特開2015-128692IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

消火設備の制御システムおよび制御方法に関し、特に予作動式消火設備の制御システムおよび制御方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】
火災感知手段の点検中あるいは改修中に、誤って消火手段を動作させることがなく、また、火災感知手段からの火災信号を受信できない状況であっても自動消火することができる予作動式消火設備の制御システムと制御方法を得ることを目的とする。
【解決手段】
複数の区画をグループ編成してゾーンを形成し、ゾーン毎に設定可能な保守モードを設け、保守モードに設定されたゾーンにおいて、火災感知手段が作動しても消火手段を連動起動しないようにする連動遮断モードと、火災感知手段に依らず消火手段の作動検出信号に基づいて消火手段を起動する単独モードと、を設定できるようにした。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところが、火災発生場所、建築物の構造、火災性状、火災感知器の感知原理、等によっては、火災感知器が火災発報する火災区画と消火すべき防護区画とが一致しない場合がある。 例えば、火災発生場所が防護区画の境界付近であった場合、隣接する区画の火災感知器が両方とも火災発報し得る。火災感知器が熱や煙を感知するようなものであった場合、火災の熱による対流の向きや空調機等による気流によって、火災発生場所から遠い方の区画の火災感知器へ熱や煙が流れて火災発報する虞もある。 このとき、火災発報した区画の予作動弁だけを開弁するように制御すると、仮にスプリンクラヘッドが火災の熱で開栓したとしても、火災発生場所より遠い方から散水してしまい、火災発生場所へ十分に散水できない虞がある。 また、同様、火災発生場所が防護区画の境界付近であった場合、隣接する区画の火災感知器が両方とも同時に火災発報することもある。このとき、隣接する複数の防護区画の予作動弁を同時に開弁してしまうと、複数系統の二次側配管を同時に充水するため、加圧送水装置の送水能力や配管容積等によっては、開栓したスプリンクラヘッドへ消火用水が届くまで時間がかかったり、規定の放水圧に達するまで時間がかかったりして、規定の消火動作に達するまでに時間がかかり、火災発生場所への有効な散水開始が遅れる虞がある。 また、同様に火災発生場所が防護区画の境界付近であって、火災感知器が火源火炎からの放射、例えば赤外線や紫外線、を感知するものであった場合、火災監視の死角を無くす為に隣接する複数の火災感知器の監視範囲を重ねるように配置するので、火災発生場所から遠い方の火災感知器が先に火災発報したり、複数の火災感知器が同時に火災発報したりする場合があり、また、建築物の壁面や柱、什器などの設置物による反射を捉え、火災発生場所と異なる区画の火災感知器が発報してしまう場合もあり、このため、火災発生場所より遠い方から散水してしまったり、規定の消火動作に達するまでに時間がかかり、火災発生場所への有効な散水開始が遅れたりする虞がある。 この発明は事情に鑑み、複数の防護区画間での火災発生場所が特定し難い場合や、複数の防護区画の境界付近で火災が発生した場合など、消火すべき区画を特定し難いときでも、火災を迅速に消火できる、または、延焼を防止しながら有効な消火を行うことができる消火設備の制御システムと制御方法を得ることを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

(1)この発明の予作動式消火設備の制御システムは、区画毎に消火手段と火災感知手段とが対応して配設され、該火災感知手段からの火災信号と連動して、対応する消火手段を起動するように制御する予作動式消火設備の制御システムにおいて、前記火災信号を受信して火災区画を特定する火災信号受信手段と、前記火災区画に対応して起動する消火区画を決定する連動制御手段と、前記連動制御手段の決定に基づいて消火区画の消火手段に・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
(1)の構成または(5)の方法によれば、連動遮断モードが選択されたゾーンでは、火災感知手段の点検中あるいは改修中に火災信号が発せられたとしても、消火手段の誤作動を防止して水損事故や作業員の負傷事故を防止できる。 また、(2)の構成または(6)の方法によれば、単独モードが選択されたゾーンでは、火災感知手段の点検中あるいは改修中に火災信号を受信できない状況であっても、当該ゾーンに対応する消火手段の感熱部の作動に基づいて消火手段を起動できる。 また、(3)の構成によれば、上述の効果に加え、連動遮断モードと単独モードとが選択されたゾーンでは、火災感知手段の点検中あるいは改修中に火災信号が発せられたとしても、消火手段の誤作動を防止して水損事故や作業員の負傷事故を防止できるとともに、当該ゾーンに対応する消火手段の感熱部の作動に基づいて消火手段を起動できる。 また、(4)の構成によれば、操作ミスや操作忘れを防止することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の実施の形態に係る消火設備のシステム構成図である。

【図2】本発明の実施の形態に係る制御システムのブロック図である。

【図3】本発明の実施の形態に係る制御システムの動作フローの一例である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1a、1b 予作動弁、 2a、2b 二次側配管、   3a、3b スプリンクラヘッド、 4a、4b 立下り管、   5 加圧送水装置、 6 一次側配管、 7 圧力スイッチ、   8a、8b 火災感知器、 9 火災受信機、 11 消火ポンプ制御盤、   10 消火システム制御盤、   10a 火災信号受信部、 10b 消火中信号受信部、   10c 起動信号出力部、 10d 制御部、 10e ゾーン設定部、   10f 消火順序設定部、 10g 計時部、 10j 待機時間設定部、   10h 表示部、10i 操作部、 A、B 区画

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