特開2016-210238IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、ステアリング装置

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】ロック部材の搭載性の向上を図ることができるステアリング装置を提供すること。
【解決手段】コラムジャケット4のアッパージャケット22には、第1歯56を有するツース部材50が取り付けられる。第1歯56と噛み合う噛合歯70を含み一定の曲率の同一曲線L上に並ぶ複数の第2歯63を有するロック部材51が、回転軸40の回転に応じて曲線Lの曲率中心Rを中心に回転する。第2歯63は、第1歯56と噛み合ったときの噛合歯70よりも第1歯56から離れた位置に設けられ、車両衝突時には、第1歯56に噛み合わずに圧接することによってロック部材51の回転を規制する回転規制歯71を含む。
【選択図】図7A

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1に記載のステアリング装置では、車両衝突時の衝撃を吸収するために、テレスコロック用凹凸部をアッパー側のインナコラムの外周面に食い込ませることによって、テレスコロック用偏心カムの回転を規制する。インナコラムの外周面に対してテレスコロック用凹凸部が食い込む度合いを大きくするために、テレスコロック用偏心カムなどのロック部材には、後方に向かうにしたがって支持軸の中心からの距離が大きくなるように湾曲したテレスコロック用凸円弧縁が設けられている。そのため、ロック部材を後方に大きく突出した形状に形成せざるを得ないので、ロック部材の大型化が不可避である。したがって、ロック部材をステアリング装置に搭載するためのスペースを十分に確保できない虞、すなわちステアリング装置に対するロック部材の搭載性が悪化する虞がある。 この発明は、かかる背景のもとでなされたものであり、ロック部材の搭載性の向上を図ることができるステアリング装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1記載の発明は、一端(3A)に操舵部材(11)が連結可能であり、軸方向(X)に伸縮可能なステアリングシャフト(3)と、前記操舵部材側(X1)で前記ステアリングシャフトを保持するアッパージャケット(22)と、前記操舵部材側とは反対側(X2)で前記ステアリングシャフトを保持するロアージャケット(23)とを有し、前記ロアージャケットに対する前記アッパージャケットの前記軸方向への移動によって前・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ステアリング装置では、コラムジャケットが、操舵部材側のアッパージャケットと、操舵部材とは反対側のロアージャケットとを有していて、アッパージャケットおよびロアージャケットによってステアリングシャフトを保持している。ロアージャケットは、車体に固定されるブラケットによって支持されている。アッパージャケットがロアージャケットに対して軸方向に移動することによって、コラムジャケットがステアリングシャフトとともに伸縮するので、ステアリングシャフトに連結された操舵部材の軸方向の位置を調整できる。ブラケットによって支持された回転軸は、操作部材の操作に応じて回転する。 操作部材を操作して回転軸を回転させると、回転軸の回転に応じて回転するロック部材の第2歯に含まれる噛合歯が、アッパージャケットに取り付けられたツース部材の第1歯と噛み合う。これにより、アッパージャケットの位置がロックされる。
車両衝突時には、操舵部材からアッパージャケットに衝撃が伝達される。これにより、アッパージャケットとともに、アッパージャケットに取り付けられたツース部材が、ロアージャケットに対して操舵部材側とは反対側へ移動しようとする。これにより、ツース部材の第1歯と噛み合う噛合歯を有するロック部材が回転し始める。すると、ロック部材の第2歯において噛合歯よりも第1歯から離れた位置に設けられた回転規制歯が、第1歯側へ移動し、第1歯に噛み合わずに圧接する。これにより、ロック部材の回転が規制されるので、ツース部材およびアッパージャケットの移動が規制される。 噛合歯および回転規制歯で構成された複数の第2歯が一定の曲率の同一曲線上に並んだロック部材では、第2歯の周辺において突出した部分が存在しないので、小型化を図れる。これにより、ステアリング装置に対するロック部材の搭載性の向上を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、噛合歯とは形状が異なる回転規制歯が車両衝突時に第1歯に噛み合わずに圧接することによって、ロック部材の回転を規制することができる。 請求項3記載の発明によれば、回転規制歯と噛合歯との間の歯ピッチが、隣り合う噛合歯間の歯ピッチと異なるため、回転規制歯は、車両衝突時に第1歯に噛み合わずに圧接する。これにより、ロック部材の回転を規制することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、本発明の一ステアリング装置の概略構成を示す側面図である。

【図2】図2は、ステアリング装置の斜視図である。

【図3】図3は、図1におけるIII−III線に沿った断面図である。

【図4】図4は、ツースロック機構の周辺の分解斜視図である。

【図5】図5は、図3におけるV−V線に沿った断面を模式的に示した図である。

【図6】図6は、図5において、第1歯と噛合歯との噛み合いが解除された状態を示した図である。

【図7A】図7Aは、図5において、車両衝突時の状態を示した図である。

【図7B】図7Bは、図7Aにおいて二点鎖線で囲った部分を拡大した図である。

【図8】図8は、図7Bに本発明の第1変形例を適用した図である。

【図9】図9は、図7Bに本発明の第2変形例を適用した図である。

選択図 図7A出願人が指定した本件の代表的な図

1…ステアリング装置、2…車体、3…ステアリングシャフト、3A…一端、4…コラムジャケット、6…アッパーブラケット、9…離脱機構、11…操舵部材、22…アッパージャケット、23…ロアージャケット、40…回転軸、40A…一端、41…操作部材、50…ツース部材、51…ロック部材、56…第1歯、56B…第1歯、63…第2歯、70…噛合歯、70A…噛合歯、70B…噛合歯、71…回転規制歯、80…回転規制歯、81…回転規制歯、L…曲線、P1…歯ピッチ、P2…歯ピッチ、P3…歯ピッチ、R…曲率中心、X…軸方向、X1…後側、X2…前側、Y…左右方向

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