特開2015-193136IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

耐熱性および防汚性に優れる塗装鋼板、その製造方法、および、この塗装鋼板を含む調理器具用部材

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】さらなる耐熱性と防汚性の両方を有する塗装鋼板、および、当該塗装鋼板を含む調理器具用部材を提供すること。
【解決手段】塗装鋼板10は、鋼板11と、上塗り塗膜14とがこの順で重なって構成される。上塗り塗膜14は、ポリイミド141および硬化シリコーン144を含む。上塗り塗膜14の表面における硬化シリコーン144の占有面積率は、5%以上である。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

塗装鋼板は、耐熱性と防汚性の両方に優れている。しかしながら、近年、さらに高い温度での調理が可能な電子レンジが開発され、市場に供給されている。このため、このような調理器具に使用される塗装鋼板には、さらなる耐熱性の向上が要求されている。 本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、さらなる耐熱性と防汚性の両方を有する塗装鋼板を提供することを目的とする。
また、本発明は、当該塗装鋼板を含む調理器具用部材を提供することを、さらなる目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、ポリイミドに特定のシリコーンを組み合わせることにより、ポリイミドの塗膜の表面にシリコーンが適度に分散して露出すること、および、この塗膜を塗装鋼板の上塗り塗膜に用いることにより、防汚性のみならず優れた耐熱性を発現すること、を見出した。そして、さらに検討を加えて本発明を完成させた。
【発明の効果】
本発明に係る塗装鋼板は、従来のフッ素樹脂が露出する塗装鋼板に比べて、より高い耐熱性と、同等かそれ以上の防汚性を発現しうる。よって、本発明に係る塗装鋼板は、より高い温度で使用される調理器具用の部材に好適に用いられる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の一実施形態の塗装鋼板の構造を模式的に示す図である。

【図2】図2Aは、上塗り塗料の層中の成分の挙動を模式的に示す図であり、図2Bは、上塗り塗料の層の表面に硬化シリコーンが分散して存在する状態を模式的に示す図であり、図2Cは、上塗り塗料の層の表面で硬化シリコーンが集合した状態を模式的に示す図である。

【図3】図3Aは、実施例の塗装鋼板3における上塗り塗膜の表面の、走査型電子顕微鏡で撮影した反射電子像を示す電子顕微鏡写真であり、図3Bは、硬化性シリコーンが集合した上塗り塗膜の表面の、走査型電子顕微鏡で撮影した反射電子像を示す電子顕微鏡写真である。

【図4】上塗り塗膜における海島構造と当該塗膜に付着した液状汚染物を模式的に示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 塗装鋼板   11 鋼板   12 化成処理皮膜   13 下塗り塗膜   14、51 上塗り塗膜   31 上塗り塗料の層   131 樹脂   132 添加剤   141、513 ポリイミド   142 アルミニウム粒子   143 無機添加剤   144、512 硬化シリコーン   311 溶剤   312 硬化性シリコーン   514 汚染物

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