特開2016-195579IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

鉄分供給方法、鉄分供給物、植物の栽培方法、ユーグレナの培養方法及び魚介類の養殖方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】鉄を水中に二価の状態で安定して存在させることにより植物又は藻類に効率よく鉄分を供給できる鉄分供給方法を提供する。
【解決手段】本発明の鉄分供給方法は、植物又は藻類に鉄分を供給する方法であって、水中での鉄又は鉄化合物とポリフェノールとの接触により水中に鉄分を溶出又はコロイド分散する工程を備えることを特徴とする。溶出又はコロイド分散工程の鉄又は鉄化合物として製鋼スラグが用いられるとよい。また、溶出又はコロイド分散工程のポリフェノールが茶殻から抽出されるとよい。また、溶出又はコロイド分散工程を海、河川又は湖沼の水中で行うとよい。また、溶出又はコロイド分散工程で得られた液体を植物又は藻類に投与する工程をさらに備えてもよい。また、本発明の鉄分供給物は、植物又は藻類に鉄分を供給する物であって、鉄又は鉄化合物を含有する第1材料と、ポリフェノールを抽出可能な第2材料とを備える。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、鉄を水中に二価の状態で安定して存在させることで植物又は藻類に効率よく鉄分を供給できる鉄分供給方法、鉄分供給物、植物の栽培方法、ユーグレナの培養方法及び魚介類の養殖方法の提供を目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、鋭意検討した結果、pHの比較的高い水中であっても鉄又は鉄化合物とポリフェノールとを接触させることにより、鉄又は鉄化合物から水中に溶出する鉄を二価の状態で一定量安定して存在させられることを見出した。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の鉄分供給方法、鉄分供給物、植物の栽培方法、ユーグレナの培養方法及び魚介類の養殖方法により、鉄を水中に二価の状態で安定して存在させることができ、植物又は藻類に鉄分を効率よく供給できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】鉄分の溶出挙動評価の実施例における全鉄の溶出量を示すグラフである。

【図2】実施例のミドリムシ培養評価における浄水での結果を示す写真であり、(a)は浄水及びミドリムシを入れたガラス容器を上方から写した写真であり、(b)はこのガラス容器を側方から写した写真である。

【図3】実施例のミドリムシ培養評価における緑茶含有液での結果を示す写真であり、(a)は緑茶含有液及びミドリムシを入れたガラス容器を上方から写した写真であり、(b)はこのガラス容器を側方から写した写真である。

【図4】実施例のミドリムシ培養評価における鉄釘を1週間浸漬した緑茶を含む溶液での結果を示す写真であり、(a)は溶液及びミドリムシを入れたガラス容器を上方から写した写真であり、(b)はこのガラス容器を側方から写した写真である。

【図5】実施例の植物の栽培評価におけるネギの生育結果を示す写真であり、(a)は作付け1ヶ月後にミネラル液を補給したその2週間後のネギを写した写真であり、(b)は作付け1ヶ月後にミネラル液を補給しなかったネギを(a)と同じ時期に写した写真である。

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