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再表2019-189286シクロプロピルエチレン化合物及びそれを含有する有害節足動物防除組成物
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2019年10月3日
【発行日】2021年4月15日
(54)【発明の名称】シクロプロピルエチレン化合物及びそれを含有する有害節足動物防除組成物
(51)【国際特許分類】
   C07C 69/734 20060101AFI20210319BHJP
   A01N 37/36 20060101ALI20210319BHJP
   A01N 43/40 20060101ALI20210319BHJP
   A01P 7/04 20060101ALI20210319BHJP
   A01P 7/02 20060101ALI20210319BHJP
   C07D 213/55 20060101ALI20210319BHJP
【FI】
   C07C69/734 BCSP
   C07C69/734 Z
   A01N37/36
   A01N43/40 101A
   A01P7/04
   A01P7/02
   C07D213/55
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】59
【出願番号】特願2020-510979(P2020-510979)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2019年3月27日
(31)【優先権主張番号】特願2018-61364(P2018-61364)
(32)【優先日】2018年3月28日
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】000002093
【氏名又は名称】住友化学株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100150500
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 靖
(72)【発明者】
【氏名】水野 肇
(72)【発明者】
【氏名】中島 基博
(72)【発明者】
【氏名】氏原 一哉
【テーマコード(参考)】
4C055
4H006
4H011
【Fターム(参考)】
4C055AA01
4C055BA01
4C055CA02
4C055CA06
4C055DA06
4C055DA16
4C055DA33
4C055DB02
4H006AA01
4H006AB02
4H006BB20
4H006BB25
4H006BD70
4H006BJ20
4H006BJ50
4H006BM10
4H006BM20
4H006BM30
4H006BM71
4H006BM72
4H006BP10
4H006KA31
4H011AC01
4H011AC04
4H011BB06
4H011BB09
4H011DA02
4H011DA03
4H011DA05
4H011DA09
4H011DA10
4H011DA13
4H011DA15
4H011DA16
4H011DA17
4H011DA21
(57)【要約】
本発明は、有害節足動物に対する優れた防除効果を有する、式(I)

[式中、
1は、水素原子等を表し、
21、R22、R31、及びR32は、同一又は相異なり、水素原子等を表し、そして、
1、Q2、Q3、及びQ4は、同一又は相異なり、CH等を表す。]
で示される化合物、並びに当該化合物を含有する有害節足動物防除組成物、および当該化合物を施用する有害節足動物の防除方法、を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】
〔式中、
1は、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキル基又は水素原子を表し、
21、R22、R31、及びR32は、同一又は相異なり、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4鎖式炭化水素基、ハロゲン原子、又は水素原子を表し、
1は、CX1又は窒素原子を表し、
2は、CX2又は窒素原子を表し、
3は、CX3又は窒素原子を表し、
4は、CX4又は窒素原子を表し、そして、
1、X2、X3、及びX4は、同一又は相異なり、C1−C4鎖式炭化水素基{該C1−C4鎖式炭化水素基は、C1−C3アルコキシ基及びハロゲン原子からなる群より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい}、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4アルコキシ基、ハロゲン原子、又は水素原子を表す。〕
で示される化合物。
【請求項2】
1、Q3、及びQ4がCHであり、Q2がCX2である請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
2がCCH3である請求項1又は請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
2がCHである請求項1又は請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
1が水素原子である請求項1〜請求項4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
21、R22、R31、及びR32が、水素原子である請求項1〜請求項5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の化合物と、不活性担体とを含有する有害節足動物防除組成物。
【請求項8】
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の化合物の有効量を有害節足動物又は有害節足動物の生息場所に施用する有害節足動物の防除方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許出願は、日本国特許出願2018−061364号(2018年3月28日出願)に基づくパリ条約上の優先権および利益を主張するものであり、ここに引用することによって、上記出願に記載された内容の全体が本明細書中に組み込まれるものとする。
【0002】
本発明はある種のシクロプロピルエチレン化合物及びそれを含有する有害節足動物防除組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
これまでに有害節足動物の防除を目的として、様々な化合物が検討されており、実用に供されている(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】The Pesticide Manual−17th edition(BCPC刊);ISBN 978−1−901396−88−1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、有害節足動物に対して優れた防除効力を有する化合物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下のとおりである。
〔1〕 式(I)
【化1】
〔式中、
1は、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキル基又は水素原子を表し、
21、R22、R31、及びR32は、同一又は相異なり、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4鎖式炭化水素基、ハロゲン原子、又は水素原子を表し、
1は、CX1又は窒素原子を表し、
2は、CX2又は窒素原子を表し、
3は、CX3又は窒素原子を表し、
4は、CX4又は窒素原子を表し、そして、
1、X2、X3、及びX4は、同一又は相異なり、C1−C4鎖式炭化水素基{該C1−C4鎖式炭化水素基は、C1−C3アルコキシ基及びハロゲン原子からなる群より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい}、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4アルコキシ基、ハロゲン原子、又は水素原子を表す。〕
で示される化合物(以下、本発明化合物と記す)。
〔2〕 Q1、Q3、及びQ4がCHであり、Q2がCX2である〔1〕に記載の化合物。
〔3〕 Q2がCCH3である〔1〕又は〔2〕に記載の化合物。
〔4〕 Q2がCHである〔1〕又は〔2〕に記載の化合物。
〔5〕 R1が水素原子である〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の化合物。
〔6〕 R21、R22、R31、及びR32が、水素原子である〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の化合物。
〔7〕 〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の化合物と、不活性担体とを含有する有害節足動物防除組成物。
〔8〕 〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の化合物の有効量を有害節足動物又は有害節足動物の生息場所に施用する有害節足動物の防除方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、有害節足動物を防除することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明における置換基について説明する。
ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を意味する。
置換基が2以上のハロゲン原子を有している場合、それらのハロゲン原子は各々同一でも異なっていてもよい。
本明細書における「CX−CY」との表記は、炭素原子数がX乃至Yであることを意味する。例えば「C1−C4」との表記は、炭素原子数が1乃至4であることを意味する。
鎖式炭化水素基とは、アルキル基、アルケニル基又はアルキニル基を表す。
アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、1−メチルプロピル基、ブチル基、及びtert−ブチル基が挙げられる。
アルケニル基としては、例えばビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチル−1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、及び3−ブテニル基が挙げられる。
アルキニル基としては、例えばエチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−メチル−2−プロピニル基、及び2−ブチニル基が挙げられる。
C1−C4鎖式炭化水素基{該C1−C4鎖式炭化水素基は、C1−C3アルコキシ基及びハロゲン原子からなる群より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい}としては、例えばペルフルオロアルキル基(例えば、トリフルオロメチル基)、および2,2−ジクロロエチレン基を挙げられる。
C1−C3アルコキシ基は、メトキシ基、エトキシ基、及びプロポキシ基を表す。
【0009】
本発明化合物が1個又は複数個の不斉中心を有する場合、各々の光学異性体(エナンチオマー、ジアステレオマー)、及びそれらを任意の割合で含む立体異性体混合物も本発明化合物に含まれる。また、炭素−炭素二重結合に由来する2種以上の幾何異性体の各々、及びそれらを任意の割合で含む幾何異性体混合物も本発明化合物に含まれる。
【0010】
本発明化合物の態様としては、以下の化合物が挙げられる。
【0011】
〔態様1〕本発明化合物において、Q1がCX1であり、Q2がCX2であり、Q3がCX3であり、Q4がCX4である化合物。
〔態様2〕態様1において、X1、X3、及びX4が、同一又は相異なり、C1−C4アルキル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様3〕態様1において、X1、X3、及びX4が、同一又は相異なり、メチル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様4〕態様1において、X1、X3、及びX4が、水素原子である化合物。
〔態様5〕態様1において、X2が、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4アルキル基、1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4アルコキシ基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様6〕態様5において、X1、X3、及びX4が、同一又は相異なり、C1−C4アルキル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様7〕態様5において、X1、X3、及びX4が、同一又は相異なり、メチル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様8〕態様5において、X1、X3、及びX4が、水素原子である化合物。
〔態様9〕態様1において、X2が、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C3アルキル基、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C3アルコキシ基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様10〕態様9において、X1、X3、及びX4が、同一又は相異なり、C1−C4アルキル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様11〕態様9において、X1、X3、及びX4が、同一又は相異なり、メチル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様12〕態様9において、X1、X3、及びX4が、水素原子である化合物。
〔態様13〕態様1において、X2が、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C3アルキル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様14〕態様13において、X1、X3、及びX4が、同一又は相異なり、C1−C4アルキル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様15〕態様13において、X1、X3、及びX4が、同一又は相異なり、メチル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様16〕態様13において、X1、X3、及びX4が、水素原子である化合物。
〔態様17〕本発明化合物において、Q1が窒素原子であり、Q2がCX2であり、Q3がCX3であり、Q4がCX4である化合物。
〔態様18〕本発明化合物において、Q1が窒素原子であり、Q2がCHであり、Q3がCHであり、Q4がCHである化合物。
〔態様19〕本発明化合物において、Q1がCX1であり、Q2が窒素原子であり、Q3がCX3であり、Q4がCX4である化合物。
〔態様20〕本発明化合物において、Q1がCHであり、Q2が窒素原子であり、Q3がCHであり、Q4がCHである化合物。
〔態様21〕本発明化合物において、Q1がCX1であり、Q2がCX2であり、Q3が窒素原子であり、Q4がCX4である化合物。
〔態様22〕本発明化合物において、Q1がCHであり、Q2がCHであり、Q3が窒素原子であり、Q4がCHである化合物。
〔態様23〕本発明化合物において、Q1がCX1であり、Q2がCX2であり、Q3がCX3であり、Q4が窒素原子である化合物。
〔態様24〕本発明化合物において、Q1がCHであり、Q2がCHであり、Q3がCHであり、Q4が窒素原子である化合物。
〔態様25〕態様1〜態様24のいずれかにおいて、R21、R22、R31、及びR32が、同一又は相異なり、C1−C3アルキル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様26〕態様1〜態様24のいずれかにおいて、R21、R22、R31、及びR32が、同一又は相異なり、メチル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様27〕態様1〜態様24のいずれかにおいて、R21、R22、R31、及びR32が、同一又は相異なり、メチル基、フッ素原子、又は水素原子である化合物。
〔態様28〕態様1〜態様24のいずれかにおいて、R1が、C1−C3アルキル基又は水素原子である化合物。
〔態様29〕態様1〜態様24のいずれかにおいて、R1が、C1−C3アルキル基又は水素原子であり、R21、R22、R31、及びR32が、同一又は相異なり、C1−C3アルキル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様30〕態様1〜態様24のいずれかにおいて、R1が、C1−C3アルキル基又は水素原子であり、R21、R22、R31、及びR32が、同一又は相異なり、メチル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様31〕態様1〜態様24のいずれかにおいて、R1が、C1−C3アルキル基又は水素原子であり、R21、R22、R31、及びR32が、同一又は相異なり、メチル基、フッ素原子、又は水素原子である化合物。
〔態様32〕態様1〜態様24のいずれかにおいて、R1が、メチル基又は水素原子である化合物。
〔態様33〕態様1〜態様24のいずれかにおいて、R1が、メチル基又は水素原子であり、R21、R22、R31、及びR32が、同一又は相異なり、C1−C3アルキル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様34〕態様1〜態様24のいずれかにおいて、R1が、メチル基又は水素原子であり、R21、R22、R31、及びR32が、同一又は相異なり、メチル基、ハロゲン原子、又は水素原子である化合物。
〔態様35〕態様1〜態様24のいずれかにおいて、R1が、メチル基又は水素原子であり、R21、R22、R31、及びR32が、同一又は相異なり、メチル基、フッ素原子、又は水素原子である化合物。
【0012】
次に、本発明化合物の製造法について説明する。
【0013】
製造法1
本発明化合物は、式(II−a)で示される化合物(以下、化合物(II−a)と記す)と式(R−1)で示される化合物(以下、化合物(R−1)と記す)とを塩基の存在下で反応させて生成物(以下、粗生成物(1)と記す)を得る工程(以下、工程(1)と記す)、及び粗生成物(1)と式(R−2)で示される化合物(以下、化合物(R−2)と記す)とを塩基の存在下で反応させる工程(以下、工程(2)と記す)により製造することができる。
【化2】
[式中、R51はC1−C4アルキル基を表し、X51は塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、C1−C4アルコキシスルホニルオキシ基、C1−C4アルカンスルホニルオキシ基、又はトシルオキシ基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。]
【0014】
C1−C4アルコキシスルホニルオキシ基、およびC1−C4アルカンスルホニルオキシ基とは、脱離基として作用する基を意味し、例えばメタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基を挙げられる。
【0015】
工程(1)は、通常溶媒中で行われる。反応に用いられる溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル(以下、MTBEと記す)、テトラヒドロフラン(以下、THFと記す)等のエーテル(以下、エーテル類と記す);ジメチルホルムアミド(以下、DMFと記す)、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド(以下、DMSOと記す)等の非プロトン性極性溶媒(以下、非プロトン性極性溶媒と記す)、及びこれらの2種類以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物(以下、アルカリ金属水素化物類と記す)が挙げられる。
反応には、化合物(II−a)1モルに対して、化合物(R−1)が通常1モル〜10モルの割合、塩基が通常0.5モル〜5モルの割合で用いられる。
反応時間は、通常5分間〜72時間の範囲である。反応温度は、通常−20℃〜100℃の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を加え、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより粗生成物(1)を得ることができる。
化合物(R−1)は、市販の化合物であるか、公知の方法に準じて製造することができる。
【0016】
工程(2)は、通常溶媒中で行われる。反応に用いられる溶媒としては、例えば、エーテル類;非プロトン性極性溶媒、及びこれらの2種類以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば、アルカリ金属水素化物類;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩(以下、アルカリ金属炭酸塩類と記す)が挙げられる。
反応には、工程(1)で用いた化合物(II−a)1モルに対して、化合物(R−2)が通常1モル〜10モルの割合、塩基が通常1モル〜5モルの割合で用いられる。
反応時間は、通常5分間〜72時間の範囲である。反応温度は、通常−20℃〜100℃の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を加え、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、本発明化合物を単離することができる。
化合物(R−2)は、市販の化合物であるか、公知の方法に準じて製造することができる。
【0017】
製造法2
本発明化合物は、式(III−a)で示される化合物(以下、化合物(III−a)と記す)と式(R−3)で示される化合物(以下、化合物(R−3)と記す)とを、触媒及び塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
【化3】
[式中、記号は前記と同じ意味を表す。]
