技術分野
硬質皮膜に関する。特に耐摩耗性に優れた硬質皮膜
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】耐摩耗性に優れた硬質皮膜を提供する。 【解決手段】基材表面に形成される硬質皮膜であって、Crよりも原子番号の大きい第4族元素、第5族元素、および第6族元素よりなる群から選択される少なくとも1種の元素Xと、AlとCrとを含む窒化物または炭窒化物からなり、前記元素Xの濃度が最高となるX濃度最高点が、前記基材表面に対して垂直方向に繰り返し存在し、且つ、前記垂直方向に隣り合う前記X濃度最高点の間に、前記元素Xの濃度が最低となるX濃度最低点が1つ以上存在し、組成が前記垂直方向に連続的に変化する硬質皮膜。 【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、特許文献2〜4のように組成濃度や組織の異なる層が積層されている硬質皮膜では、層の界面で剥離が生じやすく、耐摩耗性が低下するおそれがあった。
また、特許文献1のように積層構造を有しない硬質皮膜であっても、切削工具等にはより優れた耐摩耗性が求められることから、更なる検討が必要である。
本発明は事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、例えば切削工具や金型などの治工具等の表面に形成されて、該切削工具等の耐摩耗性を十分に向上させることのできる、耐摩耗性に優れた硬質皮膜を実現することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
基材表面に形成される硬質皮膜であって、Crよりも原子番号の大きい第4族元素、第5族元素、および第6族元素よりなる群から選択される少なくとも1種の元素Xと、AlとCrとを含む窒化物または炭窒化物からなり、元素Xの濃度が最高となる下記組成のX濃度最高点が、基材表面に対して垂直方向に繰り返し存在し、且つ、垂直方向に隣り合うX濃度最高点の間に、元素Xの濃度が最低となる下記組成のX・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、耐摩耗性に優れた硬質皮膜を実現できる。またこの硬質皮膜を、切削工具や金型などの治工具、特には、穴あけ加工や歯切り加工のような重切削用の工具等の表面に形成すれば、該切削工具等の耐摩耗性を向上でき、該切削工具等の長寿命化を実現できる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 図1は、本発明の硬質皮膜の断面の概略模式図を示す。
【図2】 図2は、本発明の硬質皮膜の膜厚方向の組成変化の概略模式図を示す。
【図3】 図3は、実施例における皮膜の断面のTEM(Transmission Electron Microscope、透過電子顕微鏡)画像を示す。
【図4】 図4は、実施例における皮膜の断面のTEM画像を示す。
【図5】 図5は、本発明の硬質皮膜の断面の概略模式図を示す。
【図6】 図6は、本発明の硬質皮膜の膜厚方向の組成変化の概略模式図を示す。
【図7】 図7は、本発明の硬質皮膜の繊維状組織の概略模式図を示す。
【図8】 図8は、本発明の硬質皮膜の繊維状組織の概略模式図を示す。
11、12 X濃度最高層
21、22、23 X濃度最低層
11A、11B、11C、12A、12B、12C X濃度最高点
22A、22B、22C X濃度最低点
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