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再表2019-187065作業機のレンタル管理装置、作業機のレンタル管理方法、作業機のレンタル管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2019年10月3日
【発行日】2021年1月7日
(54)【発明の名称】作業機のレンタル管理装置、作業機のレンタル管理方法、作業機のレンタル管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20201204BHJP
   G06Q 10/00 20120101ALI20201204BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20201204BHJP
【FI】
   G06Q30/06 350
   G06Q10/00 400
   G06Q30/02 490
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】22
【出願番号】特願2020-508837(P2020-508837)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2018年3月30日
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002505
【氏名又は名称】特許業務法人航栄特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】藤間 昭史
(72)【発明者】
【氏名】橋爪 崇
(72)【発明者】
【氏名】豊後 圭一朗
(72)【発明者】
【氏名】金山 久倫
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB01
5L049BB68
5L049CC15
(57)【要約】
作業機のレンタル費用を適正に決定することのできる作業機のレンタル管理装置、作業機のレンタル管理方法、及び作業機のレンタルプログラムを提供する。レンタル管理装置1の制御部11は、作業機2のレンタル期間における総稼働時間及び保守実績と、レンタル期間の開始時における作業機2の累計稼働時間と、作業機2に必要な保守の内容及びその保守にかかる費用を含む保守管理情報とをROM12から取得し、総稼働時間と累計稼働時間と保守管理情報とに基づいてレンタル期間において必要な作業機2の保守にかかる保守費用を判定し、判定した保守費用と総稼働時間と保守実績とに基づいて、作業機2のレンタル期間中のレンタル費用を決定する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンを含む作業機のレンタル費用を管理する作業機のレンタル管理装置であって、
前記作業機のレンタル期間における前記作業機の総稼働時間及び保守実績の情報と、前記レンタル期間の開始時における前記作業機の累計稼働時間の情報と、前記作業機に必要な保守の内容及び前記保守にかかる費用の情報を含む保守管理情報と、を記憶部から取得する第一情報取得部と、
前記総稼働時間と前記累計稼働時間と前記保守管理情報とに基づいて、前記レンタル期間において必要な前記作業機の保守にかかる保守費用を判定する保守判定部と、
前記総稼働時間と前記保守実績と前記保守費用とに基づいて、前記作業機の前記レンタル期間中のレンタル費用を決定するレンタル費用決定部と、
前記レンタル費用の情報を出力する情報出力部と、を備える作業機のレンタル管理装置。
【請求項2】
請求項1記載の作業機のレンタル管理装置であって、
前記保守判定部は、更に、前記レンタル期間において必要な前記作業機の保守の内容を判定し、
前記レンタル費用決定部は、少なくとも前記総稼働時間の情報に基づいて基準レンタル費用を決定し、更に、前記保守判定部により判定された前記作業機の保守の内容と前記保守実績とが一致するか否かを判定し、前記保守の内容と前記保守実績とが一致する場合に、前記基準レンタル費用を前記作業機のレンタル費用として決定し、前記保守の内容と前記保守実績とが不一致の場合に、前記判定された前記保守費用の少なくとも一部の費用を前記基準レンタル費用に加算して得られる費用を前記作業機のレンタル費用として決定する作業機のレンタル管理装置。
【請求項3】
請求項2記載の作業機のレンタル管理装置であって、
前記レンタル費用決定部は、前記保守の内容と前記保守実績とが不一致の場合には、前記保守実績と前記保守の内容との差に基づいて、前記基準レンタル費用に加算する前記費用を決定する作業機のレンタル管理装置。
【請求項4】
請求項2又は3記載の作業機のレンタル管理装置であって、
前記レンタル期間における前記作業機の消耗度の情報を前記記憶部から取得する第二情報取得部を更に備え、
前記レンタル費用決定部は、前記総稼働時間の情報と前記消耗度の情報とに基づいて前記基準レンタル費用を決定する作業機のレンタル管理装置。
【請求項5】
エンジンを含む作業機のレンタル費用を管理する作業機のレンタル管理方法であって、
前記作業機のレンタル期間における前記作業機の総稼働時間及び保守実績の情報と、前記レンタル期間の開始時における前記作業機の累計稼働時間の情報と、前記作業機に必要な保守の内容及び前記保守にかかる費用の情報を含む保守管理情報と、を記憶部から取得するステップと、
前記総稼働時間と前記累計稼働時間と前記保守管理情報とに基づいて、前記レンタル期間において必要な前記作業機の保守にかかる保守費用を判定するステップと、
