特表2019-527456(P2019-527456A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表2019-527456(P2019-527456A)
(43)【公表日】2019年9月26日
(54)【発明の名称】照明制御
(51)【国際特許分類】
   H05B 37/02 20060101AFI20190830BHJP
【FI】
   H05B37/02 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2019-501605(P2019-501605)
(86)(22)【出願日】2017年7月5日
(11)【特許番号】特許第6568668号(P6568668)
(45)【特許公報発行日】2019年8月28日
(85)【翻訳文提出日】2019年3月11日
(86)【国際出願番号】EP2017066798
(87)【国際公開番号】WO2018011036
(87)【国際公開日】20180118
(31)【優先権主張番号】16179410.2
(32)【優先日】2016年7月14日
(33)【優先権主張国】EP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
2.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】516043960
【氏名又は名称】シグニファイ ホールディング ビー ヴィ
(74)【代理人】
【識別番号】100163821
【弁理士】
【氏名又は名称】柴田 沙希子
(72)【発明者】
【氏名】ローゼンダール レーンダート テウニス
(72)【発明者】
【氏名】メールベーク ベレント ヴィレム
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273PA07
3K273PA09
3K273QA29
3K273QA30
3K273RA02
3K273RA05
3K273RA08
3K273RA12
3K273RA13
3K273RA15
3K273RA16
3K273SA02
3K273SA04
3K273SA05
3K273SA11
3K273SA23
3K273SA37
3K273SA46
3K273SA57
3K273SA60
3K273TA03
3K273TA04
3K273TA05
3K273TA14
3K273TA15
3K273TA16
3K273TA17
3K273TA27
3K273TA28
3K273TA48
3K273TA49
3K273TA52
3K273TA54
3K273TA57
3K273TA62
3K273TA63
3K273TA70
3K273UA13
3K273UA15
3K273UA17
3K273UA19
3K273UA22
3K273UA24
3K273VA01
(57)【要約】
メモリが以前の照明設定を記憶する照明システムにおいて照明設定を制御するための方法及び装置。トリガイベントによってもたらされる、照明設定の変更は、アンドゥ機能を提供する、修正ユーザ入力によって、メモリに記憶されている設定に戻るよう、逆転されることができる。トリガイベントによってもたらされる初期変更は、モーションセンサ若しくは周囲光センサ等のセンサによって、又は例えばクロックによって提供される情報に応答する、ユーザ入力なしの自動化された変更であってもよい。照明設定の変更と修正入力との間の期間が決定されてもよく、第1の照明設定をリストアすることは、前記修正入力が第1の照明設定から第2の照明設定への変更からの設定期間内に受信されることに依存してもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空間の照明を提供するための1つ以上の照明デバイスを制御するためのコントローラと、
前記1つ以上の照明デバイスに対する少なくとも第1の照明設定を記憶するためのメモリと、
を備える、照明制御システムであって、
前記コントローラは、検出されたトリガイベントに応答して前記第1の照明設定から第2の照明設定への自動変更をもたらすよう構成され、前記コントローラはさらに、修正ユーザ入力に応答して、前記メモリに記憶されている、前記第1の照明設定をリストアするよう構成され、
前記コントローラは、前記修正ユーザ入力が、前記第1の照明設定から前記第2の照明設定への変更から設定期間内に受信された場合にのみ、前記修正ユーザ入力に応答して前記第1の照明設定をリストアするよう構成される、システム。
【請求項2】
第1の設定から第2の設定への変更は、ユーザ入力なしにトリガされる、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記期間の長さは、前記トリガイベント、前記第1の照明設定、前記第2の照明設定、時刻及び/又は日付、並びに前記修正ユーザ入力の様式のうちの少なくとも1つに応じて設定される、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
当該システムは、前記修正ユーザ入力を受け入れるよう構成されるユーザ入力インターフェースを含み、前記コントローラは、前記自動変更からの前記期間中の、前記ユーザ入力インターフェースへの所与の入力に応答して前記第1の照明設定をリストアするよう構成され、前記コントローラは、前記設定期間外で、前記所与の入力に応答して異なる照明制御機能を実行するよう構成される、請求項1、2又は3に記載のシステム。
【請求項5】
前記修正ユーザ入力は、前記1つ以上の照明デバイスのスイッチを介した入力である、請求項1乃至4の何れか一項に記載のシステム。
【請求項6】
前記コントローラは、修正ユーザ入力を登録し、登録された修正ユーザ入力に基づいて、前記照明設定を変更するためのトリガイベントに対する応答を更新するよう構成される、請求項1乃至5の何れか一項に記載のシステム。
【請求項7】
当該システムは、前記トリガイベントに対する応答に対する更新を示す出力をユーザに提供するよう構成され、該更新を受け入れるか否かを入力するようユーザに促す、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
空間の照明を提供するための1つ以上の照明デバイスを含む照明システムを制御する方法であって、
トリガイベントを検出し、前記トリガイベントに応答して前記1つ以上の照明デバイスを第1の照明設定から第2の照明設定に自動的に切換えるステップと、
修正ユーザ入力を検出するステップと、
前記トリガイベントと前記修正ユーザ入力との間の期間を決定するステップと、
前記期間が所定の閾値以下であると判定された場合、前記修正ユーザ入力に応答して前記第1の照明設定をリストアするステップと、
を含む、方法。
