技術分野
ガラス板を重ねて梱包する際に、ガラス板間に介在させるガラス板用間紙
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】 本発明は、ポリエチレン系樹脂積層発泡シートが本来有する優れた緩衝性を維持しつつ剛性に優れ、さらに低荷重下では滑り性に優れ、ガラス板に挟み込まれた高荷重下では強いグリップ力を有する積層発泡シートからなるガラス板用間紙を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 本発明のガラス板用間紙は、ポリエチレン系樹脂発泡層と、該発泡層の両面側に積層接着された帯電防止層とを有する積層発泡シートからなるガラス板用間紙であって、該帯電防止層が、ポリエチレン系樹脂とポリスチレン系樹脂と高分子型帯電防止剤とを含む混合樹脂から形成されており、該積層発泡シートの表面粗さRaが30μm以下である。 【選択図】 なし
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
前記積層発泡シートからなる間紙は厚みが薄く軽量であっても緩衝性に優れることから、基盤用のガラス板を効果的に保護することができるものである。但し、間紙の緩衝性を十分発現するには、間紙がガラス板に挟まれた状態でガラス板に密着し、振動が加わった場合でも間紙とガラス板とがずれないことが要求される。積層発泡シートとガラス板がずれると、ガラス板が傷つくおそれや破損するおそれがある。このように、積層発泡シートが間紙として優れた緩衝性を発揮するには、積層発泡シートがガラス板の間紙として用いられ梱包された状態で、積層発泡シートに高荷重が掛かった場合に、積層発泡シートがガラス板に密着してグリップ力を発現し、梱包体に振動が加わっても積層発泡シートとガラス板がずれないことが求められる。
一方、間紙として用いられる積層発泡シートには、ガラス板間に介在させる際の取扱い性にも優れていることが要求される。すなわち、積層発泡シートを間紙として用いてガラス板間に介在させる際に、積層発泡シートを搬送し、ガラス板に重ねる作業を行う必要があり、その作業を円滑に行うためには、荷重が掛かっていないような状態、即ち低荷重下では、間紙が滑り性に優れていることが求められる。
なお、積層発泡シートが間紙として用いられるには、コシ強度が強く、片持ち時の垂れ下がり量が小さいことも要求される。すなわち、ガラス板間に挟まれていた間紙をガラス板から取り除く際に、間紙を真空吸引により排除することが行われるが、その際、積層発泡シートの片持ち時の垂れ下がり量が大きいと、作業効率が著しく低下するからである。
以上説明したように、ガラス板用間紙として用いられる積層発泡シートには、低荷重下では滑り性に優れ、ガラス板に挟み込まれた高荷重下では強いグリップ力を発現しガラス板との密着性に優れることが求められる。しかし、従来の積層発泡シートは、高荷重下での密着性には優れるものの、低荷重下での滑り性は不十分なものであった。
本発明は、ポリエチレン系樹脂積層発泡シートが本来有する優れた緩衝性を維持しつつ剛性に優れ、さらに低荷重下では滑り性に優れ、ガラス板に挟み込まれた高荷重下では強いグリップ力を有する積層発泡シートからなるガラス板用間紙を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明によれば、以下に示すガラス板用間紙が提供される。
[1]ポリエチレン系樹脂発泡層と、該発泡層の両面側に積層接着された帯電防止層とを有する積層発泡シートからなるガラス板用間紙であって、
該帯電防止層が、ポリエチレン系樹脂とポリスチレン系樹脂と高分子型帯電防止剤とを含む混合樹脂から形成されており、
該積層発泡シートの表面粗さRaが30μm以下である、ガラス板用間紙。
[2] 前記混・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明の積層発泡シートからなるガラス板用間紙(以下、単に「間紙」ともいう。)は、発泡層がポリエチレン系樹脂から形成され、帯電防止層が、ポリエチレン系樹脂とポリスチレン系樹脂と高分子型帯電防止剤とを含む混合樹脂から形成されると共に、積層発泡シートの表面粗さRaが30μm以下であることにより、コシ強度に優れると共に、低荷重下では良く滑ることにより取扱い性に優れ、ガラス板間に挟みこまれ、固定されて高荷重が掛かった状態では、従来のポリエチレン系樹脂発泡層からなる間紙と同等のグリップ力を発現することにより、ガラス板の保護性に優れるものである。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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