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特表2025-505739電気制御回転アームロック装置及び自動折り畳み車
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-02-28
(54)【発明の名称】電気制御回転アームロック装置及び自動折り畳み車
(51)【国際特許分類】
   B62K 15/00 20060101AFI20250220BHJP
【FI】
B62K15/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024547636
(86)(22)【出願日】2022-11-17
(85)【翻訳文提出日】2024-08-09
(86)【国際出願番号】 CN2022132465
(87)【国際公開番号】W WO2023109420
(87)【国際公開日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】202111515191.1
(32)【優先日】2021-12-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524295146
【氏名又は名称】舒 継鋒
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】舒 継鋒
【テーマコード(参考)】
3D212
【Fターム(参考)】
3D212BA01
(57)【要約】
【課題】 本発明は、回転に接続される、第1の回転体と第2の回転体とを含む第1のロック機構が設置される第1の回転アームと、第3の回転体が固定して設置され、第2の回転体に嵌合し、第1の回転アームと第2の回転アームをロック又はアンロックする第2のロック機構が設置される第2の回転アームとを含む、電気制御回転アームロック装置及び自動折り畳み車を開示する。
【解決手段】本発明は、第1の回転アームに設置される第1の回転体と第2の回転アームに設置される第3の回転体との嵌合によって第1の回転アームと第2の回転アームのポート突き合わせを実現し、さらに、第1の回転アームの第2の回転体と第2の回転アームにおける第2のロック機構との嵌合によってロック動作を実行し、回転アームロックプロセスを突き合わせとロックの2つのステップに対応する構造に区分して実行することによって、ロックアームとロックアームとの間のロックの安定性とアンロックの柔軟性を確保することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転に接続される、第1のキャビティが設置される第1の回転アームと、第2のキャビティが設置される第2の回転アームとを含む電気制御回転アームロック装置であって、
前記第1のキャビティには、ロック駆動装置と、第1の回転体と第2の回転体とを含む第1のロック機構とが設置され、前記ロック駆動装置は、前記第1の回転体と前記第2の回転体が回転動作を実行するように駆動し、
前記第2の回転アームには、前記第1の回転体の回転動作に嵌合し、前記第2の回転アームを回転駆動する第3の回転体が固定して設置され、
前記第2のキャビティには、前記第2の回転体に嵌合し、前記電気制御回転アームロック装置が突き合わされる場合、前記第1の回転アームと前記第2の回転アームをロックし、前記電気制御回転アームロック装置が折り畳まれた場合、前記第1の回転アームと前記第2の回転アームをアンロックする第2のロック機構が設置される、ことを特徴とする電気制御回転アームロック装置。
【請求項2】
前記第1の回転体がウォームであり、前記第2の回転体がスクリューであり、前記ウォームが前記スクリューに設置され、前記ロック駆動装置が前記スクリューが第1の回転動作を実行するように制御する場合、前記ウォームは、前記スクリューに追従して第2の回転動作を実行する、ことを特徴とする請求項1に記載の電気制御回転アームロック装置。
【請求項3】
前記第3の回転体は、前記ウォームに噛合し、前記ウォームの第2の回転動作に追従し、前記第2の回転アームを回転駆動するように第3の回転動作を実行するウオームギヤである、ことを特徴とする請求項2に記載の電気制御回転アームロック装置。
【請求項4】
前記第1のキャビティ内に第1の突起が設置され、前記第1のロック機構は、前記第1の突起側に設置され、前記電気制御回転アームロック装置が突き合わされる場合、前記ウオームギヤにより前記ウォームに与えられる反力を相殺するウォームストッパをさらに含む、ことを特徴とする請求項3に記載の電気制御回転アームロック装置。
【請求項5】
前記第1のキャビティに第2の突起が設置され、