反応は、通常溶媒中で行われる。反応に用いられる溶媒としては、例えば、ヘキサン、トルエン、キシレン等の炭化水素(以下、炭化水素類と記す);エーテル類;クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素(以下、ハロゲン化炭化水素類と記す);非プロトン性極性溶媒;酢酸エチル等のエステル(以下、エステル類と記す)、及びこれらの2種類以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類(以下、アルカリ金属炭酸塩類と記す);リン酸三カリウム等のアルカリ金属リン酸塩(以下、リン酸塩類と記す);酢酸ナトリウム等の酢酸塩(以下、酢酸塩類と記す)等が挙げられる。
反応に用いられる触媒としては、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物等のパラジウム触媒が挙げられる。
反応には、化合物(III−a)1モルに対して、化合物(R−3)が通常1モル〜10モルの割合、触媒が通常0.0001モル〜1モルの割合、塩基が通常0.1モル〜5モルの割合で用いられる。
反応時間は、通常5分間〜72時間の範囲である。反応温度は、通常0℃〜150℃の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を加え、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、本発明化合物を単離することができる。
化合物(R−3)は、市販の化合物である。
【0018】
参考製造法1
化合物(II−a)は、式(IV−a)で示される化合物(以下、化合物(IV−a)と記す)と式(R−4)で示される化合物(以下、化合物(R−4)と記す)とを、触媒及び塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
【化4】
[式中、X52は塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、又はトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。]
反応は、化合物(III−a)の代わりに化合物(R−4)を用い、化合物(R−3)の代わりに化合物(IV−a)を用い、製造法2に準じて実施することができる。
化合物(IV−a)及び化合物(R−4)は、市販の化合物であるか、公知の方法に準じて製造することができる。
【0019】
参考製造法2
化合物(III−a)は、式(V−a)で示される化合物(以下、化合物(V−a)と記す)とビス(ピナコラト)ジボロンとを、触媒及び塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
【化5】
[式中、X53は、臭素原子、ヨウ素原子又はトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。]
反応は、化合物(III−a)の代わりにビス(ピナコラト)ジボロンを用い、化合物(R−3)の代わりに化合物(V−a)を用い、製造法2に準じて実施することができる。
【0020】
参考製造法3
化合物(III−a)は、式(V−b)で示される化合物(化合物(V−a)においてX53がヨウ素原子である化合物;以下、化合物(V−b)と記す)とピナコールボランとを、触媒及び塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
【化6】
[式中、記号は前記と同じ意味を表す。]
反応は、通常溶媒中で行われる。反応に用いられる溶媒としては、例えば、炭化水素類;エーテル類;ハロゲン化炭化水素類;非プロトン性極性溶媒;エステル類、及びこれらの2種類以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば、アルカリ金属水素化物類等が挙げられる。
反応に用いられる触媒としては、ヨウ化銅(I)等が挙げられる。
反応には、化合物(V−b)1モルに対して、ピナコールボランが通常1モル〜10モルの割合、触媒が通常0.01モル〜1モルの割合、塩基が通常1モル〜5モルの割合で用いられる。
反応時間は、通常5分間〜72時間の範囲である。反応温度は、通常−20℃〜100℃の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を加え、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(III−a)を単離することができる。
【0021】
参考製造法4
化合物(V−c)は、式(VIII−a)で示される化合物(以下、化合物(VIII−a)と記す)とトリフルオロメタンスルホン酸無水物とを、塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
【化7】
[式中、記号は前記と同じ意味を表す。]
反応は、通常溶媒中で行われる。反応に用いられる溶媒としては、例えば、炭化水素類;エーテル類;ハロゲン化炭化水素類;エステル類、及び2種類以上のこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基(以下、有機塩基類と記す)が挙げられる。
反応には、化合物(VIII−a)1モルに対して、トリフルオロメタンスルホン酸無水物が通常1モル〜5モルの割合、塩基が通常1モル〜50モルの割合で用いられる。
反応時間は、通常5分間〜72時間の範囲である。反応温度は、通常−20℃〜100℃の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を加え、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(V−c)を単離することができる。
【0022】
参考製造法5
化合物(V−a)は、式(VI−a)で示される化合物(以下、化合物(VI−a)と記す)と式(VII−a)で示される化合物(以下、化合物(VII−a)と記す)とを、塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
【化8】
[式中、記号は前記と同じ意味を表す。]
反応は、通常溶媒中で行われる。反応に用いられる溶媒としては、例えば、炭化水素類;エーテル類;ハロゲン化炭化水素類;非プロトン性極性溶媒、及び2種類以上のこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば、カルシウムt−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド(以下、アルカリ金属アルコキシド類と記す)が挙げられる。
反応には、化合物(VII−a)1モルに対して、化合物(VI−a)が通常0.5モル〜5モルの割合、塩基が通常1モル〜5モルの割合で用いられる。
反応には必要に応じて、塩化リチウムを用いてもよい。反応に塩化リチウムを用いる場合、化合物(VII−a)1モルに対して、塩化リチウムが通常0.01モル〜10モルの割合で用いられる。
反応時間は、通常5分間〜72時間の範囲である。反応温度は、通常−20℃〜100℃の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を加え、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(V−a)を単離することができる。
化合物(VII−a)は、市販の化合物であるか、公知の方法に準じて製造することができる。
【0023】
参考製造法6
化合物(VI−a)は、式(IX−a)で示される化合物(以下、化合物(IX−a)と記す)と還元剤とを反応させることにより製造することができる。
【化9】
[式中、記号は前記と同じ意味を表す。]
反応は、通常溶媒中で行われる。反応に用いられる溶媒としては、例えば、炭化水素類;ハロゲン化炭化水素類、及び2種類以上のこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる還元剤としては、例えば、水素化ジイソブチルアルミニウムが挙げられる。
反応には、化合物(IX−a)1モルに対して、還元剤が通常1モル〜2モルの割合で用いられる。
反応時間は、通常5分間〜10時間の範囲である。反応温度は、通常−20℃〜20℃の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を加え、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(VI−a)を単離することができる。また、抽出後の有機層を濃縮することなく、そのまま参考製造法5に使用することもできる。
【0024】
参考製造法7
化合物(IX−a)は、式(IX−b)で示される化合物(以下、化合物(IX−b)と記す)とN,O−ジメチルヒドロキシルアミンとを、縮合剤の存在下で反応させることにより製造することができる。
【化10】
[式中、記号は前記と同じ意味を表す。]
反応は、通常溶媒中で行われる。反応に用いられる溶媒としては、例えば、炭化水素類;ハロゲン化炭化水素類、及び2種類以上のこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる縮合剤としては、例えば、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミドが挙げられる。
N,O−ジメチルヒドロキシルアミンは、塩酸塩、硫酸塩等の塩も使用することができる。
反応には、化合物(IX−b)1モルに対して、N,O−ジメチルヒドロキシルアミンが通常1モル〜10モル、縮合剤が通常1モル〜10モルの割合で用いられる。
反応には必要に応じて、塩基及び/又は1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを用いてもよい。塩基としては、例えば有機塩基類が挙げられる。反応に塩基を用いる場合、化合物(IX−b)1モルに対して、塩基が通常1モル〜10モルの割合で用いられる。反応に1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを用いる場合、化合物(IX−b)1モルに対して、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールが通常0.001モル〜1モル用いられる。
反応時間は、通常5分間〜10時間の範囲である。反応温度は、通常−20℃〜100℃の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を加え、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(IX−a)を単離することができる。
【0025】
参考製造法8
化合物(VIII−a)は、式(X−a)で示される化合物(以下、化合物(X−a)と記す)と塩基とを反応させることにより製造することができる。
【化11】
[式中、記号は前記と同じ意味を表す。]
反応は、通常溶媒中で行われる。反応に用いられる溶媒としては、例えば、炭化水素類;エーテル類;ハロゲン化炭化水素類;エステル類;水、及び2種類以上のこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば、テトラブチルアンモニウムフルオリド、リン酸三カリウム等が挙げられる。
反応には、化合物(X−a)1モルに対して、塩基が通常1モル〜50モルの割合で用いられる。
反応時間は、通常5分間〜72時間の範囲である。反応温度は、通常−20℃〜100℃の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を加え、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(VIII−a)を単離することができる。
【0026】
参考製造法9
化合物(X−a)は、式(XI−a)で示される化合物(以下、化合物(XI−a)と記す)と化合物(R−4)とを、触媒及び塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
【化12】
[式中、記号は前記と同じ意味を表す。]
反応は、化合物(IV−a)に代えて化合物(XI−a)を用い、参考製造法1に準じて実施することができる。
化合物(XI−a)は、公知の方法に準じて製造することができる。
【0027】
参考製造法10
化合物(VIII−a)は、式(XII−a)で示される化合物(以下、化合物(XII−a)と記す)とメタノールとを、酸の存在下で反応させることにより製造することができる。
【化13】
[式中、記号は前記と同じ意味を表す。]
反応は、通常溶媒中で行われる。反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール等のアルコール類、水及び、2種類以上のこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸としては、例えば、塩酸、及びp−トルエンスルホン酸が挙げられる。
反応には、化合物(XII−a)1モルに対して、メタノールが通常1モル〜10モルの割合、酸が通常0.001モル〜0.1モルの割合で用いられる。
反応時間は、通常5分間〜72時間の範囲である。反応温度は、通常−20℃〜100℃の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を加え、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(VIII−a)を単離することができる。
【0028】
参考製造法11
化合物(XII−a)は、式(XIII−a)で示される化合物(以下、化合物(XIII−a)と記す)と化合物(R−4)とを、触媒及び塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
【化14】
[式中、記号は前記と同じ意味を表す。]
反応は、化合物(IV−a)の代わりに化合物(XIII−a)を用い、参考製造法1に準じて実施することができる。
化合物(XIII−a)は、公知の方法に準じて製造することができる。
【0029】
本発明化合物は、有害昆虫、有害ダニ類等の有害節足動物、有害軟体動物、及び有害線虫に対して効力を有する。有害節足動物、有害軟体動物、及び有害線虫としては、例えば以下のものが挙げられる。
【0030】
半翅目(Hemiptera):ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、キタウンカ(Javesella pellucida)、クロフツノウンカ(Perkinsiella saccharicida)、Tagosodes orizicolus等のウンカ科(Delphacidae);ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)、クロスジツマグロヨコバイ(Nephotettix nigropictus)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)、ジャガイモヒメヨコバイ(Empoasca fabae)、コーンリーフホッパー(Dalbulus maidis)、シロオオヨコバイ(Cofana spectra)等のヨコバイ科(Cicadellidae);Mahanarva posticata、Mahanarva fimbriolata等のコガシラアワフキムシ科(Cercopidae);マメクロアブラムシ(Aphis fabae)、ダイズアブラムシ(Aphis glycines)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ヨーロッパリンゴアブラムシ(Aphis pomi)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ムギワラギクオマルアブラムシ(Brachycaudus helichrysi)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、Rosy apple aphid(Dysaphis plantaginea)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、レタスヒゲナガアブラムシ(Nasonovia ribisnigri)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricida)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、ヒエノアブラムシ(Melanaphis sacchari)、オカボノクロアブラムシ(Tetraneura nigriabdominalis)、カンシャワタアブラムシ(Ceratovacuna lanigera)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)等のアブラムシ科(Aphididae);ブドウネアブラムシ(Daktulosphaira vitifoliae)、Pecan phylloxera(Phylloxera devastatrix)、Pecan leaf phylloxera(Phylloxera notabilis)、Southern pecan leaf phylloxera(Phylloxera russellae)等のネアブラムシ科(Phylloxeridae);ツガカサアブラムシ(Adelges tsugae)、Adelges piceae、ヒメカサアブラムシ(Aphrastasia pectinatae)等のカサアブラムシ科(Adelgidae);イネクロカメムシ(Scotinophara lurida)、Malayan rice black bug(Scotinophara coarctata)、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris aeneus)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、シラホシカメムシ(Eysarcoris ventralis)、ムラサキシラホシカメムシ(Eysarcoris annamita)、クサギカメムシ(Halyomorpha halys)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、Brown stink bug(Euschistus heros)、Red banded stink bug(Piezodorus guildinii)、Oebalus pugnax、Dichelops melacanthus等のカメムシ科(Pentatomidae);Burrower brown bug(Scaptocoris castanea)等のツチカメムシ科(Cydnidae);ホソヘリカメムシ(Riptortus pedestris)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、ホソクモヘリカメムシ(Leptocorisa acuta)等のホソヘリカメムシ科(Alydidae);ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)、アシビロヘリカメムシ(Leptoglossus australis)等のヘリカメムシ科(Coreidae);カンシャコバネナガカメムシ(Caverelius saccharivorus)、コバネヒョウタンナガカメムシ(Togo hemipterus)、アメリカコバネナガカメムシ(Blissus leucopterus)等のナガカメムシ科(Lygaeidae);アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus caelestialium)、アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittatus)、フタトゲムギカスミカメ(Stenodema calcarata)、サビイロカスミカメ(Lygus lineolaris)等のカスミカメムシ科(Miridae);オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、チャトゲコナジラミ(Aleurocanthus camelliae)、ヒサカキワタフキコナジラミ(Pealius euryae)等のコナジラミ科(Aleyrodidae);シュロマルカイガラムシ(Abgrallaspis cyanophylli)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、ナシマルカイガラムシ(Diaspidiotus perniciosus)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、ニセヤノネカイガラムシ(Unaspis citri)等のマルカイガラムシ科(Diaspididae);ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)等のカタカイガラムシ科(Coccidae);イセリアカイガラムシ(Icerya purchasi)、キイロワタフキカイガラムシ(Icerya seychellarum)等のワタフキカイガラムシ科(Margarodidae);ナスコナガイガラムシ(Phenacoccus solani)、クロテンコナカイガラムシ(Phenacoccus solenopsis)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)、ガハニコナカイガラムシ(Pseudococcus calceolariae)、ナガオコナカイガラムシ(Pseudococcus longispinus)、タトルミーリーバグ(Brevennia rehi)等のコナカイガラムシ科(Pseudococcidae);ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ミカントガリキジラミ(Trioza erytreae)、ナシキジラミ(Cacopsylla pyrisuga)、チュウゴクナシキジラミ(Cacopsylla chinensis)、ジャガイモトガリキジラミ(Bactericera cockerelli)、Pear psylla(Cacopsylla pyricola)等のキジラミ科(Psyllidae);プラタナスグンバイ(Corythucha ciliata)、アワダチソウグンバイ(Corythucha marmorata)、ナシグンバイ(Stephanitis nashi)、ツツジグンバイ(Stephanitis pyrioides)等のグンバイムシ科(Tingidae);トコジラミ(Cimex lectularius)、ネッタイトコジラミ(Cimex lectularius)等のトコジラミ科(Cimicidae);Giant Cicada(Quesada gigas)等のセミ科(Cicadidae);ブラジルサシガメ(Triatoma infestans)、ベネズエラサシガメ(Rhodonius prolixus)等のサシガメ科(Reduviidae);トリアトマ属(Triatoma spp.)。
【0031】
