権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権NEW 11/24掲載
令和5年11月16日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10041控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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民法709条
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[概要] 1 控訴人(原審原告。以下「原告」という。)は、商品名を「REFRESH5
RING」とする商品(以下「本件商品」という。)を本邦に輸入しようとしたが、
被控訴人(原審被告。以下「被告」という。)により後記本件申立て(関税法69
条の13第1項前段に基づくもの)がされたことなどから、これを輸入することが
できなかった者、被告は、後記本件特許の特許権者であり、原告による本件商品の
輸入が本件特許に係る特許権を侵害すると主張して、本件申立てをした者である。10
本件は、原告が、本件特許には無効原因があるところ、被告がそのような本件特
許に係る特許権に基づいて本件申立てをしたことは原告に対する不法行為を構成す
ると主張し、民法709条に基づいて、被告に対し、本件商品を輸入することがで
きなかったことによって原告に生じた損害に係る賠償金3776万1332円及び
これに対する不法行為の日の後である令和3年10月21日から支払済みまで同法15
所定の年3%の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権NEW 11/24掲載
令和5年11月16日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10040審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (トレーニング器具)
原告コモライフ株式会社 被告有限会社MAKIスポーツ
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審決 | 23回 | 進歩性 | 17回 | 新規性 | 15回 | 無効 | 13回 |
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[概要] 本件は、特許無効審判請求に係る不成立審決の取消訴訟である。争点は、新規性
の有無及び進歩性の有無である。
▶判決の詳細
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特許権NEW 11/22掲載
令和5年11月15日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10131審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告X 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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審決 | 33回 | 実施 | 5回 | 進歩性 | 1回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は、平成28年(2016年)9月30日を国際出願日とする特許出願
(特願2018-513846、以下「本願」という。甲5)をした。5
(2) 原告は、令和元年8月28日付け(甲8)及び令和2年2月10日付け(甲
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年11月10日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)2551
損害賠償請求事件
原告エスキー工機株式会社 被告株式会社エイ・アイ・シー
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不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条1項20号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、生ごみ処理機を販売する原告が、被告に対し、被告の管理するウェ25
ブサイトにおける、被告の販売する業務用生ごみ処理機に係る表示は、その品
質について誤認させるような表示であり、同表示をする行為は不正競争(不正
競争防止法2条1項20号)に該当し、これにより原告の営業上の利益が侵害
されたとして、不正競争防止法4条に基づき、同法5条2項により算定される
損害金1億3605万6823円の一部である9164万3940円並びにう
ち4928万円に対する令和4年2月2日(不正競争行為の後の日)から支払5
済みまで及びうち4236万3940円に対する令和5年5月27日(令和5
年5月23日付け訴えの変更申立書送達の日の翌日)から支払済みまでそれぞ
れ民法所定年3パーセントの割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年11月9日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10009審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (古紙処理装置)
原告デュプロ精工株式会社 被告特許庁長官
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特許法29条2項 特許法17条の2
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[概要] 本件は、特許出願の拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴
訟である。争点は、手続補正後の請求項1に係る特許発明の進歩性の有無である。25
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年11月9日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10048控訴棄却
販売差止等請求控訴事件
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[概要] 1 被控訴人の請求
(1) 控訴人は、控訴人標章を付した控訴人商品1を販売し又は販売のために
展示してはならない。10
(2) 控訴人は、控訴人商品2を販売し又は販売のために展示してはならない。
(3) 控訴人は、控訴人各商品を廃棄せよ。
【請求の法的根拠】
対象商品 控訴人商品1 控訴人商品2
請求(1) ①被控訴人商標権 1 に基づく
商標法 36 条 1 項に基づく差止請求
②被控訴人商標権 2 に基づく
商標法 36 条 1 項に基づく差止請求
③不競法 3 条 1 項(2 条 1 項 1 号)に
基づく差止請求
(①~③は選択的併合)
請求(2) 不競法 3 条 1 項(2 条 1 項 1
▶判決の詳細
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特許権
令和5年11月8日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10064控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、(1)控訴人が、被控訴人に対し、①被控訴人との間で被控訴人の製造する
商品の売買に係る基本契約(本件契約)を締結していたところ、当該商品が補助参10
加人の有する特許権に抵触し、控訴人が将来にわたって被控訴人から当該商品を購
入して第三者に販売することができなくなったとして、本件契約上の第三者の工業
所有権との抵触について被控訴人の負担と責任において処理解決する旨の約定(本
件特約)の債務不履行又は瑕疵担保責任に基づく損害賠償請求として1億0800
万8470円及びこれに対する催告後である平成31年1月11日(訴状送達の日15
の翌日である。以下同じ。)から支払済みまで平成29年法律第44号による改正
前の民法(改正前民法)所定の年5分の割合による遅延損害金の支払、②被控訴人
と南条装備工業株式会社(南条)との取引に関して、被控訴人との間で控訴人に支
払う成功報酬を売上額の7~10%とする旨の合意(本件報酬合意)をしたとして、
本件報酬合意に基づき、報酬金81万2160円及び経費36万6962円並びに20
これらに対する催告後である平成31年1月11日から支払済みまで改正前民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め、また、(2)控訴人の代表者である
▶判決の詳細
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商標権
令和5年11月1日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10044控訴棄却
商標権に基づく差止請求権不存在確認請求控訴事件
被控訴人パイオニア株式会社
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商標法2条3項2号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、控訴人が、原判決別紙被告商標目録記載の商標(本件商標)の商標権者
である被控訴人に対し、控訴人が原判決別紙動産目録記載の各動産(本件在庫商品)
に本件商標を付したものを販売することは、本件商標に係る被控訴人の商標権(本10
件商標権)を侵害するものではないと主張して、被控訴人が控訴人に対して本件商
標権に基づき本件在庫商品の販売を差し止める権利を有しないことの確認を求める
事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年10月31日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10068控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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不正競争防止法2条1項21号