【請求項9】
第1の設定から第2の設定への変更は、ユーザ入力なしにトリガされる、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
請求項1に記載の照明制御システムの前記コントローラによって実行された場合、前記コントローラに請求項8又は9に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、照明システムにおける制御及び照明情報の記憶に関する。
【背景技術】
【0002】
「コネクテッドライティング(Connected lighting)」は、伝統的な有線、電気的オンオフ又は調光回路によって制御されるものではなく(又は制御されるだけでなく)、デジタル通信プロトコルを使用する有線ネットワーク又はより多くは無線ネットワークを介して制御される照明器具のシステムを指す。典型的には、複数の照明器具の各々、ましては照明器具内の個々のランプが、各々、ZigBee、Wi-Fi又はBluetooth等の無線ネットワークプロトコルに従って照明制御デバイスから照明制御コマンドを受信するため(また場合によっては、無線ネットワークプロトコルを使用して照明制御デバイスにステータスレポートを送信するため)の無線受信機又は送受信機を備えてもよい。
【0003】
照明器具は、輝度又は色等の個別に制御可能なパラメータを有し得、1つ以上の照明器具が、望ましいように部屋等の領域又は空間を照らすための全体配光又はシーンを作成するために協調的にグループでまとめて制御されてもよい。異なる照明器具及び/又は照明器具の異なる設定の組合せは、所望に応じて、領域又は空間の異なる全体照明を達成することができる。
【0004】
所望の照明を達成するために、個々の照明器具、又は各照明器具に対する個々の設定さえも制御する必要があるよりもむしろ、所望の配光又はシーンに対応して設定のグループがまとめて記憶されることが通常好ましい。例えば、「朝」のシーン、又は「リラックス」のシーンが作成されることができ、多数の照明オプションがすぐに利用可能になることが理解されよう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
エンドユーザの管理可能性(manageability)及び利便性を向上させるために、自動化又は半自動化が、上述のようなコネクテッド照明システム等の照明システムにおける照明を制御するためにますます採用されている。ルーチン及びスケジュールは学習されプログラムされることができ、センサ及び他の入力は、ユーザの欲求及びニーズを予測し、照明を該ユーザの欲求及びニーズに適応させるよう貢献する。しかしながら、ユーザの照明ニーズを常に正しく予期することは困難であり、場合によっては、照明システムは、ユーザにとって望ましくないシーンの設定に変わる可能性がある。システムの決定は限られた条件のセットに基づいて行われ、システムは、大抵正しい判断を下し得るが、場合によってはユーザの知覚(perception)の点で「誤る(wrong)」可能性がある。
【0006】
改善された照明制御を提供することが望ましいであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様によれば、空間の照明を提供するための1つ以上の照明デバイス(204、404、504)を制御するためのコントローラと、前記1つ以上の照明デバイスに対する少なくとも第1の照明設定を記憶するためのメモリとを備える、照明制御システムであって、コントローラは、検出されたトリガイベントに応答して第1の照明設定から第2の照明設定への自動変更をもたらすよう構成され、コントローラはさらに、修正ユーザ入力(corrective user input)に応答して、メモリに記憶されている、第1の照明設定をリストアする(restore)よう構成される、システムが提供される。
【0008】
このようにして、ユーザは、「誤った」設定が発生した場合に、迅速且つ容易に以前の照明設定に戻ることができる。ユーザは、照明制御の標準的な制御プロセス又は方法を使用して不所望の設定から変更する必要はなく、いずれにせよ不所望の現在の設定に直接先行する設定への直接ショートカットを有する。これは、とりわけ、第1の設定から第2の設定への変更がユーザ入力なしでトリガされる場合に有用である。これは、専用の照明ユーザインターフェース又はスイッチ又は壁パネルへの入力等、照明設定を変更することを意図した特定の命令がユーザによって入力されていない場合を指す。モーションセンサを通り過ぎて歩く、又は(トリガイベントにリンクされ得る)Facebookのメッセージを投稿する等のアクションには、必ずユーザが関与するが、専用のユーザ入力としては見なされない。斯かるトリガはより予想外の可能性が高く、それゆえ、斯様に自動化された変更を元に戻すオプションは実施形態において有利である。
【0009】
一実施形態では、以前の設定に戻す修正(correction)にタイムリミットが課されてもよい。したがって、コントローラは、修正ユーザ入力が、第1の照明設定から第2の照明設定への変更から設定期間(set time period)内になされる又は受信される場合にのみ、第1の照明設定をリストアするよう構成されてもよい。典型的には、変更を「アンドゥする(undo)」ための修正入力は、斯かる変更の直後に供される。例えば、約5秒、10秒又は30秒の期間が、ユーザにとって、変化が望ましくない又は不適切であると認識し、入力を提供できるようにするために適切であり得る。これにより、ずいぶん前の設定に誤って戻ることを防ぐことができる。
【0010】
一実施形態では、期間の長さは変動してもよく、異なるタイプのトリガイベント、照明設定、及び修正ユーザ入力の様式(manner)について同じである必要はない。例えば、動きセンサによってトリガされた変更は、そのようなシナリオではユーザが壁スイッチ又はパネルに素早く又は容易にアクセスすることができるという仮定に基づいて、アンドゥアクションのためのより短い期間を有してもよいが、クロック(clock)ベースのトリガは、例えばユーザが着席している間に変更が発生する可能性があるため、より長い期間を許容してもよい。音声コマンドの形態の修正入力は、迅速に提供され得るので、短期間しか受け入れ可能でなくてもよいが、壁スイッチへの修正入力は、ユーザが壁スイッチにたどりつく時間を許容するために、長期間受け入れ可能であってもよい。時刻及び/又は日付が期間に影響を与えてもよく、例えば、夜間は、スマートフォンを見つけるために日中よりも長い時間が必要であることが想定される。他のシステム入力及び状態知識、例えば、部屋若しくは領域内の特定の個人の存在、又はある期間中の照明イベントの数等も、1つ以上の期間を決定するために用いられてもよい
【0011】
