特開2016-200184IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

樹脂製の摺動部材およびその製造方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】機械的強度の向上と耐摩耗性とを両立することができる摺動部材およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】ウォームホイールの製造工程において、ポリアミド樹脂39とフィラー40との混練途中にカルボジイミド41を供給し、これらをさらに混練して原料樹脂26を得る。この原料樹脂26を用いてウォームホイールを製造することによって、機械的強度の向上と耐摩耗性の向上とを両立することができるウォームホイールを得ることができる。
【選択図】図4

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

のような樹脂の摩耗・剥離を緩和するために、(1)ガラス繊維の表面を適切に処理することによって樹脂−ガラス繊維間の密着強度を向上させる、(2)ガラス繊維の径・形状を最適化することによってガラス繊維の相手攻撃性を緩和させる等の手法が考えられる。とりわけ、(3)樹脂の分子量を高くすることによって、樹脂の摩耗・剥離による亀裂の進展抵抗力を増大させる手法が効果的である。 しかしながら、(3)の手法を実施するため、予め高分子量化されたポリアミド66にガラス繊維を混練する場合、次の問題が発生する。
・樹脂の粘度が高く、安定的に生産することが困難である(混練機のトルクオーバー、発熱、ストランドちぎれ等が発生)。
・樹脂の粘度が高く、ガラス繊維の分散不良や折損が発生し、樹脂の物性が低下する。 そのため、現在まで、高分子量で且つガラス繊維を含有するポリアミドは存在しておらず、小型・高出力化を狙った将来の用途に対し、十分な耐摩耗性を確保できていない。
そこで、本発明の目的は、機械的強度の向上と耐摩耗性の向上とを両立することができる摺動部材およびその製造方法を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の摺動部材(20,43)の製造方法は、ポリアミド樹脂(39)とフィラー(40)とを含有する摺動部材(20,43)の製造方法であって、前記ポリアミド樹脂(39)と前記フィラー(40)との混練途中にカルボジイミド結合を有する化合物(41)を供給する(請求項1)。なお、混練途中は、ポリアミド樹脂とフィラーとの混練開始時を含むものであり、つまり、ポリアミド樹脂に対して、フィラーおよびカルボジイ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、本発明の一ウォームホイールが組み込まれた電動パワーステアリング装置の概略図である。

【図2】図2は、前記ウォームホイールの模式的な斜視図である。

【図3】図3は、前記ウォームホイールの製造のフロー図である。

【図4】図4は、原料樹脂の調製に関連する工程を説明するための図である。

【図5】図5は、カルボジイミドによる脱水縮合の反応機構を示す図である。

【図6】図6は、本発明の一転がり軸受を示す断面図である。

【図7】図7は、原料樹脂の調製に関連する工程を説明するための図である。

【図8】図8は、実施例、参考例および市販品の数平均分子量Mnを示す図である。

【図9】図9は、実施例および参考例の引張破断伸び試験の結果を示す図である。

【図10】図10は、実施例および参考例の摩擦摩耗試験の結果を示す図である。

【図11】図11は、市販品の摩擦摩耗試験の結果を示す図である。

選択図 図4出願人が指定した本件の代表的な図

20…ウォームホイール、22…スリーブ部、23…歯形成部、26…原料樹脂、27…混練機、33…シリンダ、39…ポリアミド樹脂、40…フィラー、41…カルボジイミド、43…保持器

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