特開2016-197633IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、半導体装置および半導体装置の製造方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】オン抵抗を低減するとともに、耐圧低下を抑制することができる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】素子活性部に、ストライプ状の平面レイアウトに第1n型領域3と第1p型領域4とを配置してなる第1並列pn層5が設けられる。耐圧構造部に、第1並列pn層5のストライプと同じ向きのストライプ状の平面レイアウトの第2並列pn層15が設けられる。第1並列pn層5のコーナー部は、第1n型領域3および第1p型領域4の長さを段階的に短くしてなる段差領域5aを段階状に配置した平面形状を有する。段差領域5aは、第1並列pn層5よりも平均不純物濃度の低い中間領域6を介して第2並列pn層15に連続する。段差領域5aの最外領域3aの狭幅部3bは、第1n型領域3の幅w1と第2n型領域13の幅w2とのほぼ平均値をなす幅w3を有し、中間領域6を介して第2方向xに第2並列pn層15に対向する。
【選択図】図2

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、発明者らが鋭意研究を重ねた結果、特許文献7のようにn型不純物およびp型不純物をそれぞれ選択的にイオン注入して素子活性部および耐圧構造部に並列pn層を形成した場合、次の問題が生じることが新たに判明した。図16,17は、従来の超接合半導体装置の並列pn層の平面レイアウトを示す平面図である。図16(a),17(a)には、第1並列pn層104のコーナー部付近の並列pn層の完成時の平面レイアウトを示す。図16(a),17(a)には、従来の超接合半導体装置の1/4の部分が示されている。図16(b),17(b)には、それぞれ図16(a),17(a)の矩形枠AA,BBにおける並列pn層の形成途中の状態を示す。矩形枠AA,BBにおける並列pn層は、素子活性部100aと耐圧構造部100cとの間の境界領域100bにおける並列pn層である。素子周縁部100dは、境界領域100bおよび耐圧構造部100cで構成される。図16,17では、並列pn層のストライプの延びる横方向(以下、第1方向とする)をyとし、ストライプと直交する横方向(以下、第2方向とする)をxとする。符号101は、並列pn層を形成するためにエピタキシャル成長させるn-型半導体層である。 図16(a),17(a)に示すように、従来の超接合半導体装置では、素子活性部100aの並列pn層(以下、第1並列pn層とする)104および耐圧構造部100cの並列pn層(以下、第2並列pn層とする)114は、ともに素子活性部100aと耐圧構造部100cとの間の境界領域100bに延在して互いに接している。図16(b),17(b)に示すように、第1,2並列pn層104,114の形成時、第1並列pn層104の第1n型領域102となるn型不純物注入領域121、および第1p型領域103となるp型不純物注入領域122は、それぞれ境界領域100bの内側(素子活性部100a側)の第1領域100eに延在するように形成される。第2並列pn層114の第2n型領域112,115となるn型不純物注入領域131,141、および第2p型領域113,116となるp型不純物注入領域132,142は、それぞれ境界領域100bの外側(耐圧構造部100c側)の第2領域100fに延在するように形成される。これら各不純物注入領域は、それぞれ第1領域100eと第2領域100fとの境界まで延在している。符号117は、耐圧構造部100cの終端領域に設けられたチャネルストッパー領域である。 図16に示すように、第1並列pn層104の第1n型領域102および第1p型領域103と、第2並列pn層114の第2n型領域112および第2p型領域113とを同じ繰り返しピッチP11,P12にする場合(P11=P12)、境界領域100bにおいて、第1,2並列pn層104,114の同導電型領域同士はすべて接した状態となる。すなわち、第1,2n型領域102,112となるn型不純物注入領域121,131同士、および第1,2p型領域103,113となるp型不純物注入領域122,132同士は、それぞれ素子活性部100aから耐圧構造部100cにわたって連続したストライプ状の平面レイアウトに配置される。このため、境界領域100bにおいて第1,2並列pn層104,114のチャージバランスが崩れることはないが、第1,2並列pn層104,114ともに不純物濃度が同じであるため、素子活性部100aと耐圧構造部100cとに耐圧差が生じない。したがって、耐圧構造部100cに局所的に電界が集中しやすく、耐圧構造部100cの耐圧で素子全体の耐圧が決定されるという問題がある。 一方、図17に示すように、第1n型領域102および第1p型領域103の繰り返しピッチP11よりも第2n型領域115および第2p型領域116の繰り返しピッチP12を狭くする場合(P11>P12)、境界領域100bにおいてn型不純物濃度またはp型不純物濃度が部分的に高くなる。例えば、特許文献4では、第1並列pn層104のコーナー部において、第1並列pn層104のn型不純物注入領域121およびp型不純物注入領域142の第1方向yの長さ(以下、単に長さとする)が段階的に短くなった部分143で、第2方向の幅(以下、単に幅とする)の異なるn型不純物注入領域とp型不純物注入領域とが第2方向xに隣り合った状態となる。例えば、図17(b)に示すように、n型不純物注入領域121とp型不純物注入領域142とが第2方向xに隣り合った状態となった場合、この部分のn型不純物濃度はp型不純物濃度よりも高くなる。このように、第1並列pn層104のコーナー部において第2並列pn層114との境界でのチャージバランスを確保することが難しく、境界領域100bの耐圧が部分的に低くなるという問題がある。この問題は、第1,2並列pn層104,114の不純物濃度を相対的に低くすることで耐圧が部分的に低くなることを抑制することができるが、素子全体の耐圧が低下してしまう。 この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、オン抵抗を低減するとともに、耐圧低下を抑制することができる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置は、次の特徴を有する。第1主面側に表面素子構造が設けられている。第2主面側に低抵抗層が設けられている。前記表面素子構造と前記低抵抗層との間に第1並列pn層が設けられ、前記第1並列pn層の周囲を囲むように第2並列pn層が設けられている。前記第1並列pn層は、第1の第1導電型領域および第1の第2導電型領域が前記第1主面に・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明にかかる半導体装置および半導体装置の製造方法によれば、オン抵抗を低減するとともに、耐圧低下を抑制することができるという効果を奏する。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】実施の形態1にかかる半導体装置の平面レイアウトを示す平面図である。

