特表-19082453IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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再表2019-82453コネクタ装置及びこのコネクタ装置を備えた内視鏡装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2019年5月2日
【発行日】2019年11月14日
(54)【発明の名称】コネクタ装置及びこのコネクタ装置を備えた内視鏡装置
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/52 20060101AFI20191018BHJP
   A61B 1/04 20060101ALI20191018BHJP
   G02B 23/24 20060101ALI20191018BHJP
【FI】
   H01R13/52 D
   A61B1/04 520
   G02B23/24 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】32
【出願番号】特願2019-503509(P2019-503509)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2018年7月13日
(11)【特許番号】特許第6535148号(P6535148)
(45)【特許公報発行日】2019年6月26日
(31)【優先権主張番号】特願2017-206977(P2017-206977)
(32)【優先日】2017年10月26日
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】000000376
【氏名又は名称】オリンパス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002907
【氏名又は名称】特許業務法人イトーシン国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 隆介
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 稔
(72)【発明者】
【氏名】松家 聡
【テーマコード(参考)】
2H040
4C161
5E087
【Fターム(参考)】
2H040BA24
2H040DA03
2H040DA21
4C161CC06
4C161FF07
5E087FF06
5E087PP06
5E087RR12
(57)【要約】
本発明のコネクタ装置は、ケーブル16の終端に設けられるプラグ20が接続される機器3に設けられプラグが挿入されるレセプタクル31と、レセプタクルに当接しレセプタクルへのプラグの挿入に連動して移動する移動部材39と、レセプタクルよりも下方に設けられレセプタクル内の所定の領域における移動部材の有無を検知するセンサ42と、を有し、移動部材はレセプタクルとの当接部位近傍から下方に延出する第1の部分39aと、一端が第1の部分に接続され他端が一端よりも上方に位置する第2の部分39bと、一端が第2の部分に接続され他端が下方に向けて延出して形成されレセプタクルへのプラグの挿入に連動して移動することでプラグが所定の領域に配置される第1の状態と、プラグが所定の領域に配置されない第2の状態とを切り換える第3の部分39cとを有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブルの終端に設けられるプラグが接続される機器に設けられ、前記プラグが挿入されるレセプタクルと、
前記レセプタクルに当接し、当該レセプタクルへの前記プラグの挿入に連動して移動する移動部材と、
前記レセプタクルよりも下方に設けられ、当該レセプタクル内の所定の領域における前記移動部材の有無を検知するセンサと、
を有し、
前記移動部材は、
前記レセプタクルとの当接部位近傍から下方に延出する第1の部分と、
一端が前記第1の部分に接続され、他端が前記一端よりも上方に位置する第2の部分と、
一端が前記第2の部分に接続され、他端が下方に向けて延出して形成され、前記レセプタクルへの前記プラグの挿入に連動して移動することで、前記所定の領域に配置される第1の状態と、前記プラグが前記所定の領域に配置されない第2の状態とを切り換える第3の部分と、
を有することを特徴とするコネクタ装置。
【請求項2】
前記センサは、前記第1の部分の鉛直下方の領域には配置されず、前記第1の部分の鉛直下方以外の領域に配置されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項3】
前記レセプタクルよりも下方に設けられ、前記センサが配置される電気基板を、さらに有し、
前記電気基板は、前記第1の部分の鉛直下方の領域には配置されず、前記第1の部分の鉛直下方以外の領域に配置されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項4】
前記電気基板は、前記第1の部分の鉛直下方の領域に切欠部を有して形成されていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ装置。
【請求項5】
前記移動部材は、前記第1の部分と前記第2の部分との接続部分近傍から鉛直下方に延出する第4の部分を、さらに有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項6】
前記移動部材は、前記第1の部分と前記第2の部分との接続部分近傍に、鉛直下方に向けて貫通する貫通孔を、さらに有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項7】
前記移動部材は、少なくとも第1の部分と第2の部分との接続部分近傍の側面がR形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項8】
前記移動部材は、一端が前記第1の部分と前記第2の部分との接続部分近傍に接続され、他端が前記第1の部分と前記第2の部分との接続部分よりも下方に位置するように延出する第5の部分を、さらに有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項9】
前記センサは複数設けられ、
前記移動部材は、前記第3の部分を複数形成してなることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項10】
前記複数のセンサと前記複数の第3の部分は、前記プラグの挿入方向に沿って並べて配設されていることを特徴とする請求項9に記載のコネクタ装置。
【請求項11】
前記複数のセンサの間隔と、前記複数の第3の部分の間隔は、等しい間隔で並べて配置されていることを特徴とする請求項10に記載のコネクタ装置。
【請求項12】
前記複数のセンサの間隔と、前記複数の第3の部分の間隔とは、異なる間隔で並べて配置されていることを特徴とする請求項10に記載のコネクタ装置。
【請求項13】
前記複数のセンサと前記複数の第3の部分は、前記プラグの挿入方向に対して水平方向に並べて配設されていることを特徴とする請求項9に記載のコネクタ装置。
【請求項14】
前記複数のセンサと前記複数の第3の部分は、前記第1の部分を挟んで水平方向に並べて配設されていることを特徴とする請求項9に記載のコネクタ装置。
【請求項15】
前記複数のセンサにおける一方のセンサの前記プラグの挿入方向における位置と、他方のセンサの前記プラグの挿入方向における位置とは同じ位置に配置され、
前記複数の第3の部分における一方の第3の部分の前記プラグの挿入方向における位置と、他方の第3の部分の前記プラグの挿入方向における位置とは同じ位置に形成されていることを特徴とする請求項13に記載のコネクタ装置。
【請求項16】
前記複数のセンサにおける一方のセンサの前記プラグの挿入方向における位置と、他方のセンサの前記プラグの挿入方向における位置とは異なる位置に配置され、
前記複数の第3の部分における一方の第3の部分の前記プラグの挿入方向における位置と、他方の第3の部分の前記プラグの挿入方向における位置とは異なる位置に形成されていることを特徴とする請求項13に記載のコネクタ装置。
【請求項17】
請求項1〜請求項16のいずれか一つに記載のコネクタ装置を具備することを特徴とする内視鏡装置。
【請求項18】
前記プラグは、内視鏡から延出するケーブルの終端に設けられ、
前記レセプタクルは、画像処理装置に設けられていることを特徴とする請求項17に記載の内視鏡装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、内視鏡と外部機器との間の電気信号線や光ファイバーケーブル等を用いた接続を中継するためのプラグ及びレセプタクル等からなるコネクタ装置及びこのコネクタ装置を備えた内視鏡装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、細長管形状の挿入部を有して構成される内視鏡は、例えば医療分野や工業分野等において広く利用されている。このうち、医療分野において用いられる医療用内視鏡は、挿入部を、例えば生体の体腔内に挿入して臓器等を観察したり、必要に応じて当該臓器等に対し内視鏡に具備される処置具挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種の処置を施すことができるように構成されている。また、工業分野において用いられる工業用内視鏡は、挿入部を、例えばジェットエンジンや工場配管等の装置若しくは機械設備等の内部に挿入して、当該装置又は機械設備内の傷や腐蝕等の状態を観察し検査することができるように構成されている。
