特表 2025-505054 使用済み電池の高速検査装置

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2025-02-20

(54)【発明の名称】使用済み電池の高速検査装置

(51)【国際特許分類】

   H01M 10/48 20060101AFI20250213BHJP

【ＦＩ】

H01M10/48 Z

【審査請求】有

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2023557287

(86)(22)【出願日】2023-06-20

(85)【翻訳文提出日】2023-09-15

(86)【国際出願番号】 CN2023101189

(87)【国際公開番号】W WO2024113772

(87)【国際公開日】2024-06-06

(31)【優先権主張番号】202211519101.0

(32)【優先日】2022-11-30

(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN

(81)【指定国・地域】

(71)【出願人】

【識別番号】523353694

【氏名又は名称】安徽緑沃循環能源科技有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＡＮＨＵＩ ＬＶＷＯ ＲＥＣＹＣＬＩＮＧ ＥＮＥＲＧＹ ＴＥＣＨＮＯＬＯＧＹ ＣＯ．， ＬＴＤ．

【住所又は居所原語表記】Ｅｃｏｎｏｍｉｃ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｚｏｎｅ Ｏｆ Ｈａｎｇｂｕ Ｔｏｗｎ， Ｓｈｕｃｈｅｎｇ Ｃｏｕｎｔｙ， Ｌｕ’ａｎ， Ａｎｈｕｉ ２３１３００ Ｃｈｉｎａ

(74)【代理人】

【識別番号】110002789

【氏名又は名称】弁理士法人ＩＰＸ

(72)【発明者】

【氏名】胡 天文

(72)【発明者】

【氏名】李 成

(72)【発明者】

【氏名】李 金林

【テーマコード（参考）】

5H030

【Ｆターム（参考）】

5H030AA09

5H030AS18

(57)【要約】

【要約】
本発明は、使用済み電池の高速検査装置を開示し、作業台を含み、作業台の上端の中部には、第１設置筒が固定接続され、本発明の使用済み電池の高速検査装置は、第１サーボモーター、第１ネジロッド及び接続ボックスを設置することにより、第１サーボモーターは、第１ネジロッドを介して第１ネジロッドの上を左右に移動するように接続ボックスを駆動して、使用済み電池本体を探傷器の水平位置に移動させることができ、第２サーボモーター、第２設置筒、第２ネジロッド、キャリアブロック及び探傷器を設置することで、接続ボックスは第２設置筒を左右に移動するように駆動でき、また、第２サーボモーターの設置にも便利であり、第２サーボモーターは第２ネジロッドを介して、第２設置筒の上を前後に移動するようにキャリアブロックを駆動して、探傷器はキャリアブロック上の使用済み電池本体に対して自動探傷検査を行うことができ、支持脚とジンバルホイールを設置することは、第１サーボモーターが第２設置筒を探傷器の下端に安定して移動させるのに便利であり、作業に便利である。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

作業台（１）を含み、前記作業台（１）上端の中部には、第１設置筒（９）が固定接続され、前記第１設置筒（９）の両側それぞれには、固定プレート（４）が固定接続され、その内、片方の前記固定プレート（４）は、中部に第１サーボモーター（３）が固定設置され、前記第１サーボモーター（３）の出力端には、前記第１設置筒（９）を貫通している第１ネジロッド（８）が固定接続され、前記第１ネジロッド（８）の中部には、第１スライド座（３７）がスライド可能に接続され、前記第１スライド座（３７）の上端には、接続ボックス（５）が固定接続され、前記接続ボックス（５）の中部には、第２サーボモーター（７）が固定設置され、前記接続ボックス（５）の裏面には、第２設置筒（１０）が固定接続され、前記第２設置筒（１０）下端の両側それぞれには、支持脚（２４）が固定接続され、前記支持脚（２４）の下端は前記作業台（１）を貫通し、設置ロッド（２７）に固定接続され、前記設置ロッド（２７）の下端には、ジンバルホイール（２８）が固定設置され；
前記第２サーボモーター（７）の出力端には、第２設置筒（１０）を貫通している第２ネジロッド（２３）が固定接続され、前記第２ネジロッド（２３）の中部には、第２スライド座（２２）がスライド可能に接続され、前記第２スライド座（２２）の上端には、接続ストリップ（２９）が固定接続され、前記接続ストリップ（２９）の上端には、キャリアブロック（１１）が固定接続され、前記キャリアブロック（１１）の中部には、第３サーボモーター（２０）が固定設置され、前記第３サーボモーター（２０）の出力端には、前記キャリアブロック（１１）を貫通している回転軸（１９）が固定接続され、前記回転軸（１９）の上端には、作業板（１６）が固定接続され、前記作業板（１６）の上端の中部には、クランプ溝（３８）が開けられ、前記クランプ溝（３８）の中部には、使用済み電池本体（１３）が嵌合して接続され、前記作業台（１）の上端の第１設置筒（９）から離れた片側には、探傷器（２）が固定設置されていることを特徴とする使用済み電池の高速検査装置。

