特表-13153925IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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再表2013-153925通信装置、通信制御方法及びプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2013年10月17日
【発行日】2015年12月17日
(54)【発明の名称】通信装置、通信制御方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/02 20090101AFI20151120BHJP
   H04W 84/10 20090101ALI20151120BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20151120BHJP
   H04W 84/20 20090101ALI20151120BHJP
   H04W 88/06 20090101ALI20151120BHJP
   H04W 4/00 20090101ALI20151120BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20151120BHJP
【FI】
   H04W76/02
   H04W84/10 110
   H04W84/12
   H04W84/20
   H04W88/06
   H04W4/00 110
   H04W92/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】78
【出願番号】特願2014-510098(P2014-510098)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2013年3月19日
(31)【優先権主張番号】特願2012-89762(P2012-89762)
(32)【優先日】2012年4月10日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2012-125917(P2012-125917)
(32)【優先日】2012年6月1日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2012-131853(P2012-131853)
(32)【優先日】2012年6月11日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2012-159092(P2012-159092)
(32)【優先日】2012年7月17日
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.DLNA
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095957
【弁理士】
【氏名又は名称】亀谷 美明
(74)【代理人】
【識別番号】100096389
【弁理士】
【氏名又は名称】金本 哲男
(74)【代理人】
【識別番号】100101557
【弁理士】
【氏名又は名称】萩原 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100128587
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 一騎
(72)【発明者】
【氏名】川上 大介
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 英之
(72)【発明者】
【氏名】伊東 克俊
(72)【発明者】
【氏名】石田 雄仁
(72)【発明者】
【氏名】大出 純哉
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067BB21
5K067EE04
5K067EE10
5K067EE25
5K067EE35
5K067FF02
5K067HH23
(57)【要約】
【課題】直接接続の確立のための所定の処理によって無線通信装置間の接続を確立できない場合であっても、当該無線通信装置間の接続を確立することを可能にする。
【解決手段】無線通信による装置間の直接接続に関する第1の無線通信装置の状態を示す第1の状態情報、及び上記直接接続に関する第2の無線通信装置の状態を示す第2の状態情報を取得する取得部と、上記第1の状態情報及び上記第2の状態情報に基づいて、上記無線通信による上記第1の無線通信装置と上記第2の無線通信装置との接続を確立させる制御部と、を備え、上記第1の状態情報及び上記第2の状態情報のうちの少なくとも一方は、近接通信を介して取得される、通信装置が提供される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信による装置間の直接接続に関する第1の無線通信装置の状態を示す第1の状態情報、及び前記直接接続に関する第2の無線通信装置の状態を示す第2の状態情報を取得する取得部と、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報に基づいて、前記無線通信による前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との接続を確立させる制御部と、
を備え、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報のうちの少なくとも一方は、近接通信を介して取得される、
通信装置。
【請求項2】
前記第1の無線通信装置は、前記直接接続の機能を有し、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて各無線通信装置との前記直接接続を確立している第1の状態、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態の無線通信装置との前記直接接続を確立している第2の状態、及び前記直接接続を確立していない第3の状態のうちのいずれかであり、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態を、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態のうちのいずれか1つの状態から、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態のうちの別の状態へ変化させる、
請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記第1の状態又は前記第2の状態であり、且つ、前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置が、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて互いに通信可能ではない場合に、前記第1の無線通信装置の前記状態を、前記第1の状態又は前記第2の状態から前記第3の状態へ変化させる、請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態であり、且つ、前記直接接続により形成される無線通信装置の別のグループにおいて前記第2の状態であることが可能である、請求項3に記載の通信装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記直接接続により形成される無線通信装置の第1のグループにおいて前記第1の状態である場合に、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記第1のグループにおいて前記第1の状態であり、且つ前記直接接続により形成される無線通信装置の第2のグループにおいて前記第2の状態となるように、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、請求項5に記載の通信装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記直接接続により形成される無線通信装置の第1のグループにおいて前記第2の状態である場合に、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記第1のグループにおいて前記第2の状態であり、且つ前記直接接続により形成される無線通信装置の第2のグループにおいて前記第1の状態となるように、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、請求項5に記載の通信装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とを接続可能な、前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態の目標ペアを選択し、前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態が前記目標ペアになるように、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、請求項3に記載の通信装置。
【請求項9】
前記制御部は、複数の前記目標ペアのうちのより優先度の高い目標ペアを選択する、請求項8に記載の通信装置。
【請求項10】
前記取得部は、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とを接続可能な、前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態の目標ペアを取得し、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態が前記目標ペアになるように、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、
請求項3に記載の通信装置。
【請求項11】
前記第1の無線通信装置は、前記通信装置であり、
前記取得部は、近接通信を介して、前記第2の状態情報及び前記目標ペアを取得し、
前記制御部は、前記第1の状態情報が前記第2の無線通信装置に送信される前に、前記目標ペアに基づいて、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、
請求項10に記載の通信装置。
【請求項12】
前記第2の無線通信装置は、前記直接接続の機能を有さず、
前記第2の無線通信装置の前記状態は、前記直接接続の機能を有しない第4の状態であり、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態が前記第2の状態又は前記第3の状態である場合に、前記第1の無線通信装置の前記状態を、前記第2の状態又は前記第3の状態から前記第1の状態へ変化させる、
請求項3に記載の通信装置。
【請求項13】
前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置は、前記直接接続の機能を有さず、
前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態は、前記直接接続の機能を有しない第4の状態であり、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置に、同一のアクセスポイントとの接続を確立させる、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項14】
前記制御部は、前記無線通信による前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との接続の確立後に、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との間でのサービスを開始するための処理を制御する、請求項1に記載の通信装置。
【請求項15】
前記取得部は、前記サービスの開始に用いる情報を近接通信を介して取得し、
前記制御部は、前記サービスの開始に用いる前記情報に基づいて、前記サービスを開始するための処理を制御する、
請求項14に記載の通信装置。
【請求項16】
前記サービスの開始に用いる前記情報は、前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報のうちの前記少なくとも一方が近接通信を介して取得される際に、当該近接通信を介して取得される、請求項15に記載の通信装置。
【請求項17】
前記取得部は、前記直接接続に関する前記第1の無線通信装置の制約を示す第1の制約情報、及び前記直接接続に関する前記第2の無線通信装置の制約を示す第2の制約情報をさらに取得し、
前記第1の状態情報及び第1の制約情報の組合せ、並びに前記第2の状態情報及び第2の制約情報の組合せのうちの少なくとも一方の組合せは、近接通信を介して取得される、
請求項3に記載の通信装置。
【請求項18】
前記第1の制約情報は、
前記第1の無線通信装置が、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態であり、且つ、前記直接接続により形成される無線通信装置の別のグループにおいて前記第2の状態であることが可能であるか、を示す情報、
前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態である場合に、当該グループにさらなる無線通信装置が加わることが可能であるか、を示す情報、
前記第1の無線通信装置がアクセスポイントと同等な端末として動作可能であるかを示す情報、及び、
前記第1の無線通信装置が別の無線通信装置とアクセスポイントとの接続を確立させることが可能であるかを示す情報
のうちの少なくとも1つを含む、
請求項17に記載の通信装置。
【請求項19】
前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置のうちの一方は、前記通信装置であり、
前記第1の無線通信装置が前記通信装置である場合に、前記第2の状態情報が近接通信を介して取得され、前記第2の無線通信装置が前記通信装置である場合に、前記第1の状態情報が近接通信を介して取得される、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項20】
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報の両方が近接通信を介して取得される、請求項1に記載の通信装置。
【請求項21】
前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置は、前記直接接続の機能を有さず、
前記通信装置は、無線通信を行う無線通信部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置と前記通信装置との接続、及び前記第2の無線通信装置と前記通信装置との接続を確立し、前記無線通信部に、前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置の一方からのデータを、前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置の他方へ転送させる、
請求項20に記載の通信装置。
【請求項22】
前記無線通信は、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)通信であり、
前記直接接続は、Wi−Fi Directに準拠した直接接続である、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項23】
無線通信による装置間の直接接続に関する第1の無線通信装置の状態を示す第1の状態情報、及び前記直接接続に関する第2の無線通信装置の状態を示す第2の状態情報を取得することと、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報に基づいて、前記無線通信による前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との接続を確立させることと、
を含み、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報のうちの少なくとも一方は、近接通信を介して取得される、
通信制御方法。
【請求項24】
コンピュータを、
無線通信による装置間の直接接続に関する第1の無線通信装置の状態を示す第1の状態情報、及び前記直接接続に関する第2の無線通信装置の状態を示す第2の状態情報を取得する取得部と、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報に基づいて、前記無線通信による前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との接続を確立させる制御部と、
として機能させ、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報のうちの少なくとも一方は、近接通信を介して取得される、
プログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信装置、通信制御方法及びプログラム関する。
【背景技術】
【0002】
近年、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11に代表される無線LAN(Local Area Network)システムは、機器の自由度が高い等の利点から、有線ネットワークに代わり普及しつつある。この無線LANシステムは、例えば、複数の無線通信装置がアクセスポイントを介して通信を行うインフラストラクチャ−モードで動作する。
【0003】
一方、Wi−Fi Allianceにより策定されたWi−Fi Directは、複数の無線通信装置が直接接続してグループを形成するダイレクト通信モードをサポートする。このダイレクト通信モードでは、Device Discovery、Formationにより無線通信装置間の接続を確立した後に、通信が開始される。なお、Device Discoveryは、周囲の無線通信装置を発見するための処理であり、Formationは、いずれの無線通信装置がグループオーナーになるかを決定する処理や認証処理(Provisioning)等を含む。
【0004】
上述したインフラストラクチャ−モード及びダイレクト通信モードを切り替えて通信を行うことが可能な無線通信装置も存在する。また、無線LANのような無線通信よりも通信範囲の狭い近接通信も広く普及している。例えば、特許文献1には、近接通信を行う近接通信部、及び無線通信を行う無線通信部の双方を備える通信装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−271150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、Wi−Fi Directにおいて、例えば両方の無線通信装置がP2P未設定(P2P Dev)である場合のように、Formation、Invitation等の処理により両者間の接続を確立できる場合がある一方、当該処理により両者間の接続を確立できない場合もある。例えば、両者がグループオーナーである場合、又は一方がP2P(Peer−to−Peer)クライアントで他方がLegacy装置である場合のように、Formation、Invitation等の処理により、両者間の接続を確立できない場合もある。
【0007】
そこで、接続の確立のための所定の処理によって無線通信装置間の接続を確立できない場合であっても、当該無線通信装置間の接続を確立することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示によれば、無線通信による装置間の直接接続に関する第1の無線通信装置の状態を示す第1の状態情報、及び上記直接接続に関する第2の無線通信装置の状態を示す第2の状態情報を取得する取得部と、上記第1の状態情報及び上記第2の状態情報に基づいて、上記無線通信による上記第1の無線通信装置と上記第2の無線通信装置との接続を確立させる制御部と、を備え、上記第1の状態情報及び上記第2の状態情報のうちの少なくとも一方は、近接通信を介して取得される、通信装置が提供される。
【0009】
また、本開示によれば、無線通信による他の無線通信装置との直接接続に関する第1の無線通信装置の状態を示す第1の状態情報を、近接通信により受信することと、受信される上記第1の状態情報、及び上記直接接続に関する第2の無線通信装置の状態を示す第2の状態情報に基づいて、上記無線通信による上記第1の無線通信装置と上記第2の無線通信装置との接続を確立させることと、を含む通信制御方法が提供される。
【0010】
また、本開示によれば、コンピュータを、無線通信による装置間の直接接続に関する第1の無線通信装置の状態を示す第1の状態情報、及び上記直接接続に関する第2の無線通信装置の状態を示す第2の状態情報を取得する取得部と、上記第1の状態情報及び上記第2の状態情報に基づいて、上記無線通信による上記第1の無線通信装置と上記第2の無線通信装置との接続を確立させる制御部と、として機能させ、上記第1の状態情報及び上記第2の状態情報のうちの少なくとも一方は、近接通信を介して取得される、プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0011】
以上説明したように本開示によれば、直接接続の確立のための所定の処理によって無線通信装置間の接続を確立できない場合であっても、当該無線通信装置間の接続を確立することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】一実施形態に係る無線通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。
図2】一実施形態に係る無線通信装置の構成の一例を示すブロック図である。
図3】一実施形態に係る無線通信システムの動作を概略的に示すシーケンス図である。
図4】一実施形態に係る無線通信装置による通信処理の一例を示すフローチャートである。
図5】グループオーナー時の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図6】他の無線通信装置もグループオーナーである場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図7】他の無線通信装置がP2Pクライアントである場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図8】P2Pクライアント時の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図9】他の無線通信装置がP2P未設定である場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図10】他の無線通信装置がグループオーナーである場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図11】他の無線通信装置がP2Pクライアントである場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図12】Legacy装置時の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図13】他の無線通信装置もLegacy装置である場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図14】P2P未設定(時の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図15】他の無線通信装置がP2Pクライアントである場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図16】無線LAN通信及びNFCを選択的に用いる通信のための処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
図17】NFCを用いたFormation処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
図18】NFCを用いたProvision Discovery処理の概略的な流れの第1の例を示すシーケンス図である。
図19】NFCを用いたInvitation処理の概略的な流れの第2の例を示すシーケンス図である。
図20A】第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第1の例を概略的に示す第1のシーケンス図である。
図20B】第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第1の例を概略的に示す第2のシーケンス図である。
図21A】第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第2の例を概略的に示す第1のシーケンス図である。
図21B】第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第2の例を概略的に示す第2のシーケンス図である。
図22A】第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第3の例を概略的に示す第1のシーケンス図である。
図22B】第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第3の例を概略的に示す第2のシーケンス図である。
図23A】第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第4の例を概略的に示す第1のシーケンス図である。
図23B】第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第4の例を概略的に示す第2のシーケンス図である。
図24】NFCでの一方向の読み取りにより直接接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第1の例を概略的に示すシーケンス図である。