鱗翅目(Lepidoptera):ニカメイガ(Chilo suppressalis)、Darkheaded stem borer(Chilo polychrysus)、White stem borer(Scirpophaga innotata)、イッテンオオメイガ(Scirpophaga incertulas)、Rupela albina、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、Marasmia patnalis、イネハカジノメイガ(Marasmia exigua)、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、European corn borer(Ostrinia nubilalis)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、モンキクロノメイガ(Herpetogramma luctuosale)、シバツトガ(Pediasia teterrellus)、ライスケースワーム(Nymphula depunctalis)、Sugarcane borer(Diatraea saccharalis)等のツトガ科(Crambidae);モロコシマダラメイガ(Elasmopalpus lignosellus)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)、フタモンマダラノメイガ(Euzophera batangensis)、スジマダラメイガ(Cadra cautella)等のメイガ科(Pyralidae);ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、アワヨトウ(Mythimna separata)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、イネヨトウ(Sesamia inferens)、シロナヨトウ(Spodoptera mauritia)、フタオビコヤガ(Naranga aenescens)、ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)、アフリカシロナヨトウ(Spodoptera exempta)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、タマナギンウワバ(Autographa nigrisigna)、イネキンウワバ(Plusia festucae)、Soybean looper(Chrysodeixis includens)、トリコプルシア属(Trichoplusia spp.)、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)等のヘリオティス属(Heliothis spp.)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)等のヘリコベルパ属(Helicoverpa spp.)、Velvetbean caterpillar(Anticarsia gemmatalis)、Cotton leafworm(Alabama argillacea)、Hop vine borer(Hydraecia immanis)等のヤガ科(Noctuidae);モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ科(Pieridae);ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、スモモヒメシンクイ(Grapholita dimorpha)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella)、アズキサヤムシガ(Matsumuraeses azukivora)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes honmai)、チャハマキ(Homona magnanima)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、コドリンガ(Cydia pomonella)、カンシャシンクイハマキ(Tetramoera schistaceana)、Bean Shoot Borer(Epinotia aporema)、Citrus fruit borer(Ecdytolopha aurantiana)等のハマキガ科(Tortricidae);チャノホソガ(Caloptilia theivora)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)等のホソガ科(Gracillariidae);モモシンクイガ(Carposina sasakii)等のシンクイガ科(Carposinidae);Coffee Leaf miner(Leucoptera coffeella)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、ギンモンハモグリガ(Lyonetia prunifoliella)等のハモグリガ科(Lyonetiidae);マイマイガ(Lymantria dispar)等のリマントリア属(Lymantria spp.)、チャドクガ(Euproctis pseudoconspersa)等のユープロクティス属(Euproctis spp.)等のドクガ科(Lymantriidae);コナガ(Plutella xylostella)等のコナガ科(Plutellidae);モモキバガ(Anarsia lineatella)、イモキバガ(Helcystogramma triannulella)、ワタアカミムシガ(Pectinophora gossypiella)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、Tuta absoluta等のキバガ科(Gelechiidae);アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等のヒトリガ科(Arctiidae);Giant Sugarcane borer(Telchin licus)等のカストニアガ科(Castniidae);ヒメボクトウ(Cossus insularis)等のボクトウガ科(Cossidae);ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria)等のシャクガ科(Geometridae);ヒロヘリアオイラガ(Parasa lepida)等のイラガ科(Limacodidae);カキノヘタムシガ(Stathmopoda masinissa)等のニセマイコガ科(Stathmopodidae);クロメンガタスズメ(Acherontia lachesis)等のスズメガ科(Sphingidae);キクビスカシバ(Nokona feralis)、コスカシバ(Synanthedon hector)、ヒメコスカシバ(Synanthedon tenuis)等のスカシバガ科(Sesiidae);イネツトムシ(Parnara guttata)等のセセリチョウ科(Hesperiidae);イガ(Tinea translucens)、コイガ(Tineola bisselliella)等のヒロズコガ科(Tinedae)。
【0032】
総翅目(Thysanoptera):ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)、モトジロアザミウマ(Echinothrips americanus)等のアザミウマ科(Thripidae);イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)等のクダアザミウマ科(Phlaeothripidae)。
【0033】
双翅目(Diptera):タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)、テンサイモグリハナバエ(Pegomya cunicularia)等のハナバエ科(Anthomyiidae);シュガービートルートマゴット(Tetanops myopaeformis)等のハネフリバエ科(Ulidiidae);イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)等のハモグリバエ科(Agromyzidae);イネキモグリバエ(Chlorops oryzae)等のキモグリバエ科(Chloropidae);ウリミバエ(Bactrocera cucurbitae)、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)、ナスミバエ(Bactrocera latifrons)、オリーブミバエ(Bactrocera oleae)、クインスランドミバエ(Bactrocera tryoni)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)、アップルマゴット(Rhagoletis pomonella)、オウトウハマダラミバエ(Rhacochlaena japonica)等のミバエ科(Tephritidae);イネヒメハモグリバエ(Hydrellia griseola)、トウヨウイネクキミギワバエ(Hydrellia philippina)、イネクキミギワバエ(Hydrellia sasakii)等のミギワバエ科(Ephydridae);オウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)等のショウジョウバエ科(Drosophilidae);オオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)等のノミバエ科(Phoridae);オオチョウバエ(Clogmia albipunctata)等のチョウバエ科(Psychodidae);チビクロバネキノコバエ(Bradysia difformis)等のクロバネキノコバエ科(Sciaridae);ヘシアンバエ(Mayetiola destructor)、イネノシントメタマバエ(Orseolia oryzae)等のタマバエ科(Cecidomyiidae);Diopsis macrophthalma等のシュモクバエ科(Diopsidae);キリウジガガンボ(Tipula aino)、Common cranefly(Tipula oleracea)、European cranefly(Tipula paludosa)等のガガンボ科(Tipulidae);アカイエカ(Culex pipiens pallens)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、チカイエカ(Culex pipiens f. molestus)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)、トビイロイエカ(Culex pipiens pipiens)、ニセシロハシイエカ(Culex vishnui)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)、ガンビエハマダラカ(Anopheles gambiae)、ステフェンスハマダラカ(Anopheles stephensi)、Anopheles coluzzii、Anopheles albimanus、Anopheles sundaicus、Anopheles arabiensis、Anopheles funestus、Anopheles darlingi、Anopheles farauti、Anopheles minimus等のカ科(Culicidae);キアシオオブユ(Prosimulium yezoensis)、ツメ卜ゲブユ(Simulium ornatum)等のブユ科(Simulidae);ウシアブ(Tabanus trigonus)等のアブ科(Tabanidae);イエバエ(Musca domestica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)、サシバエ(Stomoxys calcitrans)、ノサシバエ(Haematobia irritans)等のイエバエ科(Muscidae);クロバエ科(Calliphoridae);ニクバエ科(Sarcophagidae);オオユスリカ(Chironomus plumosus)、セスジユスリカ(Chironomus yoshimatsui)、ハイイロユスリカ(Glyptotendipes tokunagai)等のユスリカ科(Chironomidae);ヒメイエバエ科(Fannidae)。
【0034】
鞘翅目(Coleoptera):ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)、ノーザンコーンルートワーム(Diabrotica barberi)、メキシカンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera zeae)、バンデッドキューカンバービートル(Diabrotica balteata)、Cucurbit Beetle(Diabrotica speciosa)、ビーンリーフビートル(Cerotoma trifurcata)、クビアカクビホソハムシ(Oulema melanopus)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、Cabbage flea beetle(Phyllotreta cruciferae)、Western black flea beetle(Phyllotreta pusilla)、Cabbage stem flea beetle(Psylliodes chrysocephala)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、グレープ・コラスピス(Colaspis brunnea)、コーン・フレアビートル(Chaetocnema pulicaria)、サツマイモヒサゴトビハムシ(Chaetocnema confinis)、ポテト・フレアビートル(Epitrix cucumeris)、イネトゲハムシ(Dicladispa armigera)、southern corn leaf beetle(Myochrous denticollis)、ヨツモンカメノコハムシ(Laccoptera quadrimaculata)、タバコノミハムシ(Epitrix hirtipennis)等のハムシ科(Chrysomelidae);Seedcorn beetle(Stenolophus lecontei)、Slender seedcorn beetle(Clivina impressifrons)等のオサムシ科(Carabidae);ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、アオドウガネ(Anomala albopilosa)、マメコガネ(Popillia japonica)、ナガチャコガネ(Heptophylla picea)、European Chafer(Rhizotrogus majalis)、クロマルコガネ(Tomarus gibbosus)、Holotrichia属(Holotrichia spp.)、ジューン・ビートル(Phyllophaga crinita)等のPhyllophaga属(Phyllophaga spp.)、Diloboderus abderus等のDiloboderus属(Diloboderus spp.)等のコガネムシ科(Scarabaeidae);ワタミヒゲナガゾウムシ(Araecerus coffeae)、アリモドキゾウムシ(Cylas formicarius)、イモゾウムシ(Euscepes postfasciatus)、アルファルファタコゾウムシ(Hypera postica)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、ココクゾウムシ(Sitophilus oryzae)、グラナリアコクゾウムシ(Sitophilus granarius)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、シロスジオサゾウムシ(Rhabdoscelus lineatocollis)、ワタミハナゾウムシ(Anthonomus grandis)、シバオサゾウムシ(Sphenophorus venatus)、Southern Corn Billbug(Sphenophorus callosus)、Soybean stalk weevil(Sternechus subsignatus)、Sugarcane weevil(Sphenophorus levis)、サビヒョウタンゾウムシ(Scepticus griseus)、トビイロヒョウタンゾウムシ(Scepticus uniformis)、ブラジルマメゾウムシ(Zabrotes subfasciatus)、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)、Coffee Berry Borer(Hypothenemus hampei)、Aracanthus mourei等のAracanthus属(Aracanthus spp.)、cotton root borer(Eutinobothrus brasiliensis)等のゾウムシ科(Curculionidae);コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)、ヒラタコクヌストモドキ(Tribolium confusum)、ガイマイゴミムシダマシ(Alphitobius diaperinus)等のゴミムシダマシ科(Tenebrionidae);ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等のテントウムシ科(Coccinellidae);ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、コナナガシンクイ(Rhizopertha dominica)等のナガシンクイムシ科(Bostrychidae);ヒョウホンムシ科(Ptinidae);ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、Migdolus fryanus等のカミキリムシ科(Cerambycidae);オキナワカンシャクシコメツキ(Melanotus okinawensis)、トビイロムナボソコメツキ(Agriotes fuscicollis)、クシコメツキ(Melanotus legatus)、アシブトコメツキ属(Anchastus spp.)、コノデルス属(Conoderus spp.)、クテニセラ属(Ctenicera spp.)、リモニウス属(Limonius spp.)、Aeolus属(Aeolus spp.)等のコメツキムシ科(Elateridae);アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)等のハネカクシ科(Staphylinidae);ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)、ハラジロカツオブシムシ(Dermestes maculates)、ヒメアカカツオブシムシ(Trogoderma granarium)等のカツオブシムシ科(Dermestidae);タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)、ジンサンシバンムシ(Stegobium paniceum)等のシバンムシ科(Anobidae);アカチビヒラタムシ(Cryptolestes ferrigineus)等のチビヒラタムシ科(Laemophloeidae);ノコギリヒラタムシ(Oryzaephilus surinamensis)等のホソヒラタムシ科(Silvanidae)。
【0035】
直翅目(Orthoptera):トノサマバッタ(Locusta migratoria)、モロッコトビバッタ(Dociostaurus maroccanus)、オーストラリアトビバッタ(Chortoicetes terminifera)、アカトビバッタ(Nomadacris septemfasciata)、Brown Locust(Locustana pardalina)、Tree Locust(Anacridium melanorhodon)、Italian Locust(Calliptamus italicus)、Differential grasshopper(Melanoplus differentialis)、Two striped grasshopper(Melanoplus bivittatus)、Migratory grasshopper(Melanoplus sanguinipes)、Red-Legged grasshopper(Melanoplus femurrubrum)、Clearwinged grasshopper(Camnula pellucida)、サバクワタリバッタ(Schistocerca gregaria)、Yellow-winged locust(Gastrimargus musicus)、Spur-throated locust(Austracris guttulosa)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)、ハネナガイナゴ(Oxya japonica)、タイワンツチイナゴ(Patanga succincta)等のバッタ科(Acrididae);ケラ(Gryllotalpa orientalis)等のケラ科(Gryllotalpidae);ヨーロッパイエコオロギ(Acheta domestica)、エンマコオロギ(Teleogryllus emma)等のコオロギ科(Gryllidae);Mormon cricket(Anabrus simplex)等のキリギリス科(Tettigoniidae)。
【0036】
