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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2019年3月28日
【発行日】2020年3月26日
(54)【発明の名称】空気調和機の室外機
(51)【国際特許分類】
   F24F 11/873 20180101AFI20200303BHJP
   F24F 1/22 20110101ALI20200303BHJP
   F24F 1/56 20110101ALI20200303BHJP
   F24F 11/46 20180101ALI20200303BHJP
   F24F 110/12 20180101ALN20200303BHJP
【FI】
   F24F11/873
   F24F1/22
   F24F1/56
   F24F11/46
   F24F110:12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】17
【出願番号】特願2019-542867(P2019-542867)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2017年9月20日
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001461
【氏名又は名称】特許業務法人きさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】井口 和博
【テーマコード(参考)】
3L054
3L260
【Fターム(参考)】
3L054BA01
3L054BB02
3L260AB02
3L260BA32
3L260BA41
3L260BA49
3L260BA61
3L260CA32
3L260CB63
3L260CB90
3L260DA15
3L260EA07
3L260FA10
3L260FB18
(57)【要約】
空気調和機の室外機は、外郭を構成する筐体と、筐体内を送風機室と機械室とに仕切るセパレータと、送風機室に設置され、空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、送風機室に設置され、室外熱交換器に送風を行う送風機と、機械室に設置され、冷媒を圧縮する圧縮機と、セパレータの送風機室側の面に設けられたヒーターと、を備えたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外郭を構成する筐体と、
前記筐体内を送風機室と機械室とに仕切るセパレータと、
前記送風機室に設置され、空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、
前記送風機室に設置され、前記室外熱交換器に送風を行う送風機と、
前記機械室に設置され、冷媒を圧縮する圧縮機と、
前記セパレータの前記送風機室側の面に設けられたヒーターと、を備えた
空気調和機の室外機。
【請求項2】
前記ヒーターが、前記セパレータの前記機械室側の面にも設けられている
請求項1に記載の空気調和機の室外機。
【請求項3】
前記筐体は、前面パネルと側面パネルとを備えている
請求項1または2に記載の空気調和機の室外機。
【請求項4】
前記前面パネルと前記側面パネルとは、熱反射材料で構成されている
請求項3に記載の空気調和機の室外機。
【請求項5】
少なくとも前記前面パネルの裏面または前記側面パネルの裏面に、熱反射板が設けられている
請求項3または4に記載の空気調和機の室外機。
【請求項6】
外気温度を検出する外気温度検出装置と、
前記ヒーターを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記外気温度検出装置により検出した外気温度があらかじめ設定された第1温度以下であると判定した場合、前記ヒーターをONする
請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
【請求項7】
前記制御装置は、
前記外気温度があらかじめ設定された第2温度より高いと判定した場合、前記ヒーターをOFFする
請求項6に記載の空気調和機の室外機。
【請求項8】
前記制御装置は、
前記ヒーターがON時、
前記外気温度に応じて、前記ヒーターの電力量を変更する
請求項6または7に記載の空気調和機の室外機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送風機室と機械室とを仕切るセパレータを有する空気調和機の室外機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の空気調和機の室外機において、低外気時に運転を停止させると、運転停止中に室外熱交換器の温度が下がり、室外熱交換器への液冷媒の溜まり込みが発生してしまう。その結果、暖房起動時に圧縮機に冷媒が液の状態で吸入され、圧縮機内で冷媒と冷凍機油とが混ざり希釈されてしまい、圧縮機の油濃度が薄くなってしまう。そして、圧縮機の油濃度が薄い状態で長時間運転を続けると、モータ軸などが潤滑不十分で焼き付けなどの不具合を発生させてしまう可能性がある。