図25】NFCでの一方向の読み取りにより直接接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第2の例を概略的に示すシーケンス図である。
図26】無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態遷移の第1の例を示す状態遷移図である。
図27】無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態遷移の第2の例を示す状態遷移図である。
図28】2つの無線通信装置の状態を目標ペアに変化させるための処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。
図29】2つの無線通信装置の状態を目標ペアに変化させるための処理の流れの一例を示す第2のフローチャートである。
図30】2つの無線通信装置の状態を目標ペアに変化させるための処理の第1の具体例を示すシーケンス図である。
図31】2つの無線通信装置の状態を目標ペアに変化させるための処理の第2の具体例を示すシーケンス図である。
図32】2つの無線通信装置の状態を目標ペアに変化させるためのより一般的な処理の流れの一例を示す第2のフローチャートである。
図33A】2つの無線通信装置の状態を目標ペアに変化させるための各状態遷移の条件及び処理を示す状態遷移表の第1の部分である。
図33B】2つの無線通信装置の状態を目標ペアに変化させるための各状態遷移の条件及び処理を示す状態遷移表の第2の部分である。
図33C】2つの無線通信装置の状態を目標ペアに変化させるための各状態遷移の条件及び処理を示す状態遷移表の第3の部分である。
図34】2つの無線通信装置の状態を目標ペアに変化させるための処理の第3の具体例を示すシーケンス図である。
図35】2つの無線通信装置の状態を、与えられた目標ペアに変化させるための効率的な処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
図36】2つの無線通信装置間でのDLNAサービスを開始するための処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
図37】2つの無線通信装置間でのミラーリングサービスを開始するための処理の概略的な流れの第1の例を示すシーケンス図である。
図38】2つの無線通信装置間でのミラーリングサービスを開始するための処理の概略的な流れの第2の例を示すシーケンス図である。
図39】2つの無線通信装置間でのミラーリングサービスを開始するための処理の概略的な流れの第3の例を示すシーケンス図である。
図40】2つの無線通信装置間でのサービスを開始するための処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
図41】ミラーリングサービスを切断するための処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
図42】ミラーリングサービスに割り込むための処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
図43】ミラーリングサービスを継続するための処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
図44】無線通信装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0014】
実施形態では、必要に応じて以下の文献が参照される。
(参照文献1)
Wi−Fi P2P Technical Specification v1.1(Wi−Fi Direct)
(参照文献2)
Wi−Fi Simple Configuration Technical Specification v2.0.1(WPS)
(参照文献3)
NFC Forum Technical Specification Connection Handover 1.2
【0015】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.無線通信システムの構成
2.無線通信装置の構成
3.無線通信システムの動作
4.無線通信装置の動作
4.1.全体の処理の流れ
4.2.グループオーナー時の処理の流れ
4.3.既存のP2PグループのP2Pクライアント時の処理の流れ
4.4.Legacy Station時の処理の流れ
4.5.P2P未設定時の処理
5.その他の個別の動作
6.変形例
6.1.仲介による直接接続の確立
6.2.NFCでの一方向の読み取りによる直接接続の確立
7.無線通信装置の状態遷移
7.1.状態遷移の概略
7.2.状態遷移に着目した処理の流れ
7.3.より一般的な処理の流れ
7.4.与えられた目標ペアへの効率的な遷移
8.サービス開始のための処理
8.1.DLNAサービス
8.2.ミラーリングサービス
9.ハードウェア構成
【0016】
<<1.無線通信システムの構成>>
まず、図1を参照して、本開示の一実施形態に係る無線通信システムの概略的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係る無線通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。図1を参照すると、本実施形態に係る通信システムは、複数の無線通信装置100を含む。
【0017】
無線通信装置100は、無線LANによる無線通信機能を有し、無線アンテナ110を用いて周囲の無線通信装置100と無線通信を行う。また、例えば、無線通信装置100は、インフラストラクチャモード、又はダイレクト通信モードで動作する。無線通信装置100は、インフラストラクチャモードで動作する場合、アクセスポイントを介して他の通信装置と通信する。一方、無線通信装置100は、ダイレクト通信モードで動作する場合、アクセスポイントを介さずに、周囲の無線通信装置100とダイレクト通信を行う。
【0018】
なお、ダイレクト通信モードは、Wi−Fi Allianceで策定されたWi−Fiダイレクトであってもよい。このダイレクト通信モードでは、例えば、Device Discovery処理、Formation処理等により無線通信装置間の接続を確立した後に、通信が開始される。なお、Device Discovery処理は、周囲の無線通信装置を発見するための処理である。当該Device Discovery処理では、スキャン、応答待ち、及び検索のために、ビーコン、Probe Request、Probe Responseが通信される。また、Formation処理は、無線通信による装置間の直接接続を確立し、無線通信装置のグループを形成するための処理である。当該Formation処理は、いずれの無線通信装置がグループオーナーになるかを決定する処理や認証処理(Provisioning)等を含む。また、ダイレクト通信モードでは、無線通信装置間の接続が確立されてグループが形成された後に、Invitation処理により、当該グループに他の無線通信装置が加入する。Invitation処理は、周囲の無線通信装置をグループへ加入させるための処理である。Invitation処理では、無線通信装置間で、設定のための情報の交換等が行われる。また、無線通信装置間の接続が確立されてグループが形成された後に、Provision Discovery処理により、当該グループに他の無線通信装置が加入する。Provision Discovery処理は、形成されているグループへ加入するための処理である。
【0019】
また、ダイレクト通信モードでは、無線通信装置100は、例えば、グループオーナー(GO:Group Owner)、P2Pクライアント(P2P Client)又はP2P未設定(P2P Device)のいずれかの状態になる。グループオーナーである無線通信装置100は、無線通信による装置間の直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて各無線通信装置(P2Pクライアント)と直接接続を確立している。また、グループオーナーである無線通信装置100は、例えば、ビーコンの発信、グループに参加する無線通信装置の認証、グループに参加する無線通信装置への接続設定情報(Credential)の提供等を行う。即ち、グループオーナーである無線通信装置100は、当該グループにおいてアクセスポイントのような役割を担う。また、例えば、P2Pクライアントである無線通信装置100は、無線通信による装置間の直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて、グループオーナーである無線通信装置との上記直接接続を確立している。即ち、P2Pクライアントである無線通信装置100は、グループオーナーである無線通信装置と通信し、又は、グループオーナーである無線通信装置を介して、他のP2Pクライアントである無線通信装置と通信する。また、P2P未設定である無線通信装置100は、無線通信による装置間の直接接続を確立していない。
【0020】
なお、グループオーナーは、Persistent GO及びTemporary GOを含む。Persistent GOとは、P2P接続セッション終了後も接続先の無線通信装置の接続設定情報を保持し、Invitaion Request及び当該無線通信装置からのProvision Discovery Requestに応じて再接続可能なグループオーナーである。また、Temporary GOは、P2P接続セッション中のみ接続設定情報を保持し、P2P接続セッションの終了後には当該接続設定情報を破棄するグループオーナーである。
【0021】
また、無線通信装置100は、NFC(Near Field Communication)通信機能を有し、NFCアンテナ120を用いて周囲の無線通信装置100とNFC通信(近接通信)を行う。
【0022】
無線通信装置100において、NFC通信機能は、例えば、無線通信装置100同士が近接されると通信を開始可能な状態にある。また、無線通信機能は、ONであってもよく、又はOFFであってもよい。
【0023】
なお、例えば、無線通信装置100は、インフラストラクチャモードのみで動作可能であり、ダイレクト通信モードで動作できなくてもよい。即ち、無線通信装置100は、無線通信による装置間の直接接続の機能を有しないLegacy装置であってもよい。
【0024】
また、無線通信装置100は、PC(Personal Computer)、家庭用ゲーム機器、家電機器、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、等の情報処理装置であってもよい。
【0025】
また、無線通信装置100は、音楽、講演及びラジオ番組等の音声データや、映画、ビデオプログラム、写真、文書、絵画及び図表等の映像データや、ゲーム及びソフトウェア等のコンテンツデータを通信してもよい。
【0026】
<<2.無線通信装置の構成>>
図2を参照して、本実施形態に係る無線通信装置100の構成の一例について説明する。図2は、本実施形態に係る無線通信装置100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、無線通信装置100は、無線アンテナ110、NFCアンテナ120、無線LANインタ−フェース130、NFCインタ−フェース140、メモリ150、及び制御部160を備える。
【0027】
(無線LANインターフェース130)
無線LANインタ−フェース130は、制御部160による制御に従い、周囲の無線通信装置100との接続確立のための処理、周囲の無線通信装置100とのダイレクト通信等を無線アンテナ110と協働して行う。例えば、無線LANインタ−フェース130は、無線アンテナ110により受信された無線信号にダウンコンバージョン、復調及び復号等の受信処理を施し、受信処理により得られた受信データを制御部160に供給する。また、無線LANインタ−フェース130は、制御部160から供給される送信データに符号化、変調、アップコンバージョン等の送信処理を施し、送信処理により得られた高周波信号を無線アンテナに出力する。
【0028】
(NFCインターフェース140)
NFCインタ−フェース140は、制御部160による制御に従い、NFCアンテナ120と協働して周囲の無線通信装置100とNFC通信を行う。例えば、NFCインタ−フェース140は、NFCアンテナ120から10cm程度の近距離に到達する電波を送信し、電波到達範囲内に含まれる他の無線通信装置100のNFCアンテナ120を駆動し、他の無線通信装置100と通信することができる。
【0029】
(メモリ150)
メモリ150は、無線通信装置100が動作するために必要なプログラムや、他の無線通信装置100との接続のための情報等を保持する。例えば、メモリ150は、無線LANの通信設定、NFCで送受信される設定情報等をメモリに保存する。
【0030】
(制御部160)
制御部160は、無線通信装置100の動作全般を制御する。例えば、制御部160は、無線LANインタ−フェース130の通信モード(インフラストラクチャ−モード、ダイレクト通信モード)の切り替え、無線LANの電源制御等を行う。また、制御部160は、無線LANインタ−フェース130によるDevice Discovery処理、Formation処理、Invitation処理、Provision Discovery処理等を制御する。
【0031】
また、制御部160は、無線通信による装置間の直接接続に関する無線通信装置100Aの状態を示す状態情報A、及び上記直接接続に関する無線通信装置100Bの状態を示す状態情報Bを取得する。そして、制御部160は、状態情報A及び状態情報Bに基づいて、上記無線通信による無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの接続を確立させる。例えば、上記無線通信は、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)通信であり、上記直接接続は、Wi−Fi Directに準拠した直接接続である。また、状態情報A及び状態情報Bのうちの少なくとも一方は、近接通信を介して取得される。例えば、状態情報A及び状態情報Bのうちの自装置の状態情報は、メモリ150から取得され、状態情報A及び状態情報Bのうちの他装置の状態情報は、当該状態情報を受信したNFCインタ−フェース140から取得される。
【0032】
例えば、無線通信装置100A及び上記無線通信装置100Bのうちの一方は、無線通信装置100である。そして、上記無線通信装置100Aが上記無線通信装置100である場合に、状態情報Bが近接通信を介して取得され、上記無線通信装置100Bが上記無線通信装置100である場合に、状態情報Aが近接通信を介して取得される。
【0033】
より具体的には、例えば、上記無線通信装置100Aは、上記直接接続の機能を有し、制御部160は、上記無線通信装置100Aの上記状態を変化させる。このように無線通信装置100の状態を変化させる前に、当該状態をどのように変化させるかを決める処理を、以下では状態振り分け処理と呼ぶ。当該状態は、例えば、上記直接接続により形成される無線通信装置のグループ(以下、「P2Pグループ」と呼ぶ)において各無線通信装置との上記直接接続を確立している第1の状態(即ち、グループオーナー)、P2Pグループにおいて上記第1の状態の無線通信装置との上記直接接続を確立している第2の状態(即ち、P2Pクライアント)、及び上記直接接続を確立していない第3の状態(即ち、P2P未設定)のうちのいずれかである。そして、制御部160は、上記無線通信装置100Aの上記状態を、グループオーナー、P2Pクライアント及びP2P未設定のうちのいずれかの状態から、グループオーナー、P2Pクライアント及びP2P未設定のうちの別の状態へ変化させる。このような状態変化によれば、直接接続の機能を有する装置間の接続を確立することが可能になる。なお、上記状態がグループオーナー又はP2Pクライアントである場合に、当該状態情報を示す状態情報は、無線通信装置100が属するグループの情報(例えば、グループID)も含む。
【0034】
例えば、制御部160は、上記無線通信装置100Aの上記状態が、グループオーナー又はP2Pクライアントであり、且つ、上記無線通信装置100A及び上記無線通信装置100Bが、P2Pグループにおいて互いに通信可能ではない場合に、上記無線通信装置100Aの上記状態を、グループオーナー又はP2PクライアントからP2P未設定へ変化させる。Formation処理、Invitation処理、Provision Discovery処理等によって両装置間で直接接続を確立できない場合であっても、このような状態の変化の後に、Formation処理、Invitation処理、Provision Discovery処理等により直接接続を確立することが可能になる。なお、無線通信装置がグループオーナー又はP2PクライアントからP2P未設定へ変わることを、以下では、無線通信装置がDropすると言う。
【0035】
また、例えば、上記無線通信装置100Aの上記状態は、P2Pグループにおいてグループオーナーであり、且つ、別のP2PグループにおいてP2Pクライアントであることが可能である。即ち、上記無線通信装置100Aにおいて、concurrent operationが可能である(例えば、本明細書では、concurrent operationが可能であることを、「concurrent operation=1」とも記載する)。この前提で、例えば、制御部160は、上記無線通信装置100Aの上記状態が、第1のP2Pグループにおいてグループオーナーである場合に、上記無線通信装置100Aの上記状態が、上記第1のP2Pグループおいてグループオーナーであり、且つ第2のP2PグループにおいてP2Pクライアント状態になるように、上記無線通信装置100Aの上記状態を変化させる。このような状態の変化により、無線通信装置100Aを既存のP2Pグループでグループオーナーとして維持しつつ、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの接続を確立することが可能になる。また、制御部160は、上記無線通信装置100Aの上記状態が第1のP2PグループにおいてP2Pクライアントである場合に、上記無線通信装置100Aの上記状態が、上記第1のP2PグループにおいてP2Pクライアントであり、且つ上記第2のP2Pグループにおいてグループオーナーになるように、上記無線通信装置100Aの上記状態を変化させる。このような状態の変化により、無線通信装置100Aを既存のP2PグループでP2Pクライアントとして維持しつつ、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの接続を確立することが可能になる。なお、concurrent operationは、P2P concurrent及びWLAN concurrentを含む。P2P concurrentは、P2Pグループにおいてグループオーナーであり、且つ別のP2PグループにおいてP2Pクライアントであることを可能にする機能である。また、WLAN concurrentは、ダイレクト通信モードとインフラストラクチャモードとが共存して動作することを可能にする機能である。
【0036】
また、例えば、制御部160は、上記直接接続に関する無線通信装置100Aの制約を示す制約情報A、及び上記直接接続に関する無線通信装置100Bの制約を示す制約情報Bをさらに取得する。状態情報A及び制約情報Aの組合せ、並びに状態情報B及び制約情報Bの組合せのうちの少なくとも一方の組合せは、近接通信を介して取得される。例えば、状態情報A及び状態情報Aの組合せ、並びに状態情報B及び制約情報Bの組合せのうちの自装置の組合せは、メモリ150から取得される。また、状態情報A及び状態情報Aの組合せ、並びに状態情報B及び制約情報Bの組合せのうちの他装置の組合せは、当該状態情報を受信したNFCインタ−フェース140から取得される。
【0037】
上記制約情報は、例えば、無線通信装置100Aが、P2Pグループにおいてグループオーナーであり、且つ、別のP2PグループにおいてP2Pクライアントであることが可能であるか、を示す情報を含む。即ち、上記制約情報は、concurrent operationの可否を示す情報を含む。また、上記制約情報は、例えば、無線通信装置100Aの上記状態がP2Pグループにおいてグループオーナーである場合に、当該P2Pグループにさらなる無線通信装置が加わることが可能であるか、を示す情報を含む。即ち、上記制約情報は、Group Limitを示す情報を含む。また、上記制約情報は、無線通信装置100Aがアクセスポイントと同等な端末として動作可能であるかを示す情報を含む。即ち、上記制約情報は、Intra−BssのON/OFF状態を示す情報を含む。また、上記制約情報は、例えば、無線通信装置100Aが別の無線通信装置とアクセスポイントとの接続を確立させることが可能であるかを示す情報を含む。即ち、上記制約情報は、外部レジストラの機能の有無を示す情報を含む。なお、上記制約情報は、さらに、ダイレクト通信機能のON/OFF状態を示す情報(例えば、Wi−Fi P2P Power state)、無線通信による直接接続のための認証及び接続設定情報の提供の実行可否を示す情報(例えば、WPS(Wi−Fi Protected Setup) Capability)、上記直接接続の可否を示す情報(P2P Capability)、チャネル情報(例えば、listen/operating channel)、又は無線通信インターフェースに関する情報(例えば、無線通信インターフェースのMACアドレス、インターフェース数、等)を含んでもよい。
【0038】
また、例えば、制御部160は、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとを接続可能な、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態の目標ペアを選択し、無線通信装置100Aの上記状態及び無線通信装置100Bの上記状態が上記目標ペアになるように、無線通信装置100Aの上記状態を変化させる。ここで、制御部160は、無線通信装置100Aの上記状態及び無線通信装置100Bの上記状態の両方を変化させてもよい。また、例えば、制御部160は、複数の上記目標ペアのうちのより優先度の高い目標ペアを選択する。例えば、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bには、グループオーナーになる優先度を示すGO Intentが与えられている場合に、当該GO Intentに適合する目標ペアが選択される。例えば、無線通信装置100Aが無線通信装置100Bよりもより高いGO Intentを有する場合に、無線通信装置100Aの状態がグループオーナーで、無線通信装置100Bの状態がP2Pクライアントである目標ペアが、制御部160により選択される。このような状態変化によれば、単に無線通信装置100A及び無線通信装置100Bとの間の接続を確立するだけではなく、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態を所望の状態に変化させることが可能になる。例えば、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bのうちのいずれか一方をグループオーナーとして、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間の直接接続を確立することが可能になる。また、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bのうちのいずれか一方をグループオーナーとして指定することも可能になる。
【0039】
また、例えば、制御部160は、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとを接続可能な、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態の目標ペアを取得してもよい。この場合に、制御部160は、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態が上記目標ペアになるように、無線通信装置100Aの上記状態を変化させてもよい。このような状態変化によれば、所望の状態を予め与えておけば、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態を当該所望の状態に変化させることが可能になる。さらに、例えば、無線通信装置100Bの制御部160は、近接通信を介して、無線通信装置100Aの状態情報A及び目標ペアを取得してもよい。そして、無線通信装置100Bの制御部160は、無線通信装置100Bの状態情報Bが無線通信装置100Aに送信される前に、上記目標ペアに基づいて、無線通信装置100Bの前記状態を変化させてもよい。このような状態変化によれば、状態情報の共有前に、一方の無線通信装置での状態が予め変化するので、状態情報の共有後の処理ステップ数を削減することができる。
【0040】
また、例えば、制御部160は、上記無線通信による無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの接続の確立後に、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間でのサービスを開始するための処理を制御してもよい。例えば、当該サービスは、DLNA(Digital Living Network Alliance)サービス、映像及び/又は音声のミラーリングサービス等の、無線通信の接続確立後に利用可能なサービスである。このような処理の制御により、無線通信の接続確立のすぐ後にサービスを利用することが可能になる。また、制御部160は、上記サービスの開始に用いる情報を近接通信を介して取得し、当該情報に基づいて、上記サービスを開始するための処理を制御してもよい。上記サービスに用いる上記情報は、例えば、サービスに関わる装置の機器情報、及び当該サービスに関するサービス情報である。このようなNFCを介した情報の取得により、例えばミラーリングのようなサービスの開始の際に行われる、情報の取得のための処理(無線通信装置間の接続の切断、装置の検索、無線通信装置間の接続の再確立、等)が、不要になり得る。即ち、ユーザの操作を少なくし、処理を簡略化し、処理時間の短縮化し得る。また、上記サービスの開始に用いる上記情報は、無線通信装置100Aの状態情報A及び無線通信装置100Bの状態情報Bのうちの上記少なくとも一方が近接通信を介して取得される際に、当該近接通信を介して取得されてもよい。即ち、上記サービス開始に用いる上記情報は、状態情報とともに取得されてもよい。このような接続処理におけるNFCを介した情報の取得により、ユーザは無線通信装置の近接操作を1度だけ行えばよいので、ユーザの操作負担が軽減される。また、最初の近接操作からサービス開始までの時間が短縮され得る。
