特開2015-229324IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

フィルター材料、膜基材、電池材料、セパレータ基材等の電子材料、包装材料、医療材料等の、空隙と孔径がコントロールされ、多孔構造を持ちながら、積層界面で充分な剥離強力を有する、繊維積層複合シート状物

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】接着剤を用いずに接合一体化され、異物や残留溶剤等が滲出することなく、かつ、各繊維層の高空隙と孔構造を保持しかつ層間で充分な接合がなされている繊維積層シート状物の提供。
【解決手段】平均繊維径が10〜30μmの繊維を含む繊維状物からなるA層と、平均繊維径が1nm以上800nm未満の微細繊維を含む繊維状物からなるB層とが接合により一体化された繊維積層複合シート状物であって、A層とB層の間の界面に非接合部と接合部が存在し、下記式:厚み変化率(%)=(非接合部のB層の平均厚み−接合部のB層の平均厚み)/非接合部のB層の平均厚み×100で求められるB層の厚み変化率が3%以上60%以下であり、かつ、A層とB層の間の剥離強力が0.05N/25mm以上であることを特徴とする繊維積層複合シート状物。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

以上の従来技術に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、接着剤を用いずに接合一体化され、異物や残留溶剤等が滲出することなく、かつ、各繊維層の高空隙と孔構造を保持しかつ層間で充分な接合がなされている繊維積層シート状物を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討し実験を重ねた結果、繊維積層複合シート状物に於いて、平均繊維径をコントロールすることによって積層界面の凹凸を制御し、電子線照射による接合によって、繊維層の空隙や孔径構造を保持したまま、繊維積層複合シート状物として充分な接合強力をえることができることを発見し、かかる発見に基づき、本発明を完成するに至ったものである。
【発明の効果】
本発明に係る繊維積層複合シート状物においては、A層とB層の空隙や孔径サイズ及び分布等の繊維積層複合シート状物としての構造を保持しながら、接合界面での剥離強力が0.05N/25mm以上を達成することができるものであり、各種精密フィルター材料、膜基材、電地材料や電池セパレータ等の電子材料、包装材料、医療材料等の高機能性シート状物として好適に使用することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明に係る繊維積層複合シート状物の概略模式図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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