特開2016-210237IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、ステアリング装置

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】車両衝突時にエネルギー吸収部材を安定して変形させることができるステアリング装置を提供すること。
【解決手段】ステアリング装置1では、ロアージャケット19に対するアッパージャケット18の軸方向Xへの移動によって、コラムジャケット4が、ステアリングシャフトとともに軸方向Xに伸縮可能である。エネルギー吸収部材42は、ロアージャケット19に固定された固定部材40に固定された固定部50と、車両衝突時にアッパージャケット18とともに前側X2へ移動する移動部51とを含む。エネルギー吸収部材42は、車両衝突時に発生するエネルギーを吸収するために前側X2へ変形可能であるが、径方向外側R1から規制部材43によって覆われている。そのため、車両衝突時に径方向Rへのエネルギー吸収部材42の変形が径方向外側R1から規制される。
【選択図】図10C

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1に記載のステアリングコラムのエネルギー吸収部材は、軸方向に延びているため撓みやすい。そのため、エネルギー吸収部材では、アッパージャケットに固定されていない上側部分が車両衝突時の衝撃によって浮き上がることがある。上側部分が浮き上がってしまうと、エネルギー吸収部材は、車両衝突時に安定して変形できないので、車両衝突時に発生するエネルギーを安定して吸収できない虞がある。 この発明は、かかる背景のもとでなされたものであり、車両衝突時にエネルギー吸収部材を安定して変形させることができるステアリング装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1に記載の発明は、一端(3A)に操舵部材(10)が連結可能であり、軸方向(X)に伸縮可能なステアリングシャフト(3)と、前記軸方向における前記操舵部材側(X1)で前記ステアリングシャフトを保持するアッパージャケット(18)と、前記軸方向における前記操舵部材側とは反対側(X2)で前記ステアリングシャフトを保持するロアージャケット(19)とを有し、前記ロアージャケットに対する前記アッパージ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ステアリング装置では、コラムジャケットが、軸方向における操舵部材側のアッパージャケットと、軸方向における操舵部材側とは反対側のロアージャケットとを有している。ロアージャケットは、車体に固定されるブラケットによって支持されている。
コラムジャケットがステアリングシャフトとともに伸縮する際、アッパージャケットが、ロアージャケットに対して軸方向へ移動する。そのため、車両衝突の際には、ステアリングシャフトに連結された操舵部材に運転者が衝突する二次衝突が発生し、ステアリングシャフトが収縮すると同時に、アッパージャケットが、ロアージャケットに対して反対側へ移動する。 その際、エネルギー吸収部材の移動部は、アッパージャケットとともに反対側へ移動する。一方、エネルギー吸収部材の固定部は、ロアージャケット側の固定部材に固定されている。そのため、エネルギー吸収部材は、車両衝突時には、移動部の移動に伴って反対側へ変形することによって車両衝突時のエネルギーを吸収する。エネルギー吸収部材は、ステアリングシャフトの径方向の外側から規制部材により覆われている。そのため、エネルギー吸収部材の径方向への変形が、規制部材によって規制される。 したがって、車両衝突時には、径方向へのエネルギー吸収部材の浮き上がりが抑制されるので、エネルギー吸収部材を安定して変形させることができる。
請求項2記載の発明によれば、規制部材の反対側の端部は、固定部材に固定されているので、規制部材のがたつきを抑制することができる。
また、固定部材が一対の被締付部材よりも反対側に配置されている。そのため、固定部材への規制部材の反対側の端部の固定が、締付機構による一対の被締付部材の間隔を狭めることを邪魔することを抑制できる。したがって、締付機構は、一対の被締付部材の間隔を円滑に狭めることによって、アッパージャケットにロアージャケットを強固に締め付けることができる。 請求項3記載の発明によれば、規制部材の操舵部材側の端部は、被締付部材に設けられた押圧部材によって、径方向の外側からエネルギー吸収部材に対して押圧されている。これにより、径方向における規制部材のがたつきを抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、規制部材の反対側の端部と、エネルギー吸収部材の固定部とは、締結部材によって固定部材に共締めされているので、エネルギー吸収部材および規制部材をロアージャケットに組み付ける際の工数を削減することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、本発明の一ステアリング装置の概略側面図である。

【図2】図2は、ステアリング装置の斜視図である。

【図3】図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。

【図4】図4は、エネルギー吸収機構の周辺の概略斜視図である。

【図5】図5は、エネルギー吸収部材および規制部材の周辺の分解斜視図である。

【図6】図6は、エネルギー吸収機構の周辺を上側から見た図である。

【図7】図7は、図6のVII−VII線に沿った断面図を模式的に示した図である。

【図8】図8は、ツースロック機構およびその周辺の分解斜視図である。

【図9A】図9Aは、ツースロック機構の模式的側面図であって第2歯が第1歯と噛み合った状態を示した図である。

【図9B】図9Bは、図9Aにおいて第2歯と第1歯との噛み合いが解除された状態を示した図である。

【図10A】図10Aは、図6のX−X線に沿う断面図を模式的に示した図である。

【図10B】図10Bは、図10Aにおいて二次衝突直後の状態を示した図である。

【図10C】図10Cは、図10Bよりもさらに後の状態を示した図である。

選択図 図10C出願人が指定した本件の代表的な図

1…ステアリング装置、2…車体、3…ステアリングシャフト、3A…一端、4…コラムジャケット、6…アッパーブラケット、7…締付機構、10…操舵部材、18…アッパージャケット、19…ロアージャケット、25…スリット、26…被締付部材、40…固定部材、41…押圧部材、42…エネルギー吸収部材、43…規制部材、43A…後端部、43B…前端部、44…締結部材、50…固定部、51…移動部、X…軸方向、X1…後側、X2…前側、R…径方向、R1…外側

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