特開2016-223860IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

放射性物質除去システム

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】性能の低下を抑制できる放射性物質除去システムを提供する。
【解決手段】放射性物質除去システムは、内部空間を有するチャンバと、チャンバの外部空間の空気が流入可能な給気管と、内部空間に配置され、給気管から供給された空気に含まれる火山灰を除去可能な火山灰フィルタを有する火山灰フィルタユニットと、内部空間に配置され、外部空間の空気が給気管に流入するように火山灰フィルタユニットを介して空気を吸引する送風機と、チャンバの外側に配置され、送風機から供給された空気に含まれる放射性物質を除去可能なよう素フィルタを有する空気浄化フィルタユニットと、送風機から空気浄化フィルタユニットに供給される空気が流れる接続管と、送風機から内部空間に戻される空気が流れる分岐管と、分岐管に設けられ、外部空間の圧力よりも高くなるように内部空間の圧力を調整する圧力調整弁と、を備える。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

原子力発電所の近隣に火山が存在する場合、放射性物質のみならず、火山灰も放射性物質除去システムに取り込まれる可能性がある。火山灰が送風機に取り込まれると、損傷等により送風機の性能が低下する可能性がある。また、火山灰が空気浄化フィルタユニットに取り込まれると、目詰まり等により空気浄化フィルタユニットの性能が低下する可能性がある。そのため、原子力発電所における重大事故の対策においては、放射性物質のみならず、近隣の火山から発生する火山灰についても考慮する必要がある。火山灰フィルタは、火山灰の粒径分布は様々であることから、近隣の火山から発生する火山灰の粒径に応じて捕集可能とするべく、流入する火山灰の60〜80[%]程度を除去可能な中性能のフィルタを火山灰フィルタとして用いているため、火山灰の除去は完全ではない。 送風機に取り込まれる火山灰を抑制する方策として、火山灰を除去可能な火山灰フィルタを送風機の上流側に設置することが考えられる。送風機が作動すると送風機の上流側の流路は負圧となるため、上流側の流路を形成する配管又は継手に漏洩部が存在すると、その漏洩部を介して、火山灰フィルタを通過していない外気が、送風機及び空気浄化フィルタユニットに流入する可能性がある。火山灰フィルタでは火山灰に加えて放射性微粒子も除去可能であるが、の通り火山灰フィルタでの火山灰及びあるいは放射性微粒子の除去性能は60〜80[%]程度と高くないことに加えて、漏洩部を介しての流入によりさらに火山灰及びあるいは放射性微粒子の除去性能は低下する。 本発明は、従来の中性能の除去性能を有する火山灰フィルタに替えて高性能な微粒子フィルタ(以下、HEPAフィルタと称する、HEPA:High Efficiency Particulate Air Filter)を用いるとともに、火山灰フィルタを通過していない外気(外気は火山灰や微粒子状の放射性物質及びあるいはガス状の放射性ヨウ素及びあるいは放射性よう化メチル等)が送風機及び空気浄化フィルタユニットに流入することを防止するとともに、火山灰及びあるいは放射性微粒子の除去性能の大幅な増加を可能とする放射性物質除去システムを提供することを目的とする。 なお、HEPAフィルタは、微粒子の粒径のうち、最も捕捉しにくい0.15[μm]の微小粒子においても99.97[%]以上の高性能で除去が可能であり、1[μm]前後の粒子径を有する火山灰についても、当然のことながら99.97[%]以上の高性能な除去性能を有するものである(詳細はJIS Z4812参照)。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、内部空間を有するチャンバと、前記チャンバの外部空間の空気が流入可能な給気管と、前記内部空間に配置され、前記給気管から供給された前記空気に含まれる火山灰及びあるいは放射性微粒子を除去可能な高性能なHEPAフィルタを火山灰フィルタとして用いる火山灰フィルタユニットと、前記内部空間に配置され、前記外部空間の空気が前記給気管に流入するように前記火山灰フィルタユニットを介して前記空気を吸引す・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、火山灰フィルタを通過していない外気が送風機及び空気浄化フィルタユニットに流入することを抑制して、性能の低下を抑制できる放射性物質除去システムが提供される。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、第1放射性物質除去システムの一例を示す図である。

【図2】図2は、第1放射性物質除去システムの一部を示す模式図である。

【図3】図3は、第2放射性物質除去システムの一例を示す図である。

【図4】図4は、圧力調整弁の変形例を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 チャンバ   2 給気管   3 粗塵除去フィルタ   4 火山灰フィルタ   5 ケース(放射線遮蔽ケース)   6 火山灰フィルタユニット   6A 流入口   6B 流出口   7 加熱機   7A 流入口   7B 流出口   8 送風機   8A 流入口   8B 流出口   9 微粒子フィルタ   9A 第1微粒子フィルタ   9B 第2微粒子フィルタ   10 よう素フィルタ   11 ケース   12 空気浄化フィルタユニット   12A 流入口   12B 流出口   13 接続管   14 分岐管   15 圧力調整弁   16 圧力調整弁   17 管   18 管   19 接続部   20 構造物   20A 流入口   20B 流出口   21 管   22 排気管   23 圧力センサ   24 制御装置   100 放射性物質除去システム   100A 放射性物質除去システム   156 三方自動弁   E 漏洩部   Fa 上流側の流路   Fb 下流側の流路   Sa 内部空間   Sb 外部空間   Sc 居室

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