特開2016-217183IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

エンジンの制御装置に係わり、特に、気筒の排気行程から吸気行程において吸気弁及び排気弁の双方を閉じる負のオーバーラップ期間を設けて、既燃ガスを気筒内に残留させるようにしたエンジンの制御装置

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】エンジン負荷の変化に対して、高い制御応答性を確保しつつ、広い範囲で内部EGR率を変化させることができ、HCCI燃焼における着火時期を適切に制御する。
【解決手段】エンジン(1)の制御装置は、吸気弁(21)の開弁時期以降に排気弁(22)を開弁させるVVL(71)と、吸排気弁のバルブタイミングを変化させるVVT(72,75)と、VVTを制御して吸気弁及び排気弁のバルブタイミングを変化させるPCM(10)とを有し、PCMは、要求内部EGR率が所定値以上である場合、VVTにより、吸気弁の閉弁時期と吸気行程における排気弁の閉弁時期とを略一致させ、要求内部EGR率が所定値より少なくなるほど、負のオーバーラップ期間を短縮し、かつ、吸気行程における排気弁の開弁時期及び閉弁時期を遅角させる。
【選択図】図5

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、HCCI燃焼を行うエンジンでは、高い熱効率を達成しつつ、燃焼音の抑制や燃焼安定性の確保を実現するために、エンジンの負荷に応じて着火時期を適切に制御する必要がある。
そこで、気筒内に導入された総ガス量のうち、気筒内に残留した既燃ガスが占める割合(内部EGR率)をエンジンの運転状態(エンジンの回転数や負荷等)に応じて変化させることにより、着火時期を制御することが検討されている。この場合、着火時期を適切に制御するためには、内部EGR率を広い範囲(例えば20%〜80%)で変化させることが要求される。 しかしながら、上述したような従来のエンジンの制御装置は、可変バルブタイミング機構により排気弁の閉弁時期及び吸気弁の開弁時期を制御して負のオーバーラップ期間を設けるとともに、可変バルブリフト機構を用いて吸気弁の開弁期間中に排気弁を開弁させるものであり、内部EGR率の制御応答性は可変バルブタイミング機構や可変バルブリフト機構の応答性に依存するので、制御応答性を満足させながら内部EGR率を広い範囲で変化させることは困難である。 本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、エンジン負荷の変化に対して、高い制御応答性を確保しつつ、広い範囲で内部EGR率を変化させることができ、HCCI燃焼における着火時期を適切に制御することができる、エンジンの制御装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

の目的を達成するために、本発明のエンジンの制御装置は、気筒の排気行程から吸気行程において吸気弁及び排気弁の双方を閉じる負のオーバーラップ期間を設けて、既燃ガスを気筒内に残留させるようにしたエンジンの制御装置であって、吸気行程において、吸気弁の開弁時期以降に排気弁を開弁させる排気側可変バルブ機構と、吸気弁及び排気弁のバルブタイミングを変化させる可変バルブタイミング機構と、エンジンの運転状態・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によるエンジンの制御装置によれば、エンジン負荷の変化に対して、高い制御応答性を確保しつつ広い範囲で内部EGR率を変化させることができ、HCCI燃焼における着火時期を適切に制御することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の実施形態によるエンジンの制御装置が適用されたエンジンの概略構成図である。

【図2】本発明の実施形態によるエンジンの制御装置に関する電気的構成を示すブロック図である。

【図3】本発明の実施形態によるエンジンの運転領域の説明図である。

【図4】本発明の実施形態によるエンジンの要求内部EGR率を示す線図である。

【図5】本発明の実施形態による吸気弁及び排気弁のリフトカーブを示す線図であり、(a)は負のオーバーラップ期間の最大時、(b)は負のオーバーラップ期間の最小時における吸気弁及び排気弁のリフトカーブを示している。

【図6】本発明の実施形態によるエンジンのスロットル開度の制御カーブを示す線図である。

選択図 図5出願人が指定した本件の代表的な図

1 エンジン(エンジン本体)   10 PCM   17 排気ポート   18 気筒   21 吸気弁   22 排気弁   36 スロットル弁   71 VVL(排気側)   72 VVT(吸気側)   74 VVL(吸気側)   75 VVT(排気側)

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