前記第1のロック機構は、前記ウォームにスリーブ接続され、前記第2の突起側に設置されるウォームスリーブのストッパが設置されるウォームスリーブをさらに含む、ことを特徴とする請求項3に記載の電気制御回転アームロック装置。
【請求項6】
前記第2の回転アームの端部には、前記電気制御回転アームロック装置がアンロックされる場合、前記ウォームスリーブのストッパに接触し、前記第2の回転アームの位置を固定するプーリが設置される、ことを特徴とする請求項3に記載の電気制御回転アームロック装置。
【請求項7】
前記プーリは、前記第1の回転アームと前記第2の回転アームの端面とが突き合わせられた後、前記ウォームスリーブが前記ウォームの回転に追従して前記D型プーリのストレート面の空間内で左右に移動するように、ストレート面が前記第2の回転アームに平行に設置されるD型プーリである、ことを特徴とする請求項5に記載の電気制御回転アームロック装置。
【請求項8】
前記第2のロック機構は、ナットであり、前記電気制御回転アームロック装置が突き合わされる場合、前記スクリューは、前記ナットに噛合し、前記第1の回転アームと前記第2の回転アームをロックし、前記電気制御回転アームロック装置が折り畳まれた場合、前記スクリューは、前記ナットから分離され、前記第1の回転アームと前記第2の回転アームをアンロックする、ことを特徴とする請求項2に記載の電気制御回転アームロック装置。
【請求項9】
前記第2のキャビティ内には、前記第2のロック機構に接触し、前記電気制御回転アームロック装置が突き合わされる場合、前記第2のロック機構に第2の回転体方向の力を提供するバネが設置される、ことを特徴とする請求項7に記載の電気制御回転アームロック装置。
【請求項10】
前記電気制御回転アームロック装置の外部に置かれ、前記電気制御回転アームロック装置の形状にマッチングする防塵スリーブをさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の電気制御回転アームロック装置。
【請求項11】
請求項1~9のいずれか一項に記載の電気制御回転アームロック装置を含む、ことを特徴とする自動折り畳み車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転アーム制御技術分野に関し、特に電気制御回転アームロック装置及び自動折り畳み車に関する。
【背景技術】
【0002】
生活と生産の過程で、ロック時に回転アームの安定性が高く、アンロック時に回転角度が大きく、回転アームの制御の柔軟性と安定性のニーズを満たすように、常に2つの回転アームを固定ロックする必要がある。例えば自動折り畳み車がフレーム折り畳みを行う場合である。
【0003】
しかしながら、既存の回転アームロック装置は、通常で手作業を採用し、効率が低くて時間がかかり、電気制御リンク機構を採用すれば、その構造が複雑で、体積が大きく、見栄えが悪く、モータ動力の出力が穏やかでなく且つ大きな角度の回転が難しく、ウォームギヤ回転アームを採用すれば、噛合ギャップが存在するため、回転アームが揺動し、且つウォームギヤの噛合歯の強度に制限されるため、回転アームの出力モーメントが制限される。このため、どのように2つの回転アームのロックの安定性とアンロックの柔軟性を高めるかは、早急な解決の待たれる技術課題となる。
【0004】
上記内容は、本発明の技術案の理解を補助するためにのみ用いられ、上記内容が従来技術であることを認めることを表すものではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主な目的は、既存の回転アームの制御方法ではロックの安定性とアンロックの柔軟性が高くないという技術課題を解決することを意図する電気制御回転アームロック装置及び自動折り畳み車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を実現するために、本発明は、第1のキャビティが設置される第1の回転アームと、第2のキャビティが設置される第2の回転アームとを含む電気制御回転アームロック装置を提供し、ここで、
前記第1のキャビティには、ロック駆動装置と、第1の回転体と第2の回転体とを含む第1のロック機構とが設置され、前記ロック駆動装置は、前記第1の回転体と前記第2の回転体が回転動作を実行するように駆動し、
前記第2の回転アームには、前記第1の回転体の回転動作に嵌合し、前記第2の回転アームを回転駆動し、前記第1の回転アームと前記第2の回転アームの端面を突き合わせる第3の回転体が固定して設置され、
前記第2のキャビティには、前記第2の回転体に嵌合し、前記電気制御回転アームロック装置が突き合わされる場合、前記第1の回転アームと前記第2の回転アームをロックし、前記電気制御回転アームロック装置が折り畳まれた場合、前記第1の回転アームと前記第2の回転アームをアンロックする第2のロック機構が設置される。
【0007】
本発明において、第1の回転アームに設置される第1の回転体と第2の回転アームに設置される第3の回転体との嵌合によって第1の回転アームと第2の回転アームの突き合わせ又は折り畳みを実現し、さらに、第1の回転アームの第2の回転体と第2の回転アームにおける第2のロック機構との嵌合によってロック動作又はアンロック動作を実行し、ロック装置の柔軟性と安定性を確保する。
選択的に、前記第1の回転体がウォームであり、前記第2の回転体がスクリューであり、前記ウォームが前記スクリューに設置され、前記ロック駆動装置が前記スクリューが第1の回転動作を実行するように制御する場合、前記ウォームは、前記スクリューに追従して第2の回転動作を実行する。
【0008】
本発明において、ウォームがスクリューに追従して回転することにより、スクリューが第1の回転を実行する場合、ウォーム第2の回転動作を実行し、さらに突き合わせとロックのプロセスを実現し、1つの駆動機器で2つの部品の回転を駆動し、2つの動作を実現し、ロック装置の構造を簡素化する。
【0009】
選択的に、前記第3の回転体は、前記ウォームに噛合し、前記ウォームの第2の回転動作に追従し、前記第2の回転アームを回転駆動するように第3の回転動作を実行するウオームギヤである。
【0010】
本発明において、ウオームギヤがウォームに追従して回転することにより、ウォームが第2の回転動作を実行する場合、ウオームギヤが第3の回転動作を実行し、さらに突き合わせとロックのプロセスを実現し、1つの駆動機器で2つの部品の回転を駆動し、2つの動作を実現し、ロック装置の構造を簡素化する。
【0011】
選択的に、前記第1のキャビティ内に第1の突起が設置され、前記第1のロック機構は、前記第1の突起側に設置され、前記電気制御回転アームロック装置が突き合わされる場合、前記ウオームギヤにより前記ウォームに与えられる反力を相殺するウォームストッパをさらに含む。
【0012】
本発明において、第1の突起を設置してウォームストッパの移動を阻止し、さらにウオームギヤによりウォームに与えられる反力を相殺することにより、受力構造を最適化し、電気制御回転ロック装置の安定性を向上させる。
【0013】
選択的に、前記第1のキャビティに第2の突起が設置され、
前記第1のロック機構は、前記ウォームにスリーブ接続され、前記第2の突起側に設置されるウォームスリーブストッパが設置されるウォームスリーブをさらに含む。
【0014】
前記第2の回転アームの端部には、前記電気制御回転アームロック装置がアンロックされる場合、前記ウォームスリーブのストッパに接触し、前記第2の回転アームの位置を固定するプーリが設置される。
【0015】
本発明において、プーリを設置することによって、電気制御回転アームロック装置がアンロックされる場合、第2の回転アームの位置を固定し、第2の回転アームがアンロックされていない時に回転動作を実行することを防止する。
【0016】
選択的に、前記プーリは、前記第1の回転アームと前記第2の回転アームの端面とが突き合わせられた後、前記ウォームスリーブが前記ウォームの回転に追従して前記D型プーリのストレート面の空間内で左右に移動するように、ストレート面が前記第2の回転アームに平行に設置されるD型プーリである。
【0017】
本発明において、D型プーリを設置することによって、第1の回転アームと第2の回転アームの端面とを突き合わせた後、D型プーリのストレート面にウォームスリーブが左右に移動するための空間を形成し、アンロック動作を容易にする。
【0018】
選択的に、前記第2のロック機構は、ナットであり、前記電気制御回転アームロック装置が突き合わされる場合、前記スクリューは、前記ナットに噛合し、前記第1の回転アームと前記第2の回転アームをロックし、前記電気制御回転アームロック装置が折り畳まれた場合、前記スクリューは、前記ナットから分離され、前記第1の回転アームと前記第2の回転アームをアンロックする。
【0019】
本発明において、第2の回転アーム内に第1の回転アーム内のスクリューに嵌合するナットを設置することによって、ロック動作とアンロック動作を実行し、ロック装置の安定性を向上させる。
【0020】
選択的に、前記第2のキャビティ内には、前記第2のロック機構に接触し、前記電気制御回転アームロック装置が突き合わされる場合、前記第2のロック機構に第2の回転体方向の力を提供するバネが設置される。
【0021】
本発明において、第2のキャビティ内にバネを設置することによって、突き合わせる場合、第2のロック機構に第2の回転体の方向の力を提供し、第2のロック機構と第2の回転体との噛合を容易にし、噛合の安定性を向上させる。
【0022】
