特表-18096805IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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再表2018-96805被監視者監視装置用設定装置および該方法ならびに被監視者監視システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2018年5月31日
【発行日】2019年10月17日
(54)【発明の名称】被監視者監視装置用設定装置および該方法ならびに被監視者監視システム
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/18 20060101AFI20190920BHJP
   G08B 25/04 20060101ALI20190920BHJP
   G08B 21/02 20060101ALI20190920BHJP
【FI】
   H04N7/18 D
   G08B25/04 K
   G08B21/02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】38
【出願番号】特願2018-552444(P2018-552444)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2017年10月6日
(31)【優先権主張番号】特願2016-228280(P2016-228280)
(32)【優先日】2016年11月24日
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100067828
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 悦司
(74)【代理人】
【識別番号】100115381
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 昌崇
(74)【代理人】
【識別番号】100111453
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻井 智
(72)【発明者】
【氏名】小島 和浩
(72)【発明者】
【氏名】山下 敏行
【テーマコード(参考)】
5C054
5C086
5C087
【Fターム(参考)】
5C054CA04
5C054CA05
5C054CC02
5C054CE16
5C054DA09
5C054EA05
5C054FC12
5C054FC13
5C054FE01
5C054FE21
5C054GB05
5C054GB06
5C054GB12
5C054GD09
5C054HA12
5C054HA19
5C086AA22
5C086AA49
5C086BA01
5C086BA07
5C086CA28
5C086CB36
5C086DA14
5C086DA33
5C086FA18
5C087AA02
5C087AA03
5C087AA09
5C087AA10
5C087AA21
5C087AA25
5C087BB03
5C087BB20
5C087BB74
5C087DD03
5C087DD24
5C087DD29
5C087DD30
5C087EE14
5C087EE18
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF16
5C087GG02
5C087GG08
5C087GG19
5C087GG28
5C087GG66
5C087GG70
5C087GG83
(57)【要約】
本発明にかかる、被監視者監視装置における所定のパラメータを設定する被監視者監視装置用設定装置および該方法は、被監視者が居る場所の対象画像を取得し、動作モードが前記所定のパラメータを設定する設定モードである場合に、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、前記対象画像を表示部に表示する。そして、本発明にかかる被監視者監視システムは、このような被監視者監視装置用設定装置を用いる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被監視者を監視する被監視者監視装置における、予め規定された所定のパラメータを設定する被監視者監視装置用設定装置であって、
前記被監視者が居る場所を撮像対象とした対象画像を取得する画像取得部と、
表示を行う表示部と、
前記画像取得部で取得した対象画像を前記表示部に表示する画像表示処理部と、
動作モードが、前記所定のパラメータを設定する設定モードである場合に、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する侵害判定処理部と、
前記侵害判定処理部の判定結果に基づいて、前記対象画像を前記表示部に表示する表示処理部とを備える、
被監視者監視装置用設定装置。
【請求項2】
前記侵害判定処理部は、前記対象画像のうちの人物の画像を除く背景画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第1サブ侵害判定処理部を備え、
前記表示処理部は、前記第1サブ侵害判定処理部でプライバシーを侵害する画像であると判定された場合に、前記背景画像のうちの、前記第1サブ侵害判定処理部で前記プライバシーを侵害すると判定された画像を含む所定の範囲の部分画像に対し所定の画像処理を実行することによって第1加工画像を生成し、前記生成した第1加工画像を前記対象画像とする第1画像加工処理部を備える、
請求項1に記載の被監視者監視装置用設定装置。
【請求項3】
前記被監視者が前記場所に居るか否かを表す被監視者所在情報を記憶する被監視者所在情報記憶部をさらに備え、
前記侵害判定処理部は、前記被監視者所在情報記憶部に記憶された被監視者所在情報に基づいて前記被監視者が前記場所に居るか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第2サブ侵害判定処理部を備える、
請求項1または請求項2に記載の被監視者監視装置用設定装置。
【請求項4】
前記侵害判定処理部は、前記対象画像のうちの人物の画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第3サブ侵害判定処理部を備える、
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の被監視者監視装置用設定装置。
【請求項5】
前記対象画像を参照できる許可者を表す許可者情報を記憶する許可者情報記憶部をさらに備え、
前記侵害判定処理部は、前記許可者情報記憶部に記憶された許可者情報に基づいて、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第4サブ侵害判定処理部を備える、
請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の被監視者監視装置用設定装置。
【請求項6】
前記侵害判定処理部は、所定の領域ごとに、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第5サブ侵害判定処理部を備える、
請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の被監視者監視装置用設定装置。
【請求項7】
前記所定の領域は、互いに大きさの異なる複数の領域である、
請求項6に記載の被監視者監視装置用設定装置。
【請求項8】
前記対象画像における前記場所を撮像した画像の第1領域を表す第1領域情報を記憶する領域情報記憶部をさらに備え、
前記第5サブ侵害判定処理部は、前記第1領域の画像に人物の画像があるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する、
請求項6または請求項7に記載の被監視者監視装置用設定装置。
【請求項9】
前記領域情報記憶部は、前記被監視者が生活に利用する第2領域を表す第2領域情報をさらに記憶し、
前記第5サブ侵害判定処理部は、前記第2領域の画像に人物の画像があるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かをさらに判定し、
前記表示処理部は、前記第5サブ侵害判定処理部で、前記第1領域の画像に人物の画像があると判定され、かつ、前記第2領域の画像に人物の画像がないと判定された場合に、前記第1領域の画像内であって前記第2領域の外側の画像に対し所定の画像処理を実行することによって第2加工画像を生成し、前記生成した第2加工画像を前記対象画像とする第2画像加工処理部を備える、
請求項8に記載の被監視者監視装置用設定装置。
【請求項10】
前記領域情報記憶部は、予め規定された第3領域を表す第3領域情報をさらに記憶し、
前記第5サブ侵害判定処理部は、前記第3領域の画像に人物の画像があるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かをさらに判定し、
前記表示処理部は、前記第5サブ侵害判定処理部で、前記第1領域の画像に人物の画像があると判定され、かつ、前記第2領域の画像に人物の画像があると判定され、かつ、前記第3領域の画像に人物の画像がないと判定された場合に、前記第1領域と前記第2領域を合わせた領域の画像で、かつ前記第3領域の外側の画像に対し所定の画像処理を実行することによって第3加工画像を生成し、前記生成した第3加工画像を前記対象画像とする第3画像加工処理部を備える、
請求項9に記載の被監視者監視装置用設定装置。
【請求項11】
前記被監視者を画像から識別するための被監視者識別情報を記憶する人物識別情報記憶部をさらに備え、
前記侵害判定処理部は、前記第5サブ侵害判定処理部で、前記第1領域の画像に人物の画像があると判定され、かつ、前記第2領域の画像に人物の画像があると判定され、かつ、前記第3領域の画像に人物の画像があると判定された場合に、前記人物識別情報記憶部に記憶された被監視者識別情報に基づいて、前記人物の画像が、前記被監視者の画像であるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第6サブ侵害判定処理部を備える、
請求項10に記載の被監視者監視装置用設定装置。
【請求項12】
前記侵害判定処理部は、前記対象画像を前記表示部に表示する際における前記対象画像の画像解像度が所定の閾値以上であるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第7サブ侵害判定処理部を備える、
請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の被監視者監視装置用設定装置。
【請求項13】
被監視者を監視する被監視者監視装置における、予め規定された所定のパラメータを設定する被監視者監視装置用設定方法であって、
前記被監視者が居る場所を撮像対象とした対象画像を取得する画像取得工程と、
前記画像取得工程で取得した対象画像を表示部に表示する画像表示処理工程とを備え、
前記画像表示処理工程は、
動作モードが、前記所定のパラメータを設定する設定モードである場合に、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する侵害判定処理工程と、
前記侵害判定処理工程の判定結果に基づいて、前記対象画像を前記表示部に表示する表示処理工程とを備える、
被監視者監視装置用設定方法。
【請求項14】
被監視者を監視する被監視者監視装置と、前記被監視者監視装置に通信可能に接続され、前記被監視者監視装置の監視結果の通知を受ける端末装置とを備える被監視者監視システムであって、
前記被監視者が居る場所を撮像対象とした対象画像を取得する画像取得部と、
表示を行う表示部と、
前記画像取得部で取得した対象画像を前記表示部に表示する画像表示処理部と、
動作モードが、前記所定のパラメータを設定する設定モードである場合に、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する侵害判定処理部と、
前記侵害判定処理部の判定結果に基づいて、前記対象画像を前記表示部に表示する表示処理部とをさらに備える、
被監視者監視システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、監視すべき監視対象である被監視者を監視する被監視者監視装置における所定のパラメータを設定する被監視者監視装置用設定装置および被監視者監視装置用設定方法に関する。そして、本発明は、前記被監視者監視装置用設定装置を用いた、前記被監視者を複数の機器を用いて監視する被監視者監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年の我が国(日本)のような高齢化社会では、病気や怪我や高齢等による要看護者や要介護者(要看介護者)の増加が今後さらに見込まれる。要看介護者は、病院や、老人福祉施設等の施設に入所し、その看護や介護を受ける。このような施設では、看護師や介護士(看介護者)が、定期的に巡視することによってその安否や様子を確認している。
【0003】
しかしながら、要看介護者の増加数に対し看介護者の増加数が追い付かずに、看護業界や介護業界では、慢性的に人手不足になっている。さらに、日勤の時間帯に較べ、準夜勤や夜勤の時間帯では、看介護者の人数が減るため、一人当たりの業務負荷が増大するので、前記業務負荷の軽減が要請される。
【0004】
このような人手不足や看介護者の負担を軽減するため、看護業務や介護業務を補完する技術が求められている。このため、近年では、要看介護者の、監視すべき監視対象である被監視者を監視(モニタ)する被監視者監視技術が研究、開発されている。
【0005】
このような被監視者監視技術の1つとして、例えば、特許文献1に、被監視者監視システムが開示されている。この特許文献1に開示された被監視者監視システムは、画像に基づいて、例えば起床および転落等の、予め定められた所定のイベント(事象)が被監視者に生じたか否かを判定し、前記所定のイベントが被監視者に生じたと判定した場合に、その判定結果を受信装置(端末装置)へ通知している。このような被監視者監視システムでは、前記所定のイベントを適切に判定するために、例えば画像から被監視者を抽出するための撮像条件、前記判定の際にノイズとなるもの、および、前記判定のための閾値(判定閾値)等の、所定のパラメータを設定する必要がある。前記判定の際にノイズとなるものには、例えば、前記被監視者である動体と誤認し易いカーテンの画像領域等が含まれる。このようなパラメータの設定には、その知識が必要となるため、被監視者自身が前記パラメータを設定することは、難しく、前記被監視者とは別の設定者が前記パラメータを設定することになる。前記設定者は、前記被監視者に応じて前記所定のイベントを適切に判定するために、対象領域の画像を参照しながら前記パラメータを設定することが好ましい。しかしながら、前記対象領域は、通常、例えば老人福祉施設の居室や病院の病室等の、前記被監視者の居住空間(あるいは居所空間)であることが多い。このため、前記被監視者のプライバシーの保護が要請される。
【0006】
