技術分野
押出積層発泡シートからなる間紙に関し、特に液晶パネル等に使用されるガラス板等を複数枚重ねて包装梱包する際にガラス板等の間に介装される間紙
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】剛性の強いポリスチレン系樹脂を基材樹脂としているにも関わらず、厚みが極めて薄く、優れた柔軟性と緩衝性を併せもち、ガラス基板等との密着性、表面保護性にも優れ、しかもコシも強くその施行・取り扱い作業性にも優れたポリスチレン系樹脂押出積層発泡シートからなる間紙を提供する。
【解決手段】ポリスチレン系樹脂発泡層2の両面に帯電防止層3,3‘を有する押出積層発泡シート1からなり、押出積層発泡シート1の全体厚みが0.1mm以上0.5mm未満、総坪量が10g/m2以上60g/m2以下、全体の平均気泡膜厚みが3μm以上15μm以下であり、全体の平均気泡膜厚みに対する最表面部の平均表面膜厚みの比が0.3以上1未満であることを特徴とする間紙。
【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
間紙としての要求特性としては、コシの強さのほかに緩衝性、異物の混入を防ぐガラス板との密着性等が挙げられる。従来のポリエチレン系樹脂積層発泡シートはその柔軟性により、ガラス板間に介装されて荷重が掛かった際に、高い密着性が得られる。それに対して、のような高剛性なポリスチレン系樹脂積層発泡シートを用いた間紙は、緩衝性に劣るだけではなく、ガラス板との密着性が十分ではなく、被包装物の表面保護性の点でも十分ではなかった。
本発明は従来技術の実状に鑑みなされたものであって、剛性の強いポリスチレン系樹脂を基材樹脂としているにも関わらず、厚みが極めて薄く、間紙として十分な緩衝性を有し、ガラス基板等との密着性、表面保護性にも優れ、しかも、コシも強く、その取扱い作業性にも優れた、ポリスチレン系樹脂押出積層発泡シートからなる間紙を提供することを課題としている。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者等は課題について多角的に鋭意検討した結果、ポリスチレン系樹脂押出積層発泡シートの最表面部の表面膜の厚みを発泡体の内部の気泡膜厚みよりも小さくする等の特有な手段を採用すると、意外にも、高いコシを持ちながら、表面に柔軟性を持たせることができ、緩衝性、密着性に優れた押出積層発泡シートからなる間紙が得られることを知見し、本発明に到達した。
【発明の効果】
本発明の押出積層発泡シートからなる間紙は、剛性の強いポリスチレン系樹脂を基材樹脂としているにも関わらず、優れた表面柔軟性による緩衝性を有するので、ガラス板等との密着性に優れ、その表面を傷付けることなく表面保護性にも優れたものである。
また、厚みが薄いにも拘わらず強度に優れコシも強いので、ガラス板等の間に簡単に介装でき、また介装した後も垂れ下がりが小さくシワの発生も抑制されることから、吸引等によりガラス板等から容易に排除できるので、取り扱い作業性にも優れたものである。
さらに、本発明の押出積層発泡シートからなる間紙は、帯電防止性に優れており、ガラス板等への塵や埃の付着を抑制できるうえ、厚みが極めて薄く軽量であることから、ガラス板等の保護性や輸送効率に優れたものである。
したがって、帯電防止機能が強く要求される間紙の分野、殊に液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ等の画像表示機器用の薄型ガラス板や、それらの画像表示機器、さらにはシリコンウエハーなどの板状物の搬送や梱包時の損傷を防止するための間紙として広くその需要が見込まれる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】本発明の押出積層発泡シートからなる間紙の厚み方向の模式断面図である。
【図2】図1の押出積層発泡シートからなる間紙の一部拡大図面である。
【図3】本発明の押出積層発泡シートからなる間紙の代表的な製造方法の説明である。
1 間紙を構成するポリスチレン系樹脂積層発泡シート(積層発泡シート)
2 発泡層
3、3’ 帯電防止層
t、t‘ 最表面部の表面膜
4 発泡層を形成するするポリスチレン系樹脂
5 発泡層を形成するスチレン系熱可塑性エラストマー
6 気泡調整剤
7 第1押出機
8 発泡剤
9 発泡層形成用樹脂溶融物
10 帯電防止層を形成するポリスチレン系樹脂(熱可塑性樹脂)
11 帯電防止剤
13 第2押出機
14 揮発性可塑剤
15 帯電防止層形成用樹脂溶融物
16 環状ダイ
17 筒状積層発泡体
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