【0041】
なお、無線通信装置100Bは、上記直接接続の機能を有さなくてもよく、また、無線通信装置100Bの状態は、上記直接接続の機能を有しない第4の状態(以下、「Legacy装置状態」と呼ぶ)であってもよい。この場合に、制御部160は、無線通信装置100Aの上記状態がP2Pクライアント又はP2P未設定である場合に、無線通信装置100Aの上記状態を、P2Pクライアント又はP2P未設定からグループオーナーへ変化させる。このような状態変化によれば、直接接続の機能を有する装置とLegacy装置との接続を確立することが可能になる。
【0042】
さらに、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、上記直接接続の機能を有さず、無線通信装置100Aの上記状態及び無線通信装置100Bの上記状態は、上記直接接続の機能を有しないLegacy装置状態であってもよい。この場合に、制御部160は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bに、同一のアクセスポイントとの接続を確立させてもよい。このような処理により、Legacy装置間の接続を確立することが可能になる。
【0043】
以上のような構成によれば、接続しようとする無線通信装置間で状態情報及び制約情報をNFCで共有し、無線LAN通信が困難と判明した場合には、無線通信装置の状態を変化させて、無線通信装置間の接続を確立することができる。結果として、ユーザは、無線通信装置100の状態を意識することなく、近接させる操作のみで所望の接続形態を得ることが可能になる。また、Legacy装置のように直接接続の機能を有しない無線通信装置であっても、接続を確立することができる。即ち、直接接続の確立のための所定の処理によって無線通信装置間の接続を確立できない場合であっても、当該無線通信装置間の接続を確立することが可能になる。
【0044】
<<3.無線通信システムの動作>>
次に、図3を参照して、無線通信システムの動作を概略的に説明する。図3は、無線通信システムの動作を概略的に示すシーケンス図である。
【0045】
処理は、無線通信装置100Aを無線通信装置100Bに近接させることにより開始する。ステップS201で、無線通信装置100Aは、NFCインタ−フェース140を介して、無線通信装置100Aの状態情報Aを無線通信装置100Bに送信する。上述したとおり、例えば、当該状態情報は、グループオーナー、P2Pクライアント、P2P未設定、又はLegacy装置のいずれかを示す。一例として、状態情報は、グループオーナー、P2Pクライアント又はP2P未設定を直接的に示す情報を含む場合には、当該情報が示す状態を示し、当該情報を含まなければ、Legacy装置を示す。また、無線通信装置100Aは、NFCインタ−フェース140を介して、無線通信装置100Aの制約情報A(図示せず)を無線通信装置100Bに送信する。上述したとおり、例えば、当該制約情報は、concurrent operationの可否を示す情報、Group Limitを示す情報、Intra−BssのON/OFF状態を示す情報、又は、外部レジストラの機能の有無を示す情報を含む。
【0046】
次に、ステップS203で、無線通信装置100Bは、NFCインタ−フェース140を介して、無線通信装置100Bの状態情報Bを無線通信装置100Aに送信する。また、無線通信装置100Bは、無線通信装置100Bの制約情報B(図示せず)を無線通信装置100Aに送信する。
【0047】
そして、ステップS205及びS207で、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態情報に基づいて、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態振り分け処理を実行する。即ち、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間の接続が確立可能になるように、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態をどのように変化させるかを決める。
【0048】
ここで、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bのうちの少なくとも一方が、無線LANインターフェース(Wi−Fi)をOFFとし、又はLegacy装置である場合に、ステップS209で、NFCによる通信が行われる。
【0049】
また、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bが、無線LAN通信を行える場合に、又は、無線LANインターフェースをONとすること等によって当該無線LAN通信を行えるようになった後に、ステップS211で、無線LAN通信による通信が行われる。具体的には、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間で、Formation処理、Invitation処理、Provision Discovery処理等の直接接続の確立のための処理が行われる。
【0050】
そして、ステップS213で、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、ダイレクト通信(Operation)を開始する。
【0051】
なお、ステップS205及びS207で、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの両方が自律的に状態振り分け処理を実行してもよく、又は無線通信装置100A及び無線通信装置100Bのうちの主導権を有する無線通信装置が状態振り分け処理を実行してもよい。また、例えば、動作モードが、両装置が自律的に状態振り分け処理を実行するモードである場合に、両装置がともにグループオーナーになるような競合が発生すれば、動作モードが、両装置のうちの一方により状態振り分け処理が行われるモードに切り替えられてもよい。
【0052】
<<4.無線通信装置の動作>>
次に、図4〜15を参照して、無線通信装置100の動作を説明する。
【0053】
<4.1.全体の処理の流れ>
図4は、本実施形態に係る無線通信装置100Aによる通信処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。処理は、無線通信装置100Aを無線通信装置100Bに近接させることにより開始する。
【0054】
ステップS301で、NFCインタ−フェース140は、無線通信装置100Aの状態情報Aを無線通信装置100Bに送信する。なお、例えば、NFCインタ−フェース140は、無線通信装置100Aの制約情報Aも無線通信装置100Bに送信する。
【0055】
ステップS303で、制御部160は、NFCインタ−フェース140を介して無線通信装置100Bの状態情報Bを受信したかを判定する。状態情報Bが受信されていれば、処理はステップS305へ進む。そうでなければ、処理はステップS303を繰り返す。なお、例えば、NFCインタ−フェース140は、無線通信装置100Bの状態情報Bとともに無線通信装置100Bの制約情報Bも受信する。
【0056】
ステップS305で、制御部160は、無線通信装置100Aの状態情報Aから、無線通信装置100Aが既存のP2Pグループのグループオーナーであるかを判定する。無線通信装置100Aがグループオーナーであれば、処理はステップS400へ進む。そうでなければ、処理は、ステップS307へ進む。
【0057】
ステップS307で、制御部160は、無線通信装置100Aの状態情報から、無線通信装置100Aが既存のP2PグループのP2Pクライアントであるかを判定する。無線通信装置100AがP2Pクライアントであれば、処理はステップS500へ進む。そうでなければ、処理はステップS309へ進む。
【0058】
ステップS309で、制御部160は、無線通信装置100Aの状態情報から、無線通信装置100AがLegacy装置であるかを判定する。無線通信装置100AがLegacy装置であれば、処理はステップS600へ進む。そうでなければ、処理はステップS700へ進む。
【0059】
ステップS400、S500、S600、S700において、それぞれ、グループオーナー時の処理、P2Pクライアント時の処理、Legacy装置時の処理、P2P未設定時の処理が、後述のように実行される。そして、処理は終了する。
【0060】
<4.2.グループオーナー時の処理の流れ>
図5図7を参照して、図4のステップS400であるグループオーナー時の処理について説明する。図5は、グループオーナー時の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
【0061】
ステップS410で、制御部160は、無線通信装置100Bの状態情報から、無線通信装置100BがP2P未設定であるかを判定する。無線通信装置100BがP2P未設定であれば、処理はステップS420へ進む。そうでなければ、処理はステップS430へ進む。
【0062】
ステップS420で、制御部160は、無線LANインタ−フェース130又はNFCインターフェース140(以下、併せて「通信インターフェース」と呼ぶ)を介してInvitation Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、Invitation処理を実行する。そして、処理は終了する。
【0063】
ステップS430で、制御部160は、無線通信装置100Bが既存のP2Pグループのグループオーナーであるかを判定する。無線通信装置100Bがグループオーナーであれば、処理はステップS440へ進む。そうでなければ、処理はステップS460へ進む。ステップS440については後に詳細に説明する。ステップS440の後に、処理は終了する。
【0064】
ステップS460で、制御部160は、無線通信装置100Bの状態情報Bから、無線通信装置100Bが既存のP2PグループのP2Pクライアントであるかを判定する。無線通信装置100BがP2Pクライアントであれば、処理はステップS470へ進む。そうでなければ、処理はステップS480へ進む。ステップS470については後に詳細に説明する。ステップS470の後に、処理は終了する。
【0065】
ステップS480で、制御部160は、無線通信装置100Bの状態情報Bから、無線通信装置100BがLegacy装置であるかを判定する。無線通信装置100BがLegacy装置であれば、処理はステップS490へ進む。そうでなければ、処理は終了する。
【0066】
ステップS490で、制御部160は、In−Band又はOOB(Out of Band)で、WPS(Wi−Fi Protected Setup)処理を実行する。そして、処理は終了する。なお、当該WPS処理は、認証及び接続設定情報(Credential)の共有を含む処理である。また、WPSは、WSC(Wi−Fi Simple Config)又はWSC exchangeとも呼ばれる。また、OOBは、NFC、USB(Universal Serial Bus)等Wi−Fiと対比して用いられ、Wi−Fiとは異なる通信路のことを意味する。
【0067】
(ステップS440)
図6を参照して、無線通信装置100Bがグループオーナーである場合の処理(即ち、ステップS440)について説明する。図6は、無線通信装置100Bもグループオーナーである場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
【0068】
ステップS441で、制御部160は、無線通信装置100Bの制約情報Bから、Concurrent Operation=1かを判定する。即ち無線通信装置100Bが、P2Pグループにおいてグループオーナーであり、且つ、別のP2PグループにおいてP2Pクライアントであることが可能であるかが、判定される。Concurrent Operation=1であれば、処理はステップS443へ進む。そうでなければ、処理はステップS447へ進む。
【0069】
ステップS443で、制御部160は、無線通信装置100Aの制約情報Aから、Group Limit=1かを判定する。即ち、無線通信装置100AのP2Pグループにさらなる無線通信装置が加わることが可能かが、判定される。Group Limit=1であれば、処理はステップS453へ進む。そうでなければ、処理はステップS445へ進む。
【0070】
ステップS445で、制御部160は、通信インターフェースを介して、Invitation Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、Invitation処理を実行する。その結果、無線通信装置100Bは、既存のP2Pグループのグループオーナー、且つ無線通信装置100AがグループオーナーであるP2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0071】
ステップS447で、制御部160は、無線通信装置100Bの制約情報Bから、Group Limit=1かを判定する。即ち、無線通信装置100BのP2Pグループにさらなる無線通信装置が加わることが可能かが、判定される。Group Limit=1であれば、処理はステップS453へ進む。そうでなければ、処理はステップS449へ進む。
【0072】
ステップS449で、制御部160は、無線通信装置100Aの制約情報Aから、Concurrent Operation=1かを判定する。即ち、無線通信装置100Aが、P2Pグループにおいてグループオーナーであり、且つ、別のP2PグループにおいてP2Pクライアントであることが可能であるかが、判定される。Concurrent Operation=1であれば、処理はステップS451へ進む。そうでなければ、処理はステップS453へ進む。
【0073】
ステップS451で、制御部160は、無線通信装置100Aの状態を、既存のP2Pグループのグループオーナーから、当該既存のP2Pグループのグループオーナー且つP2P未設定へ変化させる。そして、制御部160は、通信インターフェースを介して、Provision Discovery Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、Provision Discovery処理を実行する。その結果、無線通信装置100Aは、既存のP2Pグループのグループオーナー、且つ無線通信装置100BがグループオーナーであるP2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0074】
ステップS453で、制御部160は、無線通信装置100Aを既存のP2PグループからDropさせる。そしてさらに、制御部160は、通信インターフェースを介してProvision Discovery Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、Provision Discovery処理を実行する。その結果、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BがグループオーナーであるP2PグループのP2Pクライアントになる。又は、制御部160は、通信インターフェースを介して、無線通信装置100Bを既存のP2PグループからDropさせてもよい。そしてさらに、制御部160は、Invitation Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、Invitation処理を実行してもよい。その結果、無線通信装置100Bは、無線通信装置100AがグループオーナーであるP2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0075】
(ステップS470)
図7を参照して、無線通信装置100BがP2Pクライアントである場合の処理(即ち、ステップS470)について説明する。図7は、無線通信装置100BがP2Pクライアントである場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
【0076】
ステップS471で、制御部160は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態情報Bから、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bが同じP2PグループIDを有するかを判定する。即ち、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bが同じP2Pグループに属するかが、判定される。両装置が同じP2PグループIDを有していれば、処理は終了する。そうでなければ、処理はステップS473へ進む。
【0077】
ステップS473で、制御部160は、無線通信装置100Aの制約情報Aから、Group Limit=1かを判定する。即ち、無線通信装置100AのP2Pグループにさらなる無線通信装置が加わることが可能かが、判定される。Group Limit=1であれば、処理はステップS477へ進む。そうでなければ、処理はステップS475へ進む。
【0078】
ステップS475で、制御部160は、通信インターフェースを介して、Invitation Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、Invitation処理を実行する。その結果、無線通信装置100Bは、無線通信装置100AがグループオーナーであるP2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0079】
ステップS477で、制御部160は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bをそれぞれの既存のP2PグループからDropさせて、その後Formation処理を実行する。結果として、新たなP2Pグループが形成される。形成されたグループにおいて、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの一方がグループオーナーとなり、他方がP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0080】
<4.3.P2Pクライアント時の処理の流れ>
図8図11を参照して、図4のステップS500であるP2Pクライアント時の処理について説明する。図8は、P2Pクライアント時の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
【0081】
ステップS510、S530、S550、S570では、それぞれ図5のステップS410、S430、S460、S480と同様に、制御部160は、無線通信装置100Bの状態情報Bから、無線通信装置100Bについての判定を行う。
【0082】
上記判定の結果、無線通信装置100BがP2P未設定であれば、処理はステップS520へ進む。また、無線通信装置100Bがグループオーナーであれば、処理はステップS540へ進む。また、無線通信装置100Bが既存のP2PグループのP2Pクライアントであれば、処理はステップS560へ進む。また、無線通信装置100BがLegacy装置であれば、処理はステップS580へ進む。なお、ステップS520、S540、S560については後に詳細に説明する。
【0083】
ステップS580で、制御部160は、無線通信装置100Aを既存のP2PグループからDropさせる。そして、制御部160は、無線通信装置100Aの状態を、グループオーナーに変化させる。その後、制御部160は、無線通信装置100BとのWPS処理を実行する。そして、処理は終了する。
【0084】
(ステップS520)
図9を参照して、無線通信装置100BがP2P未設定である場合の処理(即ち、ステップS520)について説明する。図9は、無線通信装置100BがP2P未設定である場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
【0085】
ステップS521で、制御部160は、無線通信装置100Aの制約情報Aから、Concurrent Operation=1かを判定する。即ち、無線通信装置100Aが、P2Pグループにおいてグループオーナーであり、且つ、別のP2PグループにおいてP2Pクライアントであることが可能であるかが、判定される。Concurrent Operation=1であれば、処理はステップS523へ進む。そうでなければ、処理はステップS525へ進む。
【0086】
ステップS523で、制御部160は、無線通信装置100Aの状態を、既存のP2PグループのP2Pクライアント、且つ新たなグループのグループオーナーへ変化させる。そしてさらに、制御部160は、通信インターフェースを介してInvitation Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、Invitation処理を実行する。その結果、無線通信装置100Bは、無線通信装置100AがグループオーナーであるP2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0087】
ステップS525で、制御部160は、無線通信装置100Aを既存のP2PグループからDropさせる。そして、制御部160は、通信インターフェースを介して、GO Negotiation Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、Formation処理を実行する。その結果、新たなP2Pグループが形成される。形成されたグループにおいて、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの一方がグループオーナーとなり、他方がP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0088】
(ステップS540)
図10を参照して、無線通信装置100Bがグループオーナーである場合の処理(即ち、ステップS540)について説明する。図10は、無線通信装置100Bがグループオーナーである場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
【0089】
ステップS541で、制御部160は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態情報Bから、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bが同じP2PグループIDを有するかを判定する。即ち、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bが同じP2Pグループに属するかが、判定される。両装置が同じP2PグループIDを有していれば、処理は終了する。そうでなければ、処理はステップS543へ進む。
【0090】
ステップS543で、制御部160は、無線通信装置100Bの制約情報Bから、Group Limit=1かを判定する。即ち、無線通信装置100BのP2Pグループにさらなる無線通信装置が加わることが可能かが、判定される。Group Limit=1であれば、処理はステップS547へ進む。そうでなければ、処理はステップS545へ進む。
【0091】
ステップS545で、制御部160は、無線通信装置100Aを既存グループからDropさせる。そして、制御部160は、通信インターフェースを介してProvision Discovery Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、Provision Discovery処理を実行する。その結果、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BがグループオーナーであるP2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0092】
ステップS547で、制御部160は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bをそれぞれの既存のP2PグループからDropさせて、その後Formation処理を実行する。結果として、新たなP2Pグループが形成される。形成されたグループにおいて、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの一方がグループオーナーとなり、他方がP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0093】
(ステップS560)
図11を参照して、無線通信装置100BがP2Pクライアントである場合の処理(即ち、ステップS560)について説明する。図11は、無線通信装置100BがP2Pクライアントである場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
【0094】
ステップS561で、制御部160は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態情報Bから、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bが同じP2PグループIDを有するかを判定する。即ち、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bが同じP2Pグループに属するかが、判定される。両装置が同じP2PグループIDを有していれば、処理は終了する。そうでなければ、処理はステップS563へ進む。
【0095】
ステップS563で、制御部160は、通信インターフェースを介して、既存のP2PグループからDropしてP2P未設定になるように無線通信装置100Bに要求する。
【0096】
