技術分野
熱可塑性樹脂押出発泡断熱板に関し、詳しくは、建築物の壁、床、屋根等の断熱材として好適に使用可能な熱可塑性樹脂押出発泡断熱板に関するものである。
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】発泡断熱板よりも熱伝導率が小さく、より長期断熱性に優れる熱可塑性樹脂押出発泡断熱板を開発する。 【解決手段】熱可塑性樹脂押出発泡断熱板は、厚さ10〜150mm、見かけ密度20〜50kg/m3 の熱可塑性樹脂押出発泡断熱板であり、該押出発泡断熱板を構成する熱可塑性樹脂がポリスチレン系樹脂と、融解熱量が5J/g未満であるポリエチレンテレフタレート系共重合体(I)との混合物であり、該ポリスチレン系樹脂と該共重合体(I)の重量比率が85:15〜50:50であり、該押出発泡断熱板の気泡膜断面の透過型電子顕微鏡写真において、該気泡膜に沿う方向の長さが5μm以上の筋状の共重合体(I)相が存在し、該気泡膜に沿う方向の長さが5μm以上の筋状の共重合体(I)相の面積の合計が気泡膜断面の全面積の15%以上である。 【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかし、近年では、さらなる長期断熱性の向上が求められるようになってきており、それにより長期断熱性がさらに改良された発泡断熱板が求められている。
本発明は、従来の発泡断熱板よりも熱伝導率が小さく、より長期断熱性に優れる熱可塑性樹脂押出発泡断熱板を開発することを課題とするものである。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明によれば、以下に示す熱可塑性樹脂押出発泡断熱板が提供される。
[1]厚さ10〜150mm、見かけ密度20〜50kg/m3の熱可塑性樹脂押出発泡断熱板において、
該押出発泡断熱板を構成する熱可塑性樹脂がポリスチレン系樹脂と、JIS K7122(1987)に基づく融解熱量が5J/g未満であるポリエチレンテレフタレート系共重合体(I)との混合物であり、
該ポリスチレン系樹脂と該共重合体・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明の熱可塑性樹脂押出発泡断熱板においては、ポリスチレン系樹脂と特定のポリエチレンテレフタレート系共重合体(I)(以下、単に共重合体(I)ともいう。)を特定量含有する混合物が基材樹脂として用いられ、該押出発泡断熱板の気泡膜断面の透過型電子顕微鏡写真において、該押出発泡断熱板の気泡膜を構成する樹脂中に、気泡膜に沿う方向の長さが5μm以上の筋状の該共重合体(I)相が特定の面積割合で存在することが確認されるモルフォロジーであることにより、気泡中の発泡剤の逸散が抑えられると共に、空気の気泡中への浸入が抑えられる。その結果、本発明の押出発泡断熱板においては、従来の発泡断熱板よりも熱伝導率が低い状態が長期にわたって維持され、長期断熱性が達成される。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 図1は、実施例1で得られた発泡断熱板の気泡膜断面写真である。
【図2】 図2は、実施例2で得られた発泡断熱板の気泡膜断面写真(幅方向(TD方向)断面)である。
【図3】 図3は、実施例2で得られた発泡断熱板の気泡膜断面写真(押出方向(MD方向)断面)である。
【図4】 図4は、実施例3で得られた発泡断熱板の気泡膜断面写真である。
【図5】 図5は、実施例4で得られた発泡断熱板の気泡膜断面写真である。
【図6】 図6は、実施例5で得られた発泡断熱板の気泡膜断面写真である。
【図7】 図7は、比較例1で得られた発泡断熱板の気泡膜断面写真である。
【図8】 図8は、比較例2で得られた発泡断熱板の気泡膜断面写真である。
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