前記総稼働時間と前記保守実績と前記保守費用とに基づいて、前記作業機の前記レンタル期間中のレンタル費用を決定するステップと、
前記レンタル費用の情報を出力するステップと、を備える作業機のレンタル管理方法。
【請求項6】
エンジンを含む作業機のレンタル費用を管理するための作業機のレンタル管理プログラムであって、
前記作業機のレンタル期間における前記作業機の総稼働時間及び保守実績の情報と、前記レンタル期間の開始時における前記作業機の累計稼働時間の情報と、前記作業機に必要な保守の内容及び前記保守にかかる費用の情報を含む保守管理情報と、を記憶部から取得するステップと、
前記総稼働時間と前記累計稼働時間と前記保守管理情報とに基づいて、前記レンタル期間において必要な前記作業機の保守にかかる保守費用を判定するステップと、
前記総稼働時間と前記保守実績と前記保守費用とに基づいて、前記作業機の前記レンタル期間中のレンタル費用を決定するステップと、
前記レンタル費用の情報を出力するステップと、をコンピュータに実行させるための作業機のレンタル管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機のレンタル管理装置、作業機のレンタル管理方法、作業機のレンタル管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
発電機、ポンプ、船外機、芝刈り機等の農作業機、土木用作業機、運搬車、又は除雪機等のエンジンを動力とする作業機を貸与する場合のレンタル費用の設定方法として、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されたものがある。
【0003】
特許文献1には、建設機械のレンタル費用を算出するにあたり、建設機械の使用期間だけでなく、その消耗度を考慮してレンタル費用を決定する方法が記載されている。
【0004】
特許文献2には、ユーザのこれまでの建設機械の保守実績と、これからレンタルする建設機械の負荷条件及び使用条件等に応じて、建設機械のレンタル費用を決定する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】日本国特開2002−109027号公報
【特許文献2】日本国特開2002−183511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
作業機は保守が必要であるため、作業機を貸与する業者にとっては、この保守にかかる時間をなるべく短くして、作業機が貸与できなくなる期間を短くすることが望まれる。
【0007】
そこで、作業機のレンタル期間中に、ユーザに作業機の保守を行わせることが考えられる。例えば、特許文献2では、ユーザの過去の保守実績を考慮して、保守を適切に行うユーザに対してはレンタル費用を低くするといった優遇を行っている。
【0008】
しかし、この方法では、過去の保守実績からレンタル費用が増減される。このため、これからレンタルしようとする作業機についてのレンタル費用がユーザと業者の双方にとって適正となっているとは言えない。また、特許文献1は、建設機械の保守状況を考慮したレンタル費用の設定は行っていない。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、作業機のレンタル費用を適正に決定することのできる作業機のレンタル管理装置、作業機のレンタル管理方法、及び作業機のレンタルプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の作業機のレンタル管理装置は、エンジンを含む作業機のレンタル費用を管理する作業機のレンタル管理装置であって、前記作業機のレンタル期間における前記作業機の総稼働時間及び保守実績の情報と、前記レンタル期間の開始時における前記作業機の累計稼働時間の情報と、前記作業機に必要な保守の内容及び前記保守にかかる費用の情報を含む保守管理情報と、を記憶部から取得する第一情報取得部と、前記総稼働時間と前記累計稼働時間と前記保守管理情報とに基づいて、前記レンタル期間において必要な前記作業機の保守にかかる保守費用を判定する保守判定部と、前記総稼働時間と前記保守実績と前記保守費用とに基づいて、前記作業機の前記レンタル期間中のレンタル費用を決定するレンタル費用決定部と、前記レンタル費用の情報を出力する情報出力部と、を備えるものである。
【0011】
本発明の作業機のレンタル管理方法は、エンジンを含む作業機のレンタル費用を管理する作業機のレンタル管理方法であって、前記作業機のレンタル期間における前記作業機の総稼働時間及び保守実績の情報と、前記レンタル期間の開始時における前記作業機の累計稼働時間の情報と、前記作業機に必要な保守の内容及び前記保守にかかる費用の情報を含む保守管理情報と、を記憶部から取得するステップと、前記総稼働時間と前記累計稼働時間と前記保守管理情報とに基づいて、前記レンタル期間において必要な前記作業機の保守にかかる保守費用を判定するステップと、前記総稼働時間と前記保守実績と前記保守費用とに基づいて、前記作業機の前記レンタル期間中のレンタル費用を決定するステップと、前記レンタル費用の情報を出力するステップと、を備えるものである。
【0012】
