特開2016-152145IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

二つの電気コネクタ同士を接続する接続ブレード及びその製造方法、接続ブレードを有する電気コネクタ

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】形状の簡単なクロスペアを有する接続ブレード及びその製造方法、これを有する電気コネクタを提供することを課題とする。
【解決手段】二つの回路接続部材30,40同士を接続する接点を両端に有する差動伝達用の差動ペア線路が絶縁板21に保持され、該差動ペア線路が互いに交差することのない二つの線路で形成されるストレートペア22と、線路中間位置で互いに非接触で交差する交差点を含む交差域BXをもつクロスペア24とが並設されている接続ブレード20において、クロスペア24は、該クロスペアの線路全長のうちの少なくとも一部に面して絶縁板21よりも低い誘電率で形成された調整域28−0と接しており、該調整域28−0の範囲及び誘電率が、クロスペア24とストレートペア22との間の信号伝達時間差を減ずるように選定されている。
【選択図】図2

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1がかかえている課題を解決しようとしている特許文献2にあっても、本来ストレートであるストレートペアに疑似交差域を設ける結果、ストレートペアの形状が複雑になり、この形状を得るための金型の製作費が嵩む。さらには、一旦決定してしまったストレートペアの形状でも完全に信号伝達時間差をなくすことができない場合、僅かながらでも疑似交差域でのストレートペア自体の形状や寸法を変更して製作することは、ストレートペアそして打抜き金型の全体形状に影響を及ぼすので、打抜き金型形状の変更が大がかりになり容易ではない。 本発明は、ストレートペアに疑似交差域等の形状複雑化を伴うことなく、ストレートペアはストレートにしたまま、クロスペアで簡単にストレートペアとの間のスキューを低減させ、さらには、一旦形状を決定したクロスペアでも、信号伝達時間差がなくならないことが判明したときには、クロスペア自体の形状や寸法を変更せずに、換言すると、打抜き金型は変更せずに、絶縁板との一体成形のための成形金型のごく一部を変更するだけでよく、従来の変更に比しきわめて簡単に再調整できる接続ブレード及びその製造方法、接続ブレードを有する電気コネクタを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

<接続ブレード> 本発明に係る接続ブレードは、二つの回路接続部材同士を接続する接点を両端に有する差動伝達用の差動ペア線路が絶縁板に保持され、該差動ペア線路が互いに交差することのない二つの線路で形成されるストレートペアと、線路中間位置で互いに非接触で交差する交差点を含む交差域をもつクロスペアとが並設されている。
【発明の効果】
本発明は、ストレートペアとクロスペアの差動ペア線路が絶縁板で保持された接続ブレード及びその製造方法、接続ブレードを有する電気コネクタにおいて、クロスペアは、該クロスペアの線路全長のうちの少なくとも一部に面して絶縁板よりも低い誘電率で形成された調整域と接しており、該調整域の範囲及び誘電率が、クロスペアとストレートペアとの間の信号伝達時間差を減ずるように選定されていることとしたので、ストレートペアをストレートのままとし、クロスペア自体も変更することなく該クロスペアに接する調整域を設けることで、ストレートペアとの信号伝達時間をなくす方向に簡単な形状かつ容易な方法で設定でき、そして設定後も調整域のみの変更で再設定できる。その結果、ストレートペアのみならずクロスペアの打抜き金型が簡単な形状となり、絶縁板のモールド一体成形金型を、しかもその一部を変更するだけなので、モールド成形金型も簡単化され、製造コストが低減される。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の一実施形態の接続ブレードを有する中間コネクタとしての電気コネクタとこれに接続される二つの相手コネクタの外観を示す斜視図である。

【図2】図1のコネクタに用いられる接続ブレードを示し、(A)はその斜視図、(B)は(A)の接続ブレードの絶縁板とのモールド一体成形前におけるストレートペア、クロスペアそしてグランド線路材の配列状態を示す斜視図、(C)は(A)の接続ブレードの左半部についての正面図である。

【図3】(A)は図2(B)における一対のストレートペアを抽出して示す斜視図、(B)は、図2(B)における一対のクロスペアを抽出して示す斜視図、(C)は図2(B)における一つグランド線路材を抽出して示す斜視図、(D)は(B)のクロスペアの交差域を拡大して示す斜視図である。

【図4】図2の接続ブレードを製造するための第一素材そして第二素材を示し、(A)は第一素材、(B)は第二素材の正面図である。

【図5】図4(B)の第二素材から分離されたクロスペアの他の線路材を示す正面図である。

【図6】図4(A)の第一素材上に、第二素材から分離された図5のクロスペアの他の線路材を配し取り付けた状態を示す正面図である。

【図7】図6のものに絶縁板をモールド一体成形して接続ブレードを得る過程を示し、左部の区分I,IIは絶縁板のモールド成形後、右部の区分Iはモールド成形前を示す。

【図8】本実施形態における一変形例としての接続ブレードの正面図である。

【図9】本実施形態における他の変形例としての接続ブレードの正面図である。

選択図 図2出願人が指定した本件の代表的な図

10 電気コネクタ 24 クロスペア   11 ハウジング(絶縁保持体) 25 クロスペアの線路   20 接続ブレード 28−0 調整域   21 絶縁板 BX 交差域   22 ストレートペア M 第一素材   23 ストレートペアの線路 N 第二素材

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