この画像のプライバシーの保護に関し、例えば、特許文献2に、撮像装置が開示されている。この特許文献2に開示された撮像装置は、被写体を撮影することによって元画像を取得し、前記元画像中の特定領域内の画像に対して可逆型の加工処理を施すことにより、前記元画像から加工画像を生成し、前記加工画像と、前記加工画像から前記元画像を復元するために必要な復元処理の内容を特定する復元用情報と、を互いに関連付けて格納した画像ファイルを記録する。そして、前記特許文献2に開示された前記撮像装置は、前記復元用情報に従って前記加工画像から前記元画像を復元してそれを視認可能な状態にすることに対する許可/禁止を切替制御するための権限管理情報を、さらに、前記加工画像および前記復元用情報に関連付けて前記画像ファイルに格納している。
【0007】
一方、安否確認の点では、一人暮らしの独居者も前記要看護者等と同様であり、監視対象である被監視者となる。
【0008】
ところで、前記特許文献2に開示された撮像装置では、閲覧者に応じて権限管理情報が規定されている。このため、前記特許文献2に開示された撮像装置を被監視者監視システムに適用した場合、所定のパラメータを設定する際に、前記設定者に前記許可の権限管理情報が規定されていると、前記設定者は、元画像(この場合では元画像は前記対象領域の画像となる)を視認可能となり、被監視者のプライバシーを前記設定者から保護できなくなる虞がある。一方で、設定者に適切な権限管理情報が規定されない場合、設定が完了できずシステムを稼働できない虞もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】国際公開第WO2016/093274号パンフレット
【特許文献2】特開2009−33738号公報
【発明の概要】
【0010】
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、被監視者のプライバシーをより適切に保護できる被監視者監視装置用設定装置および被監視者監視装置用設定方法ならびにこれを用いた被監視者監視システムを提供することである。
【0011】
上述した目的を実現するために、本発明の一側面を反映した、被監視者監視装置における所定のパラメータを設定する被監視者監視装置用設定装置および該方法は、被監視者が居る場所の対象画像を取得し、動作モードが前記所定のパラメータを設定する設定モードである場合に、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、前記対象画像を表示部に表示する。そして、本発明にかかる被監視者監視システムは、このような被監視者監視装置用設定装置を用いる。
【0012】
発明の1または複数の実施形態により与えられる利点および特徴は、以下に与えられる詳細な説明および添付図面から十分に理解される。これら詳細な説明及び添付図面は、例としてのみ与えられるものであり本発明の限定の定義として意図されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】実施形態における被監視者監視システムの構成を示す図である。
図2】前記被監視者監視システムにおける、実施形態の被監視者監視装置用設定装置が組み込まれた固定端末装置の構成を示す図である。
図3】対象画像に設定される第1ないし第3領域を説明するための図である。
図4】前記固定端末装置における、設定モードに関する動作を示すフローチャートである。
図5】前記固定端末装置における、設定モードに関する動作を示すフローチャートである。
図6】前記固定端末装置に表示されるメイン画面の一例を示す図である。
図7】前記固定端末装置に表示される第1設定画面の一例を示す図である。
図8】前記固定端末装置に表示される第2設定画面の一例を示す図である。
図9】前記固定端末装置に表示される監視情報画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の1または複数の実施形態が説明される。しかしながら、発明の範囲は、開示された実施形態に限定されない。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
【0015】
本実施形態における被監視者監視装置用設定装置は、監視すべき(見守るべき)監視対象(見守り対象)である被監視者(見守り対象者)Obを監視する被監視者監視装置における、予め規定された所定のパラメータを設定する装置である。そして、本実施形態では、前記被監視者監視装置用設定装置は、被監視者Obが居る場所を撮像対象とした対象画像を取得する画像取得部と、表示を行う表示部と、前記画像取得部で取得した対象画像を前記表示部に表示する画像表示処理部とを備える。前記画像表示処理部は、動作モードが、前記所定のパラメータを設定する設定モードである場合に、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する侵害判定処理部と、前記侵害判定処理部の判定結果に基づいて、前記対象画像を前記表示部に表示する表示処理部とを備える。
【0016】
このような本実施形態における被監視者監視装置用設定装置について、被監視者Obを複数の機器を用いて監視する被監視者監視システムを用いて、説明する。前記被監視者監視システムは、より具体的には、被監視者Obを監視する被監視者監視装置と、前記被監視者監視装置に通信可能に接続され、前記被監視者監視装置の監視結果の通知を受ける端末装置とを備え、本実施形態では、さらに、被監視者監視装置用設定装置を備える。前記被監視者監視装置は、一体の1つの装置であって良いが、本実施形態では、別体の複数の装置で構成されている。より具体的には、前記被監視者監視装置は、センサ装置と、管理サーバ装置とを備える。前記センサ装置は、被監視者Obに関わる、予め規定された、所定のイベント(事象)を検知する装置である。前記管理サーバ装置は、前記センサ装置および前記端末装置それぞれと通信可能に接続され、前記センサ装置から前記検知した所定のイベントの通知を受けると、前記所定のイベントを管理するとともに前記所定のイベントを前記センサ装置に対応付けられた所定の端末装置へ通知する装置である。前記端末装置は、1種類の装置であって良いが、本実施形態態では、前記端末装置は、固定端末装置と携帯端末装置との2種類の装置である。これら固定端末装置と携帯端末装置との主な相違は、固定端末装置が固定的に運用される一方、携帯端末装置が例えば看護師や介護士等の監視者(ユーザ)に携行されて運用される点であり、これら固定端末装置と携帯端末装置とは、略同様である。
【0017】
そして、このような被監視者監視システムにおいて、前記被監視者監視装置用設定装置は、被監視者監視装置(本実施形態ではセンサ装置および管理サーバ装置)および端末装置(本実施形態では固定端末装置および携帯端末装置)と別体の1つの装置であって良く、あるいは、前記被監視者監視装置に組み込まれて良く(前記被監視者監視装置と前記被監視者監視装置用設定装置とは一体であって良く)、前記端末装置に組み込まれて良い(前記端末装置と前記被監視者監視装置用設定装置とは一体であって良い)。例えば、前記被監視者監視装置用設定装置は、前記管理サーバ装置に組み込まれる。また例えば、前記被監視者監視装置用設定装置は、前記携帯端末装置に組み込まれる。以下では、前記被監視者監視装置用設定装置が前記固定端末装置に組み込まれる場合について、より具体的に説明する。
【0018】
図1は、実施形態における被監視者監視システムの構成を示す図である。図2は、前記被監視者監視システムにおける、実施形態の被監視者監視装置用設定装置が組み込まれた固定端末装置の構成を示す図である。図3は、対象画像に設定される第1ないし第3領域を説明するための図である。
【0019】
より具体的には、被監視者監視システムMSは、例えば、図1に示すように、1または複数のセンサ装置SU(SU−1〜SU−4)と、管理サーバ装置SVと、固定端末装置SPと、1または複数の携帯端末装置TA(TA−1、TA−2)と、構内交換機(PBX、Private branch exchange)CXとを備え、これらは、有線や無線で、LAN(Local Area Network)等の網(ネットワーク、通信回線)NWを介して通信可能に接続される。ネットワークNWは、通信信号を中継する例えばリピーター、ブリッジおよびルーター等の中継機が備えられても良い。図1に示す例では、これら複数のセンサ装置SU−1〜SU−4、管理サーバ装置SV、固定端末装置SP、複数の携帯端末装置TA−1、TA−2および構内交換機CXは、L2スイッチの集線装置(ハブ、HUB)LSおよびアクセスポイントAPを含む有線および無線の混在したLAN(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN等)NWによって互いに通信可能に接続されている。より詳しくは、複数のセンサ装置SU−1〜SU−4、管理サーバ装置SV、固定端末装置SPおよび構内交換機CXは、集線装置LSに接続され、複数の携帯端末装置TA−1、TA−2は、アクセスポイントAPを介して集線装置LSに接続されている。そして、ネットワークNWは、TCP(Transmission control protocol)およびIP(Internet protocol)等のインターネットプロトコル群が用いられることによっていわゆるイントラネットを構成する。
【0020】
構内交換機(回線切換機)CXは、ネットワークNWに接続され、携帯端末装置TA同士における発信、着信および通話等の内線電話の制御を行って前記携帯端末装置TA同士の内線電話を実施し、そして、例えば固定電話網や携帯電話網等の公衆電話網PNを介して例えば固定電話機や携帯電話機等の外線電話機TLに接続され、外線電話機TLと携帯端末装置TAとの間における発信、着信および通話等の外線電話の制御を行って外線電話機TLと携帯端末装置TAとの間における外線電話を実施する装置である。構内交換機CXは、例えば、デジタル交換機や、IP−PBX(Internet Protocol Private Branch eXchange)等である。
【0021】
被監視者監視システムMSは、被監視者Obに応じて適宜な場所に配設される。被監視者(見守り対象者)Obは、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする者や、身体能力の低下等によって介護を必要とする者や、一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見と早期対処とを可能にする観点から、被監視者Obは、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合にその発見を必要としている者であることが好ましい。このため、被監視者監視システムMSは、被監視者Obの種類に応じて、病院、老人福祉施設および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、被監視者監視システムMSは、複数の被監視者Obが入居する複数の居室RMや、ナースステーション等の複数の部屋を備える介護施設の建物に配設されている。
【0022】
センサ装置SUは、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAと通信する通信機能等を備え、被監視者Obに関わる、予め規定された所定のイベント(事象)を検知して管理サーバ装置SVへ通知(送信)する装置である。前記所定のイベントは、好適には対処が必要な所定のイベントであり、例えば、本実施形態では、被監視者Obにおける予め規定された所定の行動およびナースコール(NC)である。より具体的には、センサ装置SUは、例えば、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAと通信するための通信インターフェース回路(例えばLANカード等)、被監視者Obを上方(好ましくは直上(例えば天井))から撮像して画像を生成する画像センサ(例えば可視カメラや近赤外カメラ等)、前記画像センサの出力(画像)に基づいて被監視者Obにおける予め規定された所定の行動を前記所定のイベントの一例として検知して管理サーバ装置SVへ通知する行動検知処理回路、ナースコールを前記所定のイベントの他の一例として受け付けて管理サーバ装置SVへ通知するナースコール処理回路、端末装置SP、TA等との間で音声通話を行う通話処理回路、前記画像センサの出力(画像(静止画および動画を含む))を所定の他の装置SV、SP、TAへ送信する画像送信処理回路、これらを制御する制御回路、および、例えば記憶素子等の、その周辺回路を備えて構成される。
【0023】
前記所定の行動は、例えば、被監視者Obが寝具に入った入床、被監視者Obが起きた起床、被監視者Obが寝具から離れた離床、および、被監視者Obが倒れた転倒の4つの行動である。なお、前記転倒には、被監視者Obが寝具から落ちた転落が含まれて良く、あるいは、前記転倒とは別途に、前記所定の行動には、前記転落が含まれて良い。前記行動検知処理回路は、例えば、前記画像センサで撮像した画像(対象画像)に基づいて被監視者Obの頭部を検出し、この検出した被監視者Obの頭部における大きさの時間変化に基づいて被監視者Obの起床および転倒を検知し、前記画像センサで撮像した対象画像に基づいて被監視者Obを検出し、この検出した被監視者Obと寝具との重なり具合(重なり領域の大きさ)に基づいて被監視者Obの離床および入床を検知する。より詳しくは、まず、画像上で例えばベッドやふとん等の寝具BDが置かれている寝具BDの所在領域、寝具BDの所在領域内における横臥姿勢の頭部の大きさと座位姿勢の頭部の大きさとを識別するための第1閾値Th1、および、寝具BDの所在領域を除く居室RM内における横臥姿勢の頭部の大きさであるか否かを識別するための第2閾値Th2が記憶される。前記行動検知処理回路は、対象画像から例えば背景差分法やフレーム差分法によって被監視者Obの人物の領域として動体領域を抽出する。続いて、前記行動検知処理回路は、この抽出した動体領域から、例えば円形や楕円形のハフ変換によって、また例えば予め用意された頭部のモデルを用いたパターンマッチングによって、また例えば頭部検出用に学習したニューラルネットワークによって、被監視者Obの頭部領域を抽出する。そして、前記行動検知処理回路は、この抽出した頭部の位置および大きさから起床および転倒を検知する。例えば、前記行動検知処理回路は、この抽出した頭部の位置が寝具BDの所在領域内であって、前記抽出した頭部の大きさが前記第1閾値Th1を用いることによって横臥姿勢の大きさから座位姿勢の大きさへ時間変化した場合には、起床と判定し、前記起床を検知する。例えば、前記行動検知処理回路は、この抽出した頭部の位置が寝具BDの所在領域を除く居室RM内であって、前記抽出した頭部の大きさが前記第2閾値Th2を用いることによって或る大きさから横臥姿勢の大きさへ時間変化した場合には、転倒と判定し、前記転倒を検知する。そして、前記行動検知処理回路は、対象画像から上述のように抽出した動体領域と寝具BDの所在領域とが重なった重なり領域を検出し、この重なり領域の時間変化から離床および入床を検知する。例えば、前記行動検知処理回路は、この検出した重なり領域が存在する状態から、前記重なり領域が存在しなくなった状態へ時間変化した場合には、離床と判定し、前記離床を検知する。例えば、前記行動検知処理回路は、この検出した重なり領域が存在しない状態から、前記重なり領域の存在の検出を介して、前記重なり領域全体が寝具BDの所在領域内で重なった状態(すなわち、前記動体領域が前記寝具BDの所在領域内に完全に包含された状態)へ時間変化した場合には、入床と判定し、前記入床を検知する。
【0024】
このように前記行動検知処理回路によって前記所定の行動を被監視者Obに応じてより適切に検知するために、本実施形態では、後述するように、固定端末装置SPに組み込まれた被監視者監視装置用設定装置によって、所定のパラメータとして、前記画像センサのフレームレート、明るさレベル、天井の高さ、および、寝具BDの所在領域が設定される。