膜翅目(Hymenoptera):カブラハバチ(Athalia rosae)、ニホンカブラバチ(Athalia japonica)等のハバチ科(Tenthredinidae);ヒアリ(Solenopsis invicta)、アカカミアリ(Solenopsis geminata)等のトフシアリ属(Solenopsis spp.)、Brown leaf-cutting ant(Atta capiguara)等のハキリアリ属(Atta spp.)、ヒメハキリアリ属(Acromyrmex spp.)、サシハリアリ(Paraponera clavata)、ルリアリ(Ochetellus glaber)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、アルゼンチンアリ(Linepithema humile)、クロヤマアリ(Formica fusca japonica)、アミメアリ(Pristomyrmex punctutus)、オオズアリ(Pheidole noda)、ツヤオオズアリ(Pheidole megacephala)、クロオオアリ(Camponotus japonicus)、ムネアカオオアリ(Camponotus obscuripes)等のオオアリ属、オキシデンタリスシュウカクアリ(Pogonomyrmex occidentalis)等のシュウカクアリ属(Pogonomyrmex)、コカミアリ(Wasmania auropunctata)等のコカミアリ属(Wasmania)、アシナガキアリ(Anoplolepis gracilipes)等のアリ科(Formicidae);オオスズメバチ(Vespa mandarinia japonica)、ケブカスズメバチ(Vespa simillima)、コガタスズメバチ(Vespa analis Fabriciusi)、ツマアカスズメバチ(Vespa velutina)、セグロアシナガバチ(Polistes jokahamae)等のスズメバチ科(Vespidae);モミノオオキバチ(Urocerus gigas)等のキバチ科(Siricidae);アリガタバチ科(Bethylidae)。
【0037】
ゴキブリ目(Blattodea):チャバネゴキブリ(Blattella germanica)等のチャバネゴキブリ科(Blattellidae);クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)等のゴキブリ科(Blattidae);ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)、ダイコクシロアリ(Cryptotermes domesticus)、タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)、コウシュンシロアリ(Neotermes koshunensis)、サツマシロアリ(Glyptotermes satsumensis)、ナカジマシロアリ(Glyptotermes nakajimai)、カタンシロアリ(Glyptotermes fuscus)、オオシロアリ(Hodotermopsis sjostedti)、コウシュウイエシロアリ(Coptotermes guangzhouensis)、アマミシロアリ(Reticulitermes amamianus)、ミヤタケシロアリ(Reticulitermes miyatakei)、カンモンシロアリ(Reticulitermes kanmonensis)、タカサゴシロアリ(Nasutitermes takasagoensis)、ニトベシロアリ(Pericapritermes nitobei)、ムシャシロアリ(Sinocapritermes mushae)、Cornitermes cumulans等のシロアリ科(Termitidae)。
【0038】
ノミ目(Siphonaptera):ヒトノミ(Pulex irritans)等のPulex属、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)等のCtenocephalides属、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)等のXenopsylla属、スナノミ(Tunga penetrans)等のTunga属、ニワトリノミ(Echidnophaga gallinacea)等のEchidnophaga属、ヨーロッパネズミノミ(Nosopsyllus fasciatus)等のNosopsyllus属。
【0039】
咀顎目(Psocodae):アタマジラミ(Pediculus humanus capitis)等のPediculus属;ケジラミ(Pthirus pubis)等のPhtirus属;ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ブタジラミ(Haematopinus suis)等のHaematopinus属;ヒツジジラミ(Dalmalinia ovis)、ダマリニア・ボビス(Damalinia bovis)等のDamalinia属;ウシホソジラミ(Linognathus vituli)、ヒツジ体幹寄生ホソジラミ(Linognathus ovillus)等のLinognathus属;ケブカウシジラミ(Solenopotes capillatus)等のSolenopotes属;ニワトリハジラミ(Menopon gallinae)等のMenopon属;トリメノポン属(Trimenopon spp.);トリノトン属(Trinoton spp.);イヌハジラミ(Trichodectes canis)等のTrichodectes属;ネコハジラミ(Felicola subrostratus)等のFelicola属;ウシハジラミ(Bovicola bovis)等のBovicola属;ニワトリオオハジラミ(Menacanthus stramineus)等のMenacanthus属;ウェルネッキエラ属(Werneckiella spp.);レピケントロン属(Lepikentron spp.);ウスグロチャタテ(Liposcelis subfuscas)、ヒラタチャタテ(Liposcelis bostrychophilus)、ソウメンチャタテ(Liposcelis simulans)、コナチャタテ(Liposcelis divinatorius)、カツブシチャタテ(Liposcelis entomophila)等のコナチャタテ科(Liposcelididae)。
【0040】
シミ目(Thysanura):ヤマトシミ(Ctenoepisma villosa)、セイヨウシミ(Lepisma saccharina)等のシミ科(Lepismatidae)。
【0041】
ダニ目(Acari):ナミハダニ(Tetranychus urticae)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ミツユビナミハダニ(Tetranychus evansi)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、オリゴニカス属(Oligonychus spp.)等のハダニ科(Tetranychidae);ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、リュウキュウミカンサビダニ(Phyllocoptruta citri)、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)、チャノサビダニ(Calacarus carinatus)、チャノナガサビダニ(Acaphylla theavagrans)、ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)、カキサビダニ(Aceria diospyri)、Aceria tosichella、シソサビダニ(Shevtchenkella sp.)等のフシダニ科(Eriophyidae);チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)等のホコリダニ科(Tarsonemidae);ミナミヒメハダニ(Brevipalpus phoenicis)等のヒメハダニ科(Tenuipalpidae);ケナガハダニ科(Tuckerellidae);フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、ヤマトチマダニ(Haemaphysalis flava)、ツリガネチマダニ(Haemaphysalis campanulata)等のHaemaphysalis属、アメリカンドックチック(Dermacentor variabilis)、タイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanicus)、デルマセントル・アンデルソニ(Dermacentor andersoni)等の Dermacentor属、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュルツマダニ(Ixodes persulcatus)、ブラックレッグドチック(Ixodes scapularis)、西部クロアシマダニ(Ixodes pacificus)、イキソデス・ホロシクラス(Ixodes holocyclus)等のIxodes属、ローンスターチック(Amblyomma americanum)、アンブリオンマ・マクラタム(Ambryomma maculatum)等のAmblyomma属、オウシマダニ(Rhipicephalus (Boophilus) microplus)、ブーフィラス・アンヌラタス(Boophilus annulatus)等のBoophilus属、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)、リピセファラス・アペンディキュレイタス(Rhipicephalus appendiculatus)等のRhipicephalus属のマダニ科(Ixodidae);ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、ホウレンソウケナガコナダニ(Tyrophagus similis)等のコナダニ科(Acaridae);コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteronyssinus)等のチリダニ科(Pyroglyphidae);ホソツメダニ(Cheyletus eruditus)、クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis)、ミナミツメダニ(Cheyletus moorei)、イヌツメダニ(Cheyletiella yasguri)等のツメダニ科(Cheyletidae);ナガヒメダニ(Argas persicus)等のArgas属、オルニトドルス・ヘルムシ(Ornithodorus hermsi)、オルニトドルス・ツリカタ(Ornithodorus turicata)等のOrnithodorus属、ヒツジキュウセンヒゼンダニ(Psoroptes ovis)、ウマキュウセンヒゼンダニ(Psoroptes equi)等のPsoroptes属、クネミドコプテス・ミュタンス(Knemidocoptes mutans)等のKnemidocoptes属、ネコショウセンコウヒゼンダニ(Notoedres cati)、ネズミショウセンコウヒゼンダニ(Notoedres muris)等のNotoedres属、センコウヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)等のSarcoptes属、ミミヒゼンダニ(Octodectes cynotis)等のOtodectes属、ウサギズツキダニ(Listrophorus gibbus)等のListrophorus、ショクヒヒゼンダニ属(Chorioptes spp.)、ヒカダニ属(Hypodectes spp.)、プテロリクス属(Pterolichus spp.)、サイトジテス属(Cytodites spp.)、ラミノシオプテス属(Laminosioptes spp.)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)等のDermanyssus属、トリサシダニ(Ornithonyssus sylviarum)、イエダニ(Ornithonyssus bacoti)等のOrnithonyssus属、ミツバチヘギイタダニ(Varroa jacobsoni)等のVarroa属、イヌツメダニ(Cheyletiella yasguri)、ネコツメダニ(Cheyletiella blakei)等のCheyletiella属、オルニソケイレチア属(Ornithocheyletia spp.)、イヌニキビダニ(Demodex canis)、ネコニキビダニ(Demodex cati)等のDemodex属、ミオビア属(Myobia spp.)、プソレルガテス属(Psorergates spp.)、アカツツガムシ(Trombicula akamushi)、フトゲツツガムシ(Trombicula pallida)、タテツツガムシ(Trombicula scutellaris)等のTrombicula属。
【0042】
クモ目(Araneae):カバキコマチグモ(Cheiracanthium japonicum)等のコマチグモ科(Eutichuridae);セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)等のヒメグモ科(Theridiidae)。
オビヤスデ目(Polydesmida):ヤケヤスデ(Oxidus gracilis)、アカヤスデ(Nedyopus tambanus)等のヤケヤスデ科(Paradoxosomatidae)。
等脚目(Isopoda):オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)等のオカダンゴムシ科(Armadillidiidae)。
唇脚綱(Chilopoda):ゲジ(Thereuonema hilgendorfi)等のゲジ科(Scutigeridae);トビズムカデ(Scolopendra subspinipes)等のオオムカデ科(Scolopendridae);イッスンムカデ(Bothropolys rugosus)等のイッスンムカデ科(Ethopolidae)。
【0043】
腹足綱(Gastropoda):チャコウラナメクジ(Limax marginatus)、キイロコウラナメクジ(Limax flavus)等のコウラナメクジ科(Limacidae);ナメクジ(Meghimatium bilineatum)等のナメクジ科(Philomycidae);スクミリンゴガイ(Pomacea canaliculata)等のリンゴガイ科(Ampullariidae);ヒメモノアラガイ(Austropeplea ollula)等のモノアラガイ科(Lymnaeidae)。
【0044】
線虫(Nematoda):イネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)等のアフェレンコイデス科(Aphelenchoididae);ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、Pratylenchus brachyurus、ムギネグサレセンチュウ(Pratylenchus neglectus)、ラドフォルス・シミリス(Radopholus similis)等のプラティレンクス科(Pratylenchidae);ジャワネコブセンチュウ(Meloidogyne javanica)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、ジャガイモシロシストセンチュウ(Globodera pallida)等のヘテロデラ科(Heteroderidae);Rotylenchulus reniformis等のホプロライムス科(Hoplolaimidae);イチゴメセンチュウ(Nothotylenchus acris)、ジチレンクス・ジプサシ(Ditylenchus dipsaci)等のアングイナ科(Anguinidae);チレンクルス・セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans)等のティレンクルス科(Tylenchulidae);ブドウオオハリセン(Xiphinema index)等のロンギドルス科(Longidoridae);トリコドルス科(Trichodoridae);マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)等のパラシタアフェレンクス科(Parasitaphelenchidae)。
【0045】
本発明化合物は、殺虫剤、殺ダニ剤、殺軟体動物剤及び殺線虫剤に対する感受性が低下した、または抵抗性が発達した有害昆虫、有害ダニ類等の有害節足動物、有害軟体動物及び有害線虫に対しても使用することができる。
【0046】
本発明化合物は、昆虫媒介性ウイルス又は昆虫媒介性細菌による植物病害から植物を保護するためにも用いることができる。
【0047】
かかる昆虫媒介性ウイルスとしては、例えば次のものが挙げられる。
【0048】
イネ矮化ウイルス(Rice tungro spherical virus)、イネツングロ桿菌状ウイルス(Rice tungro bacilliform virus)、イネグラッシースタントウイルス(Rice grassy stunt virus)、イネラギッドスタントウイルス(Rice ragged stunt virus)、イネ縞葉枯ウイルス(Rice stripe virus)、黒条萎縮ウイルス(Rice black streaked dwarf virus)、イネ南方黒すじ萎縮ウイルス(Southern rice black-streaked dwarf virus)、稲こぶ萎縮ウイルス(Rice gall dwarf virus)、イネ白葉病(Rice hoja blanca virus)、イネ黄葉ウイルス(Rice yellow stunt virus)、Rice yellow mottle virus、イネ萎縮ウイルス(Rice dwarf virus)、ムギ北地モザイクウイルス(Northern cereal mosaic virus)オオムギ黄萎ウイルス(Barley yellow dwarf virus)、オオムギ微斑ウイルス(Barley mild mosaic virus)、オオムギ黄萎PAVウイルス(Barley yellow dwarf virus-PAV)、ムギ類黄萎RPSウイルス(Cereal yellow dwarf virus-RPS)、コムギ黄葉ウイルス(Wheat yellow leaf virus)、Oat sterile dwarf virus、Wheat streak mosaic virus、トウモロコシ萎縮モザイクウイルス(Maize dwarf mosaic virus)、Maize stripe virus、Maize chlorotic mottle virus、Maize chlorotic dwarf virus、Maize rayado fino virus、サトウキビモザイクウイルス(Sugarcane mosaic virus)、Fiji disease virus、Sugarcane yellow leaf virusダイズ微斑モザイクウイルス(Soybean mild mosaic virus)、ソテツえそ萎縮ウイルス(Cycas necrotic stunt)、ダイズ矮化ウイルス(Soybean dwarf virus)、レンゲ萎縮ウイルス(Milk vetch dwarf virus)、ダイズモザイクウイルス(Soybean mosaic virus)、アルファルファモザイクウイルス(Alfalfa mosaic virus)、インゲンマメ黄斑モザイクウイルス(Bean yellow mosaic virus)、インゲンマメモザイクウイルス(Bean common mosaic virus)、インゲンマメ南部モザイクウイルス(Southern bean mosaic virus)、ラッカセイ矮化ウイルス(Peanut stunt virus)、ソラマメウイルトウイルス1(Broad bean wilt virus 1)、ソラマメウイルトウイルス2(Broad bean wilt virus 2)、ソラマメえそモザイクウイルス(Broad bean necrosis virus)、ソラマメ葉脈黄化ウイルス(Broad bean yellow vein virus)、クローバ葉脈黄化ウイルス(Clover yellow vein virus)、ラッカセイ斑紋ウイルス(Peanut mottle virus)、タバコ条斑ウイルス(Tobacco streak virus)、Bean pod mottle virus、Cowpea chlorotic mottle virus、Mung bean yellow mosaic virus、Soybean crinkle leaf virus、トマト退緑ウイルス(Tomato chlorosis virus)、トマト黄化えそウイルス(Tomato spotted wilt virus)、トマト黄化葉巻ウイルス(Tomato yellow leaf curl virus)、トマトアスパーミィウイルス(Tomato aspermy virus)、トマトインフェクシャスクロロシスウイルス(Tomato infectious chlorosis virus)、ジャガイモ葉巻ウイルス(Potato leafroll virus)、ジャガイモYウイルス(Potato virus Y)、メロン黄化えそウイルス(Melon yellow spot virus)、メロンえそ斑点ウイルス(Melon necrotic spot virus)、スイカモザイクウイルス(Watermelon mosaic virus)、キュウリモザイクウイルス(Cucumber mosaic virus)、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(Zucchini yellow mosaic virus)、カブモザイクウイルス(Turnip mosaic virus)、カブ黄化モザイクウイルス(Turnip yellow mosaic virus)、カリフラワーモザイクウイルス(Cauliflower mosaic virus)、レタスモザイクウイルス(Lettuce mosaic virus)、セルリーモザイクウイルス(Celery mosaic virus)、ビートモザイクウイルス(Beet mosaic virus)、ウリ類退緑黄化ウイルス(Cucurbit chlorotic yellows virus)、トウガラシ退緑ウイルス(Capsicum chlorosis virus)、ビートシュードイエロースウイルス(Beet pseudo yellows virus)、リーキ黄色条斑ウイルス(Leak yellow stripe virus)、タマネギ萎縮ウイルス(Onion yellow dwarf virus)、サツマイモ斑紋モザイク病(Sweet potato feathery mottle virus)、サツマイモ縮葉モザイク病(Sweet potato shukuyo mosaic virus)、イチゴ斑紋ウイルス(Strawberry mottle virus)、イチゴマイルドイエローエッジウイルス(Strawberry mild yellow edge virus)、イチゴシュードマイルドイエローエッジウイルス(Strawberry pseudo mild yellow edge virus)、イチゴクリンクルウイルス(Strawberry crinkle virus)、イチゴべインバンディングウイルス(Strawberry vein banding virus)、ウメ輪紋ウイルス(plum pox virus)、キク茎えそウイルス(Chrysanthemum stem necrosis virus)、インパチェンスえそ斑点ウイルス(Impatiens necrotic spot virus)、アイリス黄斑ウイルス(Iris yellow spot virus)、ユリ微斑ウイルス(Lily mottle virus)、ユリ潜在ウイルス(Lilly symptomless virus)、チューリップモザイクウイルス等(Tulip mosaic virus)。
