特開2016-187953IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

樹脂基材上にコーティング層を有する樹脂部材およびその製造方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】隣接部材との間の隙間の外観品質を向上させるとともに、表面屈曲部のコーティング層において肉厚部の形成が防止された樹脂部材およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】表面が3mm以下の曲率半径R1で屈曲する表面屈曲部4を有する樹脂基材1にコーティング層3が形成された樹脂部材10であって、前記コーティング層3を樹脂基材1よりも上側に配置させた樹脂部材10の垂直断面において、前記樹脂基材1が表面屈曲部4に、表面が隆起または沈降してなる段差部40を有し、前記段差部40の段差xが0.02〜2.5mmであり、前記表面屈曲部4の屈曲開始点Q1から前記段差部40までの落差y(mm)が前記表面屈曲部4の曲率半径R1(mm)と以下の関係式:R1×0.2≦y≦R1×1.8を満たす樹脂部材。樹脂部材の製造方法であって、前記樹脂基材1を形成した後、前記コーティング層3を形成する樹脂部材の製造方法。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、のような樹脂基材101にハードコート層103を形成するとき、図8(C)〜(D)に示すように、樹脂基材101の端部における表面屈曲部104においてハードコート層形成用塗料の液ダレに基づく肉厚部105が形成された。肉厚部105は、外観不良の原因となるだけでなく、割れ易いため、当該肉厚部105からリアウィンドウ100の中央に向けてのクラック発生の原因にもなった。 表面屈曲部104の曲率半径Rを3mm超にすると、ハードコート層103の肉厚部の形成を防止できたが、隣接部材との隙間が広く見えるという新たな外観品質上の問題が生じた。詳しくは、端部に曲率半径Rが3mm超の表面屈曲部を有する樹脂基材を用いて得られたリアウィンドウは、自動車に搭載したとき、隣接部材との間で隙間が広く見えた。 本発明は、表面屈曲部の曲率半径Rを3mm以下にすることにより隣接部材との間の隙間の外観品質を向上させるとともに、表面屈曲部のコーティング層において肉厚部の形成が防止された樹脂部材およびその製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、 表面が3mm以下の曲率半径R1で屈曲する表面屈曲部を有する樹脂基材にコーティング層が形成された樹脂部材であって、 前記コーティング層を樹脂基材よりも上側に配置させた樹脂部材の垂直断面において、 前記樹脂基材が表面屈曲部に、表面が隆起または沈降してなる段差部を有し、 前記段差部の段差xが0.02〜2.5mmであり、 前記表面屈曲部の屈曲開始点から前記段差部までの・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の樹脂部材は、表面屈曲部の曲率半径Rが3mm以下であるため、隣接部材との間の隙間の外観品質に優れている。さらに、表面屈曲部のコーティング層において肉厚部の形成が防止される。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】(A)は本発明の樹脂部材の一例の概略垂直断面図であって、当該樹脂部材の左側端部の拡大断面図であり、(B)は(A)の表面屈曲部をさらに拡大した一部拡大図である。

【図2】本発明の樹脂部材の別の一例の概略垂直断面図であって、当該樹脂部材の端部における表面屈曲部を拡大した一部拡大図である。

【図3】本発明の樹脂部材のまた別の一例の概略垂直断面図であって、当該樹脂部材の端部における表面屈曲部を拡大した一部拡大図である。

【図4】本発明の樹脂部材のまた別の一例の概略垂直断面図であって、当該樹脂部材の端部における表面屈曲部を拡大した一部拡大図である。

【図5】本発明の樹脂部材のまた別の一例の概略垂直断面図であって、当該樹脂部材の端部における表面屈曲部を拡大した一部拡大図である。

【図6】本発明の樹脂部材のまた別の一例の概略垂直断面図であって、当該樹脂部材の端部における表面屈曲部を拡大した一部拡大図である。

【図7】(A)は車外から車両用ウィンドウ部材を見たときの本発明の車両用ウィンドウ部材の一例の概略全体見取り図であり、(B)は(A)におけるA−A断面を矢印方向で見たときの概略断面図であり、(C)は(B)における車両用ウィンドウ部材の左側端部の拡大断面図である。

【図8】(A)は車外から自動車のリアウィンドウを見たときの従来のリアウィンドウの概略全体見取り図であり、(B)は(A)におけるA−A断面を矢印方向で見たときの概略断面図であり、(C)は(B)におけるリアウィンドウの左側端部の拡大断面図であり、(D)は(C)における表面屈曲部をさらに拡大した一部拡大図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1:樹脂基材   2:樹脂層   3:コーティング層   4:表面屈曲部   40:段差部

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