ステップS565で、制御部160は、無線通信装置100Aを既存のP2PグループからDropさせる。そして、制御部160は、通信インターフェースを介してGO Negotiation Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、Formation処理を実行する。その結果、新たなP2Pグループが形成される。形成されたグループにおいて、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの一方がP2Pグループオーナーとなり、他方がP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0097】
<4.4.Legacy装置時の処理の流れ>
図12及び図13を参照して、図4のステップS600であるLegacy装置時の処理について説明する。図12は、Legacy装置時の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
【0098】
ステップS610、S630、S650、S670では、それぞれ図5のステップS410、S430、S460、S480と同様に、制御部160は、無線通信装置100Bの状態情報Bから、無線通信装置100Bについての判定を行う。
【0099】
上記判定の結果、無線通信装置100BがP2P未設定であれば、処理はステップS620へ進む。また、無線通信装置100Bがグループオーナーであれば、処理はステップS640へ進む。また、無線通信装置100Bが既存のP2PグループのP2Pクライアントであれば、処理はステップS660へ進む。また、無線通信装置100BがLegacy装置であれば、処理はステップS680へ進む。なお、ステップS680については後に詳細に説明する。
【0100】
ステップS620で、制御部160は、OOBで、グループオーナーになるように無線通信装置100Bに要求し、無線通信装置100BとのWPS処理を実行する。そして、処理は終了する。
【0101】
ステップS640で、制御部160は、In−Band又はOOBで、無線通信装置100BとのWPS処理を実行する。そして、処理は終了する。
【0102】
ステップS660で、制御部160は、OOBで、既存のP2PグループからDropした後にグループオーナーになってWPS処理を実行するように、無線通信装置100Bに要求する。そして、処理は終了する。
【0103】
(ステップS680)
図13を参照して、無線通信装置100BがLegacy装置である場合の処理(即ち、ステップS680)について説明する。図13は、無線通信装置100BもLegacy装置である場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
【0104】
ステップS681で、制御部160は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態情報Bから、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bが同じSSID(Service Set Identifier)を有するかを判定する。両装置が同じSSIDを有していれば、処理は終了する。そうでなければ、処理はステップS683へ進む。
【0105】
ステップS683で、制御部160は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの制約情報Bから、無線通信装置100A又は無線通信装置100Bが外部レジストラ対応であるかを判定する。当該外部レジストラは、アクセスポイントではないもののWPS処理を実行可能な機能であり、例えば、アクセスポイントの接続設定情報を与え、別の無線通信装置を登録し、当該別の無線通信装置と接続することを可能にする。いずれかの装置が外部レジストラ対応であれば、処理はステップS685へ進む。そうでなければ、処理はステップS687へ進む。
【0106】
ステップS685で、制御部160は、無線通信装置100BとのWPS処理を実行する。そして、処理は終了する。
【0107】
ステップS687で、制御部160は、エラー処理を実行する。そして、処理は終了する。
【0108】
<4.5.P2P未設定時の処理>
図14及び図15を参照して、図4のステップS700であるP2P未設定時の処理について説明する。図14は、P2P未設定時の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
【0109】
ステップS710、S730、S750、S770では、それぞれ図5のステップS410、S430、S460、S480と同様に、制御部160は、無線通信装置100Bの状態情報Bから、無線通信装置100Bについての判定を行う。
【0110】
上記判定の結果、無線通信装置100BがP2P未設定であれば、処理はステップS720へ進む。また、無線通信装置100Bがグループオーナーであれば、処理はステップS740へ進む。また、無線通信装置100Bが既存のP2PグループのP2Pクライアントであれば、処理はステップS760へ進む。また、無線通信装置100BがLegacy装置であれば、処理はステップS780へ進む。なお、ステップS760については後に詳細に説明する。
【0111】
ステップS720で、制御部160は、GO Negotiation Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、無線通信装置100BとのFormation処理を実行する。その結果、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの一方はグループオーナーとなり、他方はP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0112】
ステップS740で、制御部160は、通信インターフェースを介して、Provision Discovery Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、Provision Discovery処理を実行する。又は、制御部160は、通信インターフェースを介して、無線通信装置100BにInvitation処理を要求する。又は、制御部160は、通信インターフェースを介して、無線通信装置100BをDropさせて、無線通信装置100BとのFormation処理を実行する。その結果、例えば、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BがグループオーナーであるP2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0113】
ステップS780で、制御部160は、無線通信装置100Aの状態をグループオーナーへ変化させ、Legacy装置である無線通信装置100BとのWPS処理を実行する。そして、処理は終了する。
【0114】
(ステップS760)
図15を参照して、無線通信装置100Bが既存のP2PグループのP2Pクライアントである場合の処理(即ち、ステップS760)について説明する。図15は、無線通信装置100Bが既存P2PグループのP2Pクライアントである場合の処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
【0115】
ステップS761で、制御部160は、無線通信装置100Bの制約情報Bから、Concurrent Operation=1かを判定する。即ち無線通信装置100Bが、P2Pグループにおいてグループオーナーであり、且つ、別のP2PグループにおいてP2Pクライアントであることが可能であるかが、判定される。Concurrent Operation=1であれば、処理はステップS763へ進む。そうでなければ、処理はステップS767へ進む。
【0116】
ステップS763で、制御部160は、通信インターフェースを介して、グループオーナーになるように無線通信装置100Bに要求する。その結果、無線通信装置100Bは、グループオーナー、且つ既存のP2PグループのP2Pクライアントになる。そして、ステップS765で、制御部160は、通信インターフェースを介して、Provision Discovery Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、Provision Discovery処理を実行する。その結果、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BがグループオーナーであるP2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0117】
ステップS767で、制御部160は、通信インターフェースを介して、既存のP2PグループからDropするように無線通信装置100Bに要求する。そして、ステップS769で、制御部160は、通信インターフェースを介して、GO Negotiation Requestを無線通信装置100Bへ送信することにより、Formation処理を実行する。その結果、新たなP2Pグループが形成される。形成されたグループにおいて、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの一方はグループオーナーとなり、他方はP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0118】
以上、図4〜15を参照して、無線通信装置100の動作を説明した。このような動作によれば、接続しようとする無線通信装置間で状態情報及び制約情報をNFCで共有し、無線LAN通信が困難と判明した場合には、無線通信装置の状態を変化させて、無線通信装置間の接続を確立することができる。結果として、ユーザは、無線通信装置100の状態を意識することなく、近接させる操作のみで所望の接続形態を得ることが可能になる。また、Legacy装置のように直接接続の機能を有しない無線通信装置であっても、接続を確立することができる。なお、無線通信装置100の動作は以下のようにまとめられる。
【0119】
【表1】

【0120】
<<5.その他の個別の動作>>
次に、図16〜19を参照して、無線通信システムにおけるその他の個別の動作を説明する。より具体的には、2つの通信方式を選択的に用いる通信のための処理、並びに、NFCを用いたFormation処理及びInvitation処理について説明する。
【0121】
(2つの通信方式を選択的に用いる通信のための処理)
まず、2つの通信方式を選択的に用いる通信のための処理について説明する。図16は、無線LAN通信及びNFCを選択的に用いる通信のための処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。当該処理は、無線通信装置100の処理である。
【0122】
ステップS810で、制御部160は、NFCにより、無線通信装置100に他の無線通信装置100が近接しているかを判定する。他の無線通信装置100の近接があれば、処理はステップS820へ進む。そうでなければ処理はステップS840へ進む。
【0123】
ステップS820で、制御部160は、無線LANインターフェース130がONとなっているかを判定する。無線LAN(Wi−Fi)インターフェース130がONであれば、処理はステップS840へ進む。そうでなければ、処理はステップS830へ進む。
【0124】
ステップS830で、制御部160は、使用する通信方式をNFCに設定する。
【0125】
ステップS840で、使用する通信方式を無線LAN(例えば、ダイレクト通信モード)に設定する。
【0126】
ステップS850で、制御部160は、設定した通信方式でのデータ通信を実行する。そして、ステップS860で、データ通信の完了が判定される。データ通信が完了していれば、処理は終了し、そうでなければ、処理はステップS810へ戻る。
【0127】
(NFCを用いたFormation処理)
次に、NFCを用いたFormationの処理について説明する。図17は、NFCを用いたFormation処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
【0128】
まず、ステップS1110〜S1130で、GO Negotiation処理が実行される。その結果、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bのうちの一方がグループオーナーとして決定され、他方がP2Pクライアントとして決定される。
【0129】
そして、ステップS1140で、OOBによるWSC exchange(即ち、WPS処理)が行われる。その結果、Credential(SSID、WPA2−PSK、等)が無線通信装置100間で共有されて、無線LANの接続が確立される。OOBによるWSC exchangeについての詳細は、WPS仕様書(参照文献2)及びConnection Handover仕様書(参照文献3)に記載されているため、本明細書では当該詳細の説明を省略する。なお、WSC exchangeで利用可能なWSCのパスワード情報が(例えばNFCを介して)予め送受信されている場合には、WSC exchangeにおいて当該パスワード情報が使用されてもよい。即ち、WSCパスワード方式でWSC exchangeが行われてもよい。または、パスワード情報が使用されることなく、WSC PBC(Push Button Configuration)方式でWSC exchangeが行われてもよい。上記パスワード情報は、装置に依存するASCII数字情報である。
【0130】
また、ステップS1150で、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、4 way handshakeを実行する。その結果、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間で暗号鍵が共有され、通信データが暗号化される。
【0131】
(NFCインターフェース140を用いたProvision Discovery処理)
次に、NFCを用いたProvision Discovery処理について説明する。
【0132】
図18は、NFCを用いたProvision Discovery処理の概略的な流れの第1の例を示すフローチャートである。当該第1の例は、P2P未設定である無線通信装置100Aからグループオーナーである無線通信装置100BへのProvision Discovery Requestから開始するProvision処理の例である。
【0133】
ステップS1210、S1220で、Provision Discovery Request及びProvision Discovery Responseが送信される。その結果、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BがグループオーナーであるグループのP2Pクライアントになる。
【0134】
そして、ステップS1230で、OOBによるWSC exchange(即ち、WPS処理)が行われる。その結果、Credential(SSID、WPA2−PSK、等)が無線通信装置100間で共有されて、無線LANの接続が確立される。なお、WSC exchangeで利用可能なWSCのパスワード情報が(例えばNFCを介して)予め送受信されている場合には、WSC exchangeにおいて当該パスワード情報が使用されてもよい。即ち、WSCパスワード方式でWSC exchangeが行われてもよい。または、パスワード情報が使用されることなく、WSC PBC(Push Button Configuration)方式でWSC exchangeが行われてもよい。上記パスワード情報は、装置に依存するASCII数字情報である。
【0135】
また、ステップS1240で、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、4 way handshakeを実行する。その結果、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間で暗号鍵が共有され、通信データが暗号化される。
【0136】
(NFCインターフェース140を用いたInvitation処理)
次に、NFCを用いたInvitation処理について説明する。
【0137】
図19は、NFCを用いたInvitation処理の概略的な流れの第2の例を示すフローチャートである。当該第2の例は、グループオーナーである無線通信装置100BからP2P未設定である無線通信装置100AへのInvitation Requestから開始するInvitation処理の例である。
【0138】
ステップS1310で、グループオーナーである無線通信装置100Bが、P2P未設定である無線通信装置100Aへ、Invitation Requestを送信する。また、S1320で、P2P未設定である無線通信装置100Aが、グループオーナーである無線通信装置100Bへ、Invitation Responseを送信する。その結果、P2P未設定であった無線通信装置100Aは、P2Pクライアントになる。
【0139】
そして、ステップS1330で、OOBによるWSC exchange(即ち、WPS処理)が行われる。その結果、Credential(SSID、WPA2−PSK、等)が無線通信装置100間で共有されて、無線LANの接続が確立される。なお、WSC exchangeで利用可能なWSCのパスワード情報が(例えばNFCを介して)予め送受信されている場合には、WSC exchangeにおいて当該パスワード情報が使用されてもよい。即ち、WSCパスワード方式でWSC exchangeが行われてもよい。または、パスワード情報が使用されることなく、WSC PBC(Push Button Configuration)方式でWSC exchangeが行われてもよい。上記パスワード情報は、装置に依存するASCII数字情報である。
【0140】
また、ステップS1340で、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、4 way handshakeを実行する。その結果、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間で暗号鍵が共有され、通信データが暗号化される。
【0141】
<<6.変形例>>
次に、本実施形態の変形例を説明する。より具体的には、第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例、NFC Forum Tagが利用される変形例、及びWPS処理にパスワード情報が利用される変形例を説明する。
【0142】
<6.1.仲介による接続の確立>
まず、第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例を説明する。上述した実施形態の一例では、ユーザが、無線通信装置100A又は無線通信装置100Bのうちの一方の装置を持ち運び、当該一方の装置を他方の装置へ近接させる例であった。しかし、重さや設置場所等の都合により、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bのいずれもユーザが持ち運ぶことが困難な場合もある。そこで、以下では、ユーザが持ち運ぶことが困難である無線通信装置100A及び無線通信装置100Cを接続させるために、ユーザが持ち運び可能な無線通信装置100Bを用いる変形例を説明する。より具体的には、当該変形例では、ユーザは、無線通信装置100Bを、無線通信装置100A及び無線通信装置100Cに順に近接させる(即ち、無線通信装置100Bを別の無線通信装置100に2度近接させる)。
【0143】
(直接接続の機能を有する場合)
まず、図20A及び図20B、並びに、図21A及び図21Bを参照して、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bが無線通信による装置間の直接接続の機能を有する場合の2つの例を説明する。
【0144】
図20A及び図20Bは、第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第1の例を概略的に示すシーケンス図である。当該変形例では、無線通信装置100Bが、仲介役として、無線通信による装置間の直接接続の機能を有する無線通信装置100A及び無線通信装置100Cに、直接接続を確立させる。
【0145】
まず、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、NFCにより状態情報を共有する(S221、S223)。また、状態情報とともに制約情報も共有される。その後、状態振り分け処理が行われて(S225、S227)、無線通信装置100Bが、NFCによりGO Negotiation Requestを無線通信装置100Aへ送信し(S229)、無線通信装置100A及び無線通信装置100BのFormation処理が行われる(S231)。ここで、Formation処理の際、無線通信装置100BのGO Intent valueを最小値(例えば、0)とすることで、無線通信装置100Aがグループオーナーになることが要求される。なお、図20では、無線LAN通信(Wi−Fi)によりFormation処理が行われているが、NFCによりFormation処理が行われてもよい。また、無線通信装置100Bの状態情報Bが無線通信装置100Aへ送信されているが、当該状態情報Bは送信されなくてもよい。
【0146】
その後、無線通信装置100Bは、NFCにより無線通信装置100Cとの状態情報の共有を行う(S239、S241)。また、状態情報とともに制約情報も共有される。ここで、無線通信装置100Bは、無線通信装置100Aの状態情報Aを無線通信装置100Cへ送信する。その後、状態振り分け処理が行われて(S243、S245)、無線通信装置100Bは、無線通信装置100AのP2PグループへのInvitation Requestを無線通信装置100Cに送信し(S247)、Invitation処理が実行される(S249)。その結果、無線通信装置100Cは、P2Pクライアントとなり、無線通信装置100Aと無線通信装置100Cとの間の直接接続が確立される。図20の例では、無線通信装置100Aと無線通信装置100Cとの間の接続の確立後に、無線通信装置100Bは無線通信装置100AのP2PグループからDropしている(S255)が、無線通信装置100BはそのままP2Pクライアントとして接続を維持してもよい。
【0147】
次に、図21A及び図21Bは、第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第2の例を概略的に示すシーケンス図である。当該変形例では、無線通信装置100Aと無線通信装置100Cとの間の接続は、無線通信装置100BのNFCのみを使用して仲介される。
【0148】
まず、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、NFCにより状態情報を共有する(S261、S263)。また、状態情報とともに制約情報も共有される。その後、状態振り分け処理が行われて(S265、S267)、無線通信装置100Bは、既存のP2PグループからDropするように無線通信装置100Aに要求する(S269)。その結果、無線通信装置100Aは、P2P未設定になる(S271)。
【0149】
その後、無線通信装置100Bは、NFCにより無線通信装置100Cとの状態情報の共有を行う(S273、S275)。また、状態情報とともに制約情報も共有される。そして、状態振り分け処理が行われて(S277、S279)、無線通信装置100Bは、無線通信装置100AとのFormation処理を無線通信装置100Cに要求する(S281)。図21の例では、Formation処理の結果として、無線通信装置100Aがグループオーナーとなり、無線通信装置100CがP2Pクライアントとなり、接続が確立される。なお、Formation処理の結果として、無線通信装置100Cがグループオーナーとなり、無線通信装置100AがP2Pクライアントとなってもよい。
【0150】
(Legacy装置の場合)
次に、図22A及び図22B、並びに、図23A及び図23Bを参照して、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bが無線通信による装置間の直接接続の機能を有さない場合、即ち無線通信装置100A及び無線通信装置100BがLegacy装置である場合の、2つの例を説明する。
【0151】
図22A及び図22Bは、第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第3の例を概略的に示すシーケンス図である。当該変形例では、無線通信装置100Bが、仲介役として、Legacy装置である無線通信装置100A及び無線通信装置100Cのそれぞれとの接続を確立し、無線通信装置100A及び無線通信装置100Cの一方からのデータを他方へ転送する。
【0152】
まず、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、NFCにより状態情報を共有する(S901、S903)。また、状態情報とともに制約情報も共有される。その後、状態振り分け処理が行われて(S905、S907)、無線通信装置100Bは、無線通信装置100Bの状態をP2P未設定からグループオーナーへ変化させる(S909)。そして、無線通信装置100Bは、無線通信装置100AとのWPS処理を実行し(S911)、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間の接続が確立される(S913)。なお、前提として、無線通信装置100BにおいてIntra−Bss=1であるものとする。即ち、無線通信装置100Bがアクセスポイントと同等な端末として動作できるものとする。
【0153】
その後、無線通信装置100B及び無線通信装置100Cは、NFCにより状態情報を共有する(S915、S917)。また、状態情報とともに制約情報も共有される。その後、状態振り分け処理が行われて(S919、S921)、グループオーナーである無線通信装置100Bは、無線通信装置100CとのWPS処理を実行し(S923)、無線通信装置100Bと無線通信装置100Cとの間の接続が確立される。その結果、無線通信装置100Bを介した無線通信装置100Aと無線通信装置100Cとの間の接続が確立される(S925)。