【0049】
昆虫媒介性細菌としては、例えば次のものが挙げられる。
【0050】
イネ黄萎病ファイトプラズマ(Candidatus Phytoplasma oryzae)、Candidatus Phytoplasma asteris、Maize bushy stunt phytoplasma、カンキツグリーニング病菌アジア型(Candidatus Liberbacter asiaticus)、カンキツグリーニング病菌アフリカ型(Candidatus Liberbacter africanus)、カンキツグリーニング病菌アメリカ型(Candidatus Liberbacter americanus)。
【0051】
本発明の有害節足動物防除組成物は、本発明化合物と不活性担体とを含有する。本発明の有害節足動物防除組成物は、通常、本発明化合物と固体担体、液体担体、ガス状担体等の不活性担体とを混合し、必要に応じて界面活性剤、その他の製剤用補助剤を添加して、乳剤、油剤、粉剤、粒剤、水和剤、顆粒水和剤、フロアブル剤、ドライフロアブル剤、マイクロカプセル剤、エアゾール剤、毒餌剤、樹脂製剤、シャンプー剤、ペースト状製剤、泡沫剤、炭酸ガス製剤、錠剤等に製剤化される。これらの製剤は蚊取り線香、電気蚊取りマット、液体蚊取り製剤、燻煙剤、燻蒸剤、シート製剤、スポットオン剤、経口処理剤に加工されて、使用されることもある。本発明の有害節足動物防除組成物は、本発明化合物を通常0.0001〜99.9重量%含有する。
【0052】
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、乾式シリカ、湿式シリカ、タルク、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)等の微粉末及び粒状物等、並びに合成樹脂(ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン−6、ナイロン−11、ナイロン−66等のナイロン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−プロピレン共重合体等)が挙げられる。
【0053】
液体担体としては、例えば水、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、フェノキシエタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等)、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ドデシルベンゼン、フェニルキシリルエタン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジイソプロピルエーテル、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール等)、アミド類(DMF、N,N−ジメチルアセトアミド等)、スルホキシド類(ジメチルスルホキシド等)、炭酸プロピレン及び植物油(大豆油、綿実油等)が挙げられる。
【0054】
ガス状担体としては、例えばフルオロカーボン、ブタンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル及び炭酸ガスが挙げられる。
【0055】
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤、及びアルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩等の陰イオン界面活性剤が挙げられる。
【0056】
その他の製剤用補助剤としては、固着剤、分散剤、着色剤及び安定剤等、具体的には例えばカゼイン、ゼラチン、糖類(でんぷん、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)、酸性リン酸イソプロピル、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)が挙げられる。
【0057】
樹脂製剤の基材としては、例えば塩化ビニル系重合体、ポリウレタン等を挙げることができ、これらの基材には必要によりフタル酸エステル類(フタル酸ジメチル、フタル酸ジオクチル等)、アジピン酸エステル類、ステアリン酸等の可塑剤が添加されていてもよい。樹脂製剤は該基材中に化合物を通常の混練装置を用いて混練した後、射出成型、押出成型、プレス成型等により成型することにより得られ、必要により更に成型、裁断等の工程を経て、板状、フィルム状、テープ状、網状、ひも状等の樹脂製剤に加工できる。これらの樹脂製剤は、例えば動物用首輪、動物用イヤータッグ、シート製剤、誘引ひも、園芸用支柱として加工される。
毒餌剤の基材としては、例えば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース等が挙げられ、更に必要に応じて、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の子供やペットによる誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料、ピーナッツオイル等の害虫誘引性香料等が添加される。
【0058】
本発明の有害節足動物の防除方法は、本発明化合物の有効量を有害節足動物に直接、及び/又は、有害節足動物の生息場所(植物、土壌、家屋内、動物等)に施用することにより行われる。また、種子に処理することもできる。本発明の有害節足動物の防除方法には、通常、本発明の有害節足動物防除組成物の形態で用いられる。
【0059】
本発明の有害節足動物防除組成物を農業分野の有害生物防除に用いる場合、その施用量は、10000m2あたりの本発明化合物量で通常1〜10000gである。種子に処理する場合は、種子1Kgに対して、本発明化合物の量が、通常0.001〜100gの範囲で施用される。本発明の有害節足動物防除組成物が乳剤、水和剤、フロアブル剤等に製剤化されている場合は、通常、有効成分濃度が0.01〜10000ppmとなるように水で希釈して施用し、粒剤、粉剤等は、通常、そのまま施用する。
【0060】
これらの製剤や製剤の水希釈液は、有害節足動物又は有害節足動物から保護すべき作物等の植物に直接散布処理してもよく、また耕作地の土壌に生息する有害生物を防除するために、該土壌に処理してもよい。
【0061】
また、シート状やひも状に加工した樹脂製剤を作物に巻き付ける、作物近傍に張り渡す、株元土壌に敷く等の方法により処理することもできる。
【0062】
本発明の有害節足動物防除組成物を家屋内に生息する有害生物の防除に用いる場合、その施用量は、面上に処理する場合は処理面積1m2あたりの本発明化合物量で、通常、0.01〜1000mgであり、空間に処理する場合は処理空間1m3あたりの本発明化合物量で、通常、0.01〜500mgである。本発明の有害節足動物防除組成物が乳剤、水和剤、フロアブル剤等に製剤化されている場合は、通常有効成分濃度が0.1〜10000ppmとなるように水で希釈して施用し、油剤、エアゾール剤、燻煙剤、毒餌剤等はそのまま施用する。
【0063】
本発明の有害節足動物防除組成物をウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ等の家畜、イヌ、ネコ、ラット、マウス等の小動物の外部寄生虫防除に用いる場合は、獣医学的に公知の方法で動物に使用することができる。具体的な使用方法としては、全身抑制を目的にする場合には、例えば錠剤、飼料混入、坐薬、注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内等)により投与され、非全身的抑制を目的とする場合には、例えば油剤若しくは水性液剤を噴霧する、ポアオン処理若しくはスポットオン処理を行う、シャンプー製剤で動物を洗う、又は樹脂製剤を首輪や耳札にして動物に付ける等の方法により用いられる。動物に投与する場合の本発明化合物の量は、通常動物の体重1kgに対して、0.1〜1000mgの範囲である。
【0064】
また、本発明化合物は、畑、水田、芝生、果樹園等の農耕地における有害節足動物の防除剤として使用することができる。本発明化合物は、以下に挙げられる植物等を栽培する農耕地等において、当該農耕地等の有害節足動物を防除することができる。
【0065】
農作物;トウモロコシ、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク、ソルガム、ワタ、ダイズ、ピーナッツ、ソバ、テンサイ、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ等、
野菜;ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ等、花卉、観葉植物、
果樹;仁果類(リンゴ、セイヨウナシ、ニホンナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ等、
果樹以外の樹;チャ、クワ、花木、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ)等。
【0066】
上記植物は遺伝子組換え作物であってもよい。
【実施例】
【0067】
以下、本発明を製造例、製剤例及び試験例等によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるものではない。
【0068】
本明細書中、Meはメチル基を表し、Etはエチル基を表し、Tfはトリフルオロメタンスルホニル基を表す。
【0069】
参考製造例1
(2−ヨードフェニル)酢酸メチル0.95g、(E)−2−シクロプロピルビニルボロン酸1g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.12g、リン酸三カリウム2.2g、1,4−ジオキサン15mL、及び水3mLの混合物を100℃で8時間撹拌した。得られた混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、MTBEで抽出した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体1を0.7g得た。
【化15】
中間体1:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.50 (2H, m), 0.83 (2H, m), 1.60 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.70 (2H, s), 5.60 (1H, dd), 6.66 (1H, d), 7.02-7.22 (3H, m), 7.39 (1H, d).
【0070】
参考製造例2
参考製造例1に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−1)
【化16】
で示される化合物において、R1、R21、R22、R31、R32、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表1]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0071】
【表1】
中間体2:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.53 (2H, m), 0.85 (2H, m), 1.60 (1H, s), 3.66 (2H, s), 3.70 (3H, s), 5.60 (1H, dd), 6.59 (1H, d), 6.86 (1H, m), 7.07-7.15 (2H, m).
中間体3:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.52 (2H, m), 0.85 (2H, m), 1.58 (1H, m), 3.65 (2H, s), 3.70 (3H, s), 5.60 (1H, dd), 6.57 (1H, d), 7.11 (2H, s), 7.37 (1H, s).
中間体4:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.51 (2H, m), 0.85 (2H, m), 1.58 (1H, m), 3.66 (2H, s), 3.70 (3H, s), 5.58 (1H, dd), 6.57 (1H, d), 7.16-7.18 (2H, m), 7.31 (1H, d).
中間体5:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.51 (2H, m), 0.83 (2H, m), 1.59 (1H, m), 3.64 (2H, s), 3.69 (3H, s), 3.80 (3H, s), 5.59 (1H, dd), 6.62 (1H, d), 6.73 (1H, d), 6.92 (1H, s), 7.10 (1H, d).
中間体6:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.55 (2H, m), 0.87 (2H, m), 1.63 (1H, m), 3.68 (2H, s), 3.72 (3H, s), 5.66 (1H, dd), 6.56 (1H, d), 7.11 (1H, d), 8.37 (1H, d), 8.58 (1H, s).
【0072】
参考製造例3
2−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)フェノール2g、ピリジニウムp−トルエンスルホナート0.21g、及びクロロホルム28mLの混合物に、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン1.4gを加え、室温で8時間した。得られた混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体8を3g得た。
【化17】
中間体8:1H-NMR (CDCl3) δ: 1.6-2.2 (6H, m), 3.60 (1H, m), 3.81 (1H, m), 5.60 (1H m), 7.22 (1H, d), 7.50 (1H, d), 7.80 (1H, s).
【0073】
参考製造例4
(2−ヨードフェニル)酢酸メチルの代わりに中間体8を用い、参考製造例1に記載の方法に準じて、下式に示される中間体9を得た。
【化18】
中間体9:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.55 (2H, m), 0.87 (2H, m), 1.6-2.2 (7H, m), 3.75 (1H, m), 3.83 (1H, m), 5.51 (1H, m), 5.80 (1H, dd), 6.80 (1H, d), 7.16 (1H, d), 7.35 (1H, d), 7.60 (1H, s).
【0074】
参考製造例5
2.8gの中間体9及びメタノール30mLの混合物に濃塩酸0.05gを加え、室温で4時間撹拌した。得られた混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体10を得た。
【化19】
中間体10
【0075】
得られた中間体10、クロロホルム32mL、及びピリジン2.3gの混合物に、0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物4.1gを加え、8時間撹拌した。得られた混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、MTBEで抽出した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体11を2.7g得た。
【化20】
中間体11:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.57 (2H, m), 0.87 (2H, m), 1.61 (1H, m), 5.80 (1H, dd), 7.26 (1H, d), 7.38 (1H, d), 7.70 (1H, s), 7.83 (1H, d).
【0076】
参考製造例6
(2−ヨードフェニル)酢酸メチルの代わりに2−ブロモ−1−{[(tert−ブチル)ジメチルシリル]オキシ}−4−メチルベンゼンを用い、参考製造例1に記載の方法に準じて、下式に示される中間体12を0.63g得た。
【化21】
中間体12:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.19 (6H, s), 0.49 (2H, m), 0.79 (2H, m), 1.02 (9H, s), 1.55 (1H, s), 2.25 (3H, s), 5.69 (1H, dd), 6.47 (1H, d), 6.72 (1H, d), 6.85 (1H, d), 7.17 (1H, s).
【0077】
参考製造例7
参考製造例6に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−2)
【化22】
で示される化合物において、R1、R21、R22、R31、R32、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表2]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0078】
【表2】
中間体13:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.10 (6H, s), 0.49 (2H, m), 0.81 (2H, m), 1.59 (1H, m), 2.05 (9H, s), 2.27 (3H, s), 5.65 (1H, dd), 6.58-6.69 (3H, m), 7.14 (1H, d).
中間体14:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.16 (6H, s), 0.48 (2H, m), 0.78 (2H, m), 1.06 (9H, s), 1.52 (1H, m), 2.20(3H, s), 5.58 (1H, dd), 6.68 (1H, d), 6.81 (1H, m), 6.96 (1H, m), 7.20 (1H, m).
【0079】
参考製造例8
(2−ヨードフェニル)酢酸メチルの代わりに2−ブロモ−1−{[(tert−ブチル)ジメチルシリル]オキシ}−3−クロロベンゼンを用い、参考製造例1に記載の方法に準じて、下式に示される中間体15を得た。
【化23】
中間体15:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.45 (2H, m), 0.79 (2H, m), 1.51 (1H, m), 5.47 (1H, s), 5.54 (1H, dd), 6.35 (1H, d), 6.70 (1H, d), 6.83 (1H, d), 6.92 (1H, t).
【0080】
参考製造例9
参考製造例8に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−3)
【化24】
で示される化合物において、R1、R21、R22、R31、R32、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表3]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0081】
【表3】
中間体16:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.52 (2H, m), 0.83 (2H, m), 1.20 (3H, t), 1.60 (1H, m), 2.55 (2H, q), 4.76 (1H, s), 5.69 (1H, dd), 6.42 (1H, d), 6.70 (1H, d), 6.90 (1H, d), 7.09 (1H, s).
中間体17:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.57 (2H, m), 0.84 (2H, m), 1.63 (1H, m), 2.05 (1H, s), 6.33 (1H, dd), 6.88 (1H, d), 6.99 (1H, t), 7.08 (1H, d), 8.08 (1H, d).
【0082】
参考製造例10
0.63gの中間体12、テトラヒドロフラン11mL、及び酢酸0.7mLの混合物に、テトラブチルアンモニウムフルオリド(1Mテトラヒドロフラン溶液)2.6mLを加え、1時間撹拌した。得られた混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、MTBEで抽出した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体18を0.5g得た。
【化25】
中間体18:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.51 (2H, m), 0.82 (2H, m), 1.59 (1H, m), 2.25 (3H, s), 4.77 (1H, s)、5.68 (1H, dd), 6.62 (1H, d), 6.67 (1H, d), 6.87 (1H, d), 7.08 (1H, s).
【0083】
参考製造例11
参考製造例10に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−3)
【化26】
で示される化合物において、R1、R21、R22、R31、R32、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表4]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0084】
【表4】
中間体19:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.50 (2H, m), 0.81 (2H, m), 1.57 (1H, m), 2.27 (3H, s), 4.88 (1H, s), 5.65 (1H, dd), 6.58-6.69 (3H, m), 7.14 (1H, d).
中間体20:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.51 (2H, m), 0.83 (2H, m), 1.60 (1H, m), 2.24 (3H, s), 4.91 (1H, s), 5.66 (1H, dd), 6.43 (1H, d), 6.78 (1H, m), 6.98 (1H, d), 7.10 (1H, d).