【0003】
一般に、この種の内視鏡においては、例えば、内視鏡挿入部の先端等に電荷結合素子(CCDイメージセンサ)等の固体撮像素子を含む撮像ユニットを備えたいわゆる電子内視鏡等がある。この電子内視鏡の撮像ユニットの撮像素子から出力される信号は、内視鏡とは別体に構成される外部機器としての画像処理装置等を介して映像信号化される。そして、その映像信号は、表示装置へと出力されることにより、当該表示装置の表示部によって視認することのできる形態の観察画像(体腔内臓器等の観察対象物の画像)として表示される。
【0004】
このとき、内視鏡と外部機器(画像処理装置)との間は、電気信号線や光ファイバーケーブル等を用いて接続される。そして、その配線上には、プラグ及びレセプタクルからなるコネクタ装置が介在することによって、内視鏡と外部機器(画像処理装置)との接続を着脱自在とすることができるように構成されている。
【0005】
このように、内視鏡と外部機器(画像処理装置)と表示装置とが互いに接続されて構成されている装置を、全体として内視鏡装置と総称する。
【0006】
従来の内視鏡装置において用いられるコネクタ装置は、例えば電気信号線や光ファイバーケーブル等の配線ケーブルの終端部に設けられたプラグを、機器の筐体表面に設置されたレセプタクルに嵌合させることによって、当該配線ケーブルを容易に機器内部の電気回路等に接続し、また容易に取り外すことができるように構成されている。
【0007】
通常の場合、医療用の内視鏡装置では、その使用時に各種の液体を使用することが多くあるので、内視鏡装置の使用中に、例えば不注意によってこぼれた液体等が、内視鏡や外部機器等の内部に侵入することを防ぐ工夫が必要である。
【0008】
特に、内視鏡装置のコネクタ装置においては、電気的な接続を確保するための電気部品や、これら電気部品を実装した電気基板等が配設されており、これらの電気部品等に対して、液体等が付着することは極力避けなければならない。
【0009】
そこで、従来の内視鏡装置におけるコネクタ装置では、レセプタクル開口部を保護する蓋部材や開閉式のカバー部材を設けて構成したものが、例えば日本国特許公開2008−93113号公報等によって開示されている。
【0010】
また、従来の内視鏡装置のコネクタ装置において、侵入した液体等を電気基板等に及ぶことを回避するための工夫が、例えば日本国特許公開2016−154401号公報等によって種々の形態のものが開示されている。
【0011】
上記日本国特許公開2016−154401号公報等によって開示されている構成は、上方に配設されるケーブル部材を伝って下方へと流下する液体を、ケーブル部材の途中に設けた他の部材(カラー(collar)部材)を介して他の庇部材へと導くことによって、液体等がコネクタ装置へと流れないように構成している。
【0012】
さらに、従来の内視鏡装置におけるコネクタ装置では、電気部品や電気基板等を、レセプタクル開口部の上方部分に配置することによって、こぼれた液体がこれらの電気部品や電気基板等に浸入し堆積することを防止するための様々な構成が考えられている。
【0013】
ところが、上記日本国特許公開2008−93113号公報,上記日本国特許公開2016−154401号公報等によって開示されている従来の構成では、プラグをレセプタクルに対して挿抜するのに際して、例えばプラグ側に液体等が付着していた場合には、当該プラグをレセプタクルに挿入すると、プラグ側に付着していた液体等がレセプタクルを介してコネクタ装置内へと容易に浸入してしまう構成となっている。したがって、このような構成の場合、内部に侵入した液体等は、装置内部の電気基板等にまで、容易に到達してしまうことは、充分に考えられる。
【0014】
一般的な、従来のコネクタ装置においては、電気基板等の電気部品のほかにも、例えばプラグとレセプタクルの嵌合をロックし解除するロック機構及びロック解除機構等のほか、その他の機構部品をレセプタクル開口部の近傍に配設する必要がある。
【0015】
そこで、内視鏡装置内でのコネクタ装置の配置を考慮するとき、より効率的な部材配置とし、コネクタ装置が大型化してしまうことを避ける設計が必要になる。したがって、設計上の制約によっては、電気基板等をレセプタクル開口部の上方部分に配置する構成を採用することができない場合もあり得る。
【0016】
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、レセプタクル開口部等から侵入した液体等がコネクタ装置内の電気基板等に付着することを抑止し得る構造を備えたコネクタ装置及びこのコネクタ装置を備えた内視鏡装置を提供することである。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記目的を達成するために、本発明の一態様のコネクタ装置は、ケーブルの終端に設けられるプラグが接続される機器に設けられ前記プラグが挿入されるレセプタクルと、前記レセプタクルに当接し当該レセプタクルへの前記プラグの挿入に連動して移動する移動部材と、前記レセプタクルよりも下方に設けられ、当該レセプタクル内の所定の領域における前記移動部材の有無を検知するセンサとを有し、前記移動部材は、前記レセプタクルとの当接部位近傍から下方に延出する第1の部分と、一端が前記第1の部分に接続され、他端が前記一端よりも上方に位置する第2の部分と、一端が前記第2の部分に接続され、他端が下方に向けて延出して形成され、前記レセプタクルへの前記プラグの挿入に連動して移動することで、前記所定の領域に配置される第1の状態と、前記プラグが前記所定の領域に配置されない第2の状態とを切り換える第3の部分とを有する。
【0018】
本発明の一態様の内視鏡装置は、前記コネクタ装置を具備する。
【0019】
本発明によれば、レセプタクル開口部等から侵入した液体等がコネクタ装置内の電気基板等に付着することを抑止し得る構造を備えたコネクタ装置及びこのコネクタ装置を備えた内視鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の第1の実施形態のコネクタ装置を備えた内視鏡装置の概略構成を示す外観斜視図
図2】本発明の第1の実施形態のコネクタ装置のうちレセプタクルの概略構成を示す外観斜視図
図3図2のレセプタクルの正面を示す概略正面図
図4図2のレセプタクルにおけるプラグ検知センサユニットを拡大して示す要部拡大斜視図
図5図4の矢印符号[5]で示されており二点鎖線で示す切断面に沿って切断した断面図
図6図2のレセプタクルにおけるプラグ検知センサユニットの移動部材のみを取り出して拡大して示す要部拡大斜視図
図7】本発明の第1の実施形態のコネクタ装置において、レセプタクルに対しプラグを挿入する際の作用を示す図であって、レセプタクルに対しプラグを挿入している初期段階の状態を示す図
図8図7の状態の後の状態であって、レセプタクルに対しプラグを挿入している途中の状態(プラグが移動部材に当接した状態)を示す図
図9図8の状態の後の状態であって、レセプタクルに対するプラグの挿入完了状態を示す図
図10】本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第1の変形例を示す要部外観斜視図
図11】本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第2の変形例を示す要部外観斜視図
図12図11の矢印符号[12]で示されており二点鎖線で示す切断面に沿って切断した立体断面図
図13】本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第3の変形例を示す要部外観斜視図
図14】本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第4の変形例を示す要部外観斜視図
図15】本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第5の変形例を示す要部外観斜視図
図16】本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第6の変形例を示す要部外観斜視図
図17】本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第7の変形例を示す要部外観斜視図
図18】本発明の第2の実施形態のコネクタ装置の構成を簡略に示す外観斜視図
図19図18のコネクタ装置におけるレセプタクルの正面から見た平面図
図20図18のコネクタ装置の作用を簡略に示す概念図(側断面)
図21】本発明の第3の実施形態のコネクタ装置の構成を簡略に示す概念図(側断面)
図22図21のコネクタ装置におけるプラグ検知センサユニットの構成を簡略に示す概念図(正面から見た平面面)
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。以下の説明に用いる各図面は模式的に示すものであり、各構成要素を図面上で認識できる程度の大きさで示すために、各部材の寸法関係や縮尺等を各構成要素毎に異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、各図面に記載された各構成要素の数量や各構成要素の形状や各構成要素の大きさの比率や各構成要素の相対的な位置関係等に関して、図示の形態のみに限定されるものではない。
