特表2019-526962(P2019-526962A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特表2019-526962Polar符号を用いたブラインド検出の方法およびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2019-526962(P2019-526962A)
(43)【公表日】2019年9月19日
(54)【発明の名称】Polar符号を用いたブラインド検出の方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
   H03M 13/13 20060101AFI20190823BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20190823BHJP
【FI】
   H03M13/13
   H04L27/26 114
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】33
(21)【出願番号】特願2019-506120(P2019-506120)
(86)(22)【出願日】2017年8月4日
(85)【翻訳文提出日】2019年3月14日
(86)【国際出願番号】CN2017095916
(87)【国際公開番号】WO2018028509
(87)【国際公開日】20180215
(31)【優先権主張番号】62/372,872
(32)【優先日】2016年8月10日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】15/667,056
(32)【優先日】2017年8月2日
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ゲー、イチュイン
(72)【発明者】
【氏名】シー、ウシエン
【テーマコード(参考)】
5J065
【Fターム(参考)】
5J065AD03
5J065AD16
5J065AG05
5J065AH10
(57)【要約】
ブラインド検出の方法およびシステム。エンコーダにおいて、コードワードがPolar符号化器を用いてエンコードされる。ここで、入力ベクトルは、凍結ビット位置にユーザ機器(UE)固有凍結シーケンスを含む。デコーダにおいて、UE固有凍結シーケンスを用いたデコードに基づいて、絞り込んだチャネル候補の組が生成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンコードする方法であって、前記方法は、
Polar符号用のエンコーダを用いて、受信先ユーザ機器(UE)を対象としたコードワードを生成する段階と、
前記コードワードを伝送する段階と
を備え、前記エンコーダの入力ベクトルが、凍結ビット位置にUE固有凍結シーケンスを含み、更には、情報ビット位置に伝送用データを含み、前記UE固有凍結シーケンスは、前記受信先UEと関連付けられる、方法。
【請求項2】
前記UE固有凍結シーケンスは、前記受信先UEのUE識別子(UEID)に基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ある機能を前記UEIDに適用することにより、前記UE固有凍結シーケンスを生成する段階を更に備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記機能は、前記UEIDに適用されるリピータ機能である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記UEIDは、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)またはグループ識別子である、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記伝送用データは、制御情報を含む、請求項1から5の何れか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記入力ベクトルは更に、前記伝送用データに付加される誤り検出符号を含み、前記誤り検出符号は、UEIDを用いてマスクされる、請求項1から6の何れか一項に記載の方法。
【請求項8】
ブラインド検出の方法であって、
複数のチャネル候補をスキャンする段階と、
チャネル候補ごとに、
ユーザ機器(UE)固有凍結シーケンスを用いて前記チャネル候補の第1デコードを実行すること、および、
前記第1デコードが第1基準を満たすことができない任意のチャネル候補を棄却すること
により、絞り込んだチャネル候補の組を生成する段階と
を備える方法。
【請求項9】
絞り込んだチャネル候補ごとに、前記絞り込んだチャネル候補の誤り検出符号支援デコードを実行する段階と、
前記誤り検出符号支援デコード時の誤り検査に合格した、絞り込んだ所与のチャネル候補について、前記絞り込んだ所与のチャネル候補から伝送データをデコードする段階と
を更に備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記絞り込んだ候補の組を生成する段階は更に、チャネル候補ごとに、
基準凍結シーケンスを用いて前記チャネル候補の第2デコードを実行する段階と、
前記第1デコードと前記第2デコードとを比較することにより、前記第1デコードが前記第1基準を満たしているかどうかを判断する段階と
を備える、請求項8または9の何れか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記比較は、前記第1デコード用の第1パスメトリックおよび前記第2デコード用の第2パスメトリックを計算すること、および、前記第1パスメトリックと前記第2パスメトリックとを比較することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1基準は、前記第1パスメトリックが前記第2パスメトリックより小さいことを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記絞り込んだ候補の組を生成する段階は更に、
前記チャネル候補のランキングメトリックを計算する段階と、
前記ランキングメトリックに基づいて、前記絞り込んだ候補の組に対して前記チャネル候補を含めるまたは除外する段階と
を備える、請求項8から12の何れか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記ランキングメトリックは、前記第1デコードから取得されるパスメトリックの正規化である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1デコードは、誤り検出符号を用いないデコードにより実行される、請求項8に記載の方法。
【請求項16】
プロセッサを備えるPolarエンコーダであって、前記プロセッサは、前記エンコーダに、
Polar符号エンコードにより受信先ユーザ機器(UE)を対象としたコードワードを生成すること、および、
前記コードワードを伝送のために提供すること
を行わせるように構成され、前記Polar符号エンコードの入力ベクトルが、凍結ビット位置にUE固有凍結シーケンスを含み、更には、情報ビット位置に伝送用データを含み、前記UE固有凍結シーケンスは、前記受信先UEと関連付けられる、Polarエンコーダ。
【請求項17】
前記UE固有凍結シーケンスは、前記受信先UEのUE識別子(UEID)に基づいている、請求項16に記載のPolarエンコーダ。
【請求項18】
前記プロセッサは更に、前記エンコーダに、ある機能を前記UEIDに適用することにより前記UE固有凍結シーケンスを生成させるように構成される、請求項17に記載のPolarエンコーダ。
【請求項19】
前記機能は、前記UEIDに適用されるリピータ機能である、請求項18に記載のPolarエンコーダ。
【請求項20】
前記UEIDは、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)またはグループ識別子である、請求項17に記載のPolarエンコーダ。
【請求項21】
前記伝送用データは、制御情報を含む、請求項16から20の何れか一項に記載のPolarエンコーダ。
【請求項22】
前記入力ベクトルは更に、前記伝送用データに付加される誤り検出符号を含み、前記誤り検出符号は、UEIDを用いてマスクされる、請求項16から21の何れか一項に記載のPolarエンコーダ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、2016年8月10日に出願された「METHODS AND SYSTEMS FOR BLIND DETECTION WITH POLAR CODE」と題する米国仮特許出願第62/372872号、および、2017年8月2日に出願された米国特許出願第15/667056号に基づく優先権を主張するものである。上述の出願はどちらも、その内容全体が参照によりここに組み込まれる。
【0002】
本開示は、ブラインド検出の方法およびシステム、特に、Polar符号を用いたブラインド検出に関する。本開示は、制御チャネルのブラインド検出に使用され得る。
【背景技術】
【0003】
ロングタームエボリューション(LTE)ユーザ機器(UE)は概して、基地局(BS)により割り振られる、考えられるチャネル候補(例えば、44個の考えられるチャネル候補)間での物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のチャネル割り振りを見つけるためにブラインド検出を使用する。PDCCHは、特定のUEまたはUEグループに固有の(例えば、リソース割り当てを含む)ダウンリンク制御情報(DCI)を保持する。ブラインド検出により、UEは、自らが、考えられる全てのチャネル候補に関する任意のDCIの意図された受信先であるかどうかを検出することを担う。自らがPDCCHの意図された受信先であることをUEが検出できない確率は、検出ミス確率(Pmiss)と呼ばれる。自らが間違ったPDCCHの意図された受信先であることをUEが検出する確率は、誤警報確率(PFA)と呼ばれる。PmissおよびPFAの両方を下げるのが望ましいが、誤警報の方が大きな悪影響を及ぼし得る。なぜなら、誤警報は、誤ったアップリンク伝送および予想外のアップリンク干渉をもたらし得るからである。
【0004】
PDCCHのブラインド検出は、エンハンスドモバイルブロードバンド(eMBB)のシナリオに使用され得る。高信頼低遅延通信(URLLC)はまた、信頼できるブラインド検出を必要とし得る。ブラインド検出は、大容量マシンタイプ通信(mMTC)にも使用され得る。これらの用途の各々が、ブラインド検出のより高い信頼性から恩恵を受け得る。
【発明の概要】
【0005】
幾つかの態様によると、本開示は、エンコードする方法について説明する。Polar符号用のエンコーダを用いて、受信先ユーザ機器(UE)を対象としたコードワードが生成される。エンコーダの入力ベクトルが、凍結ビット位置にUE固有凍結シーケンスを含み、更には、情報ビット位置に伝送用データを含む。UE固有凍結シーケンスは、受信先UEと関連付けられる。コードワードは伝送される。
【0006】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、UE固有凍結シーケンスは、受信先UEのUE識別子(UEID)に基づいていてよい。
【0007】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、UE固有凍結シーケンスは、ある機能をUEIDに適用することにより生成され得る。
【0008】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、当該機能は、UEIDに適用されるリピータ機能であり得る。
