの詳細の多く無しで実施することができることを理解するであろう。
【0007】
同様に、関連技術の当業者は、これらの実施形態のいくつかには、本明細書で詳細に説明されていない他の多くの明白な特徴が含まれている可能性があることも理解するであろう。さらに、様々な例の関連する説明を不必要に不明瞭にすることを避けるために、いくつかの周知の構造または機能は、以下では詳細に示されず、または説明されない場合がある。
【0008】
以下で使用される用語は、これらの実施形態の特定の例の詳細な説明と組み合わせて使用されている場合でも、最も広く合理的に解釈されるものとする。実際、特定の用語は以下で強調されることもあるが、制限されて解釈されることが意図される用語は、本明細書では、明示的かつ具体的に定義されるであろう。
【0009】
背景では、パブリッシング(publishing)プラットフォームおよびビューワ(viewer)プラットフォームは、別々に認識される。従来のプラットフォームでは、これらの機能(パブリッシングと閲覧)は統合されていない。さらに、パブリッシング機能と閲覧(viewing)機能が統合されると、同じプラットフォームが、追加の機能を可能にする。統合機能の例としては、ビューワからデジタル雑誌のページを取得し、そしてパブリッシャがそのページを使用することができるようにする切り取り機能が挙げられる。同様に、いくつかの実施形態では、特定のユーザの閲覧習慣(例、好み、嗜好、閲覧した雑誌)が、パブリッシャ機能で最も容易に利用することができるテンプレートに影響を与える。
【0010】
電子パブリッシング/閲覧プラットフォーム
(読者)
読込むそして探索するために、プラットフォームにアクセスする人々のことを言う。彼らは、クリエータ、家族および友人による他の質の高いコンテンツを見出す。
【0011】
(クリエータ)
アカウントを開設するクリエータは、できるだけ少ない時間と労力で雑誌を作成したいと考える。パブリッシングプラットフォームを使用すると、雑誌を即座にそして容易にパブリッシュすることができる。
【0012】
(アドバンスドクリエータ)
独自の雑誌デザインを作成することを望むクリエータのことを言う。彼らは、デザインのオプションを増やし、そして別のタイプのコミュニティに至ることを望む。
【0013】
(広告主)
質の高いブランドの露出により、読者コミュニティをターゲットにすることを望むブランドおよび人々のことを言う。
【0014】
公知のプラットフォームは企業間取引であるが、この雑誌パブリッシャ/ビューワプラットフォームは、消費者および企業に直接向けられる。従って、この雑誌パブリッシャ/ビューワプラットフォームは、そのアプローチとテクノロジにより、誰もが雑誌クリエータになることを可能にする。本プラットフォームは、イージービルダ(Easy as 1, 2, 3)、アドバンスドビルダ(ツールと柔軟性がより多い)、モバイルアプリケーションを含む、完全な作成エクスペリエンスを備えた唯一のプラットフォームである。この雑誌パブリッシャ/ビューワプラットフォームでは、広告は邪魔にならない。広告は雑誌に挿入されたページである。この雑誌パブリッシャ/ビューワプラットフォームにはポップアップが無いので、読者のエクスペリエンスが妨げられることは無い。
【0015】
この雑誌パブリッシャ/ビューワプラットフォームには、独自のページ切り取り機能があるので、クリエータは、雑誌に切り取りページを挿入することができる。切り取りページは、元のクリエータにクレジットされ、そしてこれは変更することはできない。この雑誌パブリッシャ/ビューワプラットフォームには、オフラインリーダがある。この雑誌パブリッシャ/ビューワプラットフォームでは、読者は雑誌クリエータを購読しそして通知を受けることが出来る。この雑誌パブリッシャ/ビューワプラットフォームでは、クリエータはプライベートアカウントを作成し、そして雑誌の読者を承認することが出来る。これは他のプラットフォームではオプションではない。
【0016】
この雑誌パブリッシャ/ビューワプラットフォームは、検索エンジンでのインデックス付けのためにページを最適化する。これに対し、他のプラットフォームを有する企業は、雑誌を配置するために雑誌インデックス作成サービスを雇う必要がある。
【0017】
ほとんどのオンライン雑誌ビルダは、非常に高いライセンス料を請求する。この雑誌パブリッシャ/ビューワプラットフォームでは、広告収入は、YouTubeの様なクリエータと共有される。
【0018】
図1は、ユーザがプラットフォームセッションを開始した後の流れを示すアクティビティの図である。ステップ102で、ユーザがアプリケーションを開く。ユーザがまだ登録されていない場合、ステップ104で、ユーザは、登録にガイドされて、パブリッシュされたデジタル雑誌ドキュメントが、それに関連付けられて保存されているユーザプロファイルを作成する。アカウントが作成されると、ステップ106で、一部の実施形態では、アカウントはファイアベース認証スキームと連携する。ステップ108で、プラットフォームはフォーム登録を実行する。登録が完了すると、ステップ110で、アプリケーションが起動する。登録がすでに完了している場合、ステップ112で、ユーザは登録によりアプリケーションに入り、そしてステップ110に進む。
【0019】
図2は、サーバとクライアント内のプラットフォームの構成、通信プロトコル、およびエンティティ間の対話を示す展開図である。一部の実施形態では、クラウドサーバ202は、ネイティブ認証サポートによるユーザの認証手順を可能にし、さらに、アプリケーションを管理するためのバックエンド・サーバ・サービスを提供する。関連するオペレーティングシステム(例、iOS、Android、ブラウザベース)204、206、208に対するクライアント・アプリケーション・リーダは、クラウド認証と連携し、そしてユーザデバイス上でアプリケーションをローカルに実行する。