【請求項2】

前記作業台（１）の中部には、設置溝（３９）が開けられ、前記設置溝（３９）の支持脚（２４）に近い両側それぞれには、機能ブロック（２５）が固定接続され、前記機能ブロック（２５）の中部には、スライド溝（１４）が開けられ、前記作業台（１）の上端の支持脚（２４）に近い両側それぞれには、機能溝（３１）が開けられ、前記機能溝（３１）は前記スライド溝（１４）の上端に配置され、前記支持脚（２４）と機能溝（３１）はスライド可能に接続され、前記ジンバルホイール（２８）は前記スライド溝（１４）にスライド可能に接続されていることを特徴とする請求項１に記載の使用済み電池の高速検査装置。

【請求項3】

前記支持脚（２４）と前記ジンバルホイール（２８）の接続部分には、脱落防止板（２６）が固定接続され、且つ前記脱落防止板（２６）は前記スライド溝（１４）にスライド可能に接続され、前記スライド溝（１４）の前記ジンバルホイール（２８）に近い両側それぞれには、固定ブロック（２１）が固定設置されていることを特徴とする請求項２に記載の使用済み電池の高速検査装置。

【請求項4】

前記第２設置筒（１０）は前記接続ボックス（５）と一体形成され、前記第２設置筒（１０）の前記第１設置筒（９）に近い片側の下端にはサポートブロック（３２）が固定接続され、且つ前記サポートブロック（３２）は、前記第１設置筒（９）に固定接続されていることを特徴とする請求項１に記載の使用済み電池の高速検査装置。

【請求項5】

前記作業板（１６）上端の両側それぞれには、接続座（１８）が固定接続され、前記接続座（１８）の上端には、シリンダー（１７）が固定設置され、前記シリンダー（１７）の出力端には、押出板（１５）が固定接続され、且つ二つの前記押出板（１５）は、それぞれ使用済み電池本体（１３）の両側に配置されていることを特徴とする請求項１に記載の使用済み電池の高速検査装置。

【請求項6】

前記探傷器（２）片側の下端には、接続溝（１２）が開けられ、前記探傷器（２）の前記接続溝（１２）に近い片側の上端には、第４サーボモーター（３５）が固定設置され、前記第４サーボモーター（３５）の出力端には、前記探傷器（２）を貫通している接続軸（３４）が固定接続されていることを特徴とする請求項１に記載の使用済み電池の高速検査装置。

【請求項7】

前記接続軸（３４）の第４サーボモーター（３５）から遠い側の一端には、接続ブロック（４０）が固定接続され、前記接続ブロック（４０）の下端には、バッフルプレート（３６）が固定接続され、前記バッフルプレート（３６）のサイズは前記接続溝（１２）のサイズと同じであり、且つ前記バッフルプレート（３６）は前記接続溝（１２）に対応し、前記接続溝（１２）の片側にはリミットストリップ（３３）が固定接続されていることを特徴とする請求項６に記載の使用済み電池の高速検査装置。

【請求項8】

前記第１設置筒（９）の第１サーボモーター（３）に近い片側には二つのリミットブロック（６）が固定接続され、前記探傷器（２）正面の中部には探傷溝（３０）が開けられていることを特徴とする請求項１に記載の使用済み電池の高速検査装置。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、使用済み電池の技術分野に関し、特に使用済み電池の迅速検査装置に関する。

