特開2015-130967IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、スプリンクラ消火設備

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】地震等による水損被害を軽減することができるスプリンクラ消火設備を提供する。
【解決手段】流水検知装置の一次側又は二次側に設けられ、常時は開放状態にある開閉弁7と、所定の震度以上の地震が発生したときに地震検知信号を出力する地震検知手段8と、スプリンクラヘッド6と同じ防護領域に設置される火災感知器9とを備え、地震検知手段8による地震検知信号の出力があったときに、開閉弁7を閉止状態に閉止制御するように構成されていると共に、その閉止制御により開閉弁7が閉止状態にある間、火災感知器9による火災信号の出力があったときに、開閉弁7を開放状態に開放制御するように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、スプリンクラ消火設備においては、大地震等による大きな揺れや、異常な振動によって、スプリンクラヘッドが破損すると、火災が発生していないにも関わらず、ポンプが起動してスプリンクラヘッドから継続して放水されてしまい、水損被害が生じるという問題があった。又、スプリンクラ配管が破損することによっても水損被害が生じる場合もある。 この発明は、前記の事情に鑑み、大地震等による水損被害を軽減することができるスプリンクラ消火設備を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

この発明は、流水検知装置の二次側に設けられ、加圧流体が充填された二次側配管と、該二次側配管に接続されたスプリンクラヘッドとを備えたスプリンクラ消火設備において、前記流水検知装置の一次側又は二次側に設けられ、常時は開放状態にある開閉弁と、所定の震度以上の地震が発生したときに地震検知信号を出力する地震検知手段と、前記スプリンクラヘッドと同じ防護領域に設置される火災感知器とを更に備え、前記地震検知・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
この発明においては、流水検知装置の一次側又は二次側に開閉弁を備えており、地震検知手段による地震検知信号の出力があったときに、その開閉弁を閉止状態に閉止制御するように構成されていると共に、その閉止制御により開閉弁が閉止状態にある間、火災感知器による火災信号の出力があったときに、開閉弁を開放状態に開放制御するように構成されている。これにより、強い地震が発生した場合には、開閉弁が閉止状態にされるので、二次側に消火水が供給されるのを遮断することができ、地震によりスプリンクラヘッド等に破損等が生じ、開閉弁の二次側に充填されている消火水が流出する状態になったとしても、その消火水の流出を開閉弁の二次側に充填されているものだけに抑えることができる。又、そのように開閉弁が閉止状態にされたとしても、火災が発生した場合には、開閉弁が開放状態にされるので、二次側に消火水を供給することができ、スプリンクラヘッド等に破損等がなければ、スプリンクラヘッドから消火水を正常に放出し、火災の消火をすることができる。 従って、この発明によれば、火災発生時の消火機能を保ちつつも、地震等による水損被害を軽減することができるスプリンクラ消火設備を提供することができる。 又、この発明においては、更に、開閉弁の閉止制御が地震検知手段による地震検知信号の出力があり、且つ二次側配管内の所定値以上の圧力低下が起きたとき、又は流水検知装置による流水信号の出力があったときに行われるよう構成されていることにより、地震によりスプリンクラヘッド等に破損等があり、消火水の流出があった場合にのみ、開閉弁が閉止状態にされるものとすることができる。これにより、例えば、スプリンクラヘッド等が防護領域ごとに系統分けされ、複数系統設けられている場合、その系統ごとに開閉弁を設けていれば、破損等による消火水の流出があった系統の開閉弁のみを選択的に閉止状態にすることができ、その系統のある防護領域のみを選択的に水損被害を軽減することができる状態とし、その他の防護領域においては火災が発生すれば、作動したスプリンクラヘッドに直ちに消火水を供給することができる状態とすることができる。 又、この発明においては、更に、閉止制御により開閉弁が閉止状態にある間、火災感知器による火災信号の出力がない場合、所定の時間内に、二次側配管内の所定値以上の圧力低下が起きないとき、又は流水検知装置による流水信号の出力がないときには、開閉弁の開放制御をするように構成されていることにより、地震の発生によって開閉弁が一旦閉止状態にされても、その後火災が発生しない場合は、流水がなく、スプリンクラヘッド等から消火水の流出がないときには、開閉弁を自動的に開放状態にすることができ、開閉弁が開放状態にある常時の待機状態に自動的に復帰させることができる。 又、この発明においては、更に、閉止制御により開閉弁が閉止状態にある間、火災感知器による火災信号の出力がない場合、所定の時間内に、二次側配管内の所定値以上の圧力低下が起きたとき、又は流水検知装置による流水信号の出力があったときには、開閉弁の閉止状態が維持されるように構成されていることにより、地震の発生によって開閉弁が閉止状態にされた後、流水があり、スプリンクラヘッド等から消火水の流出があるときには、開閉弁の閉止状態を継続させ、二次側への消火水の供給を継続して遮断することができ、流出箇所から更に消火水が流出するのを継続して防ぐことができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】この発明のスプリンクラ消火設備のシステム構成の一例を示したものであり、設備全体の系統図である。

【図2】同上の設備における地震発生時の制御処理の流れの一例を示したフローチャートである。

【図3】同上の制御処理の流れの他の一例を示したフローチャートである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1:スプリンクラ消火設備 2:給水本管 3:一次側配管   4:流水検知装置 4a:圧力スイッチ 5:二次側配管   6:スプリンクラヘッド 7:開閉弁 7a:制御部 8:感震器   9:火災感知器 10:システム制御盤 11:スプリンクラ制御盤   12:火災受信機 13:圧力空気槽 13a:圧力スイッチ   14:貯水槽 15:ポンプ 16:ポンプ起動盤

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