本発明の作業機のレンタルプログラムは、エンジンを含む作業機のレンタル費用を管理するための作業機のレンタル管理プログラムであって、前記作業機のレンタル期間における前記作業機の総稼働時間及び保守実績の情報と、前記レンタル期間の開始時における前記作業機の累計稼働時間の情報と、前記作業機に必要な保守の内容及び前記保守にかかる費用の情報を含む保守管理情報と、を記憶部から取得するステップと、前記総稼働時間と前記累計稼働時間と前記保守管理情報とに基づいて、前記レンタル期間において必要な前記作業機の保守にかかる保守費用を判定するステップと、前記総稼働時間と前記保守実績と前記保守費用とに基づいて、前記作業機の前記レンタル期間中のレンタル費用を決定するステップと、前記レンタル費用の情報を出力するステップと、をコンピュータに実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、作業機のレンタル費用を適正に決定することのできる作業機のレンタル管理装置、作業機のレンタル管理方法、及び作業機のレンタルプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の作業機のレンタル管理装置の一実施形態であるレンタル管理装置を含む作業機レンタルシステムの概略構成を示す模式図である。
図2図1に示す作業機の詳細構成の一例を模式的に示すブロック図である。
図3図1に示すレンタル管理装置の内部構成を示すブロック図である。
図4図3に示すROMの第二記憶領域に記憶されている保守管理情報の一例を示す図である。
図5図3に示す制御部の機能ブロック図である。
図6図3に示す制御部による作業機のレンタル費用の決定動作を説明するためのフローチャートである。
図7図3に示す制御部11の機能ブロックの変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明のレンタル管理装置の一実施形態であるレンタル管理装置1を含む作業機レンタルシステム100の概略構成を示す模式図である。
【0017】
作業機レンタルシステム100は、レンタル管理装置1と、レンタル管理装置1の管理者によって貸与される作業機2と、作業機2をレンタルするユーザの所有するユーザ端末3と、を備え、これらがインターネット4に接続可能に構成されている。
【0018】
ユーザ端末3は、パーソナルコンピュータ又はスマートフォン等のインターネット接続機能を持った電子機器である。
【0019】
作業機レンタルシステム100は、作業機2をレンタルしたユーザに、この作業機2の保守を行ってもらうことで、この作業機2のレンタルにかかるトータルの費用を安価にすることを可能にするものである。
【0020】
図2は、図1に示す作業機2の詳細構成の一例を模式的に示すブロック図である。図2においては、作業機2がエンジンポンプである例を示している。しかし、作業機2は、エンジンポンプに限らず、エンジンを動力源として各種機能を実行する機械であればよい。例えば、作業機2は、発電機、船外機、芝刈り機等の農作業機、土木用作業機、運搬車、又は除雪機等であってもよい。
【0021】
図2に示すように、作業機2は、液体ポンプ2Aと、エンジン装置2Bと、を備える。エンジン装置2Bは、液体ポンプ2Aの動力源となるエンジン21と、通信インタフェース(I/F)22と、ECU(Electronic Control Unit)23と、操作装置24と、を備える。
【0022】
エンジン21は、例えばガソリンを燃料とする空冷2サイクル又は4サイクルの単気筒エンジン等で構成される。エンジン21はバス20に接続されており、ECU23によって制御される。
【0023】
通信I/F22は、インターネット4に接続された他の機器と通信を行うためのインタフェースである。通信I/F22は、バス20に接続されており、ECU23によって制御される。
【0024】
操作装置24は、作業機2の各種操作を行うためのハードウェアであり、エンジン装置2Bの起動及び停止を行うための電源ボタンと、液体ポンプ2Aによる液体の吸引開始及び吸引停止を指示するための吸引開始・終了ボタンと、情報を入力するためのキーボード等を含む。
【0025】
ECU23は、プロセッサと、このプロセッサが実行する制御プログラム等が格納されるROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Accsess Memory)と、を備えるマイクロコンピュータによって構成される。ECU23は、エンジン21の動力によって充電される図示省略のバッテリの電力により動作する。
【0026】
ECU23は、操作装置24に含まれる電源ボタンの操作によって起動の指示がなされると、上記のバッテリから供給される電力によって起動し、通信I/F22を制御して、他の電子機器との通信可能な状態を得る。
【0027】
ECU23は、エンジン21の駆動中は、液体ポンプ2Aの単位時間当たりの液体の送出量が所望の目標値になるように、エンジン21に含まれるスロットルバルブの開度を調整する。
【0028】
液体ポンプ2Aは、ポンプ機構25を備える。
【0029】
ポンプ機構25は、液体流入口と液体吐出口の2つの開口部を有する筐体と、この筐体内に配置されエンジン21の動力によって回転するインペラとを有し、インペラの作用によって、液体流入口からこの筐体内に流入した液体を液体吐出口から送出する機構である。
【0030】
ECU23は、作業機2の稼働履歴(いつからいつまで稼働したかを示す情報)、稼働中のエンジン21の平均回転数、及び稼働中のエンジン21の平均負荷等の作業機2の使用実績の情報をROMに記憶する。ECU23は、ROMに記憶された使用実績の情報を、通信I/F22を介して、レンタル管理装置1に送信する。
【0031】