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[概要] 1 前提事実、争点及び争点に対する当事者の主張は、後記2のとおり当審にお
ける控訴人の補充的主張を加えるほか、原判決の第2の2~4(2~7頁)に
記載するとおりであるから、これを引用する。
2 本件各発言が控訴人についての発言であると同定できるか(争点1-1、同
2-1)についての当審における控訴人の補充的主張15
(1) 投稿動画2-1及び同2-2について
原判決は、投稿動画2-1の被控訴人の発言に接した視聴者が、「A」と
いう名称の特定の人物がいることを理解し、また、投稿動画2-2の被控訴
人の発言に接した視聴者に「A」が、特定の者や団体あるいは投稿のチャン
ネルの名称であると理解する者がいるとしても、一般の視聴者において、そ20
れらが控訴人を指すと認識すると認めるには足りないとしている。
しかし、被控訴人がYouTubeで動画配信している「B」は82万人
を超える登録者を持つ人気番組で、多数の著名な投資家が出演し、出演者に
は事件を起こしメディアや世間を騒がす者もいるなど、一定の社会的影響力
を有する。同番組の登録視聴者が毎日1回は「B」について検索していると25
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年10月31日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)6582請求棄却
販売差止等請求事件
原告株式会社hue 被告エディフォーメイション株式会社
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[概要] 本件は、別紙原告商品目録記載1ないし7(枝番号を含む。)の婦人服(以下、5
総称して「原告各商品」といい、同目録記載の番号に応じて、「原告商品1の1」、
「原告商品1の2」、「原告商品2」などという。)を販売する原告が、別紙被告
商品目録記載1ないし7の婦人服(以下、総称して「被告各商品」といい、同目録
記載の番号に応じて、「被告商品1の1」、「被告商品1の2」、「被告商品2」
などという。)を販売する被告に対し、被告各商品は原告各商品の形態を模倣した10
商品であり、被告による被告各商品の販売は不正競争防止法(以下「法」という。)
2条1項3号の不正競争に該当すると主張して、法3条1項に基づき、被告各商品
の販売等の差止めを、法3条2項に基づき、被告各商品の廃棄を、法4条に基づき、
損害賠償金合計128万2974円及びうち被告各商品の商品ごとの損害賠償金に
対する原告主張の販売開始日(被告商品1(後記1(3))につき令和4年1月14日、15
被告商品2につき同月18日、被告商品3につき令和3年12月26日、被告商品
4(後記1(3))につき令和4年1月5日、被告商品5につき同年2月16日、被告
商品6につき同年5月19日、被告商品7につき同年6月22日)から各支払済み
まで民法所定の年3分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年10月31日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)4061請求棄却
特許権侵害行為差止等請求事件 (ヤーン色配置システム)
原告カード-モンローコーポレイション 被告道下鉄工株式会社
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特許法104条の3 特許法100条1項
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無効 | 33回 | 進歩性 | 23回 | 特許権 | 12回 | 新規性 | 11回 |
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[概要] 本件は、発明の名称を「ヤーン色配置システム」等とする3件の特許(以下「本
件各特許」という。)に係る特許権(以下「本件各特許権」という。)を有する原15
告が、被告が本件各特許の特許請求の範囲記載の各発明の技術的範囲に属する被告
製品を製造し、販売等することは本件各特許権の侵害に当たると主張して、被告に
対し、特許法100条1項及び2項に基づき、被告製品の製造、販売等の差止め並
びに被告製品等及びその製造設備の廃棄を求めるとともに、不法行為(民法709
条)に基づき、損害金10億円のうち1億円及びこれに対する不法行為の日の後(本20
訴状送達の日の翌日)である令和3年5月28日から支払済みまで平成29年法律
第44号による改正前の民法所定年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事
案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年10月30日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70316認容
発信者情報開示請求事件
原告株式会社グルーヴ・ラボ 被告株式会社ネットフォレスト
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著作権法29条1項 著作権法2条1項1号 著作権法16条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原告が、電気通信事業を営む被告に対し、氏名不詳者ら(以下「本
件各氏名不詳者」という。)が、P2P方式のファイル共有プロトコルである20
BitTorrent(以下「ビットトレント」という。)を利用したネット
ワーク(以下「ビットトレントネットワーク」という。)を介して、原告が著
作権を有する別紙動画目録記載の各作品(以下「本件各動画」という。)を複
製して作成した各電子データ(以下「本件各複製ファイル」という。)を、本
件各氏名不詳者が管理する端末にダウンロードし、公衆からの求めに応じて自25
動的に送信し得る状態とするとともに、本件各複製ファイルを公衆送信したこ
とによって、本件各動画に係る原告の公衆送信権を侵害したことが明らかであ
り、本件各氏名不詳者に対する損害賠償請求等のために必要であると主張して、
特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する
法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項に基づき、被告が保
有する別紙発信者情報目録記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)5
の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権NEW 11/27掲載
令和5年10月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10112審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (有料自動機の制御システム)
原告三共工業株式会社 被告Y1
Y2
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特許法29条1項1号 特許法29条1項3号 特許法29条2項 特許法17条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等25
(1) 被告らは、平成27年9月9日に出願した特許出願(特願2015-177
536号。以下「原出願」という。)の一部を分割して、平成30年4月23日、発
明の名称を「有料自動機の制御システム」とする発明について、新たな特許出願(特
願2018-82414号。以下、「本件出願」という。)をし、平成31年3月7
日付けで特許請求の範囲についての補正(補正により請求項の数が2から3に増加
した。また、補正部分は特許請求の範囲についてであり、明細書及び図面に補正は5
ない。甲31。以下「本件補正」という。)を行い、同年4月19日、特許権の設定
登録(特許第6513856号。請求項の数3。以下、この特許を「本件特許」と
いい、本件特許に係る明細書及び図面を併せて「本件明細書」という。)を受けた(甲
2)。
(2) アクア株式会社は、令和元年11月8日、本件特許について特許異議の申立10
て(異議2019-700891号)をし、被告らは、令和2年3月31日、訂正
請求を行い、特許庁は、同年7月8日、訂正請求を認容して特許を維持する旨の異
議の決定をした(甲1、25、36。認容された訂正請求による訂正を「本件訂正」
▶判決の詳細
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著作権NEW 11/28掲載
令和5年10月27日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70029請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告有限会社プレステージ 被告ソフトバンク株式会社
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著作権法2条1項9号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原告が、電気通信事業を営む被告に対し、氏名不詳者ら(以下「本
件各氏名不詳者」という。)が、P2P方式のファイル共有プロトコルである
BitTorrent(以下「ビットトレント」という。)を利用したネット
ワーク(以下「ビットトレントネットワーク」という。)を介して、別紙著作20
物目録記載の動画(以下「本件動画」という。)を複製して作成した動画ファ
イル(以下「本件複製ファイル」という。)を、本件各氏名不詳者が管理する
端末にダウンロードし、公衆からの求めに応じ自動的に送信し得る状態とした
ことによって、本件動画に係る原告の公衆送信権を侵害したことが明らかであ
り、本件各氏名不詳者に対する損害賠償請求のため、被告が保有する別紙発信25
者情報目録記載の各情報(以下「本件各発信者情報」という。)の開示を受け
るべき正当な理由があると主張して、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任
の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」と
いう。)5条1項に基づき、本件各発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年10月26日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10113控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