【0009】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、UEIDは、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)またはグループ識別子であり得る。
【0010】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、伝送用データは、制御情報を含み得る。
【0011】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、入力ベクトルは、伝送用データに付加される誤り検出符号を含んでよく、誤り検出符号は、UEIDを用いてマスクされ得る。
【0012】
幾つかの態様によると、本開示はブラインド検出の方法について説明する。複数のチャネル候補がスキャンされる。チャネル候補ごとに、ユーザ機器(UE)固有凍結シーケンスを用いてチャネル候補の第1デコードを実行すること、および、第1デコードが第1基準を満たすことができない任意のチャネル候補を棄却することにより、絞り込んだチャネル候補の組が生成される。
【0013】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、ブラインドデコードの方法は更に、絞り込んだチャネル候補ごとに、絞り込んだチャネル候補の誤り検出符号支援デコードを実行する段階を含み得る。誤り検出符号支援デコード時の誤り検査に合格した、絞り込んだ所与のチャネル候補については、絞り込んだ所与のチャネル候補から伝送データがデコードされる。
【0014】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、UE固有凍結シーケンスは、UEIDに基づいていてよい。
【0015】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、UE固有凍結シーケンスは、UEIDの繰り返しを含み得る。
【0016】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、UEIDは、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)またはグループ識別子であり得る。
【0017】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、絞り込んだ候補の組を生成する段階は、チャネル候補ごとに、基準凍結シーケンスを用いてチャネル候補の第2デコードを実行する段階と、第1デコードと第2デコードとを比較することにより第1デコードが第1基準を満たしているかどうかを判断する段階とを含み得る。
【0018】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、当該比較を実行することは、第1デコード用の第1パスメトリックおよび第2デコード用の第2パスメトリックを計算すること、および、当該第1パスメトリックと当該第2パスメトリックとを比較することを含み得る。
【0019】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、第1基準は、第1パスメトリックが第2パスメトリックより小さいことを含み得る。
【0020】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、絞り込んだ候補の組を生成する段階は、チャネル候補のランキングメトリックを計算する段階と、当該ランキングメトリックに基づいて、絞り込んだ候補の組に対してチャネル候補を含めるまたは除外する段階とを含み得る。
【0021】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、ランキングメトリックは、第1デコードから取得されるパスメトリックの正規化であり得る。
【0022】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、第1デコードは、誤り検出符号を用いないデコードにより実行され得る。
【0023】
幾つかの例によると、本開示はPolarエンコーダについて説明する。当該エンコーダは、プロセッサを含み、当該プロセッサは、当該エンコーダに、Polar符号エンコードにより、受信先ユーザ機器(UE)を対象としたコードワードを生成させるように構成される。Polar符号エンコードの入力ベクトルが、凍結ビット位置にUE固有凍結シーケンスを含み、更には、情報ビット位置に伝送用データを含む。UE固有凍結シーケンスは、受信先UEと関連付けられる。コードワードは、伝送のために提供される。
【0024】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、UE固有凍結シーケンスは、受信先UEのUE識別子(UEID)に基づいていてよい。
【0025】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、プロセッサは更に、エンコーダに、UEIDを繰り返すことにより、UE固有凍結シーケンスを生成させるように構成され得る。
【0026】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、UEIDは、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)またはグループ識別子であり得る。
【0027】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、伝送用データは、制御情報を含み得る。
【0028】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、入力ベクトルは、伝送用データに付加される誤り検出符号を含んでよく、誤り検出符号は、UEIDを用いてマスクされる。
【0029】
幾つかの例によると、本開示はPolarデコーダについて説明する。当該デコーダは、プロセッサを含み、当該プロセッサは、当該デコーダに複数のチャネル候補をスキャンさせるように構成される。デコーダは、チャネル候補ごとに、ユーザ機器(UE)固有凍結シーケンスを用いてチャネル候補の第1デコードを実行すること、および、第1デコードが第1基準を満たすことができない任意のチャネル候補を棄却することにより、絞り込んだチャネル候補の組を生成する。
【0030】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、デコーダは更に、絞り込んだチャネル候補ごとに、絞り込んだチャネル候補の誤り検出符号支援デコードを実行し得る。誤り検出符号支援デコード時の誤り検査に合格した、絞り込んだ所与のチャネル候補については、絞り込んだ所与のチャネル候補から伝送データがデコードされる。
【0031】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、UE固有凍結シーケンスは、UE識別子(UEID)に基づいていてよい。
【0032】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、UE固有凍結シーケンスは、UEIDの繰り返しを含み得る。
【0033】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、UEIDは、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)またはグループ識別子であり得る。
【0034】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、プロセッサは更に、デコーダに、チャネル候補ごとに、基準凍結シーケンスを用いてチャネル候補の第2デコードを実行すること、および、第1デコードと第2デコードとを比較することにより第1デコードが第1基準を満たしているかどうかを判断することによって、絞り込んだ候補の組を生成させるように構成され得る。
【0035】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、プロセッサは更に、デコーダに、当該比較を、第1デコード用の第1パスメトリックおよび第2デコード用の第2パスメトリックを計算すること、および、当該第1パスメトリックと当該第2パスメトリックとを比較することにより実行させるように構成され得る。
【0036】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、第1基準は、第1パスメトリックが第2パスメトリックより小さいことを含み得る。
【0037】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、プロセッサは更に、デコーダに、チャネル候補のランキングメトリックを計算すること、および、当該ランキングメトリックに基づいて、絞り込んだ候補の組に対してチャネル候補を含めるまたは除外することを更に行うことにより、絞り込んだ候補の組を生成させるように構成され得る。
【0038】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、ランキングメトリックは、第1デコードから取得されるパスメトリックの正規化であり得る。
【0039】
上述の態様/実施形態の何れかにおいて、第1デコードは、誤り検出符号を用いないデコードにより実行され得る、
【図面の簡単な説明】
【0040】
ここで、例として、本願の実施形態の例を示す添付図面を参照する。
【0041】
図1】Polar符号化生成行列がどのようにしてカーネルから生成され得るかを示している。
【0042】
図2】コードワードを生成するためのPolar符号化生成行列の使用例、および、Polarエンコーダの例を示している。
【0043】
図3】エンコーダの例を示した概略図である。
【0044】
図4】第1段階および第2段階を有するデコーダの例を示した概略図である。
【0045】
図5】デコーダの第1段階により実行される方法の例を示したフローチャートである。
【0046】
図6】デコーダの第2段階により実行される方法の例を示したフローチャートである。
【0047】
図7】エンコードする方法の例を示したフローチャートである。
図8】本明細書で開示する実施形態が使用され得る通信システムの例のブロック図である。
図9A】本明細書で開示する実施形態を実装し得る電子デバイス(ED)の例のブロック図である。
図9B】本明細書で開示する実施形態を実装し得る基地局の例のブロック図である。
【0048】
同様のコンポーネントを示すために、同様の参照番号が複数の異なる図において使用されているかもしれない。
【発明を実施するための形態】
【0049】
LTEでは、テールバイティング畳み込み符号(TBCC)および誤り検出符号の使用、例えば、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)のようなUE識別子でマスクされた巡回冗長検査(CRC)ビットの使用などが提案されている。従来、UEは、PDCCH候補に対して複数のビタビデコード操作を逐次的または並列に実行し、CRCを用いて各候補を検査する。CRC検査に合格した場合は、その候補がUEを対象としたPDCCHであることを示す。本開示では、UEが自らをチャネルの意図された受信先であると判断した場合(特定のチャネル候補がデコード操作およびCRC操作に合格した場合)、これはチャネル検出の成功と呼ばれてよく、検出されたチャネルは合格候補と呼ばれてよい。
【0050】