【背景技術】

【0002】

新エネルギーとは、非在来型エネルギーとも呼ばれ、従来のエネルギー以外のさまざまなエネルギーを指し、太陽エネルギー、地熱エネルギー、風力エネルギー、海洋エネルギー、バイオマスエネルギー、核融合エネルギーなど、開発や利用が始まったばかりで、または活発に研究されているがまだ普及させていないエネルギー源を指し、新エネルギーの継続的な開発と研究により、新エネルギーを核心としたいくつかのプロセスが製造されており、その中で最も大きな効果をもたらしているのが新エネルギー自動車であり、新エネルギー自動車とは、非在来型の車両燃料を動力源として使用（または在来型の車両燃料と新型車両出力装置を使用）し、車両の出力制御や駆動の先進的な技術を統合して成型された、先進的な技術原理、新技術、新構造を備えた車両を指し、新エネルギー自動車産業が成熟するにつれて、使用される電池も交換する必要があり、交換された電池は使用済み電池と呼ばれ、使用済み電池は交換後にカスケード利用が可能だが、使用済み電池のカスケード利用する過程では、使用済み電池の探傷検査が必要となる。

【0003】

現在市販されている使用済み電池の探傷装置は、使用中の自動検査ができず、オペレーターが使用済み電池を探傷装置の位置まで運び、検査終了後はまた、使用済み電池を探傷装置から取り出して指定の場所まで搬送しなければならないが、これは、オペレーターの作業強度と難易度を高めるだけでなく、使用済み電池の検査効率も低下させ、使用済み電池のフォローアップ作業に影響を及ぼし、オペレーターが長期間探傷を行うのに不便であり、さらに、使用済み電池の搬送中には、使用済み電池が地面に落下し、使用済み電池が直接損傷を受ける事故が発生しやすく、オペレーターによる使用済み電池の検査には役立たない。

【0004】

したがって、上記の技術的問題を解決するには、使用済み電池の高速検査装置を設計する必要がある。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0005】

本発明は、上記背景技術で提出した問題を解決するために、使用済み電池の高速検査装置を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0006】

上記の目的を達成するために、本発明は以下の技術的解決策を提供する：使用済み電池の高速検査装置であって、作業台を含み、前記作業台の上端の中部には、第１設置筒が固定接続され、前記第１設置筒の両側それぞれには、固定プレートが固定接続され、片方の前記固定プレートは、中部に第１サーボモーターが固定設置され、前記第１サーボモーターの出力端には、第１設置筒を貫通している第１ネジロッドが固定接続され、前記第１ネジロッドの中部には、第１スライド座がスライド可能に接続され、前記第１スライド座の上端には、接続ボックスが固定接続され、前記接続ボックスの中部には、第２サーボモーターが固定設置され、前記接続ボックスの裏面には、第２設置筒が固定接続され、前記第２設置筒の下端の両側それぞれには、支持脚が固定接続され、前記支持脚の下端は、作業台を貫通して、設置ロッドに固定接続され、前記設置ロッドの下端には、ジンバルホイールが固定設置され、前記第２サーボモーターの出力端には、第２設置筒を貫通している第２ネジロッドが固定接続され、前記第２ネジロッドの中部には、第２スライド座がスライド可能に接続され、前記第２スライド座の上端には、接続ストリップが固定接続され、前記接続ストリップの上端には、キャリアブロックが固定接続され、前記キャリアブロックの中部には、第３サーボモーターが固定設置され、前記第３サーボモーターの出力端は、キャリアブロックを貫通して回転軸に固定接続され、前記回転軸の上端には、作業板が固定接続され、前記作業板の上端の中部には、クランプ溝が開けられ、前記クランプ溝の中部には、使用済み電池本体が嵌合して接続され、前記作業台の上端の第１設置筒から離れた片側には、探傷器が固定設置されている。

【0007】

さらに、前記作業台の中部には、設置溝が開けられ、前記設置溝の支持脚に近い両側それぞれには、機能ブロックが固定接続され、前記機能ブロックの中部には、スライド溝が開けられ、前記作業台の上端の支持脚に近い両側それぞれには、機能溝が開けられ、前記機能溝はスライド溝の上端に配置され、前記支持脚と機能溝はスライド可能に接続され、前記ジンバルホイールはスライド溝にスライド可能に接続されている。

