技術分野
電気めっきセル、及び金属皮膜の製造方法に関し、さらに詳しくは、陰極(被めっき物)表面に簡便に金属皮膜を形成することが可能な電気めっきセル、及び、これを用いた金属皮膜の製造方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】簡便に金属皮膜を形成することが可能な電気めっきセル、及びこれを用いた金属皮膜の製造方法を提供すること。
【解決手段】電気めっきセル10は、陽極室液20を保持するための陽極室12と、陽極室12と陰極26とを隔離するための隔膜16と、陽極室液20に電流を流すための陽極22と、陽極22−陰極26間に電圧を印加するための電源30とを備えている。隔膜16は、基材と有機ニトリル化合物とを含み、陽極室液20に含まれる金属イオンを選択的に透過させることが可能なものからなる。隔膜16に含まれるニトリル化合物の含有量は、隔膜16の総乾燥重量に対して0.1wt%以上20wt%以下である。このような電気めっきセル10を用いて、陰極26の表面に金属被膜28を形成する。
【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明が解決しようとする課題は、簡便に金属皮膜を形成することが可能な電気めっきセル、及びこれを用いた金属皮膜の製造方法を提供することにある。
本発明が解決しようとする他の課題は、沈殿しやすい金属イオンを含むめっき液を用いて、マスクレスでパターン電析することが可能な電気めっきセル、及びこれを用いた金属被膜の製造方法を提供することにある。
さらに、本発明が解決しようとする他の課題は、隔膜を用いて金属イオンの補給を行う場合において、隔膜の目詰まりを抑制することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決するために、本発明に係る電気めっきセルは、
陽極室液を保持するための陽極室と、
前記陽極室と陰極とを隔離するための隔膜と、
前記陽極室液に電流を流すための陽極と、
前記陽極−前記陰極間に電圧を印加するための電源と
を備え、
前記隔膜は、基材と有機ニトリル化合物とを含み、前記陽極室液に含まれる金属イオンを選択的に透過させることが可能なものからなり、
前記隔・・・ 続きを
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【発明の効果】
有機ニトリル化合物は、金属イオン(特に、一価の銅イオン)を安定化させる作用が大きい。このような有機ニトリル化合物を隔膜に添加すると、少量の添加であっても隔膜内における金属、金属水酸化物あるいは金属酸化物の生成が抑制される。その結果、従来では高速成膜が困難であった銅等の金属被膜を陰極上に簡便にパターン形成することができる。また、めっき浴に有機ニトリル化合物を添加する場合に比べて、少量の添加で高い効果が得られるため、めっき浴の管理も容易化する。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電気めっきセルの概略図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る電気めっきセルの概略図である。
【図3】実施例3及び比較例2で得られた隔膜のFT−IR(ATR)スペクトルである。
10 電気めっきセル
12 陽極室
14 陰極室
16 隔膜
20 陽極室液
22 陽極
24 陰極室液
26 陰極
28 金属皮膜
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