また、ECU23は、作業機2の保守(オイル等の消耗品の交換又は部品の交換等の作業)が行われた場合に、その保守が行われた日時とその保守の内容とを含む保守実績の情報を生成してROMに記憶する。ECU23は、この保守実績の情報を、通信インタフェース22を介して、レンタル管理装置1に送信する。
【0032】
図3は、図1に示すレンタル管理装置1の内部構成を示すブロック図である。
【0033】
レンタル管理装置1は、全体を統括制御する制御部11と、記憶部を構成するフラッシュメモリ等のROM12と、RAM13と、通信インタフェース(I/F)14と、操作部15と、出力装置16と、を備える。ROM12、RAM13、通信I/F14、操作部15、及び出力装置16は、バス10に接続され、制御部11によって制御される。
【0034】
通信I/F14は、インターネット4に接続された他の機器と通信を行うためのインタフェースである。
【0035】
操作部15は、レンタル管理装置1の各種操作を行うためのハードウェアであり、情報を入力するためのマウス、ボタン、タッチパネル、又はキーボード等を含む。
【0036】
出力装置16は、情報を外部に出力するためのハードウェアであり、液晶パネル又は有機EL(electro−luminescence)パネル等によって画像を表示する表示装置、或いは、紙等の媒体に情報を印刷するプリンタ等である。
【0037】
制御部11は、ハードウェア的な構造は、各種のプロセッサである。各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Prosessing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
【0038】
これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
【0039】
制御部11は、各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。
【0040】
ROM12は、制御部11が実行するレンタル管理プログラムを含むプログラムを記憶している。また、ROM12には、第一記憶領域12a、第二記憶領域12b、第三記憶領域12c、及び第四記憶領域12dが含まれる。
【0041】
第一記憶領域12aには、貸与対象となる作業機2毎に、その作業機2のレンタル期間中の使用実績及び保守実績の情報と、そのレンタル期間の開始時の作業機2の累計稼働時間の情報と、が記憶されている。
【0042】
第二記憶領域12bには、貸与対象となる作業機2毎に、その作業機2に必要な保守の内容、保守の実施タイミング、及び保守にかかる保守費用の情報を含む保守管理情報が予め記憶されている。
【0043】
図4は、第二記憶領域12bに記憶されている保守管理情報の一例を示す図である。
【0044】
図4に示すように、保守管理情報は、作業機2の累計稼働時間がどのくらいになると保守を実施すべきかを示す保守実施タイミングの情報(500時間、1000時間、1500時間、2000時間)と、オイル交換又は部品交換等の保守の内容を示す情報と、保守の実施に必要な保守費用の情報とが含まれている。
【0045】
保守費用の情報は、レンタル管理装置1の管理者が該当する保守を実施した場合に生じ得る経費(例えば、部品代+人件費)が記憶されている。
【0046】
ROM12の第三記憶領域12cには、単位稼働時間(以下では例えば1時間とする)あたりの作業機2のレンタル費用を示す基準費用情報が予め記憶されている。
【0047】
第四記憶領域12dには、作業機レンタルシステム100を利用するユーザの個別情報(ユーザID、レンタルする作業機2の識別ID、及びレンタルが行われるレンタル期間の情報等を含む)が制御部11の制御によって記憶される。
【0048】
この個別情報は、ユーザがレンタル契約を結ぶタイミングにて、オペレータが操作部15を操作して制御部11に直接入力したり、ユーザ端末3に表示されたWEBページからユーザがインターネット4経由で制御部11に入力したりする。
【0049】
第四記憶領域12dに個別情報が記憶されると、この個別情報に含まれる作業機2の識別IDにて特定される作業機2の累計稼働時間の情報(第一記憶領域12aに記憶されている情報)が、この個別情報に対応付けられて第四記憶領域12dに記憶される。第四記憶領域12dに記憶される累計稼働時間の情報は、作業機2のレンタル期間の開始時における作業機2の累計稼働時間の情報となる。
【0050】
図3に示すレンタル管理装置1の制御部11は、作業機2に対し、第三記憶領域12cに記憶されている保守管理情報に基づいて、作業機2の保守をユーザに促す支援情報を生成し、この支援情報を、インターネット4を介してユーザ端末3に送信する。
【0051】
例えば、制御部11は、レンタル期間中において定期的に作業機2からその時点での総稼働時間の情報を取得し、この総稼働時間と第一記憶領域12aに記憶されている累計稼働時間とから、最新の累計稼働時間を算出し、この最新の累計稼働時間が、保守管理情報に含まれる保守実施タイミングの時間と一致した場合に、この保守実施タイミングに対応する内容の保守の実施を促す支援情報として電子メールを生成してユーザ端末3に送信する。
【0052】
この電子メールによって、ユーザ端末3を所有するユーザは、保守が必要なタイミングになったことと、必要な保守の内容とを知ることができる。
【0053】