【0154】
次に、図23A及び図23Bは、第3の無線通信装置の仲介により2つの無線通信装置間の接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第4の例を概略的に示すシーケンス図である。当該変形例では、無線通信装置100Bが、外部レジストラの機能を有し、仲介役として、Legacy装置である無線通信装置100A及び無線通信装置100Cに、同一のアクセスポイントとの接続を確立させる。
【0155】
まず、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、NFCにより状態情報を共有する(S931、S933)。また、状態情報とともに制約情報も共有される。そして、状態振り分け処理が行われて(S935、S937)、無線通信装置100Bは、無線通信装置100AとのWPS処理を実行する(S939)。即ち、無線通信装置100Bは、無線通信装置100Aの認証を行い、アクセスポイントの接続設定情報(Credential)を取得し、当該接続設定情報を無線通信装置100Aと共有する。その結果、無線通信装置100Aは、上記アクセスポイントとの接続を確立する。
【0156】
その後、無線通信装置100B及び無線通信装置100Cは、NFCにより状態情報を共有する(S941、S943)。その後、状態振り分け処理が行われて(S945、S947)、無線通信装置100Bは、無線通信装置100CとのWPS処理を実行する(S949)。その結果、無線通信装置100Cは、上記アクセスポイントとの接続を確立する。即ち、アクセスポイントを介した無線通信装置100Aと無線通信装置100Cとの間の接続が確立される(S951)。
【0157】
なお、図23の例では、無線通信装置100Aと無線通信装置100Cとの間の接続の確立後に、無線通信装置100BはAPからDropしている(S953)が、無線通信装置100Bはそのまま接続を維持してもよい。
【0158】
<6.2.NFCでの一方向の読み取りによる直接接続の確立>
次に、NFCでの一方向の読み取りにより直接接続が確立される変形例を説明する。より具体的には、当該変形例では、一方の無線通信装置100がNFCでの双方向の通信を行うことが可能であり、他方の無線通信装置100がNFCでの一方向の通信(即ち、発信)を行うことが可能である。一例として、当該他方の無線通信装置100は、タグを備え、当該タグは、発信のみを行うことが可能である。
【0159】
(第1の例)
図24は、NFCでの一方向の読み取りにより直接接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第1の例を概略的に示すシーケンス図である。当該変形例では、一方の無線通信装置100(例えば、無線通信装置100B)は、NFCインターフェース140を有さず、その代わりに、読み取り専用のNFC Forum Tag(以下、「タグ」と呼ぶ)を備える。一例として、無線通信装置100がP2P未設定である場合について説明する。
【0160】
まず、無線通信装置100Aは、NFCインターフェース140により、無線通信装置100Bのタグから無線通信装置100Bの機器情報(P2P Device Address、等)を受信する(S971)。そして、無線通信装置100Aは、無線通信インターフェース130により、無線通信装置100Aの状態情報A及び制約情報Aを無線通信装置100Bへ送信する(S973)。当該送信は、例えば、Probe Requestにおいて送信される。
【0161】
その後、無線通信装置100Bは、無線通信インターフェース130により、無線通信装置100Aの状態情報A及び制約情報Aを受信した後に、無線通信装置100Bの状態情報B及び制約情B報を無線通信装置100Aへ送信する(S975)。当該送信は、例えば、Probe Responseにおいて送信される。その後、態振り分け処理が行われて(S977、S979)、Formation処理が実行され(S981)、その結果、無線通信装置100Aはグループオーナーとなり(S983)、無線通信装置100BはP2Pクライアントになる(S985)。
【0162】
そして、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、ダイレクト通信(Operation)を開始する(S987)。
【0163】
(第2の例)
図25は、NFCでの一方向の読み取りにより直接接続が確立される変形例に係る無線通信システムの動作の第2の例を概略的に示すシーケンス図である。当該変形例でも、一方の無線通信装置100(例えば、無線通信装置100A)は、NFCインターフェース140を有さず、その代わりに、タグを備える。一例として、無線通信装置100がP2P未設定である場合について説明する。
【0164】
まず、無線通信装置100Bは、NFCインターフェース140により、無線通信装置100Aのタグから無線通信装置100Aの機器情報、及びWSC exchangeで利用可能なWSCのパスワード情報を受信する(S991)。受信された機器情報は、少なくともMACアドレスを含む。また、例えば、上記機器情報は、無線通信装置100Aの状態情報を含む。なお、受信された機器情報は、Device Discoveryで送受信される情報のうちの他の情報を含んでもよい。
【0165】
次に、Device Discoveryが行われる(S992)。これにより、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間で機器情報が送受信される。当該機器情報は、例えば状態情報を含む。そして、無線通信装置100Bは、受信した1つ以上の機器情報に対応する1つ以上の無線通信装置100の中から、事前にNFCで受信していたMACアドレスに対応する無線通信装置100Aを、接続先として選択する(S993)。
【0166】
そして、接続先として選択された無線通信装置100A、及び無線通信装置100Bは、状態振り分け処理を実行し(S994、S995)、Formation処理、Invitation処理、又はProvision Discoveryを実行する(S996)。当該処理のWSC exchangeでは、NFCで予め受信したパスワードが使用される。結果として、無線通信装置100BはP2Pクライアントになり(S997)、無線通信装置100Aはグループオーナーとなり(S998)になる。
【0167】
その後、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、ダイレクト通信(Operation)を開始する(S999)。
【0168】
3台以上の無線通信装置100が周囲に存在し、同じタイミングでWSC PBC方式によるWSC exchangeを実行した場合に、通常、セッションオーバーラップエラーが発生する。しかし、事前にNFCで上記パスワード情報を共有し、WSC Passward方式を用いることで、この問題を防ぐことが可能である。更に、WSC PBCにおける中間者攻撃を防ぐセキュリティ向上の効果も期待できる。通常、セッションオーバーラップエラーが発生すると、WSC exchangeがエラー終了する。そのため、無線通信装置100は、周囲の別の無線通信装置100がWSC exchangeを終了するまで、接続処理を継続することができない。
【0169】
<<7.無線通信装置の状態遷移>>
以上、無線通信装置100間の接続を確立するための通信制御手法を説明した。当該通信制御手法では、特に、少なくとも一方の無線通信装置100が無線通信による装置間の直接接続の機能を有する場合に、当該無線通信装置100の状態を変化させる。即ち、無線通信装置100の状態が遷移する。以下、当該状態の遷移について、図26図35を参照してさらに説明する。なお、ここでは、容易な理解のために、主に、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの両方が無線通信による直接接続の機能を有するケースについて説明する。
【0170】
<7.1.状態遷移の概略>
まず、図26及び図27を参照して、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態遷移の概略を説明する。
【0171】
図26は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態遷移の第1の例を示す状態遷移図である。図26を参照すると、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態のペアが示されている。当該ペアには、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの接続が確立されている場合の状態のペアである目標ペア(T0〜T2)、及び当該目標ペア以外の初期/中間ペア(S0〜S8)が含まれる。無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態は、グループオーナー(GO)、P2Pクライアント(Cl)又はP2P未設定(Dev)のいずれかである。
【0172】
より具体的には、目標ペアT0では、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、同一のP2PグループのP2Pクライアントである。また、目標ペアT1では、無線通信装置100Aは、あるP2PグループのP2Pクライアントであり、無線通信装置100Bは、同一のP2Pグループのグループオーナーである。また、目標ペアT2では、無線通信装置100Aは、あるP2Pグループのグループオーナーであり、無線通信装置100Bは、同一のP2PグループのP2Pクライアントである。即ち、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態が目標ペアに該当すれば、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは接続を確立していることを意味する。
【0173】
また、初期/中間ペアS0では、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、P2P未設定である。初期/中間ペアS1では、無線通信装置100Aは、P2P未設定であり、無線通信装置100Bは、あるP2PグループのP2Pクライアントである。初期/中間ペアS2では、無線通信装置100Aは、あるP2PグループのP2Pクライアントであり、無線通信装置100Bは、P2P未設定である。初期/中間ペアS3では、無線通信装置100Aは、あるP2PグループのP2Pクライアントであり、無線通信装置100Bは、別のP2PグループのP2Pクライアントである。又は、初期/中間ペアS3では、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、同一のP2PグループのP2Pクライアントであるが、グループオーナーを介して互いに通信できない(即ち、Intra−Bss=0)。初期/中間ペアS4では、無線通信装置100Aは、P2P未設定であり、無線通信装置100Bは、あるP2Pグループのグループオーナーである。初期/中間ペアS5では、無線通信装置100Aは、あるP2Pグループのグループオーナーであり、無線通信装置100Bは、P2P未設定である。初期/中間ペアS6では、無線通信装置100Aは、あるP2Pグループのグループオーナーであり、無線通信装置100Bは、別のP2Pグループのグループオーナーである。初期/中間ペアS7では、無線通信装置100Aは、あるP2Pグループのグループオーナーであり、無線通信装置100Bは、別のP2PグループのP2Pクライアントである。初期/中間ペアS8では、無線通信装置100Aは、あるP2PグループのP2Pクライアントであり、無線通信装置100Bは、別のP2Pグループのグループオーナーである。
【0174】
図26に示されているように、ペア間に位置する矢印は、状態遷移の候補である。また、当該矢印と併せて、状態遷移のための具体的な処理が示されている。例えば、初期/中間ペアS6から初期/中間ペアS5への状態遷移のための処理として、無線通信装置100BによるDropが示されている。また、初期/中間ペアS5から目標ペアT2への状態遷移のための処理として、無線通信装置100AによるInvitation Request(即ち、Invitation処理)が示されている。
【0175】
このような無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態遷移により、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの接続が確立される。なお、図26は、上述した表1に対応している。
【0176】
図27は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態遷移の第2の例を示す状態遷移図である。図27に示される状態遷移の例は、図26の目標ペアのうちの目標ペアT0を含まない例である。即ち、当該例では、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの一方があるP2Pグループのグループオーナーとなり、他方が同一のP2PグループのP2Pクライアントになる。その結果、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの直接接続が確立される。
【0177】
なお、図27の各状態遷移のための処理は、以下のように纏められる。以下の表では、無線通信装置100Aが制御する場合をあらわしたものである。
【0178】
【表2】
【0179】
<7.2.状態遷移に着目した処理の流れ>
次に、図28図32を参照して、上述した状態遷移図に示されるように無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態を目標ペアに変化させるための処理の流れを説明する。
【0180】
(一般的な処理の流れ)
まず、図28及び図29を参照して、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態を目標ペアに変化させるための処理の一例を説明する。図28は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態を目標ペアに変化させるための処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。
【0181】
まず、ステップS1001で、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態の目標ペアでは、無線通信装置100Aの状態がグループオーナーであり、無線通信装置100Bの状態がP2Pクライアントであるかが、判定される。判定が真(Yes)であれば、処理はステップS1003に進む。そうでなければ、処理はステップS1030へ進む。当該ステップS1030は、図29を参照してより詳細に後述される。
【0182】
ステップS1003で、無線通信装置100Aの状態がグループオーナーであるかが判定される。無線通信装置100Aの状態がグループオーナーであれば、処理はステップS1005へ進む。そうでなければ、処理はステップS1013へ進む。
【0183】
ステップS1005で、無線通信装置100Bの状態がグループオーナーであり、且つ無線通信装置100Bにおいてconcurrent operationが可能であるかが、判定される。判定が真(Yes)であれば、処理はステップS1007へ進む。そうでなければ、処理はステップS1009へ進む。
【0184】
ステップS1007で、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BにInvitation Requestを送信する。当該Invitation Requestにより、Invitation処理が実行される。その結果、無線通信装置100Bは、無線通信装置100AがグループオーナーであるP2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0185】
ステップS1009で、無線通信装置100Bの状態がP2P未設定であるかが判定される。無線通信装置100Aの状態がP2P未設定であれば、処理はステップS1007へ進む。そうでなければ、処理はステップS1011へ進む。
【0186】
ステップS1011で、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BをDropさせ、さらに無線通信装置100BにInvitation Requestを送信する。当該Invitation Requestにより、Invitation処理が実行される。その結果、その結果、無線通信装置100Bは、無線通信装置100AがグループオーナーであるP2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0187】
ステップS1013で、線通信装置100Aの状態がP2Pクライアントであるかが判定される。無線通信装置100Aの状態がP2Pクライアントであれば、処理はステップS1015へ進む。そうでなければ、処理はステップS1021へ進む。
【0188】
ステップS1015で、無線通信装置100Bの状態がP2P未設定であるかが判定される。無線通信装置100Aの状態がP2P未設定であれば、処理はステップS1017へ進む。そうでなければ、処理はステップS1019へ進む。
【0189】
ステップS1017で、無線通信装置100Aは、Dropし、さらに無線通信装置100BとのFormation処理を実行する。その結果、無線通信装置100Aが、新たに形成されたP2Pグループのグループオーナーになり、無線通信装置100Bが、当該P2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0190】
ステップS1019で、無線通信装置100Aは、Dropし、また無線通信装置100BをDropさせ、さらに無線通信装置100BとのFormation処理を実行する。その結果、無線通信装置100Aが、新たに形成されたP2Pグループのグループオーナーになり、無線通信装置100Bが、当該P2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0191】
ステップS1021で、無線通信装置100Bの状態がP2P未設定であるかが判定される。無線通信装置100Bの状態がP2P未設定であれば、処理はステップS1023へ進む。そうでなければ、処理はステップS1025へ進む。
【0192】
ステップS1023で、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BとのFormation処理を実行する。その結果、無線通信装置100Aが、新たに形成されたP2Pグループのグループオーナーになり、無線通信装置100Bが、当該P2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0193】
ステップS1025で、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BをDropさせ、さらに無線通信装置100BとのFormation処理を実行する。その結果、無線通信装置100Aが、新たに形成されたP2Pグループのグループオーナーになり、無線通信装置100Bが、当該P2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0194】
次に、図29を参照して、図28におけるステップS1030の処理を説明する。図29は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態を目標ペアに変化させるための処理の流れの一例を示す第2のフローチャートである。
【0195】
まず、ステップS1031で、無線通信装置100Bの状態がグループオーナーであるかが判定される。無線通信装置100Bの状態がグループオーナーであれば、処理はステップS1033へ進む。そうでなければ、処理はステップS1041へ進む。
【0196】
ステップS1033で、無線通信装置100Aの状態がグループオーナーであり、且つ無線通信装置100Aにおいてconcurrent operationが可能であるかが、判定される。判定が真(Yes)であれば、処理はステップS1035へ進む。そうでなければ、処理はステップS1037へ進む。
【0197】
ステップS1035で、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BにProvision Discovery Requestを送信する。当該Provision Discovery Requestにより、Provision Discovery処理が実行される。その結果、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BがグループオーナーであるP2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0198】
ステップS1037で、無線通信装置100Aの状態がP2P未設定であるかが判定される。無線通信装置100Aの状態がP2P未設定であれば、処理はステップS1035へ進む。そうでなければ、処理はステップS1039へ進む。
【0199】
ステップS1039で、無線通信装置100Aは、Dropし、さらに無線通信装置100BにProvision Discovery Requestを送信する。当該Provision Discovery Requestにより、Provision Discovery処理が実行される。その結果、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BがグループオーナーであるP2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0200】
ステップS1041で、無線通信装置100Bの状態がP2Pクライアントであるかが判定される。無線通信装置100Bの状態がP2Pクライアントであれば、処理はステップS1043へ進む。そうでなければ、処理はステップS1049へ進む。
【0201】
ステップS1043で、無線通信装置100Aの状態がP2P未設定であるかが判定される。無線通信装置100Aの状態がP2P未設定であれば、処理はステップS1045へ進む。そうでなければ、処理はステップS1047へ進む。
【0202】
ステップS1045で、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BをDropさせ、さらに無線通信装置100BとのFormation処理を実行する。その結果、無線通信装置100Bが、新たに形成されたP2Pグループのグループオーナーになり、無線通信装置100Aが、当該P2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0203】
ステップS1047で、無線通信装置100Aは、Dropし、また無線通信装置100BをDropさせ、さらに無線通信装置100BとのFormation処理を実行する。その結果、無線通信装置100Bが、新たに形成されたP2Pグループのグループオーナーになり、無線通信装置100Aが、当該P2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0204】
ステップS1049で、無線通信装置100Aの状態がP2P未設定であるかが判定される。無線通信装置100Aの状態がP2P未設定であれば、処理はステップS1051へ進む。そうでなければ、処理はステップS1053へ進む。
【0205】
ステップS1051で、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BとのFormation処理を実行する。その結果、無線通信装置100Bが、新たに形成されたP2Pグループのグループオーナーになり、無線通信装置100Aが、当該P2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0206】
ステップS1053で、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BをDropさせ、さらに無線通信装置100BとのFormation処理を実行する。その結果、無線通信装置100Bが、新たに形成されたP2Pグループのグループオーナーになり、無線通信装置100Aが、当該P2PグループのP2Pクライアントになる。そして、処理は終了する。
【0207】
(処理の具体例)
次に、図30及び図31を参照して、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態を目標ペアに変化させるための処理の具体例を説明する。
【0208】
図30は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態を目標ペアに変化させるための処理の第1の具体例を示すシーケンス図である。当該第1の具体例では、状態遷移前に、無線通信装置100Aが、あるグループのグループオーナーであり、無線通信装置100Bが、別のグループのP2Pクライアントである。そして、状態遷移後に、無線通信装置100Aは、あるグループのグループオーナーとなり、無線通信装置100Bは、同一のグループのP2Pクライアントとなる。
【0209】
まず、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、NFCにより状態情報を共有する(S1201、S1203)。また、状態情報とともに制約情報も共有される。そして、無線通信装置100Aは、状態振り分け処理を行う(S1205)。当該振り分け処理では、無線通信装置100AをあるP2Pグループのグループオーナーとし、無線通信装置100Bを同一のグループのP2Pクライアントとすることが、決定される。その後、無線通信装置100Aは、自装置にDropを要求し(S1207)、P2P未設定になる(S1209)。
【0210】
さらに、無線通信装置100Aは、無線端末装置100BにDropを要求することにより、無線端末装置100BをDropさせる(S1211)。その後、無線端末装置100Bは、Dropの可否を無線通信装置100Aに通知する(S1213)。無線端末装置100Bは、Drop可能であれば、P2P未設定になる(S1215)。なお、無線通信装置100Aは、無線通信装置100Bの状態が正しく変化したことを別途確認してもよい。