【0022】
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態のコネクタ装置は、内視鏡装置において、内視鏡と外部機器との間の電気信号線や光ファイバーケーブル等を用いた接続を着脱自在に中継するためのプラグ及びレセプタクル等からなる。
【0023】
まず、本発明の第1の実施形態のコネクタ装置の詳細な構成を説明する前に、このコネクタ装置を備えた内視鏡装置の全体的な構成の概略を、主に図1を用いて以下に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態のコネクタ装置を備えた内視鏡装置の概略構成を示す外観斜視図である。
【0024】
内視鏡装置1は、内視鏡2と、外部機器である画像処理装置3と、表示装置4等によって主に構成されている。
【0025】
そして、本実施形態のコネクタ装置は、上記内視鏡装置1において、内視鏡2から延出される配線ケーブル(ユニバーサルコード16)の終端部に設けられたプラグ20と、外部機器(画像処理装置3)の筐体前面30に配設されたレセプタクル31とによって構成されている。
【0026】
内視鏡装置1において、内視鏡2は、生体や構造物等の被検体の内部の所望の観察部位を撮像する撮像ユニットを有する構成部である。この内視鏡2は、挿入部12と、操作部13と、ユニバーサルコード16と、プラグ20とを有して主に構成されている。
【0027】
このうち、プラグ20は、本実施形態のコネクタ装置の一部を構成する構成ユニットである。このプラグ20は、内視鏡2から延出される配線ケーブルであるユニバーサルコード16の終端部に設けられている。プラグ20は、略円筒形状のプラグ軸20aと、全体として略円筒形状のプラグ本体部20b等を有して構成される。そして、当該プラグ20は、外部機器としての画像処理装置3の筐体前面30に配設されたレセプタクル31に接続されるように構成されている。
【0028】
ユニバーサルコード16は、操作部13と画像処理装置3との間を接続するための配線ケーブルである。このユニバーサルコード16には、電気信号線や光ファイバーケーブル等の信号線等が挿通されている。これらの電気信号線や光ファイバーケーブル等の信号線等は、操作部13を介して挿入部12内を挿通している。この場合において、例えば光ファイバーケーブルは、一端がプラグ20に配設され、他端が内視鏡2の挿入部12の先端部21に配設されている。
【0029】
なお、挿入部12は、先端部21,湾曲部を含む可撓管部22とからなり、基端が操作部13に連設されている。また、操作部13は、外面に操作部材が配設され、使用者(ユーザ)により把持される部位である。そして、操作部13の一端には挿入部12が連設しており、他端にはユニバーサルコード16が連設している。
【0030】
このような構成により、内視鏡2は、挿入部12から操作部13を介してユニバーサルコード16を挿通する電気信号線や光ファイバーケーブル等の信号線等が、本実施形態のコネクタ装置を介して画像処理装置3と電気的に接続される。そして、これにより、内視鏡2によって取得された撮像データの内視鏡2から画像処理装置3への伝送や、当該画像処理装置3から内視鏡2の各種の制御信号等の伝送を行うことができるように構成されている。
【0031】
画像処理装置3は、内視鏡2によって取得された撮像データ等の各種の信号処理を行ったり、内視鏡2の制御処理を行うための制御ユニットである。この画像処理装置3の筐体前面30には、上記プラグ20が嵌合する開口部にレセプタクル31が配設されている。
【0032】
このレセプタクル31は、本実施形態のコネクタ装置の他の一部を構成する構成ユニットである。当該レセプタクル31は、プラグ軸挿入受部34と、プラグ本体受部35等を有して構成される。そして、当該レセプタクル31は、内視鏡2のユニバーサルコード16の終端部に設けられた上記プラグ20が接続されるように構成されている。
【0033】
即ち、本実施形態の上記コネクタ装置は、上記プラグ20と上記レセプタクル31とによって構成される構成ユニットである。このコネクタ装置は、上記プラグ20が上記レセプタクル31に嵌合接続されることにより、内視鏡2と画像処理装置3とを接続する。
【0034】
また、画像処理装置3の筐体前面30には、各種の操作部材や状態表示用部材(LED等)によって形成される操作表示パネル部32と、電源スイッチ33等が設けられている。
【0035】
上記内視鏡装置1は概略、上述のように構成されている。なお、当該内視鏡装置1のその他の構成については、従来一般に普及している形態の内視鏡装置と略同様であるものとして詳細な説明は省略する。
【0036】
次に、本発明の一実施形態のコネクタ装置の詳細構成について、以下に説明する。図2は、本実施形態のコネクタ装置のうちレセプタクルの概略構成を示す外観斜視図である。なお、図2においては、一部の構成(例えばプラグ本体受部35)の図示を省略している。
【0037】
図3は、図2のレセプタクルの正面を示す概略正面図である。図4は、図2のレセプタクルにおけるプラグ検知センサユニットを拡大して示す要部拡大斜視図である。図5は、図4の矢印符号[5]で示されており二点鎖線で示す切断面に沿って切断した断面図である。図6は、図2のレセプタクルにおけるプラグ検知センサユニットの移動部材のみを取り出して拡大して示す要部拡大斜視図である。
【0038】
図2図3に示すように、本実施形態のコネクタ装置のレセプタクル31は、レセプタクル本体37と、電気基板41と、プラグ検知センサユニット(39,42)等によって主に構成されている。
【0039】
レセプタクル本体37は、プラグ20を嵌入し受け入れるソケット部を有している。レセプタクル本体37のソケット部は、プラグ軸挿入受部34と、プラグ本体受部35と、移動部材ガイド部36を有して形成されている。
【0040】
プラグ軸挿入受部34は、プラグ20のプラグ軸20aが嵌入される部位である。このプラグ軸挿入受部34には、プラグ軸20aが挿入される挿通孔34aが形成されている。この挿通孔34aはプラグ20の挿入方向(図2の矢印X方向)に沿う方向に延びる貫通孔である。
【0041】
プラグ本体受部35は、プラグ20のプラグ本体部20bが嵌入される部位である。このプラグ本体受部35は、プラグ20がレセプタクル31に挿入されたとき、プラグ本体部20bの外周面の一部を覆うように形成されている。
【0042】
また、レセプタクル本体37の移動部材ガイド部36は、後述する移動部材39(プラグ検知センサユニットの構成部の一つ)の一部分(保持部分39d;後述する)を摺動自在に保持し、当該移動部材39を上記プラグ20の挿入方向(図2の矢印X方向)に沿う方向にのみ移動するようにガイドするガイド部である。移動部材ガイド部36は、上記プラグ軸挿入受部34の近傍であって、当該プラグ軸挿入受部34の鉛直方向(図2図3の矢印符号G参照)の下方部分に形成されている。
【0043】
電気基板41は、後述するセンサ素子42を含む複数の電気部品を固定し実装するための平板状の部品である。この電気基板41は、レセプタクル本体37に対してビス44(図3参照)等によって固定されている。その際、当該電気基板41は、プラグ軸挿入受部34及び移動部材ガイド部36に対し鉛直方向Gの下方部分に固定配置されている。そして、この電気基板41には、後述するセンサ素子42(プラグ検知センサユニットの構成部の一つ)が所定の位置に配設されている(詳細後述)。
【0044】
また、電気基板41は、一部を切り欠いた切欠部41aを有して形成されている(図4参照)。ここで、電気基板41がレセプタクル本体37に対してビス固定したとき、当該電気基板41の切欠部41aは、プラグ軸挿入受部34及び移動部材ガイド部36に対し鉛直方向Gの下方部分領域A(図3参照)に配置されている。つまり、切欠部41aは、後述する移動部材39の第1の部分39aと第2の部分39b(詳細後述)の接続部分近傍の鉛直方向Gの下方部分に配置されている。
【0045】
なお、電気基板41は、硬質基板で形成されていてもよいし、フレキシブル基板で形成されていてもよい。
【0046】
プラグ検知センサユニットは、プラグ20がレセプタクル31に嵌入されたことを検知するための機構ユニットである。プラグ検知センサユニットは、移動部材39と、センサ素子42とによって構成されている。
【0047】
移動部材39は、プラグ20がレセプタクル31に対して所定の挿入方向(矢印Xに沿う方向)に向けて挿入されたときに、プラグ本体部20bの一部分が当接して、当該プラグ20の移動に連動して同方向(X方向)に向けて移動する部材である。そして、その移動の際に、当該移動部材39は、センサ素子42に作用して、プラグ20がレセプタクル31に嵌入されたこと(プラグ20がレセプタクル31内に存在すること)を検知する機能を有する。
【0048】
そのために、移動部材39は、図4図6に示すような形状に形成されている。即ち、本実施形態のコネクタ装置のレセプタクル31における移動部材39は、第1の部分39aと、第2の部分39bと、第3の部分39cと、保持部分39dとを有して形成されている。
【0049】