一実施形態では、修正ユーザ入力を受け入れるよう構成されるユーザ入力インターフェースは、照明設定の自動変更に続く期間に再割当てされる機能を有することができる。すなわち、コントローラは、変更に続く一定期間の間、ユーザ入力インターフェースへの所与の入力に応答して第1の照明設定をリストアするよう構成されるが、前記設定期間外の前記ユーザインターフェースへの同じ入力に応答して異なる照明制御機能を実行するよう構成されることができる。
【0012】
1つ以上のインターフェースの機能、ゆえに、例えば壁スイッチ若しくは壁パネル、又は照明デバイスに取付けられている若しくは割当てられているスイッチ等の、前記インターフェースを介して機能する、又は前記インターフェースとして機能するユーザ入力デバイスの機能は、照明設定の変更に応答して変更されることができる。斯かるデバイスは、通常は1つの機能を実行してもよいが、照明の変更に続いて一時的に「アンドゥ」機能を実行してもよい。したがって、特定の実施形態では、専用のアンドゥ入力又はインターフェースは必要とされず、他のインターフェースが、変更に続く設定された継続時間にわたって別の目的で利用され得る。例としては、異なる機能を有する入力デバイスが全て、アンドゥ機能を実行するために切換えられてもよく、又はサブセットのみが切換えられてもよい。機能が切換えられる期間は、デバイス又は入力間で変動してもよい。
【0013】
上記のように、修正ユーザ入力は、システムによって制御される1つ以上の照明デバイスへの入力であり得る。これは、卓上ランプ等のデバイスのスイッチ、又はタッチセンシティブデバイスの場合にはランプへのタップであってもよい。
【0014】
一実施形態では、コントローラは、修正ユーザ入力を登録し、登録された修正ユーザ入力に基づいて、前記照明設定を変更するためのトリガイベントに対する応答を更新するよう構成される。
【0015】
このようにして、システムは、将来的に照明デバイスをより良く制御するために、修正入力から学習することができる。例えば、センサ入力又はクロック等のトリガに応答して、システムを自動化するための制御アルゴリズム及び/又は設定が更新され得る。斯かる更新は自動的に行われてもよいが、システムは、可能な更新又は提案される更新を示す出力をユーザに提供し、前記更新を受け入れるか否かを入力するようユーザに促してもよい。
【0016】
一実施形態では、システムは、修正入力を供するユーザの場所を決定するよう構成され、修正入力に対する応答は、ユーザの場所に依存する。
【0017】
本発明のさらなる態様によれば、空間の照明を提供するための1つ以上の照明デバイスを含む照明システムを制御する方法であって、トリガイベントを検出し、前記トリガイベントに応答して前記1つ以上の照明デバイスを第1の照明設定から第2の照明設定に自動的に切換えるステップと、修正ユーザ入力を検出するステップと、前記修正ユーザ入力に応答して前記第1の照明設定をリストアするステップとを含む、方法が提供される。
【0018】
好ましくは、第1の設定から第2の設定への変更は、ユーザ入力なしにトリガされ、例えば、センサ又はクロック入力に基づいて自動変更がトリガされる。
【0019】
一実施形態では、当該方法はさらに、前記第1の照明設定をメモリに記憶するステップを含む。
【0020】
一実施形態では、当該方法はさらに、前記トリガイベントと前記修正ユーザ入力との間の期間を決定するステップを含み、前記期間が所定の閾値以下であると判定された場合、前記第1の照明設定をリストアするステップが実行される。
【0021】
当該方法はさらに、前記修正ユーザ入力に対応するようにユーザインターフェースの機能を再割当てするステップを含んでもよい。言い換えれば、壁スイッチ、又は(光源をオン/オフする、又は特定の照明設定を呼出す等の)通常は1つの機能を実行する卓上ランプ等の照明器具へのスイッチ若しくは入力等のユーザインターフェースが、一時的に「アンドゥ」入力又は機能として作用するよう変更される機能を持つことができる。これは、スマートフォン等のコントローラとして機能するモバイルユーザデバイスに関連付けられたユーザインターフェースにも当てはまり得る。電話を振ること、又はスワイプ移動等の入力は、関連付けられたデフォルト機能を有してもよいが、第1の設定から第2の設定への変更の直後の期間はアンドゥ機能を提供するよう機能してもよい。再割当ては、前記1つ以上の照明デバイスを前記第2の照明設定に切換える時点から設定された継続時間の間に起こり得る。ユーザインターフェースの以前の又は元々の機能は、設定された継続時間の終了後にリストアされることができる。
【0022】
本発明はまた、本願明細書に記載の方法のいずれかを実行するための、及び/又は本願明細書に記載の装置の特徴のいずれかを具現化するためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラム製品、並びに、本願明細書に記載の方法のいずれかを実行するための、及び/又は本願明細書に記載の装置の特徴のいずれかを具現化するためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読媒体を提供する。
【0023】
本発明は、添付の図面を参照して本願明細書で実質的に述べられている方法、装置及び/又は使用に及ぶ。
【0024】
本発明のある態様における任意の特徴は、任意の適切な組み合わせで、本発明の他の態様に適用されてもよい。とりわけ、方法態様の特徴は装置態様に適用されてもよく、その逆も同様である。
【0025】
さらに、ハードウェアで実施される特徴は一般にソフトウェアで実施されてもよく、その逆も同様である。本願明細書におけるソフトウェア及びハードウェアの特徴への言及はこれに応じて解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本発明の好ましい特徴が、添付の図面を参照して、純粋に例として述べられる。
図1】照明システム設備の一例を示す。
図2】照明システムを概略的に示す。
図3】例示的なシーンに対する照明設定を表すデータを示す。
図4】照明設定を修正するための例示的なシステムの機能構成を示す。
図5】照明設定を修正するための例示的なシステムの代替的な構成を示す。
