技術分野
厚み精度に優れると共に、断熱性能に優れ、特に自動販売機や建材等の断熱材等として好適なポリスチレン系樹脂押出発泡板に関するものである。
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】貼り合わせ方式により得られ、厚み精度に優れると共に、断熱性能に優れたポリスチレン系樹脂押出発泡板を提供する。 【解決手段】環状ダイから筒状に押出されたポリスチレン系樹脂発泡体の内面を融着させて得られる厚み5〜20mm、見掛け全体密度0.02〜0.07g/cm3 のポリスチレン系樹脂押出発泡板であって、該ポリスチレン系樹脂押出発泡板は輻射抑制剤をポリスチレン系樹脂100質量部に対して0.3〜15質量部含み、発泡板の表層部の見掛け密度が0.15〜0.35g/cm3 であると共に、発泡板の見掛け全体密度に対する表層部の見掛け密度の比が2.5以上であり、発泡板の厚み方向の平均気泡径が60〜200μmであると共に、発泡板の厚み方向の平均気泡径に対する表層部の厚み方向の平均気泡径の比が0.4〜1であることを特徴とする。 【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
そのため、従来、厚さ5〜20mmの発泡板を製造する場合には、目的とする厚みよりも厚い発泡板をXPS法により製造し、その表面層を削ることで目的とする厚みの発泡板を得る方法が用いられてきた。しかしながら、この方法は切削工程が必要であるため、生産性に関してさらなる改善の余地があった。
また、自動販売機等の断熱材として発泡板を用いる場合、発泡板の損傷を防止するために、発泡体の表面にPETフィルム等を貼り合わせることがある。しかし、のように表面層が削りとられた押出発泡板は、スキン層と呼ばれる板状に成形する際に形成された密度の高い表面層が存在しないため、表面平滑性が低く、接着剤等でPETフィルムを貼り合わせる際に加工性が低下するおそれがあった。
断熱材として表層密度が高い発泡板を用いることで、PETフィルム等を使用していない場合でも発泡板が損傷しにくくなるため、この点からも、断熱性能に優れ、高い表層密度を有する発泡板が望まれている。
本発明は、上述した背景技術が有する課題に鑑みなされたものであって、厚み精度に優れると共に、断熱性能に優れたポリスチレン系樹脂押出発泡板を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、以下に記載の新規なポリスチレン系樹脂押出発泡板を提供する。
<1>環状ダイから筒状に押出されたポリスチレン系樹脂発泡体の内面を融着させて得られる厚み5〜20mm、見掛け全体密度0.02〜0.07g/cm3のポリスチレン系樹脂押出発泡板であって、該ポリスチレン系樹脂押出発泡板は輻射抑制剤をポリスチレン系樹脂100質量部に対して0.3〜15質量部含み、発泡板の表層部の見掛け密度が0.1・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明のポリスチレン系樹脂押出発泡板は、輻射抑制剤が含まれていることで断熱性に優れると共に、貼り合わせにより得られ厚み精度に優れるため、自動販売機等の断熱材として好適に用いられるものである。
また、表層部の密度を高めることで、発泡板の断熱性をより高めることができる。
さらに、発泡板の表層部の厚み方向の平均気泡径や表層部の厚み方向の平均気泡径と発泡板の厚み方向の平均気泡径との比を特定の範囲とすることで、発泡板の断熱性をさらに高めることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の発泡板の製造方法に用いられる製造装置のダイを含む主要部の概略断面図である。
【図2】 図1のAで示す環状ダイスリップ付近の部分拡大断面図である。
1 外側リップ
2 内側リップ
3 流路
4 出口
5 円柱状冷却ドラム
6 筒状発泡体
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