ここで、移動部材39における保持部分39dは、レセプタクル本体37の移動部材ガイド部36によって所定の方向(X方向)に摺動自在に保持される部位である。この保持部分39dは、プラグ20がレセプタクル31に挿入されたときに、プラグ本体部20bの一部分が当接するように、レセプタクル31内の所定の位置に配置されている。この構成により、プラグ20がレセプタクル31に挿入されて、当該プラグ20が所定の方向(X方向)に移動するとき、同プラグ20の移動に連動して移動部材39は同方向に移動するように構成されている。
【0050】
移動部材39における第1の部分39aは、上記移動部材ガイド部36との当接部位、即ち上記保持部分39dの近傍から鉛直方向Gの下方に延出する部位である。
【0051】
移動部材39における第2の部分39bは、一端と他端とを有し、一端が第1の部分39aに接続され、他端が一端よりも上方に位置するように形成されている部位である。なお、本実施形態においては、第2の部分39bは、一端が第1の部分39aの下端に接続されている例を示しているが、この形態に限られることはなく、第2の部分39bは、一端が第1の部分39aに接続されていればよい。
【0052】
移動部材39における第3の部分39cは、一端と他端とを有し、一端が第2の部分39bに接続され、他端が鉛直方向Gの下方に向けて延出して形成されている部位である。なお、本実施形態においては、第3の部分39cは、一端が第2の部分39bの一端に接続されている例を示しているが、この形態に限られることはなく、第3の部分39cは、一端が第2の部分39bに接続されていればよい。
【0053】
この第3の部分39cは、レセプタクル31へのプラグ20の挿入に連動して当該移動部材39が所定の方向(X方向に)移動する際に、センサ素子42に作用する状態と、センサ素子42に作用しない状態との間で移動する部位である。
【0054】
この場合において、第3の部分39cがセンサ素子42に作用しない状態から作用する状態を経て再度作用しない状態になったとき、プラグ20はレセプタクル31内の所定の領域に配置される第1の状態(後述する;図9に示す嵌合状態)にあるものとする。
【0055】
また、第3の部分39cがセンサ素子42に作用しない状態(図7の状態)にあるとき、プラグ20はレセプタクル31内の所定の領域に配置されていない第2の状態(後述する図7に示す非嵌合状態)にあるものとする。
【0056】
したがって、上記第3の部分39cは、レセプタクル31へのプラグ20の挿入に連動して所定の方向(X方向)に移動することで、プラグ20の第1の状態と第2の状態とをセンサ素子42によって検知させる部位となっている。
【0057】
センサ素子42は、電気基板41上に実装され、レセプタクル31内の所定の領域における物体(具体的にはプラグ20)の有無を検知するための電気部品である。本実施形態のコネクタ装置において、センサ素子42は、レセプタクル31におけるプラグ軸挿入受部34及び移動部材ガイド部36よりも下方にあって、かつプラグ軸挿入受部34及び移動部材ガイド部36の鉛直方向Gの下方領域(図3で示す符号A参照)に対して、同鉛直方向Gに直交する方向(図3で示す符号S参照)に所定の距離だけ離れた位置(図3の符号Bで示す領域参照)に配設されている。つまり、センサ素子42は、プラグ軸挿入受部34等の直下領域以外の領域に配設されている。なお、当該センサ素子42は、例えば、コの字型(断面が凹形状)の光電センサ(ビームセンサ)等が適用されている。
【0058】
そして、センサ素子42は、移動部材39の第3の部分39cが、所定のタイミングで作用することにより、プラグ20がレセプタクル31に嵌入されたこと(プラグ20がレセプタクル31内に存在すること)を検知する。
【0059】
即ち、プラグ20がレセプタクル31に挿入される際に、プラグ20の所定の方向(X方向)への移動に連動して移動部材39が同方向に移動すると、当該移動部材39の第3の部分39cも同方向へと移動する。このとき、移動部材39の第3の部分39cは、センサ素子42に作用しない位置(図7図8の第2の状態)から、センサ素子42のコの字型(凹形状)部分を通過して当該センサ素子42に作用した後、再度、センサ素子42に作用しない所定の位置へと移動する(図9の第1の状態)。これにより、センサ素子42は、プラグ20のレセプタクル31内における第1の状態(図9)と第2の状態(図7)とを検知する。
【0060】
なお、センサ素子42は、第3の部分39cが作用することによるプラグ20の挿入検知を行うのみでなく、これに加えて、レセプタクルに挿入されたプラグの種類を判別する機能を有するようにしてもよい。
【0061】
具体的には例えば、プラグ20がレセプタクル31に挿入されて、両者が最終的な嵌合状態になったとき、第3の部分39cがセンサ素子42の検知領域に進入した状態が維持されている場合には、現在レセプタクル31に挿入されているプラグ20は「タイプA」のプラグであることが検知される。また、同様に、プラグ20がレセプタクル31に挿入されて、両者が最終的な嵌合状態になったとき、第3の部分39cがセンサ素子42の検知領域を通過した後、当該検知領域から外れた状態にある場合には、現在レセプタクル31に挿入されているプラグ20は「タイプB」のプラグであることを検知する。第3の部分39c及びセンサ素子42には、このようなプラグ種類判別機能を持たせることもできる。
【0062】
このように構成された本実施形態のコネクタ装置の作用を、以下に説明する。図7図9は、本実施形態のコネクタ装置において、レセプタクルに対しプラグを挿入する際の作用を示す図である。このうち、図7はレセプタクルに対しプラグを挿入している初期段階の状態を示している。図8はレセプタクルに対しプラグを挿入している途中の状態(プラグが移動部材に当接した状態)を示している。図9はレセプタクルに対するプラグの挿入完了状態を示している。なお、図7図9は、図3の[7]−[7]線に沿う断面に相当する断面図を示している。
【0063】
まず、本実施形態のコネクタ装置において、レセプタクル31に対してプラグ20を挿入する際には、図7に示すように、プラグ軸20aがプラグ軸挿入受部34の挿通孔34aに挿入されるように、かつプラグ本体部20bがプラグ本体受部35に嵌入する位置から、図7の矢X方向に向けて、プラグ20を移動させる。
【0064】
プラグ軸20aがプラグ軸挿入受部34の挿通孔34aに挿入されると、以降は、プラグ20を押し込むだけで、プラグ軸20aは挿通孔34aによってガイドされて矢印X方向に挿入される。
【0065】
やがて、図8に示すように、プラグ本体部20bの前面の周縁部の下方寄りの一部分が、移動部材39の保持部分39dの前面に当接する。この状態から、さらに、プラグ20を矢印X方向に押し込むと、当該プラグ20の矢印X方向への移動に連動して、移動部材39が移動部材ガイド部36に沿って同矢印X方向へと移動する。
【0066】
そして、図9に示すように、プラグ本体部20bの前面の周縁部の一部分がプラグ本体受部35の内面側の一部分(図8図9の符号35aで示す当接部)に当接し、不図示のロック機構の作用によって、当該プラグ20はレセプタクル31内の所定の位置にて固定される。
【0067】
この場合において、図8に示す状態から図9に示す状態に移行するとき、移動部材39は、プラグ20の矢印X方向への移動に連動して同方向に移動する。これに伴って、移動部材39の第3の部分39cはセンサ素子42のコの字型(凹形状)部分を通過する。
【0068】
つまり、図7図8の状態においては、移動部材39の第3の部分39cはセンサ素子42のコの字型(凹形状)部分に作用しておらず、このとき、プラグ20はレセプタクル31内の所定の領域に配置されない第2の状態にある。
【0069】
なお、プラグ20をレセプタクル31に挿入して、両者が完全に嵌合状態となったことが検知される際の第3の部分39cとセンサ素子42との位置関係は、上述の例(センサ素子42を通過する)に限られることはない。
【0070】
例えば、プラグ20とレセプタクル31が完全に嵌合状態となったときに、第3の部分39cがセンサ素子42のコの字型(凹形状)部分に進入した状態にあり、当該コの字型部分を通過せず、当該センサ素子42の検知領域内に留まっている状態とするように構成してもよい。
【0071】
この場合においては、第3の部分39cがセンサ素子42のコの字型(凹形状)部分の検知領域内に配置されている状態が継続していることが検知されると、つまり第3の部分39cがセンサ素子42のコの字型(凹形状)部分に作用している状態が継続していることが検知されると、プラグ20とレセプタクル31とは完全に嵌合状態にある(第1の状態;図9の状態にある)と検知するような構成としてもよい。
【0072】
一方、図8の状態以降、所定の期間、移動部材39の第3の部分39cはセンサ素子42のコの字型(凹形状)部分に作用する。このとき、プラグ20はレセプタクル31の所定の領域に配置される第1の状態にある。
【0073】
このように、移動部材39(の第3の部分39c)は、上記プラグ20のレセプタクル31内における2状態を検知する。
【0074】
また、プラグ20をレセプタクル31へと挿入配置する際に、例えば、プラグ20のプラグ軸20aの周面上に水滴等の形態で液体が付着していたとする。
【0075】