【0025】
前記所定のイベントは、第1イベント通知通信信号によってセンサ装置SUから管理サーバ装置SVへ通知される。この第1イベント通知通信信号には、自機のセンサIDおよび前記イベントの内容を表すイベント情報が収容される。前記センサID(センサ識別子)は、センサ装置SUを特定し識別するための識別子である。前記イベント情報は、本実施形態では、入床、起床、離床、転倒およびナースコールのうちの1または複数である。第1イベント通知通信信号には、前記画像センサで撮像した画像が収容されても良い。特に、前記イベント情報が入床、起床、離床および転倒のうちのいずれかである場合には、前記所定の行動の検知に用いられた画像(前記検知が複数の画像によって実施された場合には例えば最後の画像)が収容されることが好ましい。前記画像は、静止画および動画のうちの少なくとも一方であって良く、例えば、静止画が通知され、前記静止画が端末装置SP、TAに表示される。
【0026】
図1には、一例として、4個の第1ないし第4センサ装置SU−1〜SU−4が示されており、第1センサ装置SU−1は、被監視者Obの一人であるAさんOb−1の居室RM−1(不図示)に配設され、第2センサ装置SU−2は、被監視者Obの一人であるBさんOb−2の居室RM−2(不図示)に配設され、第3センサ装置SU−3は、被監視者Obの一人であるCさんOb−3の居室RM−3(不図示)に配設され、そして、第4センサ装置SU−4は、被監視者Obの一人であるDさんOb−4の居室RM−4(不図示)に配設されている。
【0027】
管理サーバ装置SVは、ネットワークNWを介して他の装置SU、TA、SPと通信する通信機能を備え、センサ装置SUから前記第1イベント通知通信信号で前記所定のイベントの通知を受けると、被監視者Obに対する監視に関する情報(監視情報)を管理し、前記所定のイベントを第2イベント通知通信信号で所定の端末装置SP、TAへ通知(再通知、報知、送信)し、クライアント(本実施形態では端末装置SP、TA等)の要求に応じたデータを前記クライアントに提供し、被監視者監視システムMS全体を管理する装置である。前記監視情報は、本実施形態では、例えば、前記第1イベント通知通信信号の送信元であるセンサ装置SUのセンサID、前記所定のイベント(センサ装置SUで検知した所定の行動の種類やセンサ装置SUで受け付けたナースコール)、被監視者Obの画像、および、前記通知を受けた時刻(通知時刻)等であり、これらは、互いに対応付けられて記憶(記録、管理)される。前記第2イベント通知通信信号には、これら監視情報が収容される。前記第2イベント通知通信信号は、例えば同報通信(ブロードキャストやマルチキャスト)で送信されて良く、また例えば、前記第1イベント通知通信信号の送信元であるセンサ装置SUに対応付けられた1または複数の端末装置SP、TAに送信されて良い。
【0028】
このような管理サーバ装置SVは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
【0029】
固定端末装置SPは、ネットワークNWを介して他の装置SU、SV、TAと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、および、所定の指示やデータを入力する入力機能等を備え、管理サーバ装置SVや携帯端末装置TAに与える所定の指示やデータを入力したり、管理サーバ装置SVからの通知によってセンサ装置SUで得られた前記監視情報を表示したり等することによって、被監視者監視システムMSのユーザインターフェース(UI)として機能する機器である。このような固定端末装置SPは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。なお、固定端末装置SPについて、後述で、より具体的に説明する。
【0030】
携帯端末装置TAは、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、SUと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、所定の指示やデータを入力する入力機能、および、音声通話を行う通話機能等を備え、管理サーバ装置SVやセンサ装置SUに与える所定の指示やデータを入力したり、管理サーバ装置SVからの通知によってセンサ装置SUで得られた前記監視情報を表示したり、センサ装置SUとの間で音声通話によってナースコールの応答や声かけしたり等するための機器である。このような携帯端末装置TAは、例えば、いわゆるタブレット型コンピュータやスマートフォンや携帯電話機等の、持ち運び可能な通信端末装置によって構成可能である。
【0031】
次に、固定端末装置SPについて、より具体的に説明する。固定端末装置SPは、例えば、図2に示すように、固定端末側制御処理部(SP制御処理部)1と、固定端末側通信インターフェース部(SP通信IF部)2と、固定端末側入力部(SP入力部)3と、固定端末側表示部(SP表示部)4と、固定端末側インターフェース部(SPIF部)5と、固定端末側記憶部部(SP記憶部)6とを備える。
【0032】
SP通信IF部2は、SP制御処理部1に接続され、SP制御処理部1の制御に従って通信を行うための通信回路である。SP通信IF部2は、SP制御処理部1から入力された送信すべきデータを収容した通信信号を、この被監視者監視システムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して他の装置SU、SV、TAへ送信する。SP通信IF部2は、ネットワークNWを介して他の装置SU、SV、TAから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをSP制御処理部1が処理可能な形式のデータに変換してSP制御処理部1へ出力する。SP通信IF部2は、例えば、IEEE802.11規格等に従った通信インターフェース回路を備えて構成される。そして、本実施形態では、動作モードが後述の設定モードである場合に、SP通信IF部2は、被監視者Obが居る場所を撮像対象とした対象画像を収容する通信信号をセンサ装置SUからネットワークNWを介して受信する。SP通信IF部2は、被監視者Obが居る場所を撮像対象とした対象画像を取得する画像取得部の一例に相当する。被監視者Obが居る前記場所は、例えば病院の病室、老人福祉施設の居室および住戸の部屋等の、被監視者Obの種類に応じた建物の室である。本実施形態では、被監視者Obが居る前記場所は、介護施設の居室RMである。
【0033】
SP入力部3は、SP制御処理部1に接続され、例えば、所定の操作を受け付け、固定端末装置SPに入力する回路であり、例えば、所定の機能を割り付けられた複数の入力スイッチや、キーボードや、マウス等である。前記所定の操作には、例えば、ログインするためのIDの入力操作や、動作モードの入力操作や、所定のパラメータの入力操作等の、監視する上で必要な各種操作等が含まれる。前記動作モードは、自機SPの動作内容を規定する複数のモードを備え、本実施形態では、被監視者Obを監視するサービスモード(監視モード)、および、前記所定のパラメータを設定する設定モード等を含む。
【0034】
SP表示部4は、SP制御処理部1に接続され、SP制御処理部1の制御に従って、SP入力部3から入力された所定の操作内容や、被監視者監視システムMSによって監視されている被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報等を表示する回路であり、例えばLCD(液晶ディスプレイ)および有機ELディスプレイ等の表示装置である。
【0035】
SPIF部5は、SP制御処理部1に接続され、SP制御処理部1の制御に従って、外部機器との間でデータの入出力を行う回路であり、例えば、Bluetooth(登録商標)規格を用いたインターフェース回路、IrDA規格等の赤外線通信を行うインターフェース回路、および、USB規格を用いたインターフェース回路等である。
【0036】
SP記憶部6は、SP制御処理部1に接続され、SP制御処理部1の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、固定端末装置SPの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御する制御プログラムや、被監視者Obに対する監視に関する所定の情報処理を実行する監視処理プログラムや、年月日時分を計時する時計プログラムや、予め規定された所定のパラメータをSP入力部3から受け付けてセンサ装置SUに設定するパラメータ設定処理プログラムや、前記パラメータ設定処理プログラムで前記所定のパラメータを受け付ける際に、センサ装置SUからネットワークNWを介してSP通信IF部2で取得した対象画像をSP表示部4に表示する画像表示処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記画像表示処理プログラムには、動作モードが設定モードである場合に、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する侵害判定処理プログラム、および、侵害判定処理プログラムの判定結果に基づいて、前記対象画像をSP表示部4に表示する表示処理プログラムが含まれる。前記侵害判定処理プログラムには、対象画像のうちの人物の画像を除く背景画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第1サブ侵害判定処理プログラム、後述の被監視者所在情報記憶部62に記憶された被監視者所在情報に基づいて被監視者Obが前記場所に居るか否かを判定することによって、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第2サブ侵害判定処理プログラム、対象画像のうちの人物の画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第3サブ侵害判定処理プログラム、後述の許可者情報記憶部63に記憶された許可者情報に基づいて、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第4サブ侵害判定処理プログラム、互いに大きさの異なる複数の領域(本実施形態では3個の第1ないし第3領域AR1〜AR3)ごとに、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第5サブ侵害判定処理プログラム、前記第5サブ侵害判定処理プログラムによって各領域の画像に人物の画像があると判定された場合に、後述の人物識別情報記憶部65に記憶された被監視者識別情報に基づいて、前記人物の画像が、被監視者Obの画像であるか否かを判定することによって、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第6サブ侵害判定処理プログラム、および、対象画像をSP表示部4に表示する際における前記対象画像の画像解像度が所定の閾値(解像度判定閾値)以上であるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第7サブ侵害判定処理プログラムが含まれる。前記表示処理プログラムには、前記第1サブ侵害判定処理プログラムでプライバシーを侵害する画像であると判定された場合に、前記背景画像のうちの、前記第1サブ侵害判定処理プログラムで前記プライバシーを侵害すると判定された画像を含む所定の範囲の部分画像に対し所定の画像処理を実行することによって第1加工画像を生成し、前記生成した第1加工画像を前記対象画像とする第1画像加工処理プログラム、前記第5サブ侵害判定処理プログラムで、前記第1領域の画像に人物の画像があると判定され、かつ、前記第2領域の画像に人物の画像がないと判定された場合に、前記第2領域の外側の画像に対し所定の画像処理を実行することによって第2加工画像を生成し、前記生成した第2加工画像を前記対象画像とする第2画像加工処理プログラム、および、前記第5サブ侵害判定処理プログラムで、前記第1領域の画像に人物の画像があると判定され、かつ、前記第2領域の画像に人物の画像があると判定され、かつ、前記第3領域の画像に人物の画像がないと判定された場合に、前記第3領域の外側の画像に対し所定の画像処理を実行することによって第3加工画像を生成し、前記生成した第3加工画像を前記対象画像とする第3画像加工処理プログラムが含まれる。前記各種の所定のデータでは、自機の端末ID、被監視者Obの前記監視情報、被監視者所在情報、許可者情報、領域情報、人物識別情報および代替画像等の各プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。SP記憶部6は、例えばROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等を備える。SP記憶部6は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるSP制御処理部1のワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等を含む。前記端末IDは、端末装置SP、TAを特定し識別するための識別子である。
【0037】
これら監視情報、被監視者所在情報、許可者情報、領域情報、人物識別情報および代替画像それぞれを記憶するために、SP記憶部6は、監視情報記憶部61、被監視者所在情報記憶部62、許可者情報記憶部63、領域情報記憶部64、人物識別情報記憶部65および代替画像記憶部66を機能的に備える。
【0038】
監視情報記憶部61は、前記監視情報を記憶するものである。前記監視情報は、本実施形態では、例えば、前記第2イベント通知通信信号に収容された、所定のイベントを検知したセンサ装置SUのセンサID、前記所定のイベント、被監視者Obの画像、および、前記通知時刻等であり、これらは、互いに対応付けられて第2イベント通知通信信号の受信ごとに(すなわち、センサ装置SUで検知したイベントごとに)記憶される。
【0039】
被監視者所在情報記憶部62は、被監視者所在情報を予め記憶するものである。前記被監視者所在情報は、被監視者Obが前記場所(建物の室、本実施形態では介護施設の居室RM)に居るか否かを表す情報である。被監視者所在情報記憶部62は、前記被監視者所在情報を被監視者Obごとに被監視者Obに対応付けて記憶する。すなわち、前記被監視者所在情報は、センサ装置SU(センサID)ごとにセンサ装置SU(センサID)に対応付けられて被監視者所在情報記憶部62に記憶される。例えば、前記被監視者所在情報は、被監視者Obが前記場所に居る予定の時間帯(所在予定時間帯)、および、被監視者Obが前記場所から外出する予定の時間帯(外出予定時間帯、不在予定時間帯)のうちの少なくとも一方を表した予定表(スケジュール)である。前記予定表には、例えば食事、入浴およびリハビリテーション等の介護の予定時間を表したケアプランが含まれる。このようなケアプランが被監視者所在情報として用いられる場合、食事予定時間帯、入浴予定時間帯およびリハビリテーション予定時間帯は、前記不在予定時間帯とされ、これらを除く時間帯は、前記所在予定時間帯(前記外出予定時間帯)とされる。また例えば、前記被監視者所在情報は、被監視者Obが前記場所に居た過去の実績から求められた時間帯(所在実績時間帯)、および、被監視者Obが前記場所から外出した過去の実績から求められた時間帯(外出実績時間帯、不在実績時間帯)のうちの少なくとも一方である。このような所在実績時間帯および不在実績時間帯(外出実績時間帯)は、例えば、介護記録(看護記録)等から監視者(ユーザ)によって統計的に求められて良い。また例えば、前記被監視者所在情報は、固定端末装置SP(被監視者監視装置用設定装置)によって、過去の所定期間に亘る監視情報から統計的に求められても良く、あるいは、昨日の監視情報から求められても良い。この場合、例えば、入床の受信時刻から離床の受信時刻までの時間帯が前記所定実績時間帯とされ、これらを除く時間帯が前記不在実績時間帯とされる。また例えば、前記被監視者所在情報は、被監視者Obの行動履歴を表した行動履歴情報(ヒートマップ)から統計的に求められても良い。このような行動履歴情報は、公知の手法(例えば、特開2016−110385号公報、特開2016−48834号公報、特開2005−27108号公報等にはヒートマップの一例が開示されている。)によって求めることができる。この場合、行動履歴情報から得られた被監視者Obの位置が予め規定された所定の頻度以上で前記被監視者Obの居室RM内である時間帯が前記所定実績時間帯とされ、これらを除く時間帯が前記不在実績時間帯とされる。