【0020】
図3は、本発明の実施形態に組み込むテクノロジとバージョンを示すブロック図である。バックエンドサーバ300は、いくつかのプログラミング言語とフレームワークを使用してコーディングすることができる。例えば、このバックエンドサーバは、Pythonおよび Djangoフレームワークを使用してプログラムさせることができる。他の例には、Java/Javascripy/NodeJS、Kotlin、Go、Swiftが含まれる。ウェブアプリケーション304は、キャンバスHTML5、RxJS、React JS、およびSASSの様な多数のプログラミング言語並びにツールを使用して構築することができる。モバイルアプリケーションも、Android SDK、Swift Xcpdo、Nativeウェブビュー、およびNative HTTPリクエストの様な多数のプログラミング言語並びにツールを使用して構築することができる。
【0021】
図4は、プラットフォーム・プログラミング・クラスを示すブロック図である。いくつかの実施形態では、プログラム構造400は、実行されると、開示されたデジタル雑誌プラットフォームの様々なコンポーネントが、ユーザのために機能するオブジェクトおよびコード化されたメソッドを含む多数のクラスを、含む。クラスは相互接続されていて、そしてこれらの間で入力と出力を渡す。
【0022】
図5は、プラットフォームコンポーネントを示すブロック図である。開示されたプラットフォームのいくつかの実施形態は、プレゼンテーション層502、ネゴシエーション層504、およびデータ層506を含む。プレゼンテーション層502は、ユーザコントロールとインターフェースコンポーネントを含む。ネゴシエーション層504は、インターフェースを介してユーザから受信された入力に基づいて、要素を制御する。データ層506は、他の層で使用されるコンテンツを生成する。
【0023】
図6は、プラットフォーム通信を示すブロック図である。特定のユーザは、インターフェースを介して、ユーザ認証フロー602によりプラットフォームにアクセスすることが可能である。ユーザがプラットフォームにアクセスすると、ユーザは、ユーザ・プロファイル・フロー604により自身のユーザプロファイルを変更することができる。さらに、ユーザがプラットフォームにアクセスすると、ユーザは、雑誌作成フロー606によりデジタル雑誌を作成することが可能である。
【0024】
図7は、プラットフォームシーケンスを示すブロック図である。プラットフォームは、「雑誌を閲覧する」702、「雑誌をダウンロードする」704、ユーザを検証する706、「雑誌を作成する」708を含む多数のシーケンスを、含む。これらのプロセスは、雑誌カタログ710、ローカル・データ・ストレージ712、アプリケーション・プログラム・インターフェース714、通知サービス716を構成する多数のプログラム構成要素と対話する。プロセスは、各プログラム構成要素にまたがる。
【0025】
使用例
図8~10は、複数のプラットフォーム(一部の実装では、具体的には、パブリッシングプラットフォームおよび閲覧プラットフォーム)を組み合わせるユーザエクスペリエンスに関していて、この組み合わせは、リーダ検索機能を使用して行われる。図11は、モバイルアプリケーションでユーザが実行する各ステップの全てのユーザエクスペリエンスとデザインを示す。
【0026】
図12~23は、パブリッシャのUXに関する。図12は、イージービルダ(Easy Builder:Easy as 1,2,3)で実装されたデザインを示す。図13は、雑誌をカスタマイズするためのより多くのリソースとツールを備えた第2のエディタであるアドバンスドビルダ(Advanced Builder)のスクリーンショットを示す。図14~20は、プラットフォームに関連してコンテンツパブリッシャのUXを定義する第1のブロック図のスクリーンショットである。図21~23は、ページめくり機能と切り取り機能の実装を示す。
【0027】
図8は、ビューワプラットフォーム800のメイン・ランディング・ページ用に作成された第1のデザインを示す。メイン・ランディング・ページは、カテゴリフィルタ802および/またはユーザベースのサブスクリプション804のセットに基づいて、ユーザをデジタル雑誌ドキュメントに接続する。
【0028】
図9は、メイン・ランディング・ページ900に対する第2のユーザインターフェースおよびユーザ・エクスペリエンス・デザインを示す。第2のユーザインターフェース900は、2つのプラットフォーム間でユーザを接続する。1つは、複数のテンプレートとアートコントロールとを含むデジタル雑誌ドキュメントのデジタルレイアウトを、ユーザがデザインすることを可能にするデジタル雑誌パブリッシングプラットフォーム902で、もう1つは、ユーザが、デジタルページをめくることによりデジタル雑誌ドキュメントをブラウズすることを可能にするデジタル雑誌ビューワプラットフォーム906である。めくり可能な複数のページは、コンテンツを含む。ランディングページ900は、デジタル雑誌ビューワプラットフォーム906を介してブラウズする、数多くの推奨されたデジタル雑誌ドキュメントを含む。図示されているランディングページは、同じユーザログイン情報を使用して、単一のWebブラウザインスタンス上の単一の統合エクスペリエンス内で2つのプラットフォームを接続している。
【0029】
図10は、メイン・ランディング・ページ1000のユーザインターフェースとユーザエクスペリエンスの第3のバージョンを示す。第3のランディングページ1000は、第2のランディングページ900と同様の機能を実行し、さらに、パブリッシングプラットフォーム1002と閲覧プラットフォーム1004を接続する統合エクスペリエンスも備えている。
【0030】
図11は、モバイルアプリケーションでユーザが実行する各ステップの拡張されたユーザエクスペリエンスとデザインを示す。図11は、プライバシコントロールとユーザアカウントのカスタマイズの実装も示す。
