技術分野
駆動力伝達装置及び媒体処理装置に関し、例えば媒体としての紙幣を搬送して入金処理や出金処理する現金自動預払機(ATM:Automatic Teller Machine)に適用して好適なものである。
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】本発明は、駆動力伝達経路を容易に維持する。 【解決手段】本発明は、開閉可能な第1ユニット及び第2ユニットと、第1ユニットに回転可能に設けられた駆動ギアと、第2ユニットに個別に回転可能に設けられた駆動力伝達部品及びギア支持部と、ギア支持部に駆動力伝達部品と接続した状態で回転可能に設けられたリンクギアと、第1ユニットに設けられ、リンクギアを駆動ギアに接続するようにガイドするガイド部とを有し、第1ユニット及び第2ユニットを閉じた場合、駆動ギア及び駆動力伝達部品をリンクギアを介して連結して駆動力伝達経路を形成することにより、第1ユニット及び第2ユニットにロック機構を設けることなく、駆動ギアが一方及び他方の何れに回転した場合でも、駆動ギア及び駆動力伝達部品をリンクギアを介して連結し続けることができ、駆動力伝達経路を容易に維持することができる。 【選択図】図8
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで従来の媒体処理装置では、例えば下部ユニットにモータが設けられると共に、当該モータの出力軸に連結された駆動ギアが位置を固定して設けられている。また媒体処理装置は、例えば、下部ガイド板に、複数の搬送ローラのシャフトに連結された従動ギアが位置を固定して設けられている。そして媒体処理装置は、下部ユニットに対して上部ユニットと共に下部ガイド板が閉じられると、駆動ギアに従動ギアを互いの歯を噛み合わせて接続する。これにより媒体処理装置は、モータが発生させる駆動力を、駆動ギア及び従動ギアを順次介して下部ガイド板の複数の搬送ローラに伝達する駆動力伝達経路を形成し、モータの動作に応じて複数の搬送ローラを回転可能にしている。
ところが一般的に、駆動ギアに接続した従動ギアには、当該駆動ギアが回転した場合、その駆動ギアから圧力角の方向へ押して離隔させるような圧力が生じる。そして従来の媒体処理装置のように、開閉可能な下部ユニット及び下部ガイド板に設けた駆動ギア及び従動ギアを接続して駆動力伝達経路を形成すると、駆動ギアの回転に応じて従動ギアに生じた圧力が下部ユニットに対して下部ユニットを開くように作用して駆動ギアから従動ギアを離隔させ、駆動力伝達経路が意図せずに分断することになる。このため媒体処理装置では、上部ユニット及び下部ユニットにロックレバー及びロックポストを設け、これらロックレバー及びロックポストを介して下部ユニットに上部ユニットと共に下部ガイド板を閉じた状態にロックすることで、駆動ギアの回転に応じて従動ギアに離隔させるような圧力が生じても、当該駆動ギアに従動ギアを接続し続けるようにしており、駆動力伝達経路を容易には維持し難いという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、駆動力伝達経路を容易に維持し得る駆動力伝達装置及び媒体処理装置を提案しようとするものである。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
かかる課題を解決するため本発明においては、開閉可能な第1ユニット及び第2ユニットと、第1ユニットに第1軸を中心にして回転可能に設けられた駆動ギアと、第2ユニットに第2軸を中心にして回転可能に設けられた駆動力伝達部品と、第2ユニットに第2軸を中心にして、駆動力伝達部とは個別に回転可能に設けられたギア支持部と、ギア支持部に、駆動力伝達部品と接続した状態で第3軸を中心にして回転可能に設けられたリン・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、開閉可能な第1ユニット及び第2ユニットと、第1ユニットに第1軸を中心にして回転可能に設けられた駆動ギアと、第2ユニットに第2軸を中心にして回転可能に設けられた駆動力伝達部品と、第2ユニットに第2軸を中心にして、駆動力伝達部とは個別に回転可能に設けられたギア支持部と、ギア支持部に、駆動力伝達部品と接続した状態で第3軸を中心にして回転可能に設けられたリンクギアと、第1ユニットに設けられ、当該第1ユニット及び第2ユニットが閉じる際、第3軸を移動させるガイド溝によりリンクギアを駆動ギアに接続するようにガイドするガイド部とを設け、第1ユニット及び第2ユニットを閉じた場合、駆動ギア及び駆動力伝達部品を、リンクギアを介して連結して駆動力伝達経路を形成することにより、第1ユニット及び第2ユニットを閉じた状態にロックするためのロック機構を特に設けることなく、駆動ギアが一方及び他方の何れに回転した場合でも、駆動ギア及び駆動力伝達部品を、リンクギアを介して連結し続けて、駆動力伝達経路が意図せずに分断することを回避することができ、かくして駆動力伝達経路を容易に維持し得る駆動力伝達装置及び媒体処理装置を実現することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明による現金自動預払機の外観構成の一実施の形態を示す略線的斜視図である。
【図2】 現金自動預払機に設けられた紙幣入出金部の構成を示す略線的側面図である。
【図3】 搬送ユニット及び一時保留ユニットに設けられた駆動力伝達部の構成を示す略線的側面図である。
【図4】 ユニット間駆動力伝達部の構成(1)を示す略線的斜視図及び略線的側面図である。
【図5】 ユニット間駆動力伝達部の構成(2)を示す略線的斜視図及び略線的側面図である。
【図6】 ユニット間駆動力伝達部の第1伝達部及び第2伝達部の連結部分の構成を示す略線的斜視図及び略線的側面図である。
【図7】 ユニット間駆動力伝達部の構成(3)を示す略線的斜視図及び略線的側面図である。
【図8】 搬送ユニットに対して一時保留ユニットが閉じた場合のユニット間駆動力伝達部における第1伝達部及び第2伝達部の連結の説明に供する略線的側面図である。
【図9】 ユニット間駆動力伝達部の第2伝達部に設けられたガイド部の構成を示す略線的側面図である。
【図10】 第1ユニット間駆動力伝達部の構成を示す略線的側面図である。
【図11】 第1ユニット間駆動力伝達部において第1ジョイントギアが他回転方向へ回転した場合の駆動力の伝達の説明に供する略線的側面図である。
【図12】 第1ユニット間駆動力伝達部において第1ジョイントギアが一回転方向へ回転した場合の駆動力の伝達の説明に供する略線的側面図である。
【図13】 第2ユニット間駆動力伝達部の構成を示す略線的側面図である。
【図14】 他の実施の形態によるユニット間駆動力伝達部の構成を示す略線的側面図である。
1……現金自動預払機、18……一時保留ユニット、19……搬送ユニット、45、60……ユニット間駆動力伝達部、46……ユニット支持軸、47……第1ジョイントギア、48……第1ギア軸、49……第2ギア軸、50、64……ギア支持部、51……第2ジョイントギア、52、66……リンクギア、53……第3ギア軸、55、61……ガイド部、62……プーリ軸、63……プーリ、65……第4ギア軸、67……ベルト。
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