無線通信用のチャネル符号として、Polar符号が提案されている。これらの符号は、現在の技術水準の誤り訂正符号に競合し得ることが分かっており、エンコードの複雑度が低い。Polar符号は、チャネルの偏波で構成される。様々なデコーダがPolar符号のデコードに使用され得る。逐次除去(SC)デコーダは、ハードウェア実装の効率が比較的高い、比較的シンプルなデコーダであるが、ブロック誤り率(BLER)性能が比較的低いかもしれない。リストデコーダは、複雑度がより高く、ハードウェア実装の効率がより低いが、より高いBLER性能を提供する。しかしながら、リストデコーダは通常、最尤(ML)境界により限定される。CRC支援(CA)リストデコーダは、リストデコーダと同様であるが、ML境界よりBLER性能が高い。CAリストデコーダは、リストデコーダの生き残りパスに対するCRCを実行する。ある生き残りパスがCRCに合格した場合は、当該パスが、デコードされた結果として選択される。生き残りパスが何れもCRCに合格しなかった場合、デコードは失敗に終わる。
【0051】
BLER性能は概して、制御チャネル情報をデコードする上で重視すべきこととみなされる。従って、CAリストデコーダは、制御チャネルをデコードする上で興味深いものである。しかしながら、CAリストデコーダは、全ての生き残りパスについて候補ごとのCRCビットの検査を必要とする。全ての候補(例えば、44個の候補全て)について全ての生き残りパスが検討されると、結果的に、極めて多くの回数にわたってCRCビットが使用されることになる。
【0052】
1つの候補につき32個の生き残りパスを有するリストPolarデコーダであれば、44個の候補について1408回CRCビットが使用されることになる。Pmiss値およびPFA値は、CRCビットが何回使用されるかによって決まり、CRCビットが多く使用されるほどPFAは増加する。44個の候補について32個のパスがある例では、特に、高い信頼性を必要とするネットワーク通信において、PFAが0.01を超える値を有し、かつ、残差BLERが更に高い(事によると、容認できないほど高い)値を有していることが、シミュレーションによって示されている。
【0053】
本開示は、UEによるブラインド検出を可能にする方法およびシステムの様々な例について説明する。本明細書で説明する例は、チャネル検出時のCRCビットの使用を減らすのに役立つ。本明細書で説明する例は、事によると検討すべき候補の数が多い、5Gネットワークでの大容量接続に特に有用であり得る。
【0054】
本開示を理解する手助けをすべく、図1および図2を参照しながら、以下にPolar符号化の説明を提供する。図1は、Polar符号化生成行列がどのようにしてカーネルG100から生成され得るかを示した図である。図1における2乗(2−fold)のクロネッカー積行列
【数1】
および3乗(3−fold)のクロネッカー積行列
【数2】
は、Polar符号化生成行列の例である。図1に示されている生成行列の手法は、m乗(m−fold)のクロネッカー積行列
【数3】
を生成するために一般化され得る。
【0055】
Polar符号は、カーネルG100に基づいてクロネッカー積行列から形成され得る。長さN=2のコードワードを有するPolar符号であれば、生成行列は
【数4】
である。図2は、コードワードを生成するためのPolar符号化生成行列の使用例を示した図、および、Polarエンコーダの例の概略図である。図2において、生成行列
【数5】
は、長さ2=8のコードワードを生成するために使用される。コードワードxは、200に示されている通り、入力ベクトルu=[0 0 0 u 0 u]と生成行列
【数6】
との積により形成される。入力ベクトルuは、凍結ビットおよび情報ビットで構成される。図2に示されている具体的な例によると、N=2=8であるため、入力ベクトルuは8ビットのベクトルであり、コードワードxは8ビットのベクトルである。
【0056】
Polar符号の構成において、入力ベクトルは、入力ベクトル中に予め決められた位置を有する情報ビットにのみ情報を保持する。入力ベクトルの残りのビットは、情報を保持しておらず、凍結ビットと呼ばれる。入力ベクトル中の凍結ビットの位置は、エンコーダおよびデコーダの両方に知られている。凍結ビットが情報を保持していないことから、理論上、凍結ビットは、凍結ビットの場所がエンコーダおよびデコーダの両方に知られている限り、任意のビット値に設定され得る。従来、凍結ビットは全てゼロに設定されている。
【0057】
図2の例によると、入力ベクトルは、位置0、1、2および4に凍結ビットを有し、位置3、5、6および7に情報ビットを有する。凍結ビットの位置(凍結位置とも呼ばれる)は、凍結位置がエンコーダおよびデコーダの両方に知られている限り、異なり得ることを理解されたい。212には、コードワードを生成するエンコーダの実装例が示されている。ここで、凍結ビットは全て0に設定され、丸で囲まれた「+」記号は、モジュロ2加算を表している。図2の例であれば、K=4個の情報ビットおよびN−K=4個の凍結ビットからN=8ビットの入力ベクトルが形成される。
【0058】
上記の通り、従来、凍結ビットの値は全てゼロに設定されている。しかしながら、凍結ビットに非ゼロのビットを用いることでBLER性能が変わるとは考えられない。本明細書で説明する例によると、凍結ビットは、UEによるブラインド検出の手助けをすべく、非ゼロ値を含み得る。凍結ビットに保持される値(ゼロであるか非ゼロであるかに関わらず)のシーケンスは、凍結シーケンスと呼ばれ得る。特に、凍結ビットがUE固有凍結シーケンスを保持し得ることで、UEは、自らがコードワードの意図された受信先であることを検出することができる。UE固有凍結シーケンスは、意図されたUEと関連付けられるべきであり、(BSの)エンコーダおよび(UEの)デコーダの両方に知られているべきである。UE固有凍結シーケンスは、ユニキャスト伝送において、意図されたUEに一意的であるべきであり、または、マルチキャスト伝送において、意図されたUEグループに一意的であるべきである。本明細書で説明する例によると、凍結ビットでエンコードされるビットのシーケンスを生成するために、RNTIまたは他の識別情報のようなUE識別子(UEID)、例えば、マルチキャスト通信用のグループIDが使用される。受信先UEのデコーダは、2段階でデコードを実行する。第1段階において、デコーダは、UE固有凍結シーケンスを用いて、考えられる全ての候補からチャネル候補の絞り込みリストを生成する。第2段階において、デコーダは、候補の絞り込みリストに対するCAリストデコードを実行する。
【0059】
図3は、BSで実装され得るPolar符号エンコーダの例を示した概略図である。当該エンコーダは、入力として、情報ビットにより保持される実際のデータ(例えば、制御情報305または他の伝送用データ)、および、凍結ビットにより保持されるUEID310(例えば、RNTI)を受信する。315では、1つまたは複数のCRCビットのような誤り検出符号が伝送用データに付加される。320では、UEID310を用いて、例えば、RNTIでマスクすることにより、CRCビットがマスクされる結果、情報ビット325がもたらされる。UEID310は、凍結シーケンス335を生成するために使用される。示されている例によると、UEID310がリピータ330により繰り返されて、凍結シーケンス335が生成されるが、幾つかの例によると、リピータ330は使用されないこともある。概して、凍結シーケンス335におけるUEID310の繰り返しは、複数の異なるUEに固有の凍結シーケンス335間の差分を大きくするのに役立ち得る。
【0060】
生成された凍結シーケンス335、および情報ビット325は、情報/凍結ビットミキサ340に入力される。当該情報/凍結ビットミキサ340は、入力として、予め決められた情報/凍結位置345も受信する。結果として、入力ベクトル350がもたらされ、当該入力ベクトル350は、Polarエンコーダ355によりエンコードされる。360では、エンコードされたコードワードのレートマッチングを実行して、当該コードワード用の伝送チャネルの符号レートと一致させる。結果は、伝送のために(例えば、BSのトランスミッタにより)提供される。
【0061】
このように、エンコーダにおいて、UEID310は、誤り検出符号をマスクするためだけではなく、凍結ビットの凍結シーケンスを生成するためにも使用される。
【0062】
UEでは、UEのUE固有凍結シーケンスが、符号化されたブロックでエンコードされた凍結シーケンスと一致する場合、および、UEが、適切なUEID(例えば、RNTI)マスクで、デコードされたCRCビットのマスクを解除する場合は、UEのみを対象としたチャネルとして、チャネル候補が成功裏に検出およびデコードされる。UEにより使用されるUE固有凍結シーケンスが、符号化されたブロックでエンコードされた凍結シーケンスと一致しない場合は、UE固有凍結シーケンスが、当該ブロックでエンコードされた凍結シーケンスと一致する場合よりもデコード中に生成されるパスメトリックが大きいであろう。UEのデコーダは、2段階でデコードを実行し得る。
【0063】
図4は、UEで実装され得るPolar符号デコーダの例を示した概略図である。デコーダへの入力は、UEの復調器により生成されるチャネル対数尤度比(LLR)である。候補405は全て、以下で更に説明するデコーダの第1段階500で処理される。第1段階500では、デコーダが、入力として、(エンコーダにおいてリピータ330と同じ繰り返し操作を実行する)リピータ430を用いて、UEID310の繰り返しにより生成される凍結シーケンス335を受信する。第1段階500は、入力として、情報/凍結位置345も受信する。以上に説明した通り、凍結シーケンス335および情報/凍結位置345は、エンコーダおよびデコーダの両方に知られている。UE固有凍結シーケンス335は、不変であってもよいし、UEが新しいUEIDを割り当てられるときだけ変化してもよく、特定のUEのみが自らのUE固有凍結シーケンス335を知る必要がある。従って、図4は凍結シーケンス335がリピータ430を用いて生成されるのを示しているが、幾つかの例によると、UEID310から凍結シーケンス335を生成する代わりに、凍結シーケンス335は、既にUEメモリに記憶されていてよく、必要に応じて使用できるよう取り出されてよい。
【0064】
デコーダの第1段階500は、UE固有凍結シーケンス335を用いて、以下で更に説明する第2段階600でデコードされる、絞り込んだ1つまたは複数の候補450を特定する。UE固有凍結シーケンス335およびUEID310は、デコーダの第2段階600で使用される。第2段階600からの出力は、(実装が制御チャネルの検出を目的としている例では)検出されたPDCCH、および、デコードされたDCI455である。事例によっては、第1段階500の結果、更なる処理のために絞り込んだ候補450がなく、デコードの第2段階600が実行されなくてもよい、ということになるかもしれない。事例によっては、第2段階600の結果、検出されたPDCCHがなく、デコードされたDCI455が出力されない、ということになるかもしれない。
【0065】
図5は、デコーダの第1段階500で実行され得る方法の例を示したフローチャートである。この例によると、第1段階500はSCデコーダを使用する。当該SCデコーダは、誤り検出符号の使用を全く必要とせず、リストデコーダに比べて比較的シンプルかつ効率的である。SCデコーダを使用することで、第1段階500は、チャネル候補の全てを迅速に処理することができる。第1段階500は、第2段階600で処理するための候補の絞り込みリストまで候補の数を減らすのに役立つ。デコーダの第1段階500において、BLER性能は重大な懸念事項ではないかもしれない。なぜなら、より良いBLER性能を有するよう設計されている第2段階600が、第1段階500の後に続くからである。
【0066】
第1段階500は、チャネル候補(例えば、44個のPDCCH候補)ごとに505の複数の段階を実行する。以下では、単一のチャネル候補について、505の複数の段階を論じる。第1段階500は、チャネル候補ごとにこれらの段階を逐次的に実行し得る。他の例によると、これらの段階のうちの1つまたは複数が、複数のチャネル候補について並列に実行され得る。
【0067】
510では、処理中のチャネル候補から、エンコードされたブロックのレート(デ)マッチングが実行される。レート(デ)マッチングは、特定のチャネル候補の符号レートによって決まり、当該符号レートは候補ごとに異なり得る。
【0068】
515では、レート(デ)マッチングされたブロックが、例えば、SCデコーダを用いてデコードされる。この第1デコードは、デコードにUEのUE固有凍結シーケンスを使用する。上述の通り、UE固有凍結シーケンスは、UEのRNTIのような、UE自体のUEIDに基づいていてよい。
【0069】
520では、UE固有凍結シーケンスを用いたデコードからパスメトリックが取得される。パスメトリックは、デコードに使用される凍結シーケンスが、受信されたブロックでエンコードされた凍結シーケンスと一致しているかどうかのインジケータであり得る。パスメトリック値が小さいほど、ブロックの凍結シーケンスがデコードに使用される凍結シーケンスと一致する可能性が高い。
【0070】
各チャネル候補が独自の符号レートおよび符号長を有し得ることから、520で候補ごとに取得されるパスメトリックは、直接比較可能ではないかもしれない。この例によると、UE固有凍結シーケンスを用いたデコードからのパスメトリックは代わりに、基準凍結シーケンスを用いたデコードからのパスメトリックと比較される。
【0071】
525aでは、オールゼロの凍結シーケンスのような第1基準凍結シーケンスを用いて、例えば、SCデコーダを用いて、レート(デ)マッチングされたブロックがデコードされる。第1基準凍結シーケンスは、特定のUEのUE固有凍結シーケンスとは異なる任意のビットシーケンスであり得る。例えば、第1基準凍結シーケンスは、異なるUEのUE固有凍結シーケンスであってもよいし、(UE固有凍結シーケンスと同一にならないようUEが検査し得る)ランダムに生成されたシーケンスであってもよい。
【0072】
530aでは、525aで実行されたデコードからパスメトリックが取得される。
【0073】
図5に示されているもののような幾つかの例によると、525bでは第2基準凍結シーケンス(例えば、オールワンの凍結シーケンス)を用いてデコードが実行されてよく、530bでは別のパスメトリックが取得される。
【0074】
この例によると、UE固有凍結シーケンスを用いたデコードから取得されるパスメトリックはmxと表され、オールゼロの基準凍結シーケンスを用いたデコードから取得されるパスメトリックはm0と表され、オールワンの基準凍結シーケンスを用いたデコードから取得されるパスメトリックはm1と表されている。
【0075】
535では、UE固有凍結シーケンスを用いたデコードからのパスメトリックが、基準凍結シーケンスを用いたデコードからのパスメトリックと比較される。図5の例では、mxがm0およびm1の各々と別々に比較される。特定のチャネル候補に関するブロックがUEを対象としている場合は、mxをm0およびm1より小さくすべきである。概して、基準凍結シーケンスとUE固有凍結シーケンスとの間のビット単位の差分が大きいほど、mxとm1またはm0との間の差分は大きくなる。単一の基準凍結シーケンスを用いたデコードとの比較で十分かもしれないが、異なる基準凍結シーケンスを用いた2つまたはそれより多くのデコードと比較することで、より大きな信頼性が提供され得る。
【0076】
535での比較が所定基準を満たしている場合は、デコーダの第2段階600における更なる処理のために、絞り込んだ候補450の組に当該チャネル候補が追加される。図5の例によると、所定基準は、mxがm0より小さく、更にはm1より小さいことである。そうでない場合は、候補が540で棄却され、第2段階600で更に処理されることはない。
【0077】
545では、絞り込んだ候補450の組が、535での比較に合格した候補から生成される。幾つかの例によると、絞り込んだ候補450は、535での比較に合格した各候補を当該組に追加することにより生成され得る。
【0078】
図5の例のような幾つかの例によると、絞り込んだ候補450の組を生成すべく、第2基準がオプションとして適用され得る。この第2基準は、ランキングメトリックに基づいていてよい。
【0079】
550では、535での比較に合格した候補ごとにランキングメトリックが計算され得る。例えば、ランキングメトリックは、パスメトリックmxの正規化であってよく、この正規化によって、複数の異なる候補間でパスメトリックを直接比較することが可能となり得る。ランキングメトリックの例としては、
【数7】
が挙げられる。ここで、iはチャネル候補の指標となる。ランキングメトリックは、検出が成功する可能性に従って候補をランク付けするために使用され得る。
【0080】
555では、第2基準がランキングメトリックに適用され得る。第2基準は、絞り込んだ候補450を所定数Tの候補に限定し得る。例えば、第2基準は、絞り込んだ候補450を3つ(すなわち、T=3)に限定してよく、ランキングメトリックが最も高いこれら3つの候補だけが、絞り込んだ候補450に含まれる。別の例によると、第2基準は、絞り込んだ候補450を、ランキングメトリックが所定閾値を満たす、例えば、所定閾値より大きい、候補に限定し得る。所定数Tまたは所定閾値は、CRCビットがデコーダの第2段階600で使用される回数を減らすために選択されるパラメータであり得る。
【0081】
生成された、絞り込んだ候補450の組は、その後、第2段階600で処理される。場合によっては、絞り込んだ候補450がないかもしれない(すなわち、生成された、絞り込んだ候補450の組が空であり得る)。例えば、全ての候補が比較に合格できないかもしれない。または、第2基準が使用される場合は、これらの候補が何れも第2基準を満たしていないかもしれない。絞り込んだ候補450がない場合、UEは、元に戻ってチャネル候補の監視を継続し得る。
【0082】
図6は、デコーダの第2段階600で実行され得る方法の例を示したフローチャートである。この例によると、第2段階600は、SCデコーダよりBLER性能が高いCAリストデコードを使用する。第2段階600は、デコーダの第1段階500で生成された候補の絞り込みリストにあるそれらの候補を処理する。第2段階600が全てのチャネル候補ではなく絞り込んだ候補450のみを処理することから、CRCビットが使用される回数は減る。デコーダの第1段階500および第2段階600で使用されるパラメータは、以下で更に論じる通り、CRCビットが使用される回数を所望の限度内に制御するために選択され得る。
【0083】
図6の例によると、第2段階600は、第1段階500で生成された、絞り込んだ候補450の各々に対して、誤り検出符号支援デコード(例えば、CAリストデコード)を反復的に実行する。
【0084】
ランキングメトリックが(例えば、上述の550で)計算された場合は、絞り込んだ候補450が、第2段階600でそれぞれのランキングメトリックに基づいてランクの高い順に処理され得る。それぞれのランキングメトリックに基づいて順序正しく候補を処理すれば、デコーダの第2段階600は、最も有望な候補を最初に処理することができ、場合によっては、より早くチャネルを検出することに成功するであろう。UEがひとたび自らを対象としたチャネルを検出すると、その他の候補を更に処理する必要はなくなる。
【0085】
他の例によると、第2段階600は、複数の候補を並列にデコードし得る。本明細書ではCAリストデコードについて説明しているが、第2段階600では他のデコーダも使用され得る。
【0086】
610では、UE固有凍結シーケンスを用いて、候補のリストデコードが実行される。リストデコーダのリストサイズは、Lと表され得る。
【0087】
615では、L個のパスのパスメトリックがソートされる。最も信頼できるF個のパスが保持され、その他は棄却される。幾つかの例によると、L個全てのパスが保持されてよく、この場合はF=Lである。
【0088】
620では、UEのRNTIを用いて、残るF個のパスのCRCビットのマスクが解除される。
【0089】
625では、マスクが解除されたCRCビットを用いて、CRC検査が実行される。
【0090】
CRCがF個全てのパスについて失敗した場合は、候補が棄却される。630では、処理されるべき、絞り込んだ他の候補450があるかどうかが判断される。他の候補450がある場合は、610で次の候補が処理される。ランキングメトリックが計算された場合、処理されるべき次の候補は、それぞれのランキングメトリックに基づいてランクが次に最も高い候補であり得る。処理されるべき、絞り込んだ候補450が残っていない場合は、635において、UEを対象としたチャネルがないと判断される。
【0091】
625に戻って、パスがCRCに合格した場合は、640において、チャネル(例えば、PDCCH)が成功裏に検出されたと判断され、検出されたチャネルに関する情報(例えば、DCI)がデコードされる。
【0092】
CRCビットがデコーダの第1段階500では使用されず、デコーダの第2段階600でのみ使用されることに留意されたい。CRCビットが(上述の625で)検査に使用される回数は、デコーダの第1段階および第2段階で適切なパラメータを選択することにより制御され得る。上述の例によると、第1段階500において、パラメータTは、絞り込んだ候補450の組に含まれるべき候補の数を定義する。第2段階600において、パラメータFは、候補ごとのCRCが実行されるリストデコードから取得されたL個の生き残りパス全てから最も信頼できるパスの数を定義する。このように、以上の例では、CRCビットが最高T×F回使用される。T=3かつF=8の場合は、CRCビットが最高24回使用される。T=1かつF=32の場合は、CRCビットが最高32回使用される。LTEの適用にあたっては、許容できる低さの(例えば、0.001より低い)PFAを維持しながらも、CRCビットの使用が44回までであることが、概して許容範囲とみなされている。本明細書で論じられている例によれば、以上の説明で示した通り、CRCビットの使用は、容易に44回未満まで制御され得る。
【0093】
検討すべき候補の総数は、44を超える数にまで増やされ得る。デコーダの第1段階500は、全ての候補について比較的シンプルかつ迅速な初回のパス処理を実行し、第1段階500で処理される候補の総数は、検査におけるCRCビットの使用に悪影響を及ぼすことなく、44を超える数にまで増やされ得る。第2段階600で処理される候補の絞り込みリストを生成するために第1段階500が使用されることから、第2段階600では、初期候補の総数に関わらず、CAリストPolarデコーダが使用され得る。その上、第2段階600で実行されるデコードは、現在のデコードアーキテクチャと同様であり得るため、当該デコードアーキテクチャに必要となる変更は多く見積もっておわずかである。
【0094】
図7は、エンコードする方法の例を示したフローチャートである。例えば、図7に示されている方法は、図3のエンコーダのようなPolarエンコーダを有するトランスミッタにより実行され得る。
【0095】
オプションとして、705では、ある機能を受信先UEのUEIDに適用することにより、UE固有凍結シーケンスが生成され得る。上記のリピータ機能のような任意の適切な機能が適用され得る。
【0096】
710では、エンコーダを用いて受信先UE用のコードワードが生成される。エンコーダの入力ベクトルは、凍結ビット位置に(例えば、上記の705でオプションとして生成された)UE固有凍結シーケンスを含む。入力ベクトルは更に、情報ビット位置に伝送用データを含む。UE固有凍結シーケンスは、受信先UEと関連付けられ、例えば、UE固有凍結シーケンスは、上記の通り、受信先UEのUEIDに基づいていてよい。
【0097】
UEIDは、例えば、RNTIまたはグループ識別子であり得る。幾つかの例によると、情報ビット位置で伝送されるデータは、制御情報を含み得る。
【0098】
幾つかの例によると、当該方法は、伝送されるデータに誤り検出符号(例えば、1つまたは複数のCRCビット)を付加する段階を含み得る。当該CRCビットがUEIDを用いて(例えば、RNTIでマスクすることにより)マスクされる結果、情報ビット位置で伝送される情報ビットがもたらされ得る。
【0099】
715では、コードワードが伝送される。幾つかの例によると、コードワードを伝送する段階は、コードワードのレートマッチングを実行して、コードワード用の伝送チャネルの符号レートと一致させる段階を含み得る。
【0100】
図8は、本開示の実施形態が実装され得る通信システム800の例を示している。概して、通信システム100は、複数の無線要素または有線要素によるデータおよび他のコンテンツの伝達を可能にする。通信システム800の目的は、ブロードキャスト、ナローキャスト、ユーザデバイスを介してユーザデバイスにコンテンツ(音声、データ、ビデオ、テキスト)を提供することなどであり得る。通信システム800は、帯域幅のようなリソースを共有することにより動作し得る。
【0101】
この例によると、通信システム800は、電子デバイス(ED)810aから810c、無線アクセスネットワーク(RAN)820aおよび820b、コアネットワーク830、公衆交換電話網(PSTN)840、インターネット850および他のネットワーク860を含む。図8にはこれらのコンポーネントまたは要素が一定の数だけ示されているが、これらのコンポーネントまたは要素は任意の妥当な数だけ含まれ得る。
【0102】
ED810aから810cならびに基地局870aおよび870bは、本明細書で説明する機能および/または実施形態のうちの幾つかまたは全てを実装するように構成され得る通信機器の例である。例えば、ED810aから810cならびに基地局870aおよび870bのうちの何れか1つが、上記のエンコード機能またはデコード機能(またはその両方)、例えば、図5から図7に示されている方法のうちの何れか1つまたはそれらの組み合わせを実装するように構成され得る。別の例によると、ED810aから810cならびに基地局870aおよび870bのうちの何れか1つが、図3および図4との関連で以上に説明したエンコーダまたはデコーダ(またはその両方)を含み得る。
【0103】
ED810aから810cは、通信システム80において動作、通信、またはその両方を行うように構成される。例えば、ED810aから810cは、無線または有線の通信チャネルを介して伝送、受信、またはその両方を行うように構成される。ED810aから810cはそれぞれ、無線操作用の任意の適切なエンドユーザデバイスを表しており、係るデバイスを、ユーザ機器/デバイス(UE)、無線送受信ユニット(WTRU)、移動局、固定加入者ユニットまたは移動加入者ユニット、携帯電話、局(STA)、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、コンピュータ、タブレット、無線センサまたは家庭用電子デバイスとして含んでもよい(し、そのようなものとして呼ばれてもよい)。
【0104】
図8において、RAN820aおよび820bは、基地局870aおよび870bをそれぞれ含む。基地局870aおよび870bはそれぞれ、ED810aから810cのうちの1つまたは複数と無線でインタフェースするように構成されて、任意の他の基地局870aおよび870b、コアネットワーク830、PSTN840、インターネット850ならびに/またはその他のネットワーク860へのアクセスが可能となる。例えば、基地局870aおよび870bは、ベーストランシーバステーション(BTS)、ノードB(NodeB)、進化型ノードB(eNodeB)、ホームeNodeB、gNodeB、伝送ポイント(TP)、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)または無線ルータのような複数の周知のデバイスのうちの1つまたは複数を含んでもよい(し、そのようなものであってもよい)。ED810aから810cは何れも、代替的または追加的に、任意の他の基地局870aおよび870b、インターネット850、コアネットワーク830、PSTN840、その他のネットワーク860、または上述したものの任意の組み合わせとインタフェース、アクセスまたは通信するように構成され得る。通信システム800は、RAN820bのようなRANを含み得る。ここで、対応する基地局870bは、図示の通り、インターネット850を介してコアネットワーク830にアクセスする。
【0105】
ED810aから810cならびに基地局870aおよび870bは、本明細書で説明する機能および/または実施形態のうちの幾つかまたは全てを実装するように構成され得る通信機器の例である。図8に示されている実施形態によると、基地局870aは、RAN820aの一部を形成し、当該RAN820aは、他の基地局、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノード、要素および/またはデバイスを含み得る。基地局870aおよび870bは何れも、図示の通り単一の要素であってもよいし、さもなければ、対応するRANに分散されている複数の要素であってもよい。また、基地局870bは、RAN820bの一部を形成し、当該RAN820bは、他の基地局、要素および/またはデバイスを含み得る。基地局870aおよび870bはそれぞれ、時として「セル」または「カバレッジエリア」と呼ばれる、特定の地理的な地域または地区内の無線信号を伝送および/または受信する。セルは更に複数のセルセクタに分割されてよく、基地局870aおよび870bは、例えば、複数のトランシーバを用いて複数のセクタにサービスを提供してよい。幾つかの実施形態によると、ピコセルまたはフェムトセルが、そのようなものを無線アクセス技術がサポートする場合に、確立され得る。幾つかの実施形態によると、例えば、多入力多出力(MIMO)技術を用いて、複数のトランシーバがセルごとに使用され得る。図示されているRAN820aおよび820bの数は、単なる例である。通信システム800を考案するにあたっては、任意の数のRANが想定され得る。
【0106】
基地局870aおよび870bは、無線通信リンク、例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)などを用いた1つまたは複数のエアインタフェース890を介して、ED810aから810cのうちの1つまたは複数と通信する。エアインタフェース890は、任意の適切な無線アクセス技術を利用し得る。例えば、通信システム800は、エアインタフェース890に、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)またはシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)のようなチャネルアクセス方法を1つまたは複数実装し得る。
【0107】
基地局870aおよび870bは、ワイドバンドCDMA(WCDMA(登録商標))を用いてエアインタフェース890を確立すべく、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)を実装し得る。そうすることで、基地局870aおよび870bは、オプションとしてHSDPA、HSUPAまたはその両方を含むHSPA+、HSPAのようなプロトコルを実装し得る。代替的に、基地局870aおよび870bは、LTE、LTE−Aおよび/またはLTE−Bを用いて、進化型UTMS地上無線アクセス(E−UTRA)とのエアインタフェース890を確立し得る。通信システム800は、上記のような方式を含むチャネルアクセス機能を複数使用し得ると考えられている。エアインタフェースを実装するための他の無線技術には、IEEE802.11、802.15、802.16、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000EV−DO、IS−2000、IS−95、IS−856、GSM(登録商標)、EDGEおよびGERANが含まれる。言うまでもなく、他の複数のアクセス方式および無線プロトコルも利用され得る。
【0108】
RAN820aおよび820bは、音声、データおよび他のサービスのような様々なサービスをED810aから810cに提供すべく、コアネットワーク830と通信状態にある。RAN820aおよび820bならびに/またはコアネットワーク830は、1つまたは複数の他のRAN(不図示)と直接的または間接的に通信状態にあり得る。当該1つまたは複数の他のRANは、コアネットワーク830により直接供給されてもされなくてもよく、RAN820a、RAN820b、またはその両方と同じ無線アクセス技術を利用してもしなくてもよい。コアネットワーク830は、(i)RAN820aおよび820b、または、ED810aから810c、またはその両方と(ii)他のネットワーク(PSTN840、インターネット850、およびその他のネットワーク860など)との間のゲートウェイへのアクセスとして機能してもよい。加えて、ED810aから810cのうちの幾つかまたは全てが、複数の異なる無線技術および/またはプロトコルを用いた複数の異なる無線リンクを介して、複数の異なる無線ネットワークと通信するための機能を含み得る。無線通信の代わりに(またはそれに加えて)、ED810aから810cは、有線通信チャネルを介してサービスプロバイダまたはサービススイッチ(不図示)、およびインターネット850に通信し得る。PSTN840は、基本電話サービス(POTS)を提供するための回線交換電話網を含み得る。インターネット850は、コンピュータおよびサブネット(イントラネット)またはその両方のネットワークを含んでよく、IP、TCP、UDPのようなプロトコルを組み込んでよい。ED810aから810cは、複数の無線アクセス技術に従って操作できるマルチモードのデバイスであってよく、そのようなものをサポートするために必要なトランシーバを複数組み込んでよい。
【0109】
図9Aおよび9Bは、本開示に係る方法および教示を実装し得るデバイスの例を示している。特に、図9AはED810の例を示しており、図9Bは基地局870の例を示している。これらのコンポーネントは、通信システム800または任意の他の適切なシステムに使用され得る。
【0110】
図9Aに示されている通り、ED810は、少なくとも1つの処理ユニット900を含む。処理ユニット900は、ED810の様々な処理操作を実装する。例えば、処理ユニット900は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、または、通信システム800におけるED810の動作を可能にする任意の他の機能を実行し得る。処理ユニット900は、以上により詳しく説明した機能および/または実施形態のうちの幾つかまたは全てを実装するように構成されてもよい。各処理ユニット900が、1つまたは複数の操作を実行するように構成されている任意の適切な処理デバイスまたはコンピューティングデバイスを含む。各処理ユニット900が、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイまたは特定用途向け集積回路を含み得る。
【0111】
ED810は、少なくとも1つのトランシーバ902も含む。トランシーバ902は、少なくとも1つのアンテナまたはネットワークインタフェースコントローラ(NIC)904により、伝送用のデータまたは他のコンテンツを変調するように構成される。トランシーバ902は、少なくとも1つのアンテナ904により受信されたデータまたは他のコンテンツを復調するようにも構成される。各トランシーバ902が、無線伝送または有線伝送用の信号を生成するため、および/または、無線または有線で受信された信号を処理するための任意の適切な構造を持つ。各アンテナ904が、無線信号または有線信号を伝送および/または受信するための任意の適切な構造を持つ。1つまたは複数のトランシーバ902がED810に使用されてよく、1つまたは複数のアンテナ904がED810に使用されてよい。単一の機能ユニットとして示されてはいるが、トランシーバ902は、少なくとも1つのトランスミッタおよび少なくとも1つの別個の受信器を用いて実装されてもよい。
