技術分野
シリンダブロック
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】製造歩留まりを改善することが可能なシリンダブロックを提供する。 【解決手段】シリンダ内面に溶射皮膜12が設けられた内燃機関用のシリンダブロック10において、溶射皮膜12の表面(ボア面11a)におけるピットの面積率Pa、ならびにボア面11aに形成されたクロスハッチの有効負荷粗さRkおよびクロスハッチの油溜まり深さRvkが、[LOCth≦A×Pa+B×(Rk+Rvk)+C]の関係式を満たす(ただし、LOCthは内燃機関運転時のオイル消費量の上限値、A、B、Cは定数)。 【選択図】図2
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで、シリンダボアのボア面(溶射皮膜の表面)に形成されるピットの面積率(ピット率)や、クロスハッチによるボア面の面粗さ(クロスハッチ粗さ)が大きくなると、機関運転時、シリンダボアのボア面のピットやクロスハッチに保持されるオイル量が増加するため、オイル消費量の増加することが懸念される。従来では、シリンダブロックの製品管理を行うにあたって、シリンダボアのボア面のピット率およびクロスハッチ粗さのそれぞれに良品条件(判定値)を設定し、いずれか一方の良品条件を満たしていない製品を不良品と判定していた。しかしながら、このような判定手法では、不良品と判定される製品の割合が高くなり、シリンダブロックの製造歩留まりが大きくなるという問題があった。
本発明は上述したような実情を考慮してなされたもので、製造歩留まりを改善することが可能なシリンダブロックを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、本発明は、シリンダ内面に溶射皮膜が設けられた内燃機関用のシリンダブロックであって、前記溶射皮膜の表面におけるピットの面積率Pa、ならびに前記溶射皮膜の表面に形成されたクロスハッチの有効負荷粗さRkおよび当該クロスハッチの油溜まり深さRvkが、[LOCth≦A×Pa+B×(Rk+Rvk)+C]の関係式を満たすことを特・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、内燃機関運転時のオイル消費量に基づく関係を、製造されるシリンダブロックの良品条件として用いることで、溶射皮膜の表面のピット率およびクロスハッチ粗さのそれぞれに良品条件を設定した場合に比べて、不良品と判定される製品の割合を低減することができ、シリンダブロックの製造歩留まりを改善することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 シリンダブロックの概略構成を示す図である。
【図2】 シリンダブロックの良品条件の一例を示す図である。
10 シリンダブロック
11 シリンダボア
11a ボア面
12 溶射皮膜
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