特開2016-222767IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

室炉式のコークス炉におけるコークスの乾留完了、即ち、火落ちを判定する方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】石炭の乾留完了を精度良く判定することができ、これにより、所望の特性を有するコークスを安定して製造することのできる、コークス炉における火落ち判定方法を提供する。
【解決手段】複数の炭化室2を有するコークス炉1の炭化室2における石炭8の乾留反応時に発生するガス9を炭化室2毎に採取し、採取したガス9の濃度を定量分析し、ガス濃度の分析データに基づいて、それぞれの炭化室2における石炭の乾留完了を判定する、コークス炉1における火落ち判定方法。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、従来技術には以下の問題がある。 即ち、特許文献1及び特許文献2は、発生ガスの温度測定値から石炭の乾留完了を判定しており、しかも測定温度の絶対値で判定しており、発生ガスの温度を測定する熱電対にタール分などが付着して温度が正確に測定できない、或いは、温度変化がふらつくなどの現象が発生した場合には、正確な乾留完了の判定ができない場合があった。また、乾留する石炭の形状が変化すると、発生ガスの温度挙動が変化するという現象も確認されており、この場合も正確な乾留完了判定ができない可能性があった。 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、熟練者がトップカバーを開放して行う作業を行うことなく、石炭の乾留完了を精度良く判定することができ、その結果、所望の特性を有するコークスを安定して製造することのできる、コークス炉における火落ち判定方法を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するための本発明の要旨は以下のとおりである。 [1]複数の炭化室を有するコークス炉の炭化室における石炭の乾留反応時に発生するガスを炭化室毎に採取し、採取したガスの濃度を定量分析し、ガス濃度の分析データに基づいて、それぞれの炭化室における石炭の乾留完了を判定することを特徴とする、コークス炉における火落ち判定方法。 [2]前記定量分析の対象ガス種が炭化水素類であることを特徴とする、・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、複数の炭化室を有するコークス炉で石炭を乾留してコークスを製造する際に、石炭の乾留反応時に発生するガスを炭化室毎に採取し、採取したガスの濃度を分析し、得られたガス濃度分析データに基づいて石炭の乾留完了を判定するので、石炭の乾留完了を炭化室毎に精度良く判定することが可能となる。これにより、所望の特性を有するコークスを安定して製造することが実現される。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明に係る火落ち判定方法を実施する際に用いた室炉式のコークス炉の一部分の一例を示す概略縦断面図である。

【図2】石炭種Aの乾留時における、発生ガス中のエタン濃度、及び、発生ガスの温度測定値の経時変化の一例を示す図である。

【図3】石炭種Bの乾留時における、発生ガス中のエタン濃度、及び、発生ガスの温度測定値の経時変化の一例を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 コークス炉   2 炭化室   3 上昇管   4 曲管   5 集合管   6 トップカバー   7 ガス採取管   8 石炭   9 発生ガス   10 ガス分析装置   11 乾留完了判定装置

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります