技術分野
コンクリート等すなわちコンクリート、モルタル、グラウト等(以下「コンクリート等」ともいう)打設用繊維基材を用いたコンクリート等打設用繊維基材である。さらに詳しくは、コンクリート等を打設するための壁面に配置する、コンクリート等打設用繊維基材
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】コンクリート打設時には閉鎖空間の空気溜りを効率よく減少ないしは消滅させ、コンクリート等硬化後はコンクリート等に一体化されるコンクリート等打設用繊維基材を提供する。
【解決手段】本発明のコンクリート等打設用繊維基材2は、コンクリート等打設時の閉鎖空間の空気溜り5を減少ないしは消滅させるために使用される。繊維基材2の表面の少なくともコンクリート等接触面には水に溶解又は分散が可能な親水性物質7が存在している。閉鎖空間5に存在する空気は未固結コンクリート、未固結モルタル又はグラウトの打設圧力により繊維基材2内を通じて抜かれ、その後は繊維基材2内に未固結コンクリート、未固結モルタル又はグラウトの成分が浸み込んでコンクリート等に一体化される。
【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかし、前記特許文献1〜4で提案されている従来品は、いずれも型枠を外した時のコンクリート表面の美装仕上げに関する提案であり、型枠以外の部分の充填性を改良するものではない。また、コンクリート等打設時の閉鎖空間を減少ないし消滅させるには問題があった。また従来品は、不織布内へのコンクリート等の浸入を防止することを目的とした発明であり、コンクリート等と一体化させるには問題があった。
本発明は、前記従来の問題を解決するため、本発明者らが提案した特許文献5(特許第5513670号公報)のコンクリート等打設用繊維基材を、さらに改良させたものであり、コンクリート等打設時には閉鎖空間の空気溜まりを効率よく減少ないしは消滅させ、コンクリート等硬化後はコンクリート等に一体化されるコンクリート等打設用繊維基材を提供する。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明のコンクリート等打設用繊維基材は、繊維基材の表面の少なくともコンクリート等接触面には水に溶解又は分散が可能な親水性物質層が存在していることを特徴とする。
【発明の効果】
本発明のコンクリート等打設用繊維基材は、少なくともコンクリート打設面には水に溶解又は分散が可能な親水性物質層が存在していることにより、生コンクリート等の打設には閉鎖空間の空気溜りを効率よく減少ないしは消滅させ、その後前記繊維基材中をブリーディング水が通り排水され、その後繊維基材内には生コンクリート成分等が含浸され、コンクリート等硬化後はそのまま残ってコンクリート等に一体化される効果を奏する。すなわち、コンクリート等打設空間に閉鎖空間が存在しても、生コンクリート等の打設圧力により閉鎖空間の空気は繊維基材を通じて外部に排出され、空気溜まりは効率よく減少ないしは消滅される。閉鎖空間の空気を排出した後は、繊維基材中をブリーディング水が通り排水され、その後繊維基材内には生コンクリート等の成分が含浸され、コンクリート等硬化後はそのまま残ってコンクリート等に一体化される。このためコンクリート等打設部には欠陥は生じない。さらに、ブリーディング水が排水されることでコンクリート等の圧縮強度が高くなる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】図1Aは本発明の一実施例のトンネル頂部のコンクリート等打設工事を示す模式的説明図、図1B−Dは同測定試験の工程を示す模式的断面図である。
【図2】図2Aは本発明の一実施例の繊維基材の斜視図、図2B−Eは同断面図である。
【図3】図3A−Cは本発明の一実施例の繊維基材の断面図である。
【図4】図4Aは本発明の一実施例の繊維基材の通気度測定装置を示す模式的斜視図、図4Bは同通気度測定装置の排気空気計測方法を示す模式的断面図である。
【図5】図5A−Dは本発明の一実施例の未固結コンクリートの空気抜き試験をするための説明図である。
【図6】図6は凸凹のトンネル頂部のコンクリート等打設覆工背面形状を再現した模型の平面図である。
【図7】図7は同、長さ方向の断面図である。
【図8】図8Aは同、テープ状繊維基材の貼り付け位置を示す平面図、図8Bは同長さ方向の断面図、図8Cは同幅方向の断面図である。
【図9】図9Aは同、繊維基材を貼り付けてブリーディング水の排水量を計測した平面図であり、図9Bは同側面図である。
【図10】図10Aは繊維基材無し(比較例)の平面図であり、図10Bは同側面図である。
1 トンネル掘削面
2 繊維基材
3 生コンクリート等
4 型枠
5 空気溜まり
6 脱気方向
7 親水性物質層
8 補強層(基布)
9 粘着剤層
10 剥離紙
11 帯状テープ
12 小容器
13 空気
14,18,21,22 水面
15 荷重
16 大容器
17 水
19,20 センサー
23 センサー検知位置
24 通気度測定装置
30 大容器
31 未固結コンクリート
32 小容器
33 塩ビパイプ
34 帯状テープ
35 粘着テープ(保護部)
36a,36b 棒状バイブレータ
40 模型装置
41 打ち込み口
42 打ち込み部
43 木枠
44 透明アクリル樹脂板
45,45a〜45c,46a〜46c PVAコーティング不織布テープ
47 滞水層
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