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特許法36条6項2号 特許法36条6項1号
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[概要] 1 控訴人の請求
被控訴人は、控訴人に対し、100万円及びこれに対する令和3年5月14
日から支払済みまで年5%の割合による金員を支払え。
【請求の法的根拠】10
(1) 主位的請求
・ 主請求:不法行為に基づく損害賠償請求(一部請求)
・ 附帯請求:遅延損害金請求(起算日は訴状送達日の翌日)
(2) 予備的請求
・ 主請求:不当利得返還請求(一部請求)15
・ 附帯請求:上記(1)の附帯請求に同じ
2 原審の判断及び控訴の提起
原審は、被控訴人各製品は本件発明の構成要件Bⅱを充足せず、本件発明と
均等なものとしてその技術的範囲に属するということもできず、また、本件発
明は特許法36条6項1号(サポート要件)に違反し特許無効審判により無効20
とされるべきものであるとして、控訴人の請求をいずれも棄却する判決をした
▶判決の詳細
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著作権
令和5年10月26日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)25488請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告有限会社プレステージ 被告ソフトバンク株式会社
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[概要]
▶判決の詳細
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著作権
令和5年10月26日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)4054一部認容
損害賠償請求事件
原告P1 被告P2
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著作権法41条 著作権法32条1項 著作権法20条2項4号 著作権法20条
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[概要] 本件は、原告が、被告の後記本件投稿が原告の著作権(複製権、公衆送信権)及
び著作者人格権(氏名表示権、同一性保持権)を侵害し、原告の名誉を毀損する又
は原告の業務を妨害する不法行為(民法709条)であるとして、損害賠償金とし25
て合計330万円及びこれに対する不法行為の日(令和3年10月10日)から支
払済みまで民法所定の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年10月23日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)4240請求棄却
損害賠償請求事件
原告株式会社アイメシア 被告株式会社00H
P1
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民法709条
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[概要] 1 本件は、原告が、被告P1(被告会社の代表者)がウェブサイト上で別紙投稿
記事目録の各「投稿内容」欄記載の投稿記事(以下、同目録の「番号」欄記載の5
順に従い「本件投稿記事1」及び「本件投稿記事2」といい、これらを併せて「本
件各投稿記事」という。また、被告P1による本件各投稿記事の投稿行為を、「本
件各投稿行為」、「本件投稿行為1」などという。)を投稿した行為が、不正競争防
止法(以下「不競法」という。)2条1項21号の不正競争(営業誹謗行為)及び
不法行為であり、これにより、社会的評価や信用の低下等の損害を被ったと主張10
して、被告P1に対しては不競法4条及び民法709条に基づき、被告会社に対
しては会社法350条に基づき、連帯して損害賠償金189万2000円及びこ
れに対する最後の行為日である令和3年7月3日から支払済みまで民法所定の年
3分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年10月20日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70005請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告有限会社プレステージ 被告ソフトバンク株式会社
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著作権法2条1項9号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原告が、電気通信事業を営む被告に対し、氏名不詳者ら(以下「本
件各氏名不詳者」という。)が、P2P方式のファイル共有プロトコルである
BitTorrent(以下「ビットトレント」という。)を利用したネット
ワーク(以下「ビットトレントネットワーク」という。)を介して、別紙著作20
物目録記載の動画(以下「本件動画」という。)を複製して作成した動画ファ
イル(以下「本件複製ファイル」という。)を、本件各氏名不詳者が管理する
端末にダウンロードし、公衆からの求めに応じ自動的に送信し得る状態とした
ことによって、本件動画に係る原告の公衆送信権を侵害したことが明らかであ
り、本件各氏名不詳者に対する損害賠償請求のため、被告が保有する別紙発信25
者情報目録記載の各情報(以下「本件各発信者情報」という。)の開示を受け
るべき正当な理由があると主張して、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任
の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」と
いう。)5条1項に基づき、本件各発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年10月19日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)3263認容
発信者情報開示請求事件
原告株式会社MBM 被告株式会社エディオン
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[概要] 1 本件は、原告が、電気通信事業を営む被告に対し、氏名不詳者(以下「本件発
信者」という。)がファイル共有プロトコルであるBitTorrentを利用
したネットワーク(以下、総称して「ビットトレント」という。)を介して、別紙25
著作物目録記載の動画(以下「本件動画」という。)に係る原告の著作権(公衆送
信権)を侵害したことが明らかであるなどとして、特定電気通信役務提供者の損
害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「法」という。)に基
づき、別紙発信者情報目録記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)の開
示請求をする事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年10月16日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)19548請求棄却
損害賠償請求事件
原告ソニア・クオリティ・アシュアランス株式会社 被告A
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不正競争防止法2条1項4号 著作権法2条1項1号 著作権法10条1項1号 不正競争防止法2条6項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、株式会社リペア・デポ(以下「リペア・デポ」という。)の株主で
あった原告が、同社の代表取締役である被告に対し、次の請求を行う事案であ
る。
⑴ 被告が、原告をあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下「あいおい25
損保」という。)の保険代理店、株式会社マツヤデンキ(以下「マツヤデン
キ」という。)を保険契約者、あいおい損保を保険者とする家電製品の延長
保証に関する保険契約(以下「本件保険契約」という。)の締結を妨害する
ため、原告がマツヤデンキに対して示した本件保険契約のスキームをまとめ
た資料を不正に入手し、マツヤデンキに対し、原告の承諾なく、同資料を複
製した資料を示し、本件保険契約の代替案として原告の代わりにリペア・デ5
ポのグループ会社である株式会社ベストフィナンシャル(ただし、同社は平
成29年2月8日に解散した。以下、解散前の同社を「ベストフィナンシャ
ル」という。)をあいおい損保の保険代理店とする保険契約の締結を提案し
たことが、被告の代表取締役としての善管注意義務に違反(①不正競争防止
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年10月13日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)25439等一部認容
損害賠償等請求事件(本訴)、損害賠償請求(反訴)
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不正競争防止法2条1項21号 民法709条
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[概要] 1 事案の要旨
本件本訴は、イラストレーターである原告が、漫画家兼イラストレーターで
ある被告に対し、被告が、その管理するブログ(以下「被告ブログ」という。)
及びツイッター(インターネットを利用してツイートと呼ばれるメッセージ等25
を投稿することができる情報ネットワーク。現在の名称は「X」であるが、以
下、名称変更の前後を問わず「ツイッター」という。)のアカウント(以下
「被告アカウント」という。)において、別紙投稿記事目録記載の投稿(以下、
同目録記載第1のブログ記事及び同第2のツイートを併せて「本件各投稿」と
いう。)をしたことが、原告に対する名誉毀損又は不正競争防止法2条1項2
▶判決の詳細
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特許権