【0085】
参考製造例12
0.5gの中間体18、クロロホルム14mL、及びピリジン0.45gの混合物に、0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物0.98gを加え、8時間撹拌した。得られた混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、MTBEで抽出した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体21を0.5g得た。
【化27】
中間体21:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.56 (2H,m), 0.87 (2H, m), 1.62 (1H, m), 2.34 (3H, s), 5.80 (1H, dd), 6.59 (1H, d), 7.03 (1H, d), 7.10 (1H, d), 7.31 (1H, s).
【0086】
参考製造例13
参考製造例12に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−4)
【化28】
で示される化合物において、R1、R21、R22、R31、R32、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表5]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0087】
【表5】
中間体22:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.54 (2H, m), 0.87 (2H, m), 1.61 (1H, m), 2.35 (3H, s), 5.77 (1H, dd), 6.58 (1H, d), 7.02 (1H, s), 7.09 (1H, d), 7.39 (1H, d).
中間体23:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.55 (2H, m), 0.86 (2H, m), 1.61 (1H, m), 2.38 (3H, s), 5.78 (1H, dd), 6.64 (1H, d), 7.09-7.19 (2H, m), 7.34 (1H, m).
中間体24:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.59 (2H, m), 0.88 (2H, m), 1.65 (1H, m), 5.78 (1H, dd), 6.42 (1H, d), 7.17 (2H, d), 7.40 (1H, t).
中間体25:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.57 (2H, m), 0.87 (2H, m), 1.24 (3H, t), 1.62 (1H, m), 2.63 (2H, q), 5.81 (1H, dd), 6.60 (1H, d), 7.05 (1H, d), 7.12 (1H, d), 7.32 (1H, s).
中間体26:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.68 (2H, m), 0.95 (2H, m), 1.71 (1H, m), 6.60 (1H, dd), 6.78 (1H, d), 7.17 (1H, t), 7.55 (1H, d), 8.49 (1H, d).
【0088】
参考製造例14
2−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒド10g、ピリジン8.5mL、及びクロロホルム160mLの混合物に、0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物14mLを加え、室温で25時間撹拌した。得られた混合物を0℃に冷却し、1M塩酸を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体27を15g得た。
【化29】
中間体27:1H-NMR (CDCl3) δ: 3.89 (3H, s), 7.21 (1H, dd), 7.33 (1H, d), 7.44 (1H, d), 10.24 (1H, s).
【0089】
参考製造例15
参考製造例14に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−5)
【化30】
で示される化合物において、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表6]に記載の組合せである化合物。
【0090】
【表6】
中間体28:1H-NMR (CDCl3) δ: 7.46-7.39 (2H, m), 7.69 (1H, m), 10.24 (1H, d).
【0091】
参考製造例16
15gの中間体27及びメタノール180mLの混合物に、0℃で水素化ホウ素ナトリウム3.0gを加え、室温で20分間撹拌した。得られた混合物を減圧下で濃縮し、残渣にに水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体29を13g得た。
【化31】
中間体29:1H-NMR (CDCl3) δ: 3.84 (3H, s), 4.77 (1H, s), 4.78 (1H, s), 6.86 (1H, dd), 7.12 (1H, d), 7.18 (1H, d).
【0092】
参考製造例17
参考製造例16に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−6)
【化32】
で示される化合物において、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表7]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0093】
【表7】
中間体30:1H-NMR (CDCl3) δ: 4.79 (1H, s), 4.81 (1H, s), 7.06 (1H, m), 7.25 (1H, dd), 7.37 (1H, dd).
中間体31:1H-NMR (CDCl3) δ: 2.38 (3H, s), 4.74 (1H, s), 4.76 (1H, s), 7.13-7.18 (2H, m), 7.40 (1H, m).
【0094】
参考製造例18
13gの中間体29及びジエチルエーテル154mLの混合物に、0℃で三臭化リン6.5mLを加え、室温で15時間撹拌した。得られた混合物を0℃にし、水を加え、MTBEで抽出した。得られた有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣にトルエン18mL、亜リン酸トリメチル5.5mLを加え、96時間還流下で撹拌した。得られた混合物を室温に冷却した後、酢酸エチルを加え、飽和塩化アンモニウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体32を1.8g得た。
【化33】
中間体32:1H-NMR (CDCl3) δ: 3.20 (1H, s), 3.26 (1H, s), 3.71 (3H, s), 3.74 (3H, s), 3.82 (3H, s), 6.84 (1H, m), 7.05 (1H, m), 7.21 (1H, m).
【0095】
参考製造例19
参考製造例18に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−7)
【化34】
で示される化合物において、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表8]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0096】
【表8】
中間体33:1H-NMR (CDCl3) δ: 3.22 (1H, s), 3.27 (1H, s), 3.73 (3H, s), 3.76 (3H, s), 7.06 (1H, m), 7.26-7.31 (2H, m).
中間体34:1H-NMR (CDCl3) δ: 3.20 (1H, s), 3.26 (1H, s), 3.73 (3H, s), 3.76 (3H, s), 7.25 (1H, d), 7.33 (1H, m), 7.53 (1H, m).
中間体35:1H-NMR (CDCl3) δ: 2.37 (3H, s), 3.20 (1H, s), 3.25 (1H, s), 3.71 (3H, s), 3.73 (3H, s), 7.14 (1H, d), 7.18 (1H, d), 7.33 (1H, s).
【0097】
参考製造例20
1.7gの2,2−ジフルオロシクロプロパンカルボン酸及びクロロホルム40mLの混合物に、0℃でN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩1.8g、4−メチルモルホリン2.1mL、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド3.3g、及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール0.2gを順次加え、室温で13時間撹拌した。得られた混合物にクロロホルムを加え、1M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体36を2.1g得た。
【化35】
中間体36:1H-NMR (CDCl3) δ: 1.69 (1H, m), 2.16 (1H, m), 2.94 (1H, m), 3.26 (3H, s), 3.77 (3H, s).
【0098】
参考製造例21
参考製造例20に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−8)
【化36】
で示される化合物において、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表9]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0099】
【表9】
中間体37:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.77 (1H, dd), 1.13 (3H, s), 1.18 (1H, t), 1.20 (3H, s), 1.95 (1H, m), 3.22 (3H, s), 3.71 (3H, s).
中間体38:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.55-0.57 (2H, m), 1.03-1.05 (2H, m), 1.37 (3H, s), 3.23 (3H, s), 3.77 (3H, s).
中間体39:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.65 (1H, m), 1.13 (3H, d), 1.18 (1H, m), 1.36 (1H, m), 1.85 (1H, m), 3.20 (3H, s), 3.75 (3H, s).
中間体40:1H-NMR (CDCl3) δ: 1.20 (6H, s), 1.26 (6H, s), 1.57 (1H, s), 3.17 (3H, s), 3.67 (3H, s).
【0100】
参考製造例22
2.0gの中間体36及びトルエン16mLの混合物に、−78℃で水素化ジイソブチルアルミニウム(1Mのトルエン溶液)24mLを加え、4時間撹拌した。得られた混合物に酢酸エチル2.4mLを加え、室温で30分間撹拌した。得られた混合物を0℃にし、酒石酸ナトリウムカリウム水溶液40mLを加え、室温で16時間撹拌した。得られた混合物の有機層と水層を分離した。
得られた有機層にジメチル=[(2−ヨードフェニル)メチル]ホスホナート2.6g及び塩化リチウム0.41gを順次加え、0℃で撹拌した。得られた混合物に水素化ナトリウム(60%、油状)0.39gを加え、室温で16時間撹拌した。得られた混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体41を1.2g得た。
【化37】
中間体41:1H-NMR (CDCl3) δ: 1.92-1.94 (3H, m), 6.11 (1H, m), 6.58 (1H, d), 6.89 (1H, td), 7.27 (1H, t), 7.43 (1H, dd), 7.81 (1H, d).
【0101】
参考製造例23
参考製造例22に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−9)
【化38】
で示される化合物において、R1、R21、R22、R31、R32、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表10]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0102】
【表10】
中間体42:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.54 (1H, t), 0.82 (1H, dd), 1.15 (6H, s), 1.50 (1H, m), 5.87 (1H, dd), 6.63 (1H, d), 6.86 (1H, td), 7.25 (1H, td), 7.41 (1H, dd), 7.81 (1H, dd).
中間体43:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.70-0.75 (4H, m), 1.33 (3H, s), 5.68 (1H, d), 6.50 (1H, d), 6.86 (1H, td), 7.25 (1H, m), 7.38 (1H, dd), 7.81 (1H, dd).
中間体44:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.63 (1H, m), 0.72 (1H, m), 0.92 (1H, m), 1.13 (3H, d), 1.34 (1H, m), 5.64 (1H, dd), 6.59 (1H, d), 6.85 (1H, td), 7.24 (1H, t), 7.38 (1H, dd), 7.80 (1H, d).
中間体45:1H-NMR (CDCl3) δ: 1.11 (6H, s), 1.18 (6H, s), 1.20 (1H, d), 5.93 (1H, dd), 6.63 (1H, d), 6.86 (1H, td), 7.25 (1H, t), 7.43 (1H, dd), 7.81 (1H, dd).
【0103】
式(A−10)
【化39】
で示される化合物において、R1、R21、R22、R31、R32、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表11]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0104】
【表11】
中間体46:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.59(1H, t), 0.88 (1H, dd), 1.15 (6H, s), 1.49 (1H, m), 6.07 (1H, dd), 6.58 (1H, d), 6.92 (1H, m), 7.14-7.25 (2H, m).
中間体47:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.56 (1H, t), 0.84 (1H, dd), 1.15 (6H, s), 1.48 (1H, m), 2.35 (3H, s), 6.05 (1H, dd), 6.59 (1H, d), 7.02 (1H, dd), 7.10 (1H, d), 7.32 (1H, d).
中間体48:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.64 (1H, m), 0.74 (1H, m), 0.93 (1H, m), 1.13 (3H, d), 1.31 (1H, m), 2.33 (3H, s), 5.84 (1H, dd), 6.53 (1H, d), 7.01 (1H, dd), 7.09 (1H, d), 7.30 (1H, d).
中間体49:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.57 (1H, t), 0.85 (1H, dd), 1.14 (6H, s), 1.48 (1H, m), 3.82 (3H, s), 6.05 (1H, dd), 6.58 (1H, d), 6.74 (1H, dd), 6.99 (1H, d), 7.14 (1H, d).
中間体50:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.59 (1H, t), 0.88 (1H, dd), 1.15 (6H, s), 1.49 (1H, m), 6.08 (1H, dd), 6.55 (1H, d), 7.15-7.20 (2H, m), 7.50 (1H, d).
【0105】
参考製造例24
0.73gの中間体41とTHF10mLの混合物に室温でヨウ化銅(I)0.10g、ピナコールボラン0.52mL、及び水素化ナトリウム(60%、油状)0.14gを順次加え、55時間撹拌した。得られた混合物にMTBEを加え、飽和塩化アンモニウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体51を0.47g得た。
【化40】
中間体51:1H-NMR (CDCl3) δ: 1.36 (12H, s), 1.37 (1H, m), 1.69 (1H, m), 2.42 (1H, m), 5.86 (1H, m), 7.22 (1H, td), 7.37 (1H, td), 7.42 (1H, d), 7.53 (1H, d), 7.78 (1H, dd).
【0106】
参考製造例25
参考製造例24に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−11)
【化41】
で示される化合物において、R1、R21、R22、R31、R32、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表12]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0107】
【表12】
中間体52:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.53 (1H, dd), 0.75 (1H, dd), 1.13 (3H, s), 1.14 (3H, s), 1.36 (12H, s), 1.45 (1H,m), 5.99 (1H, dd), 7.15 (1H, td), 7.23 (1H, d), 7.33 (1H, td), 7.53 (1H, d), 7.74 (1H, dd).
中間体53:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.66-0.70 (4H, m), 1.31 (3H, s), 1.36 (12H, s), 5.76 (1H, d), 7.24 (2H, m), 7.33 (1H, td), 7.49 (1H, d), 7.73 (1H, dd).
中間体54:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.58 (1H, m), 0.70 (1H, m), 0.90 (1H, m), 1.13 (3H, d), 1.29 (1H, m), 1.36 (12H, s), 5.78 (1H, dd), 7.14 (1H, t), 7.20 (1H, d), 7.32 (1H, m), 7.48 (1H, d), 7.73 (1H, d).
中間体55:1H-NMR (CDCl3) δ: 1.10 (6H, s), 1.13-1.17 (7H, m), 1.37 (12H, s), 6.03 (1H, dd), 7.14 (1H, t), 7.26 (1H, d), 7.33 (1H, t), 7.55 (1H, d), 7.74 (1H, d).
【0108】
参考製造例26
0.53gの中間体49、酢酸カリウム0.45g、ビス(ピナコラト)ジボロン0.50g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物0.07g、及び1,4−ジオキサン8mLの混合物を、22時間還流下で撹拌した。得られた混合物を室温に冷却後、水を加え、MTBEで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式に示される中間体56を0.25g得た。
【化42】
中間体56:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.53 (1H, t), 0.76 (1H, dd), 1.13 (3H, s), 1.15 (3H, s), 1.34 (12H, s), 1.45 (1H, m), 3.82 (3H, s), 5.99 (1H, dd), 6.72 (1H, dd), 7.04 (1H, d), 7.26 (1H, d), 7.71 (1H, d).
【0109】
参考製造例27
参考製造例26に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−11)
【化43】
で示される化合物において、R1、R21、R22、R31、R32、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表13]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0110】
【表13】
中間体57:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.54 (2H, m), 0.81 (2H, m), 1.34 (12H, s), 1.62 (1H, m), 5.46 (1H, dd), 6.82 (1H, d), 7.12 (1H, t), 7.37 (1H, d), 7.49 (1H, d).
中間体58:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.52 (2H, m), 0.80 (2H, m), 1.35(12H, s), 1.59 (1H, m), 2.32 (3H, s), 5.73 (1H, dd), 6.98 (1H, d), 7.24-7.31 (2H, m), 7.65 (1H, d).
中間体59:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.53 (2H, m), 0.81 (2H, m), 1.22 (3H, t), 1.35(12H, s), 1.62 (1H, m), 2.61 (2H, q), 5.74 (1H, dd), 7.01 (1H, d), 7.28 (1H, d), 7.33 (1H, s), 7.68 (1H, d).
中間体60:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.50 (2H, m), 0.80 (2H, m), 1.35 (12H, s), 1.59 (1H,m ), 2.30 (3H, s), 5.70 (1H, dd), 7.13-7.26 (2H, m), 7.41 (1H, d), 7.54 (1H, s).
中間体61:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.49 (2H, m), 0.78 (2H,m), 1.41 (12H, s), 1.51 (1H, m), 2.39 (3H, s), 5.65 (1H, dd), 6.70 (1H, d), 6.95 (1H, m), 7.12-7.23 (2H, m).