選択的に、電気制御回転アームロック装置は、前記電気制御回転アームロック装置の外部に置かれ、前記電気制御回転アームロック装置の形状にマッチングする防塵スリーブをさらに含む。
【0023】
本発明において、電気制御回転アームロック装置の外部に防塵スリーブを設置し、且つ防塵スリーブのプーリに形状がマッチングする構造を設置し、プーリの電気制御回転アームロック装置折り畳み又は突き合わせ時の運動を容易にする。
【0024】
なお、上記目的を実現するために、本発明は、上記した電気制御回転アームロック装置を含む自動折り畳み車をさらに提案する。
【発明の効果】
【0025】
本発明において、電気制御回転アームロック装置は、第1の回転体と第2の回転体とを含む第1のロック機構が設置される第1の回転アームと、第3の回転体が固定して設置され、第2の回転体に嵌合し、第1の回転アームと前記第2の回転アームをロックする第2のロック機構が設置される第2の回転アームとを含む。本発明は、第1の回転アームに設置される第1の回転体と第2の回転アームに設置される第3の回転体との嵌合によって第1の回転アームと第2の回転アームのポート突き合わせを実現し、さらに、第1の回転アームの第2の回転体と第2の回転アームにおける第2のロック機構との嵌合によってロック動作を実行し、回転アームロックプロセスを突き合わせとロックの2つのステップに対応する構造に区分して実行することによって、ロックアームとロックアームとの間のロックの安定性とアンロックの柔軟性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本発明の実施例又は既存技術における技術案をより明確に説明するために、以下では、実施例又は既存技術の記述に使用される必要がある添付図面を簡単に説明する。
図1】本発明における電気制御回転アームロック装置の構造模式図である。
図2】本発明における電気制御回転アームロック装置の突き合わせの構造模式図である。
図3】本発明における電気制御回転アームロック装置のロックの構造模式図である。
図4】本発明における防塵スリーブの構造模式図である。
【0027】
本発明の目的の実現、機能特徴及び利点は、実施例を結び付けて、添付図面を参照しながらさらに説明する。
【発明を実施するための形態】
【0028】
理解ずべきことは、本明細書に記述される具体的な実施例は、本発明を説明するためにのみ用いられ、本発明を限定するために用いられるものではない。
【0029】
生活と生産の過程で、ロック時に回転アームの安定性が高く、アンロック時に回転角度が大きく、回転アームの制御の柔軟性と安定性のニーズを満たすように、常に2つの回転アームを固定ロックする必要がある。例えば自動折り畳み車がフレーム折り畳みを行う場合である。
【0030】
しかしながら、既存の回転アームロック装置は、通常で手作業を採用し、効率が低くて時間がかかり、電気制御リンク機構を採用すれば、その構造が複雑で、体積が大きく、見栄えが悪く、モータ動力の出力が穏やかでなく且つ大きな角度の回転が難しく、ウォームギヤ回転アームを採用すれば、噛合ギャップが存在するため、回転アームが揺動し、且つウォームギヤの噛合歯の強度に制限されるため、回転アームの出力モーメントが制限される。このため、どのように2つの回転アームのロックの安定性とアンロックの柔軟性を高めるかは、早急な解決の待たれる技術課題となる。
【0031】
この問題を解決するために、本発明の電気制御回転アームロック装置の各実施例が提案される。本発明による電気制御回転アームロック装置は、第1の回転アームに設置される第1の回転体と第2の回転アームに設置される第3の回転体との嵌合によって第1の回転アームと第2の回転アームのポート突き合わせを実現し、さらに、第1の回転アームの第2の回転体と第2の回転アームにおける第2のロック機構との嵌合によってロック動作を実行し、回転アームロックプロセスを突き合わせとロックの2つのステップに対応する構造に区分して実行することによって、ロックアームとロックアームとの間のロックの安定性とアンロックの柔軟性を確保することができる。
【0032】
以下は、本発明の実施例における添付図面を結び付けながら、本発明の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本発明の一部の実施例に過ぎず、全部の実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0033】
なお、本発明の実施例におけるすべての方向性指示(例えば、上、下、左、右、前、後……)は、ある特定の姿勢(図面に示すように)における各部品間の相対的な位置関係、動き具合等を説明するためにのみ用いられ、該特定の姿勢が変化した場合、該方向性指示もそれに応じて変化する。