令和5年10月12日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10012審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (凹凸状シボパターン補修用マスキングシート、及び、凹凸状シボパターン補修方法)
原告X 被告株式会社アミークス
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経過等(当事者間に争いがない)25
(1) 原告は、発明の名称を「凹凸状シボパターン補修用マスキングシート、
及び、凹凸状シボパターン補修方法」とする発明について、平成25年7月
▶判決の詳細
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商標権
令和5年10月12日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10038審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告X 被告特許庁長官
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商標法3条1項3号 商標法4条1項16号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告は、令和3年7月27日、「athlete Chiffon」の文
字を標準文字で表してなる商標(以下「本願商標」という。)について、第
43類「飲食物の提供,宿泊施設の提供,宿泊施設の提供の契約の媒介又は
取次ぎ」を指定役務として、商標登録出願をした(商願2021-9323
▶判決の詳細
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著作権
令和5年10月12日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10059控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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侵害 | 19回 | 損害賠償 | 3回 | 特許権 | 1回 | 実用新案権 | 1回 |
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[概要] 1 控訴人の請求5
被控訴人は、控訴人に対し、1億1000万円並びにうち1億円に対する令
和3年7月27日から支払済みまで年3%の割合による金員及びうち1000
万円に対する平成25年10月1日から支払済みまで年5%の割合による金員
を支払え。
【請求の法的根拠】10
・主請求:不法行為に基づく損害賠償請求又は不当利得返還請求(選択的請求)
・附帯請求:遅延損害金請求
2 原審の判断及び控訴の提起
原審は、控訴人の請求をいずれも棄却する判決をしたところ、控訴人がこれ
を不服として以下のとおり控訴した。15
【控訴の趣旨】
(1) 原判決を取り消す。
(2) 上記1と同旨
▶判決の詳細
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著作権
令和5年10月12日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)6207請求棄却
損害賠償請求事件
原告A 被告日本たばこ産業株式会社
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[概要]
▶判決の詳細
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特許権
令和5年10月5日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10126審決取消訴訟
審決取消請求事件 (2,3-ジクロロ-1,1,1-トリフルオロプロ10パン、2-クロロ-1,1,1-トリフルオロプロペン、2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパンまたは2,3,3,3-テトラフルオロプロペンを含む組成物)
原告ザケマーズカンパニーエフシーリミテッドライアビリティ 被告AGC株式会社
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特許法134条の2 特許法36条6項1号 特許法134条
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[概要] 本件は、特許第6752438号(以下「本件特許」という。)の請求項1及び2
に係る発明についての特許を無効とした審決(以下「本件審決」という。)の取消訴5
訟であり、争点は、特許法134条の2において準用する同法126条5項に規定
する訂正要件違反の有無及び同法36条6項1号に規定するサポート要件違反の有
無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年10月5日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10094控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (2,3-ジクロロ-1,1,1-トリフルオロプロパン、2-クロロ-1,1,1-トリフルオロプロペン、2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパンまたは2,3,3,3-テトラフルオロプロペンを含む組15成物)
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特許法36条6項1号 特許法123条1項4号 特許法104条の3 特許法100条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、発明の名称を「2,3-ジクロロ-1,1,1-トリフルオロプロパン、
2-クロロ-1,1,1-トリフルオロプロペン、2-クロロ-1,1,1,2-
テトラフルオロプロパンまたは2,3,3,3-テトラフルオロプロペンを含む組15
成物」とする特許(特許第6752438号。本件特許)の特許権者である控訴人
(原審原告。以下「原告」という。)が、原判決別紙被告製品目録記載の製品(被告
製品)は本件特許に係る発明の技術的範囲に属しており、被控訴人(原審被告。以
下「被告」という。)がこれらを生産、使用、譲渡又は譲渡の申出をする行為は本件
特許権を侵害すると主張して、特許法100条1項及び2項に基づき、被告製品の20
譲渡等の差止及び廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年10月5日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10032控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (特定のユーザの体臭成分を分析する方法)
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特許法100条1項
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[概要] 1 本件は、発明の名称を「特定のユーザの体臭成分を分析する方法」とする特
許に係る特許権を有する控訴人(原審原告。以下「原告」という。)が、被控訴人
(原審被告。以下「被告」という。)が消費者に提供するサービスにおいて使用す
る方法は同特許に係る特許発明の技術的範囲に属し、被告による同方法の使用は同10
特許権を侵害すると主張し、被告に対して、①特許法100条1項に基づき、同方
法の使用の差止めを求め、②同条2項に基づき、同方法において用いられた衣服の
廃棄を求め、③民法709条に基づき、損害賠償金1559万2500円の内金4
00万円及びこれに対する不法行為の日の後である令和4年1月9日(訴状送達の
日の翌日)から支払済みまで同法所定の年3%の割合による遅延損害金の支払を求15
め、④特許法106条に基づき、原判決別紙謝罪文目録記載1の内容の謝罪文を同
目録記載2の要領で被告が開設するウェブサイトのトップページに投稿し、これを
6か月間掲載することを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年10月5日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10125審決取消訴訟
審決取消請求事件 (2,3-ジクロロ-1,1,1-トリフルオロプロパン、2-クロロ-1,1,1-トリフルオロプロペン、2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパンまたは2,3,3,3-テトラフルオロプロペンを含10む組成物)
原告ザケマーズカンパニーエフシーリミテッドライアビリティ 被告AGC株式会社
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特許法134条の2 特許法29条1項3号 特許法164条の2
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[概要] 本件は、特許第6585232号の請求項1から7までに係る発明についての特
許を無効とした審決の取消訴訟であり、争点は、特許法134条の2において準用5
する同法126条5項に規定する訂正要件違反の有無である。
▶判決の詳細
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その他
令和5年10月4日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(ネ)10061請求棄却
損害賠償請求控訴事件,特許権侵害による損害賠償請求債務不存在確認等請求控訴事件
被控訴人株式会社ヒラノテクシード
株式会社カネカ
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特許法74条 民事訴訟法143条1項
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実施 | 241回 | 特許権 | 173回 | 許諾 | 163回 | 侵害 | 70回 |
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 事実の概略