図6】以前の設定を記憶し、以前の設定に戻るためのプロセスの一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1は、環境102、例えば、部屋等の屋内空間、又はガーデン若しくは公園等の屋外空間、又はガゼボ等の部分的に覆われた空間、又は車両の内部等の1人又は複数の人々によって占有され得る他の任意の空間に設置される又は配置される照明システムを示す。照明システムは、1つ又は典型的には複数の照明器具104を含み、各照明器具は、1つ以上のランプ(照明放出エレメント)並びに任意の関連するハウジング、ソケット及び/又は支持体を含む。LEDが照明放出エレメントとして用いられてもよいが、白熱灯、例えば、ハロゲンランプ等の他の代替物が用いられてもよい。照明器具104は、ユーザによって占有可能な環境102を照らすのに適したスケールで照明を発する照明デバイスである。例えば、照明器具104は、スポットライト若しくはウォールウォッシャー等の天井取付け型照明器具、壁掛け型照明器具、又は例えばフロアランプ若しくは卓上ランプ等の自立型照明器具であり得る(各々が必ずしも同じタイプのものである必要はない)。
【0028】
ユーザは、壁パネル106等のユーザ端末を介して照明システムを制御することができる。代替的又は追加的に、ユーザが照明システムを制御することを可能にするために、モバイルユーザ端末108が設けられてもよい。これは、典型的には、アプリケーション又は「アプリ」を実行する、スマートフォン、腕時計、タブレット等の形態である。ユーザ端末は、ユーザ(例えば、環境102内に存在する、又はモバイル端末の場合には遠隔に位置するユーザ)がユーザ入力を照明制御アプリケーションに供することを可能にするよう構成されるタッチスクリーン又はポイントアンドクリックインターフェース等のユーザインターフェースを含む。ユーザはまた、卓上ランプの場合等、照明器具と直接インターフェースすることによって個々の照明器具、又はコネクテッド照明器具のシステムを制御することができてもよい。
【0029】
図2を参照すると、照明システムの一例が概略的に示されている。ユーザ端末206は、無線ルータ、アクセスポイント、又は照明ブリッジ等の中間デバイス210を介して照明器具204に接続する。ユーザ端末206は、例えば、図1の壁パネル106であってもよく、中間デバイスは、壁パネルに統合されてもよく、又は別個のデバイスとして提供されてもよい。ユーザ端末208は、図1の端末108等のモバイルユーザ端末であり、デバイス210を介して照明器具に接続されてもよいが、追加的又は代替的に、中間デバイスなしで直接照明器具に接続されてもよい。デバイス間の接続は、DMX又はイーサネット(登録商標)等のプロトコルを使用して有線であってもよく、又は例えばZigBee、Wi−Fi又はBluetooth等のネットワークプロトコルを使用して無線であってもよい。照明器具は、デバイス210を介してのみ、ユーザ端末からのみ直接、又はその両方からアクセス可能であってもよい。
【0030】
例えば、ユーザ端末206は、Wi−Fi等の第1の無線アクセス技術を介して中間デバイス210に接続してもよく、一方、デバイス210は、ZigBee等の第2の無線アクセス技術を介して照明器具204に接続してもよい。この場合、中間デバイス210は、照明制御コマンドをあるプロトコルから別のプロトコルに変換する。
【0031】
デバイス210並びにユーザ端末206及び208は、破線で概略的に示され212とラベル付けされた機能グループを含む。この機能グループはさらに、例えばネットワーク又はインターネットの一部であってもよい、ストレージデバイス又はサーバ214に接続されてもよい。グループ212の各要素は、メモリを含んでもよく、又はストレージデバイス若しくはサーバ214によって提供されてもよいストレージ機能へのアクセスを有してもよい。照明器具204、又は少なくともいくつかの照明器具204もメモリを含む。
【0032】
この構成により、ユーザ端末206又は208のユーザインターフェースでのユーザコマンドの入力、及び照明を変更する(例えば、指定されたシーンを呼出す(recall))ための適切な照明器具への対応する制御信号の送信が可能になる。
【0033】
照明設定は、照明器具のパラメータ設定を個々に調整又はプログラミングすることによりユーザによって作成されることができる。例えば、ユーザは、おそらくは壁パネル106での入力を介して、又はランプ104等の特定の照明器具上のコントロールを用いて、室内の1つ以上の照明器具を手動で調整することができる。ユーザが全体的な効果に満足するまで、輝度及び/又は色の値が変えられ得る。その後、ユーザは、現在の設定を保存するようにユーザ端末に命令を入力することができ、典型的には、作成されたシーンに名前又はIDを割り当てる。照明設定は、例えばインターネット等の外部ソースから得られてもよい。
【0034】
システム付近の環境条件について収集された情報によって、照明は制御され得、又は制御が増強され得る。例えば、周囲光レベルは、照明器具の出力を自動的に調整するため、又は特定の設定をプログラムするために使用されることができる。所定の設定若しくは値、又は斯かる設定の組み合わせに基づいて照明出力を制御するために、時刻及び1人又は複数の人が存在するかどうかに関する情報が用いられてもよく、場合によっては当該人の識別情報(identify)も用いられてもよい。斯かる環境条件又は情報は、照明器具204の出力を制御する際に少なくともある程度の自動化を可能にするために、端末206若しくは208、及び/又はデバイス210によって用いられることができる。所望であれば、設定の自動制御は、手動入力により増強又は上書きされることができる。
【0035】
一実施形態では、センサ又はセンサインターフェース216は、入力又は感知された環境情報の情報を機能グループ212の1つ以上の要素に供する。例えば、センサは、光センサ、PIRセンサ、及び/又はRFIDセンサを含み得る。現在時刻を供するためのクロック入力も供され得る。斯かるセンサは、図1の環境102内又は周囲に配置されることができ、例えば壁又は天井に取り付けられ得る。一実施形態では、センサは、任意の照明器具104に一体化されてもよい。追加的又は代替的に、端末206若しくは208、又はデバイス210は、とりわけ例えばスマートフォンの形態のモバイル端末の場合、斯かる情報を提供するためセンサを含んでもよい。
【0036】
図3は、所与のシーンに対する照明設定を表すデータを示す。
【0037】
データは、所与のシーンに対する異なる照明に対応するパラメータ値を示す。この例では、照明システムは、5つの個別にアドレス指定可能な照明器具を含んでいるが、特定のシーン、例えば、シーンXは、番号1、2、4の3つの照明器具しか必要としない。これらの照明器具の各々について、輝度値及び色値が供される。効果値は、含められ得るが、この例では用いられない、可能なさらなるパラメータの一例である。照明器具3及び5は使用されず、それゆえ、このシーンに対して、これらの照明器具のパラメータ値は含まれていない。
【0038】
ここでは単純化した例として輝度及び色の単一の数値が与えられているが、異なる実施形態では、パラメータを表すために異なる値又は値の組み合わせを使用してもよいことが理解されるであろう。例えば、色は、RGB又はL*a*b*色空間の3つの値で表されてもよい。