【0034】
また、各実施例の間の技術的解決手段は、相互に結合することができるが、当業者が実現できることを基礎としなければならず、技術的解決手段の結合に矛盾が生じ、又は実現できない場合には、このような技術的解決手段の結合が存在しないと考えるべきであり、本発明が要求する保護範囲にも含まれない。
【0035】
図1を参照すると、図1は、本発明の電気制御回転アームロック装置の構造模式図である。
【0036】
図1に示すように、実施例では、電気制御回転アームロック装置は、回転に接続される、第1のキャビティが設置される第1の回転アーム1と、第2のキャビティが設置される第2の回転アーム2とを含む。
【0037】
具体的には、第1のキャビティには、ロック駆動装置3と、第1の回転体4と第2の回転体5とを含む第1のロック機構とが設置され、ロック駆動装置3は、第1の回転体に接続され、第1の回転体4と第1の回転体に設置されるの第2の回転体5が回転動作を実行するように駆動する。
【0038】
理解しやすいのは、第1の回転体4は、ウォームであってもよく、第2の回転体5は、スクリューであり、ウォームは、スクリューに設置され、ロック駆動装置3は、減速モータであり、減速モータがスクリューが第1の回転動作を実行するように制御する場合、ウォームは、スクリューに追従して第2の回転動作を実行する。
【0039】
第2の回転アーム2には、第1の回転体4の回転動作に嵌合し、第2の回転アーム2を回転駆動し、第1の回転アーム1と第2の回転アーム2とを突き合わせる第3の回転体6が固定して設置され、第2のキャビティには、第2の回転体5に嵌合し、電気制御回転アームロック装置が突き合わされる場合、第1の回転アーム1と第2の回転アーム2をロックし、電気制御回転アームロック装置が折り畳まれた場合、第1の回転アーム1と第2の回転アーム2をアンロックする第2のロック機構7が設置される。
【0040】
理解しやすいのは、第3の回転体6は、ウォームに噛合し、ウォームの第2の回転動作に追従し、第2の回転アーム2を回転駆動するように第3の回転動作を実行するウオームギヤである。本実施例は、ウォームがスクリューに追従して回転することにより、スクリューが第1の回転を実行する場合、ウォーム第2の回転動作を実行し、さらに突き合わせとロックのプロセスを実現し、1つの駆動機器で2つの部品の回転を駆動し、2つの動作を実現し、ロック装置の構造を簡素化する。
【0041】
理解しやすいのは、第1の回転アーム1と第2の回転アーム2の端面の突き合わせ動作を実現するために、第1のキャビティ内に第1の突起が設置され、第1のロック機構は、第1の突起側に設置され、電気制御回転アームロック装置が突き合わされる場合、ウオームギヤがウォームに追従して第3の回転動作を実行する場合にウォームに与える反力を相殺するウォームストッパ8をさらに含む。
【0042】
理解しやすいのは、第1の回転アーム1と第2の回転アーム2の端面との突き合わせ動作を実現するために、第1のキャビティに第2の突起が設置され、ここで、第1のロック機構は、ウォームにスリーブ接続され、第1の回転アーム1の第1のキャビティ内で制限された左右にスライドすることができ、第2の突起側に設置されるウォームスリーブのストッパ10が設置されるウォームスリーブ9をさらに含み、第2の回転アーム2の端部には、電気制御回転アームロック装置がアンロックされる場合、ウォームスリーブのストッパに接触し、第2の回転アームの位置を固定するプーリが設置される。
【0043】
さらに、プーリは、第1の回転アーム1と第2の回転アーム2の端面とが突き合わせられた後、ウォームスリーブ9がウォームの回転に追従してD型プーリのストレート面の空間内で左右に移動するように、ストレート面が第2の回転アーム2に平行に設置されるD型プーリであり、本実施例は、D型プーリを設置することによって、第1の回転アームと第2の回転アームの端面とが突き合わせられた後、D型プーリのストレート面にウォームスリーブが左右に移動するための空間を形成し、アンロック動作を容易にする。
【0044】
別の実施例では、第2のロック機構7は、ナットであり、電気制御回転アームロック装置が突き合わされる場合、スクリューは、ナットに噛合し、第1の回転アーム1と第2の回転アーム2をロックし、電気制御回転アームロック装置が折り畳まれた場合、スクリューは、ナットから分離され、第1の回転アームと第2の回転アームをアンロックする。
【0045】
なお、第2のキャビティ内には、第2のロック機構7に接触し、電気制御回転アームロック装置が突き合わされる場合、第2のロック機構に第2の回転体方向の力を提供し、第2のロック機構7と第2の回転体5の噛合効果を向上させるバネ12も設置されてもよい。
【0046】
電気制御回転アームロック装置の作動原理は、以下の通りである:
突き合わせ動作を実行する場合、図1に示すように、減速モータは、順回転してスクリューを回転させ、この場合、ウオームギヤは、時計回りに回転し、故に第2の回転アーム2は、時計回りに回転し、この場合、ウォームは、ウオームギヤの右への逆方向の力を受け取り、ウォームは、左又は右へスライドする傾向があり、この場合、ウォームの位置を維持するために、第1の回転アーム1のウォームストッパ8に対する支持力によってウォームスライドの傾向を相殺するとともに、ウォームスリーブ9のストッパとD型プーリの円弧面との反力によってウォームスライドの傾向を相殺し、さらに、第2の回転アーム2の端面が第1の回転アーム1の端面と重なる方向へ回転するように、第2の回転アーム2が時計回りのみに回転するように制御する。
【0047】
図2に示すように、減速モータは、順回転を続け、第1の回転アーム1と第2の回転アーム2が水平に重なる場合、第2の回転アーム2は、回転不能であり、すなわちウオームギヤは、回転しない。この場合、D型プーリのストレート面は、空間をあけて水平であり、ウォームスリーブ9のストッパは、右へスライド可能で、ウォームは、ウォームスリーブ9を右へ移動させる。減速モータは、順回転を続け、ウォームは、ウォームスリーブ9を右へ移動させ、最終的にウォームの右セグメントのスクリューは、第2の回転アーム2内のナットに噛合し、第2の回転アーム2内のバネ12は、それらの間のより効果的な噛合を確保する。
【0048】
ロック動作を実行する場合、図3に示すように、減速モータは、回転を続け、ウォームがウオームギヤから分離される場合、第2の回転アーム2内のナットは、左へ移動し、ウォームストッパ8は、ウォームスリーブ9のストッパを右へ圧着し、さらに、ウォームスリーブ9のストッパは、第1の回転アーム1を右へ圧着し、この場合、第1の回転アーム1と第2の回転アーム2がロックされる。
【0049】
アンロック動作を実行する場合、減速モータは、反転してスクリューを回転させ、この場合、第2の回転アーム2におけるナットは、右へ移動し、バネ12の作用で、スクリューは、ウオームギヤに噛合するまで左へ移動し、ウォームスリーブ9のストッパとD型プーリの作用のため、第2の回転アーム2とウオームギヤは、固定されたまま回転不能である。減速モータが反転し続けるにつれて、ウォームが左側死点に退避するまで、ウォームスリーブ9は、D型プーリから脱離し、ウォームは、回転してウオームギヤを反時計回りに回転させ、故に第2の回転アーム2は逆に回転し、この場合、第1の回転アーム1と第2の回転アーム2がアンロックされる。
【0050】
図4に示すように、電気制御回転アームロック装置の外部保護を実現するために、電気制御回転アームロック装置の外部に前記電気制御回転アームロック装置の形状にマッチングする防塵スリーブ13を設置することができ、すなわち、電気制御回転アームロック装置を保護すると同時に、その回転作とロック動作を阻止しないように、防塵スリーブ13のD型プーリとウオームギヤに対応する位置に放置空間を設置する。
【0051】
また別の実施例では、上記した電気制御回転アームロック装置を含む自動折り畳み車をさらに提供する。
【0052】
該自動折り畳み車は、リード線によって電気制御回転アームロック装置に接続され、前記電気制御回転アームロック装置の回転、ロックとアンロックの実行のために動力を提供するエネルギ供給電池と、電気制御回転アームロック装置が対応する動作を実行するように駆動し、自動折り畳み車の自動折り畳みと自動回復を実現するように、電気制御回転アームロック装置に制御指令を送信するための制御アセンブリとをさらに含む。
【0053】
本実施例では、自動折り畳みを行う場合、電気制御回転アームロック装置によってフレームを自動折り畳みし、自動折り畳み車が折り畳まれた後に占有する空間が十分に小さいことを確保する自動折り畳み車を提供する。
【0054】
以上は、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明の特許範囲を限定するものではなく、本発明の明細書及び添付図面の内容を利用して行われる等価構造又は等価フロー変換、又は直接又は間接的に他の関連する技術分野に適用されることは、いずれも本発明の特許の保護範囲内に含まれることも同様である。
【符号の説明】
【0055】
1 第1の回転アーム
2 第2の回転アーム
3 ロック駆動装置
4 第1の回転体
5 第2の回転体
6 第3の回転体
7 第2のロック機構
8 ウォームストッパ
9 ウォームスリーブ
10 ウォームスリーブのストッパ
11 プーリ
12 バネ
13 防塵スリーブ
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】