【0008】

さらに、前記支持脚とジンバルホイールの接続部分には、脱落防止板が固定接続され、且つ前記脱落防止板はスライド溝にスライド可能に接続され、前記スライド溝のジンバルホイールに近い両側それぞれには、固定ブロックが固定設置されている。

【0009】

さらに、前記第２設置筒は接続ボックスと一体形成され、前記第２設置筒の第１設置筒に近い片側の下端にはサポートブロックが固定接続され、且つ前記サポートブロックは第１設置筒に固定接続されている。

【0010】

さらに、前記作業板上端の両側それぞれには、接続座が固定接続され、前記接続座の上端にはシリンダーが固定設置され、前記シリンダーの出力端には、押出板が固定接続され、且つ二つの前記押出板は、使用済み電池本体の両側に配置されている。

【0011】

さらに、前記探傷器片側の下端には接続溝が開けられ、前記探傷器の接続溝に近い片側の上端には、第４サーボモーターが固定設置され、前記第４サーボモーターの出力端には、探傷器を貫通している接続軸が固定接続されている。

【0012】

さらに、前記接続軸の第４サーボモーターから遠い側の一端には、接続ブロックが固定接続され、前記接続ブロックの下端にはバッフルプレートが固定接続され、前記バッフルプレートのサイズは接続溝のサイズと同じであり、且つ前記バッフルプレートは接続溝に対応し、前記接続溝の片側にはリミットストリップが固定接続されている。

【0013】

さらに、前記第１設置筒の第１サーボモーターに近い片側には二つのリミットブロックが固定接続され、前記探傷器正面の中部には探傷溝が開けられている。

【発明の効果】

【0014】

従来技術と比較して、本発明の有益な効果は：第１サーボモーター、第１ネジロッド及び接続ボックスを設置することにより、第１サーボモーターは、第１ネジロッドを介して第１ネジロッドの上を左右に移動するように接続ボックスを駆動して、使用済み電池本体を探傷器の水平位置に移動させることができ、第２サーボモーター、第２設置筒、第２ネジロッド、キャリアブロック及び探傷器を設置することで、接続ボックスは第２設置筒を左右に移動するように駆動でき、また、第２サーボモーターの設置にも便利であり、第２サーボモーターは第２ネジロッドを介して、第２設置筒の上を前後に移動するようにキャリアブロックを駆動して、探傷器はキャリアブロック上の使用済み電池本体に対して自動探傷検査を行うことができ、支持脚とジンバルホイールを設置することは、第１サーボモーターが第２設置筒を探傷器の下端に安定して移動させるのに便利であり、接続ボックスと第２設置筒は一体成形されて、構造がコンパクトで、作業に便利であり、第３サーボモーターを設置することは、検査する使用済み電池本体を探傷器内で回転させながら検査できるため、使用者は片面探傷を複数回行う必要がなくなり、作業効率が向上する。

【図面の簡単な説明】

【0015】

【図1】本発明の模式図の平面図である。

【図2】本発明の設置溝の模式図である。

【図3】本発明の支持脚の模式図である。

【図4】本発明の第１スライド座の模式図である。

【図5】本発明のバッフルプレートの模式図である。

【図6】本発明のクランプ溝の模式図である。

【発明を実施するための形態】

【0016】

以下では、本発明の実施形態における図面と併せて、本発明の実施形態における技術的解決手段を明確且つ完全に説明するが、明らかに、説明した実施形態は本発明の実施形態の一部に過ぎず、すべての実施形態ではない。本発明の実施形態に基づいて、当業者が創造的な努力をすることなく得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に属する。