なお、この支援情報は作業機2に送信されてもよい。例えば、作業機2に表示部を設けておき、この表示部に支援情報が表示されるようにすればよい。このような仕組みにより、作業機2をレンタルしているユーザに、適切なタイミングにて作業機2の保守を行ってもらうことが可能になっている。
【0054】
図5は、図3に示す制御部11の機能ブロック図である。
【0055】
制御部11は、作業機のレンタル管理プログラムを含むプログラムを実行することにより、記憶制御部11F、第一情報取得部11A、保守判定部11B、レンタル費用決定部11C、及び情報出力部11Dとして機能する。
【0056】
制御部11は、ユーザによって作業機2が返却され、オペレータによって操作部15を介して所定の操作(レンタル費用の精算を指示する操作)が行われることで、作業機のレンタル管理プログラムを含むプログラムを実行して、記憶制御部11F、第一情報取得部11A、保守判定部11B、レンタル費用決定部11C、及び情報出力部11Dとして機能する。
【0057】
上記の所定の操作がなされると、作業機2からレンタル管理装置1に使用実績及び保守実績の情報が送信される。
【0058】
制御部11の記憶制御部11Fは、作業機2から上記の使用実績の情報を受信すると、この情報のうち、作業機2をレンタルしたユーザのユーザIDに対応付けられているレンタル期間中の使用実績を抽出し、抽出した使用実績から、作業機2のレンタル期間中の総稼働時間、作業機2のエンジン21のレンタル期間中の平均回転数、及び作業機2のエンジン21のレンタル期間中の平均負荷等を算出し、これらをユーザID及び作業機2の識別IDに対応づけて第一記憶領域12aに記憶する。
【0059】
更に、制御部11の記憶制御部11Fは、作業機2から上記の使用実績の情報を受信すると、第一記憶領域12aに記憶されている作業機2の識別IDに対応する累計稼働時間に、ユーザIDに対応づけられた上記の総稼働時間を加算して、作業機2の累計稼働時間を更新する。
【0060】
また、制御部11の記憶制御部11Fは、作業機2から上記の保守実績の情報を受信すると、この情報のうち、作業機2をレンタルしたユーザのユーザIDに対応付けられているレンタル期間中の保守実績の情報を抽出し、抽出した保守実績の情報をユーザID及び作業機2の識別IDに対応付けて第一記憶領域12aに記憶する。
【0061】
第一情報取得部11Aは、ユーザのユーザIDを含む個別情報に含まれる作業機2の識別IDに対応する作業機2のレンタル期間開始時の累計稼働時間の情報を第四記憶領域12dから読み出して取得する。
【0062】
また、第一情報取得部11Aは、作業機2の識別IDに対応する、作業機2のレンタル期間における総稼働時間及び保守実績の情報を第一記憶領域12aから読み出して取得する。
【0063】
更に、第一情報取得部11Aは、作業機2の保守管理情報を第三記憶領域12cから読み出して取得する。
【0064】
保守判定部11Bは、第一情報取得部11Aによって取得された総稼働時間、作業機2のレンタル期間開始時の累計稼働時間、及び保守管理情報に基づいて、レンタル期間において必要な作業機2の保守にかかる保守費用を判定する。
【0065】
例えば、レンタル期間が1か月であり、そのレンタル期間中の作業機2の総稼働時間が200時間であり、そのレンタル期間の開始時の作業機2の累計稼働時間が900時間であった場合を説明する。
【0066】
この場合には、レンタル期間の終了した時点にて、作業機2の累計稼働時間は1100時間となっている。このため、図4に示す保守管理情報にしたがうと、このレンタル期間中において、“1000時間”の保守実施タイミングに対応する保守の内容(オイル交換と部品交換)が必要であると保守判定部11Bにより判定され、この保守の内容に対応する保守費用が、この保守にかかる保守費用として保守判定部11Bにより判定される。
【0067】
或いは、レンタル期間中の作業機2の総稼働時間が650時間であり、そのレンタル期間の開始時の作業機2の累計稼働時間が900時間であった場合には、図4に示す保守管理情報の“1000時間”に対応する保守内容及び保守費用と、図4に示す保守管理情報の“1500時間”に対応する保守内容及び保守費用とが、レンタル期間中において必要な保守の情報として保守判定部11Bにより判定される。
【0068】
レンタル費用決定部11Cは、第一情報取得部11Aにより取得されたレンタル期間中の総稼働時間及び保守実績の情報と、保守判定部11Bにより判定された保守費用とに基づいて、作業機2のレンタル費用を決定する。
【0069】
情報出力部11Dは、レンタル費用決定部11Cにより決定されたレンタル費用の情報を、出力装置16に出力する。これにより、レンタル費用の情報が、表示装置に表示されたり、紙に印刷されたりする。
【0070】
なお、情報出力部11Dは、通信I/F14を介して、レンタル費用の情報をユーザ端末3に出力し、この情報をユーザ端末3の表示部に表示させてもよい。
【0071】
図6は、図3に示す制御部11による作業機2のレンタル費用の決定動作を説明するためのフローチャートである。
【0072】
レンタル管理装置1の操作部15によって作業機2のレンタル費用の精算のための操作が行われると、制御部11の記憶制御部11Fによって、作業機2のレンタル期間中の総稼働時間、エンジン平均回転数、及びエンジン平均負荷の情報が第一記憶領域12aに記憶され、この総稼働時間の情報によって第一記憶領域12aの累計稼働時間が更新される。
【0073】
その後、制御部11の第一情報取得部11Aは、作業機2のレンタル期間の開始時の作業機2の累計稼働時間の情報をROM12の第四記憶領域12dから取得する(ステップS1)。