【0040】
許可者情報記憶部63は、許可者情報を予め記憶するものである。前記許可者情報は、対象画像を、前記所定の画像処理で加工すること無くそのまま参照できる許可者を表す情報である。許可者情報記憶部63は、前記許可者情報を被監視者Obごとに被監視者Obに対応付けて記憶する。すなわち、前記許可者情報は、センサ装置SU(センサID)ごとにセンサ装置SU(センサID)に対応付けられて許可者情報記憶部63に記憶される。例えば、被監視者Obを担当する介護者または看護師等は、日常的に前記被監視者Obに接しているので、前記被監視者Obを担当する介護者または看護師等に対し、被監視者Obのプライバシーを保護する要請は、低いと考えられる。このため、一例では、前記許可者は、前記被監視者Obを担当する介護者または看護師である。このような場合では、被監視者Ob(センサID)と対応付けて介護者のユーザ名(ID)や看護師のユーザ名(ID)が許可者情報として許可者情報記憶部63に記憶される。
【0041】
領域情報記憶部64は、領域情報を記憶するものである。前記領域情報は、対象画像に設定される、互いに大きさの異なる複数の領域を表す情報である。前記領域情報は、前記第5サブ侵害判定処理プログラム(後述の第5サブ侵害判定処理部1515)が、領域ごとに対象画像がプライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する際に用いられる。領域情報記憶部64は、前記領域情報を被監視者Obごとに被監視者Obに対応付けて記憶する。すなわち、前記領域情報は、センサ装置SU(センサID)ごとにセンサ装置SU(センサID)に対応付けられて領域情報記憶部64に記憶される。本実施形態では、前記複数の領域は、例えば図3に示すように、3個の第1ないし第3領域AR1〜AR3である。第1領域AR1は、対象画像OPにおける、被監視者Obが居る前記場所を撮像した画像の領域(表示領域)である。第1領域AR1には、床面および壁面の画像が含まれる。第2領域AR2は、第1領域ARの画像内における被監視者Obが生活に利用する領域(生活領域)である。第2領域AR2には、床面の画像が含まれる。第3領域AR3は、第2領域AR2の画像内における、予め規定された領域であり、本実施形態では、寝具BDの所在領域である。このため、第3領域AR3には、寝具BD(図3に示す例ではベッド)の画像が含まれる。各領域AR1〜AR3における各4頂点の各画素位置(画素の座標値)が領域情報として領域情報記憶部64に記憶される。このような各領域AR1〜AR3における各4頂点の各画素位置は、例えば、後述するように、SP表示部4に表示された、設定モードの設定画面を用いてSP入力部3から入力され、領域情報記憶部64に記憶される。
【0042】
人物識別情報記憶部65は、人物識別情報を予め記憶するものである。前記人物情報は、被監視者Obを対象画像から識別するための情報(被監視者識別情報)、および、被監視者Obの家族を対象画像から識別するための情報(家族識別情報)である。前記人物情報は、被監視者Obおよびその家族を識別するために利用される公知の人物認識手法に応じたデータであり、例えば、被監視者Obおよびその家族の各顔データである。
【0043】
代替画像記憶部66は、代替画像を記憶するものである。前記代替画像は、設定モードにおいて、SP通信IF部2で取得した対象画像がプライバシーを侵害する画像であると判定された場合に、SP通信IF部2で取得した対象画像の代わりに、SP表示部4に表示される画像である。代替画像記憶部66は、前記代替画像を被監視者Obごとに被監視者Obに対応付けて記憶する。すなわち、前記代替画像は、センサ装置SU(センサID)ごとにセンサ装置SU(センサID)に対応付けられて代替画像記憶部66に記憶される。例えば、設定モードで前記所定のパラメータを設定した場合に、その際にSP表示部4に表示され参照された対象画像が代替画像として代替画像記憶部66に記憶される。
【0044】
なお、これら被監視者所在情報記憶部62、許可者情報記憶部63、領域情報記憶部64および人物識別情報記憶部65それぞれに記憶される監視者所在情報、許可者情報、領域情報および人物識別情報は、管理サーバ装置SPで管理(記憶)され、固定端末装置SPが被監視者監視システムSMにログインした際に、管理サーバ装置SPから固定端末装置SPへ送信(ダウンロード)され、被監視者所在情報記憶部62、許可者情報記憶部63、領域情報記憶部64および人物識別情報記憶部65それぞれに記憶されても良い。
【0045】
SP制御処理部1は、固定端末装置SPの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、動作モードがサービスモードである場合に被監視者Obの前記監視情報を受けて表示し、動作モードが設定モードである場合に前記所定のパラメータを受け付けて設定するための回路である。SP制御処理部1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備えて構成される。SP制御処理部1は、制御処理プログラムが実行されることによって、制御部11、監視処理部12、パラメータ設定処理部13、時計部14および画像表示処理部15を機能的に備える。
【0046】
制御部11は、固定端末装置SPの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、固定端末装置SPの全体制御を司るものである。
【0047】
監視処理部12は、被監視者Obに対する監視に関する所定の情報処理を実行するものである。より具体的には、監視処理部12は、センサ装置SUによって送信された第1イベント通知通信信号、に起因して管理サーバ装置SVによって送信された第2イベント通知通信信号を受信した場合に、この受信した第2イベント通知通信信号に収容された各情報(各データ)に基づき、被監視者Obの監視情報を監視情報記憶部61に記憶(記録)する。監視処理部12は、この受信した第2イベント通知通信信号に収容された各情報に応じた画面をSP表示部4に表示する。そして、監視処理部12は、SP入力部3から所定の入力操作を受け付けると、その入力操作に応じた所定の処理を実行する。
【0048】
パラメータ設定処理部13は、予め規定された所定のパラメータをSP入力部3から受け付けてセンサ装置SUに設定するものである。
【0049】
時計部14は、年月日時分を計時するものである。
【0050】
画像表示処理部15は、パラメータ設定処理部13で前記所定のパラメータを受け付ける際に、センサ装置SUからネットワークNWを介してSP通信IF部2で取得した対象画像をSP表示部4に表示するものである。画像表示処理部15は、侵害判定処理部151および表示処理部152を機能的に備える。
【0051】
侵害判定処理部151は、動作モードが設定モードである場合に、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するものである。侵害判定処理部151は、第1ないし第7サブ侵害判定処理部1511〜1517を機能的に備える。
【0052】
第1サブ侵害判定処理部1511は、対象画像のうちの人物の画像を除く背景画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するものである。
【0053】
より具体的には、例えば、第1サブ侵害判定処理部1511は、公知の一般物体認識手法によって対象画像から写真が写り込んだ領域(写真画像領域)を抽出し、この抽出した写真画像領域に、人物識別情報記憶部65に記憶された人物識別情報に基づいて、公知の人物識別手法によって被監視者Obまたはその家族が写り込んでいるか否かを判定することによって、前記背景画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。第1サブ侵害判定処理部1511は、前記背景画像に被監視者Obおよびその家族のうちの少なくとも一方が写り込んでいると判定した場合、前記背景画像が、プライバシーを侵害する画像であると判定し、前記背景画像に被監視者Obおよびその家族が共に写り込んでいないと判定した場合、前記背景画像が、プライバシーを侵害する画像ではないと判定する。なお、この場合において、第1サブ侵害判定処理部1511は、動体領域を抽出することによって前記人物の画像を抽出し、対象画像のうちの人物の画像を除く背景画像を生成してから、公知の前記一般物体認識手法によって対象画像から写真画像領域を抽出しても良い。一般物体認識は、例えば、特開2009−258953号公報に開示されている。
【0054】
また例えば、第1サブ侵害判定処理部1511は、公知の光学文字認識(OCR(Optical character recognition))手法によって対象画像から文字を抽出し、この抽出した文字に、被監視者Obの名前またはその家族の名前が写り込んでいるか否かを判定することによって、前記背景画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。なお、この場合において、人物識別情報記憶部65には、被監視者Obの名前およびその家族の名前が人物識別情報としてさらに記憶される。第1サブ侵害判定処理部1511は、前記背景画像に被監視者Obの名前およびその家族の名前のうちの少なくとも一方が写り込んでいると判定した場合、前記背景画像が、プライバシーを侵害する画像であると判定し、前記背景画像に被監視者Obの名前およびその家族の名前が共に写り込んでいないと判定した場合、前記背景画像が、プライバシーを侵害する画像ではないと判定する。
【0055】
また例えば、第1サブ侵害判定処理部1511は、公知の前記一般物体認識手法によって対象画像からテレビ受像機が写り込んだ領域(テレビ画像領域)を抽出し、この抽出したテレビ画像領域に対し公知のシーン解析手法によってシーンを解析し、この解析したシーンが、プライバシーを侵害するか否かを判定することによって、対象画像のうちの人物の画像を除く背景画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。第1サブ侵害判定処理部1511は、前記解析したシーンがSNSを見ている状態であると判定した場合、前記背景画像が、プライバシーを侵害する画像であると判定し、前記解析したシーンが上記を除くシーンであると判定した場合、前記背景画像が、プライバシーを侵害する画像ではないと判定する。
【0056】
第2サブ侵害判定処理部1512は、被監視者所在情報記憶部62に記憶された被監視者所在情報に基づいて被監視者Obが前記場所に居るか否かを判定することによって、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するものである。より具体的には、第2サブ侵害判定処理部1512は、被監視者Obに応じた被監視者所在情報を被監視者所在情報記憶部62から取得し、時計部14から現在の年月日時分を取得し、この取得した年月日時分が前記取得した被監視者Obの被監視者所在情報における所在予定時間帯(所在実績時間帯)内か、不在予定時間帯(不在実績時間帯)内かを判定する。第2サブ侵害判定処理部1512は、前記取得した年月日時分が所在予定時間帯(所在実績時間帯)内であると判定した場合、被監視者Obが前記場所に居り、プライバシーを侵害する画像であると判定し、前記取得した年月日時分が不在予定時間帯(不在実績時間帯)内であると判定した場合、被監視者Obが前記場所に居らず、プライバシーを侵害する画像ではないと判定する。
【0057】
第3サブ侵害判定処理部1513は、対象画像のうちの人物の画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するものである。
【0058】
より具体的には、例えば、第3サブ侵害判定処理部1513は、より簡易にプライバシーの侵害の有無を判定するために、前記人物の画像が有るか否かを判定することによって、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。例えば、第3サブ侵害判定処理部1513は、被監視者Obに対応する監視情報に基づいて前記人物の画像が有るか否かを判定する。より詳しくは、被監視者Obに対応する直近の監視情報が入床または起床である場合、第3サブ侵害判定処理部1513は、前記人物の画像が有ると判定し、プライバシーを侵害する画像であると判定する。被監視者Obに対応する直近の監視情報が入床または起床を除く他のイベントである場合、第3サブ侵害判定処理部1513は、前記人物の画像が無いと判定し、プライバシーを侵害する画像ではないと判定する。例えば、第3サブ侵害判定処理部1513は、対象画像に動体領域があるか否かを判定することによって、前記人物の画像が有るか否かを判定する。第3サブ侵害判定処理部1513は、対象画像に動体領域があると判定した場合、前記人物の画像が有ると判定し、プライバシーを侵害する画像であると判定する。第3サブ侵害判定処理部1513は、対象画像に動体領域が無いと判定した場合、前記人物の画像が無いと判定し、プライバシーを侵害する画像ではないと判定する。
【0059】
また例えば、第3サブ侵害判定処理部1513は、顔から人物が特定され易いので、より適正にプライバシーを保護するために、前記人物の画像に顔の画像(例えば正面から見た顔の画像、斜めから見た顔の画像および横から見た顔の画像等)を含むか否かを判定することによって、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。より具体的には、第3サブ侵害判定処理部1513は、上述と同様に、頭部を抽出し、この抽出した頭部に対し顔の向きを判定する公知の顔向き判定手法によって前記抽出した頭部の向きを判定する。第3サブ侵害判定処理部1513は、前記抽出した頭部が顔を含むと判定した場合(前記抽出した頭部が後頭部ではないと判定した場合)、前記人物の画像に顔の画像を含むと判定し、プライバシーを侵害する画像であると判定し、前記抽出した頭部が顔を含まないと判定した場合(前記抽出した頭部が後頭部であると判定した場合)、前記人物の画像に顔の画像を含まないと判定し、プライバシーを侵害する画像ではないと判定する。前記顔向き判定手法は、例えば、特開2006−72770号公報に開示されている。
【0060】