そこで、室外熱交換器を温める機構を備えた空気調和機の室外機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1の空気調和機の室外機は、送風機による空気の流れの送風機の上流側かつ室外熱交換器の下流側に、室外熱交換器からほぼ一定の距離を隔てて配置されたヒーターを備え、そのヒーターの輻射熱によって室外熱交換器を温めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−252642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の空気調和機の室外機は、ヒーターが送風機による空気の流れの送風機の上流側かつ室外熱交換器の下流側に配置されている。そのため、送風機から室外熱交換器へと向かう風の一部を遮ってしまい、風量の低下によって熱交換効率が低下してしまうという課題があった。また、ヒーターを、送風機による空気の流れの送風機の上流側かつ室外熱交換器の下流側に、室外熱交換器からほぼ一定の距離を隔てて配置する必要があり、組み立て作業性が悪いという課題があった。
【0006】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、熱交換効率の低下を抑制し、組み立て作業性を改善しつつ、室外熱交換器への液冷媒の溜まり込みを抑制することができる空気調和機の室外機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る空気調和機の室外機は、外郭を構成する筐体と、前記筐体内を送風機室と機械室とに仕切るセパレータと、前記送風機室に設置され、空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、前記送風機室に設置され、前記室外熱交換器に送風を行う送風機と、前記機械室に設置され、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記セパレータの前記送風機室側の面に設けられたヒーターと、を備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る空気調和機の室外機によれば、セパレータの送風機室側の面にヒーターが設けられているため、組み立て作業性を改善することができる。また、ヒーターによって送風機から室外熱交換器へと向かう風が遮られることがないため、熱交換効率の低下を抑制することができる。そして、ヒーターによって室外熱交換器を温めることで、室外熱交換器への液冷媒の溜まり込みを抑制することができる。つまり、熱交換効率の低下を抑制し、組み立て作業性を改善しつつ、室外熱交換器への液冷媒の溜まり込みを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の外観を示す斜視図である。
図2】本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の内部構成を示す第1の斜視図である。
図3】本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の内部構成を示す第2の斜視図である。
図4】本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の内部構成を示す第3の斜視図である。
図5】本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の内部構成を示す平面図である。
図6】本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の機能ブロックである。
図7】本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機のヒーターの制御フローを示す図である。
図8】本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機のヒーターの制御フローを示す図である。
図9】本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室外機の内部構成を示す平面図である。
図10】本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室外機の内部構成を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
【0011】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機100の外観を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機100の内部構成を示す第1の斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機100の内部構成を示す第2の斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機100の内部構成を示す第3の斜視図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機100の内部構成を示す平面図である。