【0031】
図12は、イージービルダ(Easy Builder)1200(パブリッシングプラットフォームの実装)に実装されたデザインを示す。イージービルダ1200は、ユーザの進行中のデジタル雑誌レイアウトがどのようになるかを示す雑誌プレビューペイン1202を含む。イージービルダ1200は、さらに、(他のパブリッシュされた雑誌から取得した)画像、ファイル、ビデオ、切り取り、および特定のログインユーザが選択した他のメディアの様な、カスタム・ユーザ・アセット1204を含む。
【0032】
イージービルダ1200は、さらに、雑誌ページ用の既成テンプレート1206も含む。この既成テンプレート1206は、雑誌での予想される使用法(表紙/裏表紙、索引など)に応じてグループ分けされている。一部の実施形態では、このテンプレート1206は、さらにスタイル(例、上品、モダン、家族向け、ティーン向けなど)の選択によってグループ分けされている。一部の実施形態では、このスタイルの選択は、閲覧プラットフォームでのユーザの閲覧履歴によってグループ分けされている。より頻繁に表示される雑誌のスタイルおよびユーザが購読している雑誌のスタイルは、ユーザエクスペリエンスでより目立つように表示される(例、パブリッシングプラットフォーム内で異なる順序と位置が与えられる)。
【0033】
雑誌のスタイルは、デジタル雑誌ドキュメントに適用されるメタデータタグまたは訓練された機械学習モデルにより、パブリッシュされたデジタル雑誌ドキュメントから識別される。このメタデータタグは、事前に作成されたテンプレートに配置されている。ユーザがテンプレートから雑誌を生成すると、このメタデータタグはパブリッシュされた雑誌ドキュメントに残る。作成の間、ユーザが所定のテンプレートから要素のしきい値を変更すると、現在のデザインが元のテンプレートに似ていない可能性があるので、このメタデータタグは削除される。
【0034】
このようなタグが利用できない場合(例、テンプレートが大幅に変更されている場合、またはデザインがカスタムである場合)、機械学習モデルは、ページをトレーニングデータページと比較して、ページおよび/または雑誌全体のスタイルを特定する。このモデルは、他のパブリッシュされた雑誌ドキュメントに基づいてトレーニングされ、そして既存のメタデータタグを使用して検証される。このトレーニングデータは、同じ雑誌内のページは同様のスタイルになる傾向があると想定しているので、トレーニングアルゴリズムは、特定の雑誌の任意のページに表示されるタグを優先する。
【0035】
機械学習モデルは、特にメタデータタグに依存する必要はない。モデルの一部の実施形態では、モデルは、雑誌のスタイル間の類似性を識別し、そして分類化に特定のラベルを付けない。一部の雑誌のスタイルは、他のスタイルよりも似ていると識別されるだけである。
【0036】
図13は、より多くのリソースとツールを備えた、雑誌をカスタマイズする第2のエディタであるアドバンスドビルダ(Advanced Builder)1300のスクリーンショットを示す。イージービルダ1200と同様に、アドバンスドビルダ1300は、ユーザが進行させているデジタル雑誌レイアウトがどのように見えるかを示す雑誌プレビューペイン1302を含む。アドバンスドビルダ1300とイージービルダ1200の主な違いは、カスタム・アセット・ペイン1304である。カスタム・アセット・ペイン1304を使用すると、ユーザは、独自のグラフィックとスタイルを作成することができる。時間の経過とともに、カスタムスタイルの開発に使用される要素は、機械学習モデルによって評価され、そして特定の組み合わせで使用される要素は、トレーニングされた機械学習モデルが識別することができる特定のスタイルに関連付けられる。
【0037】
図14~20は、プラットフォームに関連するユーザエクスペリエンスを定義する第1のブロック図を示すスクリーンショットである。図14は、ログインページを示す。図15は、汎用パブリッシング・プラットフォーム・インターフェース1500である。この汎用パブリッシング・プラットフォーム・インターフェース1500は、あらかじめ作成されているテンプレート1502のセットとユーザ固有のコンテンツ1504のセットとを含む。
【0038】
図16は、汎用アドバンスド・パブリッシング・インターフェース1600を示す。この汎用アドバンスド・パブリッシング・インターフェース1600は、プレビューペイン1602、カスタマイズコントロール1604のセット、および現在選択されているカスタマイズコントロール1606に関連するコンテンツ要素を含む。カスタマイズコントロール1604の1つは、切り取り機能1608である。このカスタマイズコントロール1604は、パブリッシャ内の特定の雑誌をカスタマイズするための様々な機能を含む。この切り取り機能1606を使用すると、ユーザは、他の人の雑誌コンテンツを閲覧中に見出された、パブリッシュされたデジタル雑誌ドキュメントから、ページまたはコンテンツ要素を取得することができる。ビューワプラットフォーム上で、ユーザは、閲覧中の雑誌からページを「切り取る」ことができる。パブリッシングプラットフォームでは、パブリッシングプラットフォームのユーザは、切り取られたページまたは切り取られたコンテンツを自分の下書きのデジタル雑誌ドキュメントに挿入することができる。
【0039】
いくつかの実施形態では、切り取られたページ/コンテンツは、そのページが、元々、別のユーザのパブリッシングプラットフォームで作成された態様で、編集可能なチャンクに分割される。他の実施形態では、切り取られたページ/コンテンツは、編集することができず、そして切り取り時または現時点の何れかで切り取られた元の雑誌と完全に一致するものとして表示される。デジタル雑誌ドキュメントは、これらを作成した元のユーザによっていつでも変更させることができる。このように、ページまたは雑誌全体が削除されたこと等により編集または削除されて切り取られたコンテンツは、コンテンツを切り取ったユーザに警告をトリガーして、デジタル雑誌に壊れたリンクが含まれていることを表示する。
