技術分野
埋込磁石型ロータの製造装置および埋込磁石型ロータの製造方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】余分な設備を使用することなく永久磁石の安定化処理を行うことができる埋込磁石型ロータの製造装置および埋込磁石型ロータの製造方法を提供する。 【解決手段】磁石素材36の着磁が完了した後、着磁金型43から発せられる磁界を利用して、高温状態のロータコア12(永久磁石13)に逆磁界が印加される。すなわち、ロータコア12を、少なくとも360°をロータの磁極数で除算することにより得られる角度だけ回転させる。着磁後の永久磁石13にその磁化方向と逆方向の磁界である逆磁界が印加されることにより、永久磁石13の減磁しやすい部分が減磁される。また、着磁が完了したとき、永久磁石13はある程度の高温状態に保たれている。このため、永久磁石13の磁気特性を安定化するための加熱による減磁効果が得られる。 【選択図】図5
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ロータに使用される永久磁石の磁気特性はモータにより発生するトルクに影響する。このため、ロータに使用される永久磁石には磁気特性の安定性が要求される。しかし、永久磁石には減磁が発生することがある。減磁とは、たとえば着磁された永久磁石が加熱されるとき、逆磁界が印加されるとき、あるいは、その両方が行われるとき、不可逆な磁力低下が発生する現象をいう。
そこで、モータの使用中に減磁に起因するモータの特性変化を抑制するために、ロータの永久磁石に対して、いわゆる枯らし処理が行われる。枯らし処理とは、永久磁石の磁気特性を安定化するための処理をいう。たとえば特許文献2に記載されるように、使用時に予想される最高温度または当該最高温度よりも高めの温度で永久磁石を熱処理する。これにより、使用中の永久磁石の減磁が抑制される。また従来、枯らし処理としてロータに逆磁界が印加されることもある。
しかし、ロータの製造が完了した後、別途枯らし処理を行うためには、永久磁石あるいは永久磁石が設けられたロータを、加熱あるいは逆磁界を印加するための設備が余分に必要となる。
本発明の目的は、余分な設備を使用することなく永久磁石の安定化処理を行うことができる埋込磁石型ロータの製造装置および埋込磁石型ロータの製造方法を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
目的を達成し得る埋込磁石型ロータの製造装置は、つぎの通りである。すなわち、コアに設けられた複数の磁石孔にそれぞれ永久磁石の一種であるボンド磁石が埋め込まれてなる埋込磁石型ロータの製造装置において、前記コアの周方向に沿って極性の異なる磁界を交互に発生する着磁装置と、前記コアの磁石孔に磁石素材を充填する充填装置と、前記磁石孔に充填される磁石素材が前記磁界の印加を通じて着磁されることにより得ら・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明の埋込磁石型ロータの製造装置および埋込磁石型ロータの製造方法によれば、余分な設備を使用することなく永久磁石の安定化処理を行うことができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 埋込磁石型ロータの斜視図。
【図2】 埋込磁石型ロータの製造装置を分解した状態を示す斜視図。
【図3】 着磁金型を埋込磁石型ロータ側から見た平面図。
【図4】 着磁金型を埋込磁石型ロータ側から見た平面図。
【図5】 着磁金型を埋込磁石型ロータ側から見た平面図。
【図6】 着磁金型の他の例を埋込磁石型ロータ側から見た平面図。
11…ロータ、12…ロータコア、13…永久磁石(ボンド磁石)、15…磁石孔、21…製造装置、22…射出装置(充填装置)、23…着磁装置、24…制御装置、36…磁石素材、41…ケース、42…モータ(駆動源、回転アクチュエータ)、45…連結軸、51…永久磁石(磁界発生源)、52…着磁ヨーク、73…コイル(磁界発生源)、61…温度センサ、62…カウンタ。
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