【0017】

図１～図６を参照すると、本発明は使用済み電池の高速検査装置を提供し、作業台１を含み、作業台１上端の中部には、第１設置筒９が固定接続され、第１設置筒９の両側それぞれには、固定プレート４が固定接続され、固定プレート４は第１設置筒９を固定するのに便利であり、第１設置筒９が作業するのに便利であり、片方の固定プレート４は、中部に第１サーボモーター３が固定設置され、第１サーボモーター３の出力端には、第１設置筒９を貫通している第１ネジロッド８が固定接続され、第１ネジロッド８の中部には、第１スライド座３７がスライド可能に接続され、第１サーボモーター３は第１ネジロッド８を介して、第１ネジロッド８上を左右に移動するように第１スライド座３７を駆動し、第１スライド座３７の上端には、接続ボックス５が固定接続され、第１スライド座３７の駆動下で接続ボックス５も第１ネジロッド８上を左右に移動でき、接続ボックス５の中部には、第２サーボモーター７が固定設置され、接続ボックス５の裏面には、第２設置筒１０が固定接続され、第２設置筒１０は第２ネジロッド２３を設置するのに便利であり、第２サーボモーター７は第２ネジロッド２３を介して、前後に移動するように第２スライド座２２を駆動し、第２設置筒１０の下端の両側それぞれには、支持脚２４が固定接続され、支持脚２４の下端は、作業台１を貫通し、設置ロッド２７は当該支持脚２４の下端に固定接続され、設置ロッド２７の下端には、ジンバルホイール２８が固定設置され、作業台１の中部には設置溝３９が開けられ、設置溝３９には、支持脚２４に近い両側それぞれには、機能ブロック２５が固定接続され、機能ブロック２５の中部には、スライド溝１４が開けられ、作業台１の上端の支持脚２４に近い両側それぞれには、機能溝３１が開けられ、機能溝３１はスライド溝１４の上端に配置され、支持脚２４と機能溝１４はスライド可能に接続され、ジンバルホイール２８はスライド溝１４にスライド可能に接続され、設置溝３９は機能ブロックを設置するのに便利であり、機能ブロック２５は支持脚２４とジンバルホイール２８の移動に便利であり、ジンバルホイール２８はスライド溝１４内で第２設置筒１０の移動に伴って移動し、支持脚２４は第２設置筒１０の移動の安定性を高め、第２設置筒１０は接続ボックス５によって駆動される時、より安定するので、第２サーボモーター７と第２ネジロッド２３の作業の安定性を向上させるのに便利であり、支持脚２４とジンバルホイール２８の接続部分には、脱落防止板２６が固定接続され、且つ脱落防止板２６はスライド溝１４にスライド可能に接続され、スライド溝１４のジンバルホイール２８に近い両側それぞれには、固定ブロック２１が固定設置され、脱落防止板２６は、支持脚２４がスライド溝１４の中から離脱することを防止できるので、ジンバルホイール２８の移動の安定性を向上させ、固定ブロック２１はジンバルホイール２８の位置を制限でき、さらにジンバルホイール２８の作業の安定性を向上させ、第２サーボモーター７の出力端には、第２設置筒１０を貫通している第２ネジロッド２３が固定接続され、第２ネジロッド２３の中部には、第２スライド座２２がスライド可能に接続され、第２スライド座２２の上端には、接続ストリップ２９が固定接続され、接続ストリップ２９の上端には、キャリアブロック１１が固定接続され、キャリアブロック１１の中部には、第３サーボモーター２０が固定設置され、第３サーボモーター２０の出力端には、キャリアブロック１１を貫通している回転軸１９が固定接続され、回転軸１９の上端には、作業板１６が固定接続され、作業板１６の上端の中部には、クランプ溝３８が開けられ、クランプ溝３８の中部には、使用済み電池本体１３が嵌合して接続され、接続ストリップ２９は、第２ネジロッド２３の上を前後に移動するようにキャリアブロック１１を駆動するのに便利であり、これにより、使用済み電池本体１３を探傷器２内に自動的に搬入して検査するプロセスが実現され、キャリアブロック１１は第３サーボモーターを設置するのに便利であり、第３サーボモーター２０は回転軸１９を介して使用済み電池本体１３を回転駆動することは、探傷器２が使用済み電池本体１３の４つの側面全てを検査するのに便利であり、クランプ溝３８は使用済み電池本体１３を設置するのに便利であり、作業台１の上端の第１設置筒９から離れた片側には、探傷器２が固定設置され、第１設置筒９の第１サーボモーター３に近い片側には二つのリミットブロック６が固定接続され、探傷器２正面の中部には探傷溝３０が開けられ、探傷器２は使用済み電池本体１３の検査に便利であり、リミットブロック６は第１ネジロッド８上の接続ボックス５の位置を制限し、探傷器２の作業に合わせるのに便利であり、探傷溝３０は、使用済み電池本体１３を検査位置に搬送するのに便利であり、更に、使用済み電池本体１３の検査作業に便利である。