【0040】
図17は、ユーザ(またはプラットフォーム)が、自分のデジタル雑誌ドキュメントに挿入することができる広告スペース要素1700を図示する。この広告スペース要素1700は、ユーザまたはプラットフォームにより得られる収益化を可能にする。物理的な雑誌は、広告ページを使用するので長くなるが、デジタル雑誌は長くならない。デジタル雑誌のビューワ/リーダプラットフォームは、従来、インターネット広告オークションの対象になり得るWebページ広告スペースを使用していなかった。デジタル雑誌のページスペースは、これまで、動的な広告スペースを使用していなかった。このオンラインシステムでは、コンテンツオークションが、利用可能なスロットごとに、継続的に循環して開催される。割り当てスキームを使用して、入札額とコンテンツの全体的な品質スコアに基づいて、各スロットが、コンテンツに割り当てられる。
【0041】
ページは、様々なプロモーション・コンテンツ・ロードを使用して構成されていて、そしてそれぞれが有用性について評価される。ページコンテンツの割り当ては、ユーザエクスペリエンス、プロモーションコンテンツと元のユーザ指定パラメータとの関係、およびプロモータが提供する価値を考慮した変換単位で測定された、最も高い有用性を優先する。オークションは、アドホックな個々のユーザベースで行われる。広告スペースでは、現在のデジタル雑誌に関連し、そしてさらに閲覧ユーザのインターネットクッキによって影響されるコンテンツが優先される。パブリッシングユーザが、デジタル雑誌のレイアウトに広告スペースを挿入する場合、このユーザは、デジタル雑誌を閲覧する様々なユーザに対し、どのような広告が、その広告スペースに表示されるかはわからない。このコンテンツは、特定のページが閲覧ユーザにロードされる実行時に、埋め込まれる。
【0042】
前述のように、広告スペースでは、現在のデジタル雑誌のスタイル選択に似たオークションコンテンツが好まれる。例えば、家族中心のデジタル雑誌では、暴力的なコンテンツの価値は下げられ、代わって、家族関連のコンテンツ(例、ピザレストランのクーポン)が重視されるであろう。
【0043】
図18は、デジタル雑誌に複数のフォントのテキスト要素を追加するためのインターフェースを図示する。図19は、デジタル雑誌ドキュメントに背景色を追加する方法を図示する。図20は、ソーシャル・メディア・ソースの様な外部Webプラットフォームからメディア要素をインポートする方法を図示する。ユーザが、パブリッシュプラットフォームに組み込まれたデジタル雑誌に満足すると、このデジタル雑誌はパブリッシュ2000することができる。パブリッシュコントロール2000をアクティブにすることにより、デジタル雑誌は、即座に、ビューワプラットフォームで自動的に検索および表示することが可能になる。このようにして、パブリッシャは、デジタル雑誌をデザインおよび作成し、そしてその後、スタイル・メタ・タグおよび/または機械学習モデル・スタイル・ガイドにより検索およびインデックス付けが可能になることに基づいて、即座にある程度の流通を得る。
【0044】
図21は、部分的なドラッグによってデジタル雑誌ドキュメントのページをめくることができる閲覧プラットフォームコントロール2100のスクリーンショットである。このスクリーンショットは、第1のページ2102と、反対側の第2のページ2104とを含む。デジタルページは両面で、それぞれが(実際のページの様に)反対側にある。1つのページから次のページへめくるには、ユーザは、カーソル2106を使用してページをドラッグする。ページめくりの程度または範囲は、ユーザが、カーソル2106をどれだけ速く、そしてどれだけ遠くまで移動させたかによって決まる。カーソル2106は、ユーザの移動方向に基づいてページを進める、または戻すことができる。ページがめくられ始めると、ページのウェブ要素には、ユーザがカーソル2106を移動させる速度で進む次のページのコンテンツが表示される。
【0045】
図22~23は、切り取りコントロール2200の実装のスクリーンショットである。図22では、切り取りコントロール2200は、デジタル雑誌の「バインディング」に実装されている。閲覧ユーザが、バインディングの上にカーソルを置くと、現在のページの全てまたは一部を切り取ることができるはさみアイコンが、表示される。図23では、完了すると、閲覧プラットフォームは、切り取が成功したことを示し2300、そしてこのコンテンツは、このユーザのパブリッシャ・プラットフォーム・インターフェースに現れるであろう。
【0046】
暗号化プラットフォーム
公開鍵と秘密鍵は、ブロックチェーンネットワーク上に構築された暗号通貨の不可欠なコンポーネントであり、そして公開鍵暗号化(PKC: public-key cryptography)または非対称暗号化として知られている暗号化のより広い分野の一部である。PKCの目標は、第1の状態(例、秘密鍵)から第2の状態(例、公開鍵)への遷移は容易にするが、第2の状態から第1の状態への遷移をほぼ不可能にし、そしてこの過程で、秘密鍵を公開せずに秘密鍵の所有を証明することである。この結果、積は一方向の数学関数となり、これは、秘密鍵の様な第1の状態の所有を偽造することが出来ないので、暗号通貨取引の様な取引の真正性の検証には最適となる。PKCは、公開鍵と秘密鍵の2つの鍵モデルに依存している。
【0047】
