技術分野
耐泥水性能を向上した車輪用軸受装置
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】スリンガと内輪との篏合面からの水の浸入を防止して、耐久性に優れた車輪用軸受装置を提供する。 【解決手段】外輪81と内輪96との間に存在する環状空間88のインナ側開口端部を塞ぐ密封装置12を備えた車輪用軸受装置において、密封装置12はエンコーダ20を有する。エンコーダ20は、ゴム磁石製で、スリンガ14のフランジ部25に固定されるとともに周方向にS極とN極が交互に形成されるパルサ部21と、パルサ部21の内周につながってスリンガ14が嵌め合わされる内輪96の外周面より径方向内方に延在するカバー部26とを備えている。カバー部26の、内輪96と対向する面には、それぞれ環状に突出して内輪96と接触する第1突起29と第2突起31とが同軸に形成されている。第1突起29は第2突起31より小径で、第1突起29と第2突起31との間に環状の空間35が形成されている。 【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、エンコーダ97を形成するゴム磁石は、80〜90wt%のフェライトなどの磁性材粉末をニトリルゴムなどのゴム材料に混合したものである。ゴム材料の構成比率が小さいために、ゴム磁石は一般のゴムに比べて伸びや弾性に劣る。そのため、長期にわたって使用するとゴム磁石が硬化して、内輪96と接触する唇状片99の弾性がなくなってしまう。このため、唇状片99の内側を通過して異物が浸入し、依然としてスリンガ91と内輪96との篏合面からの水浸入を防ぐことができなかった。
本発明は、長期にわたって使用した場合であっても、スリンガと内輪との篏合面からの水の浸入を防止して、耐久性に優れた車輪用軸受装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明の一形態は、内周に外側軌道面を備えた外輪と、外周に内側軌道面を備えた内輪と、前記外側軌道面と前記内側軌道面との間に転動自在に配置された複数個の転動体と、前記外輪と前記内輪との間に存在する環状空間のインナ側開口端部を塞ぐ密封装置と、を備えた車輪用軸受装置であって、前記密封装置は、前記外輪に固定されるシールリングと、前記内輪に固定されるスリンガと、このスリンガに固定されるエンコーダとを備え・・・ 続きを
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【発明の効果】
長期にわたってスリンガと内輪との篏合面からの水の浸入を防止して、耐久性に優れた車輪用軸受装置を提供することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 第1実施形態の軸方向断面における密封装置組込み部の要部拡大図である。
【図2】 第2実施形態の密封装置組込み部の要部拡大図である。
【図3】 第3実施形態の密封装置組込み部の要部拡大図である。
【図4】 第4実施形態の密封装置組込み部の要部拡大図である。
【図5】 従来の車輪用軸受装置の軸方向断面図である。
【図6】 従来の密封装置組込み部の要部拡大図である。
(第1実施形態)
10:車輪用軸受装置、12:密封装置、13:シールリング、14:スリンガ、15:芯金、16:グリースリップ、17:ラジアルリップ、18:アキシャルリップ、20:エンコーダ、21:パルサ部、22:筒状部、23:リップ支持部、25:フランジ部、26:カバー部、27:固定部、29:第1突起、31:第2突起、33:内輪端面、35:環状の空間、
(第2実施形態)
40:車輪用軸受装置、41:密封装置、44:第1突起、46:エンコーダ、47:パルサ部、48:カバー部、49:円筒カバー部、50:凹部、51:第2突起、53:環状の空間、55:内周面、
(第3実施形態)
60:車輪用軸受装置、61:密封装置、62:エンコーダ、63:カバー部、64:円筒カバー部、66:第1突起、68:第2芯金、69:円筒部、
(第4実施形態)
70:車輪用軸受装置、72:環状の空間、74:溝部、77,78:エッジ部、
(従来技術)
80:車輪用軸受装置、81:外輪、82:内軸、83:玉、84:フランジ、85:ドライブシャフト、88:環状空間、89,90:密封装置、91:スリンガ、92:シールリング、93:シールリップ、94:懸架装置、95:ハブシャフト、96:内輪、97:エンコーダ、98:センサ、99:唇状片
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