特開2015-218824IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

玉軸受、特にCTスキャナ装置などの産業機器用の大型の玉軸受

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】大型の玉軸受において、温度変化や吸水による樹脂保持器の周長変化を吸収しつつ、玉軸受が回転しているときの樹脂保持器の振動を抑制し、異音の発生を低減することを目的としている。
【解決手段】玉4によって案内される環状の樹脂保持器5を有する玉軸受であって、前記樹脂保持器は、環状の一部が連結部材40を介して円周方向に連結されており、連結部材40と、当該連結部材40を挟む樹脂保持器5の対向部27,28とが、円周方向に配置された一対のねじ結合によって連結されていて、前記一対のねじ結合は、ねじ込むときの回転方向が互いに逆方向のねじで形成されていて、前記一対の対向部27,28の円周方向の間隔の変化に応じて、前記連結部材40が、ねじの逆作動によって回転し得ることを特徴とする。
【選択図】図5

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、特許文献2のように開口部を設けると、玉軸受の回転中に、その開口部において樹脂保持器の端部が振動して、異音を発生しやすくなる。例えば、開口部における樹脂保持器の端部が、玉軸受の半径方向や軸線方向に変位して、玉と樹脂保持器が衝突したり、樹脂保持器と内外輪が衝突して異音を生じる場合がある。
また、玉軸受の回転中に玉毎に進み遅れが生じると、樹脂保持器がその玉に引っ張られて円周方向に弾性変形して、の開口部が拡大したり縮小したりする。そして玉が当該玉軸受の非負荷圏に入って自由状態になると、その玉から受けている力が瞬間的に解放されて樹脂保持器の周長が元の大きさに戻るときに開口部が振動し、樹脂保持器と玉が衝突したり、樹脂保持器と軌道輪が衝突して異音を発生する場合がある。
このような異音は、特に医療用の設備では患者に不安を与えることとなるので、出来る限り低減する必要がある。 そこで本発明は、温度変化や吸水による樹脂保持器の周長変化を吸収しつつ、回転しているときの樹脂保持器の振動を抑制し、異音の発生を低減した玉軸受を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1の玉軸受は、内周に外側軌道面を有する外輪と、外周に前記外側軌道面と径方向に対向する内側軌道面を有する内輪と、前記外側軌道面と前記内側軌道面の間に転動自在に配置された複数の玉と、前記外輪の内周と前記内輪の外周との間に配置され、円周方向に複数のポケットが形成されて前記玉を所定の間隔で保持する環状の樹脂保持器と、を有する玉軸受であって、前記ポケットが、前記玉と摺接して前記樹脂保持器の前記径・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によると、温度変化や吸水による樹脂保持器の周長変化を吸収しつつ、玉軸受が回転しているときの樹脂保持器の振動を抑制し、異音の発生を低減した玉軸受を提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の第1実施形態である玉軸受の軸線方向の断面図である。

【図2】図1の玉軸受に組み込まれた樹脂保持器の全体構成を説明する正面図である。

【図3】図2の樹脂保持器を構成するセグメントの形状を説明する斜視図である。

【図4】図3のセグメントの詳細構造を説明する断面図である。

【図5】図2の連結部材の軸線方向の断面図である。

【図6】図2の連結部におけるねじ面に作用する力を説明する図である。

【図7】本発明の第2実施形態における連結部材の軸線方向断面図である。

選択図 図5出願人が指定した本件の代表的な図

1:玉軸受、2:外輪、3:内輪、4:玉、5:樹脂保持器、6:外側軌道面、7:内側軌道面、13,14:案内用凸部(案内部)、15:ポケット、16:内周面、17:抜け止め部、18:抜け止め部、21〜26:セグメント、27,28:端面(対向部)、31:雄ねじ、40:連結部材、41:雌ねじ、46:雌ねじ、50:連結部材、51:雌ねじ、56:雌ねじ、66:雄ねじ

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