【0112】
ED810は更に、1つまたは複数の入出力デバイス906またはインタフェース(インターネット850への有線インタフェースなど)を含む。入出力デバイス906によって、ネットワークにおけるユーザまたは他のデバイスとのインタラクションが可能になる。各入出力デバイス906が、ユーザに情報を提供するため、または、ユーザから情報を受信するための、スピーカ、マイクロフォン、キーパッド、キーボード、ディスプレイまたはタッチスクリーンのような、ネットワークインタフェース通信を含む任意の適切な構造を持つ。
【0113】
加えて、ED810は少なくとも1つのメモリ908を含む。メモリ908は、ED810により使用、生成または収集された命令およびデータを記憶する。例えば、メモリ908は、上記の機能および/または実施形態のうちの幾つかまたは全てを実装するように構成され、かつ、処理ユニット900により実行される、ソフトウェア命令またはモジュールを記憶し得る。各メモリ908が、任意の適切な揮発性記憶装置および/または不揮発性記憶装置ならびに検索デバイスを含む。ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスク、光ディスク、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティックおよびセキュアデジタル(SD)メモリカードなどのような任意の適切なタイプのメモリが使用され得る。
【0114】
図9Bに示されている通り、基地局870は、少なくとも1つの処理ユニット950、少なくとも1つのトランスミッタ952、少なくとも1つの受信器954、1つまたは複数のアンテナ956、少なくとも1つのメモリ958、および、1つまたは複数の入出力デバイスまたはインタフェース966を含む。トランスミッタ952および受信器954の代わりに、トランシーバ(不図示)が使用され得る。処理ユニット950にはスケジューラ953が結合され得る。スケジューラ953は、基地局870に含まれてもよいし、基地局870とは別に動作させてもよい。処理ユニット950は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、または任意の他の機能のような、基地局870の様々な処理操作を実装する。処理ユニット950は、以上により詳しく説明した機能および/または実施形態のうちの幾つかまたは全てを実装するように構成されてもよい。各処理ユニット950が、1つまたは複数の操作を実行するように構成されている任意の適切な処理デバイスまたはコンピューティングデバイスを含む。各処理ユニット950が、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイまたは特定用途向け集積回路を含み得る。
【0115】
各トランスミッタ952が、1つまたは複数のEDまたは他のデバイスに対する無線伝送または有線伝送用の信号を生成するための任意の適切な構造を持つ。各受信器954が、1つまたは複数のEDまたは他のデバイスから無線または有線で受信された信号を処理するための任意の適切な構造を持つ。別個のコンポーネントとして示されてはいるが、少なくとも1つのトランスミッタ952および少なくとも1つの受信器954が組み合わされてトランシーバになり得る。各アンテナ956が、無線信号または有線信号を伝送および/または受信するための任意の適切な構造を持つ。ここでは共通のアンテナ956がトランスミッタ952および受信器954の両方に結合されているものとして示されているが、1つまたは複数のアンテナ956が、トランスミッタ952に結合されてよく、1つまたは複数の別個のアンテナ956が、受信器954に結合されてよい。各メモリ958が、ED810と接続状態にある上記のもののような、任意の適切な揮発性記憶装置および/または不揮発性記憶装置ならびに検索デバイスを含む。メモリ958は、基地局870により使用、生成または収集された命令およびデータを記憶する。例えば、メモリ958は、上記の機能および/または実施形態のうちの幾つかまたは全てを実装するように構成され、かつ、処理ユニット950により実行される、ソフトウェア命令またはモジュールを記憶し得る。
【0116】
各入出力デバイス966によって、ネットワークにおけるユーザまたは他のデバイスとのインタラクションが可能になる。各入出力デバイス966が、ユーザに情報を提供するため、または、ユーザから情報を受信/提供するための、ネットワークインタフェース通信を含む任意の適切な構造を持つ。
【0117】
本開示は、制御チャネルのブラインド検出の状況における例を提供する。しかしながら、本開示は、ブラインド検出が使用される他の状況にも適用可能であり得る。例えば、エンコードされたブロックでエンコードされる伝送データは、UEに伝送される任意の情報であってよい。
【0118】
本明細書で説明する例は、UEIDに基づくUE固有凍結シーケンスを使用している。しかしながら、当該UE固有凍結シーケンスは、一意的にUE固有のものであり、かつ、エンコーダおよびデコーダの両方に知られている、任意のビットシーケンスであり得る。例えば、BSは、それぞれの関連付けられたUEに対して、例えば、初期の関連付けの時に、一意的なUE固有凍結シーケンスを割り当て得る。UE固有凍結シーケンスがUEIDに基づいていない場合は、UE固有凍結シーケンスが、BSおよび各UEのそれぞれのメモリに記憶されてよく、必要に応じて使用できるよう取り出されてよい。
【0119】
上述の通り、幾つかの例によると、UEIDは、UEIDの繰り返しに基づいてUE固有凍結シーケンスを生成するために使用される。例えば、(例えば、符号レートRが低いため、または、情報ビットの数Kが少ないために)UEIDのビット長より多くの凍結ビット位置がある場合は、例えば、凍結ビット位置の全てまたは相対的により多数の組を埋めるためにUEIDまたはその一部が(例えば、上記のリピータを用いて)繰り返されて、複数の異なるUEに固有の凍結シーケンス間の差分を大きくするのに役立ち得る。複数の異なる繰り返し方法が使用され得る。利用可能な凍結ビット位置の総数より短いビット長のビット[u、u…u]を持つUEIDの例を考慮されたい。幾つかの例によると、UEID(またはその一部)は、ブロックの繰り返し、例えば、[u、u…u、u、u…u、u…]を用いて、所望の数の利用可能な凍結ビット位置が全て埋められるまで繰り返され得る。幾つかの例によると、UEIDは、(ビット)インタリーブされた繰り返し、例えば、[u、u…u、u、u、u…u,…u,…u]を用いて、全てまたは所望の数の利用可能な凍結ビット位置が埋められるまで繰り返され得る。UEIDを繰り返すには他の可能性も存在する。
【0120】
幾つかの例によると、UEIDは、ある機能をUEIDに適用することによりUE固有凍結シーケンスを生成するために使用され得る。このように、CRCビットでマスクされるUEIDは、凍結ビットに配置されるUE固有凍結シーケンスとは異なり得る。UE固有凍結シーケンスを生成するために使用される機能の例としては、上述の通り、UEIDの繰り返しが挙げられる。幾つかの例によると、UEIDに基づいて疑似乱数2進シーケンス(PRBS)を生成するために、ある機能が使用され得る。PRBSは、使用される特定のUEIDに固有の2進シーケンスであり得る。UEIDからUE固有凍結シーケンスを生成する機能を使用すると、(例えば、当該機能がリピータである場合は)結果的に、UEID自体のビット長より長いUE固有凍結シーケンスがもたらされ得る。より長いUE固有凍結シーケンスを使用すると、複数の異なるUEに固有の凍結シーケンス間の符号化差分を大きくするのに役立ち得る。
【0121】
幾つかの例によると、凍結ビット位置は、その全てがUE固有凍結シーケンスを用いて埋められるわけではないかもしれない。すなわち、UE固有凍結シーケンスのビット長は、利用可能な凍結ビット位置の数より少ないかもしれない。UE固有凍結シーケンスは、利用可能な凍結ビット位置の、選択されるサブセットに配置され得る。当該サブセットは様々なやり方で選択され得る。例えば、凍結ビット位置の、選択されるサブセットは、UE固有凍結シーケンスの一部たりとも第1情報ビットの前には配置できないように、第1情報ビット位置の後に現れる凍結ビット位置のみを含むべく選択され得る。これによって、デコーダは、第1情報ビットの前の凍結ビットの処理を省略することができる。これによって、デコーダによる平均的なデコードエネルギーの節約が可能になるかもしれず、結果的に、より高いデコードエネルギー利得をもたらすことが可能になるかもしれない。幾つかの例によると、選択されるサブセットは、凍結ビット位置の信頼性に基づいて選択されてもよい。例えば、UE固有凍結シーケンスを配置するには、(例えば、信頼性シーケンスに基づいて)信頼性の最も高い凍結ビット位置が選択されてよく、これはデコーダにおける誤警報確率を上げるのに役立ち得る。幾つかの例によると、選択されるサブセットは、ハミング距離に基づいて選択されてもよい。例えば、UE固有凍結シーケンスを配置するには、ハミング距離が最も短い凍結ビット位置(例えば、Polar生成行列において行重みが最も小さい行(dmin))が選択され得る。
【0122】
例1では、エンコードする方法が提供される。当該方法は、Polar符号用のエンコーダを用いて、受信先ユーザ機器(UE)を対象としたコードワードを生成する段階と、当該コードワードを伝送する段階とを備え、当該エンコーダの入力ベクトルが、凍結ビット位置にUE固有凍結シーケンスを含み、更には、情報ビット位置に伝送用データを含み、当該UE固有凍結シーケンスは、当該受信先UEと関連付けられる。
【0123】
例2では、例1に記載の方法が提供される。ここで、UE固有凍結シーケンスは、受信先UEのUE識別子(UEID)に基づいている。
【0124】
例3では、例2に記載の方法が提供される。当該方法は更に、UEIDを繰り返すことによりUE固有凍結シーケンスを生成する段階を備える。
【0125】
例4では、例2に記載の方法が提供される。ここで、UEIDは、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)またはグループ識別子である。
【0126】
例5では、例1に記載の方法が提供される。ここで、伝送用データは制御情報を含む。
【0127】
例6では、例1に記載の方法が提供される。ここで、入力ベクトルは更に、伝送用データに付加される誤り検出符号を含み、誤り検出符号は、UEIDを用いてマスクされる。
【0128】
例7では、ブラインド検出の方法が提供される。当該方法は、複数のチャネル候補をスキャンする段階と、チャネル候補ごとに、ユーザ機器(UE)固有凍結シーケンスを用いて当該チャネル候補の第1デコードを実行すること、および、当該第1デコードが第1基準を満たすことができない任意のチャネル候補を棄却することにより、絞り込んだチャネル候補の組を生成する段階とを備える。
【0129】
例8では、例7に記載の方法が提供される。当該方法は、絞り込んだチャネル候補ごとに、絞り込んだチャネル候補の誤り検出符号支援デコードを実行する段階と、誤り検出符号支援デコード時の誤り検査に合格した、絞り込んだ所与のチャネル候補について、絞り込んだ所与のチャネル候補から伝送データをデコードする段階とを更に備える。
【0130】
例9では、例7に記載の方法が提供される。ここで、UE固有凍結シーケンスは、UE識別子(UEID)に基づいている。