ア 一審被告は、原判決別紙1特許権目録記載1の日本における特許権(後
記「本件日本特許権」)及び同目録記載2の米国における特許権(後記「本
件米国特許権」)を有していた。20
イ 一審原告は、前記各特許権などについて、平成5年(1993年)12
月に、一審被告と実施許諾契約(後記「本件実施許諾契約」)を締結した。
▶判決の詳細
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不正競争NEW 11/28掲載
令和5年10月4日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10012控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
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[概要] 1 本件は、気管支喘息用の医療用医薬品である原判決別紙控訴人商品目録記載15
の各商品(控訴人商品)を製造販売する控訴人が、被控訴人東亜薬品が製造し、
被控訴人日本ジェネリックが販売する原判決別紙被控訴人商品目録記載の各商
品(被控訴人商品)の形態は、控訴人商品の形態と類似しており、被控訴人ら
が被控訴人商品を製造、販売する行為は、控訴人の周知な商品等表示と同一又
は類似の商品等表示を使用した商品の譲渡等であって、これによって控訴人は20
営業上の利益を侵害されたなどとして、不正競争防止法(不競法)2条1項1
号の不正競争に当たるなどと主張し、被控訴人らに対し、①同法3条1項に基
づき、被控訴人商品の譲渡等の差止めを求め、②同条2項に基づき、被控訴人
商品の廃棄を求め、③同法4条、5条2項に基づき、令和元年12月から令和
2年5月までの損害賠償金として2億3886万2925円並びにうち1億125
756万4694円(令和元年12月から令和2年3月までの被控訴人らの利
益額により推定される控訴人の損害額及び同額の1割に相当する弁護士費用の
合計額であると控訴人が主張する金額)に対する上記期間にされた不正競争行
為の後である令和2年3月31日から支払済みまで民法(平成29年法律第4
▶判決の詳細
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特許権
令和5年10月3日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10023請求棄却
特許取消決定取消請求事件 (高速ドローン等航空機)
原告株式会社ドクター中松創研 被告特許庁長官
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特許法29条2項 特許法29条1項3号 特許法120条の5
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いのない事実、甲5、7、8)25
(1) 原告は、発明の名称を「高速ドローン等航空機」とする発明について、平
成30年3月31日、特許出願をし、令和2年7月9日、本件特許に係る特
許権の設定登録を受けた(請求項の数1)。
(2) 令和3年1月27日、本件特許について特許異議の申立てがされ、特許庁
は、異議2021-700092号事件として審理を行った。
(3) 原告は、令和3年12月23日付けで取消理由通知を受けたことから、そ5
の意見書提出期限内である令和4年3月7日、本件特許の特許請求の範囲
(請求項1)を下記2(1)のとおりに訂正(本件訂正)する旨の訂正請求を
した。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年10月3日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10047控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件
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特許法100条1項
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[概要] 1 控訴人の請求
(1) 被控訴人は、被控訴人製品を製造し、譲渡し、貸し渡し、輸入若しくは輸
出し、又は譲渡若しくは貸渡しの申出(譲渡又は貸渡しのための展示を含
む。)をしてはならない。
(2) 被控訴人は、被控訴人製品を廃棄せよ。5
(3) 被控訴人は、控訴人に対し、5万5000円及びこれに対する令和2年1
2月2日から支払済みまで年3%の割合による金員を支払え。
(4) 被控訴人は、原判決別紙謝罪広告目録記載第1の謝罪広告を、同目録記載
第2の要領で掲載せよ。
【請求の法的根拠】10
(1)について
特許法100条1項に基づく差止請求
(2)について
同条2項に基づく廃棄請求
(3)について15
▶判決の詳細
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商標権
令和5年9月29日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)10991認容
損害賠償請求事件
原告株式会社Fathom 被告株式会社ストライプインターナショナル
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著作権法114条1項 著作権法2条1項1号 著作権法15条1項 著作権法10条1項4号
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侵害 | 52回 | 商標権 | 18回 | 差止 | 14回 | 損害賠償 | 2回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原告が、被告に対し、被告が販売する別紙被告製品目録記載のTシ
ャツ(以下「被告製品」という。)に付した別紙被告イラスト目録記載のイラ
スト(以下「被告イラスト」又は「被告標章」ということがある。)が、別紙15
原告イラスト目録記載2のイラスト(以下「原告イラスト2」という。)に係
る原告の著作権(複製権又は翻案権及び譲渡権)及び著作者人格権(同一性保
持権)並びに原告が有する別紙商標権目録記載の商標権(以下「原告商標権」
といい、同商標権に係る登録商標を「原告商標」という。)を侵害していると
して、①著作権法112条 1 項に基づく原告イラスト2の複製、翻案及び譲渡20
の差止め、②商標法36条1項に基づく被告の販売するTシャツに被告イラス
トを付すこと及び被告イラストを付したTシャツの譲渡等の差止め及び③著作
権法112条2項又は商標法36条2項に基づく被告製品の廃棄及び被告イラ
ストの画像データの削除(廃棄請求及び削除請求はいずれも選択的併合)並び
に④不法行為(民法709条)に基づく損害金合計412万2672円(著作25
権法114条1項又は商標法38条1項1号による逸失利益262万2672
▶判決の詳細
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著作権
令和5年9月29日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)24085請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告有限会社プレステージ 被告KDDI株式会社
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著作権法2条1項9号 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原告が、電気通信事業を営む被告に対し、氏名不詳者ら(以下「本20
件各氏名不詳者」という。)が、P2P方式のファイル共有プロトコルであるB
itTorrent(以下「ビットトレント」という。)を利用したネットワー
ク(以下「ビットトレントネットワーク」という。)を介して、別紙著作物目録
記載の動画(以下「本件動画」という。)を複製して作成した動画ファイル(以
下「本件複製ファイル」という。)を、本件各氏名不詳者が管理する端末にダウ25
ンロードし、公衆からの求めに応じ自動的に送信し得る状態としたことによっ
て、本件動画に係る原告の公衆送信権を侵害したことが明らかであり、本件各
氏名不詳者に対する損害賠償請求のため、被告が保有する別紙発信者情報目録
記載の各情報(以下「本件各発信者情報」という。)の開示を受けるべき正当な
理由があると主張して、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発
信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条15
項に基づき、本件各発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年9月29日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70194認容
発信者情報開示請求事件
原告グラフィティジャパン株式会社 被告KDDI株式会社
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著作権法15条 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原告が、電気通信事業を営む被告に対し、氏名不詳者ら(以下「本20
件各氏名不詳者」という。)が、P2P方式のファイル共有プロトコルである
BitTorrent(以下「ビットトレント」という。)を利用したネット
ワーク(以下「ビットトレントネットワーク」という。)を介して、原告が著
作権を有する別紙動画目録記載の作品(以下「本件動画」という。)を複製し
て作成した電子データ(以下「本件複製ファイル」という。)を、本件各氏名25
不詳者が管理する端末にダウンロードし、公衆からの求めに応じて自動的に送
信し得る状態とするとともに、本件複製ファイルを公衆送信したことによって、
本件動画に係る原告の公衆送信権を侵害したことが明らかであり、本件各氏名
不詳者に対する損害賠償請求等のために必要であると主張して、特定電気通信
役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下
「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項に基づき、被告が保有する別紙5
発信者情報目録記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を求