【0074】
また、制御部11の第一情報取得部11Aは、レンタル期間中における作業機2の総稼働時間及び保守実績の情報をROM12の第一記憶領域12aから取得する(ステップS2)。
【0075】
更に、制御部11の第一情報取得部11Aは、この作業機2の保守管理情報をROM12の第二記憶領域12bから取得する(ステップS3)。
【0076】
次に、制御部11の保守判定部11Bは、ステップS1にて取得された累計稼働時間と、ステップS2にて取得された総稼働時間と、ステップS3にて取得された保守管理情報とに基づいて、作業機2のレンタル期間において必要な作業機2の保守の内容とその保守の保守費用とを判定する(ステップS4)。
【0077】
次に、制御部11のレンタル費用決定部11Cは、ステップS2にて取得された総稼働時間の情報と、第三記憶領域12cに記憶されている基準費用情報とに基づいて、レンタル期間中の基準レンタル費用を決定する(ステップS5)。
【0078】
具体的には、制御部11のレンタル費用決定部11Cは、総稼働時間に基準費用情報を乗じて得られる値を基準レンタル費用として決定する。この基準レンタル費用は、作業機2の総稼働時間(ユーザが使用した時間)の長さだけを考慮して決められた費用である。
【0079】
なお、制御部11のレンタル費用決定部11Cは、ステップS1にて取得された累計稼働時間の大きさに応じた係数(0より大きく1以下の値)を基準費用情報に乗じて得られる値と、総稼働時間との積によって基準レンタル費用を決定してもよい。
【0080】
この係数は、累計稼働時間が大きいほど、小さい値が設定される。このようにすることで、長く使用されている古い作業機2ほど、基準レンタル費用を低くすることができる。
【0081】
次に、制御部11のレンタル費用決定部11Cは、ステップS4にて判定された作業機2の保守の内容と、ステップS2にて取得された保守実績とが一致するか否かを判定する(ステップS6)。
【0082】
保守の内容と保守実績が一致するとは、保守実績の情報に含まれる少なくとも1つの保守の内容と、ステップS4にて判定された少なくとも1つの保守の内容とが全て一致していることを言う。
【0083】
保守の内容と保守実績とが一致する場合(ステップS6:YES)には、制御部11のレンタル費用決定部11Cは、ステップS5にて決定した基準レンタル費用を作業機2の最終レンタル費用として決定する(ステップS7)。
【0084】
ステップS7の後、制御部11の情報出力部11Dにより、この最終レンタル費用が出力されて(ステップS9)、最終レンタル費用がユーザに提示される。
【0085】
一方、保守の内容と保守実績とが不一致の場合(ステップS6:NO)には、制御部11のレンタル費用決定部11Cは、ステップS5にて決定した基準レンタル費用に、ステップS4にて判定された保守費用の少なくとも一部の費用を加算して得られる費用を、作業機2の最終レンタル費用として決定する(ステップS8)。ステップS8の後はステップS9の処理が行われる。
【0086】
例えば、ステップS4にて判定された保守の内容が保守内容Aと保守内容Bの2つであり、保守実績に含まれる保守の内容が保守内容Aであった場合を考える。この場合には、保守実績に保守内容Bが含まれないため、ステップS6の判定はNOとなる。
【0087】
そして、ステップS8においては、ステップS5にて決定された基準レンタル費用に、ステップS4にて判定された保守内容Aと保守内容Bの各々に対応する保守費用のうちの保守内容Bに対応する保守費用のみが加算されて、最終レンタル費用が決定される。
【0088】
または、例えば、ステップS4にて判定された保守の内容が保守内容Aと保守内容Bの2つであり、保守実績に含まれる保守の内容が0個であった場合(ユーザによって保守が行われてない場合)を考える。この場合には、保守実績に保守内容Aと保守内容Bが含まれないため、ステップS6の判定はNOとなる。
【0089】
そして、ステップS8においては、ステップS5にて決定された基準レンタル費用に、ステップS4にて判定された保守内容Aと保守内容Bの各々に対応する保守費用が加算されて、最終レンタル費用が決定される。
【0090】
以上のように、レンタル管理装置1によれば、作業機2のレンタル期間中に作業機2の保守が必要となり、必要な保守がユーザによって全て行われた場合には、基準レンタル費用のみがユーザに請求される。
【0091】
一方、必要な保守がユーザによって一部のみ行われた場合又は全く行われなかった場合には、基準レンタル費用に、必要な保守のうちの未実施の保守にかかる保守費用が上乗せされてユーザに請求される。
【0092】
このシステムによれば、ユーザにとっては、保守にかかる費用を工夫して安く抑えることにより、保守費用を貸与業者に支払う場合と比較すると、作業機2のレンタルにかかるトータルの費用を抑制することができる。
【0093】
特に、作業機2のレンタル期間の開始時の累計稼働時間が大きくなってくる(作業機2が使い古されている)と、保守の内容の種類や保守の頻度も増えることになる。このため、ユーザによる保守費用の削減効果を高めることができる。
【0094】
このように、作業機2の保守をユーザが行うことで、レンタルにかかるトータルの費用を抑えられるようになることから、ユーザに保守の実施を強く促すことができるようになる。したがって、貸与業者にとっては、作業機2が保守のために貸与不可となる期間を減らすことができ、作業機2の効率的な運用が可能となる。
【0095】