PKCの一般的な目的は、悪意の盗聴者による影響を受けやすいパブリックチャネルにおいて、デジタル署名の使用により安全でプライベートな通信を可能にすることである。暗号化トークンのコンテキストでは、この目標は、取引されているトークンが、そのトークンの所有者によって実際に署名されたものでありそして偽造されたものではないことを証明することである。これらは、全て、ピア間のパブリック・ブロックチェーン・ネットワーク上で行われる。ブロックチェーンウォレットの秘密鍵は、ブロックチェーンウォレットの所有者が、ブロックチェーンウォレット内で転送トークンを使用する権利を解除するので、秘密鍵は秘密のままにしておく必要がある。ブロックチェーンウォレットのウォレットアドレスは、ブロックチェーンウォレットの秘密鍵に暗号的にリンクされていて、そして他のユーザが、ユーザのブロックチェーンウォレットにNFTを送信することができるように、全てのユーザにパブリッシュされている。例えば、ウォレットアドレスは、1つ以上のPKCアルゴリズムを使用してブロックチェーンウォレットの秘密鍵から生成された公開鍵としても良い。公開鍵は、通常、ウォレットを識別するために使用され、他方、秘密鍵は、それぞれのウォレットのアクションを承認するために使用される。
【0048】
ブロックチェーンウォレットのウォレットアドレスは、通常、16進表現、Base64表現、またはBase58表現の3つの方法の何れかで、人間が判読することができる形式で表される。ウォレットアドレスを表すこれらの一般的な方法のそれぞれにおいて、各ウォレットアドレスは、通常20文字の長さを超える文字と数字の文字列を使用して表される。英数字文字列が長くかつランダムであることにより、ウォレットアドレスが、扱いにくくかつ覚えにくくなる結果、その有用性は低下しそして暗号通貨の採用は妨げられる。
【0049】
ネットワーク上で基本暗号通貨に動作するマイナは、分散アプリケーション(dApp)またはスマートコントラクトの実行を可能にする。スマートコントラクトは、管理ユーザによって保持され、そして暗号化トークンを含む。カスタム暗号化トークンは、基本暗号通貨がトランザクションを介して移動するのと同じ意味では「移動」しない。スマートコントラクトは、管理ユーザによって「保持」されるが、セカンダリユーザは、スマートコントラクトと対話しても良く、そして様々な部分(特定のトークン)は、これらのセカンダリユーザに起因させても良い。
【0050】
図24は、スマートコントラクトのデータ構造を示すブロック図である。スマートコントラクトとdAppsは、イーサリアム仮想マシン(「EVM: Ethereum virtual machine」)上で実行される。このEVMは、利用可能なネットワークノードでインスタンス化される。スマートコントラクトおよびdAppsは、実行するアプリケーションであるので、それを処理するための能力は、どこかのハードウェアから提供されなければならない。ノードは、作業に対して(「ガス」で測定されるイーサ(Ether)と呼ばれる)イーサリアム(Ethereum)コインで支払われることを前提として、これらの操作を実行するためにプロセッサを自発的に提供しなければならない。ガスは、EVMの作業単位の名前である。ガスの価格は、イーサの価格が変動するので、変動することが多く、そしてスマートコントラクト/dApps内で指定される。
【0051】
イーサリアムプラットフォーム上でトランザクションまたはコントラクトによって実行することが出来る操作は、全て、一定量のガスを必要とする。計算リソースを多く必要とする操作は、計算リソースをほとんど必要としない操作よりも多くのガスを必要とする。例えば、執筆時点では、乗算命令は5ガスを必要とするが、加算命令は3ガスを必要とする。逆に、Keccak256暗号ハッシュの様なより複雑な命令は、ハッシュされた256ビットのデータごとに30初期ガスと6追加ガスを必要とする。
【0052】
ガスの目的は、スマートコントラクトの実行時に、ネットワークの処理に対し適度に安定したレートで支払うことである。コストがかかると言うことは、実行されている作業/処理が誰かにとって有用で価値のあるものであることを保証する。したがって、イーサリアムの戦略は、トランザクションのキロバイト単位のサイズにしか依存しないビットコインのトランザクション料金とは異なる。イーサリアムのガスコストは計算に基づいているので、短いコードセグメントであっても、大量の処理が実行される結果となることもあり得る。ガスの使用は、さらに、コーダに、効率的なスマートコントラクト/アルゴリズムを生成させる。さもなければ、実行コストが制御不能になる可能性がある。制限がなければ、指数関数によって特定のユーザが破産する可能性がある。
【0053】
EVMの操作にはガスコストがかかるが、ガスは、イーサで測定される「ガス価格」を有する。トランザクションは、ガスの単位ごとに特定のガス価格をイーサで指定する。トランザクションごとに価格を固定することにより、市場が、イーサの価格と(ガスで測定される)計算操作のコストの関係を決定することを可能にする。トランザクションにより支払われる合計料金は、使用されるガスとガス価格の積である。
【0054】
特定のトランザクションが、ガス価格に対して非常に少ない額しか発生させない場合、そのトランザクションは、ネットワーク上での優先順位が低くなる。場合によっては、ネットワークマイナは、各マイナが実行/処理しようとするガス価格にしきい値を設定しても良い。特定のトランザクションが、全てのマイナに対してそのしきい値を下回る場合、プロセスは実行されないであろう。トランザクションに十分なイーサがアタッチされていない場合(例、トランザクションの計算作業が多すぎて、ガスコストがアタッチされたイーサを超えてしまう場合)でも、使用されるガスはマイナに提供される。ガスが消費されると、マイナは、トランザクションの処理を停止し、行われた変更を元に戻し、そして「失敗したトランザクション」をブロックチェーンに追加する。トランザクションの失敗は、マイナがスマートコントラクトの効率を直接評価しないと言う理由により発生するかもしれない。マイナは、適切なガス価格がアタッチされたコードしか実行しないであろう。コードが最後まで実行されるか、または過度の計算の複雑さのために停止するかは、マイナにとって重要ではない。
