特開2016-225337IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

真空チャック部材および真空チャック部材の製造方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】 載置部の載置面の変形を抑制し、載置部に吸着した半導体ウエハの表面の位置精度を比較的高精度に制御する。
【解決手段】 平面状の載置面を有する多孔質セラミック体からなる載置部と、前記載置部の外周面を囲んだ、前記外周面と対向する内周面を備える外壁部、および前記載置部の前記載置面と反対側の面と当接するベース面を有する緻密質セラミック体からなる支持部とを備え、前記載置面に載置した対象体を前記載置部を介して真空吸着するための真空チャック部材であって、前記内周面は、前記内周面の周方向に沿って連続して前記外周面と直接当接する第1領域と、前記第1領域よりも前記ベース面に近い側に、前記内周面の周方向に沿って連続して配置された、前記外周面から離れている第2領域とを備えてなることを特徴とする真空チャック部材を提供する。
【選択図】 図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

このような従来の真空チャック部材では、ガラスペーストを一旦溶融させるので、溶融したガラスペーストの厚さ分布等を高精度に制御することが難しい。例えば半導体製造装置では、半導体ウエハの位置をナノメートル(nm)レベルの精度で制御することが求められており、半導体ウエハを載置する載置部の形状精度も高い精度が求められている。固化したガラスペーストからなる接合層に厚さ分布が存在したり、局所的な凹凸が存在する場合は、この接合層を介して載置部にかかる圧力に大きさの分布が生じたり、局所的に強い力がかかる場合がある。この場合、載置部にかかる力の分布が大きくなったり、局所的に大きな力がかかり、載置部の変形の大きさの分布が大きくなったり、局所的に大きく変形し、載置部の形状精度の制御が難しくなる場合がある。このような変形の大きさの分布に起因して載置部の形状が制御し難い場合、載置部に吸着した半導体ウエハの表面の位置精度を例えばナノメートルレベルの高精度に制御することが難しいといった課題があった。 また、例えば半導体製造装置では、載置部ひいては載置部に載置した半導体ウエハの温度や温度分布を高精度に制御する必要があるが、厚さ分布等を正確に把握することができない接合層が支持部と載置部との間に介在することで、載置部ひいては載置部に載置した半導体ウエハの温度や温度分布を高精度に制御することが難しいといった課題もあった。 また、真空チャック部材は、繰り返し使用することで、多孔質体からなる載置部の孔が目詰りする場合も多い。しかし従来の真空チャック部材は、ガラスペースト等からなる接合層によって支持部に載置部が強固に接合されており、多孔質体からなる載置部を取り外して充分に洗浄することが難しかった。結果、真空チャック部材を継続的に使用した場合、載置部の孔の目詰りによって真空チャック部材の吸着力(ウエハの保持力)が徐々に低下していっても、吸着力が低下していく真空チャック部材を使い続ける必要があるといった問題があった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するために、本発明は、平面状の載置面を有する多孔質セラミック体からなる載置部と、前記載置部の外周面を囲んだ、前記外周面と対向する内周面を備える外壁部、および前記載置部の前記載置面と反対側の面と当接するベース面を有する緻密質セラミック体からなる支持部とを備え、前記載置面に載置した対象体を前記載置部を介して真空吸着するための真空チャック部材であって、前記内周面は、前記内周面の周方向・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の真空チャック部材によれば、載置部の載置面の変形を抑制し、載置部に吸着した半導体ウエハの表面の位置精度を比較的高精度に制御することができる。また、本発明の真空チャック部材の製造方法によれば、真空チャック部材から載置部を比較的容易に取り外して洗浄することができ、載置部の孔の目詰りによる吸着力の低下を抑制することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の第1の真空チャック部材を示す斜視図である。

【図2】(a)は、図1の真空チャック部材を示す上面図、(b)は、(a)のA−A線における断面図である。

【図3】図2(b)のB部の拡大図である。

【図4】図1の真空チャック部材に対象体を吸着させた状態を示す断面図である。

【図5】(a)および(b)は、本発明の真空チャック部材の他の実施形態について説明する概略断面図である。

【図6】(a)〜(d)は、図1の真空チャック用部材の製造方法を模式的に示した図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 真空チャック部材   2 多孔質セラミック体(載置部)   2α 載置面   2β 反対側の面(下面)   2a 外周面   4 緻密質セラミック体(支持部)   4a 内周面   4α ベース面   41 外壁部   22 傾斜面部   41a 第1領域   42a 第2領域   42b 曲面部

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