【0039】
例えば、使用のために設定を呼び出すための典型的なユーザ操作の一例では、ユーザは、モバイルユーザ端末108として機能するスマートフォン上で可能な設定のリストを見ることができる。スマートフォン上のタッチスクリーンインターフェースを使用して、ユーザは、名前又はIDによって識別される特定の設定又はシーンをスクロールして選択することができる。
【0040】
図4は、例示的な半自動化された照明制御システムの機能構成を示す。
【0041】
コントローラ402は、照明トリガ(light trigger)406及び(以下でより詳細に説明される)修正入力(corrective input)408等の入力を受け、斯かる入力に応答して照明器具404の出力を制御する。メモリ410は、直前の照明設定、又は照明の各変化の前のシステムの各照明器具404の光出力状態を等価的に記憶する。これは、「n−1」設定と称されてもよく、現在の設定は「n」設定である。これは、例えば、事前定義され、識別され、記憶されたシーンに対応してもよいが、それに代えて、ユーザによってなされた個々の変更の結果であってもよい。例えば、記憶されたシーンが呼出された場合、ユーザは、該シーンに使用される1つ以上の照明器具の1つ以上のパラメータを個別に調整してもよい。ユーザは、シーンに含まれない追加の照明器具をオンにすること、及び/又はシーンに以前に含まれていた照明器具をオフにしてもよい。これらの変更は、識別子又は名前と共に(まだ)記憶されていない、「カスタム」照明パターンをもたらす。
【0042】
「現在の」設定が変更されると、メモリ410は、LIFO(Last in First Out)のスタック型構成において以前の現在の設定であったものを格納する。スタックは、1つの深さ、すなわち、唯一のn−1設定を保存し、設定の各変更においてこの設定を上書きするものであってもよいが、n−2設定、n−3設定等の2つ以上の設定を保存してもよい。スタックが満たされると、最も古い設定(又は複数の設定)が最初に上書きされる。
【0043】
メモリ410は、特定の記憶されるシーンのための、図3に示されるデータ等のデータを記憶するために用いられる、より大きなメモリ内の特定のメモリ位置又はアドレスであってもよい。しかしながら、メモリ410は、別個の専用のメモリであってもよい。
【0044】
メモリ410は、各照明器具の実際の照明設定(輝度、色等)を記憶してもよく、照明器具に供される制御信号又は命令(シーン名若しくはID、又は輝度等のパラメータを増減する命令等)を記憶してもよい。
【0045】
コントローラは、現在の照明設定を変更するための入力である、照明トリガに応答する。以下により詳細に述べられるように、照明トリガは広範囲の形態をとることができるが、典型的には、自動化制御412及びユーザ制御414のいずれか又は両方に基づくであろう。
【0046】
ユーザ制御は、実質的に通常の方法で、壁パネル、モバイルユーザ端末、又は照明器具のスイッチ若しくはインターフェース等のシステムによって提供される手段のいずれかによる、照明設定を変更するためのユーザによる入力である。斯かるユーザ入力は、意図的であるか偶然であり得る。
【0047】
自動化制御は、非ユーザ始動の照明設定の変更を指す。自動化制御は、照明システム、又は該照明システムが照らす空間の近くに配置されてもよい、光センサ、モーションセンサ、温度センサ、存在センサ等のセンサの出力に起因してもよい。
【0048】
例えば、光センサは、夜間、昼間、直射日光、曇り等、周囲の光条件に関するデータを提供することができ、照明トリガは、例えば、暗い条件では照度を上げたり、明るい条件では照度を下げたりすることをもたらし得る。モーションセンサ又はPIRセンサは、例えば、人の存在又は動きを監視することができ、動きの検出が、1つ以上の照明が点灯される、又は状態が変えられるトリガとなってもよい。RFID受信機は、RFIDタグ又はトークンを携帯している又は所有している人又はオブジェクトのIDを検出及び決定する存在センサとして機能してもよい。特定の照明設定に変更するためのトリガは、例えば、特定のユーザが空間内で感知された場合に発生してもよい。
【0049】
クロック又は時間入力が、概日リズム等、ユーザのスケジュール及び好みを学習するために、任意選択的にプログラムされた又は学習された行動パターンと組み合わせて、自動化制御を提供する際に用いられてもよい。例えば、照明システムは、毎日特定の時間に自動的に「朝」設定に設定されることができ、又は設定は、ユーザが空間を離れた後の一定期間の間そのままでもよい。
【0050】
外部ネットワーク(又は複数の外部ネットワーク)とのインターフェースもまた、自動化制御を提供するために使用されてもよく、例えば、インターネット又はGSM等のモバイルセルラーネットワークからの入力が、照明設定の変更をトリガすることができる。例えば、IFTTTは、ユーザが、Facebook及びInstagram等の他のWebサービスへの変更に基づいてトリガされる条件付きステートメントのストリングを作成することを可能にする。
【0051】
センサ入力、時間入力、ネットワーク入力、ユーザデータの好み等の組み合わせは、直接のユーザ入力なしにシステムの照明設定を変更する自動化制御を提供するために、例えば論理規則を使用して組み合わされることができる。
【0052】
修正入力408は、照明設定の以前の変更を「アンドゥする」ための入力である。前の変更は、自動化制御、ユーザ制御、又はその両方の組み合わせに基づいている可能性がある。したがって、この修正入力は、現在の設定(「n」設定)の代わりに、メモリ410に記憶されている以前の設定(「n−1」設定)を設定するための命令である。2つ以上の以前の設定(「n−2」、「n−3」等)が記憶されている場合、繰り返される又は連続したアンドゥ入力又は命令が、これらのより以前の設定へ順にアクセスしてもよい。例えば、単一のアンドゥ入力では1つ前の設定(「n−1」設定)に戻り、3回のアンドゥ入力を実行すると、3つ前の設定(「n−3」設定)に戻る。
【0053】
上記を考慮すると、コントローラ及びメモリの機能は、同じ物理的デバイス又は異なるデバイスに実装されてもよいことが理解されるであろう。コントローラ及びメモリの機能は、図1の106若しくは108、又は図2の206若しくは208等のユーザ端末、又は図2の210等の中間デバイス等の単一の物理的デバイスに実装されてもよい。
【0054】
代替的に、これらの機能は、図2の212等のグループ化された斯かるデバイス間に分散されてもよく、ある機能は、図4のネットワークサーバ214に追加的又は代替的に分散されてもよい。したがって、例示的な一実施形態では、コントローラ402は、図2のモバイルユーザ端末208に実装され、メモリ410は、図2の中間デバイス210として機能する照明ブリッジに実装される。