【0211】
さらに、無線通信装置100Aは、無線端末装置100BにGO Negotiation Requestを送信することにより(S1217)、無線端末装置100BとのFormation処理を実行する(S1219)。当該GO Negotiation Requestにおいて、無線通信装置100AのGO Intent Valueが高い値に設定される。その結果、無線通信装置100Aは、グループオーナーとなり(S1221)、無線通信装置100Bは、P2Pクライアントになる(S1223)。
【0212】
なお、無線通信装置100BのGO Intent Valueが高い値に設定されている場合もあり得るので、無線端末装置100BへのDisconnect Requestにおいて、GO Intent Valueを小さくすることが要求されてもよい。それにより、グループオーナーについての競合を防ぐことができる。
【0213】
図31は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態を目標ペアに変化させるための処理の第2の具体例を示すシーケンス図である。当該第2の具体例では、複数回の振り分け処理により、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態が目標ペアに変化する。
【0214】
まず、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、NFCにより状態情報を共有する(S1231、S1233)。また、状態情報とともに制約情報も共有される。そして、無線通信装置100Aは、第1の状態振り分け処理を行う(S1235)。当該振り分け処理では、無線通信装置100A及び無線通信装置100BをP2P未設定とすることが、決定される。
【0215】
その後、無線通信装置100Aは、自装置にDropを要求することにより、Dropし(S1237)、P2P未設定になる(S1239)。また、無線通信装置100Aは、無線端末装置100BにDropを要求することにより、無線端末装置100BをDropさせる(S1241)。その後、無線端末装置100Bは、Dropの可否を無線通信装置100Aに通知する(S1243)。無線端末装置100Bは、Drop可能であれば、P2P未設定になる(S1245)。
【0216】
さらに、無線通信装置100Aは、第2の状態振り分け処理を行う(S1247)。例えば、1つの状態遷移が完了すると、このように振り分け処理が再度行われる。当該振り分け処理では、無線通信装置100Aをあるグループのグループオーナーとし、無線通信装置100Bを同一のグループのP2Pクライアントとすることが、決定される。
【0217】
その後、無線通信装置100Aは、無線端末装置100BにGO Negotiation Requestを送信することにより(S1249)、無線端末装置100BとのFormation処理を実行する(S1251)。当該GO Negotiation Requestにおいて、無線通信装置100AのGO Intent Valueが高い値に設定される。その結果、無線通信装置100Aは、グループオーナーとなり(S1253)、無線通信装置100Bは、P2Pクライアントになる(S1255)。
【0218】
<7.3.より一般的な処理の流れ>
さらに、図32図34を参照して、図28及び図29に示される処理、又は図4(Legacy装置に関する部分を除く)に示される処理をより一般化した処理の流れの流れを説明する。
【0219】
(処理の流れ)
図32は、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態を目標ペアに変化させるためのより一般的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0220】
まず、ステップS1301で、無線通信装置100Aが、無線通信装置100Bに近接する。
【0221】
ステップS1303で、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間で状態情報が共有される。また、状態情報とともに制約情報も共有される。そして、ステップS1305で、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの少なくとも一方が状態振り分け処理を行う。その結果、例えば、目標ペアに到達するための状態遷移のいくつかの経路候補が特定される。そして、ステップS1307で、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態が1ステップの状態遷移で目標ペアに変化する可能性があるかが、判定される。無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態が1ステップの状態遷移で目標ペアに変化する可能性があれば、処理はステップS1309へ進む。そうでなければ、処理はステップS1319へ進む。
【0222】
ステップS1309で、インデックスiが1に設定される。当該インデックスiは、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態をいずれかの目標ペアへ変化させることを可能にする手段に対応する番号である。即ち、当該手段は、いずれかの目標ペアへの1ステップの状態遷移のための処理である。
【0223】
ステップS1311で、i>Nであるかが判定される。当該Nは、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態をいずれかの目標ペアへ変化させることを可能にする手段の数である。即ち、ステップS1311では、既に全ての手段が試行されたかが、判定される。i>Nであれば、処理はステップS1319へ進む。そうでなければ、処理はステップS1313へ進む。
【0224】
ステップS1313で、i番目の上記手段が試行される。そして、ステップS1315で、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態が目標ペアであるかが判定される。無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態が目標ペアであれば、処理は正常に終了する。そうでなければ、処理はステップS1317へ進む。
【0225】
ステップS1317で、iがインクリメントされる。
【0226】
ステップS1319で、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態がいずれかの中間ペアに遷移可能かが判定される。無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態がいずれかの中間ペアに遷移可能であれば、処理はステップS1321へ進む。そうでなければ、処理は異常終了し、又は例外が発生する。
【0227】
ステップS1321で、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態が中間ペアに変化する。
【0228】
(状態遷移表)
次に、図33A図33B及び図33Cを参照して、図32において説明された1ステップの状態遷移の詳細を説明する。図33A図33B及び図33Cは、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態を目標ペアに変化させるための各状態遷移の条件及び処理を含む状態遷移表である。
【0229】
図33A図33B及び図33Cを参照すると、横軸には、状態遷移前の無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態のペア(Source Pair)が示され、縦軸には、状態遷移前の無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態のペア(Destination Pair)が示されている。即ち、目標ペアT0〜T2及び初期/中間ペアS0〜S8が示されている。
【0230】
図33Aを参照すると、一例として、状態遷移前のペアが初期/中間ペアS0である場合に、状態遷移前のペアは、目標ペアT1又はT2に、1ステップの状態遷移で変化する可能性がある。そして、初期/中間ペアS0から目標ペアT1への状態遷移のための2つの手段(Group Formation Procedure、Re−invoke)が存在し、また、初期/中間ペアS0から目標ペアT2への状態遷移のための2つの手段(Group Formation Procedure、Re−invoke)が存在する。よって、この場合に、図32に示されるNは4である。なお、図33に示される状態遷移表は、図26及び図27に示される状態遷移図には表現しきれない遷移条件も含むものといえる。
【0231】
なお、横軸に「C」により示されている無線通信装置100Cは、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの両方がP2PクライアントとしてP2Pグループに参加している場合におけるP2Pグループのグループオーナーである。
【0232】
図33A図33B及び図33Cについては、以下の点に留意する。
【0233】
−無線通信装置の状態(P2P device states)
無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態のペア。無線通信装置の状態は、アクティブなP2Pグループのグループオーナーであるか、P2Pクライアントであるか、又はそのいずれでもないかを識別される。3×3の9通りのペアが存在するが、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとが別々のP2Pグループに属する場合を考慮すると、12通りのペアが存在する。
【0234】
−目標ペア(target pair)
無線通信装置100A及び無線通信装置100Bが同一のP2Pグループに属し、且つダイレクト通信を行える状態。双方がP2Pクライアントである状態(T0)は、Intra−Bss=1であれば目標ペアであり、そうでなければ目標ペアではない。
【0235】
−条件(conditions)
状態遷移の可否を決める無線通信装置又はP2Pグループの属性。
P2P Group Capability Bitmap
−P2Pクライアント同士の通信の可否:Intra−Bss Distribution
−P2Pクライアントの追加の可否:P2P Group Limit
−(現在)P2Pグループのグループオーナーであるか否か:P2P Group Owner
P2P Device Capability Bitmap
−P2Pグループへの参加の可否:P2P Device Limit
−Persistent P2Pグループのグループオーナーであるか否か:Persistent P2P Group
−Invitation処理の実行可否:P2P Invitation Procedure
その他の条件
−無線通信装置がPersistent P2PグループのP2Pクライアントであるか否かを識別する情報
−Drop可能か否かを識別するフラグ
【0236】
−その他
Persistent P2PグループのRe−Invokeはグループオーナー側又はP2Pクライアント側のいずれでも実行可能である。なお、状態遷移表の中では、いずれのケースも、Re−Invokeと纏めて記載されている。
また、既存のP2Pグループについて、P2P未設定である無線通信装置が、グループオーナーである無線通信装置へProvision Discovery Requestを送信することにより、グループへの参加をトリガすることも可能である。なお、状態遷移表の中では、そのようなケースは、グループオーナーからのInvitation Requestとして記載されている。
【0237】
初期状態において、Concurrent Operation(WLANとP2Pグループの同時動作)及びP2Pグループ同士の同時動作はないことが、前提となっている。状態遷移図において、1つの無線通信装置のみでのP2Pグループの同時動作が可能であれば無線通信装置間での接続が可能である場合も含まれている。
【0238】
(処理の具体例)
図34を参照して、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態を目標ペアに変化させるための処理の具体例を説明する。図34は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態を目標ペアに変化させるための処理の第3の具体例を示すシーケンス図である。当該具体例は、図32の処理の具体例を示す。
【0239】
無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、NFCにより状態情報、制約情報、GO Intentを示す情報等を共有する(S1401、S1403)。そして、状態振り分け処理が行われる(S1405、S1407)。すると、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、図33A図33B及び図33Cに示されるような状態遷移表に従った処理を実行する。その結果、例えば、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、P2P未設定になる(S1411、S1413)。
【0240】
その後、Formation処理、Invitation処理、Provision Discovery処理等が実行される(S1415)。その結果、無線通信装置100Aは、あるグループのグループオーナーとなり(S1417)、無線通信装置100Bは、同一のグループのP2Pクライアントとなる(S1419)。そして、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、ダイレクト通信(Operation)を開始する(S1421)。
【0241】
なお、ステップS1401、S1403のように、制約情報及びGO Intentを示す情報が予め共有されることで、制約又はGO Intentに合わない処理を除外することができるので、近接通信の時間を短縮することが可能になる。また、自装置にとって望ましくない他装置からの要求を拒否することが可能になる。
【0242】
<7.4.与えられた目標ペアへの遷移>
次に、図35を参照して、目標ペアが予め与えられる場合の状態遷移を説明する。
【0243】
図35は、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態を、与えられた目標ペアに変化させるための効率的な処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。当該処理の一例では、状態情報とともに、与えられた目標ペアが共有され、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態が上記目標ペアになるように、無線通信装置100A及び/又は無線通信装置100Bの状態が変化する。
【0244】
処理は、無線通信装置100Aを無線通信装置100Bに近接させることにより開始する。なお、当該処理において、無線通信装置100Aは、与えられた目標ペアを取得しているものとする。
【0245】
ステップS1501で、無線通信装置100Aは、NFCインタ−フェース140を介して、無線通信装置100Aの状態情報A及び取得した目標ペアを、無線通信装置100Bに送信する。また、また、無線通信装置100Aは、NFCインタ−フェース140を介して、無線通信装置100Aの制約情報A(図示せず)を無線通信装置100Bに送信する。
【0246】
次に、ステップS1503で、無線通信装置100Bは、無線通信装置100Aの状態情報A及び無線通信装置100Bの状態情報B、並びに目標ペアに基づいて、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態振り分け処理を実行する。即ち、無線通信装置100Bは、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態が目標ペアになるように、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態をどのように変化させるかを決める。
【0247】
状態振り分け処理の結果、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態が目標ペアになる過程で、無線通信装置100Bが単独で実行可能な状態変化がある場合、無線通信装置100Bは、自装置の状態情報Bの送信前に自装置の状態を変化させる。例えば、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態が目標ペアになる過程として、無線通信装置100BがまずDropする場合には、無線通信装置100Bは、Dropする。
【0248】
次に、ステップS1505で、無線通信装置100Bは、NFCインタ−フェース140を介して、無線通信装置100Bの状態情報Bを無線通信装置100Aに送信する。上述したステップS1503の状態振り分け処理の後に、無線通信装置100Bの状態が変化した場合には、当該状態情報Bは、無線通信装置100Bの変化後の状態を示す。例えば、上述したように、無線通信装置100BがDropしていれば、状態情報Bは、無線通信装置100BがP2P未設定であることを示す。また、無線通信装置100Bは、無線通信装置100Bの制約情報B(図示せず)を無線通信装置100Aに送信する。
【0249】
次に、ステップS1507で、無線通信装置100Aは、無線通信装置100Aの状態情報A及び無線通信装置100Bの状態情報B、並びに目標ペアに基づいて、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態振り分け処理を実行する。即ち、無線通信装置100Aは、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態が目標ペアになるように、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの状態をどのように変化させるかを決める。
【0250】
その後、ステップS1509で、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、振り分け結果に従った処理を行い、ステップS1511で、Formation処理、Invitation処理、Provision Discovery処理等を行う。
【0251】
そして、ステップS1513で、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、ダイレクト通信(Operation)を開始する。
【0252】
以上のような処理によれば、所望の状態を予め与えておけば、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態を当該所望の状態に変化させることが可能になる。また、状態情報の共有前に、一方の無線通信装置での状態が予め変化するので、状態情報の共有後の処理ステップ数を削減することができる。
【0253】
なお、ステップS1509及びステップS1511に対応する処理は、以下のように纏められる。
【0254】
【表3】
【0255】
【表4】
【0256】
一例として、目標ペアでは、無線通信装置100Aの状態がグループオーナー(GO)であり、無線通信装置100Bの状態がP2Pクライアント(Cl)であるものとする。また、無線通信装置100Aの状態及び無線通信装置100Bの状態がともにグループオーナー(GO)であるものとする。この場合に、まず、無線通信装置100Aは、自装置の状態情報A及び目標ペアを無線通信装置100Bに送信する。次に、無線通信装置100Bは、状態情報A及び状態情報B、並びに目標ペアに基づいて、自装置をDropさせて、自装置の状態情報B(即ち、無線通信装置100BがP2P未設定(Dev)であることを示す情報)を無線通信装置100Aに送信する。そして、無線通信装置100Aは、無線通信装置100BへのInvitation Requestを送信することにより、Invitation処理を開始する。
【0257】
なお、図35では、無線通信装置100Aから無線通信装置100Bに目標ペアが送信されているが、当該目標ペアとともに、又は目標ペアの代わりに、目標チャネルも送信されてもよい。当該目標チャネルは、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間の無線通信で用いられるべきチャネルである。
【0258】
図35を再び参照すると、例えば、ステップS1501で、目標チャネルが無線通信装置100Aから無線通信装置100Bへ送信される。また、ステップS1511で、目標チャネルを用いて、Formation/Invitation/Provision Discovery処理が実行される。なお、目標ペアが送信されない場合(即ち、図35のフローにおいて目標ペアの代わりに目標チャネルが送信される場合)に、無線通信装置100Bの状態振り分け処理(S1503)は、状態情報Bの送受信(S1505)の後に行われてもよい。
【0259】
目標チャネルが送信されることで、Device Discoveryによる周辺装置のチャネル情報の特定、Formation/Invitation/Provision Discovery処理のチャネル指定、等の処理を削減できる。その結果、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間の直接接続が確立されるまでの時間を短縮することができる。特に多数の無線通信装置100が周囲に存在する環境では、より時間短縮の効果が高い。
【0260】
<<8.サービス開始のための処理>>
次に、図36図43を参照して、無線通信装置間でのサービスを開始するための処理について説明する。無線通信による無線通信装置間の接続の確立後に、当該無線通信装置間でのサービスを開始するための処理が実行される。ここでは、サービスの具体例として、DLNA(Digital Living Network Alliance)サービス、並びに、映像及び/又は音声のミラーリングサービスを説明する。
【0261】
<8.1.DLNAサービス>
図36を参照して、無線通信装置100間でのDLNAサービスを開始するための処理について説明する。図36は、無線通信装置100間でのDLNAサービスを開始するための処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。当該一例では、例えば、無線通信装置100Aは、DMS(Digital Media Server)機能を有する。
【0262】
まず、NFCを用いた無線通信の接続処理により、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間の接続が確立される(S1601)。その後、ユーザの操作により、無線通信装置100AにおいてDLNAサービスのアプリケーションが起動すると、SSDP(Simple Service Discovery Protocol) Discover処理が実行される(S1611)。その結果、DLNA対応の無線通信装置100Bが検出される。そして、無線通信装置100A及び検出された無線通信装置100Bは、Device/Service Description(即ち、DLANサービスについてのサービス情報)を送受信する(S1613)。換言すると、DLNAサービスの開始に用いる情報が取得される。より具体的には、HTTP−GET等により、無線通信装置100の機器情報、DLNAサービスに関するサービス情報が取得される。そして、DLNAサービスが開始される(S1615)。その結果、動画像のストリーミングのような所望のサービスがユーザに利用可能となる。なお、上述したSSDP Discover処理及びDevice/Service Descriptionの送受信は、Service Discoveryに含まれる。また、Service Discoveryで取得されるサービス情報(即ち、Device Description及び/又はService Descriptionを含むサービス情報)は、例えば、Device Class、Device Capability、Media Class等を含む。Device Class、Device Capability及びMedia Classは、dlna−dev−class="DMS"、dlna−dev−capability="+UP+"及びmedia−class="Audio"のような形式でそれぞれ記述され得る。
【0263】
なお、ステップS1601の接続処理において、NFCでの状態情報の交換が行われる際に、SSDP Discoverで取得される機器情報(UUID、等)が予め取得されてもよい。これにより、DLNAサービスのアプリケーションの起動のためのユーザの操作及びSSDP Discover処理を省略することが可能になる。
【0264】
<8.2.ミラーリングサービス>
次に、図37図43を参照して、無線通信装置100間でのミラーリングサービスの開始、切断、割込み及び継続のための処理について説明する。以下に示される各例では、例えば、無線通信装置100Aはソース(Source)であり、無線通信装置100Bはシンク(Sink)である。
【0265】
(ミラーリングサービス開始処理の第1の例)
図37は、無線通信装置100間でのミラーリングサービスを開始するための処理の概略的な流れの第1の例を示すシーケンス図である。
【0266】
まず、NFCを用いた無線通信の接続処理により、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間の接続が確立される(S1701)。その後、ユーザの操作により、無線通信装置100Aにおいてミラーリングサービスのアプリケーションが起動すると、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間の接続の切断処理が行われる(S1711)。例えば、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bが、同じグループのグループオーナー及びP2Pクライアントである場合に、切断処理の結果として、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの両方又は一方が、P2P未設定になる。例えば、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bの一方が、Persistent GOとしてグループオーナーを維持する場合に、他方が、P2P未設定になる。