【0012】
以下、図1図5に基づいて、本実施の形態1に係る空気調和機の室外機100の構成について説明する。
なお、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語、例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など、を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものではない。また、本実施の形態1では、空気調和機の室外機100を正面視した状態において、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」などを使用する。
【0013】
図1に示されるように、空気調和機の室外機100は、外郭を構成する筐体1を備えている。図2に示されるように、筐体1は、外郭の前面を構成する前面パネル51と、外郭の左側面を構成する側面パネル52とを備えている。この前面パネル51および側面パネル52は、例えば鉄などの熱反射率の高い材料である熱反射材料で構成されている。
【0014】
また、図3および図4に示されるように、空気調和機の室外機100は、筐体1内を送風機室10Aと機械室10Bとに仕切るセパレータ10を備えている。送風機室10Aには、空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器5と、室外熱交換器5に送風を行う送風機4と、が設置されている。また、機械室10Bには、冷媒を圧縮する圧縮機2と、各種電気品を収容する電気品箱3と、が設置されている。
【0015】
なお、本実施の形態1では、送風機4が上下方向に2つ設けられているが、それに限定されず、少なくとも1つ設けられていればよい。
【0016】
また、筐体1内には、外気温度を検出する外気温度検出装置20が設けられている。外気温度検出装置20は、例えば、サーミスタで構成されている。
【0017】
図3図5に示されるように、セパレータ10の送風機室10A側の側面には、例えばシーズヒーターなどで構成されたヒーター11が設けられている。ヒーター11は、室外熱交換器5の上下方向全体に熱を伝えやすくするため、セパレータ10の上端近傍から下端近傍にわたって設けられている。また、ヒーター11は、室外熱交換器5の前後方向全体に熱を伝えやすくするため、セパレータ10の前端近傍から後端近傍にわたって設けられている。また、ヒーター11は、セパレータ10上に形成されている凹凸加工部分12を避けるように屈曲してセパレータ10に固定されている。
【0018】
図6は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機100の機能ブロックである。
本実施の形態1に係る空気調和機の室外機100は、電気品箱3に制御装置30が設けられている。制御装置30は、図6に示されるように、メイン制御部31と、記憶部32と、駆動部33と、を備えている。
【0019】
メイン制御部31は、外気温度検出装置20の検出値、および、リモコン(図示せず)などからの指示に基づいて、圧縮機2の運転周波数、送風機4の回転数(ON/OFF含む)、および、ヒーター11の電力量(ON/OFF含む)の制御を、駆動部33に指示するものである。
【0020】
記憶部32は、後述する第1温度T1、第2温度T2などの各種情報を記憶するものである。
【0021】
駆動部33は、メイン制御部31からの指示に基づいて、圧縮機2の運転周波数、送風機4の回転数(ON/OFF含む)、および、ヒーター11の電力量(ON/OFF含む)を制御するものである。
【0022】
なお、本実施の形態では、制御装置30が記憶部32を備えている構成としたが、それに限定されず、記憶部32を制御装置30とは別体として設けられている構成としてもよい。
【0023】
図7は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機100のヒーター11の制御フローを示す図である。
以下、本実施の形態1に係る空気調和機の室外機100のヒーター11の制御処理について、図7を用いて説明する。
【0024】
制御装置30は、外気温度検出装置20が検出した外気温度が、あらかじめ設定された第1温度T1より高いかどうかを判定する(ステップS101)。ここで、第1温度T1は、室外熱交換器5への液冷媒の溜まり込みが発生する可能性のある温度である。
【0025】
制御装置30は、外気温度が第1温度T1より高いと判定した場合(ステップS101のYES)、再度ステップS101の処理を行う。一方、制御装置30は、外気温度が第1温度T1以下であると判定した場合(ステップS101のNO)、ヒーター11をONする(ステップS102)。
【0026】
ステップS102の後、制御装置30は、外気温度検出装置20が検出した外気温度が、あらかじめ設定された第2温度T2より高いかどうかを判定する(ステップS103)。ここで、第2温度T2は、室外熱交換器5への液冷媒の溜まり込みが発生する可能性のない温度に所定の許容値を加えた温度であり、第2温度T2>第1温度T1である。