【0131】
例10では、例9に記載の方法が提供される。ここで、UE固有凍結シーケンスは、UEIDの繰り返しを含む。
【0132】
例11では、例9に記載の方法が提供される。ここで、UEIDは、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)またはグループ識別子である。
【0133】
例12では、例7に記載の方法が提供される。ここで、絞り込んだ候補の組を生成する段階は更に、チャネル候補ごとに、基準凍結シーケンスを用いてチャネル候補の第2デコードを実行する段階と、第1デコードと第2デコードとを比較することにより、第1デコードが第1基準を満たしているかどうかを判断する段階とを備える。
【0134】
例13では、例12に記載の方法が提供される。当該比較は、第1デコード用の第1パスメトリックおよび第2デコード用の第2パスメトリックを計算すること、および、当該第1パスメトリックと当該第2パスメトリックとを比較することを含む。
【0135】
例14では、例13に記載の方法が提供される。第1基準は、第1パスメトリックが第2パスメトリックより小さいことを含む。
【0136】
例15では、例7に記載の方法が提供される。ここで、絞り込んだ候補の組を生成する段階は更に、チャネル候補のランキングメトリックを計算する段階と、当該ランキングメトリックに基づいて、絞り込んだ候補の組に対してチャネル候補を含めるまたは除外する段階とを備える。
【0137】
例16では、例15に記載の方法が提供される。ここで、ランキングメトリックは、第1デコードから取得されるパスメトリックの正規化である。
【0138】
例17では、例7に記載の方法が提供される。ここで、第1デコードは、誤り検出符号を用いないデコードにより実行される。
【0139】
例18では、プロセッサを備えるPolarエンコーダが提供される。当該プロセッサは、当該エンコーダに、Polar符号エンコードにより受信先ユーザ機器(UE)を対象としたコードワードを生成すること、および、当該コードワードを伝送のために提供することを行わせるように構成され、当該Polar符号エンコードの入力ベクトルが、凍結ビット位置にUE固有凍結シーケンスを含み、更には、情報ビット位置に伝送用データを含み、当該UE固有凍結シーケンスは、当該受信先UEと関連付けられる。
【0140】
例19では、例18に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、UE固有凍結シーケンスは、受信先UEのUE識別子(UEID)に基づいている。
【0141】
例20では、例19に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、プロセッサは更に、エンコーダに、UEIDを繰り返すことによりUE固有凍結シーケンスを生成させるように構成される。
【0142】
例21では、例19に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、UEIDは、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)またはグループ識別子である。
【0143】
例22では、例18に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、伝送用データは制御情報を含む。
【0144】
例23では、例18に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、入力ベクトルは更に、伝送用データに付加される誤り検出符号を含み、誤り検出符号は、UEIDを用いてマスクされる。
【0145】
例24では、プロセッサを備えるPolarデコーダが提供される。当該プロセッサは、デコーダに、複数のチャネル候補をスキャンすることと、チャネル候補ごとに、ユーザ機器(UE)固有凍結シーケンスを用いてチャネル候補の第1デコードを実行すること、および、第1デコードが第1基準を満たすことができない任意のチャネル候補を棄却することにより、絞り込んだチャネル候補の組を生成することとを行わせるように構成される。
【0146】
例25では、例24に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、プロセッサは更に、デコーダに、絞り込んだチャネル候補ごとに、絞り込んだチャネル候補の誤り検出符号支援デコードを実行すること、および、誤り検出符号支援デコード時の誤り検査に合格した、絞り込んだ所与のチャネル候補について、絞り込んだ所与のチャネル候補から伝送データをデコードすることを行わせるように構成される。
【0147】
例26では、例24に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、UE固有凍結シーケンスは、UE識別子(UEID)に基づいている。
【0148】
例27では、例26に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、UE固有凍結シーケンスは、UEIDの繰り返しを含む。
【0149】
例28では、例26に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、UEIDは、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)またはグループ識別子である。
【0150】
例29では、例24に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、プロセッサは更に、デコーダに、チャネル候補ごとに、基準凍結シーケンスを用いてチャネル候補の第2デコードを実行すること、および、第1デコードと第2デコードとを比較することにより第1デコードが第1基準を満たしているかどうかを判断することによって、絞り込んだ候補の組を生成させるように構成される。
【0151】
例30では、例29に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、プロセッサは更に、デコーダに、当該比較を、第1デコード用の第1パスメトリックおよび第2デコード用の第2パスメトリックを計算すること、および、当該第1パスメトリックと当該第2パスメトリックとを比較することにより実行させるように構成される。
【0152】
例31では、例30に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、第1基準は、第1パスメトリックが第2パスメトリックより小さいことを含む。
【0153】
例32では、例24に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、プロセッサは更に、デコーダに、チャネル候補のランキングメトリックを計算すること、および、当該ランキングメトリックに基づいて、絞り込んだ候補の組に対してチャネル候補を含めるまたは除外することを更に行うことにより、絞り込んだ候補の組を生成させるように構成される。
【0154】
例33では、例32に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、ランキングメトリックは、第1デコードから取得されるパスメトリックの正規化である。
【0155】
例34では、例24に記載のPolarエンコーダが提供される。ここで、第1デコードは、誤り検出符号を用いないデコードにより実行される。
【0156】
本開示は、一定の順序の段階を含む方法および工程について説明しているかもしれないが、必要に応じて、当該方法および当該工程の1つまたは複数の段階が省略または変更され得る。必要に応じて、1つまたは複数の段階が、説明されている以外の順序で行われ得る。
【0157】
本開示は少なくとも部分的に方法の観点から説明されているかもしれないが、当業者であれば、本開示が、ハードウェアコンポーネント、ソフトウェア、またはこれら2つの任意の組み合わせを介するにせよ、説明されている方法の態様および特徴のうちの少なくとも幾つかを実行するための様々なコンポーネントも対象にしていることを理解するであろう。従って、本開示の技術的解決手段は、ソフトウェア製品の形態で具現化され得る。適切なソフトウェア製品が、例えば、DVD、CD−ROM、USBフラッシュディスク、リムーバブルハードディスク、または他の記憶媒体を含む、予め記録された記憶デバイス、または、他の同様の不揮発性コンピュータ可読媒体もしくは非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。ソフトウェア製品は、処理デバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイス)が、本明細書で開示する方法の例を実行することを可能にする、有形的に記憶された命令を含む。
【0158】
本開示は、請求項の主題から逸脱することなく、他の特定の形態で具現化され得る。説明されている実施形態の例は、あらゆる点において、限定ではなく、単なる実例とみなされるべきである。上記の実施形態のうちの1つまたは複数から選択される特徴が組み合わされて、明示的には説明されていない代替的な実施形態を形成し得る。係る組み合わせに適切な特徴は、本開示の範囲内で理解される。
【0159】
開示されている範囲内の値および部分的範囲も全て開示される。また、本明細書で開示および図示するシステム、デバイスおよび工程は特定数の要素/コンポーネントを含み得るが、システム、デバイスおよびアセンブリは、係る要素/コンポーネントを更にまたはより少なく含むように修正され得る。例えば、開示されている要素/コンポーネントは何れも単数として言及され得るが、本明細書で開示する実施形態は、係る要素/コンポーネントを複数含むように修正され得る。本明細書で説明する主題は、技術の適切な変更を全て網羅および包含するよう意図している。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9A
図9B
【手続補正書】
【提出日】2019年3月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンコードする方法であって、前記方法は、
Polar符号用のエンコーダを用いて、受信先ユーザ機器(UE)を対象としたコードワードを生成する段階と、
前記コードワードを伝送する段階と
を備え、前記エンコーダの入力ベクトルが、凍結ビット位置にUE固有凍結シーケンスを含み、更には、情報ビット位置に伝送用データを含み、前記UE固有凍結シーケンスは、前記受信先UEと関連付けられる、方法。
【請求項2】
前記UE固有凍結シーケンスは、前記受信先UEのUE識別子(UEID)に基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ある機能を前記UEIDに適用することにより、前記UE固有凍結シーケンスを生成する段階を更に備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記機能は、前記UEIDに適用されるリピータ機能である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記UEIDは、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)またはグループ識別子である、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記伝送用データは、制御情報を含む、請求項1から5の何れか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記入力ベクトルは更に、前記伝送用データに付加される誤り検出符号を含み、前記誤り検出符号は、UEIDを用いてマスクされる、請求項1から6の何れか一項に記載の方法。