【図2】図1の矩形枠Aにおける平面レイアウトを詳細に示す平面図である。

【図3】図1の矩形枠Bにおける平面レイアウトを拡大して示す平面図である。

【図4】図2の切断線C−C’における断面構造を示す断面図である。

【図5】実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。

【図6】実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。

【図7】実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。

【図8】実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。

【図9】実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。

【図10】実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。

【図11】実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す説明図である。

【図12】実施の形態1にかかる半導体装置の素子活性部の一例を示す断面図である。

【図13】実施の形態1にかかる半導体装置の素子活性部の別の一例を示す断面図である。

【図14】実施の形態2にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す平面図である。

【図15】実施の形態3にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す平面図である。

【図16】従来の超接合半導体装置の並列pn層の平面レイアウトを示す平面図である。

【図17】従来の超接合半導体装置の並列pn層の平面レイアウトを示す平面図である。

選択図 図2出願人が指定した本件の代表的な図

1 n+型ドレイン層   2 n型バッファ層   3 第1n型領域   3a 段差領域の最外領域   3b 段差領域の最外領域の狭幅部   4 第1p型領域   5 第1並列pn層   5a,25a 段差領域   6 第1,2並列pn層間の中間領域   7 p型ベース領域   8 ソース電極   9 ドレイン電極   10a 素子活性部   10b 素子活性部と耐圧構造部との間の境界領域   10c 耐圧構造部   10d 素子周縁部   10e 第1領域   10f 第2領域   10g 第3領域   12 n-型領域   13 第2n型領域   14 第2p型領域   15 第2並列pn層   16 n型チャネルストッパー領域   17 p型最外周領域   18 チャネルストッパー電極   19 層間絶縁膜   21a〜21f n-型半導体層   22a〜22e,42a p型不純物注入領域   23a〜23e,43a n型不純物注入領域   24 エピタキシャル層   26a 段差領域の最外不純物注入領域   26b,26d 段差領域の最外不純物注入領域の狭幅部   26c 段差領域の最外不純物注入領域の広幅部   31,33 レジストマスク   32,34 イオン注入   43b 耐圧構造部の不純物注入領域の狭幅部   47 遷移領域   51,61 n+型ソース領域   52,62 p+型コンタクト領域   53,64 ゲート絶縁膜   54,65 ゲート電極   63 トレンチ   71,72 凹部   73 第3n型領域   74 第3p型領域   75 第3並列pn層   83 第4n型領域   84 第4p型領域   85 第4並列pn層   P1 第1並列pn層の繰り返しピッチ   P2 第2並列pn層の繰り返しピッチ   P3 段差領域のピッチの変わり目における第1並列pn層のピッチ   Y 第1p型領域と第2p型領域との中心が対向する位置間に挟まれた区間   a1 第1p型領域と第2p型領域との中心が対向する位置間に挟まれた区間の第1並列pn層の領域   a2 第1p型領域と第2p型領域との中心が対向する位置間に挟まれた区間の中間領域   a3 第1p型領域と第2p型領域との中心が対向する位置間に挟まれた区間の第2並列pn層の領域   a1’,a2’,a3’ 中点   d1 素子活性部に形成するn型不純物注入領域とp型不純物注入領域との間隔   d2 耐圧構造部に形成するn型不純物注入領域とp型不純物注入領域との間隔   w1 第1n型領域および第1p型領域の幅   w2 第2n型領域および第2p型領域の幅   w3 段差領域の最外領域の狭幅部の幅   w4 第1,2並列pn層間の中間領域の幅   w11 素子活性部の不純物注入領域の幅   w12 耐圧構造部の不純物注入領域の幅   w13,w21 段差領域の最外不純物注入領域の狭幅部の幅   w22 耐圧構造部の不純物注入領域の狭幅部の幅   t1 段差領域の最外不純物注入領域の狭幅部の長さ   t2 耐圧構造部の不純物注入領域の狭幅部の長さ   x 並列pn層のストライプと直交する横方向(第2方向)   y 並列pn層のストライプの延びる横方向(第1方向)   z 深さ方向

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