技術分野
揺動型の遊星歯車機構を用いて入力された回転速度を減速または増速させて出力する減速装置に関するものである。
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】揺動型の遊星歯車機構の動作音の発生を抑制することができる減速装置を提供することを目的とする。 【解決手段】減速装置は、遊星歯車の自転に連動して中心軸周りに公転するピン要素と、ピン孔を構成する円筒状内面とピン要素の円筒状外面との間に配置される弾性部材と、を備える。ピン孔とピン要素との間で荷重が伝達されている状態において、荷重の一部を付与された弾性部材が弾性変形することによりピン孔の円筒状内面にピン要素の円筒状外面が接触して、ピン孔とピン要素との間で荷重が伝達される。 【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ここで、特許文献2の減速装置では、ピン孔と出力ピンとの間に介在する弾性部材を介して動力が伝達されるため、ピン孔と出力ピンとの間で伝達される荷重によって弾性部材が変形し、ねじれ角が大きくなり、結果として減速装置のねじり剛性が低下する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、揺動型の遊星歯車機構のねじり剛性の向上および動作音の抑制を図ることができる減速装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
(請求項1)本発明に係る減速装置は、ハウジングの内周面に形成または配置された内歯歯車と、当該内歯歯車の中心軸に平行なピン孔を有し、自転可能に且つ前記中心軸周りに公転可能に支持され、前記内歯歯車に噛合する遊星歯車と、当該遊星歯車の前記ピン孔の中心に対して偏心して支持され、前記遊星歯車の自転に連動して前記中心軸周りに公転するピン要素と、前記ピン孔を構成する円筒状内面と前記ピン要素の円筒状外面との・・・ 続きを
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【発明の効果】
請求項1に記載の発明によると、減速装置は、ピン孔とピン要素との間で伝達される荷重が発生すると、ピン孔およびピン要素に接触する前に弾性部材がピン孔の内面およびピン要素の外面に接触する。これにより、弾性部材がピン孔とピン要素との間におけるダンパーとして機能し、ピン孔とピン要素が接触した際の衝撃荷重が低減される。よって、減速装置の動作音が抑制される。また、弾性部材は、の荷重の一部を付与されて弾性変形する。そのため、荷重が増加して弾性部材の変形量が一定以上となると、ピン孔の円筒状内面にピン要素の円筒状外面が接触して、ピン孔とピン要素との間で荷重が直接的に伝達される。よって、減速装置のねじり剛性が向上する。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 実施形態における減速装置の軸方向の断面図である。
【図2】 図1におけるII-II断面図である。
【図3】 所定位相に位置する出力ピンユニットを示す拡大図である。
【図4】 図3と異なる位相に位置する出力ピンユニットを示す拡大図である。
【図5】 実施形態の第一の変形態様を示す図3に対応する拡大図である。
【図6】 実施形態の第二の変形態様を示す図3に対応する拡大図である。
1:減速装置、 32:内歯歯車、 40,240:遊星歯車、 44,244:ピン孔、 44a,244a:円筒状内面、 244b:環状溝(凹部)、 50:キャリア、 60,160,260:出力ピンユニット(ピン要素)、 61:ピン部材、 61a:円筒部、 70,170,270:転がり軸受、 71,171,271:外輪、 72:転動体、 71a,171a,271a:円筒状外面、 71b:環状溝(凹部)、 171b:凹部、 80,280:弾性リング(弾性部材)、 Ac:中心軸、 Cv:仮想円、 S:隙間
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