【0018】

第２設置筒１０は接続ボックス５と一体形成され、第２設置筒１０の第１設置筒９に近い片側の下端にはサポートブロック３２が固定接続され、且つサポートブロック３２は第１設置筒９に固定接続され、接続ボックス５と第２設置筒１０は一体形成されて、接続ボックス５による第２設置筒１０の左右移動が便利であり、第１スライド座３７が左に移動するように接続ボックス５を駆動すると、第２設置筒１０は力の作用により接続ボックス５とともに左に移動し、サポートブロック３２はさらに第２設置筒１０と接続ボックス５との間の構造的な密接さを向上させ、第２設置筒１０が移動する際の安定性能を向上させるのに便利である。

【0019】

作業板１６上端の両側それぞれには、接続座１８が固定接続され、接続座１８の上端にはシリンダー１７が固定設置され、シリンダー１７の出力端には、押出板１５が固定接続され、且つ二つの押出板１５は、使用済み電池本体１３の両側に配置され、接続座１８はシリンダー１７の設置に便利であり、シリンダー１７は移動するように押出板１５を駆動して、使用済み電池本体１３の固定を実現し、使用済み電池本体１３が探傷器２に向かって移動する過程で作業板１６から落下することを防止し、押出板１５は使用済み電池本体１３と作業板１６との間の構造安定性を高めて、さらに作業員が使用済み電池本体１３を迅速に検査するのに有利である。

【0020】

探傷器２片側の下端には、接続溝１２が開けられ、探傷器２の接続溝１２に近い片側の上端には、第４サーボモーター３５が固定設置され、第４サーボモーター３５の出力端には探傷器２を貫通している接続軸３４が固定接続され、接続軸３４の第４サーボモーター３５から遠い側の一端には、接続ブロック４０が固定接続され、接続ブロック４０の下端にはバッフルプレート３６が固定接続され、バッフルプレート３６のサイズは接続溝１２のサイズと同じであり、且つバッフルプレート３６は接続溝１２に対応し、接続溝１２の片側にはリミットストリップ３３が固定接続され、接続溝１２は第２設置筒１０が使用済み電池本体１３を探傷器２から退出させるのに便利であり、第４サーボモーター３５は接続軸３４を介して、接続ブロック４０を回転駆動し、接続ブロック４０はバッフルプレート３６を回転駆動し、バッフルプレート３６は接続溝１２の開閉を制御でき、使用済み電池本体１３が探傷器２内で検査されると、バッフルプレート３６と接続溝１２は重なり、使用済み電池本体１３の検査が終了すると、バッフルプレート３６は接続溝１２の上端になるまで回転して、使用済み電池本体１３を探傷器２から退出させるのに便利であり、リミットストリップ３３はバッフルプレート３６の位置制限に便利であり、検査員の作業により便利である。