また例えば、第3サブ侵害判定処理部1513は、他人に見られたくない場面(シーン)を保護してより適正にプライバシーを保護するために、前記対象画像に対し公知のシーン解析手法によってシーンを解析し、前記解析したシーンが着替え中、排泄中および趣味中のうちのいずれかであるか否かを判定することによって、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。第3サブ侵害判定処理部1513は、前記解析したシーンが着替え中、排泄中および趣味中のうちのいずれかであると判定した場合、プライバシーを侵害する画像であると判定し、前記解析したシーンが着替え中、排泄中および趣味中のうちのいずれでもないと判定した場合、プライバシーを侵害する画像ではないと判定する。なお、着替え中であるか否かの判定には、服装を認識する公知の服装認識手法を利用することもできる。前記服装認識手法は、例えば、特開2007−128307号公報に開示されている。
【0061】
また例えば、第3サブ侵害判定処理部1513は、被監視者Obのプライバシーをより適切に保護するために、人物識別情報記憶部65に記憶された被監視者Obの被監視者識別情報に基づいて、公知の前記人物識別手法によって前記人物の画像が被監視者Obの画像であるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。第3サブ侵害判定処理部1513は、前記人物の画像が被監視者Obの画像であると判定した場合、プライバシーを侵害する画像であると判定し、前記人物の画像が被監視者Obの画像ではないと判定した場合、プライバシーを侵害する画像ではないと判定する。
【0062】
また例えば、第3サブ侵害判定処理部1513は、被監視者Obのプライバシーをより適切に保護するために、人物識別情報記憶部65に記憶された被監視者Obの家族の被監視者識別情報に基づいて、公知の前記人物識別手法によって前記人物の画像が被監視者Obの家族の画像であるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。第3サブ侵害判定処理部1513は、前記人物の画像が被監視者Obの家族の画像であると判定した場合、プライバシーを侵害する画像であると判定し、前記人物の画像が被監視者Obの家族の画像ではないと判定した場合、プライバシーを侵害する画像ではないと判定する。
【0063】
第4サブ侵害判定処理部1514は、許可者情報記憶部63に記憶された許可者情報に基づいて、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するものである。より具体的には、第4サブ侵害判定処理部1514は、動作モードを設定モードに切り替えた固定端末装置SPを扱う監視者(ユーザ)が、許可者情報記憶部63に記憶された被監視者Obに対応する許可者情報に含まれる許可者ではない場合、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であると判定し、前記監視者(ユーザ)が、許可者情報記憶部63に記憶された被監視者Obに対応する許可者情報に含まれる許可者である場合、対象画像が、プライバシーを侵害する画像ではないと判定する。
【0064】
第5サブ侵害判定処理部1515は、互いに大きさの異なる複数の領域(本実施形態では3個の第1ないし第3領域AR1〜AR3)ごとに、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するものである。
【0065】
より具体的には、まず、第5サブ侵害判定処理部1515は、第1領域AR1の画像に人物の画像があるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。第5サブ侵害判定処理部1515は、第1領域AR1の画像に人物の画像がないと判定した場合、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像ではないと判定し、第1領域AR1の画像に人物の画像があると判定した場合、次に、第5サブ侵害判定処理部1515は、第2領域AR2の画像に人物の画像があるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。第5サブ侵害判定処理部1515は、第2領域AR2の画像に人物の画像がないと判定した場合、第2領域AR2の外側にプライバシーを侵害する画像があると判定し、前記対象画像を第2画像加工処理部1522へ通知し、第2領域AR2の画像に人物の画像があると判定した場合、次に、第5サブ侵害判定処理部1515は、第3領域ARの画像に人物の画像があるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。第5サブ侵害判定処理部1515は、第3領域AR3の画像に人物の画像がないと判定した場合、第3領域AR3の外側にプライバシーを侵害する画像があると判定し、前記対象画像を第3画像加工処理部1523へ通知し、第3領域AR3の画像に人物の画像があると判定した場合、前記対象画像を第6サブ侵害判定処理部1516へ通知する。
【0066】
第6サブ侵害判定処理部1516は、第5サブ侵害判定処理部1515によって各領域の画像に人物の画像があると判定された場合に、人物識別情報記憶部65に記憶された被監視者識別情報に基づいて、前記人物の画像が、被監視者Obの画像であるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するものである。第6サブ侵害判定処理部1516は、前記人物の画像が、被監視者Obの画像であると判定した場合、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であると判定し、前記人物の画像が、被監視者Obの画像ではないと判定した場合、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像ではないと判定する。
【0067】
第7サブ侵害判定処理部1517は、対象画像をSP表示部4に表示する際における前記対象画像の画像解像度が予め規定された所定の閾値(解像度判定閾値)以上であるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するものである。画像解像度が比較的低い場合、対象画像に人物やその顔が写り込んでいても、その人物を識別(認識)し難く特定できないため、その人物のプライバシーは、保護されている。前記解像度判定閾値は、このような観点から適宜な値に設定される。第7サブ侵害判定処理部1517は、表示の際の前記対象画像の画像解像度が解像度判定閾値以上であると判定した場合、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であると判定し、表示の際の前記対象画像の画像解像度が解像度判定閾値未満であると判定した場合、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像ではないと判定する。
【0068】
表示処理部152は、侵害判定処理プログラムの判定結果に基づいて、前記対象画像をSP表示部4に表示するものである。プライバシーを保護しつつ設定モードで所定のパラメータの設定を可能とするために、表示処理部152は、侵害判定処理部151の判定結果がプライバシーの侵害である場合であって、被監視者Ob(センサ装置SU、センサID)に対応する代替画像が代替画像記憶部66に記憶されている場合には、前記対象画像に代え、代替画像記憶部66に記憶されている前記代替画像をSP表示部4に表示する。プライバシーを保護するために、表示処理部152は、侵害判定処理部151の判定結果がプライバシーの侵害である場合であって、被監視者Ob(センサ装置SU、センサID)に対応する代替画像が代替画像記憶部66に記憶されていない場合には、前記対象画像をSP表示部4に表示しない。表示処理部152は、侵害判定処理部151の判定結果がプライバシーを侵害いない場合には、前記対象画像をSP表示部4に表示する。そして、表示処理部152は、第1ないし第3画像加工処理部1521〜1523を機能的に備える。
【0069】
第1画像加工処理部1521は、第1サブ侵害判定処理部1511でプライバシーを侵害する画像であると判定された場合に、前記背景画像のうちの、第1サブ侵害判定処理部1511で前記プライバシーを侵害すると判定された画像を含む所定の範囲の部分画像に対し所定の画像処理を実行することによって第1加工画像を生成し、この生成した第1加工画像を前記対象画像とするものである。
【0070】
第2画像加工処理部1522は、第5サブ侵害判定処理部1515で、第1領域AR1の画像に人物の画像があると判定され、かつ、第2領域AR2の画像に人物の画像がないと判定された場合に、第2領域AR2の外側の画像に対し所定の画像処理を実行することによって第2加工画像を生成し、この生成した第2加工画像を前記対象画像とするものである。
【0071】
第3画像加工処理部1523は、第5サブ侵害判定処理部1515で、第1領域AR1の画像に人物の画像があると判定され、かつ、第2領域AR2の画像に人物の画像があると判定され、かつ、第3領域AR3の画像に人物の画像がないと判定された場合に、第3領域AR3の外側の画像に対し所定の画像処理を実行することによって第3加工画像を生成し、この生成した第3加工画像を前記対象画像とするものである。
【0072】
これら第1ないし第3画像加工処理部1521〜1523における前記所定の画像処理は、プライバシーを保護するための画像処理(プライバシーを侵害しないための画像処理、例えば、モザイク処理およびマスク処理(黒塗り潰し処理等)である。画像処理の方法は、視覚的な認知度を低下させるものであればどのようなものであってもよい。
【0073】
そして、プライバシーを保護しつつ設定モードで所定のパラメータの設定を可能とするために、画像表示処理部15は、侵害判定処理部151の判定結果がプライバシーの侵害である場合には、SP通信IF部2によって対象画像を再取得し、この再取得した前記対象画像に対し侵害判定処理部151によって再判定し、表示処理部152によって侵害判定処理部151の再判定結果に基づいて前記対象画像をSP表示部4に表示する。
【0074】
このような固定端末装置SPでは、SP制御処理部1における制御部11、パラメータ設定処理部13、時計部14および画像表示処理部15、ならびに、SP通信IF部2、SP入力部3、SP表示部4、SP記憶部6により、被監視者監視装置用設定装置の一例が構成される。
【0075】
次に、本実施形態の動作について説明する。図4および図5は、前記固定端末装置における、設定モードに関する動作を示すフローチャートである。図6は、前記固定端末装置に表示されるメイン画面の一例を示す図である。図7は、前記固定端末装置に表示される第1設定画面の一例を示す図である。図8は、前記固定端末装置に表示される第2設定画面の一例を示す図である。図9は、前記固定端末装置に表示される監視情報画面の一例を示す図である。図9Aは、センサ装置SUが所定のイベントの検知動作を繰り返し実行しているが前記所定のイベントを検知していない場合の監視情報画面を示し、図9Bは、センサ装置SUが所定のイベントを検知した場合の監視情報画面を示す。
【0076】
上記構成の被監視者監視システムMSでは、各装置SU、SV、SP、TAは、電源が投入されると、必要な各部の初期化を実行し、その稼働を始める。固定端末装置SPでは、その制御処理プログラムの実行によって、SP制御処理部1には、制御部11、監視処理部12、パラメータ設定処理部13、時計部14および画像表示処理部15が機能的に構成される。画像処理表示処理部15には、侵害判定処理部151および表示処理部152が機能的に構成され、侵害判定処理部151には、第1ないし第7サブ侵害判定処理部1511〜1517が機能的に構成され、表示処理部152には、第1ないし第3画像加工処理部1521〜1523が機能的に構成される。
【0077】
電源が投入され、その稼働を始めると、固定端末装置SPでは、例えば看護師や介護士等の監視者(ユーザ)によるログイン操作が受け付けられる。前記ログイン操作では、前記監視者(ユーザ)におけるユーザ名等のID等が入力され、SP記憶部6に記憶される。ログイン操作によって固定端末装置SPが被監視者監視システムMSにログインすると、固定端末装置SPは、SP制御処理部1の制御部11によって、SP表示部4にメイン画面を表示する。
【0078】
前記メイン画面は、固定端末装置SPの動作モードを受け付けるための画面である。このメイン画面21は、例えば、図6に示すように、「サービスモード」ボタン211と、「設定モード」ボタン212とを備える。「サービスモード」ボタン211は、被監視者Obを監視するサービスモードを固定端末装置SPの動作モードとして要求するためのボタンであって、固定端末装置SPをサービスモードで動作させる指示(命令、コマンド)を入力するためのボタンである。「設定モード」ボタン212は、前記所定のパラメータを設定する設定モードを固定端末装置SPの動作モードとして要求するためのボタンであって、固定端末装置SPを設定モードで動作させる指示を入力するためのボタンである。
【0079】
このようなメイン画面21をSP表示部4に表示している際に、SP入力部3から入力操作を受け付けると、固定端末装置SPは、SP制御処理部1の制御部11によって、前記受け付けた入力操作が、「サービスモード」ボタン211の入力操作であるか、「設定モード」ボタン212の入力操作であるか、を判定する。
【0080】
この判定の結果、前記受け付けた入力操作が「サービスモード」ボタン211の入力操作である場合には、固定端末装置SPは、動作モードがサービスモードであることをSP記憶部6に記憶し、SP制御処理部1の監視処理部12によって被監視者Obを監視するように、サービスモードで動作を始める。このサービスモードにおける固定端末装置SPの動作は、被監視者監視システムMS全体の動作を含めて後述する。前記入力操作は、例えば、マウスの移動によってカーソルが「サービスモード」ボタン211上に移動され、マウスが左クリックされる操作である。SP表示部4に表示されたボタンは、同様に入力操作される。
【0081】
一方、前記判定の結果、前記受け付けた入力操作が「設定モード」ボタン212の入力操作である場合には、固定端末装置SPは、動作モードが設定モードであることをSP記憶部6に記憶し、SP制御処理部1のパラメータ設定処理部13によって前記所定のパラメータを設定するように、設定モードで動作を始める。
【0082】
設定モードでは、上述のように、SP入力部3から「設定モード」ボタン212の入力操作を受け付けると、固定端末装置SPは、SP制御処理部1のパラメータ設定処理部13によって、SP表示部4に設定画面を表示する。なお、本実施形態では、ユーザ名等のIDを用いて認証が実行され、設定モードには、その権限あるユーザ(設定者)のみ入ることができる。
【0083】
前記設定画面は、前記所定のパラメータを入力して設定するための画面である。前記所定のパラメータは、本実施形態では、前記所定のイベントを適切に判定するために用いられる設定値であり、例えば画像から被監視者を抽出するための撮像条件、前記判定の際にノイズとなるもの、および、前記判定のための閾値(判定閾値)等である。より具体的には、本実施形態では、後述するように、フレームレート、明るさレベル、天井高さ、および、寝具BDの所在領域である。前記設定画面は、本実施形態では、2個の第1および第2設定画面を備える。前記第1設定画面は、パラメータ設定の対象となる被監視者Ob(センサ装置SU)を入力(決定)し、前記所定のパラメータのうち、主に、数値的なパラメータ(本実施形態ではフレームレート、明るさレベルおよび天井高さ)を入力して設定するための画面である。前記第2設定画面は、前記所定のパラメータのうち、数値的なパラメータを除く他のパラメータ(本実施形態では寝具BDの所在領域)を入力して設定するための画面である。なお、本実施形態では、第1領域AR1、第2領域AR2および第3領域(すなわち、寝具BDの所在領域)も前記第2設定画面を用いて入力される。
