技術分野
内燃機関の構成部品のうち、特に動弁系のカムシャフトを利用して、カムに潤滑油を供給する構造
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】オイルポンプの油圧の低下を低減できながら、カムの潤滑を良好に行える内燃機関の潤滑油供給構造を提供する。 【解決手段】内燃機関の潤滑油供給構造1は、位相が異なるカムを備える筒状のカムシャフト2内に流通される潤滑油100をカムジャーナル22とカムキャップ3(軸受け部)とを介してカム20に供給する。カムジャーナル22には、カムシャフト2内の油通路からの潤滑油100を排出する排油口28が設けられる。カムキャップ3の軸受け面30には、排油口28から排出された潤滑油100を貯留する油溜り溝32と、油溜り溝32からの潤滑油100を排出してカム20に供給する給油口38が設けられる。油溜り溝32は、位相が異なるカムの給油期間が重複しないように軸受け面30の周方向の一部に設けられる。給油口38は、カムノーズ200が押圧対象に接触する前にカムノーズに潤滑油100が供給されるように設ける。 【選択図】図2
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
上述のように潤滑油を常時連続して排出する従来の給油方法では、油圧の低下を防止するために、オイルポンプとしてポンプ性能が高いものを利用する必要がある。すると、オイルポンプを回転するために、エンジンの出力が奪われる。上述の従来の給油方法において、ポンプ性能が低いものを用いれば潤滑油が不足して、カムの潤滑が不十分となり、カムと押圧対象との間の摩擦の増大を招き得る。
そこで、本発明の目的の一つは、オイルポンプの油圧の低下を低減できながら、カムの潤滑を良好に行える内燃機関の潤滑油供給構造を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明の一態様に係る内燃機関の潤滑油供給構造は、複数のカムを有する筒状のカムシャフト内に流通される潤滑油を、前記カム間に設けられる少なくとも一つのカムジャーナルと前記カムジャーナルを回転可能に支持する少なくとも一つの軸受け部とを介して、前記複数のカムに供給する構造に係るものである。
この内燃機関の潤滑油供給構造は、前記潤滑油が流通される油通路を形成する前記カムシャフトの内周面と、前記油通・・・ 続きを
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【発明の効果】
の内燃機関の潤滑油供給構造は、カムシャフトの油通路から排油口を介して油溜り溝に潤滑油を充填し、この油溜り溝内の潤滑油を給油口から排出する期間を油溜り溝における周方向の長さに応じた一定の時間に制限できる。即ち、各カムに対する給油期間を一定の時間とし、各カムに潤滑油を間欠的に供給する。かつ、の内燃機関の潤滑油供給構造は、複数のカムに対して潤滑油を供給するものの、位相が異なるカムに対して同時に給油せず、同時に給油するカムの個数が少ない。このような間欠的な供給と給油するカムの個数の制限とを行うの内燃機関の潤滑油供給構造は、オイルポンプによる油圧の低下を低減できる。そのため、例えば、ポンプ性能が低いオイルポンプを利用しても、カムの潤滑を良好に行える。
かつ、の内燃機関の潤滑油供給構造は、給油開始時をカムノーズにおける押圧対象との接触前に設定しているため、カムの潤滑を良好に行える。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 実施形態1の内燃機関の潤滑油供給構造を示す概略上面図である。
【図2】 (A)は実施形態1の内燃機関の潤滑油供給構造において、カムとカムキャップとの配置状態を説明する概略側面図、(B)はこの構造に備えるカムキャップの下面図、(C)は同カムキャップの側面図である。
【図3】 図1の(III)−(III)切断線でカムシャフトを切断した断面図であり、カム及びカムジャーナルのみを示す。
【図4】 実施形態1の内燃機関の潤滑油供給構造において、カムへの給油工程を説明する工程説明図である。
【図5】 実施形態1の内燃機関の潤滑油供給構造について、位相が異なる複数のカムのうち、一つのカムが給油期間にあるときに他のカムの配置状態を説明する説明図であり、(A)は位相が異なる4個のカムを重ねて示し、(B)〜(D)はカムを一つずつ示す。
1 内燃機関の潤滑油供給構造
2 カムシャフト
20,20a,20b,20c,20d カム 200 カムノーズ
204 カム面 206 カムの側面 P カムノーズの頂点
F 回転方向の前方領域 B 回転方向の後方領域 Qf,Qb 交点(境界)
22 カムジャーナル 224 外周面 O 中心 PO,QfO 直線
24 内周面(油通路) 28 排油口 280 貫通孔
3 カムキャップ(軸受け部)
30 軸受け面 32 油溜り溝 320 溝底部 322 平面(溝側壁)
32a 円弧 36 外壁面 38 給油口 380 貫通孔
39 締結部材 39h 貫通孔
4 シリンダヘッド 40 軸受け面
7 押圧対象 70 バルブ 72 アーム 74 ローラー
76 ラッシュアジャスタ
100 潤滑油
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