特開2017-182058IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

成形性が高く、位相差が負の波長分散性を有する位相差フィルム及びその製造方法、この位相差フィルムを偏光板に積層した円偏光板、並びに前記円偏光板を備えた画像表示装置

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】成形性が高く、負の波長分散特性を有する位相差フィルム及びその製造方法を提供する。
【解決手段】下記式(1a)、(1b)及び(2)で表される構成単位を含むポリエステル樹脂で形成され、式(1a)で表される構成単位と、式(1b)で表される構成単位との割合が、前者/後者(モル比)=5/95〜39/61である位相差フィルム。

(式中、Zは芳香族炭化水素環、R1、R2及びR5はそれぞれ置換基、kは0〜4の整数、m、n及びqはそれぞれ0又は1以上の整数、pは1以上の整数、R3及びR4はそれぞれアルキレン基、Aは脂環族炭化水素環を示す。)
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

従って、本発明の目的は、成形性が高く、負の波長分散特性を有する位相差フィルム及びその製造方法を提供することにある。 本発明の他の目的は、負の波長分散特性[例えば、0.66≦Re(450)/Re(550)<1、特に0.74≦Re(450)/Re(550)≦0.9(式中、Re(450)及びRe(550)は温度20℃、波長450及び550nmにおける各正面位相差を示す。)]とフィルムの薄膜化とを両立できる位相差フィルム及びその製造方法を提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、9,9−ビスアリールフルオレン骨格を有していても、優れた成形性を有するとともに、均一に延伸された位相差フィルム及びその製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、9,9−ビスアリールフルオレン骨格を有するジオール及び(ポリ)アルキレングリコールを含むジオール成分と、脂環族ジカルボン酸を含むジカルボン酸成分とから形成されるポリエステル樹脂において、9,9−ビスアリールフルオレン骨格を有するジオール成分由来の構成単位の割合を特定の範囲に調整して位相差フィルムを成形すると、位相差が負の波長分散特性を有す・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の位相差フィルムは、前記ポリエステル樹脂において、ジオール成分の構成単位比を特定の範囲に調整するため、位相差フィルムが負の波長分散特性を有するだけでなく、樹脂のTgが低いため、容易に成形可能である。また、前記ポリエステル樹脂が、剛直で靱性が低い9,9−ビスアリールフルオレン骨格を含むジオール成分由来の構成単位を有するにもかかわらず、高倍率で延伸してもフィルムが破断し難く、意外にも薄膜化できる。特に、樹脂のTgが低く、湿式延伸が可能であり、フィルムに対して均一に熱が伝わるためか、位相差フィルムの延伸むらを低減することもできる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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