【0084】
より具体的には、SP入力部3から「設定モード」ボタン212の入力操作を受け付けると、パラメータ設定処理部13は、SP表示部4に前記第1設定画面を表示する。
【0085】
この第1設定画面22は、例えば、図7に示すように、被監視者Obの名前を入力して設定するための被監視者名入力設定領域221と、フレームレートを入力して設定するためのフレームレート入力設定領域222と、明るさレベルを入力して設定するための明るさレベル入力設定領域223と、天井高さを入力して設定するための天井高さ入力設定領域224と、「エリア設定」ボタン225と、「メイン画面に戻る」ボタン226とを備える。各入力設定領域221〜224は、パラメータ値の入力欄と、前記入力欄に入力されたパラメータ値でパラメータを記憶し設定する「更新」ボタンとを備える。「エリア設定」ボタン225は、第2設定画面を要求するためのボタンであって、固定端末装置SPに第2設定画面を表示させる指示を入力するためのボタンである。「メイン画面に戻る」ボタン226は、メイン画面21を要求するためのボタンであって、固定端末装置SPにメイン画面21を表示させる指示を入力するためのボタンである。「メイン画面に戻る」ボタン226は、さらに、SP記憶部6にパラメータとして記憶された各パラメータ値を管理サーバ装置SVを介してセンサ装置SUに設定するためのボタンでもある。
【0086】
この図7に示す例では、これら各入力設定領域221〜224における前記各入力欄には、それぞれ、「Aさん」、「15fps」、「5」および「2.4m」が入力されている。被監視者名入力設定領域221の「更新」ボタンが入力操作されると、パラメータ設定処理部13によって、パラメータ設定の対象が「Aさん」に設定され、SP記憶部6に記憶される。なお、「Aさん」を監視するセンサ装置SUあるいはそのセンサIDがパラメータ設定の対象として入力され設定されても良い。フレームレート入力設定領域222の「更新」ボタンが入力操作されると、パラメータ設定処理部13によって、フレームレートが「15fps」に設定され、SP記憶部6に記憶される。センサ装置SUは、フレームごとに、あるいは、数フレームおきに、上述したイベントの検出動作を実行するので、フレームレートを設定することによって、イベントの検出動作の実行間隔が規定される。明るさレベル入力設定領域223の「更新」ボタンが入力操作されると、パラメータ設定処理部13によって、明るさレベルが「5」に設定され、SP記憶部6に記憶される。センサ装置SUで撮像される対象画像が暗すぎたり、明るすぎたりすると、対象画像から被監視者Obの人物の領域として動体領域が抽出し難くなり、人物の識別もし難くなる。明るさレベルを設定することによって、適正な露出で対象画像が生成でき、前記動体領域がより適切に抽出でき、人物の識別がより適切にできる。前記フレームレートは、前記撮像条件の一例であり、前記明るさレベルは、前記撮像条件の他の一例である。天井高さ入力設定領域224の「更新」ボタンが入力操作されると、パラメータ設定処理部13によって、天井高さが「2.4m」に設定され、SP記憶部6に記憶される。センサ装置SUが基準の天井高さ(例えば2.4m等)の天井に配設された場合における前記第1および第2閾値Th1、Th2がデフォルト値としてセンサ装置SUに予め記憶されている。天井高さを設定することによって、デフォルト値の第1および第2閾値Th1、Th2が補正され、この補正された第1および第2閾値Th1、Th2が上述した前記所定の行動の検知に用いられる。天井高さを設定することによって、実際に設置されたセンサ装置SUの状況に応じて第1および第2閾値Th1、Th2が調整できる。天井高さは、前記判定閾値の一例である。
【0087】
SP入力部3から「エリア設定」ボタン225の入力操作を受け付けると、SP制御処理部1は、SP表示部4に前記第2設定画面を表示する。
【0088】
この第2設定画面23は、例えば、図8に示すように、対象画像を表示する対象画像表示領域231と、「更新」ボタン232と、「戻る」ボタン233を備える。対象画像表示領域231には、画像表示処理部15によってプライバシーを保護するように処理した対象画像が表示される。この対象画像表示領域231の動作については、後述する。「更新」ボタン232は、対象画像表示領域231に表示された対象画像を参照しながらSP入力部3から入力された領域でパラメータの設定を要求するためのボタンである。本実施形態では、第1領域AR1、第2領域AR3および第3領域AR3(すなわち、寝具BDの所在領域)が設定されるので、「更新」ボタン232の入力操作ごとに、第1領域AR1、第2領域AR3および第3領域AR3がサイクリックで入力して設定できるように成っている。「戻る」ボタン233は、第1設定画面22を要求するためのボタンであって、固定端末装置SPに第1設定画面22を表示させる指示を入力するためのボタンである。
【0089】
このような第2設定画面23では、第2設定画面23がSP表示部3に表示されると、パラメータ設定処理部13は、第1領域(表示領域)AR1の入力を待つ。ユーザによってSP入力部3から第1領域AR1の4頂点が入力され、「更新」ボタン232が入力操作されると、パラメータ設定処理部13によって、第1領域AR1の4頂点の各画素位置が入力され、領域情報記憶部64に記憶され、第1領域AR1が設定される。そして、パラメータ設定処理部13は、第2領域(生活領域)AR2の入力を待つ。ユーザによってSP入力部3から第2領域AR2の4頂点が入力され、「更新」ボタン232が入力操作されると、パラメータ設定処理部13によって、第2領域AR2の4頂点の各画素位置が入力され、領域情報記憶部64に記憶され、第2領域AR2が設定される。そして、パラメータ設定処理部13は、第3領域(寝具BDの所在領域)AR3の入力を待つ。ユーザによってSP入力部3から第3領域AR3の4頂点が入力され、「更新」ボタン232が入力操作されると、パラメータ設定処理部13によって、第3領域AR3の4頂点の各画素位置が入力され、領域情報記憶部64に記憶され、第3領域AR3が設定される。図8には、このユーザによってSP入力部3から第3領域AR3の4頂点が入力された様子が図示されている。そして、パラメータ設定処理部13は、第1領域AR1の入力を待つ。以下、このような動作がサイクリックに繰り返される。このような動作をサイクリックに繰り返している際に、「戻る」ボタン233が入力操作されると、第1設定画面22がSP表示部4に表示される。
【0090】
なお、寝具BDの所在領域は、前記判定閾値の他の一例である。また、第1および第2領域AR1、AR2は、各居室RMそれぞれに対応する各対象画像で、略同一の設定値となるので、上述のように第2設定画面23を用いて設定されても良いが、各居室RMそれぞれに対応する各対象画像について、予め一律に設定され予め領域情報記憶部64に記憶されても良い。また、前記判定の際にノイズとなるものの一例として、前記被監視者Obである動体と誤認し易いカーテンの画像領域等が設定されても良い。この場合、前記所定の行動を検知する際に、カーテンの画像領域で抽出された動体領域は、除外される。
【0091】
そして、「メイン画面に戻る」ボタン226が入力操作されると、メイン画面21がSP表示部4に表示される。そして、パラメータ設定処理部13は、SP記憶部6にパラメータとして記憶された各パラメータ値を管理サーバ装置SVを介してセンサ装置SUに送信し、センサ装置SUは、この受信した各パラメータ値を自機SUに設定する。これによって前記所定のパラメータの各値がセンサ装置SUに設定される。
【0092】
次に、画像表示処理部15の動作について説明する。上述のように、SP入力部3から「エリア設定」ボタン225の入力操作を受け付けると、まず、パラメータ設定処理部13は、第1設定画面22の被監視者名入力設定領域221に入力された被監視者Obの対象画像を取得する(S11)。より具体的には、パラメータ設定処理部13は、第1設定画面22の被監視者名入力設定領域221に入力された被監視者Obを監視するセンサ装置SU宛に、対象画像を要求する指令(命令)を表す情報を収容する通信信号(対象画像要求通信信号)をSP通信IF部2から送信する。SP記憶部6には、被監視者Obとそれを監視するセンサ装置SUとの対応関係が予め記憶されている。なお、パラメータ設定処理部13は、第1設定画面22の被監視者名入力設定領域221に入力された被監視者Obを監視するセンサ装置SUのセンサID、および、対象画像を要求する指令(命令)を表す情報を収容する通信信号を監視サーバ装置SVへ送信し、管理サーバ装置SVを介して対象画像要求通信信号をセンサ装置SUへ送信しても良い。この対象画像要求通信信号を受信すると、センサ装置SUは、対象領域を撮像することによって対象画像を生成し、そして、自機のセンサIDおよび前記生成した対象画像を収容した通信信号(対象画像通知通信信号)を固定端末装置SPに送信(返信)する(あるいは、管理サーバ装置SVを介して固定端末装置SPに送信する)。これによって固定端末装置SPは、SP通信IF部で対象画像を取得する。前記第1設定画面22の被監視者名入力設定領域221に入力された被監視者Obに関し、以下の各処理が実行される。
【0093】
次に、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の侵害判定処理部151における第1サブ侵害判定処理部1511によって、対象画像のうちの人物の画像を除く背景画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する(S12)。この判定の結果、前記背景画像が、プライバシーを侵害する画像である場合(Yes)には、パラメータ設定処理部13は、処理S13を実行し、一方、前記判定の結果、前記背景画像が、プライバシーを侵害する画像ではない場合(No)には、パラメータ設定処理部13は、処理S14を実行する。
【0094】
この処理S13では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の表示処理部152における第1画像加工処理部1521によって、前記背景画像のうちの、第1サブ侵害判定処理部1511で前記プライバシーを侵害すると判定された画像を含む所定の範囲の部分画像に対し所定の画像処理を実行することによって第1加工画像を生成し、この生成した第1加工画像を前記対象画像とし((前記第1加工画像)→(前記対象画像))、次に、処理S14を実行する。これによって、例えば、被監視者Obやその家族が写り込んだ写真の画像部分がモザイク処理やマスク処理等され、そのプライバシーが保護される。また例えば、被監視者Obの名前やその家族の名前が写り込んだ画像部分がモザイク処理やマスク処理等され、そのプライバシーが保護される。また例えば、テレビ受像機のワンシーンを写し込んだ画像部分がモザイク処理やマスク処理等され、そのプライバシーが保護される。
【0095】
前記処理S14では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の侵害判定処理部151における第2サブ侵害判定処理部1512によって、被監視者所在情報記憶部62に記憶された被監視者所在情報に基づいて被監視者Obが前記場所に居るか否かを判定することによって、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。この判定の結果、例えば不在予定時間帯や不在実績時間帯等のために、前記背景画像が、プライバシーを侵害する画像ではない場合(No)には、パラメータ設定処理部13は、前記対象画像をSP表示部4に表示する後述の処理S28を実行し、一方、前記判定の結果、例えば所在予定時間帯や不在実績時間帯等のために、前記背景画像が、プライバシーを侵害する画像である場合(Yes)には、パラメータ設定処理部13は、次の処理S15を実行する。
【0096】
この処理S15では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の侵害判定処理部151における第3サブ侵害判定処理部1513によって、対象画像のうちの人物の画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。この判定の結果、例えば上述の種々の態様により、前記人物の画像が、プライバシーを侵害する画像ではない場合(No)には、パラメータ設定処理部13は、前記処理S28を実行し、一方、前記判定の結果、前記人物の画像が、プライバシーを侵害する画像である場合(Yes)には、パラメータ設定処理部13は、次の処理S16を実行する。
【0097】
この処理S16では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の侵害判定処理部151における第4サブ侵害判定処理部1514によって、許可者情報記憶部63に記憶された許可者情報に基づいて、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。この判定の結果、例えば当該固定端末装置SPにログインしているユーザ(監視者、オペレータ)が被監視者Obの担当者等であるために、前記被監視者Obに対応する許可者情報に含まれる許可者であり、対象画像が、プライバシーを侵害する画像ではない場合(No)には、パラメータ設定処理部13は、前記処理S28を実行し、一方、前記判定の結果、前記被監視者Obに対応する許可者情報に含まれる許可者ではなく、対象画像が、プライバシーを侵害する画像である場合(Yes)には、パラメータ設定処理部13は、次の処理S17を実行する。
【0098】
この処理S17では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の侵害判定処理部151における第5サブ侵害判定処理部1515によって、まず、第1領域(本実施形態では表示領域)AR1の画像に人物の画像があるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。この判定の結果、第1領域AR1の画像に人物の画像が無いために、対象画像が、プライバシーを侵害する画像ではない場合(No)には、パラメータ設定処理部13は、前記処理S28を実行し、一方、前記判定の結果、第1領域AR1の画像に人物の画像が有るために、対象画像が、プライバシーを侵害する画像である場合(Yes)には、パラメータ設定処理部13は、処理S18を実行する。
【0099】
この処理S18では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の侵害判定処理部151における第5サブ侵害判定処理部1515によって、第2領域(本実施形態では生活領域)AR2の画像に人物の画像があるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。この判定の結果、第2領域AR2の画像に人物の画像が無い場合(No)には、パラメータ設定処理部13は、第2領域AR2の外側にプライバシーを侵害する画像があると判定し、前記対象画像を第2画像加工処理部1522へ通知し、処理S19を実行した後に、前記処理S28を実行し、一方、前記判定の結果、第2領域AR2の画像に人物の画像が有るために、対象画像が、プライバシーを侵害する画像である場合(Yes)には、パラメータ設定処理部13は、処理S20を実行する。