める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年9月29日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70273認容
発信者情報開示請求事件
原告株式会社A&T 被告株式会社NTTドコモ
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著作権法2条1項1号 著作権法15条1項 著作権法15条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原告が、電気通信事業を営む被告に対し、氏名不詳者ら(以下「本
件各氏名不詳者」という。)が、P2P方式のファイル共有プロトコルである20
BitTorrent(以下「ビットトレント」という。)を利用したネット
ワーク(以下「ビットトレントネットワーク」という。)を介して、原告が著
作権を有する別紙動画目録記載の各作品(以下「本件各動画」という。)を複
製して作成した電子データ(以下「本件各複製ファイル」という。)を、本件
各氏名不詳者が管理する端末にダウンロードし、公衆からの求めに応じて自動25
的に送信し得る状態とするとともに、本件各複製ファイルを自動公衆送信した
ことによって、本件各動画に係る原告の公衆送信権を侵害したことが明らかで
あり、本件各氏名不詳者に対する損害賠償請求等のため、被告が保有する別紙
発信者情報目録記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を受
けるべき正当な理由があると主張して、特定電気通信役務提供者の損害賠償責
任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」5
という。)5条1項に基づき、本件発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年9月28日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行コ)10001控訴棄却
特許分割出願却下処分取消請求控訴事件
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[概要] 1 本件出願は、法44条1項2号所定の分割出願としてされたものであるが、
当該出願に先立って本件親出願に係る特許料納付を経て本件設定登録がされて
いた。処分行政庁は、同項柱書きに「特許出願人」及び「特許出願」とされて15
いることから、同項の規定は分割出願のもととなる特許出願が特許庁に係属し
ていることを前提とするところ、本件出願は、もとの特許出願について設定登
録がされた後にされたものであり、特許庁に係属していない特許出願をもとの
出願として行われたものであるから、同項所定の要件を満たしていない不適法
な手続であってその補正をすることができないとして本件却下処分をしたもの20
である。
▶判決の詳細
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商標権
令和5年9月28日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10045審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社医療情報技術研究所 被告特許庁長官
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商標法3条1項3号 商標法4条1項16号
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[概要] 1 特許庁における手続の経過等(当事者間に争いがない)
(1) 原告は、令和3年6月17日、別紙の構成からなる商標について、第7
類「産業用ロボット並びにその部品及び附属品」、第39類「荷役用ロボッ
トの貸与,業務用の荷物運搬用自走式ロボットの貸与,梱包用ロボットの貸25
与」及び第40類「半導体製造用ロボットの貸与,組立用ロボットの貸与,
金属加工用ロボットの貸与,食料加工用又は飲料加工用ロボットの貸与」を
指定商品及び指定役務として、商標登録出願を行った(以下、その商標を
「本願商標」という。)。
(2) 原告は、令和4年3月10日付けで拒絶査定を受けたため、同年4月5
日、拒絶査定不服審判を請求した。5
特許庁は、上記請求を不服2022-4998号事件として審理を行い、
令和5年3月16日、「本件審判の請求は、成り立たない。」との審決(以下
「本件審決」という。)をし、その謄本は同年4月3日原告に送達された。
(3) 原告は、令和5年4月27日、本件審決の取消しを求める本件訴訟を提
起した。10
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年9月28日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)31529請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
原告ピーター・オプスヴィック・エイエス
ストッケ・エイエス 被告株式会社Nоz
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著作権法2条1項1号 著作権法112条1項 著作権法114条3項 著作権法114条2項
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[概要] 1 事案の概要10
家具デザイナーであるA(以下「訴外A」という。)は、製品名を「TRIP
P TRAPP」とする別紙原告製品目録記載の椅子(以下「原告製品」という。)
をデザインし、原告オプスヴィック社に対し、原告製品に係る著作権を譲渡した。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年9月27日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)28914請求棄却
損害賠償請求事件
原告A 被告B
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著作権法114条3項
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[概要] 1 事案の概要
本件は、「Life 生きてゆく」と題するドキュメンタリー映画(以下「本件
映画」という。)を制作し、本件映画に係る著作権を有する原告が、被告が「捜す25
人 津波と原発事故に襲われた浜辺で」と題する小説(以下「本件小説」という。)
を執筆、出版したことが、原告の翻案権、同一性保持権、氏名表示権を侵害し、
また、原告の表現活動という法的保護に値する人格的権利ないし利益を侵害した
と主張して、不法行為に基づき、346万円及び本件小説を掲載した書籍の販売
が開始された平成30年8月10日から支払済みまで平成29年法律第44号
による改正前の民法所定の年5分の割合による遅延損害金を請求する事案であ5
る。
2 前提事実(当事者間に争いがないか、甲1,2及び弁論の全趣旨によって容易
に認められる事実)
原告は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災による津波及び原子
力発電所の事故の被害を受けた者らを取材した映画の制作を行い、平成28年10
▶判決の詳細
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著作権
令和5年9月25日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)5818認容
発信者情報開示請求事件
原告株式会社バーチャルエンターテイメント 被告エックスサーバー株式会社
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著作権法32条1項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 請求原因
(1) 特定電気通信による情報の流通によって原告の著作権が侵害されたこと
ア 著作物
原告は、アバターを使用して動画配信等を行う者(いわゆる「バーチャ
ルユーチューバー」。以下、「VTuber」という。)の育成及びマネージ
メント等を行う株式会社である。5
別紙「原告著作物目録」記載のイラスト(以下「本件イラスト」という。)
は、原告に所属する女性4名のVTuberのキャラクターが黒と紫の揃
いの衣装を着用し、銃を持って笑顔でポーズをとった様子が描かれ、銃を
扱うゲームのプレイヤーであることなど、キャラクター設定を反映した描
写がされたイラストであるから、「思想または感情を創作的に表現した」10
美術の著作物(著作権法2条1項1号)に該当する。
イ 著作権の帰属
原告は、本件イラストを作成したイラストレーターから本件イラストの著
作権の譲渡を受け、本件イラストの著作権を有している。
▶判決の詳細
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不正競争NEW 11/21掲載
令和5年9月22日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)23432請求棄却
営業侵害行為差止請求事件
原告株式会社IchidoUp 被告株式会社AI
株式会社LSCreation
株式会社SAI
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不正競争防止法2条1項7号 民法668条 民事訴訟法61条 不正競争防止法5条2項
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[概要] 1 原告の請求をいずれも棄却する。
2 訴訟費用は原告の負担とする。
第2 被告らの主張
▶判決の詳細
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特許権
令和5年9月21日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10015控訴棄却
特許権侵害に基づく損害賠償請求控訴事件 (フィルタ内に管状要素を含むフィルタ付シガレット)
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民法709条
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[概要] 1 本件は、発明の名称を「フィルタ内に管状要素を含むフィルタ付シガレット」
