特開2016-221701IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

インクジェット記録装置および予備吐出方法に関し、詳しくは、記録ヘッドの吐出状態を良好に維持するための予備吐出の内容の制御に関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】インクジェット記録装置において、予備吐出を実行する時間に拘わらず、スループットの低下を抑制しつつミストの影響を排した予備吐出を実行することを可能とする。
【解決手段】記録ヘッドにおける、インクを吐出するためのノズルが設けられたノズル配設面に対するワイピング動作を実行するインクジェット記録装置は、実行すべき予備吐出動作の量に基づいて、当該予備吐出動作を実行する前に前記ワイピング動作を実行するか否かを判断するワイピング判断手段、を具える。
【選択図】図13

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1では、ノズルごとにその累積吐出数に応じてエージングのための吐出数を定めるものである。このため、エージングの際の吐出数、従って予備吐出に要する時間が、ノズルによってばらつきがあり、予備吐出を実行する時間が、比較的長時間に及ぶノズルが存在することがある。このような場合、予備吐出を実行する間に、その吐出する時間が比較的短いノズルでは、例えば、その予備吐出の前の記録動作で生じたインクミストが付着、増粘してその後の吐出に影響を受けるおそれがある。これに対し、予備吐出の前に、記録ヘッドのノズルを配設した面(ノズル配設面)をワイピングしてミストを除去することが考慮できるが、予備吐出前に一律にワイピングを行う場合には、そのための動作によって装置のスループットが低下するおそれもある。 また、予備吐出を実行する時間によっては、その予備吐出によって生じるインクミストが記録装置の他の部分に影響を及ぼすほどの量となる。これに対し、記録ヘッドのノズル配設面をキャップで覆った状態で、予備吐出を実行することもできる。しかし、そのような構成では、発生するインクミストが他の部分に影響を及ぼすほどの量でない場合には、記録ヘッドをキャップで覆う動作によってスループットの低下を招くことになる。 本発明は、予備吐出を実行する時間に拘わらず、スループットの低下を抑制しつつミストの影響を排した予備吐出を実行することが可能なインクジェット記録装置および予備吐出方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

そのために本発明では、記録ヘッドにおける、インクを吐出するためのノズルが設けられたノズル配設面に対するワイピング動作を実行するインクジェット記録装置であって、実行すべき予備吐出動作の量に基づいて、当該予備吐出動作を実行する前に前記ワイピング動作を実行するか否かを判断するワイピング判断手段、を具えたことを特徴とする。
【発明の効果】
以上の構成によれば、予備吐出を実行する時間に拘わらず、スループットの低下を抑制しつつミストの影響を排した予備吐出を実行することが可能となる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の一インクジェット記録装置を模式的に示す正面図である。

【図2】図1に示す記録ヘッド5およびワイピング機構32の構成とそれらの関係を説明するための模式図である。

【図3】図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック図である。

【図4】図2に示した記録ヘッドのノズル配置をより簡略して示す図である。

【図5】(a)〜(c)は、本発明の一第1の記録モードである第1のマルチパス記録を説明するための、ノズル列とマスクパターンを模式的に示す図である。

【図6】(a)〜(c)は、同じく本発明の一第2の記録モードである第2のマルチパス記録を説明するための、ノズル列とマスクパターンを模式的に示す図である。

【図7】(a)および(b)は、本実施形態の第3記録モードであるシングルパス記録を説明するための、記録ヘッドのノズル列とマスクパターンとの関係を模式的に示す図である。

【図8】インクの種類に応じたコゲの影響を説明する図である。

【図9】本発明の一記録動作の、特に、記録モードに応じて予備吐出を制御する処理を示すフローチャートである。

【図10】図9に示すステップ5の処理の詳細を示すフローチャートである。

【図11】(a)および(b)は第1記録モードに対応する予備吐出パターンを説明する図である。(a)および(b)は第2記録モードに対応する予備吐出パターンを説明する図である。

【図12】(a)および(b)は第2記録モードに対応する予備吐出パターンを説明する図である。

【図13】本発明の一回復動作を示すフローチャートである。

【図14】(a)および(b)は、本発明の1、予備吐出前清掃動作および予備吐出実行時のキャッピング動作を説明する示す図である。

選択図 図13出願人が指定した本件の代表的な図

1 キャリッジ   5 記録ヘッド   30A、30B 回復機構   31 予備吐出インク受領箱   32 ワイピング機構   300 主制御部   301 CPU   302 ROM   303 RAM

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