【0021】

作業原理は、本発明の使用済み電池の高速検査装置であって、検査員が使用済み電池本体１３の検査作業を行う時、まず、使用済み電池本体１３を作業板１６の上端のクランプ溝３８の中に配置して嵌合させ、接続座１８はシリンダー１７を設置するのに便利であり、シリンダー１７は、押出板１５が使用済み電池本体１３方向に押し出しするように押出板１５を駆動し、押出板１５が使用済み電池本体１３と接続したら、シリンダー１７は作業を停止し、二つの押出板１５は使用済み電池本体１３の両側を固定して、使用済み電池本体１３が探傷器２に向かって移動する過程で作業板１６から落下することを防止し、さらに作業員が使用済み電池本体１３を迅速に検査するのに有利であり、第１サーボモーター３は第１ネジロッド８を介して右に移動するように第１スライド座３７を駆動し、第１スライド座３７は右に移動するように接続ボックス５を駆動し、接続ボックス５と第２設置筒１０が一体成形となっているため、第２設置筒１０も同期に右に移動し、この時、支持脚２４は第２設置筒１０の駆動により、作業溝３１内で右にスライドし、ジンバル２８は支持脚２４の駆動により、スライド溝１４内で右にスライドし、支持脚２４は第２設置筒１０の移動の安定性を向上し、第２設置筒１０は接続ボックス５に駆動されると、より安定するため、第２サーボモーター７と第２ネジロッド２３の作業の安定性を向上させるのに便利であり、脱落防止板２６は、支持脚２４がスライド溝１４の中から離脱することを防止できるので、ジンバルホイール２８の移動の安定性を向上させ、固定ブロック２１はジンバルホイール２８の位置を制限でき、さらにジンバルホイール２８の作業の安定性を向上させ、第２サーボモーター７は第２ネジロッド２３を介して探傷器２の位置に向かって移動するように第２スライド座２２を駆動し、第２スライド座２２は作業板１６を介して探傷器２の位置に向かって移動するように使用済み電池本体１３を駆動し、使用済み電池本体１３が探傷溝３０の中部に移動すると、探傷器２は使用済み電池本体１３を迅速に検査し、第３サーボモーター２０は回転軸１９を介して使用済み電池本体１３を回転駆動し、探傷器２は使用済み電池本体１３を多角度から検査でき、検査時間を節約し、使用済み電池本体１３の検査効率を向上させ、使用済み電池本体１３の検査が完了後、第１サーボモーター３は作業し続け、接続ボックス５は右に移動するように第２設置筒１０を駆動し、この時、バッフルプレート３６と接続溝１２は重なった状態にあり、第４サーボモーター３５は接続ボックス５を介して接続ブロック４０を回転駆動し、ブロック４０はバッフルプレート３６を接続溝１２の上端にまで回転して、使用済み電池本体１３を探傷器２から退出させるのに便利であり、この時、バッフルプレート３６は接続溝１２から離れ、リミットストリップ３３はバッフルプレート３６の位置制限に便利であり、検査員の作業により便利であり、使用済み電池本体１３が探傷器２の中から完全に退出された後、検査員は検査済の使用済み電池本体１３をクランプ溝３８の中から取り出され、第１サーボモーター３は逆方向に回転し、接続ボックス５は左方向に移動するように第２設置筒１０を駆動して、リミットブロック６の位置まで移動すると、第１サーボモーター３は作業を停止し、検査員は、次の検査対象となる使用済み電池本体１３を設置し、再度検査作業を繰り返すことより、検査員の検査中に、使用済み電池本体１３の自動検査を実現し、検査員が使用済み電池本体１３を持ち運んで往復する必要がないため、検査員の検査作業の難易度や強度を軽減し、人的資源を節約し、使用済み電池本体１３の回転検査により、使用済み電池本体１３の検査効率が向上し、使用済み電池本体１３の迅速な検査が実現され、ここで、第２設置筒１０の第１設置筒９に近い片側の下端には、サポートブロック３２が固定接続され、且つサポートブロック３２と第１設置筒９は固定接続され、サポートブロック３２は、第２設置筒１０と接続ボックス５との間の構造的な密接さをさらに向上させ、移動時の第２設置筒１０の安定性を向上させるのに便利である。

【0022】

以上の内容は、本発明の構成を例示し説明したに過ぎず、当業者は、記載された具体的な実施形態に様々な修正や追加を行い、または同様の方法を採用して置き換えるが、本発明の構成から逸脱したり、本請求項に定義された範囲を超えたりしない限り、それらはすべて本発明の保護範囲に属するものとする。

【符号の説明】

【0023】

１作業台、２探傷器、３第１サーボモーター、４固定プレート、５接続ボックス、６リミットブロック、７第２サーボモーター、８第１ネジロッド、９第１設置筒、１０第２設置筒、１１キャリアブロック、１２接続溝、１３使用済み電池本体、１４スライド溝、１５押出板、１６作業板、１７シリンダー、１８接続座、１９回転軸、２０第３サーボモーター、２１固定ブロック、２２第２スライド座、２３第１ネジロッド、２４支持脚、２５機能ブロック、２６脱落防止板、２７設置ロッド、２９接続ストリップ、３０探傷溝、３１機能溝、３２サポートブロック、３３リミットストリップ、３４接続軸、３５第４サーボモーター、３６バッフルプレート、３７第１スライド座、３８クランプ溝、３９設置溝、４０接続ブロック。

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【国際調査報告】