【0055】
高いガス価格がトランザクションにアタッチされている場合、このトランザクションは、優先されるであろう。マイナは、経済的価値の順にトランザクションを処理する。イーサリアムブロックチェーンの優先順位は、ビットコインブロックチェーンと同様に機能する。ユーザが、特定のトランザクションに必要以上のイーサをアタッチした場合、トランザクションが実行/処理された後、超過額は、そのユーザに返金される。マイナは、実行された作業に対してのみ料金を請求する。ガスコストと価格に関する有用な類比は、ガス価格が、マイナの時給に似ているのに対し、ガスコストが、実行された作業のタイムシートのようなものであることである。
【0056】
イーサリアムブロックチェーン上に存在するスマートコントラクトのタイプは、ERC-721(Ethereum Request for Comment-721)トークンである。ERC-721は、非代替ユーティリティトークン(NFT: non-fungible utility tokens)の技術仕様であり、そして多分、古さ、希少性、またはビジュアルにより、同じスマートコントラクトからの別のトークンとは排他性が異なることがあり得る。
【0057】
ERC-721は、より大きなイーサリアムエコシステム内でイーサリアムトークンが従うべき共通のルールリストを定義するので、開発者は、トークン間の対話を正確に予測することができる。これらのルールは、トークンがどの様にアドレス間で転送されるかと、各トークン内のデータにどの様にアクセスするかとを含む。ERC-721は、基本暗号通貨の上にトークンを構築する手段のフレームワークを提供する。本明細書のいくつかの実施形態では、ERC-721技術仕様の使用は、本質的に必要ではなく、そしてイーサリアムが基本暗号通貨として使用される状況に適用されるが、拡張機能は、ERC-721フレームワークの上に構築される。
【0058】
NFTには、トークンIdと呼ばれるunit256変数がある。したがって、どのERC-721コントラクトに対しても、ペアのコントラクトアドレス、unit256トークンIdは、グローバルにユニークでなければならない。とはいえ、特定のdAppsは、トークンIdを入力として使用しそして画像を出力する「コンバータ」を有することが出来る。
【0059】
トークンプロトコルに関する開示は、イーサリアムに焦点を当てて来ている。この開示で適用可能であるように、これは、基本暗号通貨である。他の基本暗号通貨も、現在および将来的に存在する。この開示は、特にビットコインまたはイーサリアムブロックチェーンへの適用に限定されない。
【0060】
図25は、特定のデジタル雑誌を暗号化トークンにマイニングするフローチャートである。ステップ2502では、ビルダによりデジタル雑誌が生成される。デジタル雑誌の生成は、ここで説明するプロセスの何れかによって行われる。ステップ2504では、パブリッシャコントロールのGUIが、ユーザに表示される。このパブリッシャコントロールは、ユーザが、デジタル雑誌のパブリッシュ方法を複数設定することを可能にする。このパブリッシャコントロールには、デジタル雑誌をNFTとして「マイニング」するコマンドがある。
【0061】
ステップ2506では、プラットフォームは、デジタル雑誌を「マイニング」するユーザコマンドを受取る。ステップ2508では、マイニングの要求に応答して、プラットフォームは、デジタル雑誌プラットフォームに関連付けられたスマートコントラクトを使用して、暗号化トークンを生成する。この暗号化トークンは、デジタル雑誌を生成したユーザの暗号化ウォレットに関連付けられている。この暗号化トークンは、任意の暗号化ウォレットに転送することができるが、デジタル雑誌で使用されるアートアセットは、トークンをマイニングした特定のスマートコントラクト/dAppに接続される。
【0062】
ステップ2510で、スマートコントラクトは、デジタル雑誌の視覚的表現を暗号化トークンに関連付ける。dAppは、ビューワプラットフォームに関連付けられたユーザインターフェースを含み、そしてdAppを実行すると、ユーザは、デジタル雑誌を表示しそして転送することができる。一部の実施形態では、デジタル雑誌は、NFTとして「マイニング」されているにもかかわらず、ビルダプラットフォームで編集することが可能である。編集コントロールは、NFTの所有者により保持されている。NFTの暗号化要素は変更されないが、NFTの暗号化要素に関連付けられたデジタル雑誌のdApp内の視覚的表現は、変更可能である。他の実施形態では、デジタル雑誌は、一度マイニングされると、その外観がロックされる。
【0063】
ステップ2512で、元のユーザは、デジタル雑誌に関連付けられた暗号トークンを別のユーザに転送する。転送時、デジタル雑誌は、第1のユーザのパブリッシング・プラットフォーム・コントロールを離れ、代わりに新しいユーザのパブリッシャインターフェースに移動する。一部の実施形態では、デジタル雑誌の編集コントロールも新しいユーザに転送される。
【0064】
図26は、デジタル雑誌ムービーのスクリーンショットである。追加のパブリッシャコントロールは、特定のデジタル雑誌のムービーまたはビデオを生成する。雑誌ムービーは、雑誌またはその一部を非常に迅速に効果的に表示し、そしてユーザが、短い形式のソーシャル メディアコンテンツによりデジタル雑誌を宣伝することを可能にする。パブリッシャコントロール内で、ユーザは、雑誌ムービーの生成を要求することができる。すると、パブリッシャコントロールは、ムービーに含める雑誌のページを選択するためのコントロールを表示する。
【0065】