【0055】
斯くして、より高いレベルでは、例示的な照明システムは、概して図5に示されるように図示されることができる。照明システムは、照明器具504に接続され、またネットワーク512と通信する制御システム502として概略的に表されている。
【0056】
この例における制御システムは、照明器具504を制御するためにローカルに動作する機能の協調(collaboration)と見なされることができる。斯くして、制御システムは、図2の機能グループ212のうちの1つ以上又は全てによって具現化されてもよい。一実施形態では、ユーザ端末として機能するモバイルデバイス208は、特にモバイルデバイスと照明器具504との間の通信が可能である場合に、図5の制御システムの一部を形成するとみなされることができる。しかしながら、他の実施形態では、斯かるモバイル機器は、その代わりに、図5のネットワーク512の一部と見なされる。制御システム502は、光センサ及びモーションセンサ等のセンサ、並びに上述した他のタイプのセンサを含んでもよい。
【0057】
しかしながら、ある実施形態では、照明器具504を制御するための制御機能のいくつか又は全ては、照明器具504を制御するために、クライアントとして機能する制御システム502に制御情報を渡すネットワーク512によって実行されてもよい。
【0058】
ネットワーク512は、制御システム502から入力を受けるか、又は制御システム502に入力を提供することができる機能を表す。ネットワークは、例えば、インターネット又はモバイルセルラーネットワークを含んでもよく、機能は、ネットワーク(又は複数のネットワーク)内のサーバ又はデバイスによって提供されてもよい。上述のようなセンサもまた、ネットワークレベルで動作し、ネットワークを介して照明システム及び制御システム502に入力を提供してもよい。
【0059】
照明トリガ(又は複数の照明トリガ)506は、図4のトリガ406と実質的に同じ目的を果たす。図5から、これらのトリガは、制御システム502を介して、照明器具504を介して、及び/又はネットワーク512を介して照明システムに入力され得ることが分かる。照明トリガは、専用のユーザ入力がある又はない何れかの場合において、現在の照明設定を変更する入力又はトリガであるという、図4と同じ機能を実行する。
【0060】
例えば、トリガは、ネットワーク512により表される、IFTTT等のオンラインサービスに起因してもよく、又は照明器具504におけるユーザ入力からであってもよい。制御システム502の一部に対するユーザ入力の従来のトリガは、無論さらなる例である。
【0061】
メモリ510は、図5において破線の矩形で概略的に示され、以前の設定のデータは、照明器具504、制御システム502若しくはネットワーク512のうちのいずれか、又はそれらの組み合わせに記憶され得ることを示している。
【0062】
斯くして、一例では、メモリ510は、照明コマンド(light command)/トリガを受け、また光源の実際の光状態(light state)を分かっている制御システム502の一部として機能する中間デバイス210等のデバイス内で動作する。代替的に、メモリは、スマートフォンアプリからもたらされる(以前の)照明変更を検出し格納することができる該スマートフォンアプリに実装される。第3のオプションは、このモジュールが個々の光源で動作することである。この場合、光源に対する以前の光設定の記録をつけることができる。最後に、光設定の記録をつけるクラウドサービスで実行することも可能である。
【0063】
メモリが個々の光源で動作している場合、輝度等を設定する既存のコマンドではなく、無線インターフェース上の新しいコマンドが、「アンドゥする」、「前の状態に戻る」、又は「N分前の状態に戻る」を表すために使用されてもよい。斯かるアンドゥコマンドは、格納されているシーンに戻るコマンドと事実上同様であり、実質的に同時に全ての関連する照明器具にマルチキャストされてもよい。
【0064】
修正入力508は、図4の修正入力408と実質的に同じ目的を果たす。斯くして、修正入力(又は複数の修正入力)は、現在の照明設定を以前の記憶された照明設定に変更することができる。図5から、これらのトリガは、制御システム502を介して、照明器具504を介して、及び/又はネットワーク512を介して照明システムに入力され得ることが分かる。
【0065】
修正入力はユーザ入力であり、電話、タブレット、腕時計又は他のウェアラブルデバイス等のスマートデバイスの形態であってもよい、制御システム502として(又はその一部として)又はネットワーク512を介して動作するユーザ端末等の様々なデバイス又はユーザインターフェース上で実行されることができる。修正入力は、制御システム502として動作する、壁パネル等の専用照明コントローラにおいて実行されてもよい。修正入力はさらに、システムの照明器具若しくは照明デバイス504、又はシステムに情報を提供するセンサになされてもよい。センサは、制御システム502の一部を形成してもよく、又は512によって表されるネットワークデバイスであってもよい。
【0066】
修正入力のあり得る例には以下が含まれる。
− タッチ感応光源のタップ又はタッチ、
− センサデバイス(例えば、望ましくない光効果をトリガしたセンサ)のタップ、
− タッチスクリーンデバイス(例えば、スマートフォン、腕時計又はタブレット)のタッチ/深押し(deep press)、
− スマートフォン又は物理的コントローラの「シェイク(shake)」、
− 音声コマンド(例えば、「ノー」又は「アンドゥ」)、
− 制御デバイス上のキー若しくはボタンの押下、又はキー若しくはボタンの押下の組み合わせ、
− 照明デバイスのコントローラ又は電源スイッチに対する動作(トグル動作等)、
− 専用の「アンドゥ」デバイス、又はデバイス上の「アンドゥ」ボタン若しくは入力。
【0067】
任意選択的に、修正動作(corrective action)に対するタイムリミットが、修正入力が比較的に最近の照明変更に応答することを確実にするよう定義される。これは、例えば、1日又は数日前の照明状態に戻るような照明変更への偶発的な修正を防ぐことができる。
【0068】
図6は、照明設定の例示的な修正プロセスを示すフロー図である。
【0069】
ステップS602において、現在の光又は照明設定が1つ以上のメモリに記憶される。前述のように、これは、n−1設定と称される。記憶するプロセスは、以前に記憶された設定を上書きしてもよい。単一の以前の設定しか保存されていない(すなわち、メモリスタックは1の深さである)場合、古い値が単純に置き換えられる。以前の設定が複数保存されている(すなわち、メモリスタックは2以上の深さである)場合、最も古い値が置き換えられる。
【0070】