【0100】
前記処理S19では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の表示処理部152における第2画像加工処理部1522によって、第2領域AR2の外側の画像に対し所定の画像処理を実行することによって第2加工画像を生成し、この生成した第2加工画像を前記対象画像とし((前記第2加工画像)→(前記対象画像))、次に、処理S28を実行する。これによって、例えば、第1領域AR1以内であって第2領域AR2以外の人物の画像がモザイク処理やマスク処理等され、そのプライバシーが保護される。
【0101】
前記処理S20では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の侵害判定処理部151における第5サブ侵害判定処理部1515によって、第3領域(本実施形態では寝具BDの所在領域)AR3の画像に人物の画像があるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。この判定の結果、第3領域AR3の画像に人物の画像が無い場合(No)には、パラメータ設定処理部13は、第3領域AR3の外側にプライバシーを侵害する画像があると判定し、前記対象画像を第3画像加工処理部1523へ通知し、処理S21を実行した後に、前記処理S28を実行し、一方、前記判定の結果、第36領域AR3の画像に人物の画像が有るために、対象画像が、プライバシーを侵害する画像である場合(Yes)には、パラメータ設定処理部13は、処理S22を実行する。
【0102】
前記処理S21では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の表示処理部152における第3画像加工処理部1523によって、第3領域AR3の外側の画像に対し所定の画像処理を実行することによって第3加工画像を生成し、この生成した第3加工画像を前記対象画像とし((前記第3加工画像)→(前記対象画像))、次に、処理S28を実行する。これによって、例えば、第1領域AR1以内であって第3領域AR3以外の人物の画像がモザイク処理やマスク処理等され、そのプライバシーが保護される。
【0103】
このように処理S17ないし処理S19では、第5サブ侵害判定処理部1515によって、互いに大きさの異なる複数の第1ないし第3領域AR1〜AR3ごとに、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かが、判定される。
【0104】
前記処理S22では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の侵害判定処理部151における第6サブ侵害判定処理部1516によって、人物識別情報記憶部65に記憶された被監視者識別情報に基づいて、第5サブ侵害判定処理部1515によって判定された前記人物の画像が、被監視者Obの画像であるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。この判定の結果、前記人物の画像が、被監視者Obの画像ではないため、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像ではない場合(No)には、パラメータ設定処理部13は、前記処理S28を実行し、一方、前記判定の結果、前記人物の画像が、被監視者Obの画像であるため、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像である場合(Yes)には、パラメータ設定処理部13は、処理S23を実行する。
【0105】
この処理S23では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の侵害判定処理部151における第7サブ侵害判定処理部1517によって、対象画像をSP表示部4に表示する際における前記対象画像の画像解像度が前記解像度判定閾値以上であるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。この判定の結果、表示の際の前記対象画像の画像解像度が解像度判定閾値以上ではないために、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像ではない場合(No)には、パラメータ設定処理部13は、前記処理S28を実行し、一方、前記判定の結果、表示の際の前記対象画像の画像解像度が解像度判定閾値以上であるために、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像である場合(Yes)には、パラメータ設定処理部13は、次の処理S24を実行する。
【0106】
この処理S24では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の表示処理部152によって、被監視者Obに対応する代替画像が代替画像記憶部66に記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、被監視者Obに対応する代替画像が代替画像記憶部66に記憶されている場合(Yes)には、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の表示処理部152によって、代替画像記憶部66に記憶されている被監視者Obに対応する代替画像を前記対象画像とする処理S25を実行した後に((前記代替画像)→(前記対象画像))、前記処理S28を実行し、一方、前記判定の結果、被監視者Obに対応する代替画像が代替画像記憶部66に記憶されていない場合(No)には、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の表示処理部152によって、処理S11で取得した対象画像(または処理S13で第1加工画像と置き換えられた対象画像)のSP表示部4への表示を禁止し(前記対象画像をSP表示部4に表示せずに)、次の処理S27を実行する。
【0107】
この処理S27では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15によって、上述の処理S11と同様に、SP通信IF部2で対象画像を再取得し、この再取得した処理するために、処理を処理S12に戻す。これによって、前記再取得した対象画像が侵害判定処理部151によって判定され、表示処理部152によって侵害判定処理部151の判定結果に基づいて前記対象画像がSP表示部4に表示される。
【0108】
一方、前記処理S28では、パラメータ設定処理部13は、画像表示処理部15の表示処理部152によって、前記対象画像をSP表示部4に表示する。より具体的には、表示処理部152は、処理S11で取得された対象画像、あるいは、処理S13で第1加工画像に置き換えられた対象画像、あるいは、処理S19で第2加工画像に置き換えられた対象画像、あるいは、処理S21で第3加工画像に置き換えられた対象画像、あるいは、処理S25で代替画像に置き換えられた対象画像、を第2設定画面23の対象画像表示領域231でSP表示部4に表示する。
【0109】
次に、パラメータ設定処理部13は、第2設定画面23の表示中に、SP入力部3から第3領域(寝具BDの所在領域)の入力を受け付け、「更新」ボタン232の入力操作を受け付けると、第3領域(寝具BDの所在領域)を前記所定のパラメータの一つとして設定する(S29)。
【0110】
そして、パラメータ設定処理部13は、この処理S29で第3領域(寝具BDの所在領域)を前記所定のパラメータの一つとして設定した際に、第2設定画面23で表示中の対象画像を次回の代替画像として代替画像記憶部66に記憶し(S30)、本処理を終了する。
【0111】
一方、上述のメイン画面21において、SP入力部3から「サービスモード」ボタン211の入力操作を受け付けると、固定端末装置SPは、サービスモードで動作し、被監視者監視システムMSは、次のように動作することによって被監視者Obを監視している。
【0112】
被監視者Obの監視では、センサ装置SUは、各フレームごとに、あるいは、数フレームおきに、次のように動作することで、被監視者Obにおける所定の動作を検知し、また、ナースコールの受付の有無を判定している。まず、センサ装置SUは、前記画像センサから1フレーム分の画像(画像データ)を対象画像として取得し、この取得した対象画像に基づいて被監視者Obにおける所定の行動を検知し、前記所定の行動を検知すると、その検知結果を所定の端末装置SP、TAへ通知するために、前記イベント情報として検知した前記所定の行動を収容した、前記所定の行動の検知にかかる第1イベント通知通信信号を、管理サーバ装置SVへ送信する。このように動作している間に、センサ装置SUは、ナースコールを受け付けているか否かを判定し、ナースコールを受け付けると、そのナースコールの受付を所定の端末装置SP、TAへ通知するために、センサ装置SUは、前記イベント情報として前記受け付けたナースコールを収容した、前記ナースコールの受付にかかる第1イベント通知通信信号を、管理サーバ装置SVへ送信する。
【0113】
管理サーバ装置SVは、第1イベント通知通信信号をネットワークNWを介してセンサ装置SUから受信すると、この第1イベント通知通信信号に収容されたセンサIDおよびイベント情報等の各情報を、このセンサIDを持つセンサ装置SUで監視されている被監視者Obの監視情報として記憶(記録)する。すなわち、管理サーバ装置SVは、第1イベント通知通信信号に収容された、センサIDとイベント情報等の各情報と互いに対応付けて記憶する。そして、管理サーバ装置SVは、前記受信した第1イベント通知通信信号における送信元(通知元)のセンサ装置SUに対応する通知先の端末装置SP、TAへ第2イベント通知通信信号を送信する。
【0114】
固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAは、前記第2イベント通知通信信号をネットワークNWを介して管理サーバ装置SVから受信すると、監視処理部12によって、この第2イベント通知通信信号に収容されたセンサIDおよびイベント情報等の各情報を、このセンサIDを持つセンサ装置SUで監視されている被監視者Obの監視情報として監視情報記憶部61に記憶(記録)し、前記監視情報を表示する。例えば、センサ装置SUが所定のイベントの検知動作を繰り返し実行しているが前記所定のイベントを検知していない場合では、固定端末装置SPのSP表示部4には、図9Aに示す監視情報画面31aが表示され、センサ装置SUが所定のイベントを検知し第2イベント通知通信信号によって前記検知した所定のイベントが通知された場合では、固定端末装置SPのSP表示部4には、図9Bに示す監視情報画面31bが表示される。図9Aに示す監視情報画面31aは、センサ装置SUで撮像された画像を表示する監視画像表示領域311を備える。図9Bに示す監視情報画面31bは、センサ装置SUで検知したイベントの種類を表示するイベント表示領域312をさらに備える。図9Bに示す例では、監視画像表示領域311に重畳して「離床検知」のメッセージを表示したイベント表示領域312が図示されている。
【0115】
以上説明したように、本実施形態における被監視者監視システムMS、被監視者監視装置用設定装置および該方法を組み込んだ固定端末装置SPは、前記権限管理情報に関わらず、動作モードが設定モードである場合に、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、前記対象画像をSP表示部4に表示する。このため、上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、動作モードが設定モードである場合に、被監視者Obのプライバシーをより適切に保護できる。
【0116】
対象画像における人物の画像に対する背景画像に、例えば被監視者Obの写真やその家族の写真等が写り込んでいる場合がある。上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、前記背景画像がプライバシーを侵害する画像であるか否かを判定し、その判定の結果、前記プライバシーを侵害すると判定された画像を含む所定の範囲の部分画像に対し所定の画像処理を実行して第1加工画像を生成し、この第1加工画像を前記対象画像とする。このため、上述の場合でも、例えば被監視者Obの写真やその家族の写真等の部分画像が前記所定の画像処理で処理されるので、上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、被監視者Obのプライバシーをより適切に保護できる。
【0117】
上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、被監視者所在情報に基づいて被監視者Obが前記場所(上述では居室RM)に居るか否かを判定することによって、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するので、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する際に、画像処理の必要が無く、簡易に前記判定ができる。
【0118】
上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、前記対象画像のうちの人物の画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するので、対象画像に写り込んだ人物のプライバシーをより適切に保護できる。
【0119】
例えば、被監視者Obを担当する介護者または看護師等は、日常的に前記被監視者Obに接しているので、前記被監視者Obを担当する介護者または看護師等に対し、被監視者Obのプライバシーを保護する要請は、低いと考えられる。上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、許可者情報に基づいて、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するので、被監視者Obのプライバシーをより適切に保護できる。
【0120】
上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、対象画像を領域ごとに、例えば第1領域AR1でプライバシーを侵害する画像であるか否かを判定ができる。
【0121】
上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、人物の画像があると判定された第2領域AR2の外側の画像が画像処理されてプライバシーが保護されつつ、人物の画像がないと判定された第2領域AR2の内側の画像を視認可能にできる。すなわち、上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、このようなプライバシーの侵害を回避した画像を提供できる。
【0122】
