特開2016-221122IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

筐体内部においてクロック同期式シリアル通信を行っているスロットマシンやパチンコ機などの遊技機

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】遊技機内部の通信に用いられるクロックに起因する放射ノイズを低減する。
【解決手段】演出に係るデバイスを制御するスレーブ基板と、前記スレーブ基板を制御する処理部と、前記処理部を前記スレーブ基板と接続するハーネスとを備える遊技機において、前記処理部は、並列−直列変換部を動作させるためのクロックを基準信号に基づき発生するとともに、発生した前記クロックを前記スレーブ基板へ出力するクロック発生器を備える。前記処理部の前記クロック発生器は、クロック周期及びクロック変化範囲に基づき、前記クロックの一周期ごとにその周期を前記クロック変化範囲内において変化させる。
【選択図】図7

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

液晶表示装置(液晶パネル)や演出用表示ランプ(電飾)や、音響発生装置(サウンド装置、スピーカ)などさまざまな演出デバイスを制御するための基板が、サブ基板である。サブ基板はメイン基板からのコマンドに従い、遊技の進行状況に応じて演出を行う。メイン基板、サブ基板や演出デバイスなどが一体となって遊技機を構成している。 前記演出デバイスとサブ基板の間はハーネスで接続され、当該ハーネスを通じて通信が行われる。ハーネスの本数削減や通信速度向上に伴う同期ズレの抑制などの観点から、当該ハーネスではシリアル通信が行われている。当該ハーネスは、シリアル信号が伝播するデータ線と、当該シリアル信号を取得(ラッチ)するタイミングを指定するクロックが伝播するクロック線とを含み、当該シリアル通信の方式はクロック同期式シリアル通信である。クロック同期式シリアル通信はクロック線を必要とするものの、クロック線を持たない非同期式通信(調歩同期通信)に比べて高速化が可能であり、ノイズ等の影響をあまり受けず信頼性が高い。このような観点から遊技機ではクロック同期式シリアル通信を採用している。 遊技機内部において多数の電気信号が行き交っており、このため筺体からは様々な電気的なノイズが放出されている。近年、遊技機の演出デバイスでは、多彩な演出を行うべく通信のデータの転送量が増加し、通信速度が高速化している。とりわけ特定周期(例えば、クロック同期式シリアル通信のクロックの周期)でピークを形成する比較的大きなノイズ(クロックに起因している)が発生している。また、演出デバイスが遊技機筐体の各所に設置され、これらとサブ基板を接続するハーネスの信号線長が増加した結果、ハーネス自体がノイズ発信源となる場合があり、筐体からの放射ノイズが問題となりつつある。これを放置すると周辺機器の誤作動の原因に成り兼ねない状況であるため、この放射ノイズのピークを低減することが求められていた。 放射ノイズはどのような電子装置でも微弱に発生するが、クロック同期式シリアル通信のクロック信号のような一定間隔でオン・オフを繰り返す信号で放射ノイズの強度が大きくなる傾向がある。 そこで、本発明は、遊技機のクロック同期式シリアル通信に起因する放射ノイズのピークを低減することのできる遊技機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

この発明は、演出に係るデバイスを制御するスレーブ基板と、前記スレーブ基板を制御する処理部と、前記処理部を前記スレーブ基板と接続するハーネスとを備える遊技機において、 前記処理部は、 前記スレーブ基板へ送るデータをシリアル信号に変換する第1並列−直列変換部と、 予め定められた基準信号を発生する発振器と、 前記第1並列−直列変換部を動作させるためのクロックを前記基準信号に基づき発・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
この発明によれば、前記処理部の前記クロック発生器は、クロック周期及びクロック変化範囲に基づきクロックの周期を変化させるので、クロックに起因する放射ノイズのピークを低減することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの斜視図である。

【図2】前扉を開いた状態を示すスロットマシンの斜視図である。

【図3】スロットマシンのブロック図である。

【図4】スロットマシンの遊技処理のフローチャートである。

【図5】発明の実施の形態に係る遊技機の通信系統のブロック図である。

【図6】発明の実施の形態に係るスレーブ基板の説明図である。

【図7】発明の実施の形態に係る送信処理部及び受信処理部のブロック図である。

【図8】発明の実施の形態に係るクロック発生処理のフローチャートである。

【図9】発明の実施の形態に係るクロック発生処理の他のフローチャートである。

【図10】発明の実施の形態に係るクロック発生処理の説明図(クロックのタイミングチャート)である。

【図11】図11(a)は従来のクロックによる放射ノイズのスペクトルの説明図、図11(b)は発明の実施の形態に係るクロックによる放射ノイズのスペクトルの説明図である。

選択図 図7出願人が指定した本件の代表的な図

20 サブ基板(処理部)   206BB スレーブ基板   206BU スレーブ基板   206BL スレーブ基板   209T、210T 送信処理部   209R、210R 受信処理部   2101 データレジスタ   2102 送信データレジスタ   2103 送信用シフトレジスタ(第1並列−直列変換部)   2111、2211 発振器   2112、2212 クロック発生器   2201 受信用レジスタ   2202 受信データレジスタ   HBL ハーネス(第1ハーネス)   HBU ハーネス(第2ハーネス)   ML、MU モータ(デバイス)   SENL、SENU センサ   SN ソレノイド(デバイス)   SW スイッチ(センサ)   IC1 LEDドライバ(電子回路)   IC2 モータ制御回路(電子回路)   IC3 並列−直列変換器(第2並列−直列変換部)

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