ステップS604において、照明設定の変更があるかどうか、すなわち、照明設定を変更するためのトリガイベントが発生したかどうかが判断される。トリガイベントは、例えば図4及び図5を参照して述べた通りであってもよい。トリガが発生していない、又はトリガが発生したが、照明設定の変化をもたらさない場合、プロセスは、設定の変更を待つことに戻る。設定の変更が生じた場合(ステップS604の「イエス」)、ステップS606において、新しい設定が、図4及び5の照明器具404又は504等の照明器具に適用される。
【0071】
任意選択的に、ステップS608において、タイマが始動される。このタイマは、以前の照明設定に戻るために、アンドゥコマンドが命令され得る期間を設定する。期間は、例えば、5秒又は10秒の固定期間であってもよい。代替的に、期間は、トリガ及び/又は現在の設定に依存してもよく、トリガ及び設定の異なる組み合わせが、異なる期間を生じてもよい。例えば、ユーザ入力に対応するトリガはより短い期間を有してもよく、一方、自動化プロセスの結果であるトリガはより長い期間を有してもよい。
【0072】
さらに、タイマは、修正動作の様式に依存してもよい。スマートフォン等のモバイルデバイスへ入力をアンドゥする動作は、より長いタイマ値を有してもよく、壁スイッチで入力をアンドゥする動作は、より短いタイマ値を有してもよい。
【0073】
修正入力は、通常他の機能を実行する動作を用いて入力されてもよい。壁スイッチは、通常、例えばシステムの特定の照明器具をオン又はオフにすることができる。しかしながら、当該スイッチ以外のシステムコンポーネントによって引き起こされた設定の変更後に、該スイッチの機能は、「アンドゥ」入力に変更されてもよい。スイッチの変更された機能は、スイッチの通常の機能に戻る前に、タイマの期間の間継続してもよい。
【0074】
ステップS610において、アンドゥコマンドが入力されたか否かが判断される。アンドゥコマンドが入力された場合、ステップS612において、前の(n−1)設定が適用される。設定はメモリから読み出されることができ、メモリが照明器具自体にない場合、照明器具に伝達される。その後、以前の設定が既に記憶されているので、プロセスは、ステップ604に戻り、設定を変更するためのトリガを待つ。
【0075】
ステップS610において、アンドゥコマンドが受信又は検出されなかった場合、プロセスは、ステップS614に進む。ここでは、タイマが満了したかどうかが判断される。タイマがまだ満了していない場合、プロセスは、あり得るアンドゥコマンドを待つためにS610に戻る。タイマが満了した(及びアンドゥコマンドが受信されなかった)場合、プロセスは、ステップS602に戻り、現在の設定(n)が以前の設定(n−1)として記憶され、プロセスが再び始まる。
【0076】
任意選択的に、「アンドゥ」修正動作は、ユーザの近くにある照明器具に適用される。例えば、ユーザが自分がいる部屋の照明設定を変更した場合、別の部屋の自動化された照明動作(light action)がその直後に続く。この場合、「アンドゥ」修正動作は、たとえシステムにおいて実行された最後の照明動作ではなくても、ユーザがいる部屋に適用されることを意図しているであろう。したがって、システムは、一実施形態において、ユーザの存在を監視することができるようにしてもよい。例えば、ユーザ入力が照明器具又は壁パネルに対するものである場合、これは、十分なインディケーションを提供することができる。代替的に、ユーザの位置が、スマートフォンであり得るユーザによって担持されるタグ若しくはトークンの位置によって、又は例えば人及び/若しくは顔認識を用いるカメラによって監視され得る。他の方法も可能である。
【0077】
あり得るさまざまなシナリオを例示するために、いくつかの具体例を示す。
【0078】
夕方、ユーザは、自分の居間で読書するための特定のシーンを手動で設定した。部屋を少し離れた後、ユーザは自分の部屋に戻り、PIRセンサが、ランプが薄暗い夕焼けのシーンをオンにすることをトリガする。ユーザはそれを望んでおらず、壁のスイッチを押す。システムは、以前の状態(読書用の特定の設定シーン)に戻る。
【0079】
第2の例として、ユーザは、卓上ランプ等の特定の照明器具をIFTTTイベントに結びつけている。ユーザがFacebookメッセージでタグが付けられるたびに、卓上ランプが青に変わる。しかしながら、ユーザは、ロマンティックな夕食をとっていて、卓上ランプにキャンドル効果の設定を使用している。夕食中、卓上ランプは、FacebookのポストによってトリガされるIFTTTイベントに起因して青色になる。ユーザは(タッチ感応)卓上ランプをタップすることができ、この入力は、卓上ランプをキャンドル効果の設定に戻すためのアンドゥ入力に対応する。
【0080】
最後に、一例として、ユーザは、スマートフォン又はスマートウォッチ等で実行されるアプリに特定の照明シーンを作成している。ユーザは、例えば個々の照明器具の個々の設定の何らかの微調整を行うことを試みているが、ユーザが後悔する変更を行った。この例では、スマートフォンのシェイク(shaking)がアンドゥ入力に対応し、ユーザが、前のシーン状態に戻すためにライトを制御することを迅速且つ容易に可能にする。
【0081】
ユーザの修正動作(又は複数の修正動作)は、将来、自動化又は半自動化された照明設定及び照明変更を変更するためにシステムによって使用されることができる。この目的のためにユーザの修正動作を登録する(ソフトウェアモジュールであってもよい)学習モジュールが設けられることができる。システムは、例えば、ユーザスケジュール、閾値、又は論理規則を自動的に更新してもよい。代替的に、システムは、斯かる変更をユーザへのプロンプトとして提案してもよく、ユーザは、提案された変更を承認又は拒否するための入力を提供してもよい。
【0082】
例えば、ユーザが常に20:00にスケジュールされたシーン変更を修正する場合、システムは、ユーザに、スケジュールされた照明変更を維持したいのか、タイミング及び/又は照明変更を適応させたいのか、ましてはこのアイテムをスケジュールから完全に削除したいのか質問を促す。修正動作に加えて、より良い予測のために、修正動作時の文脈上のパラメータ(contextual parameter)(例えば、ユーザID、時刻、周囲光レベル、室内にいる人の数等)も記憶されてもよい。斯かる状況において、ユーザは、特定の照明変更を修正する、例えば、ディナーテーブルのための自動化された「ロマンティックなディナー」のシーン呼出しが、複数の人がテーブルにいる場合に設定されてもよいが、一人で食べることにより「アンドゥされ」てもよい(修正動作は、人が1人で食事している場合のみ起こり、複数の人がいる場合には起こらない)。これは、システムによって登録されることができ、この特定のシーンに対するトリガの提案された又は自動的な微調整をもたらすことができる(この例では、「ロマンティックなディナー」の自動呼出しは、追加の条件、すなわち、複数の人が存在する場合のみという条件を得る)。