上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、人物の画像があると判定された第3領域AR3の外側の画像が画像処理されてプライバシーが保護されつつ、人物の画像がないと判定された第3領域ARの内側の画像を視認可能にできる。すなわち、上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、このようなプライバシーの侵害を回避した画像を提供できる。
【0123】
上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、人物の画像が、被監視者Obの画像であるか否かを判定するので、対象画像に人物が写っていても被監視者Obでなければ、被監視者Obのプライバシーを保護しつつ、画像を提供できる。
【0124】
上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、表示の画像解像度が所定の解像度判定閾値以上であるか否かを判定することによって、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するので、プライバシーを侵害しない、表示の画像解像度が所定の解像度判定閾値未満である対象画像を提供できる。すなわち、上記被監視者監視システムMSおよび固定端末装置SPは、被監視者Obのプライバシーを保護しつつ、このような画像を提供できる。
【0125】
なお、上述の実施形態では、画像取得部は、SP通信IF部2であったが、対象画像を生成する画像センサ(例えば可視カメラや赤外線カメラ等)であっても良い。このような場合に、被監視者監視装置用設定装置は、センサ装置SUに組み込まれても良い。
【0126】
また、上述の実施形態では、被監視者監視装置用設定装置は、固定端末装置SPに組み込まれたが、上述したように、別体でも良く、図1に破線で示すように、被監視者監視システムSMは、別体の被監視者監視装置用設定装置STを備えて構成されても良い。このような被監視者監視装置用設定装置STは、上述した、SP制御処理部1における制御部11、パラメータ設定処理部13、時計部14および画像表示処理部15、ならびに、SP通信IF部2、SP入力部3、SP表示部4、SP記憶部6と同様な各部を備えて構成される。
【0127】
本明細書は、上記のように様々な態様の技術を開示しているが、そのうち主な技術を以下に纏める。
【0128】
一態様にかかる被監視者監視装置用設定装置は、被監視者を監視する被監視者監視装置における、予め規定された所定のパラメータを設定する被監視者監視装置用設定装置であって、前記被監視者が居る場所を撮像対象とした対象画像を取得する画像取得部と、表示を行う表示部と、前記画像取得部で取得した対象画像を前記表示部に表示する画像表示処理部と、動作モードが、前記所定のパラメータを設定する設定モードである場合に、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する侵害判定処理部と、前記侵害判定処理部の判定結果に基づいて、前記対象画像を前記表示部に表示する表示処理部とを備える。
【0129】
このような被監視者監視装置用設定装置は、前記権限管理情報に関わらず、動作モードが設定モードである場合に、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、前記対象画像を表示部に表示する。このため、上記被監視者監視装置用設定装置は、動作モードが設定モードである場合に、被監視者のプライバシーをより適切に保護できる。
【0130】
他の一態様では、上述の被監視者監視装置用設定装置において、前記侵害判定処理部は、前記対象画像のうちの人物の画像を除く背景画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第1サブ侵害判定処理部を備え、前記表示処理部は、前記第1サブ侵害判定処理部でプライバシーを侵害する画像であると判定された場合に、前記背景画像のうちの、前記第1サブ侵害判定処理部で前記プライバシーを侵害すると判定された画像を含む所定の範囲の部分画像に対し所定の画像処理を実行することによって第1加工画像を生成し、前記生成した第1加工画像を前記対象画像とする第1画像加工処理部を備える。
【0131】
対象画像における人物の画像に対する背景画像に、例えば被監視者の写真やその家族の写真等が写り込んでいる場合がある。上記被監視者監視装置用設定装置は、前記背景画像がプライバシーを侵害する画像であるか否かを判定し、その判定の結果、前記プライバシーを侵害すると判定された画像を含む所定の範囲の部分画像に対し所定の画像処理を実行して第1加工画像を生成し、この第1加工画像を前記対象画像とする。このため、上述の場合でも、例えば被監視者の写真やその家族の写真等の部分画像が前記所定の画像処理で処理されるので、上記被監視者監視装置用設定装置は、被監視者のプライバシーをより適切に保護できる。
【0132】
他の一態様では、これら上述の被監視者監視装置用設定装置において、前記被監視者が前記場所に居るか否かを表す被監視者所在情報を記憶する被監視者所在情報記憶部をさらに備え、前記侵害判定処理部は、前記被監視者所在情報記憶部に記憶された被監視者所在情報に基づいて前記被監視者が前記場所に居るか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第2サブ侵害判定処理部を備える。
【0133】
このような監視者監視装置用設定装置は、被監視者所在情報に基づいて被監視者が前記場所に居るか否かを判定することによって、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するので、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する際に、画像処理の必要が無く、簡易に前記判定ができる。
【0134】
他の一態様では、これら上述の被監視者監視装置用設定装置において、前記侵害判定処理部は、前記対象画像のうちの人物の画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第3サブ侵害判定処理部を備える。
【0135】
このような監視者監視装置用設定装置は、対象画像に写り込んだ人物のプライバシーをより適切に保護できる。
【0136】
他の一態様では、これら上述の被監視者監視装置用設定装置において、前記対象画像を参照できる許可者を表す許可者情報を記憶する許可者情報記憶部をさらに備え、前記侵害判定処理部は、前記許可者情報記憶部に記憶された許可者情報に基づいて、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第4サブ侵害判定処理部を備える。
【0137】
例えば、被監視者を担当する介護者または看護師等は、日常的に前記被監視者に接しているので、前記被監視者を担当する介護者または看護師等に対し、被監視者のプライバシーを保護する要請は、低いと考えられる。上記被監視者監視装置用設定装置は、許可者情報に基づいて、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するので、被監視者のプライバシーをより適切に保護できる。
【0138】
他の一態様では、これら上述の被監視者監視装置用設定装置において、前記侵害判定処理部は、所定の領域ごとに、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第5サブ侵害判定処理部を備えることを特徴とする。好ましくは、上述の被監視者監視装置用設定装置において、前記所定の領域は、互いに大きさの異なる複数の領域である。
【0139】
このような被監視者監視装置用設定装置は、対象画像を領域ごとにプライバシーを侵害する画像であるか否かを判定ができる。
【0140】
他の一態様では、これら上述の被監視者監視装置用設定装置において、前記対象画像における前記場所を撮像した画像の第1領域を表す第1領域情報を記憶する領域情報記憶部をさらに備え、前記第5サブ侵害判定処理部は、前記第1領域の画像に人物の画像があるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する。
【0141】
このような被監視者監視装置用設定装置は、対象画像を第1領域でプライバシーを侵害する画像であるか否かを判定ができる。
【0142】
他の一態様では、上述の被監視者監視装置用設定装置において、前記領域情報記憶部は、前記被監視者が生活に利用する第2領域を表す第2領域情報をさらに記憶し、前記第5サブ侵害判定処理部は、前記第2領域の画像に人物の画像があるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かをさらに判定し、前記表示処理部は、前記第5サブ侵害判定処理部で、前記第1領域の画像に人物の画像があると判定され、かつ、前記第2領域の画像に人物の画像がないと判定された場合に、前記第1領域の画像内であって前記第2領域の外側の画像に対し所定の画像処理を実行することによって第2加工画像を生成し、前記生成した第2加工画像を前記対象画像とする第2画像加工処理部を備える。
【0143】
このような被監視者監視装置用設定装置は、人物の画像があると判定された第2領域の外側の画像が画像処理されてプライバシーが保護されつつ、人物の画像がないと判定された第2領域の内側の画像を視認可能にできる。すなわち、上記被監視者監視装置用設定装置は、プライバシーの侵害を回避した画像を提供できる。
【0144】
他の一態様では、上述の被監視者監視装置用設定装置において、前記領域情報記憶部は、予め規定された第3領域を表す第3領域情報をさらに記憶し、前記第5サブ侵害判定処理部は、前記第3領域の画像に人物の画像があるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かをさらに判定し、前記表示処理部は、前記第5サブ侵害判定処理部で、前記第1領域の画像に人物の画像があると判定され、かつ、前記第2領域の画像に人物の画像があると判定され、かつ、前記第3領域の画像に人物の画像がないと判定された場合に、前記第1領域と前記第2領域を合わせた領域の画像で、かつ前記第3領域の外側の画像に対し所定の画像処理を実行することによって第3加工画像を生成し、前記生成した第3加工画像を前記対象画像とする第3画像加工処理部を備える。
【0145】
このような被監視者監視装置用設定装置は、人物の画像があると判定された第3領域の外側の画像が画像処理されてプライバシーが保護されつつ、人物の画像がないと判定された第3領域の内側の画像を視認可能にできる。すなわち、上記被監視者監視装置用設定装置は、プライバシーの侵害を回避した画像を提供できる。
【0146】
他の一態様では、上述の被監視者監視装置用設定装置において、前記被監視者を画像から識別するための被監視者識別情報を記憶する人物識別情報記憶部をさらに備え、前記侵害判定処理部は、前記第5サブ侵害判定処理部で、前記第1領域の画像に人物の画像があると判定され、かつ、前記第2領域の画像に人物の画像があると判定され、かつ、前記第3領域の画像に人物の画像があると判定された場合に、前記人物識別情報記憶部に記憶された被監視者識別情報に基づいて、前記人物の画像が、前記被監視者の画像であるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第6サブ侵害判定処理部を備える。
【0147】
このような被監視者監視装置用設定装置は、人物の画像が、被監視者の画像であるか否かを判定するので、対象画像に人物が写っていても被監視者でなければ、被監視者のプライバシーを保護しつつ、画像を提供できる。
【0148】
他の一態様では、上述の被監視者監視装置用設定装置において、前記侵害判定処理部は、前記対象画像を前記表示部に表示する際における前記対象画像の画像解像度が所定の閾値以上であるか否かを判定することによって、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する第7サブ侵害判定処理部を備える。
【0149】
表示の画像解像度が低ければ、対象画像に写り込んでいる被写体を識別できないので、表示の画像解像度が低い対象画像は、プライバシーを侵害しない画像であると考えられる。上記被監視者監視装置用設定装置は、表示の画像解像度が所定の閾値以上であるか否かを判定することによって、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定するので、プライバシーを侵害しない、表示の画像解像度が所定の閾値未満である対象画像を提供できる。すなわち、上記被監視者監視装置用設定装置は、被監視者のプライバシーを保護しつつ、画像を提供できる。
【0150】
他の一態様にかかる被監視者監視装置用設定方法は、被監視者を監視する被監視者監視装置における、予め規定された所定のパラメータを設定する方法であって、前記被監視者が居る場所を撮像対象とした対象画像を取得する画像取得工程と、前記画像取得工程で取得した対象画像を表示部に表示する画像表示処理工程とを備え、前記画像表示処理工程は、動作モードが、前記所定のパラメータを設定する設定モードである場合に、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する侵害判定処理工程と、前記侵害判定処理工程の判定結果に基づいて、前記対象画像を前記表示部に表示する表示処理工程とを備える。
【0151】
このような被監視者監視装置用設定方法は、前記権限管理情報に関わらず、動作モードが設定モードである場合に、対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、前記対象画像を表示部に表示する。このため、上記被監視者監視装置用設定方法は、動作モードが設定モードである場合に、被監視者のプライバシーをより適切に保護できる。
【0152】
他の一態様にかかる被監視者監視システムは、被監視者を監視する被監視者監視装置と、前記被監視者監視装置に通信可能に接続され、前記被監視者監視装置の監視結果の通知を受ける端末装置とを備えるシステムであって、前記被監視者が居る場所を撮像対象とした対象画像を取得する画像取得部と、表示を行う表示部と、前記画像取得部で取得した対象画像を前記表示部に表示する画像表示処理部と、動作モードが、前記所定のパラメータを設定する設定モードである場合に、前記対象画像が、プライバシーを侵害する画像であるか否かを判定する侵害判定処理部と、前記侵害判定処理部の判定結果に基づいて、前記対象画像を前記表示部に表示する表示処理部とをさらに備える。
【0153】
このような被監視者監視システムは、これら上述のいずれかの被監視者監視装置用設定装置をさらに備えるので、被監視者のプライバシーをより適切に保護できる。
【0154】
この出願は、明細書、クレーム、図面および要約を含む、2016年11月24日に出願された日本国特許出願特願2016−228280を基礎とするものであり、その全体の開示は、その全体において参照により本願に組み込まれる。
【0155】
本発明の実施形態が詳細に図示され、かつ、説明されたが、それは単なる図例及び実例であって限定ではない。本発明の範囲は、添付されたクレームの文言によって解釈されるべきである。
【0156】
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
【産業上の利用可能性】
【0157】
本発明によれば、被監視者監視装置用設定装置および該方法ならびに被監視者監視システムが提供できる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】