とする特許に係る特許権を有する米国法人である控訴人(原審原告)アール ジエ25
イ レイノルズ タバコ カンパニー(以下「原告レイノルズ」という。)及び原
告レイノルズから同特許権について専用実施権の設定を受けたと主張する英国法人
である控訴人(原審原告)ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド(以下
「原告ニコベンチャーズ」という。原告ニコベンチャーズは、本件訴え提起時に専
用実施権の設定登録申請中であることを明らかにしつつ、原審では独占的通常実施
権に基づく主張をしていたが、当審において令和2年9月18日受付の専用実施権5
の設定登録を受けた旨の証拠(甲10)を提出した。不法行為法上、両者は実質的
に同一の法的保護に値する利益であると解される。)が、被控訴人(原審被告)フ
ィリップ・モリス・ジャパン合同会社(以下「被告フィリップ・モリス」という。)
及び被控訴人(原審被告)双日株式会社(以下「被告双日」という。)が輸入販売
等をする製品は同特許に係る特許発明の技術的範囲に属し、被告らによる同製品の10
輸入販売等は同特許権及び同専用実施権(設定登録前は独占的通常実施権)を侵害
すると主張し、被告らに対して、本件における不法行為の準拠法である日本法の民
▶判決の詳細
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著作権
令和5年9月21日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70006請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告有限会社プレステージ 被告KDDI株式会社
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著作権法2条1項9号
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[概要] 本件は、原告が、被告に対し、氏名不詳者ら(以下「本件各発信者」という。)20
がファイル交換共有ソフトウェアであるBitTоrrent互換ソフトウェ
ア(以下「BitTоrrent」という。)を使用して、別紙著作物目録記載
の動画(以下「本件動画」という。)に係る原告の送信可能化権を侵害したと主
張して、令和3年法律第27号による改正前の特定電気通信役務提供者の損害賠
償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下、特に改正前後を区別す25
る必要のない限り、改正後も含めて「プロバイダ責任制限法」という。)4条1
項又は同号による改正後のプロバイダ責任制限法5条1項に基づき、別紙発信者
情報目録記載の各情報の開示を求める事案である。
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特許権
令和5年9月20日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10152審決取消訴訟
審決取消請求事件 (永久磁石の樹脂封止方法)
原告トヨタ紡織株式会社 被告株式会社三井ハイテック
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特許法36条6項1号 特許法36条6項2号 特許法36条4項1号 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は、平成17年1月24日に出願した特許出願(特願2005-158
60号。以下「最初の親出願」という。甲13)の一部を分割した同年11月24
日の特許出願(特願2005-339116号。以下「第1世代の出願」という。
甲39)を順次分割した平成21年9月14日の特許出願(特願2009-2125
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その他
令和5年9月20日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10101控訴棄却
請求異議控訴事件
被控訴人株式会社北里コーポレーション
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不正競争防止法2条1項20号
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[概要] 1 本件は、被控訴人が、控訴人に対する確定判決(知的財産高等裁判所平成325
▶判決の詳細
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著作権
令和5年9月19日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10050控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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著作権法114条3項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、控訴人(原審原告。以下「原告」という。)が、被控訴人(原審被告。以
下「被告」という。)に対し、①本判決別紙記載の「ふみとやすおの歌」(以下「原
告作品」という。)が著作物であることの確認を求めるとともに、②被告が、テレビ
番組内において原告作品又はその実演を録音・録画したものを無断で放送等したこ10
とにより、主位的に著作権を侵害し、予備的に著作隣接権を侵害したと主張して、
民法709条、著作権法114条3項に基づき、被告に対し、原告作品の使用料相
当額9億7329万6000円及び消費税相当額6720万0480円のうち使用
料相当額の一部である140万円及びこれに対する不法行為日から支払済みまで平
成29年法律第44号附則17条3項の規定によりなお従前の例によることとされ15
る場合における同法による改正前の民法所定の年5分の割合による各遅延損害金の
支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年9月15日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)23204
発信者情報開示請求事件
原告株式会社A&T 被告ソフトバンク株式会社
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著作権法2条1項9号 著作権法2条5項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原告が、電気通信事業を営む被告に対し、氏名不詳者ら(以下「本
件各氏名不詳者」という。)が、P2P方式のファイル共有プロトコルであるB
itTorrent(以下「ビットトレント」という。)を利用したネットワー20
ク(以下「ビットトレントネットワーク」という。)を介して、別紙発信者情報
目録1及び同目録2記載の品番及び作品名に係る各動画(以下、これらを総称
して「本件各動画」という。)をそれぞれ複製して作成した動画ファイル(以下、
これらを総称して「本件各ファイル」という。)を、本件各氏名不詳者が管理す
る端末にダウンロードし、公衆からの求めに応じ自動的に送信し得るようにす25
るとともに、本件各ファイルを公衆送信したことによって、本件各動画に係る
原告の著作権(公衆送信権)を侵害したことが明らかであり、本件各氏名不詳
者に対する損害賠償請求等のため、被告が保有する別紙発信者情報目録1及び
同目録2記載の各情報(以下「本件各発信者情報」という。)の開示を受けるべ
き正当な理由があると主張して、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制
限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年9月14日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)3392請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
原告ホワイトスター株式会社 被告株式会社アトラス
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[概要] 1 本件は、原告が、被告に対して「ワンスプーン」ないし「ONE SPOO25
N」との名称(以下、併せて「ワンスプーン」と表記する。)のペット用健康補助
食品(以下「原告商品」という。)を卸売販売していたところ、同販売契約の終了
後、被告が、インターネット上で「ワンスプーンプレミアム」ないし「ONE S
POON PREMIUM」との名称(以下、併せて「ワンスプーンプレミアム」
と表記する。)のペット用健康(栄養)補助食品(以下「被告商品」という。)の
販売を開始するなどしたことは、不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条5
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年9月13日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10014控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原判決別紙原告製品目録記載の各製品(以下「原告製品」という。)を10
販売する控訴人が、原判決別紙被告製品目録記載の各製品(以下「被告製品」とい
う。)を販売する被控訴人に対し、原告製品の形態は控訴人の商品等表示として需
要者の間に広く認識されているものに該当し、被控訴人が被告製品を製造又は販売
する行為は、上記商品等表示と類似の商品等表示を使用するものであるから不正競
争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号の不正競争行為に該当する旨主15
張して、被控訴人に対し、不競法3条1項及び2項に基づき、被告製品の製造等の
差止め並びに被告製品及びその製造等に用いられる金型その他の製造機具の廃棄を
求める事案である。
▶判決の詳細
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その他