ここで、そのようなプラグ20をレセプタクル31に挿入すると、プラグ軸20aからプラグ軸挿入受部34や、その下方に配設される移動部材ガイド部36や、当該移動部材ガイド部36に保持されている移動部材39等の内部構成部材を介してレセプタクル31の内部にまで水滴(液体)が浸入してしまい、これが、レセプタクル31内部に設けられる電気基板41等に落下する可能性がある。
【0076】
そこで、本実施形態のコネクタ装置においては、移動部材39の形状を工夫することによって、プラグ20から各構成部材を介してレセプタクル31内部にまで侵入してしまった水滴等の液体が、電気基板41上へと落下して、悪影響を与えないように構成している。
【0077】
即ち、本実施形態のコネクタ装置における移動部材39は、第1の部分39a,第2の部分39b,第3の部分39cを設けて形成されている。
【0078】
プラグ20のプラグ軸20aに付着していた液体が、例えば、プラグ軸挿入受部34,移動部材ガイド部36を介して移動部材39に到達したとすると、その液体は、図5の破線矢印Wに示すように、まず、移動部材39の保持部分39dから第1の部分39aを伝って下方へと伝わり、第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分近傍から下方へ落下する。このとき、第2の部分39bは、上述したように、また図5に示す通り、一端が第1の部分39a(の下端)に接続され、他端が一端よりも上方に位置するように形成されている。したがって、この形状により、第1の部分39aを下方に伝ってきた液体は、第2の部分39bの一端(第1の部分39aとの接続部分)から下方に落下するのみで、第2の部分39bの他端へは伝わらないようになっている。したがって、上記液体は、移動部材39を介してセンサ素子42へと伝わることはなく、よって外部から侵入した液体がセンサ素子42に悪影響を及ぼすことはない。
【0079】
さらに、本実施形態のコネクタ装置においては、移動部材39の第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分の鉛直方向Gの下方領域に、電気基板41の切欠部41aを配置している。したがって、移動部材39の第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分から下方へ落下した液体は、電気基板41上に付着することはなく、切欠部41aを通って、電気基板41の下方に落下する。よって、当該液体が電気基板41上の他の電気部品に悪影響を与えることを防いでいる。
【0080】
なお、電気基板41の切欠部41aの下方は、例えば当該コネクタ装置が設けられる画像処理装置3の筐体の底面パネルとなっており、ここに液体が落下したとしても、なんら問題が生じないように構成されている。そのために、電気基板41の切欠部41aの下方領域には、他の構成部材の配置を避けるのが望ましい。また、電気基板41の切欠部41aの下方領域には、液体等が付着しても問題が生じない構成部材であれば配置することはできる。
【0081】
さらにまた、この場合において、電気基板41の切欠部41aの下方領域に、落下してくる液体を受けて溜め込むことのできる形状(例えば皿形状又は枡形状等)の液体保持部を設けてもよい。その場合、当該液体保持部内には、液体等を吸収し内部に保持することのできる形態の構成物、例えばスポンジ等を配設するようにしてもよい。
【0082】
なお、上述の第1の実施形態では、電気基板41に切欠部41aを設け、この切欠部41aを移動部材39の第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分の鉛直方向Gの下方領域に配置するように構成していたが、本発明の構成では、移動部材39の第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分の鉛直方向Gの下方領域に、電気基板41が配置されない構成であればよく、上述の第1の実施形態の構成例に限られることはない。
【0083】
例えば、電気基板41を一枚で構成せず、異なる二つの電気基板で構成し、この二つの電気基板を、所定の間隔を置いて配置するように構成してもよい。そして、この場合においては、二つの電気基板の間に生じる隙間空間が、移動部材39の第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分の鉛直方向Gの下方領域に配置されるように構成する。このような構成とすれば、上記第1の実施形態における切欠部41aと全く同様の効果を得ることができる。
【0084】
さらに、例えば、センサ素子42が実装配置される電気基板41が、移動部材39の第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分の鉛直方向Gの下方領域に配置されない形態としてもよい。つまり、移動部材39の第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分の鉛直方向Gの下方領域には、電気基板41が全く配置されないような構成であってもよい。
【0085】
以上説明したように上記第1の実施形態によれば、プラグ20とレセプタクル31とからなるコネクタ装置において、レセプタクル31の内部における部品レイアウトの都合により電気基板41をレセプタクル31の下方に設ける構成とした場合であっても、プラグ20のレセプタクル31への挿入状態を検知するプラグ検知センサユニットの構成(移動部材39の形状及びセンサ素子42の配置)を工夫することによって、プラグ20からレセプタクル31の構成部材,移動部材39等を介してレセプタクル31外部から同レセプタクル31内部に侵入してきた液体が、当該プラグ検知センサユニットのセンサ素子42に伝わることを抑止することができる。
【0086】
具体的には、プラグ検知センサユニットの移動部材39は、レセプタクル31との当接部位近傍から下方に延出する第1の部分39aと、一端が第1の部分39a(の一端)に接続され他端が一端よりも上方に位置する第2の部分39bと、一端が第2の部分39b(の一端)に接続され他端が下方に向けて延出して形成されレセプタクル31へのプラグ20の挿入に連動して移動することでプラグ20が所定の領域に配置される第1の状態とプラグ20が所定の領域に配置されない第2の状態とを切り換える第3の部分39cとを有して形成する。
【0087】
また、プラグ検知センサユニットのセンサ素子42は、外部から浸入する液体の経路上から離れた位置に配設する。このような構成とすることにより、外部から浸入してきた液体による悪影響が、センサ素子42に及ぶことを防ぐことができる。
【0088】
さらに、本実施形態のコネクタ装置においては、レセプタクル31の下方にセンサ素子42等を実装した電気基板41を配設するレイアウトを採りながら、電気基板41に切欠部41aを形成すると共に、この切欠部41aを移動部材39の第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分の鉛直方向Gの下方領域に配設するように構成している。
【0089】
このような構成を採用することにより、本実施形態のコネクタ装置においては、レセプタクル31の内部に侵入してきた外部からの液体が移動部材39を伝わって下方に落下するとき、当該液体が切欠部41aによって電気基板41上に付着することを回避できる。したがって、外部から侵入した液体がセンサ素子42及び電気基板41に悪影響を及ぼすことはない。
【0090】
さらにまた、本実施形態の構成によれば、プラグ検知センサユニットの配置の自由度を拡げることができるので、レセプタクルの周縁部における各種構成部材のレイアウトの自由度を確保すると共に、レセプタクル自体の大型化を抑止することができる。
【0091】
[第1変形例]
本実施形態のコネクタ装置において、プラグ検知センサユニットの移動部材39の形状は、上述の例示に限られることはなく、他の形状で形成することができる。
【0092】
例えば、図10は、本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第1の変形例を示す要部外観斜視図である。
【0093】
本変形例によって提示する移動部材39Aの形状は、図10に示すように、基本的には上述の第1の実施形態で適用されるものと略同様である。
【0094】
即ち、本変形例による移動部材39Aは、第1の部分39aと、第2の部分39bと、第3の部分39cと、保持部分39dとを有して形成されている。
【0095】
これに加えて、本変形例においては、さらに第4の部分39eが設けられている点が異なる。
【0096】
上記第4の部分39eは、第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分から鉛直方向Gの下方に向けて延出するように形成される棒状部位である。この第4の部分39eを設けたことによって、第1の部分39aを伝って下方に流れてくる液体等は、図10の破線矢印W1に示すように、第4の部分39eを伝って確実に下方へと流れ落ちることになる。その他の構成は、上述の第1の実施形態と全く同様である。
【0097】
以上説明したように上記第1変形例によれば、上述の第1の実施形態と全く同様の効果を得ることができる。
【0098】
さらに、上記第1変形例においては、移動部材39Aに第4の部分39eを設けたことによって、第1の部分39aを伝って下方に流れてくる液体等を、第4の部分39eを用いて、さらに確実に下方へと流れ落とすことができる。
【0099】
[第2変形例]