また、ユーザにとっては、保守にかかる時間を工夫して短縮することによって、レンタル期間中における作業機2の使用可能な時間を増やすことができ、作業機2の効率的な利用が可能となる。
【0096】
また、作業機レンタルシステム100によれば、ユーザがレンタル期間中に行った作業機2の保守の実績を考慮して、そのレンタル期間中の作業機2のレンタル費用が決定される。このため、従来技術のように、過去の保守実績から未来のレンタル期間のレンタル費用が決められる場合と比較すると、ユーザと貸与業者の双方にとって適正なレンタル費用を決定することができる。
【0097】
また、作業機レンタルシステム100によれば、レンタル期間中において作業機2をできるだけ長く使いたい場合には保守を行わない判断をしたり、レンタル期間中において作業機2をできるだけ安く使いたい場合には保守を自分で行う判断をしたり、といった柔軟な対応がユーザにとって可能になり、利便性を向上させることができる。
【0098】
図7は、図3に示す制御部11の機能ブロックの変形例を示す図である。図7において図3と同じ機能を持つ構成には同一符号を付してある。
【0099】
図7に示す制御部11は、作業機のレンタル管理プログラムを含むプログラムを実行することにより、第一情報取得部11A、第二情報取得部11E、保守判定部11B、レンタル費用決定部11C、情報出力部11D、及び記憶制御部11Fとして機能する。
【0100】
第二情報取得部11Eは、レンタル期間中の作業機2の消耗度の情報をROM12の第一記憶領域12aから読み出して取得する。
【0101】
消耗度は、例えば、作業機2のレンタル期間中のエンジン回転数の平均値、又は、レンタル期間中のエンジン負荷の平均値等である。エンジン回転数の平均値やエンジン負荷が高いほど、消耗度は高くなる。
【0102】
図7に示すレンタル費用決定部11Cは、作業機2のレンタル期間中の総稼働時間と、作業機2の消耗度とに基づいて、基準レンタル費用を算出する。例えば、消耗度が0より大きく1以下の値であるものとし、基準費用情報と、消耗度と、総稼働時間を乗じて得られる値を、基準レンタル費用として決定する。
【0103】
以上の図7に示す制御部11の構成によれば、基準レンタル費用を、作業機2の使用状態に合わせたより適正な値とすることができ、ユーザと貸与者の双方にとって適正なレンタル費用の決定が可能となる。
【0104】
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
【0105】
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
【0106】
(1)
エンジンを含む作業機のレンタル費用を管理する作業機のレンタル管理装置であって、
前記作業機のレンタル期間における前記作業機の総稼働時間及び保守実績の情報と、前記レンタル期間の開始時における前記作業機の累計稼働時間の情報と、前記作業機に必要な保守の内容及び前記保守にかかる費用の情報を含む保守管理情報と、を記憶部から取得する第一情報取得部と、
前記総稼働時間と前記累計稼働時間と前記保守管理情報とに基づいて、前記レンタル期間において必要な前記作業機の保守にかかる保守費用を判定する保守判定部と、
前記総稼働時間と前記保守実績と前記保守費用とに基づいて、前記作業機の前記レンタル期間中のレンタル費用を決定するレンタル費用決定部と、
前記レンタル費用の情報を出力する情報出力部と、を備える作業機のレンタル管理装置。
【0107】
(1)によれば、総稼働時間と保守実績と保守費用に基づいて作業機のレンタル費用が決定される。このように、レンタル費用の決定に、保守実績と保守費用が加味されることで、例えば、保守を行ったユーザに対してはその保守に必要な費用の請求を行わず、保守を行わなかったユーザに対してはその保守に必要な費用をレンタル費用に含めて請求するといった柔軟な費用設定が可能となる。ユーザにとっては保守費用を努力して下げることで、作業機のレンタルにかかるトータル費用を抑制できるというメリットがある。作業機の貸与者にとっては、ユーザに保守を促すことができるため、作業機を保守している期間のレンタル不可期間を減らすことができ、効率的な運用が可能になる。また、レンタル期間における保守実績に基づいてレンタル費用が決定されるため、ユーザと貸与者の双方にとって適正なレンタル費用を決定することができる。
【0108】
(2)
(1)記載の作業機のレンタル管理装置であって、
前記保守判定部は、更に、前記レンタル期間において必要な前記作業機の保守の内容を判定し、
前記レンタル費用決定部は、少なくとも前記総稼働時間の情報に基づいて基準レンタル費用を決定し、更に、前記保守判定部により判定された前記作業機の保守の内容と前記保守実績とが一致するか否かを判定し、前記保守の内容と前記保守実績とが一致する場合に、前記基準レンタル費用を前記作業機のレンタル費用として決定し、前記保守の内容と前記保守実績とが不一致の場合に、前記判定された前記保守費用の少なくとも一部の費用を前記基準レンタル費用に加算して得られる費用を前記作業機のレンタル費用として決定する作業機のレンタル管理装置。
【0109】
(2)によれば、保守を行ったユーザに対してはその保守に必要な費用の請求を行わず、保守を行わなかったユーザに対してはその保守に必要な費用をレンタル費用に含めて請求するといった柔軟な費用設定が可能となる。このため、ユーザにとっては作業機のレンタルにかかるトータル費用を抑制したり、レンタル期間中の作業機の使用時間を長くできたりといったメリットが得られ、作業機の貸与者にとっては効率的な運用が可能になるというメリットが得られる。