【0027】
制御装置30は、外気温度が第2温度T2より高いと判定した場合(ステップS103のYES)、ヒーター11をOFFし(ステップS104)、ステップS101の処理に戻る。一方、制御装置30は、外気温度が第2温度T2以下であると判定した場合(ステップS103のNO)、再度ステップS103の処理を行う。
【0028】
なお、本実施の形態1では、制御装置30は、圧縮機2の運転の有無にかかわらず、外気温度が第1温度T1より高いかどうかを判定しているが、それに限定されない。圧縮機2の運転中において、外気温度が第1温度T1以下とならないような場合には、制御装置30が、圧縮機2の運転が停止しているかどうかを判定する。そして、圧縮機2の運転が停止していると判定したら、外気温度が第1温度T1より高いかどうかを判定する構成としてもよい。
【0029】
以上、本実施の形態1に係る空気調和機の室外機100は、外郭を構成する筐体1と、筐体1内を送風機室10Aと機械室10Bとに仕切るセパレータ10と、を備えている。また、送風機室10Aに設置され、空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器5と、送風機室10Aに設置され、室外熱交換器5に送風を行う送風機4と、を備えている。また、機械室10Bに設置され、冷媒を圧縮する圧縮機2と、セパレータ10の送風機室10A側の面に設けられたヒーター11と、を備えている。
【0030】
本実施の形態1に係る空気調和機の室外機100によれば、セパレータ10の送風機室10A側の面にヒーター11が設けられているため、組み立て作業性を改善することができる。また、ヒーター11によって送風機4から室外熱交換器5へと向かう風が遮られることがないため、熱交換効率の低下を抑制することができる。そして、ヒーター11によって室外熱交換器5を温めることで、室外熱交換器5への液冷媒の溜まり込みを抑制することができる。つまり、本実施の形態1に係る空気調和機の室外機100は、熱交換効率の低下を抑制し、組み立て作業性を改善しつつ、室外熱交換器5への液冷媒の溜まり込みを抑制することができる。
【0031】
また、本実施の形態1に係る空気調和機の室外機100は、外気温度を検出する外気温度検出装置20と、ヒーター11を制御する制御装置30と、を備えている。そして、制御装置30は、外気温度検出装置20により検出した外気温度があらかじめ設定された第1温度T1以下であると判定した場合、ヒーター11をONする。また、制御装置30は、外気温度検出装置20により検出した外気温度があらかじめ設定された第2温度T2より高いと判定した場合、ヒーター11をOFFする。
【0032】
本実施の形態1に係る空気調和機の室外機100によれば、制御装置30は、外気温度が室外熱交換器5への液冷媒の溜まり込みが発生する可能性のある温度以下となった場合に、ヒーター11をONする。また、制御装置30は、外気温度検出装置20により検出した外気温度が室外熱交換器5への液冷媒の溜まり込みが発生する可能性のない温度より高くなった場合に、ヒーター11をOFFする。そうすることで、室外熱交換器5への液冷媒の溜まり込みを抑制することができるとともに、外気温度が室外熱交換器5への液冷媒の溜まり込みが発生する可能性のない温度のときはヒーター11をOFFするため、消費電力を低減させることができる。
【0033】
また、本実施の形態1に係る空気調和機の室外機100の筐体1は、前面パネル51と側面パネル52とを備えており、前面パネル51と側面パネル52とは、熱反射材料で構成されている。
【0034】
本実施の形態1に係る空気調和機の室外機100によれば、前面パネル51と側面パネル52とが熱反射材料で構成されているので、熱反射も利用してヒーター11で室外熱交換器5を温める効果を高めることができる。つまり、ヒーター11で効率よく室外熱交換器5全体を温めることができるため、ヒーター11で発生させる熱量を低減させることができ、消費電力を低減させることができる。
【0035】
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
【0036】
実施の形態1に係る空気調和機の室外機100では、外気温度に応じてヒーター11のON/OFFのみを行っていたが、本実施の形態2に係る空気調和機の室外機100では、外気温度に応じてヒーター11のON/OFFのみならず、電力量の変更も行う。
【0037】
図8は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機100のヒーター11の制御フローを示す図である。
以下、本実施の形態2に係る空気調和機の室外機100のヒーター11の制御処理について、図8を用いて説明する。なお、以下では、ヒーター11の電力量を、一番大きい「強」、一番小さい「弱」、それらの間の「中」の三段階で制御する例について説明するが、それに限定されず、二段階でもよいし、四段階以上でもよい。
【0038】
制御装置30は、外気温度検出装置20が検出した外気温度が、あらかじめ設定された第1温度T1より高いかどうかを判定する(ステップS201)。ここで、第1温度T1は、室外熱交換器5への液冷媒の溜まり込みが発生する可能性のある温度である。
【0039】