図11は、本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第2の変形例を示す要部外観斜視図である。図12は、図11の矢印符号[12]で示されており二点鎖線で示す切断面に沿って切断した立体断面図である。
【0100】
本変形例によって提示する移動部材39Bの形状は、図11図12に示すように、基本的には上述の第1の実施形態で適用されるものと略同様である。
【0101】
即ち、本変形例による移動部材39Bは、第1の部分39aと、第2の部分39bと、第3の部分39cと、保持部分39dとを有して形成されている。
【0102】
これに加えて、本変形例においては、さらに第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分近傍に、鉛直方向Gの下方に向けて貫通する貫通孔39fが設けられている点が異なる。
【0103】
上記貫通孔39fを設けたことによって、第1の部分39aを伝って下方に流れてくる液体等のうちの一部は、図11の破線矢印W2に示すように、貫通孔39fを通って確実に下方へと流れ落ちることになる。その他の構成は、上述の第1の実施形態と全く同様である。
【0104】
以上説明したように上記第2変形例によれば、上述の第1の実施形態と全く同様の効果を得ることができる。
【0105】
さらに、上記第2変形例においては、移動部材39Bに貫通孔39fを設けたことによって、第1の部分39aを伝って下方に流れてくる液体等を、貫通孔39fを通して、さらに確実に下方へと流れ落とすことができる。
【0106】
[第3変形例]
図13は、本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第3の変形例を示す要部外観斜視図である。
【0107】
本変形例によって提示する移動部材39Cの形状は、図13に示すように、基本的には上述の第1の実施形態で適用されるものと略同様である。
【0108】
即ち、本変形例による移動部材39Cは、第1の部分39aと、第2の部分39bと、第3の部分39cと、保持部分39dとを有して形成されている。
【0109】
これに加えて、本変形例においては、さらに、少なくとも第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分近傍の側面39gの断面形状をR形状となるように形成している点が異なる。
【0110】
上記R形状の断面形状を有する側面39gとしたことによって、第1の部分39aを伝って下方に流れてくる液体等は、図13の破線矢印W3に示すように、第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分近傍の側面39gに沿って、スムースにかつ確実に下方へと流れ落ちることになる。その他の構成は、上述の第1の実施形態と全く同様である。
【0111】
以上説明したように上記第3変形例によれば、上述の第1の実施形態と全く同様の効果を得ることができる。
【0112】
さらに、上記第3変形例においては、移動部材39Cにおいて、少なくとも第1の部分39aと第2の部分39bとの接続部分近傍の側面39gの断面形状をR形状となるように形成したことによって、第1の部分39aを伝って下方に流れてくる液体等を、さらに、スムースにかつ確実に下方へと流れ落とすことができる。
【0113】
[第4変形例]
図14は、本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第4の変形例を示す要部外観斜視図である。
【0114】
本変形例によって提示する移動部材39Dの形状は、図14に示すように、基本的には上述の第1の実施形態で適用されるものと略同様である。
【0115】
即ち、本変形例による移動部材39Dは、第1の部分39Daと、第2の部分39bと、第3の部分39cと、保持部分39dとを有して形成されている。
【0116】
本変形例における第1の部分39Daは、図14に示すように、第1棒状部39aaと、第2の棒状部39hとによって構成されている点が異なる。
【0117】
第1の部分39Daにおける第1棒状部39aaは、保持部分39dから鉛直方向下方に延び、棒状に形成されている。この第1棒状部39aaには、第2の部分39bが接続されている。本変形例においては、第2の部分39bは、第1棒状部39aaの下端に接続されている例を示している。なお、第1の部分39Daと第2の部分39bとの接続部分は、この例示に限られることはない。
【0118】
第1の部分39Daにおける第2棒状部39hは、第1棒状部39aと第2の部分39bとの接続部分から延出する棒状部位である。この第2棒状部39hは、一端が第1の部分39Daの第1棒状部39aaと第2の部分39bとの接続部分近傍に接続され、他端が第1棒状部39aaと第2の部分39bとの接続部分よりも下方に位置するように、例えば斜め下方に向けて延出するように形成されている。
【0119】
このような形態の第2棒状部39hを設けた第1の部分39Daを形成することによって、第1棒状部39aaを伝って下方に流れてくる液体等は、図14の破線矢印W4に示すように、第2棒状部39hを伝って,緩やかにかつ確実に下方へと流れ落ちることになる。この場合において、電気基板41の切欠部41aは、第1の部分39Daと第2の部分39bとの接続部分の鉛直方向下方領域から、第1の部分39Daの第2の棒状部39hにおける他端(下方部分)の鉛直方向下方領域にかかる領域に配置されるのが望ましい。その他の構成は、上述の第1の実施形態と全く同様である。
【0120】
以上説明したように上記第4変形例によれば、上述の第1の実施形態と全く同様の効果を得ることができる。
【0121】
さらに、上記第4変形例においては、移動部材39Dの第1の部分39Daに第2の棒状部39hを設けたことによって、第1の部分39Daの第1の棒状部39aaを伝って下方に流れてくる液体等を、第2の棒状部39hを用いて、緩やかにかつ確実に下方へと流れ落とすことができる。
【0122】
[第5変形例]
図15は、本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第5の変形例を示す要部外観斜視図である。
【0123】
本変形例においては、プラグ検知センサユニットを複数備えて構成している。そのために、移動部材39Eは、複数(本例では二つ)の第3の部分39c,39Ecを有して形成されている。また、これに対応させて、電気基板41上には、複数(本例では二つ)のセンサ素子42,42aを設けて構成している。その他の構成は、上述の第1の実施形態と全く同様である。
【0124】
ここで、移動部材39Eの形状は、図15に示すように、基本的には上述の第1の実施形態で適用されるものと略同様であるが、複数(二つ)の第3の部分39c,39Ecを一体に形成している点が異なる。複数(二つ)の第3の部分39c,39Ecは、いずれも一端が第2の部分39b(の一端)に接続されており、他端が下方に向けて延出して形成されている。
【0125】
そして、複数(二つ)の第3の部分39c,39Ecは、プラグ20の挿入方向(矢印X方向)に平行な方向に沿って並べて配設している。これに対応させて、複数(二つ)のセンサ素子42,42aも、同じ方向(プラグ20の挿入方向(矢印X方向))に平行な方向に沿って並べて配設されている。
【0126】
さらに、本変形例においては、複数(二つ)の第3の部分39c,39Ecの間隔と、複数(二つ)のセンサ素子42,42aの間隔とは、等しい間隔となるように配置している。
【0127】
このように構成したことによって、一方の第3の部分39cが一方のセンサ素子42に作用するのと同じタイミングで、他方の第3の部分39Ecが他方のセンサ素子42aに作用する。
【0128】
したがって、例えば一方のセンサ素子42が故障したとしても、他方のセンサ素子42aによって、プラグ20の挿入を検知することができる。
【0129】
以上説明したように上記第5変形例によれば、上述の第1の実施形態と全く同様の効果を得ることができる。
【0130】
さらに、上記第5変形例においては、プラグ検知センサユニットを複数備え、同じタイミングで検知するように構成したので、一方のプラグ検知センサユニットが故障したとしても他方のプラグ検知センサユニットによって、所定の検知を行うことができる。
【0131】
[第6変形例]
図16は、本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第6の変形例を示す要部外観斜視図である。
【0132】
本変形例においては、上述の第5変形例と基本的に略同様の構成である。本変形例においては、図16に示すように、複数(本例では二つ)の第3の部分39c,39Fcの間隔D1と、複数(本例では二つ)のセンサ素子42,42aの間隔D2とを異ならせて構成している点が異なる。その他の構成は、上述の第5変形例と全く同様である。
【0133】
このように構成したことによって、一方の第3の部分39cが一方のセンサ素子42に作用するのとは異なるタイミングで、他方の第3の部分39Fcが他方のセンサ素子42aに作用する。
【0134】
したがって、図示は省略して説明するが、例えば挿入されるプラグ20が複数種類ある場合において、第1のプラグがレセプタクル31に挿入されたときには、一方の第3の部分39cが一方のセンサ素子42に作用した後、他方の第3の部分39Fcが他方のセンサ素子42aに作用して挿入が完了するものとする。
