技術分野
フルオレン環を含むポリエステルと、芳香族熱可塑性樹脂(例えば、芳香族ポリカーボネートなど)とのポリマーアロイで形成された位相差フィルム及びその製造方法、前記位相差フィルムを備えた円偏光板、並びに前記円偏光板を備えた画像表示装置
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】異種の高分子のポリマーアロイで形成され、成形性が高く、溶融製膜が可能な位相差フィルム及びその製造方法、円偏光板、並びに画像表示装置を提供する。
【解決手段】フルオレン環含有ポリエステルと、芳香族熱可塑性樹脂とを含むポリマーアロイで形成する。フルオレン環含有ポリエステルは、負の屈折率異方性を示し、かつ芳香族熱可塑性樹脂は、正の屈折率異方性を示してもよい。フルオレン環含有ポリエステルのジカルボン酸成分(A)は、下記式(1a)及び(1b)で表されるジカルボン酸からなる群より選択される少なくとも1種のフルオレンジカルボン酸成分(A1)であってもよい。
【選択図】なし
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
従って、本発明の目的は、異種の高分子のポリマーアロイで形成され、かつ成形性が高く、溶融製膜が可能な位相差フィルム及びその製造方法、前記位相差フィルムを備えた円偏光板、並びに前記円偏光板を備えた画像表示装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、剛直なフルオレン環を含んでいても、薄膜化可能なポリマーアロイで形成された位相差フィルム及びその製造方法、前記位相差フィルムを備えた円偏光板、並びに前記円偏光板を備えた画像表示装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、薄膜に成形しても、高い位相差を有し、かつ広い可視光域で負の波長分散特性を有する位相差フィルム及びその製造方法、前記位相差フィルムを備えた円偏光板、並びに前記円偏光板を備えた画像表示装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、成形性が低い芳香族熱可塑性樹脂(芳香族ポリカーボネートなど)を含んでいても、高い成形性で溶融製膜できるポリマーアロイで形成された位相差フィルム及びその製造方法、前記位相差フィルムを備えた円偏光板、並びに前記円偏光板を備えた画像表示装置を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、フルオレン環含有ポリエステルと、芳香族熱可塑性樹脂(芳香族ポリカーボネートなど)とが均質なポリマーアロイを形成し、このポリマーアロイが、成形性が高く、溶融製膜により位相差フィルムを成形できることを見いだし、本発明を完成した。
【発明の効果】
本発明では、フルオレン環含有ポリエステルと、芳香族熱可塑性樹脂(芳香族ポリカーボネートなど)とが、異種の高分子であるにも拘らず容易にポリマーアロイを形成し、かつこのポリマーアロイの成形性が高いため、溶融製膜により、位相差フィルムを容易に成形できる。また、前記ポリマーアロイでフィルムを形成するためか、剛直なフルオレン環を含んでいても、又は成形性が低い芳香族熱可塑性樹脂(芳香族ポリカーボネートなど)を含んでいても、位相差フィルムは容易に成形でき、かつ薄膜化可能である。さらに、前記位相差フィルムは、ポリマーアロイの混合割合を変えるだけで、光学的特性(例えば、位相差やその波長分散特性など)を容易に制御できる。そのため、薄膜に成形しても、高い位相差を有し、かつ広い可視光域で負の波長分散特性を有する位相差フィルムを容易に調製できる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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