令和5年9月13日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10025控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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著作権法114条3項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、被控訴人との間で専属的マネジメント契約を締結し(本件専属契約)、
実演家グループ「FEST VAINQUEUR」(本件グループ)のメンバーと20
して活動していた控訴人らが、被控訴人に対し、被控訴人が令和元年7月13日の
本件専属契約終了後も被控訴人が管理・運営する本件各サイト(本件被告サイト、
本件グッズ販売サイト及び本件ファンクラブサイト)において、本件被告サイト及
び本件ファンクラブサイトにつき令和元年11月30日まで、本件グッズ販売サイ
トにつき令和3年12月31日まで、それぞれ本件グループ名及び控訴人らの肖像、25
芸名等を掲載している(本件利用行為)として、
(1) 肖像権等及びパブリシティ権の侵害を理由とする不法行為に基づく損害賠
償請求(いずれも一部請求)として、控訴人ら一人当たり110万円(内訳は肖像
権等侵害につき50万円、パブリシティ権侵害につき50万円及び弁護士費用相当
額10万円)及び令和元年12月19日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで
民法(平成29年法律第44号による改正前のもの。以下「改正前民法」という。)5
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払
▶判決の詳細
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特許権
令和5年9月12日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10117審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (カップ食品)
原告株式会社セブン-イレブン・ジャパン
株式会社ニッセーデリカ 被告特許庁長官
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特許法29条1項3号
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実施 | 34回 | 審決 | 12回 | 新規性 | 3回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告らは、発明の名称を「カップ食品」とする発明について、令和2年
7月30日(優先権主張 令和元年9月24日)に特許出願(特願202
0-129485号。請求項の数13。以下「本願」という。)をしたが、
令和3年4月8日付けで拒絶査定を受けた。5
(2) 原告らは、令和3年7月1日、拒絶査定不服審判を請求すると共に、特
許請求の範囲及び明細書を変更する旨の手続補正書を提出した(以下、そ
の補正を「本件補正」という。)。
特許庁は、上記審判請求を不服2021-8700号事件として審理し、
令和4年10月5日、本件補正を却下した上、「本件審判の請求は、成り10
立たない。」との審決(以下「本件審決」という。)をし、その謄本は、
同月17日、原告らに送達された。
(3) 原告らは、令和4年11月15日、本件審決の取消しを求める本件訴訟
を提起した。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年9月8日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)19086認容
発信者情報開示請求事件
原告株式会社MBM 被告ソフトバンク株式会社
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著作権法2条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原告が、電気通信事業を営む被告に対し、氏名不詳者(以下「本件
発信者」という。)が、P2P方式のファイル共有プロトコルであるBitT
orrent(以下「ビットトレント」という。)を利用したネットワーク20
(以下「ビットトレントネットワーク」という。)を介して、原告が著作権を
有する別紙動画目録記載の作品(以下「本件動画」という。)を複製して作成
した電子データ(以下「本件複製ファイル」という。)を、本件発信者が管理
する端末にダウンロードし、公衆からの求めに応じて自動的に送信し得る状態
にするとともに、本件複製ファイルを公衆送信したことによって、本件動画に25
係る原告の公衆送信権を侵害したことが明らかであり、本件発信者に対する損
害賠償請求等のために必要であると主張して、特定電気通信役務提供者の損害
賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制
限法」という。)5条1項に基づき、被告が保有する別紙発信者情報目録記載
の各情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
令和5年9月7日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10030審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
原告粧美堂株式会社 被告ノーブル株式会社
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商標法3条1項3号 商標法3条1項6号 商標法4条1項16号 商標法3条
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[概要] 本件は、商標登録無効審判請求に係る不成立審決の取消訴訟である。争点は、①
後記1の登録商標(以下「本件商標」という。)が商標法3条1項3号に掲げる商
標に該当するか否か、②本件商標が同項6号に掲げる商標に該当するか否か、③本
件商標が同法4条1項16号に掲げる商標に該当するか否かである。5
▶判決の詳細
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商標権
令和5年9月7日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10031審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社池上製麺所 被告特許庁長官
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商標法3条1項4号 商標法3条2項 商標法3条
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[概要] 本件は、商標登録出願(商願2020-117387)の拒絶査定に対する不服25
審判請求を不成立とした審決の取消訴訟であり、争点は、同出願に係る商標(以下
「本願商標」という。)が商標法3条1項4号に掲げる商標に該当するか否かである。
▶判決の詳細
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意匠権
令和5年9月6日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10132審決取消訴訟
審決取消請求事件
原告株式会社イレブンインターナショナル 被告株式会社雅
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意匠法3条1項3号
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[概要] 本件は、意匠登録無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は、
意匠法3条1項3号該当性である。
▶判決の詳細
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意匠権
令和5年9月6日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10133審決取消訴訟
審決取消請求事件
原告株式会社イレブンインターナショナル 被告株式会社雅
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意匠法3条1項3号
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[概要] 本件は、意匠登録無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は、
意匠法3条1項3号該当性である。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年9月5日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10020控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
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著作権法112条1項
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[概要] 1 前提事実は、原判決の第2の2(2頁~)に記載するとおりであるから、こ
れを引用する。
2 当審における本件の争点は、被控訴人の不当利得の有無であり、この点に関
する双方の主張は、以下に補足するほか原判決第2の4(3)(7頁)に記載の
とおりであるから、これを引用する。20
【控訴人の主張】
(1) 本件ポリシーの作成を被控訴人の事業として遂行しようとした場合、本
来だと、防災ポリシー作成に特化した技術プロジェクトを立ち上げ、数億円
の予算を講じるべきものである。しかし、被控訴人は、本件ポリシーの作成
は本件委託契約と無関係であるにもかかわらず、本件ポリシーの著作権を25
得たと主張し、そのフィジー政府への譲渡を既成事実化することで不当に
利得を得ている。
フィジー政府に対する著作権の譲渡が被控訴人に金銭的な利益をもたら
さないとしても、本件ポリシーが契機となって、フィジーが防災援助に関す
る重点国に指定され、50億円ともいわれる防災関連ODA予算が計上さ
▶判決の詳細
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