【0083】
ある場合には、自動化された照明変更を支配する規則又は論理は再帰的であり得、又は状態若しくはメモリを伴ってもよい。例えば、一連の漸進的に調光する設定が、毎回輝度を10%減少させるように、午後11時以降10分毎に自動化規則によって連続的に適用されてもよい。斯かる場合、修正入力によって、自動化プロセスの状態をリセット又は再調整することができる。上記の例において、照明レベルが、10分のインターバルの後80%から70%に減少され、ユーザが、この変更を修正して80%に戻す場合、次の10分のインターバルが生じた場合には、照明レベルは、70%に減少され、自動化規則の元々のシーケンスに従う場合の60%には減少されない。
【0084】
一実施形態では、修正入力は、トリガイベントに応答して照明の自動変更を部分的に又は完全に停止(stop)又は中断(suspend)してもよい。例えば、修正動作が指示された後、システムは、例えば5分又は10分等の一定期間の間、さらなる自動照明変更を行わない。自動変更の停止又は中断は、特定のトリガに固有であってもよい。別の例では、存在センサが照明変更をトリガし、その後「アンドゥされ」る場合、該センサは、15分又は30分等の期間にわたって照明のさらなる変化をトリガしないよう停止される。
【0085】
システム又はシステムの特定の部分が中断される期間は、さらなる「アンドゥ」操作に応答して延長されてもよい。例えば、特定のセンサが、修正入力後30分間変化をトリガしないよう停止される場合、さらなる修正入力が行われると、該センサは1時間停止される。この期間は、12時間等の所定の時間の後にリセットされてもよく、又は例えば毎日リセットされてもよい。
【0086】
上述したように、一例として、メモリは、2つ以上の以前の照明設定を記憶してもよく、過去に及ぶ期間に対応する複数の設定を記憶してもよい。斯かる例では、ユーザ修正入力、又はアンドゥコマンドは、バイナリの「オン/オフ」入力以上であり得る。斯かる例では、ユーザは、以前の照明設定に戻すために修正コマンドを入力することができるが、コマンドは、(2つ以上の以前の記憶されている設定のうちの)どの以前の設定に戻るかを決定するための期間のインディケーションを含む。
【0087】
例えば、ユーザは、10分前、24時間前等の期間を指示することができる。代替的に、ユーザは、木曜日、午後2時等の時刻及び/又は日付を指定することができる。さらなるオプションは、ユーザが、過去の設定の数、又は循環的な照明設定の同等の変更(すなわち、n−1、n−2等に対応するメモリスタックの深さ)を選択することである。この場合、ユーザ入力は、例えば3つ前の設定又は5つ前の設定に戻ることを指定することができる。
【0088】
上記の説明は、「コネクテッド照明」システムの文脈における照明及び照明設定に主に向けられている。斯かる照明システムは、ブラインド、ファン、冷暖房及びA/Vシステム等のコンポーネントを含む、より広い「コネクテッドホーム」又は「オートメーション化オフィス」システムの一部であってもよい。斯かるコンポーネントも、様々なパラメータ(例えば、位置、速度、温度、ボリュームチャネル等)についての設定を有し、これらのパラメータの以前の設定は、上述したのと同様にメモリに記憶されてもよい。したがって、ユーザ訂正入力は、照明設定だけでなく、コントローラ又は制御システムに接続されている他のコンポーネントの設定もまた元に戻してもよい。
【0089】
本発明は純粋に例として上記に記載されており、細部の変更は本発明の範囲内でなされ得ることが理解されるであろう。本願明細書に開示された各特徴、及び(適切な場合)請求項及び図面は、独立して又は任意の適切な組み合わせで提供され得る。
【0090】
本開示に関連して述べられた様々な例示的な論理ブロック、機能ブロック、モジュール及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブルロジックデバイス(PLD)、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又は本願明細書に述べられた1つ以上の機能を実行するよう設計されたこれらの任意の組み合わせ、任意選択的に、メモリ又は記憶媒体に記憶された命令との組み合わせを用いて実装又は実行されてもよい。コントローラ402又は制御システム502等の述べられたプロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサの組み合わせ等のコンピューティングデバイスの組み合わせ、又は例えば複数のマイクロプロセッサとして実装されてもよい。逆に、別々に述べられた機能ブロック又はモジュールは、単一のプロセッサに統合されてもよい。図6のフローチャートによって示される方法等、本開示に関連して述べられた方法又はアルゴリズムのステップは、直にハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はそれらの組み合わせで具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野で知られている任意の形態の記憶媒体に存在してもよい。使用され得る記憶媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク及びCD−ROMを含む。
【0091】
開示された実施形態に対する他の変更は、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲の研究から、クレームされた発明を実施する際に当業者により理解され、達成され得る。特許請求の範囲において、「含む(comprising)」という単語は他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は複数を除外しない。単一のプロセッサ又は他のユニットが、請求項に列挙されたいくつかの項目の機能を果たすことができる。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用できないことを示すものではない。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと一緒に又は他のハードウェアの一部として供給される光学記憶媒体又は固体媒体等の適切な媒体上に記憶/分配され得るが、インターネット又は他の有線又は無線の電気通信システム等の他の形態で分配されてもよい。請求項中の如何なる参照符号も範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】