ページが選択されると、プラットフォームは、これらのページを使用してアニメーションを生成する。アニメーションは、各ページが物理的な実際の雑誌のページであるかのように、ページを即座にめくる。ページめくりの速度は、人間の目がハイライトを捉えることはできるが、重要なテキストコンテンツを捉えることはできない程度のペースである。ビデオは、プラットフォーム上でホストされていて、そしてダウンロード可能である。
【0066】
ダウンロードされたコンテンツは、他のプラットフォームにアップロードさせることができるが、これに代えて、ビデオのホストされたバージョンを他のプラットフォームにリンクさせることもできる。
【0067】
コンピュータシステム
図27は、本開示のいくつかの実施形態に従って開示された技術を実装するように動作可能なコンピュータ2700のブロック図である。このコンピュータ2700は、汎用コンピュータであっても良く、または翻訳システム20の機能を実行するように特別にデザインされていても良い。例えば、このコンピュータ2700は、システムオンチップ(SOC)、シングルボードコンピュータ(SBC)システム、デスクトップまたはラップトップコンピュータ、キオスク、メインフレーム、コンピュータシステムのメッシュ、ハンドヘルド・モバイル・デバイス、またはこれらの組み合わせであっても良い。
【0068】
このコンピュータ2700は、スタンドアロンデバイス、または複数のネットワーク、場所、マシン、またはこれらの組み合わせにまたがる分散システムの一部としても良い。一部の実施形態では、このコンピュータ2700は、クライアント-サーバネットワーク環境でサーバコンピュータまたはクライアントデバイスとして、またはピアツーピアシステムでのピアマシンとして動作する。一部の実施形態では、コンピュータ2700は、開示された実施形態の1つ以上のステップを、リアルタイム、ほぼリアルタイム、オフライン、バッチ処理、またはこれらの組み合わせで実行することができる。
【0069】
図27に示すように、このコンピュータ2700は、ハードウェアコンポーネント間でデータを転送することができるバス2702を含む。これらのコンポーネントは、コントロール2704(例、処理システム)、ネットワークインターフェース2706、入出力(I/O)システム2708、およびクロックシステム2710を含む。このコンピュータ2700は、簡潔さのために、図示されていないまたは詳細には説明されていない他のコンポーネントを含んでいても良い。当業者であれば、図27に含まれているが図示されていないハードウェアおよびソフトウェアの要素を理解するであろう。
【0070】
コントロール2704は、1つ以上のプロセッサ2712(例、中央処理装置(CPU))、特定用途向け集積回路(ASIC)、および/またはフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、およびメモリ2714(ソフトウェア2716を含んでいても良い)を含む。例えば、メモリ2714は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)の様な揮発性メモリ、および/または読取専用メモリ(ROM)の様な不揮発性メモリを含む。メモリ2714は、ローカル、リモート、または分散型である。
【0071】
ソフトウェアプログラム(例、ソフトウェア2716)は、「コンピュータ読取可能な記憶媒体に実装されている」と表示されている場合、メモリ(例、メモリ2714)に格納されているコンピュータ読取可能な命令を含む。ソフトウェアプログラムに関連付けられている少なくとも1つの値が、プロセッサによって読取可能なレジスタに格納されている場合、プロセッサ(例、プロセッサ2712)は、「ソフトウェアプログラムを実行するように構成されている」。一部の実施形態では、開示された実施形態を実装するために実行されるルーチンは、オペレーティングシステム(OS)ソフトウェア(例、Microsoft Windows(登録商標)およびLinux(登録商標))または特定のソフトウェアアプリケーション、コンポーネント、プログラム、オブジェクト、モジュール、または「コンピュータプログラム」と呼ばれる命令のシーケンスの一部として実装しても良い。
【0072】
このように、コンピュータプログラムは、通常、コンピュータ(例、コンピュータ2700)の様々なメモリデバイスに様々な時点で設定された1つ以上の命令で構成されているので、これらの命令が、少なくとも1つのプロセッサ(例、プロセッサ2712)によって読取られて実行されると、コンピュータは、開示された実施形態の様々な側面を含む機能を実行するための操作を実行する。一部の実施形態では、前述のコンピュータプログラム製品を含むキャリアが、提供される。このキャリアは、電子信号、光信号、無線信号、または非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体(例、メモリ2714)の内の何れかである。
【0073】
ネットワークインターフェース2706は、ネットワーク2720を介してコンピュータ2700を他のコンピュータに接続するためのモデムまたは他のインターフェース(図示せず)を含むことができる。I/Oシステム2708は、ディスプレイシステム2718(例、モニタまたはタッチ・センシティブ・ディスプレイ)および1つ以上の入力デバイス2720(例、キーボードおよび/またはポインティングデバイス)の様な周辺デバイスを含む様々なI/Oデバイスを制御するように動作させることができる。他のI/Oデバイス2722には、例えば、ディスクドライブ、プリンタ、スキャナなどが含まれる。最後に、クロックシステム2710は、開示された実施形態で使用するためのタイマを制御する。
【0074】
バイナリ1(1)からバイナリ0(0)(またはその逆)へ状態を変化させる様なメモリデバイス(例、メモリ2724)の動作は、視覚的、知覚可能な、物理的変化または変換を含むことができる。変換は、物品を異なる状態または物に物理的に変換することを備えることができる。例えば、状態の変化は、電荷の蓄積および累積、または蓄積された電荷の放出に関することができる。同様に、状態の変化は、磁気配向の物理的変化または変換、または結晶から非晶質への変化、またはその逆の様な分子構造の物理的変化または変換を含むことができる。
