技術分野
表皮材被覆発泡粒子成形体
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】発泡粒子成形体が中空ブロー成形体からなる軟質で薄肉の表皮材で被覆されてなる表皮材被覆発泡粒子成形体を提供すること。 【解決手段】オレフィン系熱可塑性エラストマーを含むポリオレフィン系重合体組成物からなる中空ブロー成形体の中空部にポリプロピレン系樹脂発泡粒子を充填し、該発泡粒子を加熱融着させて発泡粒子成形体を形成すると共に該発泡粒子成形体と該中空ブロー成形体の内面とを加熱融着させて得られる、発泡粒子成形体が中空ブロー成形体からなる表皮材で被覆された表皮材被覆発泡粒子成形体であって、該表皮材のタイプAデュロメータ硬さが95以下であり、該 表皮材の平均厚みが0.5mm以上2.0mm未満であり、該表皮材と発泡粒子成形体との接着強度が4N/cm以上である、表皮材被覆発泡粒子成形体である。 【選択図】なし
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
従来においても、中空状の表皮材の内部に発泡粒子を充填し、融着させた表皮材被覆発泡粒子成形体が知られており、このような成形体は表皮材による優れた外観意匠性を有し、さらに表皮材と発泡粒子成形体とが十分に融着している成形体は特に曲げ剛性に優れていることから、各種構造部材に使用されている。一方、ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体は、圧縮変形によるエネルギー吸収特性に優れ、その優れた緩衝特性から、精密機器などの包装材や、自動車のバンパ芯材や側突パッドなどのエネルギー吸収部材として使用されている。しかしながら、従来の表皮材被覆発泡粒子成形体では、表皮材の厚みが厚いと、衝突初期の成形体の変形が阻害され、さらに衝突により圧縮された成形体の容積の回復が阻害されてしまうため、発泡粒子成形体の基材樹脂がポリプロピレン系樹脂であっても、表皮材の影響によりエネルギー吸収特性を再現性良く発揮できないという問題に遭遇していた。
そこで、特許文献2に開示された方法により、表皮材の薄肉化が可能となったが、表皮材の影響により、ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体が本来有するエネルギー吸収特性を十分に再現性良く発揮できないことがあった。また、構造部材などに用いられる場合、衝突時に、圧縮変形だけではなく曲げ変形が生じるため、少ない変形量の中で十分な量のエネルギーを吸収するためには成形体に十分な曲げ剛性が要求される。しかし、ポリプロピレン系樹脂からなる薄肉表皮を有する表皮材被覆発泡粒子成形体では、変形時に表皮材への応力の集中が起こりやすく、局所的に表皮材の剥離が生じて、大きく変形してしまうことがあった。
本発明は、軽量でありながらも、曲げ剛性、エネルギー吸収特性にも優れる表皮材被覆発泡粒子成形体を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、の課題を解決すべく、種々の観点から多角的に検討を重ねた結果、オレフィン系熱可塑性エラストマーを含む軟質なポリオレフィン系重合体組成物を使用して薄肉の表皮材を形成し、かつ発泡粒子成形体と表皮材とを十分に接着させることにより、課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下に記載の〔1〕〜〔5〕を提供する。
〔1〕オレフィン系熱可塑性エ・・・ 続きを
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【発明の効果】
発明の表皮材被覆発泡粒子成形体は、軽量性、外観意匠性に優れている。
また、曲げ剛性にも優れると共に、従来のものやポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体単体と比較してエネルギー吸収性能に優れ、さらに衝撃を受けた際の回復性に優れるため、十分なエネルギー吸収特性を再現性良く発現できることから、自動車用、産業用、農業用、医療用、介護用等の各種部材として好適に使用できる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の表皮材被覆発泡粒子成形体の一例を示す一部切開斜視図である。
【図2】 本発明の表皮材被覆発泡粒子成形体の実施例1及び比較例1における衝撃試験時の加速度チャートである。
1. 表皮材被覆発泡粒子成形体(表皮材被覆発泡粒子成形体)
2. 表皮材(中空ブロー成形体)
3. 発泡粒子成形体
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