中間体63:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.52 (1H, t), 0.75 (1H, dd), 1.14 (6H, s), 1.35 (12H, s), 1.44 (1H, m), 2.33 (3H, s), 5.99 (1H, dd), 6.98 (1H, d), 7.23 (1H, d), 7.34 (1H, s), 7.65 (1H, d).
中間体64:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.57 (1H, m), 0.70 (1H, m), 0.90 (1H, m), 1.12 (3H, d), 1.28 (1H, m), 1.35 (12H, s), 2.31 (3H, s), 5.77 (1H, dd), 6.97 (1H, dd), 7.20 (1H, d), 7.30 (1H, s), 7.64 (1H, d).
中間体65:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.54 (1H, t), 0.78 (1H, dd), 1.14 (3H, s), 1.15 (3H, s), 1.35 (12H, s), 1.45 (1H, m), 5.99 (1H, dd), 6.84 (1H, m), 7.19 (1H, m), 7.25 (1H, dd), 7.74 (1H, m).
中間体66:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.54 (1H, t), 0.78 (1H, dd), 1.14 (3H, s), 1.15 (3H, s), 1.35 (12H, s), 1.44 (1H, m), 6.00 (1H, dd), 7.12 (1H, dd), 7.20 (1H, d), 7.48 (1H, d), 7.67 (1H, d).
【0111】
製造例1
0.7gの中間体1、THF6mL、及びDMF6mLの混合物に、0℃で水素化ナトリウム(60%、油状)0.29gを加え、次いで、ギ酸メチル0.6mLを加え、1時間撹拌した。得られた混合物に2M塩酸を加え、MTBEで抽出した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣にTHF8mL、DMF4mLを加えて溶解し、0℃で炭酸カリウム0.54g、ヨウ化メチル0.55gを順次加え、1時間撹拌した。得られた混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、MTBEで抽出した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)に付し、下式に示される本発明化合物1を0.52g得た。
【化44】
本発明化合物1:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.46 (2H, m), 0.78 (2H, m), 1.50 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.82 (3H, s), 5.64 (1H, dd), 6.40 (1H, d), 7.10 (1H, d), 7.17-7.26 (2H, m), 7.48 (1H, d), 7.59 (1H, s).
【0112】
製造例1に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(I)
【化45】
で示される化合物において、R1、R21、R22、R31、R32、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表14]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【表14】
本発明化合物2:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.48 (2H, m), 0.81 (2H, m), 1.53 (1H, m), 3.70 (3H, s), 3.83 (3H, s), 5.63 (1H, dd), 6.34 (1H, d), 6.89 (1H, dd), 7.05 (1H, dd), 7.15 (1H, d), 7.59 (1H, s).
本発明化合物3:1H-NMR (CDCl3) δ:0.47 (2H, m), 0.79 (2H, m), 1.50 (1H, m), 3.70 (3H, s), 3.84 (3H, s), 5.62 (1H, dd), 6.32 (1H, d), 7.08 (1H, s), 7.19 (1H, d), 7.39 (1H, d), 7.58 (1H, s).
本発明化合物6:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.49 (2H, m), 0.83 (2H, m), 4.54 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.83 (3H, s), 5.64 (1H, dd), 6.32 (1H, d), 7.02 (1H, d), 7.14 (1H, d), 7.44 (1H, s), 7.58 (1H, s).
本発明化合物10:1H-NMR (CDCl3) δ:0.48 (2H, m), 0.79 (2H, m), 1.52 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.81 (3H, s), 3.82 (3H, s), 5.63 (1H, dd), 6.36 (1H, d), 6.76 (1H, d), 6.99-7.04 (2H, m), 7.57 (1H, s).
【0113】
製造例2
0.57gの中間体51、(2Z)−2−ヨード−3−メトキシアクリル酸メチル0.34g、リン酸三カリウム0.90g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)0.17g、1,4−ジオキサン8mL、及び水2mLの混合物を、窒素雰囲気下23時間還流下撹拌した。得られた混合物を室温に冷却後、MTBEを加え、飽和塩化アンモニウム溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)に付し、下式に示される本発明化合物4を0.24g得た。
【化46】
本発明化合物4:1H-NMR (CDCl3) δ: 1.30 (1H, m), 1.67 (1H, m), 2.34 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.82 (3H, s), 5.82 (1H, m), 6.53 (1H, d), 7.13 (1H, dd), 7.25 (1H, td), 7.28 (1H, td), 7.51 (1H, dd), 7.60 (1H, s).
【0114】
製造例2に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(I)
【化47】
で示される化合物において、R1、R21、R22、R31、R32、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表15]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【表15】
本発明化合物5:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.42 (2H, m), 0.75 (2H, m), 1.50 (1H, m), 3.67 (3H, s), 3.83 (3H, s), 5.39 (1H, dd), 6.37 (1H, d), 7.06-7.13 (2H, m), 7.30 (1H, d), 7.41 (1H, s).
本発明化合物7:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.46 (2H, m), 0.77 (2H, m), 1.51 (1H, m), 2.32 (3H, s), 3.69 (3H, s), 3.82 (3H, s), 5.63 (1H, dd), 6.37 (1H, d), 7.00 (2H, s), 7.29 (1H, s), 7.57 (1H, s).
本発明化合物8:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.47 (2H, m), 0.77 (2H, m), 1.24 (3H, t), 1.52 (1H, m), 2.63 (2H, q), 3.69 (3H, s), 3.82 (3H, s), 5.64 (1H, dd), 6.38 (1H, d), 7.03 (2H, s), 7.31 (1H, s), 7.57 (1H, s).
本発明化合物9:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.51 (2H, m), 0.82 (2H, m), 1.54 (1H, m), 3.70 (3H, s), 3.85 (3H, s), 5.70 (1H, dd), 6.39 (1H, d), 7.21 (1H, d), 7.41 (1H, d), 7.61 (1H, s), 7.70 (1H, s).
本発明化合物11:1H-NMR (CDCl3) δ:0.45 (2H, m), 0.77 (2H, m), 1.51(1H, m), 2.31 (3H, s), 3.69 (3H, s), 3.82 (3H, s), 5.59 (1H, dd), 6.36 (1H, d), 6.91 (1H, s), 7.04 (1H, d), 7.37 (1H, d), 7.57 (1H, s).
本発明化合物12:1H-NMR (CDCl3) δ:0.45 (2H, m), 0.77 (2H, m), 1.51 (1H, m), 2.15 (3H, s), 3.68 (3H, s), 3.81 (3H, s), 5.60 (1H, dd), 6.42 (1H, d), 7.06-7.33 (3H, m), 7.61 (1H, s).
本発明化合物13:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.62-0.68 (4H, m), 1.22 (3H, s), 3.68 (3H, s), 3.82 (3H, s), 5.76(1H, d), 6.25 (1H, d), 7.12 (1H, dd), 7.18 (1H, td), 7.24 (1H, m), 7.48 (1H, m), 7.58 (1H, s).
本発明化合物14:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.55 (1H, m), 0.64 (1H, m), 0.86 (1H, m), 1.09 (3H, d), 1.22 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.82 (3H, s), 5.68 (1H, dd), 6.34 (1H, d), 7.09 (1H, dd), 7.18 (1H, td), 7.23 (1H, m), 7.47 (1H, dd), 7.58 (1H, s).
本発明化合物15:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.45 (1H, t), 0.74 (1H, dd), 1.10 (6H, s), 1.38 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.82 (3H, s), 5.90 (1H, dd), 6.39 (1H, d), 7.10 (1H, dd), 7.18 (1H, td), 7.25 (1H, td), 7.50 (1H, dd), 7.58 (1H, s).
本発明化合物16:1H-NMR (CDCl3) δ: 1.07 (1H, d), 1.07 (6H, s), 1.13 (6H, s), 3.69 (3H, s), 3.81 (3H, s), 5.94 (1H, dd), 6.39 (1H, d), 7.10 (1H, dd), 7.18 (1H, td), 7.25 (1H, td), 7.50 (1H, d), 7.58 (1H, s).
本発明化合物17:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.54 (1H, m), 0.63 (1H, m), 0.84 (1H, m), 1.09 (3H, d), 1.21 (1H, m), 2.32 (3H, s), 3.68 (3H, s), 3.81 (3H, s), 5.66 (1H, dd), 6.31 (1H, d), 6.99-7.00 (2H, m), 7.28 (1H, br s), 7.57 (1H, s).
本発明化合物18:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.48 (1H, t), 0.76 (1H, dd), 1.11 (6H, s), 1.38 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.82 (3H, s), 5.90 (1H, dd), 6.32 (1H, dd), 6.88 (1H, m), 7.05 (1H, m), 7.17 (1H, m), 7.59 (1H, s).
本発明化合物19:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.48 (1H, t), 0.76 (1H, dd), 1.11 (3H, s), 1.12 (3H, s), 1.37 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.83 (3H, s), 5.90 (1H, dd), 6.30 (1H, d), 7.03 (1H, d), 7.14 (1H, dd), 7.46 (1H, d), 7.58 (1H, s).
本発明化合物20:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.45 (1H, t), 0.73 (1H, dd), 1.10 (6H, s), 1.37 (1H, m), 2.33 (3H, s), 3.68 (3H, s), 3.81 (3H, s), 5.88 (1H, dd), 6.35 (1H, d), 6.98-7.03 (2H, m), 7.31 (1H, br s), 7.57 (1H, s).
本発明化合物21:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.46 (1H, t), 0.74 (1H, dd), 1.10 (6H, s), 1.37 (1H, m), 3.69 (3H, s), 3.81 (3H, s), 3.82 (3H, s), 5.89 (1H, dd), 6.34 (1H, d), 7.02 (1H, d), 7.03 (2H, m), 7.57 (1H, s).
本発明化合物22:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.60 (2H, m), 0.83 (2H, m), 1.57 (1H, m), 3.70 (3H, s), 3.85 (3H, s), 6.40-6.50 (2H, m), 7.08 (1H, dd), 7.39 (1H, d), 7.625 (1H, s), 8.45 (1H, d).
【0115】
製造例3
0.81gの中間体6、オルトギ酸メチル12.5mL、無水酢酸2.3mL、及び塩化亜鉛17mgの混合物を23時間還流下で撹拌した。得られた混合物を室温に冷却後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水で洗浄した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付し、下式に示される本発明化合物23を0.32g得た。
【化48】
本発明化合物23:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.51 (2H, m), 0.82 (2H, m), 1.52 (1H, m), 3.70 (3H, s), 3.85 (3H, s), 5.71 (1H, dd), 6.31 (1H, d), 7.01 (1H, d), 7.59 (1H, d), 8.38 (1H, d), 8.68 (1H, s).
【0116】
製造例3に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(I)
【化49】
で示される化合物において、R1、R21、R22、R31、R32、Q1、Q2、Q3、及びQ4の組合せが[表16]に記載の組合せである化合物。
【表16】
本発明化合物24:1H-NMR (CDCl3) δ: 0.50 (2H, m), 0.82 (2H, m), 1.55 (1H, m), 3.70 (3H, s), 3.85 (3H, s), 5.68 (1H, dd), 6.38 (1H, d), 7.19 (1H, m), 7.65 (1H, s), 7.77 (1H, d), 8.50 (1H, br s).
【0117】
次に、実施例に記載された製造例及び本明細書に記載された製造法のいずれかに準じて製造される本発明化合物の例を以下に示す。
【0118】
式(L−1)
【化50】
で示される化合物(以下、化合物(L−1)と記す)において、X1、X2、X3、及びX4が水素原子であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX1と記す)。
【0119】
【表17】
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がメチル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX2と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がエチル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX3と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がプロピル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX4と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がイソプロピル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX5と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がブチル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX6と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がtert−ブチル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX7と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がビニル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX8と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がエチニル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX9と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がフッ素原子であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX10と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2が塩素原子であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX11と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2が臭素原子であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX12と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がヨウ素原子であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX13と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がメトキシ基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX14と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がエトキシ基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX15と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がプロポキシ基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX16と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がブトキシ基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX17と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がジフルオロメチル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX18と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がトリフルオロメチル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX19と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がメトキシメチル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX20と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がジフルオロメトキシ基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX21と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X3、及びX4が水素原子であり、X2がトリフルオロメトキシ基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX22と記す)。
化合物(L−1)において、X2、X3、及びX4が水素原子であり、X1がメチル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX23と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X2、及びX4が水素原子であり、X3がメチル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX24と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X2、及びX3が水素原子であり、X4がメチル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX25と記す)。
化合物(L−1)において、X2、X3、及びX4が水素原子であり、X1がフッ素原子であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX26と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X2、及びX4が水素原子であり、X3がフッ素原子であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX27と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X2、及びX3が水素原子であり、X4がフッ素原子であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX28と記す)。
化合物(L−1)において、X2、X3、及びX4が水素原子であり、X1が塩素原子であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX29と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X2、及びX4が水素原子であり、X3が塩素原子であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX30と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X2、及びX3が水素原子であり、X4が塩素原子であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX31と記す)。
化合物(L−1)において、X2、X3、及びX4が水素原子であり、X1がメトキシ基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX32と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X2、及びX4が水素原子であり、X3がメトキシ基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX33と記す)。
化合物(L−1)において、X1、X2、及びX3が水素原子であり、X4がメトキシ基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX34と記す)。
化合物(L−1)において、X1及びX4が水素原子であり、X2及びX3がメチル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX35と記す)。
化合物(L−1)において、X1及びX3が水素原子であり、X2及びX4がメチル基であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX36と記す)。
化合物(L−1)において、X1がフッ素原子であり、X2がメチル基であり、X3及びX4が水素原子であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX37と記す)。
化合物(L−1)において、X1がフッ素原子であり、X2が塩素原子であり、X3及びX4が水素原子であり、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX38と記す)。
【0120】
式(L−2)
【化51】
で示される化合物(以下、化合物(L−2)と記す)において、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX39と記す)。
【0121】
式(L−3)
【化52】
で示される化合物(以下、化合物(L−3)と記す)において、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX40と記す)。
【0122】
式(L−4)
【化53】
で示される化合物(以下、化合物(L−4)と記す)において、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX41と記す)。
【0123】
式(L−5)
【化54】
で示される化合物(以下、化合物(L−5)と記す)において、R1、R21、R22、R31、及びR32の組合せが、[表17]に記載のいずれかの組合せである化合物(以下、化合物群SX42と記す)。
【0124】
次に本発明化合物の製剤例を示す。なお、部は重量部を表す。また、本発明化合物Sは、化合物群SX1〜SX42に記載の化合物を表す。
【0125】
製剤例1
本発明化合物Sのいずれか1種10部を、キシレン35部とDMF35部との混合物に混合し、そこにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル14部及びドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、混合して製剤を得る。
【0126】
製剤例2
ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、湿式シリカ20部及び珪藻土54部を混合し、更に本発明化合物Sのいずれか1種20部を加え、混合して製剤を得る。
【0127】
製剤例3
本発明化合物Sのいずれか1種2部に、湿式シリカ1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部及びカオリンクレー65部を加え混合する。ついで、この混合物に適当量の水を加え、さらに撹拌し、造粒機で造粒し、通風乾燥して製剤を得る。
【0128】
製剤例4
本発明化合物Sのいずれか1種1部を適当量のアセトンに混合し、これに湿式シリカ5部、酸性リン酸イソプロピル0.3部及びカオリンクレー93.7部を加え、充分撹拌混合し、アセトンを蒸発除去して製剤を得る。
【0129】
製剤例5
ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩及び湿式シリカの混合物(重量比1:1)35部と、本発明化合物Sのいずれか1種20部と、水45部とを十分に混合し、製剤を得る。
【0130】
製剤例6
本発明化合物Sのいずれか1種0.1部をキシレン5部及びトリクロロエタン5部の混合物に混合し、これをケロシン89.9部に混合して製剤を得る。
【0131】
製剤例7
本発明化合物Sのいずれか1種10mgをアセトン0.5mLに混合し、この溶液を、動物用固形飼料粉末(飼育繁殖用固形飼料粉末CE−2、日本クレア株式会社商品)5gに滴下し、均一に混合する。ついでアセトンを蒸発乾燥させて毒餌剤を得る。
【0132】
製剤例8
本発明化合物Sのいずれか1種0.1部、ネオチオゾール(中央化成株式会社製)49.9部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、ジメチルエーテル25部、LPG25部を充填し振とうを加え、アクチュエータを装着することにより油剤エアゾールを得る。
【0133】
製剤例9
本発明化合物Sのいずれか1種0.6部、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール0.01部、キシレン5部、ケロシン3.39部及び1部のレオドール(登録商標)MO−60を混合したものと、蒸留水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブを装着した後、該バルブを通じてLPG40部を充填して水性エアゾールを得る。
【0134】
製剤例10
本発明化合物Sのいずれか1種0.1gを、プロピレングリコール2mLに混合し、4.0cm×4.0cm、厚さ1.2cmのセラミック板に含浸させて、加熱式燻煙剤を得る。
【0135】
製剤例11
本発明化合物Sのいずれか1種5部とエチレン−メタクリル酸メチル共重合体(共重合体の総重量に対するメタクリル酸メチルの割合:10重量%)95部とを溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
【0136】
製剤例12
本発明化合物Sのいずれか1種5部及び軟質塩化ビニル樹脂95部を溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
【0137】
製剤例13
本発明化合物Sのいずれか1種100mg、ラクトース68.75mg、トウモロコシデンプン237.5mg、微結晶性セルロース43.75mg、ポリビニルピロリドン18.75mg、ナトリウムカルボキシメチルデンプン28.75mg、及びステアリン酸マグネシウム2.5mgを混合し、得られた混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0138】
製剤例14
本発明化合物Sのいずれか1種25mg、ラクトース60mg、トウモロコシデンプン25mg、カルメロースカルシウム6mg、及び5%ヒドロキシプロピルメチルセルロース適量を混合し、得られた混合物をハードシェルゼラチンカプセル又はヒドロキシプロピルメチルセルロースカプセルに充填し、カプセル剤を得る。
【0139】
製剤例15
本発明化合物Sのいずれか1種100mg、フマル酸500mg、塩化ナトリウム2000mg、メチルパラベン150mg、プロピルパラベン50mg、顆粒糖25000mg、ソルビトール(70%溶液)13000mg、Veegum(登録商標)K100mg、香料35mg、及び着色料500mgに、最終容量が100mLとなるよう蒸留水を加え、混合して、経口投与用サスペンジョンを得る。
【0140】
製剤例16
本発明化合物Sのいずれか1種5部を、乳化剤5部、ベンジルアルコール3部、及びプロピレングリコール30部に混合し、この溶液のpHが6.0〜6.5となるようにリン酸塩緩衝液を加えた後、残部として水を加えて、経口投与用液剤を得る。
【0141】
製剤例17
分留ヤシ油57部及び3部のポリソルベート85中にジステアリン酸アルミニウム5部を加え、加熱により分散させる。これを室温に冷却し、その油状ビヒクル中にサッカリン25部を分散させる。これに本発明化合物Sのいずれか1種10部を配分し、経口投与用ペースト状製剤を得る。
【0142】
製剤例18
本発明化合物Sのいずれか1種5部を石灰石粉95部と混合し、湿潤顆粒形成法を使用して経口投与用粒剤を得る。
【0143】
製剤例19
本発明化合物Sのいずれか1種5部をジエチレングリコールモノエチルエーテル80部に混合し、これに炭酸プロピレン15部を混合して、スポットオン液剤を得る。
【0144】
製剤例20
本発明化合物Sのいずれか1種10部をジエチレングリコールモノエチルエーテル70部に混合し、これに2−オクチルドデカノール20部を混合して、ポアオン液剤を得る。
【0145】
製剤例21
本発明化合物Sのいずれか1種0.1部、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(25%水溶液)40部、ラウリン酸アミドプロピルベタイン5部、ヤシ油脂肪酸エタノールアミド5部、カルボキシビニルポリマー0.5部、及び精製水49.4部を加えて、十分混合してシャンプー剤を得る
【0146】
製剤例22
本発明化合物Sのいずれか1種0.15部、動物飼料95部、並びに、リン酸水素カルシウム、珪藻土、Aerosil(登録商標)、及びカーボネート(又はチョーク)からなる混合物4.85部を十分撹拌混合し、動物用飼料プレミックスを得る。
【0147】
製剤例23
本発明化合物Sのいずれか1種7.2g、及び92.8gのホスコ(登録商標)S−55を100℃で混合し、坐剤形に注いで、冷却固化して、坐剤を得る。
【0148】
次に、化合物の有害節足動物に対する効力を試験例により示す。下記試験例において、試験は25℃で行った。
【0149】
試験法1
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これにシンダイン(登録商標)0.03容量%含有する水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に植えたキュウリ(Cucumis sativus)苗(第2本葉展開期)にワタアブラムシ(全ステージ)約30頭を接種する。1日後、この苗に該希釈液を10mL/苗の割合で散布する。更に5日後、生存虫数を調査し、以下の式により防除価を求める。
防除価(%)={1−(Cb×Tai)/(Cai×Tb)}×100
なお、式中の文字は以下の意味を表す。
Cb:無処理区の供試虫数
Cai:無処理区の調査時の生存虫数
Tb:処理区の供試虫数
Tai:処理区の調査時の生存虫数
ここで無処理区とは、供試化合物を使用しないこと以外は処理区と同じ操作をする区を意味する。
【0150】
試験例1
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験法1に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも防除価90%以上を示した。
本発明化合物:1、2、3、4、5、6、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、19、20、22
【0151】
試験法2
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これに水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に、7.7gの人工飼料(インセクタLF、日本農産工業)を置き、これに該希釈液2mLを灌注する。該人工飼料上にハスモンヨトウ4齢幼虫5頭を放す。5日後、生存虫数を数え次式より死虫率を求める。
死虫率(%)=(1−生存虫数/5)×100
【0152】
試験例2
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験法2に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも死虫率80%以上を示した。
本発明化合物:1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、19、20、22
【0153】
試験法3
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これにシンダイン(登録商標)0.03容量%含有する水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に植えたキャベツ苗(第2〜3本葉展開期)に該希釈液を20mL/苗の割合で散布する。その後、この苗の茎葉部を切り取り、ろ紙を敷いた容器内に入れる。これにコナガ2齢幼虫5頭を放す。5日後、生存虫数を数え、次式より死虫率を求める。
死虫率%=(1−生存虫数/5)×100
【0154】
試験例3
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験法3に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも死虫率80%以上を示した。
本発明化合物:1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、19、20、22
【0155】
試験法4
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これにシンダイン(登録商標)0.03容量%含有する水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に植えたイネ(Oryza sativa)苗(第2葉展開期)に該希釈液を10mL/苗の割合で散布する。その後、トビイロウンカ3齢幼虫を20頭放す。6日後、生存虫数を調査し、以下の式により死虫率を求める。
死虫率(%)={1−生存虫数/20}×100
【0156】
試験例4
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験法4に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも死虫率90%以上を示した。
本発明化合物:1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、17、19、20、22
【0157】
試験法5
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これにシンダイン(登録商標)0.03容量%含有する水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に植えたトマト(Lycopersicon esculentum)苗に、タバココナジラミ成虫を放して約24時間産卵させる。この苗を8日間保管し、産下された卵から幼虫を孵化させる。この苗に、該希釈液を10mL/苗の割合で散布する。7日後、生存虫数を調査し、次の式により防除価を求める。
防除価(%)={1−(Cb×Tai)/(Cai×Tb)}×100
なお、式中の文字は以下の意味を表す。
Cb:無処理区の処理直前の虫数
Cai:無処理区の調査時の生存虫数
Tb:処理区の処理直前の虫数
Tai:処理区の調査時の生存虫数
ここで無処理区とは、供試化合物を使用しないこと以外は処理区と同じ操作をする区を意味する。
【0158】
試験法6
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これにシンダイン(登録商標)0.03容量%含有する水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に植えたキュウリ苗(第2葉展開期)に該希釈液を10mL/苗の割合で散布する。その後、第1本葉を切り取り容器内に収容し、これにミカンキイロアザミウマの幼虫を約20頭放す。7日後、生存虫数を調査し、次の式により防除価を求める。
死虫率(%)=死虫率(%)={1−生存虫数/20}×100
【0159】
試験法7
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これにシンダイン(登録商標)0.03容量%含有する水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に植えたインゲンマメ(Phaseolus vulgaris)苗(第1本葉展開期)に約40頭のナミハダニ雌成虫を放つ。1日後、この苗に該希釈液を10mL/苗の割合で散布する。更に7日後、生存虫数を調査し、次式により防除価を算出する。
防除価(%)={1−(Cb×Tai)/(Cai×Tb)}×100
なお、式中の文字は以下の意味を表す。
Cb:無処理区の供試虫数
Cai:無処理区の調査時の生存虫数
Tb:処理区の供試虫数
Tai:処理区の調査時の生存虫数
ここで無処理区とは、供試化合物を使用しないこと以外は処理区と同じ操作をする区を意味する。
【0160】
試験例7
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験法7に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物は防除価90%以上を示した。
本発明化合物:1、2、4、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、19、20
【0161】
試験法8
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これに水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
該希釈液中にアカイエカ終齢幼虫30頭を放ち、1日後にその生死を調査し死虫率を求める。死虫率は下式により計算する。
死虫率(%)=(死亡虫数/供試虫数)×100
【0162】
試験例8
所定濃度を3.5ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験法8に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも死虫率91%以上を示した。
本発明化合物:1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、17、19、20
【0163】
試験法9
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これに水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。所定濃度は500ppm、125ppm、31ppm又は7.8ppmのいずれかである。
直径5.5cmのカップの内側底部に同大の濾紙を敷き、濾紙上に該希釈液0.7mLを滴下し、餌として該カップにショ糖30mgを均一に入れる。該カップにイエバエ雌成虫10頭を放ち、蓋をする。24時間後にイエバエの生死を調査し死虫率を求める。死虫率は下式により計算する。
死虫率(%)=(死亡虫数/供試虫数)×100
【0164】
試験例9
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験法9に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも死虫率80%以上を示した。
本発明化合物番号:1、2、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、19、20
【0165】
試験法10
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これに水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。所定濃度は500ppm、125ppm、31ppmまたは7.8ppmのいずれかである。
直径5.5cmのカップの内側底部に同大の濾紙を敷き、濾紙上に該希釈液0.7mLを滴下し、餌として該カップにショ糖30mgを均一に入れる。該カップにチャバネゴキブリ雄成虫2頭を放ち、蓋をする。6日後にチャバネゴキブリの生死を調査し死亡虫数を数え、次式により死虫率を求める。
死虫率(%)=(死亡虫数/供試虫数)×100
【0166】
試験例10
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験法10に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも死虫率100%を示した。
本発明化合物:4、6、7、8、10、12、13、14、15、17、19、20
【0167】
試験法11
供試化合物が200ppmとなるように調製したアセトン溶液を内容量20mLの容器に注ぎ、供試化合物が所定濃度となるように容器の内面に均一にコーティングし、その後乾燥させる。所定濃度は10mg/m2、2.5mg/m2、0.63mg/m2、0.16mg/m2、0.039mg/m2、0.0098mg/m2のいずれかである。
該容器にアカイエカ雌成虫5頭を入れ、蓋を閉める。1時間後に苦死虫数を調査し、次式により苦死虫率を求める。
苦死虫率(%)=(苦死虫数/供試虫数)×100
【0168】
試験例11
所定濃度を10mg/m2とし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験法11に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも苦死虫率80%以上を示した。
本発明化合物:1、2、4、6、7、8、9、10、14、17、22
【0169】
試験法12
供試化合物が200ppmとなるように調製したアセトン溶液を内容量20mLの容器に注ぎ、供試化合物が所定濃度となるように容器の内面に均一にコーティングし、その後乾燥させる。所定濃度は10mg/m2、2.5mg/m2、0.63mg/m2、0.16mg/m2、0.039mg/m2、0.0098mg/m2のいずれかである。
該容器にアカイエカ雌成虫5頭を入れ、蓋を閉める。1日後に苦死虫数を調査し、次式により苦死虫率を求める。
苦死虫率(%)=(苦死虫数/供試虫数)×100
【0170】
試験例12
所定濃度を10mg/m2とし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験法12に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも苦死虫率80%以上を示した。
本発明化合物:1、2、4、6、7、8、9、10、14、17、22
【0171】
試験法13
供試化合物をイソプロピルアルコール/ケロシン=1/9混合液に希釈し、供試化合物を所定濃度含有する溶液を得る。
プラスチックカップ(底面直径10.6cm)にアカイエカ成虫10頭を放し、ネットで蓋をする。該カップをチャンバー(底面:46cm×46cm、高さ:70cm)の内側底部に設置する。該カップ上面より30cmの高さから該溶液0.5mLをスプレーガンを用いて噴霧する(噴霧圧力0.4kg/cm2)。噴霧後ただちに該カップをチャンバーから取り出し、15分後にノックダウン虫数を数え、ノックダウン率を求める。ノックダウン率は下式により計算する。
ノックダウン率(%)=(ノックダウン虫数/供試虫数)×100
【0172】
試験例13
所定濃度を0.5%w/vとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験法13に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれもノックダウン率80%以上を示した。
本発明化合物:1、2、3、4、5、6、7、8、10、11、12、13、14、15、16、22、23、24
【産業上の利用可能性】
【0173】
本発明化合物は、有害節足動物に対して優れた防除効果を示す。
【国際調査報告】