【0075】
開示された実施形態の側面は、メモリに格納されたデータビットに対する操作のアルゴリズムおよび記号表現の観点から説明することができる。これらのアルゴリズムの説明および記号表現には、一般に、所望の結果につながる一連の操作が含まれる。この操作には、物理量の物理的操作が必要である。通常、これらの量は、必ずしも必要ではないが、格納、転送、結合、比較、および他の操作が可能となる電気信号または磁気信号の形態をとる。慣習的におよび便宜上、これらの信号は、ビット、値、要素、記号、文字、用語、数字などと呼ばれる。これらのおよび同様の用語は、物理量に関連付けられていて、そしてこれらの量に適用される便利なラベルに過ぎない。
【0076】
実施形態は、ここまで、完全に機能するコンピュータのコンテキストで説明されて来ているが、当業者は、様々な実施形態が、様々な形式のプログラム製品として配布することが可能であり、そして本開示が、実施形態を実際に実行するために使用される特定の種類のマシンまたはコンピュータ読取可能なメディアに関係なく、同様に適用される、ことを理解するであろう。
【0077】
注釈
上述の説明および図面は、例示的なものであり、そして限定するものと解釈されるべきではない。本開示を完全に理解することができるように、多数の特定の詳細が記載されている。しかしながら、特定の例では、説明がわかりにくくならないように、周知の詳細事項は説明されていない。さらに、実施形態の範囲から逸脱することなく、様々な変更を加えることができる。
【0078】
本明細書における「1つの実施形態」または「一実施形態」への言及は、実施形態に関連して説明されている特定の機能、構造、または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味する。本明細書の様々な場所での「一実施形態では」という語句の出現は、必ずしも全てが同じ実施形態を指しているわけではなく、また、別個の実施形態または代替実施形態が、他の実施形態と相互に排他的であるわけでもない。さらに、いくつかの実施形態では示されていて、そして他の実施形態では示されていない様々な特徴が、説明されている。同様に、いくつかの実施形態では必要であるが、他の実施形態では必要ではない様々な要件も、説明されている。
【0079】
本明細書で使用されている用語は、一般に、当該技術分野、本開示の文脈、および各用語が使用されている特定の文脈において、通常の意味を有する。本開示を説明するために使用される特定の用語が、本開示の説明に関して実務者に追加のガイダンスを提供するために、上記または本明細書の他の場所で説明されている。便宜上、特定の用語は、例えば、イタリック体および/または引用符を使用して強調表示される場合がある。強調表示の使用は、用語の範囲および意味に影響を与えない。用語の範囲および意味は、強調表示の有無にかかわらず、同じ文脈では同じである。同じことを複数の方法で表現することができることは理解されるであろう。 「メモリ」は「ストレージ」の一形態であり、これらの用語が、場合によっては互換的に使用されることがあることは認識されるであろう。
【0080】
したがって、本明細書で説明されている用語の1つまたは複数に対して代替言語および同義語を使用することができ、また、用語が、本明細書で詳しく説明または議論されているか否かについて特別な意味が置かれることはない。特定の用語には、同義語が提供される。1つ以上の同義語の列挙は、他の同義語の使用を排除するものではない。本明細書で説明されている用語の例を含む本明細書のあらゆる箇所での例の使用は、例示のみを目的としていて、そして本開示の範囲および意味、または例示されている用語の範囲および意味をさらに制限することを意図するものではない。同様に、本開示は、本明細書で示されている様々な実施形態に限定されない。
【0081】
本開示の範囲をさらに制限することを意図することなく、本開示の実施形態による機器、装置、方法、およびそれらに関連する結果の例が、上述されている。タイトルまたはサブタイトルが、読者の便宜のために、例として使用される場合があるが、これによって本開示の範囲が制限されることはないことに留意されたい。別途定義されていない限り、ここで使用される全ての技術用語および科学用語は、本開示が関係する分野の当業者が一般的に理解している意味と同じ意味を持つ。矛盾が生じた場合には、定義を含む本ドキュメントが、優先される。実施形態には、クラウドコンピューティングによる操作の実行およびストレージの使用が、含まれる場合があることを理解されたい。ここでの説明では、クラウドコンピューティングとは、インターネット対応またはネットワーク対応のデバイス、サーバ、またはクライアントがアクセスすることができ、そして(例、ケーブルを要する)複雑なハードウェア構成および(例、コンサルタントによるインストールを要する)複雑なソフトウェア構成を必要としない任意のネットワーク上でアルゴリズムを実行することを意味する。例えば、実施形態は、(例、外出中のユーザである)ユーザが、ここでの実施形態に従って、インターネット対応または他のネットワーク対応のデバイス、サーバ、またはクライアント上でリアルタイムのビデオ配信にアクセスすることができるようにする1つ以上のクラウド・コンピューティング・ソリューションを提供することができる。さらに、1つ以上のクラウドコンピューティングの実施形態には、(標準的な消費者向けデバイスになりつつある)モバイルデバイス、タブレット等を使用したリアルタイムビデオ配信が含まれることを理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
【国際調査報告】