特開2016-222014IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

車両の走行状態に応じて着座者の着座姿勢を保持する車両用シートのシートバック調整装置

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】急カーブの走行時において着座者の着座姿勢を保持する車両用シートのシートバック調整装置を、従来のシートバックの構成を変更せずにその内部に設けることはできない。
【解決手段】シートバックのサイドフレームの下部に、その下端が連結軸50(50L、50R)により連結され、連結軸を中心に前後方向に傾動可能な左右のサイドアーム40(40L、40R)が設けられている。車両のデータ、着座者のデータにより左右のサイドアーム40の前方向への隆起量(傾動角度)がそれぞれ判断され、隆起量に応じて第1、第2の駆動手段52L、52Rが駆動される。駆動手段の駆動により左右の連結軸がそれぞれ独立に回動され、左右のサイドアーム40が前方向へ傾動される。サイドアームは、その前方向のシートバック側部(隆起部)のシートパッドを押し出し、隆起部が着座者を挟んで着座者の倒れを防止する。
【選択図】図2

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特開2009−136543号公報によれば、プレートの隆起量が慣性力の数値により補正され、プレートの隆起量がより正確に算出、設定される。また、左右一対のプレートはそれぞれ駆動手段を有しているため、設定された隆起量(回動角度)に応じて各プレートを回動させることができる。
しかし、左右一対のプレートは左右方向に回動するため、回動のための広い空間が車両用シートの左右に必要となり、従来のシートバックの構成を変更せずに左右一対のプレートをシートバック内部に設けることはできない。
そして、プレートの回動する空間を避けるように車両内のレイアウトや車両用シート(シートバック)内部の他の部材の形状、配置を考慮する必要があり、限られた車両内のレイアウトやシートバックの設計の自由度が制限される。さらに、プレートは左右方向の回動範囲(回動角度)が大きいため、即座に駆動手段を駆動してプレートを回動させることが難しく、カーブの走行時に着座者の着座姿勢を通常位置に保持できないおそれもある。 特開2010−173372号公報によれば、次のカーブを走行する際にかかる所要時間が、プレート状のサイドフレームの駆動時間と、プレート状のサイドフレームの回動の開始、終了の間の時間との合計時間以上となる場合にのみプレート状のサイドフレームが回動する。この場合、カーブの連続によりサイドフレームを繰り返し回動しても、違和感を着座者に与えることなくその着座姿勢を通常位置に保持することができる。
しかし、左右一対のプレート状のサイドフレームの左右方向の回動のために広い空間が車両用シートの左右に必要となり、特開2009−136543号公報と同様に、従来のシートバックの構成を変更せずに左右一対のプレート状のサイドフレームをシートバック内部に設けることはできない。また、車両の現在地を受信するGPSセンサ、道路情報を記録するメモリ等が必要となり、部品点数が増加してコスト高となる。 本発明は、シートバック内部の設計の自由度を制限することなく、カーブの走行時において着座者の着座姿勢を通常位置に保持できる車両用シートのシートバック調整装置の提供を目的としている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するために、本発明では、シートバックの左右のサイドフレームに沿って略平行に左右のサイドアームを設け、サイドアームがそれぞれ前後方向にさらに傾動してシートバックの側部を前方向に隆起させている。 すなわち、請求項1に係る本発明によれば、車両用シートに設けられたシートバックの左右で、シートバックフレームの左右のサイドフレームの下部にその下端が連結軸により連結されて、前方向に傾動可・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
請求項1に係る本発明では、カーブ等を走行する場合、左右のサイドアームがそれぞれ前方向に傾動し、その前方向に位置するシートバック側部(隆起部)のシートパッドをシートバックの内部から押圧する。これにより、シートバックの側部を前方向に隆起させることができ、左右方向に回動するプレートをシートバックに設けた場合と比較して、シートバックの構成を変更せずに従来のシートバックを活用することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の一実施例(実施例1)に係る車両用シートのシートバック調整装置を備えた車両用シートの斜視図を示す。

【図2】車両用シートのフレームの斜視図を示す。

【図3】(A)は中央、(B)は左右両端に駆動手段を設けた連結軸、左右のサイドアーム、左右のサイドフレームの一部破断の平面図をそれぞれ示す。

【図4】制御装置の構成を表すブロック図を示す。

【図5】(A)(B)は、車両用シートの左方向から見た傾動前後の左のサイドアーム、左のサイドフレーム、シートパッドの模式図をそれぞれ示す。

【図6】(A)(B)は、車両用シートの左方向から見た傾動前後の右のサイドアーム、右のサイドフレーム、シートパッドの模式図をそれぞれ示す。

【図7】(A)(B)は、実施例1の変形例に係る車両用シートの左方向から見た傾動前後の左のサイドアーム、左のサイドフレーム、シートパッドの模式図をそれぞれ示す。

【図8】本発明の他の実施例(実施例2)に係る車両用シートのシートバック調整装置を備えた車両用シートのフレームの斜視図を示す。

【図9】(A)は中央、(B)は左右両端に駆動手段を設けた連結軸、左右のサイドアーム、左右のサイドフレームの一部破断の平面図をそれぞれ示す。

【図10】(A)(B)は、車両用シートの左方向から見た傾動前後の左のサイドアーム、左のサイドフレーム、左のリンク、シートパッドの模式図をそれぞれ示す。

【図11】(A)(B)は、車両用シートの左方向から見た傾動前後の右のサイドアーム、右のサイドフレーム、右のリンク、シートパッドの模式図をそれぞれ示す。

選択図 図2出願人が指定した本件の代表的な図

10 シート(車両用シート)   20 シートクッション   30 シートバック   30L、30R シートバックの左右側部(隆起部)   32 シートバックフレーム   32L、32R サイドフレーム   33a シートパッド   33b トリムカバー   34L、36R、36R’ ストッパ   40(40L、40R) サイドアーム   42(42L、42R) ガイド溝   50(50L、50R)、50’ 連結軸   51(51L、51R) 連結シャフト   52(52L、52R) 第1、第2の駆動手段   80 リンク   82 支持孔   84(84L、84R) 左右のガイドピン

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