制御装置30は、外気温度が第1温度T1より高いと判定した場合(ステップS201のYES)、再度ステップS201の処理を行う。一方、制御装置30は、外気温度が第1温度T1以下であると判定した場合(ステップS201のNO)、ヒーター11をONし(ステップS202)、ステップS203の処理に進む。
【0040】
ステップS203において、制御装置30は、外気温度検出装置20が検出した外気温度が、あらかじめ設定された第4温度T4以下であるかどうかを判定する。
【0041】
制御装置30は、外気温度が第4温度T4以下であると判定した場合(ステップS203のYES)、ヒーター11の電力量を「強」に設定し(ステップS204)、ステップS203の処理に戻る。一方、制御装置30は、外気温度が第4温度T4より高いと判定した場合(ステップS203のNO)、ステップS205の処理に進む。
【0042】
ステップS205において、制御装置30は、外気温度検出装置20が検出した外気温度が、第4温度T4より高く、かつ、あらかじめ設定された第3温度T3以下であるかどうかを判定する。なお、第3温度T3>第4温度T4である。
【0043】
制御装置30は、外気温度が第4温度T4より高く、かつ、第3温度T3以下であると判定した場合(ステップS205のYES)、ヒーター11の電力量を「中」に設定し(ステップS206)、ステップS203の処理に戻る。一方、制御装置30は、外気温度が第3温度T3より高いと判定した場合(ステップS205のNO)、ステップS207の処理に進む。
【0044】
ステップS207において、制御装置30は、外気温度検出装置20が検出した外気温度が、第3温度T3より高く、かつ、あらかじめ設定された第2温度T2以下であるかどうかを判定する。ここで、第2温度T2は、室外熱交換器5への液冷媒の溜まり込みが発生する可能性のない温度に所定の許容値を加えた温度であり、第2温度T2>第1温度T1である。また、第2温度T2>第3温度T3である。
【0045】
制御装置30は、外気温度が第3温度T3より高く、かつ、第2温度T2以下であると判定した場合(ステップS207のYES)、ヒーター11の電力量を「弱」に設定し(ステップS208)、ステップS203の処理に戻る。一方、制御装置30は、外気温度が第2温度T2より高いと判定した場合(ステップS207のNO)、ヒーター11をOFFし(ステップS209)、ステップS201の処理に戻る。
【0046】
以上、本実施の形態2に係る空気調和機の室外機100の制御装置30は、ヒーター11がON時、外気温度に応じて、ヒーター11の電力量を変更する。
【0047】
本実施の形態2に係る空気調機の室外機100によれば、外気温度に応じて、ヒーター11の電力量を変更するため、外気温度に応じて、室外熱交換器5の加熱量を調整することができる。その結果、外気温度が低い場合は室外熱交換器5の加熱量を大きくすることで、ヒーター11で効率よく室外熱交換器5を温めることができる。また、外気温度が高い場合は室外熱交換器5の加熱量を小さくすることで、ヒーター11で発生させる熱量を低減させることができ、消費電力を低減させることができる。
【0048】
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3について説明するが、実施の形態1および2と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1および2と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
【0049】
図9は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室外機100の内部構成を示す平面図である。
従来の空気調和機の室外機において、低外気時に運転を停止させると、運転停止中に圧縮機の温度が下がり、圧縮機への液冷媒の溜まり込みが発生してしまう。その結果、圧縮機内で冷媒と冷凍機油とが混ざり希釈されてしまい、圧縮機の油濃度が薄くなってしまう。そこで、図9に示されるように、本実施の形態3では、セパレータ10の送風機室10A側の面に設けられているヒーター11Aに加え、セパレータ10の機械室10B側の面にも、例えばシーズヒーターなどで構成されたヒーター11Bが設けられている。
【0050】
ヒーター11Bは、圧縮機2の上下方向全体に熱を伝えやすくするため、セパレータ10の面上に、圧縮機2の上端近傍の位置から下端近傍の位置にわたって設けられている。また、ヒーター11Bは、圧縮機2の前後方向全体に熱を伝えやすくするため、セパレータ10面上に、圧縮機2の前端近傍の位置から後端近傍の位置にわたって設けられている。また、ヒーター11Bは、セパレータ10上に形成されている凹凸加工部分12を避けるように屈曲してセパレータ10に固定されている。
【0051】
以上、本実施の形態3に係る空気調和機の室外機100は、ヒーター11Bが、セパレータ10の機械室10B側の面にも設けられている。
【0052】
本実施の形態3に係る空気調和機の室外機100によれば、圧縮機2への液冷媒の溜まり込みを抑制することができるため、焼き付けなどの不具合の発生をさらに効率よく抑制することができる。
【0053】
実施の形態4.