【0135】
これに対し、第2のプラグが同じレセプタクル31に挿入されたときには、一方の第3の部分39cが一方のセンサ素子42に作用した後に、他方の第3の部分39Fcが他方のセンサ素子42aに作用する前に挿入が完了するものとする。
【0136】
このように、本変形例によるプラグ検知センサユニットの構成は、挿入されるプラグに応じて検知されるセンサの組み合わせが異なることで挿入されるプラグの種類を検知することができる構成となっている。
【0137】
以上説明したように上記第6変形例によれば、上述の第1の実施形態と全く同様の効果を得ることができると共に、さらに、上記第6変形例においては、複数種類のプラグが選択的に接続される場合において、挿入されたプラグの種類を検知することができる。
【0138】
[第7変形例]
図17は、本発明の第1の実施形態のコネクタ装置における移動部材についての第7の変形例を示す要部外観斜視図である。
【0139】
本変形例においては、上記第5,第6変形例と同様に、プラグ検知センサユニットを複数備えて構成している点において同様であるが、本変形例においては、移動部材39Gの複数(本例では二つ)の第3の部分39c,39Gcと、電気基板41上の複数(本例では二つ)のセンサ素子42,42aとの配置が異なる。その他の構成は、上述の第1の実施形態と全く同様である。
【0140】
ここで、移動部材39Gの形状は、図17に示すように、基本的には上述の第1の実施形態で適用されるものと略同様であるが、複数(二つ)の第3の部分39c,39Gcを一体に形成している点が異なる。複数(二つ)の第3の部分39c,39Gcは、いずれも一端が第2の部分39b(の一端)に接続されており、他端が下方に向けて延出して形成されている。
【0141】
そして、複数(二つ)の第3の部分39c,39Gcは、プラグ20の挿入方向(矢印X方向)に対して水平方向に並べて配設されている。つまり、複数(二つ)の第3の部分39c,39Gcは、第1の部分39aを挟んで対向する位置に、略対称となるように形成されている。これに対応させて、複数(二つ)のセンサ素子42,42aも、同じ方向(プラグ20の挿入方向(矢印X方向))に対して水平方向に並べて配設されている。
【0142】
さらに、本変形例においては、複数(二つ)の第3の部分39c,39Gcのプラグ20の挿入方向における位置は同じ位置となるように形成されている。複数(二つ)のセンサ素子42,42aも、これに合わせて、プラグ20の挿入方向における位置を同じ位置となるように配置されている。
【0143】
このように構成したことによって、一方の第3の部分39cが一方のセンサ素子42に作用するのと同じタイミングで、他方の第3の部分39Gcが他方のセンサ素子42aに作用する。
【0144】
したがって、例えば一方のセンサ素子42が故障したとしても、他方のセンサ素子42aによって、プラグ20の挿入を検知することができる。
【0145】
以上説明したように上記第7変形例によれば、上記第5変形例と全く同様の効果を得ることができる。
【0146】
なお、図示を省略しているが、上記第7変形例において、複数(二つ)の第3の部分39c,39Gcのプラグ20の挿入方向における位置を、互いに異なる位置となるように形成してもよい。複複数(二つ)のセンサ素子42,42aのプラグ20の挿入方向における位置も、これに合わせて配置する。
【0147】
このような構成によれば、上記第6変形例と同様に、複数種類のプラグが選択的に接続される場合において、挿入されたプラグの種類を検知することができる。
【0148】
なお、上記第1の実施形態の移動部材に加えて、上記第1〜第9変形例の形態を適宜任意に組み合わせた形態の移動部材として構成してもよいのは勿論である。
【0149】
[第2の実施形態]
上述の第1の実施形態及び上記各変形例においては、全体として円筒形状からなるプラグ本体部20bを有するプラグ20と、これに対応させた形態の円筒形状からなるプラグ本体受部35を有するレセプタクル31とからなるコネクタ装置の例を示したが、本発明の構成は、この形態に限られることはない。
【0150】
例えば、次に説明する第2の実施形態のコネクタ装置は、全体として断面が略矩形状の筒形状からなるプラグ本体部20Hbを有するプラグ20Hと、これに対応させた形態の断面が矩形状の筒形状からなるプラグ本体受部35Hを有するレセプタクル31Hとからなるコネクタ装置の例示である。
【0151】
図18は、本発明の第2の実施形態のコネクタ装置の構成を簡略に示す外観斜視図である。図19は、図18のコネクタ装置におけるレセプタクルの正面から見た平面図である。図20は、本実施形態のコネクタ装置の作用を簡略に示す概念図である。なお、図20は、当該コネクタ装置の側断面を示している。
【0152】
本実施形態のコネクタ装置は、プラグ20Hとレセプタクル31Hとからなる。このうち、プラグ20Hは、全体として断面が略矩形状の筒形状からなるプラグ本体部20Hbと、略円筒形状のプラグ軸20Haとを有して構成されている。
【0153】
また、これに対応させて、レセプタクル31Hは、断面が矩形状の筒形状からなるプラグ本体受部35Hと、略円筒形状のプラグ軸挿入受部34Hとを有して構成されている。
【0154】
そして、本実施形態のレセプタクル31Hにおいて、図19図20において簡略に図示するように、上述の第1の実施形態で例示したものと略同様のプラグ検知センサユニット(移動部材39及びセンサ素子42)及び電気基板41等を適宜適用して構成されている。
【0155】
このような構成からなる本実施形態のコネクタ装置においても、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0156】
また、上記第2の実施形態の構成について、上記第1〜第9変形例で例示したプラグ検知センサユニットを同様に適用することができる。そして、その場合には、それぞれの形態毎に全く同様の効果を得ることができる。
【0157】
[第3の実施形態]
次に説明する第3の実施形態は、上述の第1,第2の実施形態(及び各変形例)に対してプラグ検知センサユニットの構成が異なる例示である。
【0158】
上述の第1,第2の実施形態(及び各変形例)では、レセプタクルへのプラグの挿入動作に連動して移動する移動部材は、プラグの挿入方向と同じ方向に移動するように構成していた。
【0159】
これに対し、本発明の第3の実施形態においては、プラグ検知センサユニットの移動部材は、レセプタクルへのプラグの挿入動作に連動して移動する際に、プラグの挿入方向への押圧力を受けて、所定の回転軸を中心軸として回転して、センサ素子に作用するように構成している。
【0160】
図21は、本発明の第3の実施形態のコネクタ装置の構成を簡略に示す概念図である。なお、図21は、当該コネクタ装置の側断面を示している。図22は、本実施形態のコネクタ装置におけるプラグ検知センサユニットの構成を簡略に示す概念図である。なお、図22は、当該プラグ検知センサユニットの正面から見た平面面を示している。
【0161】
本実施形態のコネクタ装置は、プラグ20Jと、レセプタクル31Jとによって構成される。このうち、プラグ20Jは、略円筒形状のプラグ軸20Jaと、全体として円筒形状からなるプラグ本体部20Jbを有して構成される。このプラグ20Jの構成は、上述の第1の実施形態で説明したプラグ20と略同様である。したがって、図21においては図示を簡略化している。
【0162】
また、レセプタクル31Jの基本的な構成は、上述の第1の実施形態と略同様である。即ち、レセプタクル31Jは、円筒形状からなるプラグ本体受部35Jと、略円筒形状のプラグ軸挿入受部34Jとを有して構成されている。そして、本実施形態においてはプラグ検知センサユニットの構成が異なる。したがって、図21においても図示を簡略化している。
【0163】
本実施形態において、プラグ検知センサユニットは、移動部材39Jと、センサ素子42とによって構成されている。このうちセンサ素子42は、コネクタ装置における電気基板41に実装される電気部品であり、上述の第1の実施形態と同じものが適用される。
【0164】
移動部材39Jは、主に図22に示すように、また上述の第1の実施形態等と同様に、第1の部分39Ja,第2の部分39Jbと、第3の部分39Jcと、保持部分39Jdとを有して形成されている。ここで、各部分の構成は、第1の実施形態と略同様である。
【0165】
即ち、第1の部分39Jaは、レセプタクル31Jとの当接部位近傍から下方に延出する部位である。
【0166】
第2の部分39Jbは、一端が第1の部分39Ja(の一端)に接続され、他端が一端よりも上方に位置するように形成されている部位である。
【0167】
第3の部分39Jcは、一端が第2の部分39Jb(の一端)に接続され、他端が下方に向けて延出して形成されている部位である。そして、この第3の部分39Jcは、レセプタクル31Jへのプラグ20Jの挿入に連動して移動する。これにより、第3の部分39Jcはセンサ素子42に作用する。したがって、これによりセンサ素子42は、プラグ20Jのレセプタクル31J内における有無(即ち、プラグ20Jがレセプタクル31J内の所定の領域に配置される第1の状態にあるか、プラグ20Jがレセプタクル31J内の所定の領域に配置されない第2の状態にあるか)を検知する。
【0168】
