技術分野
油圧を利用して弁のリフト量を変更できるようにした可変動弁装置の異常判定装置
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】従来の可変動弁装置の故障判定装置は、可変動弁装置の切り替え不良と切り替え遅れとを区別して判定するために高価な筒内圧センサーを必要とする。 【解決手段】オルタネーター52と共に車両に搭載されるエンジン10に組み込まれた本発明による可変動弁装置15の異常判定装置は、車両の車輪側からエンジンに駆動力が与えられる運転状態にあって、かつエンジンに対して燃料の供給を停止した運転状態にある場合、可変動弁装置15の切り替え手段34p,34sが第1および第2のロッカーアーム33a,33bを連結状態から非連結状態へ、または非連結状態から連結状態へと切り替え、この時の発電量Wの変化量ΔWの絶対値が所定量ΔWR 以下の場合に可変動弁装置15に切り替え不良があると判定し、発電量の変化量の絶対値が所定量に達するまでに要する時間tC が所定時間tR 以上の場合に可変動弁装置15に切り替え遅れがあると判定する。 【選択図】図12
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
特許文献1や特許文献2に開示された可変動弁装置において、使用すべきロッカーアームの選択は、電動モーターや油圧を利用して複数のロッカーアームを連結状態または非連結状態に切り替えることにより行われる。この場合、所定のロッカーアームが相互に連結状態または非連結状態になったかを把握するため、特許文献1では電動モーターの駆動電流値の変化を利用し、特許文献2では内燃機関の燃焼室の圧力を検出するための筒内圧センサーからの情報を利用している。
電動モーターの駆動電流値の変化を利用して所定のロッカーアームが相互に連結状態になったか、あるいは非連結状態になったかを把握する特許文献1に開示された方法では、可変動弁装置の切り替え不良と切り替え遅れとを区別して判定することができない。これに対し、筒内圧センサーを利用して所定のロッカーアームが相互に連結状態になったか、あるいは非連結状態になったかを把握する特許文献2に開示された方法は、可変動弁装置の切り替え不良と切り替え遅れとを区別して判定することが可能である。しかしながら、特許文献2に開示された方法では高価な筒内圧センサーと複雑な判定手法を用いる必要があるため、より低コストにて可変動弁装置の切り替え不良と切り替え遅れとを区別して判定することができる可変動弁装置の異常判定装置に対する要求がある。
本発明の目的はかかる要求に応えたものであり、内燃機関が搭載された車両に組み込まれる一般的な補機類を利用して可変動弁装置の切り替え不良と切り替え遅れとを区別して判定することができる可変動弁装置の異常判定装置を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、発電機と共に車両に搭載される内燃機関に組み込まれた可変動弁装置の異常判定装置であって、前記可変動弁装置は、吸気弁または排気弁が当接し、第1のカムの回転に伴って揺動する第1のロッカーアームと、吸気弁または排気弁が当接せず、前記第1のカムのカムプロフィールと異なるカムプロフィールを有する第2のカムの回転に伴って揺動する第2のロッカーアームと、この第2のロッカーアームが前記第2のカムに当・・・ 続きを
知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の可変動弁装置の異常判定装置によると、ロストモーションばねによる内燃機関の内部抵抗の変化に応じた発電機の発電量の変化量に基づき、可変動弁装置の切り替え不良と切り替え遅れとを容易に区別して判定することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明を圧縮点火方式の多気筒内燃機関が搭載された車両に応用した一実施形態におけるエンジンシステムの概念図である。
【図2】 図1に示した実施形態における主要部の制御ブロック図である。
【図3】 図1に示した実施形態における車速とエンジン回転速度と燃料遮断可能運転領域との関係を模式的に表すマップである。
【図4】 図1に示した実施形態によるクランク角位相と排気弁の開弁リフト量との関係を表すグラフである。
【図5】 図1に示した実施形態における可変動弁装置の主要部を抽出拡大した断面図である。
【図6】 図1に示した実施形態における排気弁用ロッカーアームの構造を模式的に表す展開断面図である。
【図7】 図1に示した実施形態における切り替え手段に関する油圧回路図である。
【図8】 図1に示した実施形態におけるエンジン回転速度と燃料噴射量と可変動弁装置の各モードとの関係を模式的に表すマップである。
【図9】 図1に示した実施形態において、エンジンをモータリングした場合のエンジン回転速度と可変動弁装置の各モードにおける内部抵抗との関係を表すグラフである。
【図10】 図1に示した実施形態において、故障診断制御での発電量の変化を模式的に表すとグラフである。
【図11】 図1に示した実施形態において、故障診断制御に移行するための手順を表すフローチャートである。
【図12】 図11に示した故障診断制御のサブルーチンに関するフローチャートである。
10 エンジン
11 燃料噴射弁
13 吸気弁
14 排気弁
15 可変動弁装置
16 アクセルペダル
17 ECU
17a 運転状態判定部
17b 燃料噴射設定部
17c 燃料噴射弁駆動部
17f EGR率設定部
17g EGR制御弁駆動部
17l 故障判定部
18 アクセル開度センサー
30 EGR装置
32 EGR制御弁
33a〜33c 第1〜第3のロッカーアーム
34p,34s 切り替え手段
37b,37c ロストモーションばね
38p,38s 連結ピン
39h 保持ピン穴
39j 連結ピン穴
51 二次電池
52 オルタネーター
53 電流センサー
54 電圧センサー
θO アクセル開度
NE エンジン回転速度
NL 燃料噴射遮断判定用閾値
W 発電量
ΔW 発電量の変化量
t1〜t3 時刻
tC モードの切り替えに要する時間
tR 標準切り替え時間
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録