以下、本発明の実施の形態4について説明するが、実施の形態1〜3と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜3と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
【0054】
図10は、本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室外機100の内部構成を示す斜視図である。
図10に示されるように、本実施の形態4では、側面パネル52の裏面に、例えば鉄などの熱反射率の高い材料で構成された熱反射板21(破線で図示)が設けられている。なお、側面パネル52の裏面ではなく、前面パネル51の裏面に熱反射板21を設けてもよいし、前面パネル51の裏面および側面パネル52の裏面それぞれに熱反射板21を設けてもよい。
【0055】
また、前面パネル51および側面パネル52のうち、裏面に熱反射板21が設けられている方を、熱反射材料以外の材料で構成してもよい。
【0056】
以上、本実施の形態4に係る空気調和機の室外機100は、少なくとも前面パネル51の裏面または側面パネル52の裏面に、熱反射板21が設けられている。
【0057】
本実施の形態4に係る空気調和機の室外機100によれば、少なくとも前面パネル51の裏面または側面パネル52の裏面に、熱反射板21が設けられている。そのため、前面パネル51および側面パネル52を熱反射材料で構成しなくても熱反射を利用することができ、ヒーター11で室外熱交換器5を温める効果を高めることができる。つまり、ヒーター11で効率よく室外熱交換器5全体を温めることができるため、ヒーター11で発生させる熱量を低減させることができ、消費電力を低減させることができる。
【符号の説明】
【0058】
1 筐体、2 圧縮機、3 電気品箱、4 送風機、5 室外熱交換器、10 セパレータ、10A 送風機室、10B 機械室、11 ヒーター、11A ヒーター、11B ヒーター、12 凹凸加工部分、20 外気温度検出装置、21 熱反射板、30 制御装置、31 メイン制御部、32 駆動部、33 記憶部、51 前面パネル、52 側面パネル、100 室外機。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10

【手続補正書】
【提出日】2019年11月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明に係る空気調和機の室外機は、外郭を構成する筐体と、前記筐体内を送風機室と機械室とに仕切るセパレータと、前記送風機室に設置され、空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、前記送風機室に設置され、前記室外熱交換器に送風を行う送風機と、前記機械室に設置され、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記セパレータの前記送風機室側の面に設けられたヒーターと、外気温度を検出する外気温度検出装置と、前記ヒーターを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記外気温度検出装置により検出した外気温度があらかじめ設定された第1温度以下であると判定した場合、前記ヒーターをONし、前記ヒーターがON時、前記外気温度に応じて、前記ヒーターの電力量を変更するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外郭を構成する筐体と、
前記筐体内を送風機室と機械室とに仕切るセパレータと、
前記送風機室に設置され、空気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器と、
前記送風機室に設置され、前記室外熱交換器に送風を行う送風機と、
前記機械室に設置され、冷媒を圧縮する圧縮機と、
前記セパレータの前記送風機室側の面に設けられたヒーターと、
外気温度を検出する外気温度検出装置と、
前記ヒーターを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記外気温度検出装置により検出した外気温度があらかじめ設定された第1温度以下であると判定した場合、前記ヒーターをONし、
前記ヒーターがON時、
前記外気温度に応じて、前記ヒーターの電力量を変更する
空気調和機の室外機。
【請求項2】
前記ヒーターが、前記セパレータの前記機械室側の面にも設けられている
請求項1に記載の空気調和機の室外機。
【請求項3】
前記筐体は、前面パネルと側面パネルとを備えている
請求項1または2に記載の空気調和機の室外機。
【請求項4】
前記前面パネルと前記側面パネルとは、熱反射材料で構成されている
請求項3に記載の空気調和機の室外機。
【請求項5】
少なくとも前記前面パネルの裏面または前記側面パネルの裏面に、熱反射板が設けられている
請求項3または4に記載の空気調和機の室外機。
【請求項6】
前記制御装置は、
前記外気温度があらかじめ設定された第2温度より高いと判定した場合、前記ヒーターをOFFする
請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
【国際調査報告】