【0267】
次に、ミラーリングサービスのDevice Discoveryが行われる(S1713)。即ち、無線通信装置100Aは、無線通信装置100Bが発するビーコンを受信し、無線通信装置100Bの機器情報を取得する。より具体的には、無線通信装置100Aは、ミラーリングサービス用のIE(Information Element)及びP2P IEを取得する。ミラーリングサービス用のIEは、例えば、Device Type(Source/Sink)、Service Discoveryの対応有無、コンテンツ保護技術(HDCP:High-bandwidth Digital Content Protection)の対応有無、接続済ネットワーク(Wi−Fi P2P、又はInfrastructure)のBSSID(Basic Service Set Identifier)、受信端末情報(映像と音声との混合信号、又は独立信号)等を含む。
【0268】
また、さらに詳細な情報が必要な場合には、より詳細な情報の取得のために、Service Discoveryが行われる(S1715)。即ち、無線通信装置100Aは、無線通信装置100Bが発するビーコンを受信し、無線通信装置100Bのサービス情報を取得する。当該Service Discoveryは、Wi−Fi P2P Technical Specification v1.1のP2P Service Discovery Proceduresに従う処理を示す。具体的には、Service Discoveryは、IEEE P802.11uで定義されるGeneric Advertisement Service(GAS) protocol/frameのやり取り(GAS Initial Request/Response)を示す。例えば、Service Discoveryで取得されるサービス情報は、上述したように、Device Description及び/又はService Descriptionを含んでもよい。
【0269】
Device Discovery及びService Discoveryにより、複数の無線通信装置が検出された場合に、例えばユーザ操作により対象の無線通信装置(この場合には、無線通信装置100B)が選択される。そして、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、Formation処理、Invitation処理又はProvision Discovery処理等を行うことにより(S1717)、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間の接続が確立される。結果として、例えば、無線通信装置100Aがグループオーナーとなり、無線通信装置100BがP2Pクライアントとなる。
【0270】
その後、Secure Linkが確立される(S1721)。より具体的には、例えば、4 Way−Handshakeを行うことにより、WPA(Wi-Fi Protected Access)、WPA2等の安全な通信路が確立される。
【0271】
また、IPアドレスの割当て(IP Address Assignment)が行われる(S1723)。より具体的には、例えば、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバであるグループオーナーが、DHCPクライアントであるP2Pクライアントに、IPアドレスの割り当てを行う。
【0272】
そして、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間でミラーリングサービスが開始される(S1725)。当該ミラーリングサービスの開始に際して、ミラーリングサービスにおける無線通信装置100の間で、RTSP(Real Time Streaming Protocol)通信を開始し、運用するための処理が行われる。例えば、RTSP SETUP、PLAY、PAUSE、TEARDOWN、解像度設定、動画像のEncoding設定等が、行われる。RTSPは、IETF(RFC2326)において標準化されたストリーミング制御プロトコルである。例えば、TV(television)とPC(Personal Computer)とがミラーリングを行った場合に、PCの画面がそのままTVの画面で表示される。即ち、PCにおいて動画コンテンツが再生されると、当該動画コンテンツがTVでも再生される。
【0273】
(ミラーリングサービス開始処理の第2の例)
次の例として、図38を参照して、NFCの利用による効率的な処理の例を説明する。図38は、無線通信装置100間でのミラーリングサービスを開始するための処理の概略的な流れの第2の例を示すシーケンス図である。
【0274】
なお、ステップS1701、S1721、S1723、S1725については、図37の第1の例と図38の第2の例との間に差異はない。よって、ここではステップS1731、S1733を説明する。
【0275】
無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間の接続が確立され(S1701)、無線通信装置100Aはグループオーナーとなり、無線通信装置100BはP2Pクライアントとなっている。その後、ユーザは、無線通信装置100Aを無線通信装置100Bに近接させる。そして、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、ミラーリングサービスの開始に用いる情報(例えば、機器情報及びサービス情報)をNFCインターフェース140を介して取得する(S1731、S1733)。なお、無線通信装置100Aにより送信される機器情報と無線通信装置100Bにより送信される機器情報とは、同じ種類の情報であってもよく、又は異なる種類の情報であってもよい。また、無線通信装置100Aにより送信されるサービス情報と無線通信装置100Bにより送信されるサービス情報とは、同じ種類の情報であってもよく、又は異なる種類の情報であってもよい。後に説明する図39図43における機器情報及びサービス情報についても同様である。
【0276】
このようなNFCの利用により、本来はDevice Discovery、Service Discoveryにより取得される情報が、NFCにより取得される。よって、ミラーリングサービスの開始の際に行われる、情報の取得のための処理(切断処理、Device Discovery、Service、Discovery、再度の接続確立)が不要になる。即ち、ユーザの操作を少なくし、処理を簡略化し、処理時間の短縮化できる。その結果、サービス利用までに要する時間を短縮することができる。
【0277】
(ミラーリングサービス開始処理の第3の例)
さらなる例として、図39及び図40を参照して、接続処理におけるNFCの利用によるさらに効率的な処理の例を説明する。図39は、無線通信装置100間でのミラーリングサービスを開始するための処理の概略的な流れの第3の例を示すシーケンス図である。
【0278】
なお、ステップS1721、S1723、S1725については、図37の第1の例(又は図38の第2の例)と図39の第3の例との間に差異はない。よって、ここではステップS1741〜S1751を説明する。
【0279】
ステップS1741〜S1751では、上述したようなNFCを用いた無線通信の接続処理が行われる。この中で、無線通信装置100の状態情報の交換の際に、サービスの開始に用いる情報(機器情報及びサービス情報)もNFCを介して共有される(S1741、1745)。
【0280】
このような接続処理におけるNFCを介した情報の取得により、ユーザは無線通信装置の近接操作を1度だけ行えばよいので、ユーザの操作負担が軽減される。また、最初の近接操作からサービス開始までの時間が短縮され得る。
【0281】
なお、図39に示された処理の例は、ミラーリングサービスに関する処理であるが、より一般的なサービスに関する処理の例は、図40に示される。
【0282】
図40は、無線通信装置100間でのサービスを開始するための処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。図40を参照すると、図39に示された処理の例と同様に、ステップS1741〜S1751で、NFCを用いた無線通信の接続処理が行われる。この中で、無線通信装置100の状態情報の交換の際に、サービスの開始に用いる情報(機器情報及びサービス情報)もNFCを介して共有される(S1741、1745)。そして、接続処理の完了後に、サービス開始のための各処理が行われた上で、サービスが開始される(S1761)。
【0283】
(ミラーリングサービス切断処理)
図41は、ミラーリングサービスを切断するための処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
【0284】
まず、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間でミラーリングサービスが提供されている(S1801)。そして、ユーザは、無線通信装置100Aを無線通信装置100Bに近接させる。ここで、無線通信装置100Bは、NFCを介して、無線通信装置100Bの機器情報及びサービスのケイパビリティ情報を無線通信装置100Aに送信する(S1803)。一例として、無線通信装置100Bが上記機器情報及び上記ケイパビリティ情報を発信しており、無線通信装置100Bに近接させられた無線通信装置100Aがこれらの情報を受信する。上記ケイパビリティ情報は、例えば、無線通信装置100Bが提供可能なサービス(例えば、ミラーリング、DLNA、等)を示す情報、及び提供中のサービスの終了(即ち、サービスの切断)の可否を示す情報(例えば、終了(終了可能)、継続(終了不可)、等)を含む。なお、無線通信装置100Bの機器情報及び/又はケイパビリティ情報が既に無線通信装置100Aに共有されている場合には、これらの情報は、無線通信装置100Bにより送信されなくてもよく、無線通信装置100Aにより受信されなくてもよい。
【0285】
そして、無線通信装置100Aは、ケイパビリティ情報から、サービスの終了が可能であることが分かると、サービスの切断を要求する(S1805)。この際に、例えば、無線通信装置100Aの機器情報も無線通信装置100Bに送信される。そして、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、サービスの切断処理を実行する(S1807、S1809)。そして、例えば、無線通信装置100A及び無線通信装置100Bは、P2P未設定の状態になる(S1811、S1813)。なお、無線通信装置100BがPersistent GOである場合には、この限りではない。
【0286】
このようなミラーリングサービスを切断するための処理により、ユーザが一方の無線通信装置100を他方の無線通信装置100に近接させるだけで、サービスの切断を行うことができる。即ち、容易な操作でサービスの切断が可能になる。
【0287】
(ミラーリングサービス割込み処理)
図42は、ミラーリングサービスに割り込むための処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
【0288】
まず、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間でミラーリングサービスが提供されている(S1821)。そして、ユーザは、無線通信装置100Cを無線通信装置100Bに近接させる。すると、無線通信装置100Aと無線通信装置100Cとの間では、図39におけるサービス開始処理と同様に、ミラーリングサービスを開始するための処理が実行される(S1823、S1825、S1841、S1843、S1845、S1847)。この例では、無線通信装置100BがPersistent GOである。そのため、Invitaion処理又はProvision Discovery処理が行われる(S1841)。その結果、無線通信装置100Cは、P2Pクライアントの状態になる。
【0289】
一方、無線通信装置100Aと無線通信装置100Cとの間でサービス開始のための処理が実行される際に、無線通信装置100Bは、無線通信装置100Aにサービスの切断(RTSP Teardown/P2P Disconnect)を要求する(S1827)。そして、無線通信装置100Aは、切断処理を実行し(S1829)、P2P未設定の状態になる(S1831)。また、無線通信装置100Bも切断処理を実行する(S1833)。
【0290】
このようなミラーリングサービスに割り込むための処理により、第3の無線通信装置100が近接されると、提供されているサービスが自動的に停止され、新たに当該第3の無線通信装置100へのサービスが開始される。即ち、容易な操作で自動的にサービスの割込みが可能になる。
【0291】
(ミラーリングサービス継続処理)
図43は、ミラーリングサービスを継続するための処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
【0292】
まず、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間でミラーリングサービスが提供されている(S1861)。そして、ユーザは、無線通信装置100Cを無線通信装置100Bに近接させる。ここで、無線通信装置100Bは、NFCを介して、無線通信装置100Bの機器情報及びサービスのケイパビリティ情報を無線通信装置100Cに送信する(S1863)。この時点で、無線通信装置100Bは、一時的にBusyであるので、ケイパビリティ情報には、サービスの終了の可否を示す情報として、「継続(終了不可)」が含まれている。また、例えば、ケイパビリティ情報には、提供可能なサービスを示す情報が含まれていない。
【0293】
サービスの終了が不可であるので、無線通信装置100Cは、サービスの継続要求を無線通信装置100Bに送信する(S1865)。当該継続要求は、いわゆる確認応答(Acknowledgement)として機能する。この際に、例えば、無線通信装置100Cの機器情報も無線通信装置100Bに送信される。そして、無線通信装置100Aと無線通信装置100Bとの間でミラーリングサービスは継続する(S1867)。
【0294】
このように無線通信装置100BがBusy状態にある場合には、新たなサービスの開始を回避することができる。
【0295】
なお、無線通信装置100CがBusy状態にある場合には、無線通信装置100Bのケイパビリティ情報の内容によらず、無線通信装置100Cは、サービスの継続要求を無線通信装置100Bに送信してもよい。このような処理によれば、無線通信装置100CがBusy状態にある場合にも、サービスの開始を回避することができる。
【0296】
<<9.ハードウェア構成>>
以上、本開示の各実施形態を説明した。上述した無線通信装置100による処理は、ソフトウェアと、以下に説明する無線通信装置100のハードウェアとの協働により実現される。
【0297】
図44は、無線通信装置100のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図44を参照すると、無線通信装置100は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)15、入力装置17、出力装置19、ストレージ装置21、ドライブ23、撮像装置25、及び通信装置27を備える。
【0298】
CPU11は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って無線通信装置100内の動作全般を制御する。また、CPU11は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM13は、CPU11が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM13は、CPU11の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバスにより相互に接続されている。
【0299】
入力装置17は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ及びレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU11に出力する入力制御回路などから構成されている。無線通信装置100のユーザは、該入力装置17を操作することにより、無線通信装置100に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
【0300】
出力装置19は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置及びランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置19は、スピーカ及びヘッドホンなどの音声出力装置を含む。例えば、表示装置は、撮像された画像や生成された画像などを表示する。一方、音声出力装置は、音声データ等を音声に変換して出力する。
【0301】
ストレージ装置21は、本実施形態にかかる無線通信装置100の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置21は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置及び記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。このストレージ装置21は、CPU11が実行するプログラムや各種データを格納する。
【0302】
ドライブ23は、記憶媒体用リーダライタであり、無線通信装置100に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ23は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体30に記録されている情報を読み出して、RAM15に出力する。また、ドライブ23は、リムーバブル記憶媒体30に情報を書き込むこともできる。
【0303】
撮像装置213は、光を集光する撮影レンズ及びズームレンズなどの撮像光学系、及びCCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの信号変換素子を備える。撮像光学系は、被写体から発せられる光を集光して信号変換部に被写体像を形成し、信号変換素子は、形成された被写体像を電気的な画像信号に変換する。
【0304】
通信装置27は、例えば、ネットワーク40に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタ−フェースである。また、通信装置27は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
【0305】
なお、ネットワーク40は、ネットワーク40に接続されている装置から送信される情報の有線、又は無線の伝送路である。例えば、ネットワーク40は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク12は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
【0306】
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
【0307】
例えば、Formation処理、Invitation処理、Provision Discovery処理、及び一方の無線通信装置にDropさせるための処理等での通信のために、OOBであるNFCが用いられる例、又はIn−Bandである無線通信(例えば、無線LAN通信)が用いられる例を説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、これらの処理での通信のためにOOBであるNFCが用いられる例では、NFCの代わりに、In−Bandである無線通信が用いられてもよい。より具体的には、これらの処理での通信のために、例えば、NFC及び無線通信との両方が用いられてもよく、又は無線通信のみが用いられても良い。また、例えば、これらの処理での通信のためにIn−Bandである無線通信が用いられる例では、無線通信の代わりに、OOBであるNFCが用いられてもよい。より具体的には、これらの処理での通信のために、例えば、NFC及び無線通信との両方が用いられてもよく、又はNFCのみが用いられても良い。
【0308】
また、一方の無線通信装置がユーザの操作により他方の無線通信装置に近接させられ、上記一方の無線通信装置がまず情報(状態情報、機器情報、サービス情報、等)を送信し、その後上記他方の無線通信装置が情報を送信する例が説明された。また、反対に、上記他方の無線通信装置が情報を送信し、その後上記一方の無線通信装置が情報を送信する例も説明された。しかし、本技術はかかる例に限定されない。これらの例において、情報の送信の順序は逆になってもよい。
【0309】
また、無線通信装置がNFCインターフェース又は読み取り専用のタグを備える例を説明したが、本技術はこの例に限られない。無線通信装置は、読み書き可能なタグを備えてもよい。この場合に、当該読み書き可能なタグは、別の無線通信装置に対して情報を発信し、別の無線通信装置から情報を書き込まれてもよい。また、無線通信装置のNFCインターフェースが、カードエミュレーションモードで動作してもよい。即ち、無線通信装置のNFCインターフェースは、読み書き可能なタグのように動作してもよい。
【0310】
また、本明細書の通信制御処理における処理ステップは、必ずしもフローチャートに記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、通信制御処理における処理ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
【0311】
また、通信制御装置、基地局又は端末装置に内蔵されるCPU、ROM及びRAM等のハードウェアに、上記通信制御装置、上記基地局又は上記端末装置の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
【0312】
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
無線通信による装置間の直接接続に関する第1の無線通信装置の状態を示す第1の状態情報、及び前記直接接続に関する第2の無線通信装置の状態を示す第2の状態情報を取得する取得部と、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報に基づいて、前記無線通信による前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との接続を確立させる制御部と、
を備え、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報のうちの少なくとも一方は、近接通信を介して取得される、
通信装置。
(2)
前記第1の無線通信装置は、前記直接接続の機能を有し、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、
前記(1)に記載の通信装置。
(3)
前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて各無線通信装置との前記直接接続を確立している第1の状態、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態の無線通信装置との前記直接接続を確立している第2の状態、及び前記直接接続を確立していない第3の状態のうちのいずれかであり、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態を、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態のうちのいずれか1つの状態から、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態のうちの別の状態へ変化させる、
前記(2)に記載の通信装置。
(4)
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記第1の状態又は前記第2の状態であり、且つ、前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置が、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて互いに通信可能ではない場合に、前記第1の無線通信装置の前記状態を、前記第1の状態又は前記第2の状態から前記第3の状態へ変化させる、前記(3)に記載の通信装置。
(5)
前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態であり、且つ、前記直接接続により形成される無線通信装置の別のグループにおいて前記第2の状態であることが可能である、前記(3)又は(4)に記載の通信装置。
(6)
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記直接接続により形成される無線通信装置の第1のグループにおいて前記第1の状態である場合に、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記第1のグループにおいて前記第1の状態であり、且つ前記直接接続により形成される無線通信装置の第2のグループにおいて前記第2の状態となるように、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、前記(5)に記載の通信装置。
(7)