【請求項8】
ブラインド検出の方法であって、
複数のチャネル候補をスキャンする段階と、
チャネル候補ごとに、
ユーザ機器(UE)固有凍結シーケンスを用いて前記チャネル候補の第1デコードを実行すること、および、
前記第1デコードが第1基準を満たすことができない任意のチャネル候補を棄却すること
により、絞り込んだチャネル候補の組を生成する段階と
を備える方法。
【請求項9】
絞り込んだチャネル候補ごとに、前記絞り込んだチャネル候補の誤り検出符号支援デコードを実行する段階と、
前記誤り検出符号支援デコード時の誤り検査に合格した、絞り込んだ所与のチャネル候補について、前記絞り込んだ所与のチャネル候補から伝送データをデコードする段階と
を更に備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記絞り込んだチャネル候補の組を生成する段階は更に、チャネル候補ごとに、
基準凍結シーケンスを用いて前記チャネル候補の第2デコードを実行する段階と、
前記第1デコードと前記第2デコードとを比較することにより、前記第1デコードが前記第1基準を満たしているかどうかを判断する段階と
を備える、請求項8またはに記載の方法。
【請求項11】
前記比較は、前記第1デコード用の第1パスメトリックおよび前記第2デコード用の第2パスメトリックを計算すること、および、前記第1パスメトリックと前記第2パスメトリックとを比較することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1基準は、前記第1パスメトリックが前記第2パスメトリックより小さいことを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記絞り込んだチャネル候補の組を生成する段階は更に、
前記チャネル候補のランキングメトリックを計算する段階と、
前記ランキングメトリックに基づいて、前記絞り込んだチャネル候補の組に対して前記チャネル候補を含めるまたは除外する段階と
を備える、請求項8から12の何れか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記ランキングメトリックは、前記第1デコードから取得されるパスメトリックの正規化である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1デコードは、誤り検出符号を用いないデコードにより実行される、請求項8に記載の方法。
【請求項16】
プロセッサを備えるPolarエンコーダであって、前記プロセッサは、前記Polarエンコーダに、請求項1から7の何れか一項に記載の方法を実行させるように構成される、Polarエンコーダ。
【請求項17】
プロセッサを備えるPolarデコーダであって、前記プロセッサは、前記Polarデコーダに、請求項8から15の何れか一項に記載の方法を実行させるように構成される、Polarデコーダ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0108】
RAN820aおよび820bは、音声、データおよび他のサービスのような様々なサービスをED810aから810cに提供すべく、コアネットワーク830と通信状態にある。RAN820aおよび820bならびに/またはコアネットワーク830は、1つまたは複数の他のRAN(不図示)と直接的または間接的に通信状態にあり得る。当該1つまたは複数の他のRANは、コアネットワーク830により直接供給されてもされなくてもよく、RAN820a、RAN820b、またはその両方と同じ無線アクセス技術を利用してもしなくてもよい。コアネットワーク830は、(i)RAN820aおよび820b、または、ED810aから810c、またはその両方と(ii)他のネットワーク(PSTN840、インターネット850、およびその他のネットワーク860など)との間のゲートウェイへのアクセスとして機能してもよい。加えて、ED810aから810cのうちの幾つかまたは全てが、複数の異なる無線技術および/またはプロトコルを用いた複数の異なる無線リンクを介して、複数の異なる無線ネットワークと通信するための機能を含み得る。無線通信の代わりに(またはそれに加えて)、ED810aから810cは、有線通信チャネルを介してサービスプロバイダまたはサービススイッチ(不図示)、およびインターネット850に通信し得る。PSTN840は、基本電話サービス(POTS)を提供するための回線交換電話網を含み得る。インターネット850は、コンピュータまたはサブネット(イントラネット)またはその両方のネットワークを含んでよく、IP、TCP、UDPのようなプロトコルを組み込んでよい。ED810aから810cは、複数の無線アクセス技術に従って操作できるマルチモードのデバイスであってよく、そのようなものをサポートするために必要なトランシーバを複数組み込んでよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0116
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0116】
各入出力デバイス966によって、ネットワークにおけるユーザまたは他のデバイスとのインタラクションが可能になる。各入出力デバイス966が、ユーザに情報を提供するため、または、ユーザから情報を受するための、ネットワークインタフェース通信を含む任意の適切な構造を持つ。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0119】
上述の通り、幾つかの例によると、UEIDは、UEIDの繰り返しに基づいてUE固有凍結シーケンスを生成するために使用される。例えば、(例えば、符号レートRが低いため、または、情報ビットの数Kが少ないために)UEIDのビット長より多くの凍結ビット位置がある場合は、例えば相対的により多数の組の凍結ビット位置全て埋めるためにUEIDまたはその一部が(例えば、上記のリピータを用いて)繰り返されて、複数の異なるUEに固有の凍結シーケンス間の差分を大きくするのに役立ち得る。複数の異なる繰り返し方法が使用され得る。利用可能な凍結ビット位置の総数より短いビット長のビット[u、u…u]を持つUEIDの例を考慮されたい。幾つかの例によると、UEID(またはその一部)は、ブロックの繰り返し、例えば、[u、u…u、u、u…u、u…]を用いて、所望の数の利用可能な凍結ビット位置が全て埋められるまで繰り返され得る。幾つかの例によると、UEIDは、(ビット)インタリーブされた繰り返し、例えば、[u、u…u、u、u、u…u,…u,…u]を用いて所望の数の利用可能な凍結ビット位置が全て埋められるまで繰り返され得る。UEIDを繰り返すには他の可能性も存在する。
(項目1)
エンコードする方法であって、上記方法は、
Polar符号用のエンコーダを用いて、受信先ユーザ機器(UE)を対象としたコードワードを生成する段階と、
上記コードワードを伝送する段階と
を備え、上記エンコーダの入力ベクトルが、凍結ビット位置にUE固有凍結シーケンスを含み、更には、情報ビット位置に伝送用データを含み、上記UE固有凍結シーケンスは、上記受信先UEと関連付けられる、方法。
(項目2)
上記UE固有凍結シーケンスは、上記受信先UEのUE識別子(UEID)に基づいている、請求項1に記載の方法。
(項目3)
ある機能を上記UEIDに適用することにより、上記UE固有凍結シーケンスを生成する段階を更に備える、請求項2に記載の方法。
(項目4)
上記機能は、上記UEIDに適用されるリピータ機能である、請求項3に記載の方法。
(項目5)
上記UEIDは、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)またはグループ識別子である、請求項2に記載の方法。
(項目6)
上記伝送用データは、制御情報を含む、請求項1から5の何れか一項に記載の方法。
(項目7)
上記入力ベクトルは更に、上記伝送用データに付加される誤り検出符号を含み、上記誤り検出符号は、UEIDを用いてマスクされる、請求項1から6の何れか一項に記載の方法。
(項目8)
ブラインド検出の方法であって、
複数のチャネル候補をスキャンする段階と、
チャネル候補ごとに、
ユーザ機器(UE)固有凍結シーケンスを用いて上記チャネル候補の第1デコードを実行すること、および、
上記第1デコードが第1基準を満たすことができない任意のチャネル候補を棄却すること
により、絞り込んだチャネル候補の組を生成する段階と
を備える方法。
(項目9)
絞り込んだチャネル候補ごとに、上記絞り込んだチャネル候補の誤り検出符号支援デコードを実行する段階と、
上記誤り検出符号支援デコード時の誤り検査に合格した、絞り込んだ所与のチャネル候補について、上記絞り込んだ所与のチャネル候補から伝送データをデコードする段階と
を更に備える、請求項8に記載の方法。
(項目10)
上記絞り込んだ候補の組を生成する段階は更に、チャネル候補ごとに、
基準凍結シーケンスを用いて上記チャネル候補の第2デコードを実行する段階と、
上記第1デコードと上記第2デコードとを比較することにより、上記第1デコードが上記第1基準を満たしているかどうかを判断する段階と
を備える、請求項8または9の何れか一項に記載の方法。
(項目11)
上記比較は、上記第1デコード用の第1パスメトリックおよび上記第2デコード用の第2パスメトリックを計算すること、および、上記第1パスメトリックと上記第2パスメトリックとを比較することを含む、請求項10に記載の方法。
(項目12)
上記第1基準は、上記第1パスメトリックが上記第2パスメトリックより小さいことを含む、請求項11に記載の方法。
(項目13)
上記絞り込んだ候補の組を生成する段階は更に、
上記チャネル候補のランキングメトリックを計算する段階と、
上記ランキングメトリックに基づいて、上記絞り込んだ候補の組に対して上記チャネル候補を含めるまたは除外する段階と
を備える、請求項8から12の何れか一項に記載の方法。
(項目14)
上記ランキングメトリックは、上記第1デコードから取得されるパスメトリックの正規化である、請求項13に記載の方法。
(項目15)
上記第1デコードは、誤り検出符号を用いないデコードにより実行される、請求項8に記載の方法。
(項目16)
プロセッサを備えるPolarエンコーダであって、上記プロセッサは、上記エンコーダに、
Polar符号エンコードにより受信先ユーザ機器(UE)を対象としたコードワードを生成すること、および、
上記コードワードを伝送のために提供すること
を行わせるように構成され、上記Polar符号エンコードの入力ベクトルが、凍結ビット位置にUE固有凍結シーケンスを含み、更には、情報ビット位置に伝送用データを含み、上記UE固有凍結シーケンスは、上記受信先UEと関連付けられる、Polarエンコーダ。
(項目17)
上記UE固有凍結シーケンスは、上記受信先UEのUE識別子(UEID)に基づいている、請求項16に記載のPolarエンコーダ。
(項目18)
上記プロセッサは更に、上記エンコーダに、ある機能を上記UEIDに適用することにより上記UE固有凍結シーケンスを生成させるように構成される、請求項17に記載のPolarエンコーダ。
(項目19)
上記機能は、上記UEIDに適用されるリピータ機能である、請求項18に記載のPolarエンコーダ。
(項目20)
上記UEIDは、無線ネットワーク仮識別子(RNTI)またはグループ識別子である、請求項17に記載のPolarエンコーダ。
(項目21)
上記伝送用データは、制御情報を含む、請求項16から20の何れか一項に記載のPolarエンコーダ。
(項目22)
上記入力ベクトルは更に、上記伝送用データに付加される誤り検出符号を含み、上記誤り検出符号は、UEIDを用いてマスクされる、請求項16から21の何れか一項に記載のPolarエンコーダ。
【国際調査報告】