【0110】
(3)
(2)記載の作業機のレンタル管理装置であって、
前記レンタル費用決定部は、前記保守の内容と前記保守実績とが不一致の場合には、前記保守実績と前記保守の内容との差に基づいて、前記基準レンタル費用に加算する前記費用を決定する作業機のレンタル管理装置。
【0111】
(3)によれば、ユーザによって保守が一部だけ実施されたような場合に、その実施した保守にかかった費用の請求をユーザに行わないといったことができる。このため、ユーザは、状況に合わせた作業機2の柔軟な運用が可能になる。
【0112】
(4)
(2)又は(3)記載の作業機のレンタル管理装置であって、
前記レンタル期間における前記作業機の消耗度の情報を前記記憶部から取得する第二情報取得部を更に備え、
前記レンタル費用決定部は、前記総稼働時間の情報と前記消耗度の情報とに基づいて前記基準レンタル費用を決定する作業機のレンタル管理装置。
【0113】
(4)によれば、レンタル費用をより適正化することができる。
【0114】
(5)
エンジンを含む作業機のレンタル費用を管理する作業機のレンタル管理方法であって、
前記作業機のレンタル期間における前記作業機の総稼働時間及び保守実績の情報と、前記レンタル期間の開始時における前記作業機の累計稼働時間の情報と、前記作業機に必要な保守の内容及び前記保守にかかる費用の情報を含む保守管理情報と、を記憶部から取得するステップと、
前記総稼働時間と前記累計稼働時間と前記保守管理情報とに基づいて、前記レンタル期間において必要な前記作業機の保守にかかる保守費用を判定するステップと、
前記総稼働時間と前記保守実績と前記保守費用とに基づいて、前記作業機の前記レンタル期間中のレンタル費用を決定するステップと、
前記レンタル費用の情報を出力するステップと、を備える作業機のレンタル管理方法。
【0115】
(5)によれば、総稼働時間と保守実績と保守費用に基づいて作業機のレンタル費用が決定される。このように、レンタル費用の決定に、保守実績と保守費用が加味されることで、例えば、保守を行ったユーザに対してはその保守に必要な費用の請求を行わず、保守を行わなかったユーザに対してはその保守に必要な費用をレンタル費用に含めて請求するといった柔軟な費用設定が可能となる。ユーザにとっては保守費用を努力して下げることで、作業機のレンタルにかかるトータル費用を抑制できるというメリットがある。作業機の貸与者にとっては、ユーザに保守を促すことができるため、作業機を保守している期間のレンタル不可期間を減らすことができ、効率的な運用が可能になる。また、レンタル期間における保守実績に基づいてレンタル費用が決定されるため、ユーザと貸与者の双方にとって適正なレンタル費用を決定することができる。
【0116】
(6)
エンジンを含む作業機のレンタル費用を管理するための作業機のレンタル管理プログラムであって、
前記作業機のレンタル期間における前記作業機の総稼働時間及び保守実績の情報と、前記レンタル期間の開始時における前記作業機の累計稼働時間の情報と、前記作業機に必要な保守の内容及び前記保守にかかる費用の情報を含む保守管理情報と、を記憶部から取得するステップと、
前記総稼働時間と前記累計稼働時間と前記保守管理情報とに基づいて、前記レンタル期間において必要な前記作業機の保守にかかる保守費用を判定するステップと、
前記総稼働時間と前記保守実績と前記保守費用とに基づいて、前記作業機の前記レンタル期間中のレンタル費用を決定するステップと、
前記レンタル費用の情報を出力するステップと、をコンピュータに実行させるための作業機のレンタル管理プログラム。
【0117】
(6)によれば、総稼働時間と保守実績と保守費用に基づいて作業機のレンタル費用が決定される。このように、レンタル費用の決定に、保守実績と保守費用が加味されることで、例えば、保守を行ったユーザに対してはその保守に必要な費用の請求を行わず、保守を行わなかったユーザに対してはその保守に必要な費用をレンタル費用に含めて請求するといった柔軟な費用設定が可能となる。ユーザにとっては保守費用を努力して下げることで、作業機のレンタルにかかるトータル費用を抑制できるというメリットがある。作業機の貸与者にとっては、ユーザに保守を促すことができるため、作業機を保守している期間のレンタル不可期間を減らすことができ、効率的な運用が可能になる。また、レンタル期間における保守実績に基づいてレンタル費用が決定されるため、ユーザと貸与者の双方にとって適正なレンタル費用を決定することができる。
【産業上の利用可能性】
【0118】
本発明によれば、作業機のレンタル費用を適正に決定することのできる作業機のレンタル管理装置、作業機のレンタル管理方法、及び作業機のレンタルプログラムを提供することができる。
【符号の説明】
【0119】
100 作業機レンタルシステム
1 レンタル管理装置
2 作業機
3 ユーザ端末
4 インターネット
2A 液体ポンプ
2B エンジン装置
20 バス
21 エンジン
22 通信I/F
23 ECU
24 操作装置
25 ポンプ機構
10 バス
11 制御部
11A 第一情報取得部
11B 保守判定部
11C レンタル費用決定部
11D 情報出力部
11E 第二情報取得部
12 ROM
12a 第一記憶領域
12b 第二記憶領域
12c 第三記憶領域
12d 第四記憶領域
13 RAM
14 通信I/F
15 操作部
16 出力装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】