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記直接接続により形成される無線通信装置の第1のグループにおいて前記第2の状態である場合に、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記第1のグループにおいて前記第2の状態であり、且つ前記直接接続により形成される無線通信装置の第2のグループにおいて前記第1の状態となるように、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、前記(5)又は(6)に記載の通信装置。
(8)
前記制御部は、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とを接続可能な、前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態の目標ペアを選択し、前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態が前記目標ペアになるように、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、前記(3)〜(7)に記載の通信装置。
(9)
前記制御部は、複数の前記目標ペアのうちのより優先度の高い目標ペアを選択する、前記(8)に記載の通信装置。
(10)
前記取得部は、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とを接続可能な、前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態の目標ペアを取得し、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態が前記目標ペアになるように、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、
前記(3)〜(7)に記載の通信装置。
(11)
前記第1の無線通信装置は、前記通信装置であり、
前記取得部は、近接通信を介して、前記第2の状態情報及び前記目標ペアを取得し、
前記制御部は、前記第1の状態情報が前記第2の無線通信装置に送信される前に、前記目標ペアに基づいて、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、
前記(10)に記載の通信装置。
(12)
前記第2の無線通信装置は、前記直接接続の機能を有さず、
前記第2の無線通信装置の前記状態は、前記直接接続の機能を有しない第4の状態であり、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態が前記第2の状態又は前記第3の状態である場合に、前記第1の無線通信装置の前記状態を、前記第2の状態又は前記第3の状態から前記第1の状態へ変化させる、
前記(3)〜(11)のいずれか1項に記載の通信装置。
(13)
前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置は、前記直接接続の機能を有さず、
前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態は、前記直接接続の機能を有しない第4の状態であり、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置に、同一のアクセスポイントとの接続を確立させる、
前記(1)に記載の通信装置。
(14)
前記制御部は、前記無線通信による前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との接続の確立後に、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との間でのサービスを開始するための処理を制御する、前記(1)〜(13)に記載の通信装置。
(15)
前記取得部は、前記サービスの開始に用いる情報を近接通信を介して取得し、
前記制御部は、前記サービスの開始に用いる前記情報に基づいて、前記サービスを開始するための処理を制御する、
前記(14)に記載の通信装置。
(16)
前記サービスの開始に用いる前記情報は、前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報のうちの前記少なくとも一方が近接通信を介して取得される際に、当該近接通信を介して取得される、前記(15)に記載の通信装置。
(17)
前記取得部は、前記直接接続に関する前記第1の無線通信装置の制約を示す第1の制約情報、及び前記直接接続に関する前記第2の無線通信装置の制約を示す第2の制約情報をさらに取得し、
前記第1の状態情報及び第1の制約情報の組合せ、並びに前記第2の状態情報及び第2の制約情報の組合せのうちの少なくとも一方の組合せは、近接通信を介して取得される、
前記(3)〜(12)のいずれか1項に記載の通信装置。
(18)
前記第1の制約情報は、
前記第1の無線通信装置が、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態であり、且つ、前記直接接続により形成される無線通信装置の別のグループにおいて前記第2の状態であることが可能であるか、を示す情報、
前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態である場合に、当該グループにさらなる無線通信装置が加わることが可能であるか、を示す情報、
前記第1の無線通信装置がアクセスポイントと同等な端末として動作可能であるかを示す情報、及び、
前記第1の無線通信装置が別の無線通信装置とアクセスポイントとの接続を確立させることが可能であるかを示す情報
のうちの少なくとも1つを含む、
前記(17)に記載の通信装置。
(19)
前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置のうちの一方は、前記通信装置であり、
前記第1の無線通信装置が前記通信装置である場合に、前記第2の状態情報が近接通信を介して取得され、前記第2の無線通信装置が前記通信装置である場合に、前記第1の状態情報が近接通信を介して取得される、
前記(1)〜(18)のいずれか1項に記載の通信装置。
(20)
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報の両方が近接通信を介して取得される、前記(1)〜(10)及び(12)〜(18)のいずれか1項に記載の通信装置。
(21)
前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置は、前記直接接続の機能を有さず、
前記通信装置は、無線通信を行う無線通信部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置と前記通信装置との接続、及び前記第2の無線通信装置と前記通信装置との接続を確立し、前記無線通信部に、前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置の一方からのデータを、前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置の他方へ転送させる、
前記(20)に記載の通信装置。
(22)
前記無線通信は、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)通信であり、
前記直接接続は、Wi−Fi Directに準拠した直接接続である、
前記(1)〜(21)のいずれか1項に記載の通信装置。
(23)
無線通信による装置間の直接接続に関する第1の無線通信装置の状態を示す第1の状態情報、及び前記直接接続に関する第2の無線通信装置の状態を示す第2の状態情報を取得することと、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報に基づいて、前記無線通信による前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との接続を確立させることと、
を含み、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報のうちの少なくとも一方は、近接通信を介して取得される、
通信制御方法。
(24)
コンピュータを、
無線通信による装置間の直接接続に関する第1の無線通信装置の状態を示す第1の状態情報、及び前記直接接続に関する第2の無線通信装置の状態を示す第2の状態情報を取得する取得部と、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報に基づいて、前記無線通信による前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との接続を確立させる制御部と、
として機能させ、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報のうちの少なくとも一方は、近接通信を介して取得される、
プログラム。
【符号の説明】
【0313】
100 無線通信装置
110 無線アンテナ
120 NFCアンテナ
130 無線LANインタ−フェース
140 NFCインタ−フェース
150 メモリ
160 制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20A
図20B
図21A
図21B
図22A
図22B
図23A
図23B
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33A
図33B
図33C
図34
図35
図36
図37
図38
図39
図40
図41
図42
図43
図44

【手続補正書】
【提出日】2013年8月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信による装置間の直接接続に関する第1の無線通信装置の状態を示す第1の状態情報、及び前記直接接続に関する第2の無線通信装置の状態を示す第2の状態情報を取得する取得部と、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報に基づいて、前記無線通信による前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との接続を確立させる制御部と、
を備え、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報のうちの少なくとも一方は、近接通信を介して取得され、
前記第1の無線通信装置は、前記直接接続の機能を有し、
前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて各無線通信装置との前記直接接続を確立している第1の状態、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態の無線通信装置との前記直接接続を確立している第2の状態、及び前記直接接続を確立していない第3の状態のうちのいずれかであり、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態を、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態のうちのいずれか1つの状態から、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態のうちの別の状態へ変化させ、
前記第1の無線通信装置の前記状態が前記第3の状態であり、前記第2の無線通信装置の前記状態が前記第3の状態である場合には、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との直接接続の確立に伴って、前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記第3の状態から前記第1の状態又は前記第2の状態へ遷移し、
前記第1の無線通信装置の前記状態が前記第3の状態であり、前記第2の無線通信装置の前記状態が前記第1の状態である場合には、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との直接接続の確立に伴って、前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記第3の状態から前記第2の状態へ遷移する、
通信装置。
【請求項2】
(削除)
【請求項3】
(削除)
【請求項4】
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記第1の状態又は前記第2の状態であり、且つ、前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置が、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて互いに通信可能ではない場合に、前記第1の無線通信装置の前記状態を、前記第1の状態又は前記第2の状態から前記第3の状態へ変化させる、請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態であり、且つ、前記直接接続により形成される無線通信装置の別のグループにおいて前記第2の状態であることが可能である、請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記直接接続により形成される無線通信装置の第1のグループにおいて前記第1の状態である場合に、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記第1のグループにおいて前記第1の状態であり、且つ前記直接接続により形成される無線通信装置の第2のグループにおいて前記第2の状態となるように、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、請求項5に記載の通信装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記直接接続により形成される無線通信装置の第1のグループにおいて前記第2の状態である場合に、前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記第1のグループにおいて前記第2の状態であり、且つ前記直接接続により形成される無線通信装置の第2のグループにおいて前記第1の状態となるように、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、請求項5に記載の通信装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とを接続可能な、前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態の目標ペアを選択し、前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態が前記目標ペアになるように、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、請求項1に記載の通信装置。
【請求項9】
前記制御部は、複数の前記目標ペアのうちのより優先度の高い目標ペアを選択する、請求項8に記載の通信装置。
【請求項10】
前記取得部は、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置とを接続可能な、前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態の目標ペアを取得し、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態及び前記第2の無線通信装置の前記状態が前記目標ペアになるように、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項11】
前記第1の無線通信装置は、前記通信装置であり、
前記取得部は、近接通信を介して、前記第2の状態情報及び前記目標ペアを取得し、
前記制御部は、前記第1の状態情報が前記第2の無線通信装置に送信される前に、前記目標ペアに基づいて、前記第1の無線通信装置の前記状態を変化させる、
請求項10に記載の通信装置。
【請求項12】
前記第2の無線通信装置は、前記直接接続の機能を有さず、
前記第2の無線通信装置の前記状態は、前記直接接続の機能を有しない第4の状態であり、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態が前記第2の状態又は前記第3の状態である場合に、前記第1の無線通信装置の前記状態を、前記第2の状態又は前記第3の状態から前記第1の状態へ変化させる、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項13】
(削除)
【請求項14】
前記制御部は、前記無線通信による前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との接続の確立後に、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との間でのサービスを開始するための処理を制御する、請求項1に記載の通信装置。
【請求項15】
前記取得部は、前記サービスの開始に用いる情報を近接通信を介して取得し、
前記制御部は、前記サービスの開始に用いる前記情報に基づいて、前記サービスを開始するための処理を制御する、
請求項14に記載の通信装置。
【請求項16】
前記サービスの開始に用いる前記情報は、前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報のうちの前記少なくとも一方が近接通信を介して取得される際に、当該近接通信を介して取得される、請求項15に記載の通信装置。
【請求項17】
前記取得部は、前記直接接続に関する前記第1の無線通信装置の制約を示す第1の制約情報、及び前記直接接続に関する前記第2の無線通信装置の制約を示す第2の制約情報をさらに取得し、
前記第1の状態情報及び第1の制約情報の組合せ、並びに前記第2の状態情報及び第2の制約情報の組合せのうちの少なくとも一方の組合せは、近接通信を介して取得される、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項18】
前記第1の制約情報は、
前記第1の無線通信装置が、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態であり、且つ、前記直接接続により形成される無線通信装置の別のグループにおいて前記第2の状態であることが可能であるか、を示す情報、
前記第1の無線通信装置の前記状態が、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態である場合に、当該グループにさらなる無線通信装置が加わることが可能であるか、を示す情報、
前記第1の無線通信装置がアクセスポイントと同等な端末として動作可能であるかを示す情報、及び、
前記第1の無線通信装置が別の無線通信装置とアクセスポイントとの接続を確立させることが可能であるかを示す情報
のうちの少なくとも1つを含む、
請求項17に記載の通信装置。
【請求項19】
前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置のうちの一方は、前記通信装置であり、
前記第1の無線通信装置が前記通信装置である場合に、前記第2の状態情報が近接通信を介して取得され、前記第2の無線通信装置が前記通信装置である場合に、前記第1の状態情報が近接通信を介して取得される、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項20】
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報の両方が近接通信を介して取得される、請求項1に記載の通信装置。
【請求項21】
前記通信装置は、無線通信を行う無線通信部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置と前記通信装置との接続、及び前記第2の無線通信装置と前記通信装置との接続を確立し、前記無線通信部に、前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置の一方からのデータを、前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置の他方へ転送させる、
請求項20に記載の通信装置。
【請求項22】
前記無線通信は、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)通信であり、
前記直接接続は、Wi−Fi Directに準拠した直接接続である、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項23】
通信制御方法であって、
無線通信による装置間の直接接続に関する第1の無線通信装置の状態を示す第1の状態情報、及び前記直接接続に関する第2の無線通信装置の状態を示す第2の状態情報を取得することと、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報に基づいて、前記無線通信による前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との接続を確立させることと、
を含み、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報のうちの少なくとも一方は、近接通信を介して取得され、
前記第1の無線通信装置は、前記直接接続の機能を有し、
前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて各無線通信装置との前記直接接続を確立している第1の状態、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態の無線通信装置との前記直接接続を確立している第2の状態、及び前記直接接続を確立していない第3の状態のうちのいずれかであり、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報に基づいて前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との前記接続を確立させることは、前記第1の無線通信装置の前記状態を、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態のうちのいずれか1つの状態から、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態のうちの別の状態へ変化させること、を含み、
前記第1の無線通信装置の前記状態が前記第3の状態であり、前記第2の無線通信装置の前記状態が前記第3の状態である場合には、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との直接接続の確立に伴って、前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記第3の状態から前記第1の状態又は前記第2の状態へ遷移し、
前記第1の無線通信装置の前記状態が前記第3の状態であり、前記第2の無線通信装置の前記状態が前記第1の状態である場合には、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との直接接続の確立に伴って、前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記第3の状態から前記第2の状態へ遷移する、
通信制御方法。
【請求項24】
コンピュータを、
無線通信による装置間の直接接続に関する第1の無線通信装置の状態を示す第1の状態情報、及び前記直接接続に関する第2の無線通信装置の状態を示す第2の状態情報を取得する取得部と、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報に基づいて、前記無線通信による前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との接続を確立させる制御部と、
として機能させ、
前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報のうちの少なくとも一方は、近接通信を介して取得され、
前記第1の無線通信装置は、前記直接接続の機能を有し、
前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて各無線通信装置との前記直接接続を確立している第1の状態、前記直接接続により形成される無線通信装置のグループにおいて前記第1の状態の無線通信装置との前記直接接続を確立している第2の状態、及び前記直接接続を確立していない第3の状態のうちのいずれかであり、
前記制御部は、前記第1の無線通信装置の前記状態を、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態のうちのいずれか1つの状態から、前記第1の状態、前記第2の状態及び前記第3の状態のうちの別の状態へ変化させ、
前記第1の無線通信装置の前記状態が前記第3の状態であり、前記第2の無線通信装置の前記状態が前記第3の状態である場合には、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との直接接続の確立に伴って、前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記第3の状態から前記第1の状態又は前記第2の状態へ遷移し、
前記第1の無線通信装置の前記状態が前記第3の状態であり、前記第2の無線通信装置の前記状態が前記第1の状態である場合には、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との直接接続の確立に伴って、前記第1の無線通信装置の前記状態は、前記第3の状態から前記第2の状態へ遷移する、
プログラム。
【請求項25】
前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との前記直接接続の確立の際に使用される通信チャネルは、近接通信を介して指定される、請求項1に記載の通信装置。
【国際調査報告】