保持部分39Jdは、レセプタクル本体(不図示)の所定の固定部に対して可動自在に保持される部位である。この保持部分39Jdは、プラグ20Jがレセプタクル31Jに挿入されたときに、プラグ本体部20Jbの一部分が当接するように、レセプタクル31J内の所定の位置に配置されている。
【0169】
このように構成される移動部材39Jは、回転軸43によってレセプタクル31Jに対して回転自在に配設されている。
【0170】
回転軸43は、レセプタクル本体(不図示)の所定の固定部に対して立設されている。この場合において、回転軸43は、プラグ20Jの挿入方向(矢印X方向)に対して水平方向に直交する線に沿う方向に長軸が平行となる形態で設けられている。
【0171】
この構成により、プラグ20Jがレセプタクル31Jに挿入されて、当該プラグ20Jが所定の方向(図21の矢印X方向)に移動するとき、プラグ20Jの移動に連動して移動部材39Jは、所定の方向(図21図22の矢印R方向)に回転するように構成されている。
【0172】
そして、プラグ20Jの移動に連動して移動部材39Jが図21図22の矢印R方向に回転すると、第3の部分39Jcが電気基板41上のセンサ素子42に作用する(図21の矢印R1参照)ように構成されている。
【0173】
また、電気基板41には、上述の第1の実施形態と同様に、切欠部41aが設けられている。この切欠部41aは、移動部材39Jの第1の部分39Jaと第2の部分39Jbとの接続部分近傍の鉛直方向Gの下方部分に配置されている。
【0174】
この構成により、外部から侵入してきた液体が保持部分39dから第1の部分39Jaを経て下方に流れてくると、図22の破線矢印W5に示すように、第1の部分39Jaと第2の部分39Jbとの接続部分近傍から下方へ落下する。
【0175】
第1の部分39Jaと第2の部分39Jbとの接続部分近傍の鉛直方向Gの下方部分には、切欠部41aが配置されているので、落下した液体は、電気基板41上やセンサ素子42に付着してしまうようなことはない。
【0176】
このように構成される上記第3の実施形態においても、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0177】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施することができることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。この発明は、添付のクレームによって限定される以外にはそれの特定の実施態様によって制約されない。
【0178】
本出願は、2017年10月26日に日本国に出願された特許出願2017−206977号を優先権主張の基礎として出願するものである。上記基礎出願により開示された内容は、本願の明細書と請求の範囲と図面に引用されているものである。
【産業上の利用可能性】
【0179】
本発明は、医療分野の内視鏡制御装置だけでなく、工業分野の内視鏡制御装置にも適用することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22

【手続補正書】
【提出日】2019年1月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
上記目的を達成するために、本発明の一態様のコネクタ装置は、ケーブルの終端に設けられるプラグが接続される機器に設けられ前記プラグが挿入されるレセプタクルと、前記レセプタクルに当接し当該レセプタクルへの前記プラグの挿入に連動して移動する移動部材と、前記レセプタクルよりも下方に設けられ、当該レセプタクル内の所定の領域における前記プラグの有無を検知するセンサとを有し、前記移動部材は、前記レセプタクルとの当接部位近傍から下方に延出する第1の部分と、一端が前記第1の部分に接続され、他端が前記一端よりも上方に位置する第2の部分と、一端が前記第2の部分に接続され、他端が下方に向けて延出して形成され、前記レセプタクルへの前記プラグの挿入に連動して移動することで、前記センサによる検知において、前記プラグが前記所定の領域に配置される第1の状態と、前記プラグが前記所定の領域に配置されない第2の状態とを切り換える第3の部分とを有する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブルの終端に設けられるプラグが接続される機器に設けられ、前記プラグが挿入されるレセプタクルと、
前記レセプタクルに当接し、当該レセプタクルへの前記プラグの挿入に連動して移動する移動部材と、
前記レセプタクルよりも下方に設けられ、当該レセプタクル内の所定の領域における前記プラグの有無を検知するセンサと、
を有し、
前記移動部材は、
前記レセプタクルとの当接部位近傍から下方に延出する第1の部分と、
一端が前記第1の部分に接続され、他端が前記一端よりも上方に位置する第2の部分と、
一端が前記第2の部分に接続され、他端が下方に向けて延出して形成され、前記レセプタクルへの前記プラグの挿入に連動して移動することで、前記センサによる検知において、前記プラグが前記所定の領域に配置される第1の状態と、前記プラグが前記所定の領域に配置されない第2の状態とを切り換える第3の部分と、
を有することを特徴とするコネクタ装置。
【請求項2】
前記センサは、前記第1の部分の鉛直下方の領域には配置されず、前記第1の部分の鉛直下方以外の領域に配置されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項3】
前記レセプタクルよりも下方に設けられ、前記センサが配置される電気基板を、さらに有し、
前記電気基板は、前記第1の部分の鉛直下方の領域には配置されず、前記第1の部分の鉛直下方以外の領域に配置されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項4】
前記電気基板は、前記第1の部分の鉛直下方の領域に切欠部を有して形成されていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ装置。
【請求項5】
前記移動部材は、前記第1の部分と前記第2の部分との接続部分近傍から鉛直下方に延出する第4の部分を、さらに有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項6】
前記移動部材は、前記第1の部分と前記第2の部分との接続部分近傍に、鉛直下方に向けて貫通する貫通孔を、さらに有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項7】
前記移動部材は、少なくとも第1の部分と第2の部分との接続部分近傍の側面がR形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項8】
前記移動部材は、一端が前記第1の部分と前記第2の部分との接続部分近傍に接続され、他端が前記第1の部分と前記第2の部分との接続部分よりも下方に位置するように延出する第5の部分を、さらに有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項9】
前記センサは複数設けられ、
前記移動部材は、前記第3の部分を複数形成してなることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項10】
前記複数のセンサと前記複数の第3の部分は、前記プラグの挿入方向に沿って並べて配設されていることを特徴とする請求項9に記載のコネクタ装置。
【請求項11】
前記複数のセンサの間隔と、前記複数の第3の部分の間隔は、等しい間隔で並べて配置されていることを特徴とする請求項10に記載のコネクタ装置。
【請求項12】
前記複数のセンサの間隔と、前記複数の第3の部分の間隔とは、異なる間隔で並べて配置されていることを特徴とする請求項10に記載のコネクタ装置。
【請求項13】
前記複数のセンサと前記複数の第3の部分は、前記プラグの挿入方向に対して水平方向に並べて配設されていることを特徴とする請求項9に記載のコネクタ装置。
【請求項14】
前記複数のセンサと前記複数の第3の部分は、前記第1の部分を挟んで水平方向に並べて配設されていることを特徴とする請求項9に記載のコネクタ装置。
【請求項15】
前記複数のセンサにおける一方のセンサの前記プラグの挿入方向における位置と、他方のセンサの前記プラグの挿入方向における位置とは同じ位置に配置され、
前記複数の第3の部分における一方の第3の部分の前記プラグの挿入方向における位置と、他方の第3の部分の前記プラグの挿入方向における位置とは同じ位置に形成されていることを特徴とする請求項13に記載のコネクタ装置。
【請求項16】
前記複数のセンサにおける一方のセンサの前記プラグの挿入方向における位置と、他方のセンサの前記プラグの挿入方向における位置とは異なる位置に配置され、
前記複数の第3の部分における一方の第3の部分の前記プラグの挿入方向における位置と、他方の第3の部分の前記プラグの挿入方向における位置とは異なる位置に形成されていることを特徴とする請求項13に記載のコネクタ装置。
【請求項17】
請求項1〜請求項16のいずれか一つに記載のコネクタ装置を具備することを特徴とする内視鏡装置。
【請求項18】
前記プラグは、内視鏡から延出するケーブルの終端に設けられ、
前記レセプタクルは、画像処理装置に設けられていることを特徴とする請求項17に記載の内視鏡装置。
【国際調査報告】